JP2004099126A - 定量キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋部が一体に設けられ、簡単に計量操作できる定量キャップを得る。
【解決手段】蓋部14に、外周面から張り出し弾性変形可能な係止片36を設けると共に、キャップ本体12には略コ字状に張り出す被係合部28を設けている。この被係合部28によって形成された貫通孔42に係止片36を挿通させ、被係合部28の先端下縁部に係止片36を係止させて、蓋部14とキャップ本体12とを一体にすることで、蓋部14を開放させても、蓋部14がキャップ本体12から離れることはないため、蓋部14が紛失する恐れはない。また、吐出口48の中心線P2を、ノズル部20の軸芯線P1に対してズレた状態で配置し、吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置されるようにすることで、内容物を蓋部14に移すとき確実に収容させることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】蓋部14に、外周面から張り出し弾性変形可能な係止片36を設けると共に、キャップ本体12には略コ字状に張り出す被係合部28を設けている。この被係合部28によって形成された貫通孔42に係止片36を挿通させ、被係合部28の先端下縁部に係止片36を係止させて、蓋部14とキャップ本体12とを一体にすることで、蓋部14を開放させても、蓋部14がキャップ本体12から離れることはないため、蓋部14が紛失する恐れはない。また、吐出口48の中心線P2を、ノズル部20の軸芯線P1に対してズレた状態で配置し、吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置されるようにすることで、内容物を蓋部14に移すとき確実に収容させることができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に収容された液体又は固体などの内容物を計量する定量キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、図5に示すように、液体等を収容する容器100の開口に設けられた口部(図示省略)には、ネジ部102Aの螺合によりキャップ102が着脱可能に設けられている。このキャップ102には目盛り104が設けられており、キャップ102を口部から取り外した後、容器100内の内容物を目盛り104に合わせて計量しながらキャップ102に移し,計量された内容物を使用する(特許文献1)。
【0003】
ここでは、容器100の開口を閉塞させるキャップ102が、計量機能を兼ねているため、大変便利であるが、キャップ102は容器100と別体であり、キャップ102を口部から取り外した後、キャップ102を紛失する恐れもある。
【0004】
一方、図6では、キャップ本体106と蓋部108とをヒンジ部110で連結し、キャップ本体106と蓋部108を一体に設けている。ここで、キャップ本体106には、容器112の開口112Aと連通するノズル116と、容器112を倒立させた状態でノズル116から流出した内容物114を容器112の起立時に貯留する内容物貯留部118と、内容物貯留部118に設けられ内容物流通管120を介して内容物貯留部118と連通する計量部122と、が備えられており、キャップ本体106は容器112に設けられた口部112Bに装着される(特許文献2)。
【0005】
ここでは、蓋部108を開放させた状態で容器112を倒立させると、内容物114は、容器112の口部112Bからノズル116を通過して内容物貯留部118に貯留される。このように内容物貯留部118に貯留された内容物114によって、ノズル116の先端部が塞がれると、内容物貯留部118の内圧と容器112の内圧とがバランスした時点で内容物114の流動は止まるため、内容物114が内容物流通管120を通過することはなく、蓋部108が開放された状態でも、内容物114が外へ飛び出すことはない。
【0006】
この状態で容器112を起立させると、内容物貯留部118には内容物114が貯留されたままの状態となる。そして、この状態で、容器112の胴部を押圧すると、内容物114は、内容物貯留部118から内容物流通管120を通過して計量部122へ貯留される。このように計量部122によって計量された内容物114を使用する。
【0007】
ここで、蓋部108はキャップ本体106と一体となっているため、蓋部108が紛失するという問題は生じないが、内容物114を計量する際に、容器112を倒立させたり、起立させたりする必要があり、面倒である。
【0008】
