JP2004099086A - 梱包バンド - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の梱包バンドは、物品に巻き付けた帯状体が一部で捻れたままで締結される「捻れ締結」が起きやすいという問題点があった。第1の発明の課題は、捻れ締結の発生が少ない梱包バンドを提供することにある。
従来の梱包バンドは、被梱包物の外周長に対して帯状体の適正長さを設定しづらいという問題点があった。第2の発明の課題は、適正長さの設定が容易な梱包バンドを提供することにある。
【解決手段】請求項1記載の第1の発明の梱包バンドは、帯状体の表面と裏面を識別可能に構成した。
請求項2記載の第2の発明の梱包バンドは、帯状体の表面または裏面の少なくとも1面に長さ表示手段を設けた。
【選択図】図1
従来の梱包バンドは、被梱包物の外周長に対して帯状体の適正長さを設定しづらいという問題点があった。第2の発明の課題は、適正長さの設定が容易な梱包バンドを提供することにある。
【解決手段】請求項1記載の第1の発明の梱包バンドは、帯状体の表面と裏面を識別可能に構成した。
請求項2記載の第2の発明の梱包バンドは、帯状体の表面または裏面の少なくとも1面に長さ表示手段を設けた。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、荷物の梱包などに用いる梱包バンド(PPバンドや紙バンドなど)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなるもので、さまざまな物品の梱包に供されている。
【0003】
帯状体を構成する素材としては、プラスチックや紙などが用いられている。
【0004】
プラスチック製の帯状体を使用した梱包バンドは、プラスチック材料にポリプロピレン樹脂(以下、PPという)を使用したものが主流になっており、一般に「PPバンド」と通称されている。PPバンドは、幅=5mm〜32mm、厚さ=0.5mm程度のポリプロピレン製帯状体からなり、帯状体の表面と裏面には菱形の凹凸パターンがエンボス加工されている。帯状体の色は、青、黄色、ベージュなどが多用されている。こうした従来の帯状体は、表面も裏面も、素材、色、表面の凹凸などの物理的構成が全く同じであって、識別性がない。
【0005】
帯状体の主素材として紙を使用した梱包バンドは「紙バンド」と通称される。紙バンドは、直径1〜2mm程度に成形され紙製の紐を十数本並列に固着して帯状体を構成したもので、前記のPPバンドよりも古くから知られている製品である。紙バンドは、強度と価格に優れたPPバンドに席巻されつつあるが、最近は、環境に優しい廃棄物になる点が評価され、やや見直されている。紙バンドの色は、ほとんどが灰色かベージュで、外観は表面も裏面も全く同一である。
【0006】
被梱包物に巻き付けた帯状体の両端部はいろいろな方法によって締結される。PPバンドの締結法として代表的なものは、熱による圧着や溶着、高周波振動による融着、金属ピンによる機械締め、ストッパ部材を使った手動締め、などが知られている。
【0007】
図10,11,12は、ストッパ部材10を使った手動締めの例である。即ち、帯状体1の両端部を、ストッパ部材10の巻き締めピン12、12にそれぞれ巻き付け、帯状体1とピン12に働く摩擦力を利用して、締結するものである。11はストッパ部材10のベースである。
【0008】
紙バンドの締結法としては、接着、金属ピンによる機械締め、ストッパ部材10への巻き付け締め、などが知られている。
【0009】
請求項1および請求項2に記載の発明の課題、作用、効果は、帯状体を構成する素材が何であるかにはよらないし、帯状体をどのような方法で締結するかにもよらない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
(請求項1の発明の課題)
従来の梱包バンドは、図12のように、物品に巻き付けた帯状体1が一部で捻れた状態のまま締結される「バンド捻れ」現象が起きやすいという問題点があった。
【0011】
この「バンド捻れ」は、帯状体を所定のガイドに沿って排出する自動梱包機ではあまり発生しないが、手動締めでは頻繁に起きる現象である。即ち、大きな段ボール箱に梱包バンドを巻く際、帯状体の後端を手元で抑えながら始端を箱の下にくぐらせると、帯状体が箱と床面に挟まれ、「バンド捻れ」が発生しやすいのである。
【0012】
「バンド捻れ」は、いろいろとやっかいな問題を生じる。
まず、バンド捻れ部は「X字」状に折れ曲がって外観が醜くなる。これは美麗な外装を要求される商品梱包において、その包装価値を大いに減ずる。
【0013】
