JP2020158161A - 計量キャップ付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容液が無色透明や淡黄色透明等の淡い色のものである場合でも、内容液の液位を視認し易くして、内容液を正確に計量することのできる計量キャップ付き容器を提供する。【解決手段】計量キャップ12は、容器本体11の口首部11bに係合される装着筒部13と、装着筒部13よりも上方に延設する部分を備えると共に、少なくとも計量線14が描かれている上部が内部を視認可能な透明又は半透明の樹脂からなる、計量室12aを有する有底の計量筒部14とを備えている。計量筒部14の底部14cに、容器本体11に収容された内容液を計量室12aに流入させる流出口部12cが設けられており、計量筒部14の底部14cは、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色されている。【選択図】図2

Description

本発明は、計量キャップ付き容器に関し、特に、胴部を押圧することにより容器本体に収容された内容液を計量キャップに送り出して、計量された内容液を注出可能な計量キャップ付き容器に関する。
例えば液体調味料や液体化粧料等の内容液を、容器本体から計量室に送り込んで、計量された所定量の内容液を注出できるようにする容器として、押圧変形可能な胴部を備える容器本体と、容器本体の口首部に一体として装着される計量キャップとからなり、胴部を押圧することにより容器本体に収容された内容液を計量キャップに送り込んで、計量された内容液を注出口部から注出可能にする計量キャップ付き容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の計量キャップ付き容器では、内容液を収容した容器本体の胴部を指等で押圧することにより弾性変形させて、内容液を押し上げ、押し上げた内容液を吐出ノズルの周囲の計量室に流入させ、流入させた内容液の量が必要量に達したことを、透明又は半透明な計量室の周壁部を介して目視により確認した後に、容器を傾けて、所定量の内容液を注出できるようになっている。
実開平6−14054号公報 実開昭63−117706号公報
しかしながら、特許文献1の計量キャップ付き容器では、特に内容液が無色透明や淡黄色透明等の淡い色のものであると、透明又は半透明な計量室の周壁部を介して、内容液の液位を目視により確認することが難くなって、内容液を正確に計量できなくなる。
一方、側面がほぼ透明なガラス製の器本体の底面を着色することによって、透明な液体中を透過した底面の色が、器本体の側面で反射し、再び透明な液体中を透過して液の表面や側面に達することで、底面の色が写し出されると共に、器本体の側面にも現れることが知られている(例えば、特許文献2参照)。
本発明は、このような現象を利用することにより、特に内容液が無色透明や淡黄色透明等の淡い色のものである場合でも、内容液の液位を計量室の周壁部を介して目視により確認し易くして、内容液をより正確に計量することのできる計量キャップ付き容器を提供することを目的とする。
本発明は、押圧変形可能な胴部を備える容器本体と、該容器本体の口首部に装着される計量キャップとを含んで構成され、前記胴部を押圧することにより前記容器本体に収容された内容液を前記計量キャップに送り出して、計量された内容液を注出口部から注出可能な計量キャップ付き容器であって、前記計量キャップは、前記容器本体の口首部に係合される装着筒部と、該装着筒部よりも上方に延設する部分を備えると共に、少なくとも計量線が描かれている上部が内部を視認可能な透明又は半透明の樹脂からなる、計量室を有する有底の計量筒部とを備えており、該計量筒部の底部に、前記容器本体に収容された内容液を前記計量室に流入させる流出口部が設けられており、前記計量筒部の底部は、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色されている計量キャップ付き容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の計量キャップ付き容器によれば、特に内容液が無色透明や淡黄色透明等の淡い色のものである場合でも、内容液の液位を計量室の周壁部を介して目視により確認し易くして、内容液をより正確に計量することができる。
