JP2004099003A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【目的】本発明は、直進、旋回は勿論のこと横移動と坂道横ぎり、段差、階段の上り下りが適宜できる車両を提供することにある。
【構成】図1に示すように、本発明は、荷台2裏面後側位置に荷台2を後位置で支持する後固定キャスタ3を取り付け、荷台2裏面のほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置に荷台2をほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置で支持する中央前自在キャスタ4を取り付けた台車14にある。
更に、荷台2裏面前側位置に荷台2を前位置で支持する前固定キャスタ15を取り付け、前記荷台2裏面のほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置の中自在キャスタ4を、前記荷台2前側位置に取り付けた前固定キャスタ15と荷台2後側位置に取り付けた後固定キャスタ3との間で結ぶ接線より高く取り付けた台車16にある。
更に、前固定キャスタ15を前自在キャスタ17に代えた台車18にある。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、人力駆動、動力駆動を含む荷物運搬用台車、介護用車、車椅子、乳母車、任意形状の作業用車両等を含む各種車両の車体裏面に、固定、自在等の各種キャスタを取り付けた車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両、例えば、人がハンドルを手で押して荷物を運ぶ台車の場合、台車の車体裏面に取り付けられる例えば4つの車輪の全部を自在キャスタにするか、又は、台車の前側位置の車輪のみを自在キャスタにして、後側位置の車輪を固定キャスタにするか、又は、台車の後側位置の車輪のみを自在キャスタにして、前側位置の車輪を固定キャスタにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
まず、台車に取り付けられる4つの車輪の全部が自在キャスタの場合、台車を前後左右斜めに動かすことができて便利な反面、ハンドルをまっすぐに押しても、接地面の状況によっては自在キャスタの車輪に左右方向の力が作用して台車をまっすぐに進めることが極めて困難で扱いにくいという欠点があった。
だからと云って、ハンドルを押したときの台車の直進性を確保するため、台車の前側車輪のみを自在キャスタにして、後側車輪に固定キャスタを取り付けると、接地面の状況いかんにかかわらず台車をまっすぐに押し進めることができる反面、台車の方向転換時には台車後側位置のハンドルの左右一方のみを押して、ハンドルから前に離れた台車前側位置の自在キャスタに左右方向の力を作用させなければならず、特に重量物運搬に際してはハンドルに相当の力をかけないと前側自在キャスタの車輪を左右に振ることができず、重量物の運搬には向かない上、台車を固定キャスタで支持しているため台車を横移動させることができず、小回りがきかないという欠点があった。
そこで、重量物運搬時における台車の方向転換を容易にするため、台車の前側車輪を固定キャスタにして、後側車輪を自在キャスタにしているが、この場合は、ハンドルと自在キャスタが共に台車の後側位置にあるため、ハンドルに対する左右方向の力はそのまま自在キャスタに伝わり、重量物運搬時の台車の方向転換が楽な反面、後側車輪が自在キャスタのため台車をまっすぐに押し進めにくく、だからと云って、この台車を引っ張ると、進行方向後側が固定キャスタになるため直進性は確保されるものの、台車を引いて移動させる引き作業は作業がしにくい上、車体の支持に固定キャスタを使っている以上、台車を横移動させて小回りすることができず、その結果、狭い場所、物が沢山置いてある場所での台車の移動には困難と熟練を要するという欠点がある上、ましてや、この台車で段差を上ったり、階段を上り下りすることができないという欠点があった。
そこで、本発明の目的は、前進後進の少なくとも一方の直進性を確保した状態で横移動ができる車両の他、更に、段差を上りかつ階段を上り下りすることができる車両を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、車体裏面後側位置に車体を後側位置で支持する後固定キャスタを取り付け、車体裏面のほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置に中自在キャスタを、該中自在キャスタのみで車体支持可能に取り付けた車両にある。
