JP2004097894A - コンクリート型枠跡の斑点模様形成具及びそれを用いた斑点模様形成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】モルタルが充填された被処理面にコンクリート型枠跡の斑点模様を形成して美感を向上させ得ることができるとともに、複数回に亘って使用可能として斑点模様形成時の作業能率を改善させることができるコンクリート型枠跡の斑点模様形成具及びそれを用いた斑点模様形成方法を提供する。
【解決手段】モルタルが充填された被処理面にコンクリート型枠跡の模様である斑点模様を形成するためのコンクリート型枠跡の斑点模様形成具Cにおいて、羊毛を所定形状に形成して成り、コンクリート型枠跡の模様色と略同一色の調合樹脂液を含浸可能な塗布部8と、該塗布部8の裏面に取り付けられたベース部9とを有したものである。
【選択図】 図5
【解決手段】モルタルが充填された被処理面にコンクリート型枠跡の模様である斑点模様を形成するためのコンクリート型枠跡の斑点模様形成具Cにおいて、羊毛を所定形状に形成して成り、コンクリート型枠跡の模様色と略同一色の調合樹脂液を含浸可能な塗布部8と、該塗布部8の裏面に取り付けられたベース部9とを有したものである。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物、橋、堤防等におけるコンクリート躯体の表面或いは軽量気泡コンクリート(ALC)板、押出成形板、鉄板等から成る建築物の壁の表面に、打放しコンクリートの表面に発生する型枠跡に似た斑点模様を形成するコンクリート型枠跡の斑点模様形成具及びそれを用いた斑点模様形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、型枠を使用して形成したコンクリート、所謂打放しコンクリートの表面は、型枠の模様が転写される正常面部と、ジャンカ(巣穴)部、コールドジョイント部、型枠の段違い部及びメジ歪部等の欠損面部とが混在する。かかる欠損面部を修復処理するには、打放しコンクリートに使用されるモルタルと同資材のモルタルを当該欠損面部に充填し、その表面をコテ等にて平滑にすることによって正常面部と略同一平面としていた。
【0003】
然るに、上記の如き修復処理により、被処理面を周囲の正常面部と略同色とすることはできるものの型枠模様がないため、打放しコンクリート全体として一体感を得ることができなかった。そこで、本出願人は、例えば特許文献1により被処理面に型枠模様を形成し得るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具を提案した。
【0004】
かかるコンクリート型枠跡の斑点模様形成具は、ベース上面にフェルトを形成して成り、該フェルトの表面にコンクリート型枠跡の模様色と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、被処理面に対し反復押圧することによりコンクリート型枠跡の斑点模様を形成するものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−140753号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具においては、被処理面にコンクリート型枠跡の斑点模様を形成し得るので修復処理後における打放しコンクリート全体としての一体感を得ることができるものの、例えばナイロン等の合成繊維を圧縮形成して成るフェルトを用いた場合、斑点模様形成具の寿命が極めて短く、作業性が悪いという問題があった。
【0007】
即ち、合成繊維から成るフェルトに調合樹脂液を含浸させて斑点模様を形成した場合、作業終了後にフェルトを水洗いしても調合樹脂液が残留してしまい、そのまま乾燥固化して次の作業時には使用できないのである。従って、作業毎にフェルトの交換を必要とするため、当該斑点模様形成具の寿命が短く、作業性が悪いという不具合があった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、モルタルが充填された被処理面にコンクリート型枠跡の斑点模様を形成して美感を向上させ得ることができるとともに、複数回に亘って使用可能として斑点模様形成時の作業能率を改善させることができるコンクリート型枠跡の斑点模様形成具及びそれを用いた斑点模様形成方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、モルタルが充填された被処理面にコンクリート型枠跡の模様である斑点模様を形成するためのコンクリート型枠跡の斑点模様形成具において、羊毛を所定形状に形成