また、捻れ部は「立体構造」となるため、平面との密着性が悪くなる。たとえば、箱の底面にバンド捻れ部があると、箱は床平面に対してやや傾いてしまう。そして、この箱の上に別の箱を載せ、さらにその上に箱を積み上げる、という操作を繰り返すと、下の箱の傾きが徐々に増幅され、やがて積み上げられた箱が崩れやすくなる。小さな箱をたくさん積み上げる倉庫などでは大変危険である。
【0014】
また、箱の側面にバンド捻れ部があると、箱の整列性が悪くなる。たくさんの箱を輸送車に積載したい時などは、積載密度の低下を招き、容積利用率が悪くなる。隣り合う箱の表面を傷付けやすいという問題点もある。
【0015】
バンド捻れ部は、細紐状であるため、被梱包物が柔らかい物品の場合、バンド捻れ部が被梱包物に食い込んで破損したりすることもある。特に、段ボールのコーナー部ではこの問題が起きやすい。
【0016】
また、バンド捻れ部は突出しているので、周囲の物品に引っかかってトラブルを引き起こす可能性があり、梱包作業者の身体を傷付ける可能性もある。
【0017】
さらに、被梱包物が金属のような固い物品の場合は、捻れ部に生じる応力集中によって、帯状体自身が破断してしまう恐れもある。
【0018】
こうした「バンド捻れ」が起きる原因は、図12のように、従来の梱包バンドの帯状体1において、その表面1xと裏面1yの外観が全く同一であるためである。
【0019】
即ち、段ボール箱の下側をくぐらせた帯状体が捻れた場合、上側に戻ってきた帯状体の一方の端部は裏返しになっているわけであるが、裏面も表面もその外観が同一であるから、梱包作業者はバンド捻れに気がつかないのである。
【0020】
請求項1の発明に関わる第1課題は、こうした問題点に鑑み、バンド捻れの発生を未然に防止できる梱包バンドを提供することにある。
【0021】
(請求項2の発明の課題)
従来の梱包バンドは、被梱包物の外周長に対する帯状体の適正長さを設定しづらいという問題点があった。
【0022】
梱包バンドによる梱包を手作業で行う場合、帯状体を予め適当な長さに切断することが多い。これは、帯状体をロールからほぐしながら被梱包物に巻き付けるのは作業性が悪いからである。
【0023】
帯状体をロールからカットする場合、通常は、被梱包物を前にして目分量でその長さを決める。このため、カットした帯状体が最適長さ(=被梱包物の外周長と、両端部の締結に必要な長さを足したもの)になることは稀である。
【0024】
カットした帯状体の長さが被梱包物の外周長に達していなければ、梱包バンドとしての用をなさず、すべて無駄になる。
【0025】
従って、図12のように、カットした帯状体の長さが最適長さより長ければ、余分な長さの帯状体3は切り捨てることになり、やはり無駄が出る。
【0026】
この結果、通販会社の出荷部門などでは中途半端な長さにカットされた帯状体が大量のゴミとして廃棄されている。
【0027】
請求項2の発明に関わる第2課題は、帯状体の適正長さを容易に設定できる梱包バンドを提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記の第1課題を解決するために、請求項1の発明の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面と裏面を識別可能に構成したことを特徴とするものである。
【0029】
上記の第2課題を解決するために、請求項2の発明の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面または裏面の少なくとも1面に長さ表示手段を設けたことを特徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0031】
(請求項1の発明の第1実施形態)
請求項1の発明の第1実施形態を示す図1において、1は帯状体である。この帯状体1はPP(ポリプロピレン)樹脂製である。この帯状体1の表面1aと裏面1bは、異なる色で構成されている。
【0032】
ここで表面1aと裏面1bの色は、両者が容易に識別可能であればその組み合わせは任意である。即ち、黄色と青色、ベージュと赤、白と赤、ベージュと緑など、その他どんな組み合わせでもよい。
【0033】
この表面1aと裏面1bを構成するための製造法はいろいろであるが、代表的なものとして、「2色成形法」と「塗装・印刷法」がある。
【0034】
2色成形法は、異なる色の顔料を加えたPP樹脂原料を2系統で用意し、製造工程の適当な段階で両者を一体成形する方法である。今、標準的な作業環境で、標準的な感覚を有する作業にとって識別可能な2種類の色を「A」、「B」とする(たとえば、A=青、B=黄)。ここで、色Aの顔料を含む原材料と色Bの顔料を含む原材料を帯状に重ね合わせながら加熱・延伸すれば、色Aを有する表面1aと色Bを有する裏面1bとが一体成形された帯状体1が得られる。
【0035】
一方、塗装・印刷法は、従来の方法で製造された帯状体1を基材とし、その表面または裏面に基材とは異なる色の塗料を、公知技術により塗装ないし印刷処理するものである。塗装・印刷法によれば、基材の色を有する表面1aと、塗装した色を有する裏面1bからなる帯状体1が容易に構成される。
