JP7477445B2 - 回転式計量ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、回転式計量ポンプ、具体的には、計量容器の部材として使用される回転式計量ポンプに関する。
この回転式計量ポンプは、流動体(例えば洗濯用洗剤)の計量に用いられるものである。
計量容器として、容器体が有する注出口の近傍に、この注出口寄りに開口部が配向された計量カップを、破断線を介して連結したものが知られている(特許文献1)。
この計量容器を使用するときには、容器体を傾けて注出口から計量カップへ流動体を流入させて計量した後、流動体入りの計量カップを吐出場所まで運び、吐出させればよい。
別の計量容器として、容器体の口頸部の上に取り付けた計量タンクから容器体内へ逆止弁付きの吸上げパイプを垂設するとともに、計量タンクの上部に上下方向に伸縮可能な蛇腹式の簡易ポンプを取り付け、この簡易ポンプから計量タンクを液密に貫通して容器体内へ加圧空気を圧送するための連通パイプを垂下し、かつ計量タンクの側面から吐出ノズルを突設したものが知られている(特許文献2)。
実開平3-40950 特開2011-51602
特許文献1のものは、流動体入りの計量カップを吐出場所まで運ぶ際、或いは、容器体から破断して分離する際に、計量カップの外に流動体がこぼれてしまうおそれがある。
特許文献2のものは、例えば洗濯機の洗剤投入口に吐出ノズルを向けて簡易ポンプを指で押すときに、力の弱い利用者は簡易ポンプを十分に押すことができず、計量が不完全になるおそれがあった。
また身体が小さい利用者の場合には、洗濯機の洗剤投入口に吐出ノズルを向く高さまで計量容器を持ち上げた後に、計量タンクの上部に付設された簡易ポンプを上方から押そうとしても、そもそも簡易ポンプの上面まで手が届かない可能性があった。
本発明の目的は、使い勝手がよくかつ的確に計量を行うことができる回転式計量ポンプを提供することである。
第1の手段は、上下動が可能な内容物吐出用のステム9を有する、容器体100の口頸部102への装着用の吐出ポンプ本体2と、
前記ステム9を囲む筒周壁32を有し、前記ステム9の上方に位置させて、当該筒周壁32の内部に昇降可能に隔壁52を嵌合させてなり、この隔壁52に前記ステム9の内部と連通する連通孔55を開口した計量タンク10と
を具備し、
前記筒周壁32は、前記吐出ポンプ本体2に対して回転可能に支承されており、
前記筒周壁32への回転力を前記隔壁52に対する押下げ力に変換する動力変換手段Aが前記計量タンク10に設けられており、
前記隔壁52は、前記連通孔55の周囲に前記ステム9の上端部に係合する押圧部56を有しており、
前記筒周壁32の回転操作により、その回転量に応じた距離を前記隔壁52が前記ステム9とともに下降するように構成した回転式計量ポンプにおいて、
前記計量タンク10は、前記吐出ポンプ本体2の上部に固定された主部材12と、この主部材12に対して回転可能に取り付けられた回転部材30とを具備しており、
前記主部材12は、リング状底壁14の外周端から起立する主周壁22を有し、
前記回転部材30は、前記主周壁22の内面に回転可能に嵌入された筒状の計量室画成壁部36と、この計量室画成壁部36に連設させて外部から操作可能な把持部34とを有し、
前記動力変換手段Aは、前記計量室画成壁部36に穿設された螺旋溝38と、前記主周壁22の内面に縦設された縦溝24と、前記隔壁52の周面から前記螺旋溝38を介して前記縦溝24の内部へ突入する係合子54とからなる。
本手段では、図1に示す如く、吐出ポンプ本体2のステム9を囲む筒周壁32を有し、ステム9の上方に位置させて、当該筒周壁32の内部に昇降可能に隔壁52を嵌合させた計量タンク10を具備する。
前記隔壁52に前記ステム9の内部と連通する連通孔55を開口し、連通孔55の周囲にステム9の上端部に係合する押圧部56を有する。
前記筒周壁32は、図4(A)に示す如く、前記吐出ポンプ本体2に対して回転可能に支承されており、筒周壁32への回転力を隔壁52に対する押下げ力に変換する動力変換手段Aが計量タンク10に設けられている。