また、キャップ本体106内に計量部122とは別に内容物貯留部118を設けると共に、ノズル116とは別に内容物貯留部118と計量部122とを連通させる内容物流通管120を設けなければならないため、金型構造が複雑となり、コストアップとなってしまう。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−267857号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開平9−2509号公報(第3頁、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、蓋部が一体に設けられ、簡単に計量操作できる定量キャップを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、内容物が収容された容器に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体に設けられ、前記容器に形成された口部と連通するノズル部と、前記キャップ本体に回動可能に軸支され、前記ノズル部を覆うと共に、開放状態で計量部となる蓋部と、を有することを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明では、蓋部がキャップ本体に回動可能に軸支されているため、蓋部を開放させても、蓋部がキャップ本体から離れることはないので、蓋部が紛失する恐れはない。
【0013】
請求項2に記載の発明では、蓋部が閉止されたときノズル部の吐出口を閉塞する閉塞部を蓋部の底面から突設させている。このように、蓋部の底面に吐出口を閉塞する閉塞部を設けることで、蓋部を閉止させた状態で、容器内への空気の進入を防ぎ、内容物の酸化を防止すると共に、外気による汚染、又は、品質劣化などを防止することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明では、ノズル部が略円筒状に形成され、ノズル部の軸芯と吐出口の中心をズラし、吐出口の中心線上に、開放された蓋部の底面が配置されるようにしている。
【0015】
例えば、ノズル部の軸芯と吐出口の中心とが一致するようにした場合、内容物を蓋部に移すときに、蓋部の開放角度によっては吐出口の中心線上に蓋部の底面が配置されない場合があり、容器内の内容物が勢い良く吐出した場合に内容物が蓋部に収容されず外へ飛び出してしまう場合もある。
【0016】
しかし、ノズル部の軸芯と吐出口の中心をズラすと共に、吐出口の中心線上に、開放された蓋部の底面が配置されるようにすることで、内容物を蓋部に移すとき、蓋部内に確実に収容させることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明では、キャップ本体には、蓋部の回動中心側に被係合片を設けている。一方、蓋部には、蓋部の回動に伴って被係合片と係合する係合片を設けており、この係合片は所定角度においてロックされる。
【0018】
このように、所定角度においてロックされる係合片を設けることで、内容物を蓋部に移すときに、蓋部が回動しないようにすることができ、片手での計量操作が可能である。
【0019】
請求項5に記載の発明では、所定角度を、蓋部の開放角度45度から80度の範囲としている。
【0020】
請求項6に記載の発明では、蓋部を透明又は半透明としている。これにより、蓋部内に移された内容物の量が見やすくなり、内容物の計量を確実に行うことができる。
【0021】
請求項7に記載の発明では、蓋部が円筒形を成しており、蓋部の底面から縁部に渡って蓋部の周壁を外側へ傾斜させ、蓋部の回動中心の反対側の周壁の傾斜角度を他の部分より大きくしている。これにより、蓋部内の内容物を他の容器等へ移すときに、注ぎ易くしている。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る定量キャップについて説明する。
【0023】
図1〜図3に示すように、キャップ10は略円筒状のキャップ本体12と、キャップ本体12の上面部12Aを覆う蓋部14と、に大別されている。キャップ本体12の内周面側には雌ネジ部12Bが形成されており、容器16の口部18に形成された雄ねじ部18Aと螺合可能となっている。また、キャップ本体12の上面部12Aには略円筒状のノズル部20が立設し、容器16の開口16Aと連通している。
【0024】
また、キャップ本体12の上面部12Aの周縁部には、キャップ本体12の外周壁から延出して環状リブ22が形成されており、この環状リブ22の内周上縁部には、環状リブ22の周方向に沿って複数の突起部24が環状リブ22の軸芯側に向かって突設されている。また、環状リブ22の内周面には、キャップ本体12の上面部12Aの外縁側と環状リブ22の基部側とを架け渡す環状の小径段部26が設けられている。
【0025】
さらに、環状リブ22の外周面からは、略コ字状に張り出した被係合部28が設けられている。この被係合部28の、環状リブ22の外周面と対面する先端壁中央部からは、被係合片30が上方に向かって延出しており、被係合片30の先端部には、爪部32が形成されている。
【0026】
一方、蓋部14は透明色で成形されており、略円筒状を成し、周壁の一部には、フラット面部34が形成されている。このフラット面部34の外周縁部には、フラット面部34に対して略垂直に張り出す係止片36が設けられている。この係止片36の基部にはヒンジ部38が形成されており、ヒンジ部38を弾性変形させることで係止片36が蓋部14に対して揺動可能となる。