【0036】
塗装・印刷法は、熱圧着や高周波溶着時の接合強度や色のはく離性などにおいて2色成型法には劣るが、多色刷りや複雑パターンを形成できるなどの自在性に富むという利点がある。また、帯状体製造の既存設備をほとんど変更することなく、表裏面の識別が可能な帯状体を得られるというメリットもある。
【0037】
また、塗装・印刷法は、絵柄やグラデーションなど任意のパターンを表面1aと裏面1bに形成できるので、単に、帯状体1の表裏に識別性を持たせるというだけでなく、帯状体1の装飾性を選択可能にできるという利点もある。即ち、被梱包物の色に合わせて、より好適な色の組み合わせとなるように(いわゆるカラーコーディネイト)、帯状体1の表面1aまたは裏面1bを選択できるように構成することができる。
【0038】
尚、作業者に注意を促す「バンドねじれ注意!」などの文字を印刷してもよい。
【0039】
帯状体1への塗装ないし印刷は、エンボス加工の前に行ってもよいし、エンボス加工の後でもよい。
【0040】
エンボス加工の前に塗装する方法は、塗装面の安定性を確保しやすく、仕上がりがきれいになる。エンボス加工の後に塗装・印刷する方法は、表面に凹凸のある素材に塗装・印刷しなければならないという面で不安定であるが、この工程は帯状体1の製造工程の最も下流に置けばよく、設備の変更が軽微で済むという利点がある。
【0041】
帯状体1を被梱包物に巻き付け、その両端を熱圧着で締結する場合、塗装・印刷された面は樹脂面と溶着できないか、できても結合強度が落ちる恐れがある。このため、この第1実施形態では、2色成形による一体成形により表面1aも裏面1bも同一の樹脂で構成された形態が実用上は、より望ましい。また、2色成形法で製造した帯状体1は、塗装・印刷法とは違って、素材と色が一体化しているので、色のはく離などの恐れがない。
【0042】
(請求項1の第1実施形態の作用)
図2に示すように、第1の実施形態の帯状体1が捻れると、表面1aとは異なる色の裏面1bが上側に出てきて一目で識別することができる。
【0043】
(請求項1の第2実施形態)
請求項1の発明の第2実施形態を示す図3において、PP樹脂製の帯状体1は、長手方向の中心線を境界として、濃い色の半幅面1cと薄い色の半幅面1dとで構成されている。ここでいう「濃い色」「薄い色」とは、2種類の色が識別可能であることを図で説明しやすくするための表現であり、標準的な感覚で識別できる色の組み合わせであれば、薄い色同士の組み合わせ(例えばピンクと水色)や、濃い色同士の組み合わせ(例えば赤と紺)であってもよいことはもちろんである。
【0044】
半幅面1cと半幅面1dは、2色成形法により一体成形されている。即ち、異なる色の顔料を加えたPP樹脂原料を2系統で用意し、ある色の原料と他の色の原料を並列に導入しながら帯状に加熱・延伸して、薄い色の半幅面1cと濃い色の半幅面1dとを有する帯状体1に一体成形するものである。
【0045】
尚、ここでは、帯状体1の半幅面1cと半幅面1dは同じ幅の帯状領域になっているが、薄い色の領域と濃い色の領域が5対1であるというように、非対称な幅面の組み合わせであってもよい。
【0046】
(請求項1の第2実施形態の作用)
図4に示すように、第2の実施形態の帯状体1が捻れると、半幅面1cと半幅面1dの色パターンが逆転するので、帯状体1の表裏を一目で識別することができる。
【0047】
(請求項1の第3実施形態)
請求項1の発明の第3実施形態を示す図5において、帯状体1の表側を構成する表面1eは点状エンボスパターンを有している。点状エンボスの直径と高さは、帯状体1をストッパ部材10に巻き締めする際の摺接摩擦力や、熱圧着する際の接合強度に鑑みて決定される。
【0048】
図6において、帯状体1の裏側を構成する裏面1fは菱形エンボスパターンを有している。菱形エンボスの直径と高さも、巻き締め時の摺接摩擦力や。熱圧着時の接合強度に鑑みて決定される。
【0049】
エンボス加工で帯状体1の表裏識別を可能にする実施形態では、帯状体1の成形工程の変更は不要であり、塗装・印刷などあらたな製造設備も不要である。即ち、エンボス加工の前段階までは、従来の製造工程と全く同じでよい。
【0050】
(請求項1の第3実施形態の作用)
図7に示すように、この第3実施形態では、帯状体1は、表面1eと裏面1fの色が同じであってもエンボスパターンの違いによって識別が可能である。また、手で触って表面1eと裏面1fを識別できるという特徴もある。
【0051】
(請求項2の第1実施形態)
請求項2の発明の第1実施形態を示す図8において、帯状体1は、その表面1gに、長さ表示手段2を備えている。
【0052】