して成り、コンクリート型枠跡の模様色と略同一色の調合樹脂液を含浸可能な塗布部と、該塗布部の裏面に取り付けられたベース部とを有したことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具において、前記塗布部は、羊毛を所定形状に圧縮形成してフェルト状にしたものから成ることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具において、前記ベース部は、発泡プラスチックから成ることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具を用いた斑点模様形成方法において、前記塗布部にコンクリート型枠跡の模様色と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、前記被処理面に反復押圧することによりコンクリート型枠跡の斑点模様を形成することを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の斑点模様形成方法において、コンクリート型枠跡の斑点模様を形成した後の被処理面に、透明の防水材を塗布して被覆することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具は、打放しコンクリートの表面に発生する型枠跡に似た斑点模様を形成するためのもので、以下に示す斑点模様形成方法において適用される。
【0015】
まず、図1に示すように、型枠を使用して形成されたコンクリートの躯体1の表面(被処理面)1aを洗浄し、該表面1aに発生したジャンカ(巣穴)部、コールドジョイント部、型枠の段違い部、メジ歪部等の欠損部2に下地調整材4を充填して表面1aと略同一面にする。尚、同図中符号3は、表面1aに発生したピンホールを示している。
【0016】
また、上記下地調整材4は、液状のアクリル樹脂系、酢酸ビニール共重合樹脂系、アクリル・スチレン共重合樹脂系等のポリマーディスパージョンに所定色の顔料を混入し、これにセメント、砂、けい砂等の骨材を混入して上記躯体1の表面1aと略同色に調合した比較的高粘度の調合樹脂モルタルからなり、本例ではNY−調合樹脂モルタル(ニチエー吉田株式会社の商品名)からなる。
【0017】
次いで、図2に示すように、上記下地調整材4の上面を含む躯体1の表面1a全面に上地調整材をコテ等により塗布して所定の厚さの上地層5を形成し、表面1aのピンホール3および上記下地調整材4の上面を被覆する。上記上地調整材、つまり上地層5は、上記下地調整材4と同様に、液状のアクリル樹脂系、酢酸ビニール共重合樹脂系、アクリル・スチレン共重合樹脂系等のポリマーディスパージョンに所定色の顔料を混入し、これにセメント、砂、けい砂等の骨材を混入して躯体1の表面1aと略同色に調合した比較的低粘度の調合樹脂モルタルから成る。
【0018】
尚、かかる上地層5を構成する調合樹脂モルタルとして、NY−調合樹脂・生地調整材(ニチエー吉田株式会社の商品名)を用いるのが好ましい。また、上記調合樹脂モルタルは、顔料にて躯体1の表面1aと略同色となるようにしているが、これに代えて、白セメントとポルトランドセメントとの比率を設定することにより躯体1の表面1aと略同色となるようにしてもよい。
【0019】
次いで、図3に示すように、上地層5が硬化した後、斑点模様形成具Cを使用して上記上地層5の表面に、型枠跡に似せた斑点模様6を形成する。かかる斑点模様形成具Cは、図5及び図6に示すように、羊毛を圧縮形成してフェルト状にしたものから成る塗布部8と、該塗布部8の裏面に取り付けられたベース部9とから主に構成されている。
【0020】
ここで、本実施形態においては、上記の如く塗布部8が羊毛を圧縮形成したものから成るため、以下の如き特徴を奏する。即ち、羊毛は、吸水性(吸湿性)及び排水性(撥水性)の両方に富んでいることが知られており、かかる性質により、斑点模様形成作業後における斑点模様形成具Cの水洗い時、より多くの水を含みつつ、その水と一緒に含浸された調合樹脂液を良好に排出することができるのである。
【0021】
微視的に観察すると、羊毛は、その繊維の表面にうろこ状のスケール(表皮)が形成されており、かかるスケールは、エピキューティクルという極めて薄い膜で覆われている。このエピキューティクルにより水分をはじく性質が得られるのである。一方、その内側のエンドキューティクル、エキソキューティクルは親水性の膜とされており、これにより水分を吸収する性質が得られるのである。
【0022】
