JP2004097648A - 眼科撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光撮影などの連続撮影における撮影周期を短縮でき、必要とされる枚数の連続撮影を確実に行なえるようにする。
【解決手段】CCD6により撮影した被検眼の画像データを格納するメモリ26と、画像データ保存用のより低速な外部記憶装置24を有する構成において、特定の連続撮影モード、たとえば蛍光撮影モードが選択されているか否かを判定し、その結果に応じてメモリ26から外部記憶装置24への画像データの転送タイミングを制御する。前記特定の連続撮影モードによる連続撮影中はメモリ26から外部記憶装置24への画像データの転送を行なわずメモリ26への画像データ格納のみを行ない、前記特定の連続撮影モードによる連続撮影が終了した時点でメモリ26から外部記憶装置24への画像データの転送を実行する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子撮影手段により撮影した被検眼の画像データを格納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から転送された画像データを保存する前記第1の記憶手段よりも低速な第2の記憶手段を有する眼科撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、眼底カメラのような眼科撮影装置において、CCDイメージセンサなどの電子撮影手段を用いて被検眼の電子画像を撮影する装置が知られている。通常、この種の装置では、撮影した電子画像はハードディスク、フレキシブルディスク、MO、各種メモリカードなどの外部記憶媒体を用いた外部記憶装置に記録するようになっている。その際、画像データは、生のビットマップ形式の他、JPEGなどの圧縮データ形式なども用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
眼科撮影装置には、連続撮影を行なう用途があり、この連続撮影の1つとして蛍光撮影モードが知られている。蛍光撮影は、被検者の静脈に蛍光剤を注射し、蛍光剤が眼底血管に分布する過程を撮影するものである。
【0004】
この蛍光撮影では、蛍光剤が眼底血管にひろがる過程を撮影するために、短時間(数秒〜数10秒)の間に複数回(数回〜数10回)の連続撮影を行なう必要がある。蛍光撮影では、多くの場合、シャッターボタンの1回押しにより1回の撮影が行なわれ、シャッターボタンの連続押しでは、ハードウェアの動作条件により決まる撮影インターバル(時間間隔)で連続撮影が行なわれる。
【0005】
蛍光撮影では、蛍光剤の注射後、直ちにスタートボタンを操作してタイマーを起動する。このタイマーは蛍光剤の注射タイミングを0時間として計時を行ない、その計時情報は撮影画像に写し込まれる。
【0006】
ところが、電子撮影方式により蛍光撮影を行なう場合、外部記憶装置へのデータの書き込みがそれ程高速ではないため、蛍光撮影で必要とされる連続撮影周期が制約を受ける問題がある。
【0007】
また、蛍光撮影においては、CCDから出力されるカラーデータを白黒変換するような処理が必要となる場合があり、撮影後のデータ転送時間が長くなりがちな問題がある。
【0008】
本発明の課題は、眼科撮影装置の連続撮影周期、特に蛍光撮影などの連続撮影における撮影周期を短縮でき、必要とされる枚数の連続撮影を確実に行なえるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、電子撮影手段により撮影した被検眼の画像データを格納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から転送された画像データを保存する前記第1の記憶手段よりも低速な第2の記憶手段を有する眼科撮影装置において、電子撮影手段により行なう被検眼の撮影が特定の連続撮影モードによる撮影か否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づき前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への画像データの転送タイミングを制御する制御手段を有する構成を採用した。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0011】
図1は本発明を採用した眼科撮影装置として眼底カメラの構成を示したものである。
【0012】
図1の眼底カメラは、装置本体13と電源部30から構成されており、照明光源と電源回路および制御回路の一部が電源部30に内蔵されている。以下ではまず、装置本体13の構成から説明する。
【0013】