この長さ表示手段2は、一般のスケールと同様なmm単位の目盛りであってもよいが、おおよその長さを示す荒い目盛り、たとえば5〜10mmを最小刻みとする目盛りでもかまわない。
【0053】
この長さ表示手段2は、公知の塗装・印刷技術により形成されており、表示の色や大きさは任意である。通常の被梱包物の外周長は、数十cm〜数百cmがほとんどであるから、10cm毎の刻みで0〜100cmまでを繰り返し表示する目盛りなどが使いやすい。10cm毎に色の濃度が変わるグラデーションスケールも装飾性の面で好ましい。
【0054】
この請求項2の第1実施形態において、表面1gだけに長さ表示手段2が形成され、裏面(図示せず)が従来の帯状体と同じ無地であれば、請求項1で説明したような帯状体1の表面と裏面の識別性を有する。しかし、バンド捻れ対策を考えないならば、裏面にも長さ表示手段のあるほうが実際の作業では使いやすい。
【0055】
(請求項2の発明の第2実施形態)
図9は請求項2の第2実施形態例を示すものである。
この第2実施例では、長さ表示手段2を帯状体1の裏面にも印刷してあるので、どちらの面を下にして巻き付けても長さ測定ができる。
【0056】
しかし、長さ表示手段2を表と裏で同じ位置に印刷すると、請求項1の梱包バンドで説明したように、帯状体1がねじれた時に識別できなくなるから、表面と裏面の印刷位置を変えて、両者を識別できるように構成してある。
【0057】
即ち、図9において、表面1hの長さ表示手段2は右半面に、裏面1iの長さ表示手段2は左半面に、それぞれ設けてある。
【0058】
尚、請求項1の第1実施形態で説明したように、帯状体1自体の表面と裏面の色を変えてあれば、長さ表示手段2を同じ半面に印刷しても不都合はない。あるいは、表面と裏面の長さ表示手段(即ち、目盛り)を別色にするならば、各面の同じ位置に印刷してもよい。
【0059】
尚、上記した請求項1および請求項2記載の梱包バンドの作用と効果は、帯状体を構成する材料の種類にはよらない。
【0060】
即ち、材料は、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、その他プラスチック樹脂、生分解性ポリマー(ポリ乳酸など)、紙、織布、不織布など、及びこれらの複合品であってもよい。
【0061】
【発明の効果】
請求項1記載の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面と裏面を識別可能に構成したことを特徴としているので、帯状体の表裏を識別して、その捻れを容易に検知することができる。この結果、バンド捻れの発生を未然に防止できるという効果を奏する。
【0062】
請求項2記載の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面または裏面の少なくとも1面に長さ表示手段を設けたことを特徴としているので、被梱包物の外周に対する適正長さを長さ表示手段で確認して、帯状体を適正長さにカットできる。この結果、帯状体の無駄発生を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の梱包バンドの第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】請求項1記載の梱包バンドの第1実施形態において、帯状体が捻れた時の識別性を示す斜視図である。
【図3】請求項1記載の梱包バンドの第2実施形態を示す斜視図である。
【図4】請求項1記載の梱包バンドの第2実施形態において、帯状体が捻れた時の識別性を示す斜視図である。
【図5】請求項1記載の梱包バンドの第3実施形態において、表面の点状エンボスパターンを示す斜視図である。
【図6】請求項1記載の梱包バンドの第3実施形態において、裏面の菱形エンボスパターンを示す斜視図である。
【図7】請求項1記載の梱包バンドの第3実施形態において、帯状体が捻れた時の識別性を示す斜視図である。
【図8】請求項2記載の梱包バンドの第1実施形態を示す斜視図である。
【図9】請求項2記載の梱包バンドの第2実施形態を示す斜視図である。
【図10】ストッパ部材を示す斜視図である。
【図11】ストッパ部材の巻き締め原理を示す断面図である。
【図12】従来の梱包バンドにおけるバンド捻れと、余分な長さの帯状体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 帯状体
1a,1e,1g,1h 帯状体の表面
1b,1f,1i 帯状体の裏面
1c,1d 帯状体の半幅面
1x 従来の帯状体の表面
1y 従来の帯状体の裏面
2 長さ表示手段
3 余分な長さの帯状体
10 ストッパ部材
11 ベース体
12 巻き付けピン
13 被梱包物
【発明の属する技術分野】
この発明は、荷物の梱包などに用いる梱包バンド(PPバンドや紙バンドなど)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなるもので、さまざまな物品の梱包に供されている。