然るに、上記の如き羊毛から成る塗布部8にコンクリート躯体の表面(被処理面周囲の表面)における斑点模様と略同一色に調合した調合樹脂液を含浸させて斑点模様6を形成した後、水洗いを行なうと、当該塗布部8の吸水性及び排水性が良好故、含浸した調合樹脂液を簡単に、且つ、確実に洗い流すことができ、次回の作業時にも同じ斑点模様形成具Cを使用することができる。従って、複数の斑点模様形成作業に亘って同一の斑点模様形成具Cを使用することができ、合成繊維等から成るフェルトを用いた従来のものに比べ、作業能率を改善することができる。
【0023】
また、塗布部8は、羊毛を所定形状に圧縮形成してフェルト状にしたものから成るため、ベース部9の表面上への取り付けが容易で、斑点模様形成具Cの製造コストを抑制することができるとともに、被処理面上に、より自然な斑点模様を形成することができる。尚、本実施形態においては、羊毛を圧縮形成してフェルト状にしたものを塗布部8としているが、フェルト状にしないものをベース部9上に取り付けるようにして斑点模様形成具としてもよい。
【0024】
更に、塗布部8の裏面には発泡プラスチックから成るベース部9が取り付けられており、かかるベース部9を作業者が把持し得るよう構成されている。即ち、発泡プラスチックを矩形状に成形してベース部9を作成し、これをベースとして羊毛から成る塗布部8を固着させるのである。このように、ベース部9が発泡プラスチックで構成されているため、斑点模様形成具Cを軽量化することができるが、他の材質にてベース部を構成してもよい。
【0025】
上述の如き斑点模様形成具Cにて被処理面上に斑点模様6を形成するには、塗布部8の表面にコンクリート躯体の表面の斑点模様と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、ベース部9を把持しつつ当該塗布部8の表面を上記上地層5上面に反復押圧する。このような作業により、多様化するコンクリート躯体に対応した色彩の模様を容易に形成することができ、被処理面における表面全面に規則性を持った斑点模様を形成することができる。
【0026】
ここで、本実施形態に係る斑点模様形成具Cのベース部9が、既述のように、発泡プラスチックから成り、軽量化が図られているので、反復押圧作業を少労力にて行なうことができ、従って、被処理面上に斑点模様を容易に形成することができる。
【0027】
次いで、図4に示すように、上地層5の表面に透明の防水材(商品名NY8080)を塗布してトップコート7を形成し、該トップコート7により上記上地層5の表面全面、つまり模様6の全面を被覆し、これにより、打放しコンクリートの型枠跡の模様を有する製品壁Aを得る。このように、トップコート7を形成することにより、外部からの水の浸入等がなくなり、劣化、汚染及び変色等を防止し得て耐久性を向上させることができる。
【0028】
図7および図8は他の実施例を示す。同図において、Bは多数の長方形状のALCパネル10を突き合わせて形成した外壁であり、以下の如く形成されている。即ち、各ALCパネル10の端部を段状に凹ませて突き合わせ部、即ち継ぎ目部に厚さ方向に凹む溝10aを形成し、該溝10aの底部にバックアップ材11およびポリウレタン系の弾性シーリング材12を充填する。
【0029】
かかるバックアップ材11は、弾性樹脂を紐状に形成して溝10aの底部の間隙部に介在させる。次いで上記弾性シーリング材12の上面に弾性モルタル13を充填し、その上面を各ALCパネル10の表面よりも若干下方(厚さ方向内方)に湾曲させる。上記弾性モルタル13は、アクリル酸エステル共重合樹脂系に、セメント、けい砂、石粉等の骨材を所定の割合で混入してなり、本例では商品名NY−エラステッイクモルタルを使用する。
【0030】
上記弾性モルタル13の表面および各ALCパネル10の対向縁部の表面にジョイントテープ14を固着する。このジョイントテープ14は、張力および可撓性に富んだ繊維材により幅50〜100mmの帯び状に編成してなり、その幅方向両端部の10mm程度を上記ALCパネル10の対向縁部の表面に固着し、また、その幅方向中間部を上記弾性モルタル13の表面に沿って下方に湾曲させて固着する。
【0031】
次いで、上記ジョイントテープ14の上面および各ALCパネル10の表面全面に浸透性防水材(商品名NY8080シーラー)を塗布した後、前述した弾性モルタル13と同様の弾性モルタル(樹脂モルタル)に所定の顔料を混入してコンクリート躯体の表面と略同色に調合した比較的高粘度の一次調整材をコテ等により塗布して下地層15を形成する。
【0032】
この下地層15が乾燥した後、該下地層15の表面に所定の顔料を混入してコンクリート躯体の表面と略同色に調合した低粘度の二次調整材(商品名NYエラスティックフィラー)を刷毛等により塗布して上地層16を形成し、これにより各ALCパネル10を継ぎ目なしに接続した外壁Bを形成する。