そして前記筒周壁32の回転操作により、その回転量に応じた距離を前記隔壁52が前記ステム9とともに下降するように構成されている。
この構造によれば、使い勝手がよくかつ的確に所要量の内容物を計量して取り出すことができる。
また本手段では、図1に示す如く、前記計量タンク10は、吐出ポンプ本体2に固定された主部材12と、この主部材12に対して回転可能に取り付けられた回転部材30とを具備する。
前記主部材12は、リング状底壁14の外周端から起立する主周壁22を有する。
前記回転部材30は、前記主周壁22の内面に回転可能に嵌入された筒状の計量室画成壁部36を有する。
前記動力変換手段Aは、前記計量室画成壁部36に穿設された螺旋溝38と、前記主周壁22の内面に縦設された縦溝24と、前記隔壁52の周面から前記螺旋溝38を介して前記縦溝24の内部へ突入する係合子54とからなる。
この構造によれば、吐出ポンプ本体2のステム9に付設された計量タンク10が嵩張ることなく、回転式計量ポンプ全体として大きな収納スペースを必要とすることがないので、コンパクトで取扱い易い。
の手段は、第の手段を有し、かつ前記筒周壁30は、計量室画成壁部36である小径周壁及び把持部34である大径周壁のそれぞれの上端部を環状連結部40で連結させてなり、
それら小径周壁36及び大径周壁34の間に前記主周壁22を挿入させるとともに、大径周壁34の下端側に付設した抜止め用突部eを、主周壁22の下端面に係止させた。
本手段では、図1に示す如く、前記筒周壁30は、計量室画成壁部36である小径周壁及び把持部34である大径周壁のそれぞれの上端部を環状連結部40で連結させてなる。
そして、それら小径周壁36及び大径周壁34の間に前記主周壁22を挿入させるとともに、大径周壁34の下端側に付設した抜止め用突部eを、主周壁22の下端面に係止させた。
この構造によれば、把持して回転操作を行うことができる面(把持面)を広くとることができ、使い勝手がよい。
の手段は、第の手段又は第の手段を有し、かつ前記リング状底壁14は、下側リング板14aから、垂直筒部14bを介して、ステム挿通孔16を有する上側リング板14cを隆起させてなり、
前記ステム9をステム挿通孔16に挿通させた状態で前記吐出ポンプ本体2に組み付けられており、ステム挿通孔16の孔縁にシール手段27を配置した。
本手段では、図1に示す如く、リング状底壁14は、下側リング板14aから、垂直筒部14bを介して、ステム挿通孔16を有する上側リング板14cを隆起させてなる。
そして前記ステム9をステム挿通孔16に挿通させた状態で前記吐出ポンプ本体2に組み付けられている。
そして、前記ステム挿通孔16の孔縁にシール手段27を配置している。
この構造によれば、計量タンク10から吐出ポンプ本体2側へ内容物(例えば液体)が漏れ出すことを防止できる。
の手段は、第1の手段から第の手段のいずれかを有し、かつ前記計量タンク10は、前記筒周壁32の上面を閉塞する上蓋44を有する。
本手段では、図1に示す如く、計量タンク10は、前記筒周壁32の上面を閉塞する上蓋44を有する。
この構造によれば、計量タンク10の内部である計量室にほこりが溜まることを防止できる。
第1の手段に係る発明によれば、吐出ポンプ本体2のステム9を囲む筒周壁32の内部に昇降可能に隔壁52を嵌合させた計量タンク10を具備し、前記筒周壁32は、前記吐出ポンプ本体2に対して回転可能に支承されており、筒周壁32の回転操作により、その回転量に応じた距離を前記隔壁52が前記ステム9とともに下降するように構成したから、使い勝手がよくかつ的確に所要量の内容物を計量して取り出すことができる。
またの手段に係る発明によれば、計量タンク10には、主部材12の主周壁22に回転可能に嵌合した計量室画成壁部36に穿設された螺旋溝38と、前記主周壁22の内面に縦設された縦溝24と、前記隔壁52の周面から前記螺旋溝38を介して前記縦溝24の内部へ突入する係合子54とからなる動力変換手段Aを設けたから、吐出ポンプ本体2のステム9に付設された計量タンク10が嵩張ることなく、コンパクトで取扱い易い。
の手段に係る発明によれば、前記筒周壁32は、計量室画成壁部36である小径周壁及び把持部34である大径周壁のそれぞれの上端部を環状連結部40で連結させたから、回転操作の際に把持する面を広くとることができ、使い勝手がよい。