【0003】
帯状体を構成する素材としては、プラスチックや紙などが用いられている。
【0004】
プラスチック製の帯状体を使用した梱包バンドは、プラスチック材料にポリプロピレン樹脂(以下、PPという)を使用したものが主流になっており、一般に「PPバンド」と通称されている。PPバンドは、幅=5mm〜32mm、厚さ=0.5mm程度のポリプロピレン製帯状体からなり、帯状体の表面と裏面には菱形の凹凸パターンがエンボス加工されている。帯状体の色は、青、黄色、ベージュなどが多用されている。こうした従来の帯状体は、表面も裏面も、素材、色、表面の凹凸などの物理的構成が全く同じであって、識別性がない。
【0005】
帯状体の主素材として紙を使用した梱包バンドは「紙バンド」と通称される。紙バンドは、直径1〜2mm程度に成形され紙製の紐を十数本並列に固着して帯状体を構成したもので、前記のPPバンドよりも古くから知られている製品である。紙バンドは、強度と価格に優れたPPバンドに席巻されつつあるが、最近は、環境に優しい廃棄物になる点が評価され、やや見直されている。紙バンドの色は、ほとんどが灰色かベージュで、外観は表面も裏面も全く同一である。
【0006】
被梱包物に巻き付けた帯状体の両端部はいろいろな方法によって締結される。PPバンドの締結法として代表的なものは、熱による圧着や溶着、高周波振動による融着、金属ピンによる機械締め、ストッパ部材を使った手動締め、などが知られている。
【0007】
図10,11,12は、ストッパ部材10を使った手動締めの例である。即ち、帯状体1の両端部を、ストッパ部材10の巻き締めピン12、12にそれぞれ巻き付け、帯状体1とピン12に働く摩擦力を利用して、締結するものである。11はストッパ部材10のベースである。
【0008】
紙バンドの締結法としては、接着、金属ピンによる機械締め、ストッパ部材10への巻き付け締め、などが知られている。
【0009】
請求項1および請求項2に記載の発明の課題、作用、効果は、帯状体を構成する素材が何であるかにはよらないし、帯状体をどのような方法で締結するかにもよらない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
(請求項1の発明の課題)
従来の梱包バンドは、図12のように、物品に巻き付けた帯状体1が一部で捻れた状態のまま締結される「バンド捻れ」現象が起きやすいという問題点があった。
【0011】
この「バンド捻れ」は、帯状体を所定のガイドに沿って排出する自動梱包機ではあまり発生しないが、手動締めでは頻繁に起きる現象である。即ち、大きな段ボール箱に梱包バンドを巻く際、帯状体の後端を手元で抑えながら始端を箱の下にくぐらせると、帯状体が箱と床面に挟まれ、「バンド捻れ」が発生しやすいのである。
【0012】
「バンド捻れ」は、いろいろとやっかいな問題を生じる。
まず、バンド捻れ部は「X字」状に折れ曲がって外観が醜くなる。これは美麗な外装を要求される商品梱包において、その包装価値を大いに減ずる。
【0013】
また、捻れ部は「立体構造」となるため、平面との密着性が悪くなる。たとえば、箱の底面にバンド捻れ部があると、箱は床平面に対してやや傾いてしまう。そして、この箱の上に別の箱を載せ、さらにその上に箱を積み上げる、という操作を繰り返すと、下の箱の傾きが徐々に増幅され、やがて積み上げられた箱が崩れやすくなる。小さな箱をたくさん積み上げる倉庫などでは大変危険である。
【0014】
また、箱の側面にバンド捻れ部があると、箱の整列性が悪くなる。たくさんの箱を輸送車に積載したい時などは、積載密度の低下を招き、容積利用率が悪くなる。隣り合う箱の表面を傷付けやすいという問題点もある。
【0015】
バンド捻れ部は、細紐状であるため、被梱包物が柔らかい物品の場合、バンド捻れ部が被梱包物に食い込んで破損したりすることもある。特に、段ボールのコーナー部ではこの問題が起きやすい。
【0016】
また、バンド捻れ部は突出しているので、周囲の物品に引っかかってトラブルを引き起こす可能性があり、梱包作業者の身体を傷付ける可能性もある。
【0017】
さらに、被梱包物が金属のような固い物品の場合は、捻れ部に生じる応力集中によって、帯状体自身が破断してしまう恐れもある。
【0018】
こうした「バンド捻れ」が起きる原因は、図12のように、従来の梱包バンドの帯状体1において、その表面1xと裏面1yの外観が全く同一であるためである。
【0019】
即ち、段ボール箱の下側をくぐらせた帯状体が捻れた場合、上側に戻ってきた帯状体の一方の端部は裏返しになっているわけであるが、裏面も表面もその外観が同一であるから、梱包作業者はバンド捻れに気がつかないのである。
【0020】