【0033】
次いで、先の実施形態と同様な斑点模様形成具Cを使用して、上記外壁Bの表面に斑点模様6を形成した後、上地層16の表面に透明の防水材(商品名NY8080)を塗布してトップコート17を形成し、該トップコート17により上記上地層16の表面全面、つまり斑点模様6の全面を被覆する。
【0034】
上記実施例によれば、被処理面を被覆する上地層5(16)を、樹脂モルタルに顔料を混入した調整材により形成するようにしたので、型成形の条件によって多様化するコンクリート躯体の色彩に対して容易に色合わせすることができるとともに、被処理面の基体がコンクリート、軽量気泡コンクリート(ACL)、鉄板等、熱膨張率の異なるものであっても、これらの気候の変動による熱変形に対して円滑に追随し、剥離しなくなる。
【0035】
また、斑点模様形成具Cにコンクリート躯体と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、この斑点模様形成具Cにより上記上地層5(16)の表面に所定のコンクリート型枠跡の斑点模様6を形成するようにしたので、上記多様化するコンクリート躯体の色彩に対応した色彩の模様を容易に形成することができ、表面全面に規則性を持った斑点模様6が形成され、商品価値を高めることができる。
【0036】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばベース部を円形等矩形以外の形状とし、このベース部上に羊毛から成る塗布部を取り付けて斑点模様形成具を構成するようにしてもよい。また、斑点模様形成時に使用される調合樹脂液は、上記のものに限定されず、コンクリート躯体の斑点模様と略同一の色彩を有する他の調合樹脂液としてもよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、塗布部に調合樹脂液を含浸させて斑点模様を形成するので、被処理面を含む躯体の美感を向上させ得ることができるとともに、当該塗布部が羊毛から成るので、斑点模様形成終了時において調合樹脂液を簡単に水で洗い流すことができ、コンクリート型枠跡の斑点模様形成具を複数回に亘って使用可能として斑点模様形成時の作業能率を改善させることができる。
【0038】
請求項2の発明によれば、羊毛を所定形状に圧縮形成してフェルト状にしたものを塗布部としているので、ベース部の表面上への取り付けが容易で、製造コストを抑制することができるとともに、より自然に斑点模様を形成することができる。
【0039】
請求項3の発明によれば、ベース部が発泡プラスチックから成るので、斑点模様形成具を軽量化することができ、反復押圧作業が少労力で行える。従って、請求項1又は請求項2の効果に加え、被処理面上に斑点模様を容易に形成することができる。
【0040】
請求項4の発明によれば、多様化するコンクリート躯体に対応した色彩の模様を容易に形成することができ、被処理面における表面全面に規則性を持った斑点模様を形成することができる。
【0041】
請求項5の発明によれば、コンクリート型枠跡の斑点模様を形成した後の被処理面に、透明の防水材を塗布して被覆したので、外部からの水の浸入等がなくなり、劣化、汚染及び変色等を防止し得て耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具が適用されるコンクリート躯体を示す断面模式図
【図2】同コンクリート躯体の表面に上地層が形成された状態を示す断面模式図
【図3】同コンクリート躯体の上地層上に斑点模様形成具を反復押圧して斑点模様を形成した状態を示す断面模式図
【図4】同コンクリート躯体の被処理面上にトップコートを形成した状態を示す断面模式図
【図5】本発明の実施形態に係るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具を示す斜視図
【図6】図5におけるVI−VI線断面図
【図7】本発明の実施形態に係るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具が適用されるALCパネルを示す断面模式図
【図8】同ALCパネルの被処理面上にトップコートを形成した状態を示す断面模式図
【符号の説明】
1…コンクリートの躯体
2…欠損部
3…ピンホール
4…下地調整材
5…上地材
6…斑点模様
7…トップコート
8…塗布部
9…ベース部
10…ALCパネル
11…バックアップ材
12…弾性シーリング材
13…弾性モルタル
14…ジョイントテープ
15…下地層
16…上地層
17…トップコート