の手段に係る発明によれば、主部材12のリング状底壁14は、下側リング板14aから、垂直筒部14bを介して、ステム挿通孔16を有する上側リング板14cを隆起させてなり、前記ステム9をステム挿通孔16に挿通させた状態で前記吐出ポンプ本体2に組み付けられており、ステム挿通孔16の孔縁にシール手段27を配置したから、計量タンク10から吐出ポンプ本体2側へ内容物が漏れ出すことを防止できる。
の手段に係る発明によれば、計量タンク10は、前記筒周壁32の上面を閉塞する上蓋44を有するから、計量タンク10の内部である計量室にほこりが溜まることを防止できる。
本発明の実施形態に係る回転式計量ポンプ付きボトルの要部の断面図である。 図1に示す回転式計量ポンプの正面図である。 図1に示す回転式計量ポンプの計量タンクの分解図である。 図1に示す回転式計量ポンプの使用状態の説明図であり、同図(A)は、吐出ポンプ本体に対して計量タンクを回転させる様子を、同図(B)は、回転操作により、ステムから計量室内部に内容物が流れ込む様子を、それぞれ描いている。 図1に示す回転式計量ポンプの計量タンクの上蓋を開蓋する様子を描いている。
図1から図5は、本発明の実施形態に係る回転式計量ポンプを示している。
この回転式計量ポンプは、図1に示す如く、吐出ポンプ本体2と、計量タンク10とで構成されている。
吐出ポンプ本体2は、従来公知の構造であり、容器体100の口頸部102に装着することができ、計量タンクの取付け場所(ステム)を上端側に備えていれば、どのような構造でも構わない。
好適な一実施例として、図示の吐出ポンプ本体2は、図2に示す如く、口頸部102へ装着した装着筒3からシリンダ4を垂設し、シリンダの下端から吸上げパイプ5を下方へ突出するとともに、シリンダ4内へ作動部材8の下部を上方付勢状態で昇降可能に嵌挿している。作動部材8は液体吐出用のステム9を有する。
図示例では、シリンダ4内からの作動部材8の下部の抜止めのため、シリンダ4の上部内に嵌着させた抜止め筒6aを有する抜止め部材6が組付けられている。前記抜止め筒6aの上半部からは、外向きフランジ6bを介して垂下筒6cが垂設されている。
また抜止め部材6の内側には、シリンダ4に穿設した通気孔(図示せず)を、作動部材8が下限位置まで押し下げられた状態で閉塞する筒状の通気孔開閉材7が配備されている。
なお、本発明では、既存の吐出ポンプ本体2の構造を利用して計量タンク10を組み付けている。具体的には、前記外向きフランジ6bと垂下筒6cの間で構成される段部(下側環状段部LS)に、計量タンク10側の受部(後述の係合受部18)を係合させている。
また前記通気孔開閉材7の上端面とステム9の外周面の間で構成される(上側環状段部US)に、後述のシール手段27を当接している。
これらの係合箇所は吐出ポンプ本体2の構造に対応して適宜変更することができる。
計量タンク10は、本実施形態では、図1に示すように、主部材12と、保持板26と、シール手段27と、回転部材30と、固定リング48と、押圧部材50とで形成している。
もっともこの構造は適宜変更することができる。
主部材12は、前記吐出ポンプ本体2の上部に固定された部材である。
前記主部材12は、上方から見てほぼリング形状であるリング状底壁14の外周端から主周壁22を起立している。
前記リング状底壁14は、中央部にステム挿通孔16を開口しており、このステム挿通孔16にステム9を挿通させて、ステムの周囲を囲むように前記吐出ポンプ本体2の適所(図示例では抜止め部材6)に組み付けられている。
本実施形態では、前記リング状底壁14は、下側リング板14aから、垂直筒部14bを介して、ステム挿通孔16を有する上側リング板14cを隆起させてなる。
前記下側リング板14aの内周面には、第1切欠き部である係合受部18が周設されている。この係合受部には、前記吐出ポンプ本体2の下側環状段部LSが嵌着させており、こうすることで、計量タンク10を吐出ポンプ本体に組み付けている。
また前記下側リング板14aの外周面には、後述の固定リング48を固定させるための下向き段部(第2切欠き部20)が周設されている。