【0027】
また、係止片36は略T字状に形成され、先端部を幅広にしており、先端部の上面側には係止部40が突設されている。この係止部40はキャップ本体12の被係合部28によって形成された貫通孔42を挿通可能となっており、貫通孔42を挿通した後、被係合部28の下方に位置しキャップ本体12の外周面から張り出したストッパ37に当接した状態で被係合部28の先端壁下縁部に係止される。
【0028】
これにより、蓋部14がキャップ本体12と一体になると共に、ヒンジ部38を中心にキャップ本体12に対して蓋部14が回動可能となる。また、フラット面部34には係止片36の上方に、係合片44が張り出しており、先端部には爪部32と係合可能な爪部45が形成されている。
【0029】
また、係合片44は、蓋部14の係止片36がキャップ本体12の被係合部28の先端下縁部に係止された状態で、係合片44の移動軌跡上には、キャップ本体12の被係合片30が配置されている。さらに、係合片44には、係合片44とフラット面部34の外面を架け渡す当接片46が形成されている。
【0030】
ここで、図2に示すように、蓋部14の開放角度が、45度になった状態で、係合片44の爪部45が被係合片30の爪部32と係合する。このとき、当接片46が被係合片30の先端部に当接し、これにより、蓋部14がロックされ、開放角度が維持される。
【0031】
ところで、ノズル部20は、キャップ本体12の軸芯から蓋部14の回動中心側にズレた位置に配置されており、ノズル部20の吐出口48は、ノズル部20の先端面20Aの蓋部14の回動中心側から周壁20Bに渡って設けられ、吐出口48の中心線P2は、ノズル部20の軸芯線P1に対してズレた状態で配置され、蓋部14が開放された状態で吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置される。
【0032】
一方、フラット面部34の内面側からは、蓋部14の底面14Aと架け渡した状態で、略矩形状の閉塞片50が張り出している。この閉塞片50の角部は、蓋部14を閉止させた状態で、キャップ本体12のノズル部20の吐出口48の周縁部と当接し、吐出口48を閉塞可能となっている。
【0033】
さらに、蓋部14のフラット面部34の反対側の周壁には、蓋部14の底面14Aから内周縁部に渡って蓋部14の他の周壁よりも外側へ大きく傾斜した注ぎ部52が設けられている。また、蓋部14の外周縁部は、キャップ本体12の環状リブ22よりも小径となっており、環状リブ22に設けられた爪部32に係止可能な爪部54が設けられている。
【0034】
蓋部14を閉止させるとき、蓋部14の外周縁部を環状リブ22内に挿入し、爪部54の先端部が小径段部26に当接した状態で、爪部54が爪部32に係止される。これにより、蓋部14が完全に閉止される。
【0035】
ここで、蓋部14の周壁には、蓋部14の回動中心の反対側に舌部56が張り出しており、蓋部14を完全に閉止させた状態でキャップ本体12の外周面から張り出している。この舌部56の下面に手を掛けて蓋部14を上方へ持ち上げると蓋部14がヒンジ部38を中心に回動する。
【0036】
ところで、蓋部14の外周面には目盛り58が設けられており、容器16内に収容された内容物62(液体或いは粉末などの固体)を目盛り58の量に合わせて蓋部14内に注ぐことで、定量の内容物62を得ることができる。
【0037】
次に、本形態に係る定量キャップの作用について説明する。
【0038】
図3に示すように、蓋部14を閉止状態から45度開放させると、係合片44が被係合片30と係合すると共に、当接片46が被係合片30の先端部に当接して、蓋部14がロックされ、蓋部14の開放角度が維持される。
【0039】
この状態で、図4に示すように、容器16を傾けると共に、蓋部14の上面を載置台60に面接させる。そして、容器16の側部を押圧する。これにより、容器16内に収容された内容物62は吐出口48から蓋部14へ吐出される。このとき、蓋部14の目盛り58に従って内容物62を吐出させ、所望する量の内容物62を得ることができる。
【0040】
また、キャップ本体12に、蓋部14の回動中心側に被係合片30を設け、蓋部14には、蓋部14の回動に伴って被係合片30と係合する係合片44及び係合片44とフラット面部34の外面を架け渡す当接片46を設けている。
【0041】
これにより、蓋部14の開放角度が45度になった状態で、係合片44と被係合片30とを係合させると共に、当接片46を被係合片30の先端部に当接させて、蓋部14をロックし、開放角度を維持することで、内容物62を蓋部14に移すときに、蓋部14が回動しないようにすることができ、片手での計量操作が可能となる。
【0042】
なお、ここでは、蓋部14の開放角度が45度になった状態で、蓋部14がロックされ、開放角度が維持されるようにしたが、蓋部14の開放角度が80度までの範囲であれば良く、45度に限るものではない。
【0043】