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物、橋、堤防等におけるコンクリート躯体の表面或いは軽量気泡コンクリート(ALC)板、押出成形板、鉄板等から成る建築物の壁の表面に、打放しコンクリートの表面に発生する型枠跡に似た斑点模様を形成するコンクリート型枠跡の斑点模様形成具及びそれを用いた斑点模様形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、型枠を使用して形成したコンクリート、所謂打放しコンクリートの表面は、型枠の模様が転写される正常面部と、ジャンカ(巣穴)部、コールドジョイント部、型枠の段違い部及びメジ歪部等の欠損面部とが混在する。かかる欠損面部を修復処理するには、打放しコンクリートに使用されるモルタルと同資材のモルタルを当該欠損面部に充填し、その表面をコテ等にて平滑にすることによって正常面部と略同一平面としていた。
【0003】
然るに、上記の如き修復処理により、被処理面を周囲の正常面部と略同色とすることはできるものの型枠模様がないため、打放しコンクリート全体として一体感を得ることができなかった。そこで、本出願人は、例えば特許文献1により被処理面に型枠模様を形成し得るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具を提案した。
【0004】
かかるコンクリート型枠跡の斑点模様形成具は、ベース上面にフェルトを形成して成り、該フェルトの表面にコンクリート型枠跡の模様色と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、被処理面に対し反復押圧することによりコンクリート型枠跡の斑点模様を形成するものであった。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−140753号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具においては、被処理面にコンクリート型枠跡の斑点模様を形成し得るので修復処理後における打放しコンクリート全体としての一体感を得ることができるものの、例えばナイロン等の合成繊維を圧縮形成して成るフェルトを用いた場合、斑点模様形成具の寿命が極めて短く、作業性が悪いという問題があった。
【0007】
即ち、合成繊維から成るフェルトに調合樹脂液を含浸させて斑点模様を形成した場合、作業終了後にフェルトを水洗いしても調合樹脂液が残留してしまい、そのまま乾燥固化して次の作業時には使用できないのである。従って、作業毎にフェルトの交換を必要とするため、当該斑点模様形成具の寿命が短く、作業性が悪いという不具合があった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、モルタルが充填された被処理面にコンクリート型枠跡の斑点模様を形成して美感を向上させ得ることができるとともに、複数回に亘って使用可能として斑点模様形成時の作業能率を改善させることができるコンクリート型枠跡の斑点模様形成具及びそれを用いた斑点模様形成方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、モルタルが充填された被処理面にコンクリート型枠跡の模様である斑点模様を形成するためのコンクリート型枠跡の斑点模様形成具において、羊毛を所定形状に形成して成り、コンクリート型枠跡の模様色と略同一色の調合樹脂液を含浸可能な塗布部と、該塗布部の裏面に取り付けられたベース部とを有したことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具において、前記塗布部は、羊毛を所定形状に圧縮形成してフェルト状にしたものから成ることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具において、前記ベース部は、発泡プラスチックから成ることを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具を用いた斑点模様形成方法において、前記塗布部にコンクリート型枠跡の模様色と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、前記被処理面に反復押圧することによりコンクリート型枠跡の斑点模様を形成することを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の斑点模様形成方法において、コンクリート型枠跡の斑点模様を形成した後の被処理面に、透明の防水材を塗布して被覆することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具は、打放しコンクリートの表面に発生する型枠跡に似た斑点模様を形成するためのもので、以下に示す斑点模様形成方法において適用される。
