JPH0412182Y2 - - Google Patents

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JPH0412182Y2
JPH0412182Y2 JP5138786U JP5138786U JPH0412182Y2 JP H0412182 Y2 JPH0412182 Y2 JP H0412182Y2 JP 5138786 U JP5138786 U JP 5138786U JP 5138786 U JP5138786 U JP 5138786U JP H0412182 Y2 JPH0412182 Y2 JP H0412182Y2
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JP
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stair
slip member
resin material
slip
stair anti
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JP5138786U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、階段からの滑落を防止する階段滑
止部材に関する。
[従来技術] 第8図に示すように、従来の階段滑止部材50
は、平面部51a及び垂下部51bを有した断面
L字形の硬質樹脂材51と、上面に複数の滑止溝
53が長手方向へ形成され、前記硬質樹脂材51
の上面全体を覆う軟質樹脂材55とを一体成形す
るとともに、少なくとも硬質樹脂材51の平面部
51a底面に両面テープ等の接着部材を貼着した
構成からなる。そしてこの階段滑止部材50は階
段の踏み板57の端部に対し前記平面部51a及
び垂下部51bが夫々掛止するように取付けられ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 然し乍、上記した階段滑止部材50は、その平
面部51a及び垂下部51bを踏み板57の端部
に掛止して取付けられるため、硬質樹脂材51を
厚く形成しなければならず、階段滑止部材50の
厚さが厚くなつていた。この結果、成形樹脂量の
増大により高コスト化するとともに階段の登り降
り時に階段滑止部材50につまずき易く、安全性
が悪かつた。また、硬質樹脂材51と軟質樹脂材
55とを一体に押出成形した後に、押出成形され
た連続する樹脂材を所要の長さ毎に長手方向と直
交する方向へ直線状に切断して形成されるため、
全体としての断面がほぼL字形で長手方向の両端
が角張つた形状に形成されている。このため、上
記のように構成された多数の階段滑止部材50を
包装する場合、多くの収容スペースを必要として
包装効率が悪かつた。また、上記した多数の階段
滑止部材50を合成樹脂袋或いは紙袋に挿入して
簡易包装する場合、前記角張つた両端により合成
樹脂袋或いは紙袋が破れ易かつた。この結果、階
段滑止部材50を簡易包装することが出来ず、包
装コストの高コスト化により階段滑止部材50が
高コスト化していた。
[考案の目的] 本考案の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、
厚さを薄くすることにより一層、階段の登り降り
時における安全性を向上し得るとともに少ない包
装スペースにて簡易包装することが可能で、意匠
効果に優れかつ底コストな階段滑止部材を提供す
ることにある。
[問題点を解決するための手段] このため本考案は、長手方向が階段の踏み板に
応じた長さからなる硬質樹脂材に対し、上面に長
手方向に向う複数の滑止溝を設けた軟質樹脂材
を、少なくとも前記硬質樹脂材の上面全体を覆う
ように設けるとともに少なくとも前記硬質樹脂材
の底面に接着部材を貼着した階段滑止部材におい
て、前記階段滑止部材はその厚さが約5mm以下か
らなり、各滑止溝は半径が約10m/mmm以下の曲
率で所要の深さにて形成されるとともに、少なく
とも前記階段滑止部材の長手方向両端の角部を曲
面状に形成することにより階段滑止部材を構成し
ている。
[考案の作用] 本考案は上記のように構成されるため、階段滑
止部材の厚さが約5mm以下に薄く形成されるた
め、階段の登り降り時におけるつまずきを防止し
て安全性を向上し得る。また、階段の踏み板の数
に応じた本数の階段滑止部材を合成樹脂袋に封入