ここで、蓋部14に、外周面から張り出し弾性変形可能な係止片36を設けると共に、キャップ本体12には略コ字状に張り出す被係合部28を設けている。この被係合部28によって形成された貫通孔42に係止片36を挿通させ、被係合部28の先端下縁部に係止片36を係止させて、蓋部14とキャップ本体12とを一体にしている。
【0044】
このように、蓋部14とキャップ本体12とを一体にすることで、蓋部14を開放させても、蓋部14がキャップ本体12から離れることはないため、蓋部14が紛失する恐れはない。
【0045】
また、組立によって一体化するため、蓋部14及びキャップ本体12の金型構造を単純化させることができ、加工費の削減を図ることができる。なお、蓋部14とキャップ本体12を互いに連設させ一体にした形状であっても勿論良い。
【0046】
また、蓋部14の底面14Aに吐出口48を閉塞する閉塞片50を設けることで、蓋部14を閉止させた状態で、容器16内への空気の進入を防ぎ、内容物62の酸化を防止すると共に、外気による汚染、又は、品質劣化などを防止することができる。
【0047】
さらに、図1〜図4に示すように、ノズル部20の吐出口48を、ノズル部20の先端面20Aの蓋部14の回動中心側から周壁20Bに渡って設け、吐出口48の中心線P2を、ノズル部20の軸芯線P1に対してズレた状態で配置することで、蓋部14が開放された状態で吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置されることとなる。
【0048】
例えば、ノズル部20の軸芯線P1と吐出口48の中心線P2とが一致するようにした場合、内容物62を蓋部14に移すときに、蓋部14の開放角度によっては吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置されない場合があり、容器16内の内容物62が勢い良く吐出した場合に内容物62が蓋部14に収容されず外へ飛び出してしまう場合もある。
【0049】
しかし、吐出口48の中心線P2を、ノズル部20の軸芯線P1に対してズレた状態で配置し、吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置されるようにすることで、内容物62を蓋部14に移すとき、蓋部14内に確実に収容させることができる。
【0050】
また、蓋部14を透明色で成形することで、蓋部14内に移された内容物62の量が見やすくなり、内容物62の計量を確実に行うことができる。ここで、蓋部14は透明色で成形することが望ましいが、PE、PP等のように成形材料の種類によっては透明色がない場合もあり、少なくとも半透明であれば良い。
【0051】
さらに、蓋部14のフラット面部34の反対側の周壁に、蓋部14の底面14Aから内周縁部に渡って蓋部14の他の周壁よりも外側へ大きく傾斜した注ぎ部52を設けることで、蓋部14内の内容物62を他の容器等へ移すときに、注ぎ易くなっている。
【0052】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、蓋部がキャップ本体に回動可能に軸支されているため、蓋部を開放させても、蓋部がキャップ本体から離れることはないので、蓋部が紛失する恐れはない。
【0053】
請求項2に記載の発明では、蓋部の底面に吐出口を閉塞する閉塞部を設けることで、蓋部を閉止させた状態で、容器内への空気の進入を防ぎ、内容物の酸化を防止すると共に、外気による汚染、又は、品質劣化などを防止することができる。
【0054】
請求項3に記載の発明では、ノズル部の軸芯と吐出口の中心をズラすと共に、吐出口の中心線上に、開放された蓋部の底面が配置されるようにすることで、内容物を蓋部に移すとき、蓋部内に確実に収容させることができる。
【0055】
請求項4及び請求項5に記載の発明では、所定角度においてロックされる係合片を設けることで、内容物を蓋部に移すときに、蓋部が回動しないようにすることができ、片手での計量操作が可能である。
【0056】
請求項6に記載の発明では、蓋部内に移された内容物の量が見やすくなり、内容物の計量を確実に行うことができる。請求項7に記載の発明では、蓋部内の内容物を他の容器等へ移すときに、注ぎ易くしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る定量キャップが閉止された状態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る定量キャップが開放された状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る定量キャップが取り付けられた容器が起立した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る定量キャップが取り付けられた容器を傾け、蓋部に内容物を移している状態を示す断面図である。
【図5】従来の定量キャップを示す斜視図である。
【図6】従来の他の定量キャップを示す断面図である。
【符号の説明】
10 キャップ(定量キャップ)
12 キャップ本体
14 蓋部
20 ノズル部
30 被係合片
44 係合片
46 当接片(係合片)