前記主周壁22は、前記ステム9より高く起立されている。
そして前記主周壁22の内面には、後述の係合子54を嵌入させるための縦溝24が縦設されている。
この縦溝24と後述の螺旋溝38と係合子54とは、後述の押圧部材50を下降させるための動力変換手段Aを構成している。これについては後述する。
前記縦溝24の上端部は、係合子を挿入するために開口端部(上側挿入口25)に形成されている。
図示例では、主周壁22の径方向反対側に一対の縦溝24が形成されているが、これら縦溝24の個数は、係合子54の個数に応じて変更するとよい。
保持板26及びシール手段27は、前記上側リング板14cの下面側に取り付けられ、ステム挿通孔16からの液体の漏れ出しを防止するように設けられている。
具体的には、前記保持板26は、上側リング板14cの下面に当接させて、垂直筒部14bの内面に嵌合された環状板部である。
前記保持板26の内周面の下部は前記通気孔開閉材の上端部に当接されている。
また前記保持板26の内周面の上部には、環状の第3切欠き部26aが周設されている。第3切欠き部26a内には、シール手段27であるОリングが嵌め込まれている。そしてОリングでステム9及びステム挿通孔16の間隙を塞いでいる。
回転部材30は、前記主部材12に対して回転可能に取り付けられた部材であり、前記ステム9を囲む筒周壁32を有する。
図示例では、図5に示す如く、前記筒周壁32の上部にヒンジ42を介して上蓋44を連結している。
前記筒周壁32は、本実施形態では、図1に示す如く、計量室画成壁部である小径周壁36と、把持部である大径周壁34と、これら両周壁の上端部を連結する環状連結部40とで形成されている。
それら小径周壁36及び大径周壁34の間に前記主周壁22が回転可能に挟持されている。
図示例では、前記環状連結部40の内周部から環状の凸条pを隆起させている。
前記小径周壁36には、後述の係合子54を挿通させるための螺旋溝38が形成されている。
この螺旋溝38の下端は、係合子54の挿入口(下方挿入口39)として、小径周壁36の下端面で開口している(図3参照)。
本実施形態では、小径周壁36に、2条ネジのように同一方向に同一のピッチで螺旋状に斜行する一対の螺旋溝38を形成している。もっとも螺旋溝38の個数は、係合子54の数に応じて適宜変更するとよい。
図示例の小径周壁36はリング状底壁14の下側リング板14aの上面まで延びている。
大径周壁34の下端側には、主部材12からの回転部材30の抜止めのため、主部材12側に回転可能に係止する抜止め用突部eを設けることが好ましい。
図示例では、大径周壁34を下側リング板14aの第2切欠き部形成箇所まで垂下し、大径周壁34の下端に嵌着された後述の固定リング48を第2切欠き部20に係合させている。
もっとも固定リングに代えて、大径周壁34の下端に抜止め用突部eを付設してもよく、また大径周壁の下端以外の箇所に抜止め手段を設けても構わない。
なお、筒周壁32及び主周壁22は透明や半透明に形成して、流入した液体の液位を外部から観察できるようにしてもよい。
また小径周壁(透明材料で形成する場合には大径周壁34でもよい。)に目盛を付して、液位を目視できるようにしてもよい。
前記上蓋44は、天板44aの周端から短い蓋周壁44bを垂設しており、この蓋周壁44bの下端を前記筒周壁32に連結している。蓋周壁44bには、ヒンジ42と反対側に位置させて摘み46を付設している。
なお、図示例では、前記蓋周壁44bの内周部に前記凸条pと隣接する凹条rを周設している。そして、図示しないが、摘み46側において、前記凸条pの前面及び凹条rの対応面との一方から突出する突起を他方へ係合(アンダーカット係合)させている。
前述の構造は好適な実施例であり、適宜変更することができる。例えば、把持部34は外部から操作して回転部材30を回転させることができればよく、把持部34を周壁以外の形態に変更したものも、本発明の技術的範囲に含まれる。
固定リング48は、回転部材30を、主部材12に対して回転可能に抜止めする部材である。