請求項1の発明に関わる第1課題は、こうした問題点に鑑み、バンド捻れの発生を未然に防止できる梱包バンドを提供することにある。
【0021】
(請求項2の発明の課題)
従来の梱包バンドは、被梱包物の外周長に対する帯状体の適正長さを設定しづらいという問題点があった。
【0022】
梱包バンドによる梱包を手作業で行う場合、帯状体を予め適当な長さに切断することが多い。これは、帯状体をロールからほぐしながら被梱包物に巻き付けるのは作業性が悪いからである。
【0023】
帯状体をロールからカットする場合、通常は、被梱包物を前にして目分量でその長さを決める。このため、カットした帯状体が最適長さ(=被梱包物の外周長と、両端部の締結に必要な長さを足したもの)になることは稀である。
【0024】
カットした帯状体の長さが被梱包物の外周長に達していなければ、梱包バンドとしての用をなさず、すべて無駄になる。
【0025】
従って、図12のように、カットした帯状体の長さが最適長さより長ければ、余分な長さの帯状体3は切り捨てることになり、やはり無駄が出る。
【0026】
この結果、通販会社の出荷部門などでは中途半端な長さにカットされた帯状体が大量のゴミとして廃棄されている。
【0027】
請求項2の発明に関わる第2課題は、帯状体の適正長さを容易に設定できる梱包バンドを提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
上記の第1課題を解決するために、請求項1の発明の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面と裏面を識別可能に構成したことを特徴とするものである。
【0029】
上記の第2課題を解決するために、請求項2の発明の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面または裏面の少なくとも1面に長さ表示手段を設けたことを特徴とするものである。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0031】
(請求項1の発明の第1実施形態)
請求項1の発明の第1実施形態を示す図1において、1は帯状体である。この帯状体1はPP(ポリプロピレン)樹脂製である。この帯状体1の表面1aと裏面1bは、異なる色で構成されている。
【0032】
ここで表面1aと裏面1bの色は、両者が容易に識別可能であればその組み合わせは任意である。即ち、黄色と青色、ベージュと赤、白と赤、ベージュと緑など、その他どんな組み合わせでもよい。
【0033】
この表面1aと裏面1bを構成するための製造法はいろいろであるが、代表的なものとして、「2色成形法」と「塗装・印刷法」がある。
【0034】
2色成形法は、異なる色の顔料を加えたPP樹脂原料を2系統で用意し、製造工程の適当な段階で両者を一体成形する方法である。今、標準的な作業環境で、標準的な感覚を有する作業にとって識別可能な2種類の色を「A」、「B」とする(たとえば、A=青、B=黄)。ここで、色Aの顔料を含む原材料と色Bの顔料を含む原材料を帯状に重ね合わせながら加熱・延伸すれば、色Aを有する表面1aと色Bを有する裏面1bとが一体成形された帯状体1が得られる。
【0035】
一方、塗装・印刷法は、従来の方法で製造された帯状体1を基材とし、その表面または裏面に基材とは異なる色の塗料を、公知技術により塗装ないし印刷処理するものである。塗装・印刷法によれば、基材の色を有する表面1aと、塗装した色を有する裏面1bからなる帯状体1が容易に構成される。
【0036】
塗装・印刷法は、熱圧着や高周波溶着時の接合強度や色のはく離性などにおいて2色成型法には劣るが、多色刷りや複雑パターンを形成できるなどの自在性に富むという利点がある。また、帯状体製造の既存設備をほとんど変更することなく、表裏面の識別が可能な帯状体を得られるというメリットもある。
【0037】
また、塗装・印刷法は、絵柄やグラデーションなど任意のパターンを表面1aと裏面1bに形成できるので、単に、帯状体1の表裏に識別性を持たせるというだけでなく、帯状体1の装飾性を選択可能にできるという利点もある。即ち、被梱包物の色に合わせて、より好適な色の組み合わせとなるように(いわゆるカラーコーディネイト)、帯状体1の表面1aまたは裏面1bを選択できるように構成することができる。
【0038】
尚、作業者に注意を促す「バンドねじれ注意!」などの文字を印刷してもよい。
【0039】
帯状体1への塗装ないし印刷は、エンボス加工の前に行ってもよいし、エンボス加工の後でもよい。
【0040】
エンボス加工の前に塗装する方法は、塗装面の安定性を確保しやすく、仕上がりがきれいになる。エンボス加工の後に塗装・印刷する方法は、表面に凹凸のある素材に塗装・印刷しなければならないという面で不安定であるが、この工程は帯状体1の製造工程の最も下流に置けばよく、設備の変更が軽微で済むという利点がある。