48 吐出口
50 閉塞片(閉塞部)
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に収容された液体又は固体などの内容物を計量する定量キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来では、図5に示すように、液体等を収容する容器100の開口に設けられた口部(図示省略)には、ネジ部102Aの螺合によりキャップ102が着脱可能に設けられている。このキャップ102には目盛り104が設けられており、キャップ102を口部から取り外した後、容器100内の内容物を目盛り104に合わせて計量しながらキャップ102に移し,計量された内容物を使用する(特許文献1)。
【0003】
ここでは、容器100の開口を閉塞させるキャップ102が、計量機能を兼ねているため、大変便利であるが、キャップ102は容器100と別体であり、キャップ102を口部から取り外した後、キャップ102を紛失する恐れもある。
【0004】
一方、図6では、キャップ本体106と蓋部108とをヒンジ部110で連結し、キャップ本体106と蓋部108を一体に設けている。ここで、キャップ本体106には、容器112の開口112Aと連通するノズル116と、容器112を倒立させた状態でノズル116から流出した内容物114を容器112の起立時に貯留する内容物貯留部118と、内容物貯留部118に設けられ内容物流通管120を介して内容物貯留部118と連通する計量部122と、が備えられており、キャップ本体106は容器112に設けられた口部112Bに装着される(特許文献2)。
【0005】
ここでは、蓋部108を開放させた状態で容器112を倒立させると、内容物114は、容器112の口部112Bからノズル116を通過して内容物貯留部118に貯留される。このように内容物貯留部118に貯留された内容物114によって、ノズル116の先端部が塞がれると、内容物貯留部118の内圧と容器112の内圧とがバランスした時点で内容物114の流動は止まるため、内容物114が内容物流通管120を通過することはなく、蓋部108が開放された状態でも、内容物114が外へ飛び出すことはない。
【0006】
この状態で容器112を起立させると、内容物貯留部118には内容物114が貯留されたままの状態となる。そして、この状態で、容器112の胴部を押圧すると、内容物114は、内容物貯留部118から内容物流通管120を通過して計量部122へ貯留される。このように計量部122によって計量された内容物114を使用する。
【0007】
ここで、蓋部108はキャップ本体106と一体となっているため、蓋部108が紛失するという問題は生じないが、内容物114を計量する際に、容器112を倒立させたり、起立させたりする必要があり、面倒である。
【0008】
また、キャップ本体106内に計量部122とは別に内容物貯留部118を設けると共に、ノズル116とは別に内容物貯留部118と計量部122とを連通させる内容物流通管120を設けなければならないため、金型構造が複雑となり、コストアップとなってしまう。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−267857号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開平9−2509号公報(第3頁、図1)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、蓋部が一体に設けられ、簡単に計量操作できる定量キャップを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、内容物が収容された容器に装着されるキャップ本体と、前記キャップ本体に設けられ、前記容器に形成された口部と連通するノズル部と、前記キャップ本体に回動可能に軸支され、前記ノズル部を覆うと共に、開放状態で計量部となる蓋部と、を有することを特徴としている。
【0012】
請求項1に記載の発明では、蓋部がキャップ本体に回動可能に軸支されているため、蓋部を開放させても、蓋部がキャップ本体から離れることはないので、蓋部が紛失する恐れはない。
【0013】
請求項2に記載の発明では、蓋部が閉止されたときノズル部の吐出口を閉塞する閉塞部を蓋部の底面から突設させている。このように、蓋部の底面に吐出口を閉塞する閉塞部を設けることで、蓋部を閉止させた状態で、容器内への空気の進入を防ぎ、内容物の酸化を防止すると共に、外気による汚染、又は、品質劣化などを防止することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明では、ノズル部が略円筒状に形成され、ノズル部の軸芯と吐出口の中心をズラし、吐出口の中心線上に、開放された蓋部の底面が配置されるようにしている。
【0015】
例えば、ノズル部の軸芯と吐出口の中心とが一致するようにした場合、内容物を蓋部に移すときに、蓋部の開放角度によっては吐出口の中心線上に蓋部の底面が配置されない場合があり、容器内の内容物が勢い良く吐出した場合に内容物が蓋部に収容されず外へ飛び出してしまう場合もある。