【0015】
まず、図1に示すように、型枠を使用して形成されたコンクリートの躯体1の表面(被処理面)1aを洗浄し、該表面1aに発生したジャンカ(巣穴)部、コールドジョイント部、型枠の段違い部、メジ歪部等の欠損部2に下地調整材4を充填して表面1aと略同一面にする。尚、同図中符号3は、表面1aに発生したピンホールを示している。
【0016】
また、上記下地調整材4は、液状のアクリル樹脂系、酢酸ビニール共重合樹脂系、アクリル・スチレン共重合樹脂系等のポリマーディスパージョンに所定色の顔料を混入し、これにセメント、砂、けい砂等の骨材を混入して上記躯体1の表面1aと略同色に調合した比較的高粘度の調合樹脂モルタルからなり、本例ではNY−調合樹脂モルタル(ニチエー吉田株式会社の商品名)からなる。
【0017】
次いで、図2に示すように、上記下地調整材4の上面を含む躯体1の表面1a全面に上地調整材をコテ等により塗布して所定の厚さの上地層5を形成し、表面1aのピンホール3および上記下地調整材4の上面を被覆する。上記上地調整材、つまり上地層5は、上記下地調整材4と同様に、液状のアクリル樹脂系、酢酸ビニール共重合樹脂系、アクリル・スチレン共重合樹脂系等のポリマーディスパージョンに所定色の顔料を混入し、これにセメント、砂、けい砂等の骨材を混入して躯体1の表面1aと略同色に調合した比較的低粘度の調合樹脂モルタルから成る。
【0018】
尚、かかる上地層5を構成する調合樹脂モルタルとして、NY−調合樹脂・生地調整材(ニチエー吉田株式会社の商品名)を用いるのが好ましい。また、上記調合樹脂モルタルは、顔料にて躯体1の表面1aと略同色となるようにしているが、これに代えて、白セメントとポルトランドセメントとの比率を設定することにより躯体1の表面1aと略同色となるようにしてもよい。
【0019】
次いで、図3に示すように、上地層5が硬化した後、斑点模様形成具Cを使用して上記上地層5の表面に、型枠跡に似せた斑点模様6を形成する。かかる斑点模様形成具Cは、図5及び図6に示すように、羊毛を圧縮形成してフェルト状にしたものから成る塗布部8と、該塗布部8の裏面に取り付けられたベース部9とから主に構成されている。
【0020】
ここで、本実施形態においては、上記の如く塗布部8が羊毛を圧縮形成したものから成るため、以下の如き特徴を奏する。即ち、羊毛は、吸水性(吸湿性)及び排水性(撥水性)の両方に富んでいることが知られており、かかる性質により、斑点模様形成作業後における斑点模様形成具Cの水洗い時、より多くの水を含みつつ、その水と一緒に含浸された調合樹脂液を良好に排出することができるのである。
【0021】
微視的に観察すると、羊毛は、その繊維の表面にうろこ状のスケール(表皮)が形成されており、かかるスケールは、エピキューティクルという極めて薄い膜で覆われている。このエピキューティクルにより水分をはじく性質が得られるのである。一方、その内側のエンドキューティクル、エキソキューティクルは親水性の膜とされており、これにより水分を吸収する性質が得られるのである。
【0022】
然るに、上記の如き羊毛から成る塗布部8にコンクリート躯体の表面(被処理面周囲の表面)における斑点模様と略同一色に調合した調合樹脂液を含浸させて斑点模様6を形成した後、水洗いを行なうと、当該塗布部8の吸水性及び排水性が良好故、含浸した調合樹脂液を簡単に、且つ、確実に洗い流すことができ、次回の作業時にも同じ斑点模様形成具Cを使用することができる。従って、複数の斑点模様形成作業に亘って同一の斑点模様形成具Cを使用することができ、合成繊維等から成るフェルトを用いた従来のものに比べ、作業能率を改善することができる。
【0023】
また、塗布部8は、羊毛を所定形状に圧縮形成してフェルト状にしたものから成るため、ベース部9の表面上への取り付けが容易で、斑点模様形成具Cの製造コストを抑制することができるとともに、被処理面上に、より自然な斑点模様を形成することができる。尚、本実施形態においては、羊毛を圧縮形成してフェルト状にしたものを塗布部8としているが、フェルト状にしないものをベース部9上に取り付けるようにして斑点模様形成具としてもよい。
【0024】
更に、塗布部8の裏面には発泡プラスチックから成るベース部9が取り付けられており、かかるベース部9を作業者が把持し得るよう構成されている。即ち、発泡プラスチックを矩形状に成形してベース部9を作成し、これをベースとして羊毛から成る塗布部8を固着させるのである。このように、ベース部9が発泡プラスチックで構成されているため、斑点模様形成具Cを軽量化することができるが、他の材質にてベース部を構成してもよい。