(a)は、本発明の好ましい一実施形態に係る計量キャップ付き容器の側面図、(b)は、要部を断面で示す側面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る計量キャップ付き容器の要部拡大断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を具体的に説明する。図1(a)、(b)に示す本発明の好ましい一実施形態に係る計量キャップ付き容器10は、容器本体11に内容液として例えば食用油、調味料、洗剤、化粧料、濃縮タイプの清涼飲料水等を収容し、収容した内容液を所定量ずつ計量して注出できるようにする容器として用いられる。計量キャップ付き容器10の容器本体11は、手や指の力で容易に弾性変形可能な胴部11aを備えており、容器本体11を把持して胴部11aを押圧することにより、内部に収容された内容液を押し上げて、計量キャップ12の計量室12aに流入させると共に、計量室12aに流入した内容液の液位を、計量キャップ12の外側から目視によって確認できるようになっている。本実施形態の計量キャップ付き容器10は、特に容器本体11に収容されている内容液が無色透明又は淡黄色透明等の淡い色のものである場合でも、内容液の液位を計量キャップ12の外側から目視により確認し易くして、内容液をより正確に計量できるようにする機能を備える。
そして、本実施形態の計量キャップ付き容器10は、押圧変形可能な胴部11aを備える容器本体11と、容器本体11の口首部11bに装着される計量キャップ12とを含んで構成され、胴部11aを押圧することにより容器本体11に収容された内容液を計量キャップ12に送り出して、計量された内容液を注出口部12bから注出可能な容器である。計量キャップ12は、図2にも示すように、容器本体11の口首部11bに係合される装着筒部13と、装着筒部13よりも上方に延設する部分を備えると共に、少なくとも計量線14が描かれている上部が内部を視認可能な透明又は半透明の樹脂からなる、計量室12aを有する有底の計量筒部14とを備えている。計量筒部14の底部14cに、容器本体11に収容された内容液を計量室12aに流入させる流出口部12cが設けられており、計量筒部14の底部14cは、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色されている。すなわち、計量筒部14の底部14cは、マンセル表色系における明度が7以下の色として、好ましくは赤色、朱色、青色、緑色、黒色、茶色、紺色、紫色、灰色の何れかの色、又はこれらの2以上が混合された色に着色されている。
また、本実施形態では、図2にも示すように、計量筒部14の底部14cから立設して、流出ノズル筒部15が設けられており、流出ノズル筒部15の先端に先端流出口15aが開口しており、この先端流出口15aは流出口部12cと連通し、容器本体11に収容された内容液を計量室12aに流入させるようになっている。
さらに、本実施形態では、計量筒部14の先端部周縁部分にヒンジ部14dを介して回転可能にヒンジ連結されて、透明又は半透明の樹脂からなる開閉蓋16が設けられている。
さらにまた、本実施形態では、好ましくは流出ノズル筒部15は、図2に示すように、例えば2色成形によって、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色されていないように形成されている。流出ノズル筒部15は、2色成形の他、着色された底部14cとは別パーツの部品として形成し、例えば嵌め込み形式で計量筒部14の底部に一体として取り付けることで、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色されていないようにすることもできる。
本実施形態では、容器本体11は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンやポリエチレンテレフタレート等のポリエステル等を用いたブロー成形品となっている。容器本体11は、図1(a)、(b)に示すように、好ましくは円形状の底部11cと、底部11cから上方に立設する円筒形状の胴部11aと、胴部11aの上端部に連続する、上方に向かって徐々に縮径する肩部11dと、肩部11dから上方に立設する口首部11bとを含んで形成されている。ここで、「上方」は、底部11cから口首部11bに向かう方向であり、その逆方向が「下方」である。口首部11bの外周面には、周方向に連続する係合凸リブ11dが設けられている(図2参照)。この係合凸リブ11dと、計量キャップ14の装着筒部13の下端部内周面に周方向に連続して形成された係合凹溝13aとを嵌め込むようにして係合させることにより、計量キャップ12が、容器本体11の口首部11bに一体として取り付けられる。
