JP2010239532A - 撮像装置及び撮影方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自分撮り(セルフ撮影)に好適な撮像装置等の撮像装置及び撮影方法を提供する。
【解決手段】 被写体を撮像する撮像素子10と、撮像された画像を表示させる表示手段としての表示装置4とを備えた撮像装置であって、本撮影に先立って撮像素子10で撮像された本撮影時の背景となる背景画像データを一時記憶する記憶装置15と、撮影待機状態のとき撮像素子10で撮像されている画像をスルー画像として表示手段に表示させるスルー画像データを形成するスルー画像形成手段と、スルー画像データと背景画像データとを比較する背景比較手段と、スルー画像データから予め規定された被写体の顔情報を検出する顔情報検出手段と、背景比較手段においスルー画像データと背景画像データとを比較した結果、合致し且つ顔情報検出手段において顔情報を検出したときに撮影を行う撮影制御手段とを有する。
【選択図】 図3
【解決手段】 被写体を撮像する撮像素子10と、撮像された画像を表示させる表示手段としての表示装置4とを備えた撮像装置であって、本撮影に先立って撮像素子10で撮像された本撮影時の背景となる背景画像データを一時記憶する記憶装置15と、撮影待機状態のとき撮像素子10で撮像されている画像をスルー画像として表示手段に表示させるスルー画像データを形成するスルー画像形成手段と、スルー画像データと背景画像データとを比較する背景比較手段と、スルー画像データから予め規定された被写体の顔情報を検出する顔情報検出手段と、背景比較手段においスルー画像データと背景画像データとを比較した結果、合致し且つ顔情報検出手段において顔情報を検出したときに撮影を行う撮影制御手段とを有する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、撮影者自身を被写体とする自分撮り(セルフ撮影)に好適な撮像装置及び撮影方法に関する。
従来、撮像装置においては、前面に撮像レンズを配置し、背面側に液晶表示パネルを配置している。このため、撮影者自身が被写体となる自分撮りを行う際に、撮影者自身は、通常、スルー画像を液晶表示パネルで見ることが出来ないこととなり、希望通りの構図で自分撮りを行うことが困難であった。
そこで下記に示す特許文献1には、撮像素子から得られた画像から被写体の顔の位置を検出し、面積を測定する顔検出手段と画像中の被写体の顔の位置を任意に設定するためのフレーム枠を設定するフレーム設定手段を設けておき、自分撮りの際にフレーム枠内に自分の顔が入ると撮影が可能となる撮像装置が開示されている。
また、下記に示す特許文献2には、被写体となる撮像装置所有者などが第三者に撮影を依頼するにあたって、予め希望の構図でプリショット撮りし、その画像を液晶表示パネルに半透明で映し出しながらスルー画像を表示させることにより第三者に被写体が希望した構図を理解させて被写体が希望したとおりの構図による撮影を第三者が簡単に実行できる撮像装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に示す上記撮像装置では自分撮りの撮影において、自分の顔の位置については希望通りの撮影が可能であるが、画面内の顔以外の背景の構図については設定することが出来ないという課題があった。
また、特許文献2に示す上記撮像装置では、第三者が液晶表示パネルでスルー画像を見ながら撮影することとなり被写体自身による自分撮りの撮影ができないという課題があった。
本発明は上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、自分撮りの撮影において、背景の構図も設定可能にした撮像装置を提供することを目的としている。