したとき、前記階段滑止部材の長手方向両端が曲
面状に形成されているため、前記合成樹脂袋の破
断を有効に回避し、合成樹脂袋或いは紙袋等によ
る簡易包装を可能にしている。また、階段の踏み
板に対して装飾的に取付けることが可能であり、
高い意匠効果を有している。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は本考案に係る階段滑止部材の概略を示
す略体斜視図、第2図は第1図A−A線断面図で
あり、階段滑止部材1は長手方向が階段の踏み板
3(第5図に示す)の幅より若干短い所要の長さ
L、長手直交方向幅が約50mm以下のW(本実施例
にあつては約35mm)、厚さが約5mm以下のT(本実
施例にあつては約2.5mm)からなり、硬質樹脂材
5と該硬質樹脂材5の上方全体を覆う軟質樹脂材
7とが一体成形されている。そして該階段滑止部
材1の底面には少なくとも両端から約2mm以内に
その長手方向全体に接着剤9を塗付し、該接着剤
9の下面に剥離可能なシール(図示せず)が貼着
されている。
前記硬質樹脂材5は長手方向がL、長手直交方
向幅がW(W>w)、厚さt(T≫t)に形成され
ている。この硬質樹脂材5は階段滑止部材1をほ
ぼ直線状に維持し得る強度を有している。前記軟
質樹脂材7はその上面に、半径が約10mm以下の曲
率にて約3mm以下の所要深さdからなり、長手方
向へ向う複数の滑止溝11が設けられ、硬質樹脂
材5の上方全体を覆うように形成されている。そ
して該軟質樹脂材7はその長手直交方向幅の両端
縁が前記硬質樹脂材5底面より若干下方に垂れ下
がつた状態に形成されている。
前記階段滑止部材1の長手方向両端1a,1b
は各角部が所要の曲率にて面取りされ、曲面状に
形成されている。
第3図は階段滑止部材1の形成状態を示す説明
図であり、上記した階段滑止部材1は押出成形装
置(図示せず)により一体成形される。即ち、硬
質樹脂材5の断面形状に応じた第1金型から押出
成形された硬質樹脂材5及び軟質樹脂材7の断面
形状に応じた第2金型から押出成形された軟質樹
脂材7は夫々が融着可能な未硬化状態にて階段滑
止部材1の断面形状に応じた第3金型(何れも図
示せず)により更に押出成形される。このとき、
硬質樹脂材5及び軟質樹脂材7が互いに融着し合
い、長手方向に連続する階段滑止部材1の型材1
3が一体に押出成形される。そして上記型材13
は、階段滑止部材1の長手方向両端1a,1bに
応じた形状の切断刃15により所要の長さL毎に
切断される。これにより長手方向両端1a,1b
が曲面形成された階段滑止部材1が連続形成され
る。そして階段滑止部材1の底面に対し接着剤9
が塗付される。
そして上記のように形成された階段滑止部材1
は、階段の所要段数に応じた本数の半分づつに段
積みされた後、比較的薄手状の合成樹脂袋(図示
せず)に夫々挿入される。そして該合成樹脂袋の
中央部を熱溶着して所要本数の階段滑止部材1を
半分づつに区分け収容した後、該合成樹脂袋の上
端部が熱溶着或いはステープル等によりシールさ
れる。このように、合成樹脂袋内に所要本数の多
数の階段滑止部材1を封入したとき、階段滑止部
材1の長手方向両端1a,1bの角部が曲面状に
形成されているため、階段滑止部材1の搬送時或
いは陳列時に内包された階段滑止部材1の端部に
より合成樹脂袋を破ることがない。
第4図は踏み板3に対する階段滑止部材1の取
付状態を示す断面図であり、図示する踏み板3の
左端から所要の間隔l(15m/m以下)をおいた
位置にて該踏み板3の左端と平行した状態で階段
滑止部材1を接着剤9により接着する。このと
き、階段滑止部材1の接着により軟質樹脂材7の
長手直交両端縁が上方へ弾性変形し、階段滑止部
材1を軟質樹脂材7が踏み板3上面に密着した状
態で取付けることが可能である。また、階段滑止
部材1の長手方向両端1a,1bが曲面形成され
ているため、踏み板3に対して階段滑止部材1を
装飾的に取付け、高い意匠効果を得ている。
このように本実施例は、階段滑止部材1が約5
mm以下の薄手状に形成されるため、階段の登り降
り時におけるつまずきを防止し、安全性を向上す
ることが可能である。また、階段滑止部材1の長
手方向両端1a,1bの角部が曲面形成されるた
め、階段に対し装飾的に取付けることが出来ると
ともにこれら階段滑止部材1を合成樹脂袋内に挿
入して簡易包装したとき、両端1a,1bにおけ
る角部による合成樹脂袋の破れを有効に防止する
ことが可能であり、包装コストの低減により製品