本実施形態では、計量キャップ14は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンやポリエチレンテレフタレート等のポリエステル等を用いた射出成形品となっており、複数の部材を組み付けることによって形成されている。すなわち、計量キャップ14は、図2に示すように、下部筒状部材18と、上部筒状部材19と、底部形成部材20とを含んで構成される。
下部筒状部材18は、計量キャップ12の装着筒部13、及び計量筒部14における本体容器11側に位置する部分である下部を形成する部材であって、容器本体11の口首部11bの外径と同様の内径を備える円筒部18aと、円筒部18aの内部空間を上下に仕切る中栓部18bとを備えている。円筒部18aの中栓部18bよりも下方の部分が装着筒部13を形成するようになっており、中栓部18bよりも上方の部分が計量筒部14の下部を形成するようになっている。中栓部18bの中央部分には、流出開口18cが開口形成されており、流出開口18cの周囲を囲むようにして、中栓部18bの下面側に、汲上げチユーブ(図示せず)の上端部が装着される装着スリーブ18dが突出して設けられている。また中栓部18bの下面側には、装着スリーブ18dの外側に同心状に配置されて、インナーリング18eが突出して設けられている。容器本体11の口首部11bに計量キャップ14が一体として取り付けられた際に、口首部11bの上端部内周面にインナーリング18eが密着することで、強固な止水性を保持できるようになっている。中栓部18bの上面側には、逆止弁21aが設けられた弁部材21が、後述する底部形成部材20との間に挟み込まれるようにして取り付けられている。
上部筒状部材19は、計量キャップ12の計量筒部14の計量線14が描かれている上部14a及び注出口部12bを形成する部材であって、中空の内部を外側から視認可能なように、透明又は半透明の樹脂を用いて形成されている。上部筒状部材19には、先端部周縁部分に設けられたヒンジ部14dを介して、開閉蓋16が回転可能にヒンジ連結されて設けられている。上部筒状部材19と開閉蓋16とは、開閉蓋16を開いた状態(図1(b)参照)で一体成形されるようになっており、開閉蓋16もまた、透明又は半透明の樹脂を用いて形成されている。上部筒状部材19と開閉蓋16とは、別体として形成して、ヒンジ部で連結するようにしても良い。上部筒状部材19は、下端部分を下部筒状部材18の上端部内側に嵌め込むようにして装着することにより、下部筒状部材18に一体として取り付けられる。
透明又は半透明の上部筒状部材19における、計量筒部14の下部を形成する下部筒状部材18よりも上方の部分には、この下部筒状部材18よりも上方の部分を計量筒部14の上部14aとして、好ましくはヒンジ部14dと径方向に対向する領域の外周面に、例えば黒色の線分による計量線14b(図1(a)参照)が、周方向に延設して所定の高さ位置に描かれている。上部筒状部材19における、計量筒部14の計量線14bが描かれている上部14aを形成する部分の上端部には、当接段部19aが、周方向に連続して形成されている。この当接段部19aには、計量キャップ12を開閉蓋16によって閉塞する際に、開閉蓋16の周壁部16bの下端部が当接する。この当接段部19aの内側部分から上方に突出して、シールリング19bが設けられている。このシールリング19bには、計量キャップ12を開閉蓋16によって閉塞する際に、開閉蓋16の周壁部16bの下端部内側面が密着した状態で係止されることで、計量キャップ12の内側を封止できるようになっている。シールリング19bの基端部の内側部分から上方に連続して、注出口部12bが延設されている。
注出口部12bは、当接段部19aとシールリング19bとの接合角部分から、中空の円錐台形状となるように上方に突出して設けられており、上端面が注出口として開口している。注出口部12bの上端部分の開口周縁部は、ラッパ形状となるように外側に湾曲している。これによって、計量室12aで計量された内容液を注出口部12bを介して注出する際の、液切れ性を良好にしている。