本発明の撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、撮像された画像を表示させる表示手段とを備えた撮像装置であって、本撮影に先立って前記撮像手段で撮像された本撮影時の背景となる背景画像データを一時記憶する一時記憶手段と、本撮影の待機状態のとき前記撮像手段で撮像されている画像をスルー画像として前記表示手段に表示させるスルー画像データを形成するスルー画像形成手段と、前記スルー画像形成手段が形成するスルー画像データと前記一時記憶手段に記憶された背景画像データとを比較する背景比較手段と、前記スルー画像形成手段が形成するスルー画像データから予め規定された被写体の顔情報を検出する顔情報検出手段と、前記背景比較手段において前記スルー画像形成手段が形成するスルー画像データと、前記一時記憶手段に記憶された背景画像データとを比較した結果、合致し且つ前記顔情報検出手段において顔情報を検出したときに撮影を行う撮影制御手段と、を有することを特徴とする。
また、前記背景比較手段は、一時記憶手段に記憶された背景画像データから特徴点の位置座標を抽出し、スルー画像形成手段により撮影待機状態のとき前記撮像手段で撮像されている画像から形成するスルー画像データにおける特徴点の位置座標が同位置となったときに背景が合致したと判定する。
更に、前記顔情報検出手段は、任意の位置及び任意の大きさに被写体の顔を指定するときに手ぶれ検出の実施可否を指定するための顔指定手段を有する。
また、前記顔情報検出手段は、予め規定された前記顔指定手段に基づいた顔情報を検出する。
本発明の撮影方法は、被写体を撮像する撮像手段と、撮像された画像を表示させる表示手段とを備えた撮像装置における撮影方法であって、本撮影に先立って前記撮像手段により撮像された画像の風景を示す輝度データを背景画像データとして一時記憶手段に記憶させる第一の工程と、本撮影の待機状態のときに前記撮像手段で撮像されている画像をスルー画像形成手段が形成するスルー画像データと、第一の工程で前記一時記憶手段に記憶された背景画像データとを背景比較手段により比較する第二の工程と、前記背景比較手段による比較結果が合致したと判定し、且つ撮影待機状態のとき前記撮像手段で撮像されている画像をスルー画像形成手段が形成するスルー画像データから予め規定された被写体の顔情報が顔情報検出手段により検出されたとき、本撮影として撮影制御手段により撮影を実行する第三の工程とからなることを特徴とする。
本発明によれば、自分撮りの撮影において被写体の顔位置について希望通りの撮影を可能にし、更に背景の構図も設定可能にした撮像装置を提供することができる。
本発明を実施するための形態の撮像装置1は、被写体を撮像する撮像素子10と、撮像された画像を表示させる表示手段としての表示装置4とを備えた撮像装置1であって、本撮影に先立って撮像素子10で撮像された本撮影時の背景となる背景画像データを一時記憶する記憶装置15と、撮影待機状態のとき撮像素子10で撮像されている画像をスルー画像として表示手段に表示させるスルー画像データを形成するスルー画像形成手段と、スルー画像データと背景画像データとを比較する背景比較手段と、スルー画像データから予め規定された被写体の顔情報を検出する顔情報検出手段と、背景比較手段においスルー画像データと背景画像データとを比較した結果、合致し且つ顔情報検出手段において顔情報を検出したときに撮影を行う撮影制御手段とを有することを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。
図1は、本発明に係る撮像装置の正面図であり、図2は、本発明に係る撮像装置の背面図である。
図1は、本発明に係る撮像装置の正面図であり、図2は、本発明に係る撮像装置の背面図である。
図1に示す撮像装置1は、撮像時には、カメラ筐体内部に収納されていたレンズ鏡筒が外部に繰り出す沈胴式のレンズユニット2を有するものである。また、撮像装置1は、フラッシュ3等を適宜配設しているものである。
そして図2に示すように、撮像装置1の背面には、液晶表示パネルなどを用いた表示装置4、メニューボタンや各種機能を設定する設定ボタン等の各種ボタン7、方向キー6等を配設し、更に、撮像装置1の上面には、撮影ボタン5、及び図示しない電源ボタンや撮像モードと再生モードを切替える切替えボタン等を適宜配設しているものである。