この場合において、更に、車体裏面前側位置に車体を前側位置で支持する前固定キャスタを取り付け、前記車体裏面のほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置の中自在キャスタを、前記車体前側位置に取り付けた前固定キャスタと車体後側位置に取り付けた後固定キャスタとの間で結ぶ接線より高く取り付けた車両にある。この場合において、更に、前固定キャスタを自在キャスタに代えることができる他、この自在キャスタを、車体中央に前傾させて傾斜旋回可能に取り付けることができる。
【0005】
【作用】
このように構成された車両、例えば台車において、この台車の荷台上に荷物を載せて荷台後側のハンドルを前に押すと、台車は後側の後固定キャスタと台車ほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置の中自在キャスタとを接地させた状態、即ち、荷台の前を若干上げた状態で前進する。
次に、この前進途上において台車を横移動させる場合、ハンドルを若干上に上げると、荷台は中自在キャスタがほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置であれシーソーのほぼ支点に近い位置になっているため比較的楽に水平状態にすることができるとともに、この状態で荷台は中自在キャスタのみで支持されているため、そのまま楽に台車を横移動させることができる。
この場合において、台車の前が自在キャスタの場合は、台車のほぼ中央と前の自在キャスタとを接地させた状態で台車を横移動させることができる。
次に、台車の前が固定キャスタの場合は、ハンドルを若干持ち上げて台車ほぼ中央の中自在キャスタと台車前の前固定キャスタとを接地させた状態でハンドルを引くと、台車は進行方向後側の固定キャスタで直進性が保持された状態で後進することができる。
又、台車の前が自在キャスタの場合、この後進状態で台車の直進性は保持されないが、前自在キャスタが車体中央に前傾させて傾斜旋回可能に取り付けてある場合は、台車の後進方向直進性は確保される。
【0006】
【実施例】
次に、本発明の第1実施例の構成を図1〜図3によって説明する。
図に示すように、車体、この場合、後部にハンドル1を図1の実線矢印方向に折り畳み可能に取り付けた荷台2の裏面後側位置には、荷台2を後側位置で支持する後固定キャスタ3が取り付けられ、荷台2の裏面ほぼ中央若しくはほぼ中央の前側位置には、取り付け高さが後固定キャスタ3より若干高く荷台2が後に若干傾斜するように中自在キャスタ4が取り付けられ、荷台2の前側位置には荷台2が中自在キャスタ4をシーソーの支点として大きく前傾しないように荷台2を荷台2上の荷物5が滑り落ちない程度のゆるい前傾姿勢で安全保持する安全保持棒6が取り付けられている。
この場合において、安全保持棒6は図1の実線状態を復帰位置として、図示省略スプリング力に抗して図1に示す実線矢印のように回転変位させ、障害物に当った際の衝撃を避けるようにすることもできる。
又、荷台2の裏面後側位置には、荷台2裏面後側位置に取り付けた後固定キャスタ3より高いブレーキ位置Aと低い退避位置Bとにブレーキシュー7を変位可能なブレーキ装置8が取り付けられている。
即ち、荷台2の裏面後側位置のブラケット9には、軸10を介して後固定キャスタ3より高いブレーキ位置Aと低い退避位置B間を位置変位するブレーキレバー11がその先端にブレーキシュー7を取り付けた状態で取り付けられ、ブレーキシュー7はブラケット9上のスプリングフック12とブレーキレバー11先端のブレーキシュー7間に取り付けられたトグルスプリング13(図3に示す1点鎖線で示す)によって、後固定キャスタ3より高いブレーキ位置Aと低い退避位置Bとの間を図示省略ストッパに当接して位置変位することができる。
【0007】
次に、本実施例の作用を図1〜図3によって説明する。
このように構成された台車14のブレーキレバー11が退避位置Bにある場合において、この台車14の荷台2上に荷物5を載せて荷台2後側のハンドル1を前に押すと、台車14は後ろ側後固定キャスタ3と台車14ほぼ中央位置の中央前自在キャスタ4とを接地させた状態、即ち、荷台2の前を若干上げた図1の1点鎖線を接地の床面とした状態で前進する。
この場合、台車14ほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置の中自在キャスタ4がシーソーの支点になっているのと、台車14の進行方向後側が後固定キャスタ3のため十分に直進性を保持した状態で楽に台車14を前進させることができる。次に、この前進途上において台車14を横移動させる場合、ハンドル1を若干上に上げると、荷台2は重心位置に近い中自在キャスタ4がシーソーの支点になっているため比較的楽に水平状態になるとともに、その場合、荷台2は中自在キャスタ4のみで支持されて後固定キャスタ3は図1に実線で示すように床面から離れているため、比較的楽に台車14をそのまま横移動させることができる。