【0041】
帯状体1を被梱包物に巻き付け、その両端を熱圧着で締結する場合、塗装・印刷された面は樹脂面と溶着できないか、できても結合強度が落ちる恐れがある。このため、この第1実施形態では、2色成形による一体成形により表面1aも裏面1bも同一の樹脂で構成された形態が実用上は、より望ましい。また、2色成形法で製造した帯状体1は、塗装・印刷法とは違って、素材と色が一体化しているので、色のはく離などの恐れがない。
【0042】
(請求項1の第1実施形態の作用)
図2に示すように、第1の実施形態の帯状体1が捻れると、表面1aとは異なる色の裏面1bが上側に出てきて一目で識別することができる。
【0043】
(請求項1の第2実施形態)
請求項1の発明の第2実施形態を示す図3において、PP樹脂製の帯状体1は、長手方向の中心線を境界として、濃い色の半幅面1cと薄い色の半幅面1dとで構成されている。ここでいう「濃い色」「薄い色」とは、2種類の色が識別可能であることを図で説明しやすくするための表現であり、標準的な感覚で識別できる色の組み合わせであれば、薄い色同士の組み合わせ(例えばピンクと水色)や、濃い色同士の組み合わせ(例えば赤と紺)であってもよいことはもちろんである。
【0044】
半幅面1cと半幅面1dは、2色成形法により一体成形されている。即ち、異なる色の顔料を加えたPP樹脂原料を2系統で用意し、ある色の原料と他の色の原料を並列に導入しながら帯状に加熱・延伸して、薄い色の半幅面1cと濃い色の半幅面1dとを有する帯状体1に一体成形するものである。
【0045】
尚、ここでは、帯状体1の半幅面1cと半幅面1dは同じ幅の帯状領域になっているが、薄い色の領域と濃い色の領域が5対1であるというように、非対称な幅面の組み合わせであってもよい。
【0046】
(請求項1の第2実施形態の作用)
図4に示すように、第2の実施形態の帯状体1が捻れると、半幅面1cと半幅面1dの色パターンが逆転するので、帯状体1の表裏を一目で識別することができる。
【0047】
(請求項1の第3実施形態)
請求項1の発明の第3実施形態を示す図5において、帯状体1の表側を構成する表面1eは点状エンボスパターンを有している。点状エンボスの直径と高さは、帯状体1をストッパ部材10に巻き締めする際の摺接摩擦力や、熱圧着する際の接合強度に鑑みて決定される。
【0048】
図6において、帯状体1の裏側を構成する裏面1fは菱形エンボスパターンを有している。菱形エンボスの直径と高さも、巻き締め時の摺接摩擦力や。熱圧着時の接合強度に鑑みて決定される。
【0049】
エンボス加工で帯状体1の表裏識別を可能にする実施形態では、帯状体1の成形工程の変更は不要であり、塗装・印刷などあらたな製造設備も不要である。即ち、エンボス加工の前段階までは、従来の製造工程と全く同じでよい。
【0050】
(請求項1の第3実施形態の作用)
図7に示すように、この第3実施形態では、帯状体1は、表面1eと裏面1fの色が同じであってもエンボスパターンの違いによって識別が可能である。また、手で触って表面1eと裏面1fを識別できるという特徴もある。
【0051】
(請求項2の第1実施形態)
請求項2の発明の第1実施形態を示す図8において、帯状体1は、その表面1gに、長さ表示手段2を備えている。
【0052】
この長さ表示手段2は、一般のスケールと同様なmm単位の目盛りであってもよいが、おおよその長さを示す荒い目盛り、たとえば5〜10mmを最小刻みとする目盛りでもかまわない。
【0053】
この長さ表示手段2は、公知の塗装・印刷技術により形成されており、表示の色や大きさは任意である。通常の被梱包物の外周長は、数十cm〜数百cmがほとんどであるから、10cm毎の刻みで0〜100cmまでを繰り返し表示する目盛りなどが使いやすい。10cm毎に色の濃度が変わるグラデーションスケールも装飾性の面で好ましい。
【0054】
この請求項2の第1実施形態において、表面1gだけに長さ表示手段2が形成され、裏面(図示せず)が従来の帯状体と同じ無地であれば、請求項1で説明したような帯状体1の表面と裏面の識別性を有する。しかし、バンド捻れ対策を考えないならば、裏面にも長さ表示手段のあるほうが実際の作業では使いやすい。
【0055】
(請求項2の発明の第2実施形態)
図9は請求項2の第2実施形態例を示すものである。
この第2実施例では、長さ表示手段2を帯状体1の裏面にも印刷してあるので、どちらの面を下にして巻き付けても長さ測定ができる。
【0056】
しかし、長さ表示手段2を表と裏で同じ位置に印刷すると、請求項1の梱包バンドで説明したように、帯状体1がねじれた時に識別できなくなるから、表面と裏面の印刷位置を変えて、両者を識別できるように構成してある。
【0057】
即ち、図9において、表面1hの長さ表示手段2は右半面に、裏面1iの長さ表示手段2は左半面に、それぞれ設けてある。