図3は、本発明の実施例に係る撮像装置の回路ブロック図である。
図3に示すように撮像装置1は、AF(オートフォーカス)、AE(自動露出制御)等の一般的な機能を備えたものであって、撮像手段である撮像素子10とDSP/CPUからなる制御部8とを有する。撮像素子10は、図示しないフォーカスレンズ及びズームレンズを介して結像された被写体の光学像を光電変換し、被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号をユニット回路12に送出する。
図3に示すように撮像装置1は、AF(オートフォーカス)、AE(自動露出制御)等の一般的な機能を備えたものであって、撮像手段である撮像素子10とDSP/CPUからなる制御部8とを有する。撮像素子10は、図示しないフォーカスレンズ及びズームレンズを介して結像された被写体の光学像を光電変換し、被写体の光学像に応じたアナログの撮像信号をユニット回路12に送出する。
制御部8は、JPEG方式による画像データの圧縮・伸張を含む各種デジタル信号処理機能を有するとともに撮像装置1の各部を制御するワンチップマイコンである。制御部8には、撮像素子10を駆動するTG(Timing Generator)と呼ばれるタイミング生成器11が接続されており、タイミング生成器11には、撮像素子10から出力される撮像信号が入力されるユニット回路12が接続される。
ユニット回路12は、入力した撮像信号をサンプリングして保持するCDSと、その撮像信号を増幅するゲイン調整アンプ、増幅された撮像信号をデジタルの撮像信号に変換するA/D変換器から構成されており、撮像素子10の出力信号はユニット回路12を経てデジタル信号として制御部8に送出される。
また、制御部8には、表示装置4、入力装置9、レンズ駆動部13が接続されるとともに、アドレスデータバス14を介して記憶装置15、内蔵フラッシュメモリ16及びカードインターフェース17が接続される。
カードインターフェース17には、図示しないカメラ本体のカードスロットに着脱自在に装着されたメモリカード18が接続される。
カードインターフェース17には、図示しないカメラ本体のカードスロットに着脱自在に装着されたメモリカード18が接続される。
レンズ駆動部13は、前記フォーカスレンズ及びズームレンズのそれぞれを光軸方向に駆動するためのステッピングモータ、及びそれらを制御部8から送出される制御信号に応じて駆動するモータドライバから構成される。
記憶装置15は、DRAM等のメモリからなり、撮影待機モード時に撮像素子10によって撮像され、デジタル化された被写体の画像データを一時記憶するバッファであるとともに、制御部8のワーキングメモリとして使用されることにより本発明の一時記憶手段として機能する。記憶装置15に一時記憶された画像データは圧縮され、最終的にはメモリカード18に記録される。
内蔵フラッシュメモリ16には、制御部8の動作プログラムや各部の制御に使用する各種データが記憶されている。
制御部8は、上記動作プログラムに従い動作することにより、撮影時にはレンズ駆動部13の駆動モータによるフォーカスレンズの位置制御(AF制御)や、撮像素子10における電荷蓄積時間(シャッター速度)、及びユニット回路12のゲイン調整アンプのゲイン調整等によるAE制御を行い、また後述するプリショット自分撮りモードでの動作に際しては本発明の背景比較手段、顔情報検出手段、撮影制御手段として機能する。
表示装置4は、液晶表示パネルとその駆動回路とを含み、撮影待機モードでは撮像素子10によって撮像された画像をスルー画像として液晶表示パネルに表示し、再生モードでは、メモリカード18から読み出され伸張された記録画像を液晶表示パネルに表示する表示手段とされる。
入力装置9は、図2に示す撮影ボタン、各種機能を設定する設定ボタン等の各種ボタン7、方向キー6以外にも複数の操作キーを含み、ユーザーによるキー操作に応じたキー入力信号を制御部8に送出する。
次に、本発明の一時記憶手段、背景比較手段、顔検出手段及び撮影制御手段について説明する。図4は、本発明の一時記憶手段、背景比較手段、顔検出手段及び撮影制御手段についての説明図である。