【0016】
しかし、ノズル部の軸芯と吐出口の中心をズラすと共に、吐出口の中心線上に、開放された蓋部の底面が配置されるようにすることで、内容物を蓋部に移すとき、蓋部内に確実に収容させることができる。
【0017】
請求項4に記載の発明では、キャップ本体には、蓋部の回動中心側に被係合片を設けている。一方、蓋部には、蓋部の回動に伴って被係合片と係合する係合片を設けており、この係合片は所定角度においてロックされる。
【0018】
このように、所定角度においてロックされる係合片を設けることで、内容物を蓋部に移すときに、蓋部が回動しないようにすることができ、片手での計量操作が可能である。
【0019】
請求項5に記載の発明では、所定角度を、蓋部の開放角度45度から80度の範囲としている。
【0020】
請求項6に記載の発明では、蓋部を透明又は半透明としている。これにより、蓋部内に移された内容物の量が見やすくなり、内容物の計量を確実に行うことができる。
【0021】
請求項7に記載の発明では、蓋部が円筒形を成しており、蓋部の底面から縁部に渡って蓋部の周壁を外側へ傾斜させ、蓋部の回動中心の反対側の周壁の傾斜角度を他の部分より大きくしている。これにより、蓋部内の内容物を他の容器等へ移すときに、注ぎ易くしている。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る定量キャップについて説明する。
【0023】
図1〜図3に示すように、キャップ10は略円筒状のキャップ本体12と、キャップ本体12の上面部12Aを覆う蓋部14と、に大別されている。キャップ本体12の内周面側には雌ネジ部12Bが形成されており、容器16の口部18に形成された雄ねじ部18Aと螺合可能となっている。また、キャップ本体12の上面部12Aには略円筒状のノズル部20が立設し、容器16の開口16Aと連通している。
【0024】
また、キャップ本体12の上面部12Aの周縁部には、キャップ本体12の外周壁から延出して環状リブ22が形成されており、この環状リブ22の内周上縁部には、環状リブ22の周方向に沿って複数の突起部24が環状リブ22の軸芯側に向かって突設されている。また、環状リブ22の内周面には、キャップ本体12の上面部12Aの外縁側と環状リブ22の基部側とを架け渡す環状の小径段部26が設けられている。
【0025】
さらに、環状リブ22の外周面からは、略コ字状に張り出した被係合部28が設けられている。この被係合部28の、環状リブ22の外周面と対面する先端壁中央部からは、被係合片30が上方に向かって延出しており、被係合片30の先端部には、爪部32が形成されている。
【0026】
一方、蓋部14は透明色で成形されており、略円筒状を成し、周壁の一部には、フラット面部34が形成されている。このフラット面部34の外周縁部には、フラット面部34に対して略垂直に張り出す係止片36が設けられている。この係止片36の基部にはヒンジ部38が形成されており、ヒンジ部38を弾性変形させることで係止片36が蓋部14に対して揺動可能となる。
【0027】
また、係止片36は略T字状に形成され、先端部を幅広にしており、先端部の上面側には係止部40が突設されている。この係止部40はキャップ本体12の被係合部28によって形成された貫通孔42を挿通可能となっており、貫通孔42を挿通した後、被係合部28の下方に位置しキャップ本体12の外周面から張り出したストッパ37に当接した状態で被係合部28の先端壁下縁部に係止される。
【0028】
これにより、蓋部14がキャップ本体12と一体になると共に、ヒンジ部38を中心にキャップ本体12に対して蓋部14が回動可能となる。また、フラット面部34には係止片36の上方に、係合片44が張り出しており、先端部には爪部32と係合可能な爪部45が形成されている。
【0029】
また、係合片44は、蓋部14の係止片36がキャップ本体12の被係合部28の先端下縁部に係止された状態で、係合片44の移動軌跡上には、キャップ本体12の被係合片30が配置されている。さらに、係合片44には、係合片44とフラット面部34の外面を架け渡す当接片46が形成されている。
【0030】
ここで、図2に示すように、蓋部14の開放角度が、45度になった状態で、係合片44の爪部45が被係合片30の爪部32と係合する。このとき、当接片46が被係合片30の先端部に当接し、これにより、蓋部14がロックされ、開放角度が維持される。
【0031】
ところで、ノズル部20は、キャップ本体12の軸芯から蓋部14の回動中心側にズレた位置に配置されており、ノズル部20の吐出口48は、ノズル部20の先端面20Aの蓋部14の回動中心側から周壁20Bに渡って設けられ、吐出口48の中心線P2は、ノズル部20の軸芯線P1に対してズレた状態で配置され、蓋部14が開放された状態で吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置される。
【0032】