図示例では、前記固定リング48は、円環状のリングの外周面側に上向き段部である第5切欠き部48aを形成しており、この第5切欠き部48aに大径周壁34の下端部を嵌め込むことで、回転部材30に組み付けられている。
固定リング48の内径は大径周壁34の内径より小さく、固定リング48の内周部分が大径周壁34の内面よりも突出する。この突出部分を抜止め用突部eとして、前記第2切欠き部20に係止させている。
押圧部材50は、前記回転部材30と連動してステム9を押し下げるための部材である。
前記押圧部材50は、前記ステム9の上方に位置させて、当該筒周壁32の内部に昇降可能に嵌合させた隔壁52を備える。
前記隔壁52の輪郭は小径周壁36の内周面の平面視形状と一致しており、これら隔壁52の上面と小径周壁36の内周面で計量室Cが画成される。
隔壁52の周面からは、小径周壁36の径方向反対側に一対の係合子54が突設されている。
なお、係合子54の個数は適宜変更することができる。
これら係合子54はそれぞれ回転部材30の螺旋溝38を介して主部材12の縦溝24内へ突入している。このように形成することにより、回転部材30への回転力を、押圧部材50を昇降させる力へ変換して伝達する動力変換手段Aを構成している。
この動力変換手段Aは、筒周壁32の回転操作により、隔壁52が、回転部材30の回転量に応じた(好ましくは回転量に比例した)距離だけ下降するように形成するとよい。
前記隔壁52は、前記ステム9の内部と計量室Cとを連通させる連通孔55を有する。
前記連通孔55の付近には、ステム9と計量室Cとの連通を妨げないように、ステム9を押し下げるための押圧部56が形成されている。
図示例の押圧部56は、前記連通孔55の縁面下半部を環状の切り欠くことによって形成されている。この切欠き(第4切欠き部)を設けることにより、図3に示すように、連通孔55の下半部を大径孔部55aに、また連通孔55の上半部を小径孔部55bにそれぞれ形成している。前記大径孔部55aの外径は、前記ステム9の外径とほぼ同じである。また図示していないが、小径孔部55bの外径は、ステム9の内径とするとよい。
前記大径孔部55a内には、図1に示すように、前記ステム9の上端部が嵌入されている。この状態で前記隔壁52を押し下げると、第4切欠き部である押圧部56がステム9の上端面に突き当って、ステム9を下降させる。従って連通孔55内のスムーズな流れを確保しながら、ステム9を確実に押し下げることができる。
図示例では、前記隔壁52と連設させて、前記連通孔55の上方を覆う補助板部58を形成している。隔壁52と補助板部58とは、相互に平行に配置されており、複数の連結壁部60で連結されている。連結壁部60同士の間には、側方に開口する通過孔62が開口している。このように構成することにより、図4(B)に矢示するように、ステム9から真上に吐出された液体は、補助板部58で向きを変えて、通過孔62から側外方へ流れて、計量室C内に入る。
こうすることで、計量室Cに入るときの液体の勢いが強くなり過ぎることがない。
前記構成において、図1の状態から、回転式計量ポンプを容器体100の口頸部102に装着して、図4(A)に示す如く、吐出ポンプ本体2に対して回転部材30を所定の方向(隔壁52を下降させる方向)に回転させると、係合子54は螺旋溝38に沿って回転しようとする。しかし、係合子54は縦溝24内に係止されており、周方向には移動できないため、係合子54が付設された隔壁52全体が下降する。
これにより、吐出ポンプ本体2のステム9が下降して、容器体内の内容物がステムを介して計量室C内に入る(図4(B)参照)。
この際に、回転部材30の回転量に応じた内容物が計量室Cに流入する。
前記回転部材30を所定回数だけ回転させることで、内容物の計量が完了する。
次に図5に示すように、回転部材30を逆方向に回転した後上蓋44を開蓋し、内容物を計量室Cから注出する。注出作業が完了したら、再び上蓋44を閉めれば、図1の状態に戻る。
2…吐出ポンプ本体 3…装着筒 4…シリンダ 5…吸上げパイプ
6…抜止め部材 6a…抜止め筒 6b…外向きフランジ 6c…垂下筒
7…通気孔開閉材 8…作動部材 9…ステム
10…計量タンク(計量キャップ) 12…主部材 14…リング状底壁