図1において、被検眼1の眼底の撮影画像は、対物レンズ2、フォーカスレンズ3、リレーレンズ4を経てミラー5の位置に到達する。ミラー5はリターンミラーから構成され、図示のように光路にミラー5が挿入されている状態では撮影画像はミラー7、接眼レンズ8から成るファインダー14に導入され、検査者9により観察される。
【0014】
撮影時にはミラー5が光路から離脱し、眼底画像はCCD6により撮影される。本実施形態では、CCD6はRGBデータを出力するカラーCCD素子から構成されるものとする。
【0015】
蛍光撮影時には、バリアフィルター28が対物レンズ2とフォーカスレンズ3の間(あるいは他の適当な位置)に挿入される。
【0016】
CCD6の撮影データは、メモリ26(第1の記憶手段)にバッファされる。
【0017】
メモリ26は、蛍光撮影時に連続撮影すべき枚数の画像をほぼ全て格納できる容量を有する半導体メモリ素子から構成される。本実施形態の場合、メモリ26は(より低速な)後述の外部記憶装置24(第2の記憶手段)よりも入出力が充分高速に行なえる必要がある。メモリ26は、DRAMなどを用いて構成する他、SDRAMやDDR SDRAMのような主に画像データ格納に特化したメモリ素子やその周辺回路を用いて構成することができる。
【0018】
本実施形態の場合、蛍光撮影時の一定時間内における連続撮影枚数はメモリ26が満杯でない限りCCD6〜メモリ26への転送性能に依存することになるので、メモリ26に入出力性能に優れた素子を用いれば、蛍光撮影時の連続撮影可能な画像の枚数を増大することができる。
【0019】
CCD6の撮影データは生のビットマップとしてそのままメモリ26に格納する他、メモリ26の使用効率を高めるため、CCD6とメモリ26の間に適当な方式によるデータ圧縮手段(ハードウェアによるものでもよいし、後述のCPU21や他の制御回路のソフトウェアによるものでもよい)を配置することが考えられる。
【0020】
装置本体13内には制御手段としてCPU21が設けられている。CPU21はRAM23をワークエリアとし、ROM22に格納された後述のプログラムにしたがって装置全体の動作を制御する。
【0021】
CPU21は、後述の制御手順にしたがってメモリ26から外部記憶装置24への撮影データの転送を制御する。外部記憶装置24はフレキシブルディスク、MO、各種メモリカードなどの電源遮断後も記憶内容を保持する着脱可能な外部記憶媒体を用いて構成される。ただし、外部記憶装置24の外部記憶媒体は着脱可能である必要はなく、場合によってはハードディスクのような記憶媒体であっても後述の制御は実施できる。
【0022】
装置本体13内には、後述の電源部30のタイマー36と連動するタイマー25が設けられている。このタイマーは、蛍光撮影モードにおいて蛍光剤の静脈注射後の経過時間を計測する。タイマー25の計測した時間情報は、キャラクタジェネレータROM(不図示)などを用いて画像化され、CCD6の撮影画像に重畳され、撮影画像とともに記録される。
【0023】
本実施形態の場合、電源部30は主として照明光の発生と装置各部への電源供給を行なう。なお、図1では電源部30が装置本体13と分離した構成となっているが、もちろんこのような電源部を分離した構成は本発明に必須のものではない。特に、本実施形態では装置本体13と電源部30に設けられたタイマー25、36は、単一のタイマー素子から構成されていてもよい。
【0024】
電源部30は照明光源としてフラッシュランプ33およびランプ34を有する。フラッシュランプ33の前方にはミラー34’(リターンミラーあるいはハーフミラー)およびリレーレンズ31、31が配置され、フラッシュランプ33およびランプ34の照明光を光ファイバー32に入射する。
【0025】
光ファイバー32の先端は装置本体13に導入されており、光ファイバー32の照明光はレンズ11および照明プリズム10を介して被検眼1の方向に照射される。
【0026】
蛍光撮影時には、リレーレンズ31、31の間にエキサイタフィルター38が光学系に挿入され、蛍光照明が行なわれる。
【0027】
電源部30の電源回路39は電源部30内の各部に電源を供給する他、ケーブル40を介して装置本体13側の装置各部に電源を供給する。
【0028】
電源部30には、先のタイマー25と連動するタイマー36が設けられている。タイマー36は装置本体13側のタイマー25と同様に蛍光剤の静脈注射後の経過時間を計測する。
【0029】
検査者9が撮影を制御するためのユーザーインターフェースとして、表示部35および操作部37が本実施形態では電源部30側に配置されている(もちろん装置本体13側にこれらの一部あるいは全部が配置されていてもよい)。
【0030】
検査者9は、蛍光撮影を行なうか、あるいはそれ以外の撮影(可視光/赤外撮影)を行なうかを各種設定キーなどから成る操作部37により設定する。
【0031】
また、操作部37は、静脈注射後の経過時間を計測するタイマー25、および36を起動するスタートボタンを含む。