図4(a)に示すように一時記憶手段は、プリショット自分撮りモードでの撮影待機状態(撮影待機モード)において、自分撮り撮影の背景となる画像の事前撮影が実行されると、撮像素子10によって撮像され制御部8を介して生成された背景画像の画像データ(例えば、輝度データ)が一時記憶される記憶装置15である。
背景比較手段は、例えば、内蔵フラッシュメモリ16に格納された動作プログラムに基づき制御部8において実行される。図4(b)に示すように背景比較手段は、事前撮影で一時記憶手段に記憶された背景画像の輝度データから例えば山、木等が示すエッジ検出可能な特徴点を抽出し、更に特徴点の抽出された輝度データの位置座標を抽出する。背景比較手段は、図4(c)に示すように、本撮影待機時のスルー画像中の画像データ(本撮影待機時に撮像素子10からフレーム周期で得られるリアルタイムの画像データ)を解析して同じ特徴点が抽出されるか否かを判定する。
顔検出手段は、例えば、内蔵フラッシュメモリ16に格納された動作プログラムに基づき制御部8において実行される。図4(c)に示したように顔検出手段は、プリショット自分撮りモードにおける撮影待機状態中のスルー画像中の画像データを解析して、予め登録された人物の顔情報(例えば顔の大きさ、顔の数等)の有無を抽出する。すなわち、顔検出手段は、画像データから顔を示す領域を抽出し、その位置座標及び大きさを抽出する。この処理は、例えば画像データから肌色に近い色を持つ画素を抽出し、顔領域と判定する。なお、顔検出手段は、公知の技術を用いても構わない。
撮影制御手段は、例えば、内蔵フラッシュメモリ16に格納された動作プログラムに基づいて動作する制御部8である。上記動作プログラムに従って動作することにより、プリショット自分撮りモードにおいて、背景比較手段による事前撮影背景画像の背景とスルー画像中の背景が合致したとの通知と、更に予め登録された顔情報に基づいて判定を行う顔情報検出手段による顔検出の通知により自動で撮影を行う。
次に、以上の構成からなる撮像装置1において、ユーザーによってプリショット自分撮りモードが選択されたときの動作について説明する。
図5は、本発明の実施例におけるプリショット自分撮りの動作を示すフローチャートである。以下にステップS11からステップS20までをステップ順に実施例のプリショット自分撮りの動作について図3及び図4を併用しながら説明する。
図5は、本発明の実施例におけるプリショット自分撮りの動作を示すフローチャートである。以下にステップS11からステップS20までをステップ順に実施例のプリショット自分撮りの動作について図3及び図4を併用しながら説明する。
撮像装置1において、ユーザーが、図3に示した入力装置9の操作によりプリショット自分撮りモードに設定することにより、自分撮りの制御は開始される。制御部8は、最初に、顔検出の条件設定処理(ステップS11)を開始する。この処理では、ユーザーが顔検出の条件設定のために自分撮りにおける顔の個数及び顔の画面位置について表示装置4の画面を見ながら入力装置9を操作することにより、顔検出の条件が、例えば、顔の検出個数を1個、検出位置を画面中央上部と設定される。
顔検出の条件設定処理が完了すると、本撮影(自分撮り)の背景となる画像を撮影する背景画像撮影(事前撮影)の待機状態となり、制御部8は、ユーザーに自分撮り用の背景を決定させるよう、表示装置4に、図4(a)に示すような背景を決定するためのスルー画像を表示させるスルー画像表示処理(ステップS12)を実行する。
次に、制御部8は、ユーザーが自分撮り用の背景を決定し入力装置9における撮影ボタンが押下されたか否かを判定する撮影ボタン操作判定(ステップS13)を実行する。撮影ボタンが押下されれば、背景撮影の実行(ステップS14)に進み、押下されなければ、スルー画像表示処理(ステップS12)に戻る。
制御部8は、撮影ボタンが押下されると、図4(a)に示したプリショット自分撮りモードにおける希望背景の画像データ(輝度データ)を記憶させるために撮影を実行(ステップS14)する。