【0058】
尚、請求項1の第1実施形態で説明したように、帯状体1自体の表面と裏面の色を変えてあれば、長さ表示手段2を同じ半面に印刷しても不都合はない。あるいは、表面と裏面の長さ表示手段(即ち、目盛り)を別色にするならば、各面の同じ位置に印刷してもよい。
【0059】
尚、上記した請求項1および請求項2記載の梱包バンドの作用と効果は、帯状体を構成する材料の種類にはよらない。
【0060】
即ち、材料は、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、その他プラスチック樹脂、生分解性ポリマー(ポリ乳酸など)、紙、織布、不織布など、及びこれらの複合品であってもよい。
【0061】
【発明の効果】
請求項1記載の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面と裏面を識別可能に構成したことを特徴としているので、帯状体の表裏を識別して、その捻れを容易に検知することができる。この結果、バンド捻れの発生を未然に防止できるという効果を奏する。
【0062】
請求項2記載の梱包バンドは、物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面または裏面の少なくとも1面に長さ表示手段を設けたことを特徴としているので、被梱包物の外周に対する適正長さを長さ表示手段で確認して、帯状体を適正長さにカットできる。この結果、帯状体の無駄発生を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の梱包バンドの第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】請求項1記載の梱包バンドの第1実施形態において、帯状体が捻れた時の識別性を示す斜視図である。
【図3】請求項1記載の梱包バンドの第2実施形態を示す斜視図である。
【図4】請求項1記載の梱包バンドの第2実施形態において、帯状体が捻れた時の識別性を示す斜視図である。
【図5】請求項1記載の梱包バンドの第3実施形態において、表面の点状エンボスパターンを示す斜視図である。
【図6】請求項1記載の梱包バンドの第3実施形態において、裏面の菱形エンボスパターンを示す斜視図である。
【図7】請求項1記載の梱包バンドの第3実施形態において、帯状体が捻れた時の識別性を示す斜視図である。
【図8】請求項2記載の梱包バンドの第1実施形態を示す斜視図である。
【図9】請求項2記載の梱包バンドの第2実施形態を示す斜視図である。
【図10】ストッパ部材を示す斜視図である。
【図11】ストッパ部材の巻き締め原理を示す断面図である。
【図12】従来の梱包バンドにおけるバンド捻れと、余分な長さの帯状体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 帯状体
1a,1e,1g,1h 帯状体の表面
1b,1f,1i 帯状体の裏面
1c,1d 帯状体の半幅面
1x 従来の帯状体の表面
1y 従来の帯状体の裏面
2 長さ表示手段
3 余分な長さの帯状体
10 ストッパ部材
11 ベース体
12 巻き付けピン
13 被梱包物
Claims (2)
- 物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面と裏面を識別可能に構成したことを特徴とする梱包バンド。
- 物品を巻き締め可能な一定幅の帯状体からなる梱包バンドにおいて、前記帯状体の表面または裏面の少なくとも1面に長さ表示手段を設けたことを特徴とする梱包バンド。
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Cited By (3)
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WO2009037907A1 (ja) * | 2007-09-20 | 2009-03-26 | Sekisui Jushi Kabushiki Kaisha | 梱包用延伸バンド及び自動梱包機 |
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JP2009136718A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Japan Aibitsuku:Kk | フレキバンド |
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2002
- 2002-09-09 JP JP2002262330A patent/JP2004099086A/ja active Pending
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