【0032】
操作部37で行なった設定条件は表示部35により必要に応じて表示する。また、撮影期間中は必要に応じて装置の動作状態をモニタするための情報を表示部35により表示することができる。
【0033】
また、蛍光撮影モードにおいては、タイマー36(あるいは25)が計時する静脈注射後の経過時間が表示部35に表示される。
【0034】
次に上記構成における動作につき説明する。
【0035】
本実施形態では、図2に示す制御手順でCPU21の撮影制御が行なわれる。図2の制御手順はROM22(あるいは他の記憶媒体)に格納される。
【0036】
なお、図2の制御が開始される前に、蛍光撮影を行なうか、あるいはそれ以外の撮影(可視光/赤外撮影)を行なうかのモード設定は操作部37によりあらかじめ終了しているものとする。
【0037】
また、蛍光撮影においては、検査者9は被検者に蛍光剤を注射し、操作部37のスタートボタンを操作してタイマー25および36を起動してから撮影を開始する。
【0038】
図2のステップS1では、検査者9が撮影を指令するシャッターボタン(不図示)の操作が検出される。
【0039】
ステップS1で撮影タイミングが到来している場合にはステップS2においてCCD6による撮像処理を開始する。ステップS2には、上述の各ミラーの制御が行なわれるとともに、バリアフィルター28およびエキサイタフィルター38の挿脱制御がモード設定(蛍光撮影モードか非蛍光撮影モードか)に応じて行なわれる。
【0040】
ステップS3ではフラッシュランプ33を発光させ、ステップS4ではCCD6から撮影画像データを出力させ、メモリ26に記録する。本実施形態では、蛍光撮影モードにおいては複数枚の画像データをメモリ26に記録することになるが、もちろん、このとき複数枚の画像データは、順次そのそれぞれを識別可能な形式でメモリ26に格納する。
【0041】
ステップS5では、撮影モードが蛍光撮影モードか否かを判定し、非蛍光撮影モードの場合はステップS6に、また蛍光撮影モードの場合はステップS8に移行する。
【0042】
蛍光撮影モード/非蛍光撮影モードの判定は、ユーザが操作部37によって行なった設定情報(撮影モードを表現するフラグなど)に基づき行なう他、次のような条件に基づき行なうことができる。
【0043】
(1)バリアフィルター28およびエキサイタフィルター38の挿脱状態。これらの蛍光撮影用フィルターが挿入されていれば蛍光撮影モード、挿入されていなければ非蛍光撮影モードが設定されているものと検出する。この検出方式は操作部37で詳細な設定を行なわず、蛍光撮影用フィルターの挿脱を直接手動操作によって行なうような構成において有用である。
【0044】
(2)蛍光剤注射後の経過時間を測定するタイマー25ないし36の動作状態。これらタイマーが作動していれば蛍光撮影モード、非作動であれば非蛍光撮影モードと検出する。
【0045】
上記の条件(1)および(2)は、各々単独で用いる(いずれか一方のみを用いる)こともできるし、条件(1)および(2)の双方の論理積を用いる(たとえば、双方の条件判定が蛍光撮影モードを検出している場合のみ蛍光撮影モードと判定する)ようにしてもよい。
【0046】
ステップS6では、メモリ26内に存在する撮影画像データを外部記憶装置24に転送する。このステップS6では、非蛍光撮影モードの場合、および後述のように蛍光撮影モードにおいてメモリ26の残量が足りない場合は1回の撮影ごとに1枚分、それ以外の蛍光撮影モードにおいては蛍光撮影モード終了時に複数枚分の撮影画像データを転送する。
【0047】
ステップS7では、撮影画像データの外部記憶装置24への転送の終了を待ち、ステップS1に復帰する。
【0048】
一方、蛍光撮影モードの場合はステップS8において、メモリ26の残量が充分あるか否かを判定する。蛍光撮影モードの場合は、メモリ26に複数枚数の画像データを格納するので、たとえばこのステップS8では通常考えられるデータサイズの(後続の)画像データを少なくとも1枚分を格納できるか否かを判定すればよい。ここでメモリ26の残量が充分ある場合はステップS10へ、メモリ26の残量が充分ない場合はステップS9へ移行する。
【0049】
ステップS9では、メモリ26に存在する画像データ(1〜複数枚)蛍光撮影した画像データを白黒データに変換した上、ステップS6に移行する。こうして、蛍光撮影された画像データは白黒データとして外部記憶装置24に格納される。なお、ステップS9の白黒変換は、RAM23を用いて行なうが、もし白黒変換にメモリ26を利用する場合は上記のステップS8の容量判定はこの白黒変換に必要な容量も見越して行なう必要がある。
【0050】