又、ハンドル1を若干上に持ち上げた前記状態では後固定キャスタ3が非接地状態にあるため、ブレーキ装置8のブレーキシュー7を退避位置Bからブレーキ位置Aに容易に変位させることができるとともに、この状態でハンドル1を持った手を離すことによって、ブレーキシュー7が接地し、台車14は安定した停止状態を保持することができる。
【0008】
次に、図4は本発明の第2実施例の構成図であって、この場合、第1実施例の荷台2裏面前側位置の安全保持棒6に代えて前固定キャスタ15を取り付けた場合であって、この場合の中自在キャスタ4は、荷台2の後側位置に取り付けた後固定キャスタ3と荷台2の裏面前側位置に取り付けた前固定キャスタ15との間を結ぶ接線より高く取り付けられた状態で、台車16が形成されている。
従って、この場合、ハンドル1を若干持ち上げて台車16ほぼ中央位置の中自在キャスタ4と前側の前固定キャスタ15とを接地させた状態でハンドル1を引くと、台車16は進行方向後側の前固定キャスタ15で直進性が保持された状態で後進することができる他は、構成、作用、効果とも前記第1実施例とほぼ同様である。
【0009】
次に、図5は本発明の第3実施例の構成図であって、この場合、第2実施例の荷台2裏面前側位置の前固定キャスタ15に代えて前自在キャスタ17を取り付た台車18であって、これによって台車18の横移動時に台車18ほぼ中央位置の中自在キャスタ4と前位置の前自在キャスタ17とで荷台2を支持して、台車18を安定した状態で横移動させることができる他は、構成、作用、効果とも前記第1実施例、第2実施例とほぼ同様である。
【0010】
次に、図6は本発明の第4実施例の構成図であって、この場合は図5の台車18の荷台2前位置に取り付けられた前自在キャスタ17を荷台2中央に前傾させて傾斜旋回可能に取り付けた台車19であって、図5に示す第3実施例の台車18においては、台車18の前が水平に取り付けられた前自在キャスタ17のため、後進状態で台車18の直進性は保持されないが、本実施例の台車19の場合は荷台2前の前自在キャスタ17が荷台2中央に前傾させて図6に実線矢印で示すように傾斜旋回可能に取り付けてあるため、台車19の後進方向直進性は確実に保持される他は、構成、作用、効果とも前記第3実施例とほぼ同様である。
【0011】
次に、本発明の第5実施例の構成を図7、図8によって説明する。
荷台2裏面前側位置に荷台2を前位置で支持する前固定キャスタ20を取り付け、荷台2前側位置の前固定キャスタ20後方位置に、中自在キャスタ21を該中自在キャスタ21のみで荷台2支持可能に、この場合、中自在キャスタ21の高さを前固定キャスタ20より若干高く取り付け、更に、中自在キャスタ21は通常の自在キャスタの他、操作性の向上、性能アップに応じて適宜前向き若しくは後向きロックの旋回規制が可能な旋回規制キャスタ、例えば現メーカのハンマーキャスター株式会社製420FOSの旋回規制キャスタとすることができる。又、荷台2裏面後側位置に荷台2を後位置で支持する後固定キャスタ22を該後固足キャスタ22の車輪23を少なくとも高低2段階において位置変化可能に取り付け、この場合、荷台2裏面後側位置に突設されたコの字状ブラケット24に軸25を介して回転可能に取り付けられた車輪レバー26が、ブラケット24に取り付けられた前ストッパ27、後ストッパ28と、左右車輪23の共通軸29とブラケット24上のスプリングフック30との間に取り付けられたトグルスプリング31とによって、車輪23位置を平地走行(図7の実線状態)と段差走行(図7の2点鎖線状態と図9の実線状態)階段走行(図10の実線状態)の低高2段階に安定位置変化させている。
【0012】
次に、本実施例の作用を図7〜図11によって説明する。
図9はこのように形成された台車32の段差33上り状態を示したもので、この場合、台車32の先端を段差33の壁に当てた状態でハンドル1に上に持ち上げる方向の力を加えながら共通軸29を足で押すと、後固定キャスタ22の車輪23位置が図7に2点鎖線で示すように、台車32の重心位置に近い前方に移動する。
その結果、台車32は前方に移動した車輪23位置をあたかもシーソーの支点にして比較的楽に前を上げることができ(図9の2点鎖線左図)、そのまま押した状態で中自在キャスタ21が段差33上に載るとともに、この状態では中自在キャスタ21がシーソーの支点になるため(図9の2点鎖線右図)、台車32は楽に姿勢を水平にして段差33上に移行することができるとともに、そのまま台車32を押すと後固定キャスタ22の車輪23は段差33の壁に当りながらトグルスプリング31の作用で元の低位地姿勢に戻り、台車32は図7に実線で示す平地走行姿勢になる。