次に、制御部8は、本撮影(自分撮り)のために、図4(c)に示したスルー画像を取り込み、背景比較及び顔検出処理(ステップS15)を実行する本撮影待機状態となる。また、制御部8は、図4(b)に示した一時記憶手段に記憶された画像データの輝度データから、例えば山、木等が示すエッジ検出可能な特徴点を抽出し、更に特徴点の抽出された輝度データの位置座標を抽出して、記憶装置15或は制御部8内のメモリに一時記憶する。
制御部8は、本撮影待機状態で、図4(b)に示した一時記憶手段に記憶された背景画像の輝度データから例えば山、木等が示すエッジ検出可能な特徴点を抽出し、更に特徴点の抽出された輝度データの位置座標を抽出するとともに、図4(c)に示すように本撮影時のスルー画像中の輝度データを解析して、予め登録された人物の顔情報(例えば顔の大きさ、顔の数等)の有無の抽出と背景比較からなる顔検出背景比較判定(ステップS16)を実行する。
そして、ユーザーが自分撮りのために撮像装置1の向き等を図4(c)に示した希望の構図になるように合わせることにより、スルー画像の背景と背景画像の背景が合致する(背景を示す特徴点が略一致する)と判定され、且つ顔情報が検出されれば、撮影報知実行処理(ステップS17)に進み、そうでなければ撮影ボタン操作判定(ステップS20)に進む。
次に、制御部8は、背景の合致が判定され、且つ顔情報が検出されれば、撮影報知処理(ステップS17)としてユーザーに本撮影の開始を通知するために図示しないLEDを発光させる。なお、ユーザーへの通知はビープ音を鳴らす方法でも構わない。また、通知時間は、ユーザーがポーズ可能なように2〜3秒とする。
次に、制御部8は、ユーザーへの通知を完了するとLED発光を停止し、撮影実行処理(ステップS18)を実行する。撮影実行処理は、制御部8の指令により撮像素子10によって撮像され、デジタル化された被写体の画像データは記憶装置15に一時記憶される。更に、記憶装置15に一時記憶された画像データは、制御部8において圧縮され、アドレスデータバス14及びカードインターフェース17を介してメモリカード13に記録される。
制御部8は、撮影実行処理が完了すると、記憶していた背景画像データの消去処理(ステップS19)を行い、一時記憶された希望の背景を示す輝度データを消去する。
一方、顔検出背景比較判定(ステップS16)において背景を示す特徴点及び顔情報が検出されない場合には、撮影ボタン操作判定(ステップS20)に進み、更に撮影ボタンが押下されると、手動撮影の実行のために撮影実行処理(ステップS18)に進む。一方、撮影ボタン操作判定(ステップS20)において撮影ボタンが押下されなければ、本撮影待機状態につき顔検出処理(ステップS15)に戻る。
続いて、図5の背景撮影の実行(ステップS14)によるプリショット自分撮りモードにおける背景撮影で記憶された画像データ(輝度データ)に本撮影の背景と照合に有効な特徴点があるか否かを抽出する流れについて説明する。
図6は、本発明の実施例におけるプリショット自分撮りにおける特徴点の有無を抽出する動作を示すフローチャートである。以下にステップS141からステップS148までをステップ順に実施例のプリショット自分撮りの動作について図3、図4及び図5を併用しながら説明する。
制御部8は、図4(a)に示したプリショット自分撮りモードにおける事前の背景撮影が実行されると背景画像の画像データ(輝度データ)を記憶装置15に一時記憶させる。次に制御部8は記憶された輝度データを解析して特徴点の有無を判定するために特徴点解析処理(ステップS141)を実行する。
次に、制御部8は、背景の比較処理で有効な特徴点があるか否か、例えば、背景画像の周辺部に特徴点があるか否かを判別する特徴点有無判定処理(ステップS142)を行い、有効な特徴点が抽出されると図5に示した顔検出処理(ステップS15)に進み、本撮影待機状態になる。一方、背景が例えば、空、単色の壁等により特徴点が抽出されなければ、背景に特徴点が無いことをユーザーに通知するために警告処理(ステップS143)に進む。
制御部8は、背景画像における背景を示す輝度データに特徴点が無いと判定すると、警告処理(ステップS143)として自動での自分撮り本撮影が不可能なことをユーザーに対して警告する。