14a…下側リング板 14b…垂直筒部 14c…上側リング板
16…ステム挿通孔 18…係合受部(第1切欠き部) 20…第2切欠き部
22…主周壁 24…縦溝 25…上方挿入口
26…保持板 26a…第3切欠き部 27…Oリング(シール手段)
30…回転部材 32…筒周壁 34…大径周壁(把持部)
36…小径周壁(計量室画成壁部) 38…螺旋溝 39…下方挿入口
40…環状連結部 42…ヒンジ
44…上蓋 44a…天板 44b…蓋周壁 46…摘み
48…固定リング 48a…第5切欠き部
50…押圧部材 52…隔壁 54…係合子 55…連通孔 55a…大径孔部
55b…小径孔部 56…押圧部(第4切欠き部)
58…補助板部 60…連結壁部 62…通過孔
100…容器体 102…口頸部
A…動力変換手段 C…計量室 e…抜止め用突部
LS…下側環状段部(係合段部) p…凸条 r…凹条
US…上側環状段部




Claims (4)

  1. 上下動が可能な内容物吐出用のステム(9)を有する、容器体(100)の口頸部(102)への装着用の吐出ポンプ本体(2)と、
    前記ステム(9)を囲む筒周壁(32)を有し、前記ステム(9)の上方に位置させて、当該筒周壁(32)の内部に昇降可能に隔壁(52)を嵌合させてなり、この隔壁(52)に前記ステム(9)の内部と連通する連通孔(55)を開口した計量タンク(10)と
    を具備し、
    前記筒周壁(32)は、前記吐出ポンプ本体(2)に対して回転可能に支承されており、
    前記筒周壁(32)への回転力を前記隔壁(52)に対する押下げ力に変換する動力変換手段(A)が前記計量タンク(10)に設けられており、
    前記隔壁(52)は、前記連通孔(55)の周囲に前記ステム(9)の上端部に係合する押圧部(56)を有しており、
    前記筒周壁(32)の回転操作により、その回転量に応じた距離を前記隔壁(52)が前記ステム(9)とともに下降するように構成した回転式計量ポンプにおいて、
    前記計量タンク(10)は、前記吐出ポンプ本体(2)の上部に固定された主部材(12)と、この主部材(12)に対して回転可能に取り付けられた回転部材(30)とを具備しており、
    前記主部材(12)は、リング状底壁(14)の外周端から起立する主周壁(22)を有し、
    前記回転部材(30)は、前記主周壁(22)の内面に回転可能に嵌入された筒状の計量室画成壁部(36)と、この計量室画成壁部(36)に連設させて外部から操作可能な把持部(34)とを有し、
    前記動力変換手段(A)は、前記計量室画成壁部(36)に穿設された螺旋溝(38)と、前記主周壁(22)の内面に縦設された縦溝(24)と、前記隔壁(52)の周面から前記螺旋溝(38)を介して前記縦溝(24)の内部へ突入する係合子(54)とからなることを特徴とする、回転式計量ポンプ。
  2. 前記筒周壁(32)は、前記計量室画成壁部(36)である小径周壁及び前記把持部(34)である大径周壁のそれぞれの上端部を環状連結部(40)で連結させてなり、
    それら小径周壁(36)及び大径周壁(34)の間に前記主周壁(22)を挿入させるとともに、前記大径周壁(34)の下端側に付設した抜止め用突部(e)を、前記主周壁(22)の下端面に係止させたことを特徴とする、請求項に記載の回転式計量ポンプ。
  3. 前記リング状底壁(14)は、下側リング板(14a)から、垂直筒部(14b)を介して、ステム挿通孔(16)を有する上側リング板(14c)を隆起させてなり、
    前記ステム(9)を前記ステム挿通孔(16)に挿通させた状態で前記吐出ポンプ本体(2)に組み付けられており、前記ステム挿通孔(16)の孔縁にシール手段(27)を配置したことを特徴とする、請求項又は請求項に記載の回転式計量ポンプ。
  4. 前記計量タンク(10)は、前記筒周壁(32)の上面を閉塞する上蓋(44)を有することを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載の回転式計量ポンプ。
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