を一層、底コスト化することが可能である。更
に、長手方向両端1a,1bが曲面状に形成され
ているため、踏み板3に対して階段滑止部材1を
装飾的に取付けることが出来、高い意匠効果を得
ることが可能である。
上記説明は、長手方向両端1a,1bの角部を
所要の曲率で面取り形成して曲面状にしたが、第
5図Aに示すように、各階段滑止部材61の長手
方向両端1a,1bの全体を所要の曲率で曲面形
成したもの、或いは同図B,Cに示すように角部
が曲面状に形成された両端1a,1bを波型もし
くは段差状に形成したものであつてもよい。
また、階段滑止部材1は踏み板3の端から所要
の間隔をおいて取付けられる。このため、第6図
Aに示すように階段滑止部材71の長手直交方向
の一方端縁71aに、踏み板3の端から約15mm以
下の間隔lをおいた位置へ階段滑止部材1を確実
に取付けるための定規部材73を接着テープ75
により予め取付たものであつてもよい。この定規
部材73は合成樹脂板或いは段ボール紙等からな
り、図示する右端から前期間隔lをおいた位置に
ミシン目73aを予め形成し、第6図Bに示すよ
うに該ミシン目73aに沿つて定規部材73を折
曲げることにより踏み板3の端から階段滑止部材
1の取付位置を容易に位置決めすることが可能で
ある。また、同様に第7図Aに示すように階段滑
止部材71の長手直交方向の一方端縁71aに、
階段滑止部材71に応じた長さで前記間隔lの幅
からなる定規部材77を接着テープ79により取
付け、同7図Bに示すめすように該定規部材71
を使用して階段の踏み板3に階段滑止部材71を
取付けるものであつてもよい。
更に、軟質樹脂材に踏み板の色に応じた顔料で
着色することにより踏み板との一体感をもたせる
ことが可能である。また、上記顔料の他に蛍光剤
を含有させることにより、夜間に蛍光させて安全
性を向上することが可能である。
[考案の効果] このように本考案は、階段の登り降り時におけ
る安全性を向上し得るとともに少ない包装スペー
スにて簡易包装することが可能で、意匠効果に優
れかつ底コストな階段滑止部材を提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る階段滑止部材の概略を示
す斜視図、第2図は第1図A−A線断面図、第3
図は階段滑止部材の形成状態を示す説明図、第4
図は踏み板に対する階段滑止部材の取付状態を示
す断面図、第5図乃至第7図A,Bは本考案の変
更例を示す説明図である。 図中1は階段滑止部材、1a,1bは曲面形成
された階段滑止部材の長手方向両端、5は硬質樹
脂材、7は軟質樹脂材、11は滑止溝である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 長手方向が階段の踏み板に応じた長さからなる
    硬質樹脂材に対し、上面に長手方向に向う複数の
    滑止溝を設けた軟質樹脂材を、少なくとも前記硬
    質樹脂材の上面全体を覆うように設けるとともに
    少なくとも前記硬質樹脂材の底面に接着部材を貼
    着した階段滑止部材において、 前記階段滑止部材はその厚さが約5mm以下から
    なり、 各滑止溝は半径が約10m/m以下の曲率で所要
    の深さにて形成されるとともに、 少なくとも前記階段滑止部材の長手方向両端の
    角部を曲面状に形成したことを特徴とする階段滑
    止部材。
JP5138786U 1986-04-05 1986-04-05 Expired JPH0412182Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5138786U JPH0412182Y2 (ja) 1986-04-05 1986-04-05

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5138786U JPH0412182Y2 (ja) 1986-04-05 1986-04-05

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Publication Number Publication Date
JPS6312548U JPS6312548U (ja) 1988-01-27
JPH0412182Y2 true JPH0412182Y2 (ja) 1992-03-25

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