一方、フラット面部34の内面側からは、蓋部14の底面14Aと架け渡した状態で、略矩形状の閉塞片50が張り出している。この閉塞片50の角部は、蓋部14を閉止させた状態で、キャップ本体12のノズル部20の吐出口48の周縁部と当接し、吐出口48を閉塞可能となっている。
【0033】
さらに、蓋部14のフラット面部34の反対側の周壁には、蓋部14の底面14Aから内周縁部に渡って蓋部14の他の周壁よりも外側へ大きく傾斜した注ぎ部52が設けられている。また、蓋部14の外周縁部は、キャップ本体12の環状リブ22よりも小径となっており、環状リブ22に設けられた爪部32に係止可能な爪部54が設けられている。
【0034】
蓋部14を閉止させるとき、蓋部14の外周縁部を環状リブ22内に挿入し、爪部54の先端部が小径段部26に当接した状態で、爪部54が爪部32に係止される。これにより、蓋部14が完全に閉止される。
【0035】
ここで、蓋部14の周壁には、蓋部14の回動中心の反対側に舌部56が張り出しており、蓋部14を完全に閉止させた状態でキャップ本体12の外周面から張り出している。この舌部56の下面に手を掛けて蓋部14を上方へ持ち上げると蓋部14がヒンジ部38を中心に回動する。
【0036】
ところで、蓋部14の外周面には目盛り58が設けられており、容器16内に収容された内容物62(液体或いは粉末などの固体)を目盛り58の量に合わせて蓋部14内に注ぐことで、定量の内容物62を得ることができる。
【0037】
次に、本形態に係る定量キャップの作用について説明する。
【0038】
図3に示すように、蓋部14を閉止状態から45度開放させると、係合片44が被係合片30と係合すると共に、当接片46が被係合片30の先端部に当接して、蓋部14がロックされ、蓋部14の開放角度が維持される。
【0039】
この状態で、図4に示すように、容器16を傾けると共に、蓋部14の上面を載置台60に面接させる。そして、容器16の側部を押圧する。これにより、容器16内に収容された内容物62は吐出口48から蓋部14へ吐出される。このとき、蓋部14の目盛り58に従って内容物62を吐出させ、所望する量の内容物62を得ることができる。
【0040】
また、キャップ本体12に、蓋部14の回動中心側に被係合片30を設け、蓋部14には、蓋部14の回動に伴って被係合片30と係合する係合片44及び係合片44とフラット面部34の外面を架け渡す当接片46を設けている。
【0041】
これにより、蓋部14の開放角度が45度になった状態で、係合片44と被係合片30とを係合させると共に、当接片46を被係合片30の先端部に当接させて、蓋部14をロックし、開放角度を維持することで、内容物62を蓋部14に移すときに、蓋部14が回動しないようにすることができ、片手での計量操作が可能となる。
【0042】
なお、ここでは、蓋部14の開放角度が45度になった状態で、蓋部14がロックされ、開放角度が維持されるようにしたが、蓋部14の開放角度が80度までの範囲であれば良く、45度に限るものではない。
【0043】
ここで、蓋部14に、外周面から張り出し弾性変形可能な係止片36を設けると共に、キャップ本体12には略コ字状に張り出す被係合部28を設けている。この被係合部28によって形成された貫通孔42に係止片36を挿通させ、被係合部28の先端下縁部に係止片36を係止させて、蓋部14とキャップ本体12とを一体にしている。
【0044】
このように、蓋部14とキャップ本体12とを一体にすることで、蓋部14を開放させても、蓋部14がキャップ本体12から離れることはないため、蓋部14が紛失する恐れはない。
【0045】
また、組立によって一体化するため、蓋部14及びキャップ本体12の金型構造を単純化させることができ、加工費の削減を図ることができる。なお、蓋部14とキャップ本体12を互いに連設させ一体にした形状であっても勿論良い。
【0046】
また、蓋部14の底面14Aに吐出口48を閉塞する閉塞片50を設けることで、蓋部14を閉止させた状態で、容器16内への空気の進入を防ぎ、内容物62の酸化を防止すると共に、外気による汚染、又は、品質劣化などを防止することができる。
【0047】
さらに、図1〜図4に示すように、ノズル部20の吐出口48を、ノズル部20の先端面20Aの蓋部14の回動中心側から周壁20Bに渡って設け、吐出口48の中心線P2を、ノズル部20の軸芯線P1に対してズレた状態で配置することで、蓋部14が開放された状態で吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置されることとなる。
【0048】
例えば、ノズル部20の軸芯線P1と吐出口48の中心線P2とが一致するようにした場合、内容物62を蓋部14に移すときに、蓋部14の開放角度によっては吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置されない場合があり、容器16内の内容物62が勢い良く吐出した場合に内容物62が蓋部14に収容されず外へ飛び出してしまう場合もある。
【0049】
しかし、吐出口48の中心線P2を、ノズル部20の軸芯線P1に対してズレた状態で配置し、吐出口48の中心線P2上に蓋部14の底面14Aが配置されるようにすることで、内容物62を蓋部14に移すとき、蓋部14内に確実に収容させることができる。