なお、本実施形態では、計量筒部14における上部筒状部材19による上部14aのみが、内部を視認可能な透明又は半透明の樹脂からなっているが、少なくとも計量線14bが描かれている上部14aが内部を視認可能な透明又は半透明の樹脂からなっていれば良く、例えば計量筒部14の全体を、内部を視認可能な透明又は半透明の樹脂によって形成することもできる。
上部筒状部材19と好ましくは一体成形される開閉蓋16は、計量筒部14の外径と同様の外径を有する円形状の天板部16aと、天板部16aの周縁部から下方に連続して設けられた周壁部16bとを備えている。周壁部16bの下端部の、ヒンジ部14dが設けられた部分と径方向に対向する部分には、指掛けリブ16cが、外側に張り出して設けられている。指掛けリブ16cに指を係止することで、開閉蓋16の開閉をよりスムーズに行えるようになっている。また、天板部16aの内側面から突出して、内側シール筒体16dと、外側シール筒体16eとが、同心状に配置されて設けられている。内側シール筒体16dは、計量キャップ12を開閉蓋16によって閉塞する際に、後述する底部形成部材20による流出ノズル筒部15の外周面に先端部分が密着することによって、流出口部12cと連通する流出ノズル筒部15の先端流出口15aを封止する。外側シール筒体16eは、計量キャップ12を開閉蓋16によって閉塞する際に、上部筒状部材19による注出口部12bの上端部分の開口周縁部の内側面に先端部分が密着することによって、注出口部12bの上端面の注出口を封止する。すなわち、本実施形態では、開閉蓋16の内側面から突出して、注出口部12b及び流出口部12cをそれぞれ閉塞するシール筒体16d,16eが設けられている。
底部形成部材20は、計量キャップ12における、計量室12aの底部となる計量筒部14の底部14cを形成する部材であって、計量線14bが描かれている透明又は半透明の計量筒部14の上部14aを介して外側から視認し易いように、底部14cが、マンセル表色系における明度が7以下の色として、好ましくは赤色、朱色、青色、緑色、黒色、茶色、紺色、紫色、灰色の何れかの色、又はこれらの2以上が混合された色に着色された樹脂を用いて形成されている。底部形成部材20は、計量筒部14の内径と略同様の外径を有する円環形状の底盤部20aと、底盤部20aの外周縁部から上方に立設して設けられた密着周壁部20bと、底盤部20aの内周縁部から上方に立設して設けられた流出ノズル筒部15とを備えている。流出ノズル筒部15は、上述のように、好ましくはマンセル表色系における明度が7以下の色に着色されていない、例えば2色成形による部分や、着色された底部14cとは別パーツの部品として形成されており、計量筒部14の底部14cから、一体として立設している。従って、本実施形態では、底部形成部材20を構成する底盤部20a及び密着周壁部20bによる、底部14cのみが着色されている。円環形状の底盤部20aの中央部分の開口部は、計量筒部14の底部14cに設けられた、容器本体11に収容された内容液を計量室12aに流入させる流出口部12cとなっている。
ここで、マンセル表色系における明度は、色見本との比較によって測定されるものである。本実施形態では、着色された底部形成部材20を色見本と比較して、マンセル表色系における明度を測定している。より具体的には、好ましくは日本色研事業株式会社発行の、マンセルシステム色彩の定規拡充版を用いて、視覚的に等間隔な数値スケールであるマンセル記号から、どのような色相、明度、彩度なのかを色の表示を介して視感で判断する。色相はニュートラル軸を中心に異なる角度で表され、明度段階は、無彩色のみ18段階、彩度は9段階で判定する。明度は数値が大きいほど明るく、彩度は0が無彩色で、数値が大きいほど鮮やかになる。マンセル表色系における明度は、日常生活や就労などの場で不自由を強いられない視覚健常者によって目視測定することができる。