制御部8は、今回撮影した背景では自分撮りの本撮影の自動撮影が不可能であるので、ユーザーに対して事前の背景撮影を再度実行させるために表示装置4に「背景撮影を再度実行しますか? YES/NO」とメッセージを表示させて、背景撮影リトライ判定(ステップS144)を実行する。
ユーザーにより「YES」が選択されると背景撮影をリトライするため輝度データ消去処理(ステップS145)に進み、ユーザーにより「NO」が選択されると自分撮り撮影中止判定(ステップS146)に進む。
背景撮影リトライ判定(ステップS144)においてユーザーにより「YES」が選択されると制御部8は、背景撮影で撮影され記憶装置15に記憶された輝度データを消去する輝度データ消去処理(ステップS145)を実行する。そして、図5に示すスルー画像表示処理(ステップS12)に戻って、再度背景撮影の待機状態に戻る。
一方、背景撮影リトライ判定(ステップS144)においてユーザーにより「NO」が選択されると制御部8は、ユーザーに対してプリショット自分撮りモードを中止するかどうかを決定させるために表示装置4に「自分撮りを中止しますか? YES/NO」とメッセージを表示させる自分撮り撮影中止判定(ステップS146)を実行する。ユーザーにより「YES」が選択されると中止処理(ステップS147)に進み、ユーザーにより「NO」が選択されると、警告処理(ステップS143)に戻る。
ユーザーにより「YES」が選択されると制御部8は、中止処理(ステップS147)として、背景撮影で撮影され記憶装置15に記憶された輝度データを消去する。
次に、制御部8は、ユーザーによりプリショット自分撮りモードを中止するとの指示によりプリショット自分撮りモードを解除させるモード解除処理(ステップS148)を実行する。
以上のように、本実施例によれば、自分撮りの撮影を行う場合に、背景比較手段、顔検出手段を備えることにより、被写体の顔位置について希望通りの撮影を可能にし、更に背景の構図も設定可能にした撮像装置を提供することが可能になる。
また、本実施例の背景比較手段は、本撮影に先立つ事前の背景撮影で一時記憶手段に記憶された背景画像の輝度データから特徴点の位置座標を抽出し、撮影待機状態で撮像手段において撮像されたスルー画像の輝度データにおける特徴点の位置座標が同位置とみなした場合に背景が一致したと判定することにより、希望通りの背景による自分撮りの撮影が可能になる。
更に、本実施例の顔情報検出手段は、任意の位置に被写体の顔を指定、被写体の顔の大きさを任意に指定及び手ぶれ検出の実施可否を指定するための顔指定手段を有することで、ユーザーは、自分撮りの条件を選択して撮影することができる。
更に、本実施例の顔情報検出手段は、予め規定された前記顔指定手段に基づいて顔情報を検出することにより、ユーザーが撮影ボタンを押下さずとも自動での撮影が可能になる。
更に、本実施例の顔情報検出手段は、予め規定された撮影可能な顔の大きさ及び顔の数に基づいて顔情報を検出することにより、希望通りの顔の構図による自分撮りの撮影が可能になる。
更に、本実施例の撮影方法によれば、自分撮りの撮影を行う場合に、先ず、自分撮り時の背景となる画像を事前に撮影して希望どおりの背景を示す輝度データを一時記憶させ、次に、ユーザー自身で本撮影を行う際に、一時記憶された輝度データから特徴点を抽出し、本撮影に先立ったスルー画像中の輝度データに同様の特徴点が抽出され、更に予め規定された顔情報が検出されると自動で撮影されるので、誤った構図での撮影を防止することができる。
なお、自分撮りの撮影が自動で実行される条件には例えば、手ぶれ検出、笑顔検出等の条件を加えれば、好みに応じた自分撮りの撮影が可能になり、ミスショットも軽減される。
なお、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
1 撮像装置 2 レンズユニット
3 フラッシュ 4 表示装置
5 撮影ボタン 6 方向キー
7 各種ボタン 8 制御部
9 入力装置 10 撮像素子