【0050】
また、蓋部14を透明色で成形することで、蓋部14内に移された内容物62の量が見やすくなり、内容物62の計量を確実に行うことができる。ここで、蓋部14は透明色で成形することが望ましいが、PE、PP等のように成形材料の種類によっては透明色がない場合もあり、少なくとも半透明であれば良い。
【0051】
さらに、蓋部14のフラット面部34の反対側の周壁に、蓋部14の底面14Aから内周縁部に渡って蓋部14の他の周壁よりも外側へ大きく傾斜した注ぎ部52を設けることで、蓋部14内の内容物62を他の容器等へ移すときに、注ぎ易くなっている。
【0052】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、請求項1に記載の発明では、蓋部がキャップ本体に回動可能に軸支されているため、蓋部を開放させても、蓋部がキャップ本体から離れることはないので、蓋部が紛失する恐れはない。
【0053】
請求項2に記載の発明では、蓋部の底面に吐出口を閉塞する閉塞部を設けることで、蓋部を閉止させた状態で、容器内への空気の進入を防ぎ、内容物の酸化を防止すると共に、外気による汚染、又は、品質劣化などを防止することができる。
【0054】
請求項3に記載の発明では、ノズル部の軸芯と吐出口の中心をズラすと共に、吐出口の中心線上に、開放された蓋部の底面が配置されるようにすることで、内容物を蓋部に移すとき、蓋部内に確実に収容させることができる。
【0055】
請求項4及び請求項5に記載の発明では、所定角度においてロックされる係合片を設けることで、内容物を蓋部に移すときに、蓋部が回動しないようにすることができ、片手での計量操作が可能である。
【0056】
請求項6に記載の発明では、蓋部内に移された内容物の量が見やすくなり、内容物の計量を確実に行うことができる。請求項7に記載の発明では、蓋部内の内容物を他の容器等へ移すときに、注ぎ易くしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る定量キャップが閉止された状態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る定量キャップが開放された状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る定量キャップが取り付けられた容器が起立した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る定量キャップが取り付けられた容器を傾け、蓋部に内容物を移している状態を示す断面図である。
【図5】従来の定量キャップを示す斜視図である。
【図6】従来の他の定量キャップを示す断面図である。
【符号の説明】
10 キャップ(定量キャップ)
12 キャップ本体
14 蓋部
20 ノズル部
30 被係合片
44 係合片
46 当接片(係合片)
48 吐出口
50 閉塞片(閉塞部)
Claims (7)
- 内容物が収容された容器に装着されるキャップ本体と、
前記キャップ本体に設けられ、前記容器に形成された口部と連通するノズル部と、
前記キャップ本体に回動可能に軸支され、前記ノズル部を覆うと共に、開放状態で計量部となる蓋部と、
前記蓋部の底面に突設され、蓋部が閉止されたとき前記ノズル部の吐出口を閉塞する閉塞部と、
を有することを特徴とする定量キャップ。 - 前記蓋部が閉止されたとき前記ノズル部の吐出口を閉塞する閉塞部が蓋部の底面に突設されたことを特徴とする請求項1に記載の定量キャップ。
- 前記ノズル部が略円筒状に形成され、ノズル部の軸芯線と前記吐出口の中心線をズラし、吐出口の中心線上に、開放された蓋部の底面が位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の定量キャップ。
- 前記キャップ本体に設けられ、前記蓋部の回動中心側に位置する被係合片と、
前記蓋部に設けられ、蓋部の回動に伴って前記被係合片と係合し、所定角度においてロックされる係合片と、
を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の定量キャップ。 - 前記所定角度が、前記蓋部の開放角度45度から80度の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の定量キャップ。
- 前記蓋部が透明又は半透明であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の定量キャップ。
- 前記蓋部が円筒形であり、蓋部の底面から縁部に渡って蓋部の周壁を外側へ傾斜させ、蓋部の回動中心の反対側の周壁の傾斜角度を他の部分より大きくしたことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の定量キャップ。
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