ステップS10では、蛍光撮影が終了したか否かを判定する。蛍光撮影の終了は、検査者9の所定の手動操作により指定される他、自動蛍光撮影の場合はあらかじめプログラムされた撮影枚数が終了すればそこで蛍光撮影は終了する。ステップS10で蛍光撮影が終了した場合は、ステップS9に移行する。これにより、メモリ26に存在する画像データ(1〜複数枚)の白黒変換が行なわれ、その後ステップS6において変換されたデータが外部記憶装置24に転送される。
【0051】
なお、画像データを外部記憶装置24に格納する時、画像データはJPEG、GIF、TIFFなどのデータ形式に変換し、データファイルとして外部記憶装置24のファイルシステム中に書き込む。なお、上記の手順では蛍光撮影データを白黒変換してから外部記憶装置24に格納しているが、この白黒変換処理は必ずしも必須のものではない(たとえばCCD6が白黒データを出力するような場合)。
【0052】
以上のようにして、本実施形態によれば、非蛍光撮影モードにおいては1枚の撮影ごとに撮影データを外部記憶装置24に転送する一方、蛍光撮影モードにおいては、可能な限り(メモリ26の残量が充分ある限り)メモリ26に複数枚数の撮影データを格納し、一連の連続撮影が終了した時にメモリ26から外部記憶装置24への撮影データの転送を行なうようにしている。
【0053】
メモリ26は、外部記憶装置24より充分高速であるため、このように可能な限り蛍光撮影モードでは外部記憶装置24への撮影データの転送を控えることにより、撮影インターバルを短縮し、蛍光撮影モードにおける一定時間内の撮影枚数に関する性能を大きく向上することができる。
【0054】
特に、上記実施形態では、蛍光撮影モードにおいて蛍光撮影したカラー画像データの白黒変換も可能な限り外部記憶装置24への撮影データの転送直前に行なうようにしているため、蛍光撮影モードにおける撮影インターバルを短縮し、一定時間内の撮影枚数に関する性能を著しく向上することができる。
【0055】
また、図2の制御によれば、蛍光撮影モードではメモリ26の残量を監視し、残量が充分でない場合は、その時点でメモリ26から外部記憶装置24への転送を行なうようにしているため、蛍光撮影モードで撮影不可能を生じる問題を回避することができる。
【0056】
また、図2の制御によれば、ステップS6の転送においては、蛍光撮影モードでメモリ26の残量が足りない(ステップS8)場合は1枚分の撮影画像データを転送するようにしている。このようにメモリ26の残量不足の場合転送する撮影画像データを1枚分に限定することにより、(後続の撮影ではステップS8の判定により全て1枚撮影ごとの撮影データ転送となるが)撮影画像データの転送レートが大きく低下したり、蛍光撮影中の撮影インターバルが不揃いになってしまうなどの不具合を防止することができる。ただし、可能であれば(たとえば撮影インターバルが極端に延長されない限り)、メモリ26の残量が足りない状況において2枚分以上の撮影画像データを転送することも考えられる。
【0057】
以上では、蛍光撮影モードか非蛍光撮影モードかの判定に基づき、メモリ26から外部記憶装置24への転送を制御する例を示したが、上記の撮影データの転送は連続撮影を行なうか否かに応じて行なうこともできる。つまり、特定の連続撮影モードにおいては、その撮影モードが終了するまでは第1の記憶手段(上記実施形態ではメモリ26)から第1の記憶手段より低速な第2の記憶手段(上記実施形態では外部記憶装置24)への撮影画像データ転送を控え、当該撮影モードが終了した時に第1の記憶手段(上記実施形態ではメモリ26)から第1の記憶手段より低速な第2の記憶手段(上記実施形態では外部記憶装置24)への撮影画像データ転送を実行する。このようにして、連写性能が問題となる特定の連続撮影モードにおいて、撮影インターバルを短縮し、一定時間内の撮影枚数に関する性能を著しく向上することができる。
【0058】
上記の「特定の連続撮影モード」としては、種々の態様が考えられる。たとえば図2のステップS5の時点で、それまでにシャッターボタンが(所定時間以上)連続押下されている状態を検出した場合、直ちに「特定の連続撮影モード」が成立しているものと判断するような構成が考えられる。あるいはあらかじめ設定した撮影インターバルで複数枚の画像を連続撮影するような特定の撮影プログラムを実装するのであれば、そのような撮影プログラムが操作部37で選択されている場合に直ちに「特定の連続撮影モード」が成立しているものと判断することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電子撮影手段により撮影した被検眼の画像データを格納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から転送された画像データを保存する前記第1の記憶手段よりも低速な第2の記憶手段を有する眼科撮影装置において、電子撮影手段により行なう被検眼の撮影が特定の連続撮影モードによる撮影か否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づき前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への画像データの転送タイミングを制御する制御手段を有する構成を採用しているので、眼科撮影装置の連続撮影周期、特に蛍光撮影などの連続撮影における撮影周期を短縮でき、必要とされる枚数の連続撮影を確実に行なえる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した眼底カメラの構成を示した説明図である。