【0025】
上述の如き斑点模様形成具Cにて被処理面上に斑点模様6を形成するには、塗布部8の表面にコンクリート躯体の表面の斑点模様と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、ベース部9を把持しつつ当該塗布部8の表面を上記上地層5上面に反復押圧する。このような作業により、多様化するコンクリート躯体に対応した色彩の模様を容易に形成することができ、被処理面における表面全面に規則性を持った斑点模様を形成することができる。
【0026】
ここで、本実施形態に係る斑点模様形成具Cのベース部9が、既述のように、発泡プラスチックから成り、軽量化が図られているので、反復押圧作業を少労力にて行なうことができ、従って、被処理面上に斑点模様を容易に形成することができる。
【0027】
次いで、図4に示すように、上地層5の表面に透明の防水材(商品名NY8080)を塗布してトップコート7を形成し、該トップコート7により上記上地層5の表面全面、つまり模様6の全面を被覆し、これにより、打放しコンクリートの型枠跡の模様を有する製品壁Aを得る。このように、トップコート7を形成することにより、外部からの水の浸入等がなくなり、劣化、汚染及び変色等を防止し得て耐久性を向上させることができる。
【0028】
図7および図8は他の実施例を示す。同図において、Bは多数の長方形状のALCパネル10を突き合わせて形成した外壁であり、以下の如く形成されている。即ち、各ALCパネル10の端部を段状に凹ませて突き合わせ部、即ち継ぎ目部に厚さ方向に凹む溝10aを形成し、該溝10aの底部にバックアップ材11およびポリウレタン系の弾性シーリング材12を充填する。
【0029】
かかるバックアップ材11は、弾性樹脂を紐状に形成して溝10aの底部の間隙部に介在させる。次いで上記弾性シーリング材12の上面に弾性モルタル13を充填し、その上面を各ALCパネル10の表面よりも若干下方(厚さ方向内方)に湾曲させる。上記弾性モルタル13は、アクリル酸エステル共重合樹脂系に、セメント、けい砂、石粉等の骨材を所定の割合で混入してなり、本例では商品名NY−エラステッイクモルタルを使用する。
【0030】
上記弾性モルタル13の表面および各ALCパネル10の対向縁部の表面にジョイントテープ14を固着する。このジョイントテープ14は、張力および可撓性に富んだ繊維材により幅50〜100mmの帯び状に編成してなり、その幅方向両端部の10mm程度を上記ALCパネル10の対向縁部の表面に固着し、また、その幅方向中間部を上記弾性モルタル13の表面に沿って下方に湾曲させて固着する。
【0031】
次いで、上記ジョイントテープ14の上面および各ALCパネル10の表面全面に浸透性防水材(商品名NY8080シーラー)を塗布した後、前述した弾性モルタル13と同様の弾性モルタル(樹脂モルタル)に所定の顔料を混入してコンクリート躯体の表面と略同色に調合した比較的高粘度の一次調整材をコテ等により塗布して下地層15を形成する。
【0032】
この下地層15が乾燥した後、該下地層15の表面に所定の顔料を混入してコンクリート躯体の表面と略同色に調合した低粘度の二次調整材(商品名NYエラスティックフィラー)を刷毛等により塗布して上地層16を形成し、これにより各ALCパネル10を継ぎ目なしに接続した外壁Bを形成する。
【0033】
次いで、先の実施形態と同様な斑点模様形成具Cを使用して、上記外壁Bの表面に斑点模様6を形成した後、上地層16の表面に透明の防水材(商品名NY8080)を塗布してトップコート17を形成し、該トップコート17により上記上地層16の表面全面、つまり斑点模様6の全面を被覆する。
【0034】
上記実施例によれば、被処理面を被覆する上地層5(16)を、樹脂モルタルに顔料を混入した調整材により形成するようにしたので、型成形の条件によって多様化するコンクリート躯体の色彩に対して容易に色合わせすることができるとともに、被処理面の基体がコンクリート、軽量気泡コンクリート(ACL)、鉄板等、熱膨張率の異なるものであっても、これらの気候の変動による熱変形に対して円滑に追随し、剥離しなくなる。
【0035】
また、斑点模様形成具Cにコンクリート躯体と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、この斑点模様形成具Cにより上記上地層5(16)の表面に所定のコンクリート型枠跡の斑点模様6を形成するようにしたので、上記多様化するコンクリート躯体の色彩に対応した色彩の模様を容易に形成することができ、表面全面に規則性を持った斑点模様6が形成され、商品価値を高めることができる。