流出ノズル筒部15は、底盤部20aの内周縁部である流出口部12cの開口周縁部から上方に立設する円筒形状の部分であって、密着周壁部20bの高さを越えて、注出口部12bの内側に至る高さとなるように設けられている。流出ノズル筒部15の先端部分には、流出口部12cと連通する先端流出口15aが開口している。本実施形態では、例えば流出ノズル筒部15の上端部から上方に立設する、径方向に対向する一対の支持脚部15bに支持させて、先端流出口15aの直上部分に、流出規制板15cが設けられている。容器本体11に収容された内容液を計量室12aに流入させる際に、流出ノズル筒部15を介して流出する内容液が、上方に勢い良く押し出されるのを流出規制板15cにより規制して、内容液の流れを側方に誘導することにより、内容液を安定した状態で計量室12aに流入させることが可能になる。本実施形態では、流出ノズル筒部15は、好ましくは明度が7以下の色に着色されていない、着色された底部14cとは別パーツの部品として形成されているが、着色された底部14cと一体として、明度が7以下の色に着色した状態で設けられていても良い。
底部形成部材20は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂からなる成形品であって、下部筒状部材18の中栓部18bの上に、当該中栓部18bとの間に弁部材21を挟み込んだ状態で載置されて、下部筒状部材18における、計量筒部14の下部を形成する部分の内側に装着される。また、装着された底部形成部材20の密着周壁部20bと、下部筒状部材18の上端部分の内側面との間の隙間に、上部筒状部材19の下端部分を嵌め込むようにして装着することにより、上部筒状部材19の下端部分に底部形成部材20の密着周壁部20bを密着させた状態で、下部筒状部材18と、上部筒状部材19と、底部形成部材20とが一体となった計量キャップ12が形成される。またこれによって、計量キャップ12の計量筒部14には、底部形成部材20による底部14cと、上部筒状部材19によって周囲を囲まれる、計量室12aが形成されることになる。
下部筒状部材18の中栓部18bと底部形成部材20との間に挟み込まれる弁部材21は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂や、ニトリルゴム、シリコーンゴム、エチレンプロピレンゴムウレタンゴム等のゴム系樹脂等からなる成形品であって、円筒状の支持スリーブ21bと、支持スリーブ21bに支持されて、これの内側の上下方向中間部分に設けられた逆止弁21aとを含んで形成されている。弁部材21は、中栓部18bと底部形成部材20との間に支持スリーブ21bを挟み込ませ、逆止弁21aを、下部筒状部材18の中栓部18bの中央部分に形成された流出開口18cを開閉可能に覆って配置した状態で、計量キャップ12に取り付けられる。逆止弁21aは、容器本体11の胴部11aを押圧して内容液を計量室12aに流入させる際に、容器本体11から、流出開口18c、流出口部12c、及び流出ノズル筒部15の先端流出口15aを介して計量室12aに向かう内容液の流れを許容すると共に、胴部11aを押圧する操作を開放した際に、流出ノズル筒部15から容器本体11に向かう内容液の流れを阻止する機能を備えている。
上述の構成を備える本実施形態の計量キャップ付き容器10では、容器本体11の胴部11aを把持して、好ましくは垂直に立てると共に、開閉蓋16を開放した状態で、胴部11aを押圧することにより、容器本体11に収容された内容液を押し上げて、流出開口18c、流出口部12c、及び流出ノズル筒部15の先端流出口15aを介して計量室12aに流入させる。計量室12aに流入した内容液の上面の液位を、計量筒部14の計量線14bが描かれている透明又は半透明の上部14aや注出口部12bの外側から視認して、内容液の液位が計量線14bの位置に達したら、胴部11aを押圧する操作を終了し、計量された所定量の内容液を、注出口部12bを介して所望の注出箇所に注出することができる。
そして、本実施形態の計量キャップ付き容器10によれば、特に内容液が無色透明や淡黄色透明等の淡い色のものである場合でも、内容液の液位を、計量室12aの周壁部を形成する計量筒部14の、計量線14bが描かれている透明又は半透明の上部14aや注出口部12bを介して目視により確認し易くして、内容液をより正確に計量することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、計量室12aを形成する計量筒部14の透明又は半透明の上部14aに計量線14bが描かれており、計量筒部14の底部14cに、容器本体11に収容された内容液を計量室12aに流入させる流出口部12cが設けられており、計量筒部14の底部14cは、マンセル表色系における明度が7以下の色として、好ましくは赤色、朱色、青色、緑色、黒色、茶色、紺色、紫色、灰色の何れかの色、又はこれらの2以上が混合された色に着色されているので、実開昭63−117706号公報に記載の器本体と同様の、気液界面の色差若しくは濃淡差による視認性の向上といった作用によって、計量筒部14の外側から、計量室12aに流入した内容液の液位を視認し易くなり、これによって所定量の内容液をより正確に計量することが可能になる。