【図2】図1のCPUの撮影制御手順を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
1 被検眼
3 フォーカスレンズ
4 リレーレンズ
5 ミラー
6 CCD
7 ミラー
8 接眼レンズ
9 検査者
10 照明プリズム
11 レンズ
13 装置本体
21 CPU
23 RAM
24 外部記憶装置
25 タイマー
26 メモリ
28 バリアフィルタ
30 電源部
31 リレーレンズ
32 光ファイバー
33 フラッシュランプ
34 ランプ
35 表示部
37 操作部
38 エキサイタフィルター
39 電源回路
40 ケーブル

Claims (10)

  1. 電子撮影手段により撮影した被検眼の画像データを格納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から転送された画像データを保存する前記第1の記憶手段よりも低速な第2の記憶手段を有する眼科撮影装置において、
    電子撮影手段により行なう被検眼の撮影が特定の連続撮影モードによる撮影か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づき前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への画像データの転送タイミングを制御する制御手段を有することを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記特定の連続撮影モードによる撮影において、当該撮影モードによる連続撮影中は前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への画像データの転送を行なわず前記第1の記憶手段への画像データ格納のみを行ない、当該撮影モードによる連続撮影が終了した時点で前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への画像データの転送を実行することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記特定の連続撮影モード以外の撮影においては、1回の撮影ごとに前記第1の記憶手段への画像データ格納、および前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への画像データの転送を実行することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記特定の連続撮影モードによる撮影において、前記第1の記憶手段の残量が充分でない場合、1回の撮影ごとに前記第1の記憶手段への画像データ格納、および前記第1の記憶手段から前記第2の記憶手段への画像データの転送を実行することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記特定の連続撮影モードが蛍光撮影モードであることを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  6. 蛍光撮影に必要なフィルターが光学系に挿入されている状態をもって前記特定の連続撮影モードの成立を検出することを特徴とする請求項5に記載の眼科撮影装置。
  7. 被検者への蛍光剤注射後の経過時間を測定するタイマーが動作している状態をもって前記特定の連続撮影モードの成立を検出することを特徴とする請求項5に記載の眼科撮影装置。
  8. 蛍光撮影モードにおいては、前記第1の記憶手段に格納されたカラー画像データを白黒画像データに変換して前記第2の記憶手段へ転送することを特徴とする請求項5に記載の眼科撮影装置。
  9. 前記第2の記憶手段が電源遮断後も記憶内容を保持する記憶媒体に画像データを保存することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  10. 前記第2の記憶手段が着脱可能な記憶媒体に画像データを保存することを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
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