11 タイミング生成器 12 ユニット回路
13 レンズ駆動部 14 アドレスデータバス
15 記憶装置 16 内蔵フラッシュメモリ
17 カードインターフェース 18 メモリカード
3 フラッシュ 4 表示装置
5 撮影ボタン 6 方向キー
7 各種ボタン 8 制御部
9 入力装置 10 撮像素子
11 タイミング生成器 12 ユニット回路
13 レンズ駆動部 14 アドレスデータバス
15 記憶装置 16 内蔵フラッシュメモリ
17 カードインターフェース 18 メモリカード
Claims (5)
- 被写体を撮像する撮像手段と、撮像された画像を表示させる表示手段とを備えた撮像装置であって、
本撮影に先立って前記撮像手段で撮像された本撮影時の背景となる背景画像データを一時記憶する一時記憶手段と、
本撮影の待機状態のときに前記撮像手段で撮像されている画像をスルー画像として前記表示手段に表示させるスルー画像データを形成するスルー画像形成手段と、
前記スルー画像形成手段が形成するスルー画像データと前記一時記憶手段に記憶された背景画像データとを比較する背景比較手段と、
前記スルー画像形成手段が形成するスルー画像データから予め規定された被写体の顔情報を検出する顔情報検出手段と、
前記背景比較手段において前記スルー画像形成手段が形成するスルー画像データと、前記一時記憶手段に記憶された背景画像データとを比較した結果、合致し且つ前記顔情報検出手段において顔情報を検出したときに撮影を行う撮影制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記背景比較手段は、一時記憶手段に記憶された背景画像データから特徴点の位置座標を抽出し、スルー画像形成手段により撮影待機状態のとき前記撮像手段で撮像されている画像から形成するスルー画像データにおける特徴点の位置座標が同位置となったときに背景が合致したと判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記顔情報検出手段は、任意の位置及び任意の大きさに被写体の顔を指定するときに手ぶれ検出の実施可否を指定するための顔指定手段を有する請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
- 前記顔情報検出手段は、予め規定された前記顔指定手段に基づいた顔情報を検出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
- 被写体を撮像する撮像手段と、撮像された画像を表示させる表示手段とを備えた撮像装置における撮影方法であって、
本撮影に先立って前記撮像手段により撮像された本撮影時の背景となる背景画像データを一時記憶手段に記憶させる第一の工程と、
本撮影の待機状態のときに前記撮像手段で撮像されている画像をスルー画像形成手段が形成するスルー画像データと、第一の工程で前記一時記憶手段に記憶された背景画像データとを背景比較手段により比較する第二の工程と、
前記背景比較手段による比較結果が合致したと判定し、且つ撮影待機状態のとき前記撮像手段で撮像されている画像をスルー画像形成手段が形成するスルー画像データから予め規定された被写体の顔情報が顔情報検出手段により検出されたとき、本撮影として撮影制御手段により撮影を実行する第三の工程とからなることを特徴とする撮影方法。
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JP2011221394A (ja) * | 2010-04-13 | 2011-11-04 | Nec Corp | 画像処理装置及び画像処理方法並びにそのプログラム |
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2009
- 2009-03-31 JP JP2009087175A patent/JP2010239532A/ja active Pending
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