次に、図10、図11はこのように形成された台車32の階段34上り状態を示したもので、この場合、段差33上りと同様の操作での前上げ状態で台車32を押すと、階段34の幅にもよるが、少なくとも前固定キャスタ20が2段上の階段34に載るとともに、この状態で台車32の後を上に持ち上げながら台車32を押すと、高位置姿勢の後固定キャスタ22の車輪23が第11図の実線右図に示すように1段上の階段34に載るとともに、前記操作を繰り返すことによって台車32は容易に階段34を上ることができ、階段34の最上段では段差33の場合同様、そのまま台車32を押すと、後固定キャスタ22の車輪23が最上段階段34の壁に当りながらトグルスプリング31の作用で元の低位地姿勢の水平走行姿勢に戻る。
なお、前固定キャスタ20と後向き中自在キャスタ21の第10図に示す有効間隔Cが階段34の幅Dより広いところが多い場合は、中自在キャスタ21に、前向きでロックして前固定キャスタ20と中自在キャスタ21間の有効間隔Cを階段34の幅D以下にして階段34上りの操作性を一層楽にする旋回規制キャスタを用いることができる。
又、この場合も、第1実施例〜第4実施例の場合同様、中自在キャスタ21のみで台車32を支持して、台車32を容易に横移動させることができることは勿論のこと、直進、旋回、しかも、横移動できるにもかかわらず後固定キャスタ22の車輪23を接地させることによって、容易に坂道を横切ることもできる。
【0013】
次に、図12は本発明の第6実施例の構成図であって、この場合は図7〜図11に示す台車32の前固定キャスタ20を前自在キャスタ35とし、かつ、中自在キャスタ21を前自在キャスタ35より高さの低い中固定キャスタ36として、中固定キャスタ36を階段34上にのせるときの台車37後ろ持ち上げ量を少なくして、台車37の階段34上り動作を楽にし、更に、この場合の前自在キャスタ35を前向きロック(図12の2点鎖線状態)が可能な前記旋回規制キャスタとすることによって、階段34の幅の変化に対応して前自在キャスタ35と中固定キャスタ36との間隔を変化させ、階段34の幅に対応した階段34上り動作を得ることができる他は、横移動を除いて、構成、作用、効果とも前記第5実施例とほぼ同様である。
【0014】
次に、図13は本発明の第7実施例の構成図であって、この場合は図12に示す台車37の後固定キャスタ22に対応する後固定キャスタ38の前に後自在キャスタ39を取り付け、かつ、後固定キャスタ38を該後固定キャスタ38の車輪40を高中低の3段階において位置変化可能、即ち、この場合は、第9図〜第12図に示す後固定キャスタ22のコの字状ブラケット24に代わるコの字状ブラケット41の同じく第9図〜第12図に示す前ストッパ27位置にL字状の鉤孔42を形成し、この鉤孔42に前ストッパ27に代わる左右共通の前ストッパ43を第13図に1点鎖線で示すスプリングフック30と前ストッパ43間に掛けた引っ張りスプリング44の付勢力に抗しながら鉤孔42内を前後にスライドするとともに、手前のストローク端で鉤孔42の袋部分45と係合して前ストッパ43の高さ位置を上下に変化させている。
従って、後固定キャスタ38の車輪40は高中低の3段階において位置変化することができる。
従って、この場合、図13に示すように前ストッパ43が鉤孔42の袋部分45と係合している状態において後固定キャスタ38の車輪レバー26は図13に示す実線状態から上側2点鎖線状態に変化し、その結果、後固定キャスタ38は図13に実線で示す中位置姿勢から図13に上側2点鎖線で示す退避状態の低位置姿勢にトグルスプリング31力で変化するとともに、この後固定キャスタ38低位置姿勢で後自在キャスタ39が接地し、この状態で台車46は前自在キャスタ35と後自在キャスタ39とで支持され、台車46は楽に横移動できる他は、構成、作用、効果とも前記第5実施例、第6実施例とほぼ同様である。
なお、第14図は本発明の第8実施例の台車47であって、この場合は、第13図に示す第7実施例の台車46から中固定キャスタ36を省いて、実用性を強調した他は構成、作用、効果とも前記第7実施例とほぼ同様である。
即ち、前2輪が自在キャスタで後ろ2輪が固定キャスタで出来ている従来最も多く用いられている台車の後ろ固定キャスタを第7実施例の前ストッパ43操作のようにして車輪40の高さを第7実施例の中低に対応した高低2段階変化可能にし、かつ、このように形成した後固定キャスタ38の直前位置に該キャスタ38の車輪40が低位置のときに接地するよう後自在キャスタ39を取り付け、これによって、直進、旋回可能な通常の台車に横移動可能機能を付加することができる。
次に、図15、図16は本発明の第9実施例であって、この場合は、コの字状ブラケット48に形成した前後方向長孔49に車輪50の軸51を長孔49に沿ってスライド可能かつ図示省略スプリングの付勢力によって車輪50の半分近くをブラケット48から突出させたスイング固定キャスタ52を前固定キャスタとし、これによって台車53の階段34上りは勿論のこと段差33上り操作も一層楽にし、更に、中自在キャスタ54に旋回規制キャスタを用いることによって中自在キャスタ54をより台車53の中央部に位置させることができる他は、これまでの作用、効果とほぼ同様である。