このような観点から、計量筒部14の底部14cは、マンセル表色系における明度が5以下の色で着色されていることがより好ましい。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、計量筒部の底部から立設して、流出ノズル筒部が設けられている必要は必ずしも無く、内容液は、計量筒部の底部に形成された流出口部から、計量室に直接流入させることもできる。
また、上記の実施形態では、開閉蓋16の内側面から突出して、注出口部12b及び流出口部12cをそれぞれ閉塞するシール筒体16d,16eが設けられていたが、どちらか一方が、注出口部12b又は流出口部12cを閉塞するように設けられていてもよい。
また、計量筒部の底部は、計量筒部の下部を形成する下部筒状部材の中栓部の上に、着色された底部形成部材を載置して装着することにより、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色する必要は必ずしも無く、例えば底部形成部材を用いることなく、中栓部の上面に直接着色を施すことによって、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色することもできる。
10 計量キャップ付き容器
11 容器本体
11a 胴部
11b 口首部
12 計量キャップ
12a 計量室
12b 注出口部
12c 流出口部
13 装着筒部
14 計量筒部
14a 透明又は半透明の上部
14b 計量線
14c 底部
14d ヒンジ部
15 流出ノズル筒部
15a 先端流出口
15b 支持脚部
15c 流出規制板
16 開閉蓋
16d 内側シール筒体
16e 外側シール筒体
18 下部筒状部材
18a 円筒部
18b 中栓部
18c 流出開口
19 上部筒状部材
20 底部形成部材
20a 底盤部
20b 密着周壁部
21 弁部材
21a 逆止弁
21b 支持スリーブ

Claims (6)

  1. 押圧変形可能な胴部を備える容器本体と、該容器本体の口首部に装着される計量キャップとを含んで構成され、前記胴部を押圧することにより前記容器本体に収容された内容液を前記計量キャップに送り出して、計量された内容液を注出口部から注出可能な計量キャップ付き容器であって、
    前記計量キャップは、前記容器本体の口首部に係合される装着筒部と、該装着筒部よりも上方に延設する部分を備えると共に、少なくとも計量線が描かれている上部が内部を視認可能な透明又は半透明の樹脂からなる、計量室を有する有底の計量筒部とを備えており、
    該計量筒部の底部に、前記容器本体に収容された内容液を前記計量室に流入させる流出口部が設けられており、前記計量筒部の底部は、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色されている計量キャップ付き容器。
  2. 前記計量筒部の底部から立設して、流出ノズル筒部が設けられており、該流出ノズル筒部の先端に先端流出口が開口しており、該先端流出口は前記流出口部と連通し、前記容器本体に収容された内容液を前記計量室に流入させる請求項1記載の計量キャップ付き容器。
  3. 前記流出ノズル筒部は、マンセル表色系における明度が7以下の色に着色されていない、着色された底部とは別パーツの部品として形成されている請求項2記載の計量キャップ付き容器。
  4. 前記計量筒部の先端部周縁部分に回転可能にヒンジ連結されて、透明又は半透明の樹脂からなる開閉蓋が設けられている請求項1又は2記載の計量キャップ付き容器。
  5. 前記開閉蓋の内側面から突出して、前記注出口部又は前記流出口部を閉塞するシール筒体が設けられている請求項1〜4のいずれか1項記載の計量キャップ付き容器。
  6. 前記容器本体に、無色透明又は淡黄色透明の内容液が収容されている請求項1〜5のいずれか1項記載の計量キャップ付き容器。
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