【0036】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばベース部を円形等矩形以外の形状とし、このベース部上に羊毛から成る塗布部を取り付けて斑点模様形成具を構成するようにしてもよい。また、斑点模様形成時に使用される調合樹脂液は、上記のものに限定されず、コンクリート躯体の斑点模様と略同一の色彩を有する他の調合樹脂液としてもよい。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、塗布部に調合樹脂液を含浸させて斑点模様を形成するので、被処理面を含む躯体の美感を向上させ得ることができるとともに、当該塗布部が羊毛から成るので、斑点模様形成終了時において調合樹脂液を簡単に水で洗い流すことができ、コンクリート型枠跡の斑点模様形成具を複数回に亘って使用可能として斑点模様形成時の作業能率を改善させることができる。
【0038】
請求項2の発明によれば、羊毛を所定形状に圧縮形成してフェルト状にしたものを塗布部としているので、ベース部の表面上への取り付けが容易で、製造コストを抑制することができるとともに、より自然に斑点模様を形成することができる。
【0039】
請求項3の発明によれば、ベース部が発泡プラスチックから成るので、斑点模様形成具を軽量化することができ、反復押圧作業が少労力で行える。従って、請求項1又は請求項2の効果に加え、被処理面上に斑点模様を容易に形成することができる。
【0040】
請求項4の発明によれば、多様化するコンクリート躯体に対応した色彩の模様を容易に形成することができ、被処理面における表面全面に規則性を持った斑点模様を形成することができる。
【0041】
請求項5の発明によれば、コンクリート型枠跡の斑点模様を形成した後の被処理面に、透明の防水材を塗布して被覆したので、外部からの水の浸入等がなくなり、劣化、汚染及び変色等を防止し得て耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具が適用されるコンクリート躯体を示す断面模式図
【図2】同コンクリート躯体の表面に上地層が形成された状態を示す断面模式図
【図3】同コンクリート躯体の上地層上に斑点模様形成具を反復押圧して斑点模様を形成した状態を示す断面模式図
【図4】同コンクリート躯体の被処理面上にトップコートを形成した状態を示す断面模式図
【図5】本発明の実施形態に係るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具を示す斜視図
【図6】図5におけるVI−VI線断面図
【図7】本発明の実施形態に係るコンクリート型枠跡の斑点模様形成具が適用されるALCパネルを示す断面模式図
【図8】同ALCパネルの被処理面上にトップコートを形成した状態を示す断面模式図
【符号の説明】
1…コンクリートの躯体
2…欠損部
3…ピンホール
4…下地調整材
5…上地材
6…斑点模様
7…トップコート
8…塗布部
9…ベース部
10…ALCパネル
11…バックアップ材
12…弾性シーリング材
13…弾性モルタル
14…ジョイントテープ
15…下地層
16…上地層
17…トップコート
Claims (5)
- モルタルが充填された被処理面にコンクリート型枠跡の模様である斑点模様を形成するためのコンクリート型枠跡の斑点模様形成具において、
羊毛を所定形状に形成して成り、コンクリート型枠跡の模様色と略同一色の調合樹脂液を含浸可能な塗布部と、
該塗布部の裏面に取り付けられたベース部と、
を有したことを特徴とするコンクリート型枠跡の斑点模様形成具。 - 前記塗布部は、羊毛を所定形状に圧縮形成してフェルト状にしたものから成ることを特徴とする請求項1記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具。
- 前記ベース部は、発泡プラスチックから成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具。
- 前記塗布部にコンクリート型枠跡の模様色と略同色に調合した調合樹脂液を含浸させ、前記被処理面に反復押圧することによりコンクリート型枠跡の斑点模様を形成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のコンクリート型枠跡の斑点模様形成具を用いた斑点模様形成方法。
- コンクリート型枠跡の斑点模様を形成した後の被処理面に、透明の防水材を塗布して被覆することを特徴とする請求項4記載の斑点模様形成方法。
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