【0015】
以上これまでの各実施例では本発明を台車に適用して説明したが、これを主に物流センタで用いる長方形のかご車に用いることができる他、荷台2を椅子、ベッド等にすることによって、これまでの台車を横移動できる或るいは更に段差、階段が上れて坂道を横切ることもできる介護車、車椅子、乳母車等の任意の車両とすることができる。
【0016】
【発明の効果】
その結果、本発明は、直進、旋回は勿論のこと横移動と坂道横ぎり、段差、階段の上り下りが適宜できる車両を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の台車14の側面図である。
【図2】図1に示す台車14の左側面図である。
【図3】図2のX−X線矢視図である。
【図4】本発明の第2実施例の台車16の側面図である。
【図5】本発明の第3実施例の台車18の側面図である。
【図6】本発明の第4実施例の台車19の側面図である。
【図7】本発明の第5実施例の台車32の側面図である。
【図8】図7に示す台車32の左側面図である。
【図9】本実施例の台車32の段差33上り状態を示す説明図である。
【図10】本実施例の台車32の階段34上り始め状態を示す説明図である。
【図11】本実施例の台車32の階段34上り途上状態を示す説明図である。
【図12】本発明の第6実施例の台車37の側面図である。
【図13】本発明の第7実施例の台車46の側面図である。
【図14】本発明の第8実施例の台車47の側面図である。
【図15】本発明の第9実施例の台車53の側面図である。
【図16】本実施例の台車53の階段34上り途上状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハンドル
2 荷台
3 後固定キャスタ
4 中自在キャスタ
5 荷物
6 安全保持棒
14 台車
15 前固定キャスタ
16 台車
17 前自在キャスタ
18 台車
19 台車
32 台車
37 台車
46 台車
47 台車
53 台車

Claims (8)

  1. 車体裏面後側位置に車体を後位置で支持する後固定キャスタを取り付け、車体裏面のほぼ中央若しくはほぼ中央前側位置に中自在キャスタを、該中自在キャスタのみで車体支持可能に取り付けることを特徴とする車両。
  2. 車体裏面の前後に車体支持用キャスタを取り付けた車両において、該車両の中央若しくはほぼ中央前側位置に中自在キャスタを、該中自在キャスタのみで車体支持可能に取り付けることを特徴とする車両。
  3. 車体裏面の前後に車体支持用キャスタを取り付けた車両において、車体の前支持用キャスタを固定キャスタとし、該固定キャスタの車輪がスプリングの付勢力に抗して車体内側に移動可能に車体前面から突出していることを特徴とする車両。
  4. 車体裏面後側位置に、車体裏面後側位置に取り付けた後キャスタより高いブレーキ位置と低い退避位置とにブレーキシューを変位可能なブレーキ装置を取り付けることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車両。
  5. 車体裏面前側位置に車体を前位置で支持する前自在キャスタを取り付け、車体裏面後側位置に車体を後位置で支持する後固定キャスタを該後固定キャスタの車輪を少なくとも高低2段階において位置変化可能に取り付け、前記車体前側位置の前自在キャスタ後方の前自在キャスタとともに階段の幅に載り得る位置に、該前自在キャスタの接地位置より接地位置を低く設定した状態で中固定キャスタを取り付けることを特徴とする車両。
  6. 車体裏面の前後に車体支持用キャスタを取り付けた車両において、車体裏面後側位置に後固定キャスタを取り付け、該後固定キャスタの車輪を高中低の3段階において位置変化可能に取り付け、前記車体後側位置に、前記後固定キャスタの車輪が低位地の状態において該後固定キャスタの車輪を接地させることなく前記車体前側位置の前キャスタとの間において車体を支持する後自在キャスタを取り付けることを特徴とする車両。
  7. 後自在キャスタを、車体中央に前傾させて傾斜旋回可能に取り付けることを特徴とする請求項6に記載の車両。
  8. 車体裏面前側位置に取り付けた前自在キャスタ、若しくは、車体前側位置の前固定キャスタ後方位置に取り付けた中自在キャスタが、前向き若しくは後向きの一方にアンロック可能にロックすることができる方向規制キャスタであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の車両。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105121252A (zh) * 2013-12-03 2015-12-02 丰田车体株式会社 台车
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