JP2004097333A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の意識が最も集中する図柄表示装置と始動入賞口の間に、遊技球の流下方向に意外性を持たせるための構造物を設け、遊技の面白さを高める。
【解決手段】図柄表示装置5と始動入賞口11との間に、遊技球を取り込み、該取り込んだ遊技球の流下方向を変化させるとともに、そのうちの少なくとも一部を始動入賞口11へ入賞可能な領域へ導くための球誘導装置20を設ける。球誘導装置20は、遊技盤と略平行な平面内で回転するとともに、少なくとも2種類の深さを有する複数の凹部31,32を備えた回転体30およびその回転駆動装置と、凹部31,32の前面側を覆う前方ガイド部材とからなる。前方ガイド部材は、所定の深さの凹部31に取り込んだ遊技球を始動入賞口11へ入賞可能な領域へ導くための球誘導部42を有する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特に複数の図柄を変動表示させるための図柄表示装置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の遊技機としてパチンコ機が知られている。
従来のパチンコ機には、液晶表示装置等からなる図柄表示装置を備えて、この図柄表示装置により各種の演出表示を行うようにしたものがある。
このようなパチンコ機では、始動入賞口に遊技球が入賞したことを条件として、図柄表示装置に複数の図柄を所定期間だけ変動表示し、図柄の停止表示態様が所定の賞態様(大当たり)を構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者にとって有利な特別遊技を行わせる。この特別遊技では、例えば大入賞口を所定時間だけ開放することにより、通常遊技と比較して多くの賞球を得ることができるようになっている。
【0003】
また、弾発した遊技球が流下する遊技部内には、遊技球の流下方向に変化を持たせて遊技の面白さを高めるための種々の機構が設けられている。例えば、遊技部内には多数の障害釘や風車等の障害部材が配設されており、遊技部内を流下する遊技球は、これらの障害部材に衝突しながらその流下方向が変化するようになっている。
【0004】
特に、図柄表示装置および始動入賞口の周辺は、最も遊技者の注意が集中する領域であり、この領域に遊技球の流下方向に変化を持たせる機構を設けることにより演出効果を高めることができる。
【0005】
このような機構を設けた遊技機として、特開20001−252405号公報および特開2001−276346号公報に開示された遊技機がある。特開20001−252405号公報に開示された遊技機は、図柄表示装置と始動入賞口の間に、遊技球を取込可能な構造物(回転役物装置)を設け、この構造物に遊技球を取り込むことにより、遊技球を始動入賞口へ導くようにしている。また、特開2001−276346号公報に開示された遊技機は、図柄表示装置と始動入賞口の間に、遊技球を取込可能な構造物(抽選手段)を上下3段に設け、所定の条件が満たされると、上方の構造物に取り込んだ遊技球を順次下方の構造物へ送り出して、始動口へ入賞させるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各公報に開示された遊技機は、遊技部内を流下する遊技球を構造物内に取り込み、所定の条件が満たされると、構造物に取り込んだ遊技球を下方に向かって導くだけである。すなわち、遊技球を取り込むための構造物を設けたとしても、遊技球の基本的な動きは、通常の流下方向と同様に上方から下方へ向かうだけであり、遊技球の動きに際だった変化が生じるわけではない。
このため、せっかく構造物を設けているにもかかわらず、遊技球の動きに意外性を持たせることができず、演出効果を高めることができないという問題があった。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、遊技者の意識が最も集中する図柄表示装置と始動入賞口の間に、遊技球の流下方向に意外性を持たせるための構造物を設け、遊技の面白さを高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
【0009】
すなわち、本発明に係る遊技機は、遊技盤の表面に、複数の図柄を変動表示させるための図柄表示装置と、遊技球の入賞を条件として前記図柄表示装置における前記図柄の変動表示を開始させるための始動入賞口とを備え、前記図柄の変動表示が終了した後に停止表示される前記図柄の組み合わせが所定の賞態様を構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者にとって有利な特別遊技を行わせる遊技機において、
前記図柄表示装置と前記始動入賞口との間に、遊技球を取り込み、該取り込んだ遊技球の流下方向を変化させるとともに、そのうちの少なくとも一部を前記始動入賞口へ入賞可能な領域へ導くための球誘導装置を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
また、前記遊技機において、前記球誘導装置は、前記遊技盤と略平行な平面内で回転するとともに、その外周から回転中心に向かって少なくとも2種類の深さを有する複数の凹部を備えた回転体と、該回転体を回転させるための回転駆動装置と、前記回転体の前面側に位置して前記凹部の前面側を覆う前方ガイド部材とからなり、
前記前方ガイド部材は、前記凹部のうち所定の深さの凹部に取り込んだ遊技球を前記始動入賞口へ入賞可能な領域へ導くための球誘導部を有するように構成することが可能である。
【0011】
また、前記遊技機において、前記回転体の前記凹部は、その深さの相違に基づいて取り込んだ遊技球を流下させる方向が異なるように構成することが可能である。
【0012】
なお、図柄表示装置とは、複数の図柄を変動表示することができる装置のことであり、例えば、画像表示装置、リール式表示装置、7セグメント表示器、ベルト式表示装置等により構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す具体的な実施例に基づいて、本発明に係る遊技機の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、代表的な遊技機としてパチンコ機を例にとって説明を行う。
【0014】
<パチンコ機>
図1は、本発明の一実施形態に係るパチンコ機に使用する遊技盤1の正面図である。
本発明の一実施形態に係るパチンコ機は、発射装置(図示せず)により遊技球を発射して遊技を行うための遊技盤1を備えている。この遊技盤1の表面には、図1に示すように、一対のガイドレール2で囲まれた略円形の遊技部3を備えており、遊技部3内には、複数の障害釘や風車等の障害部材4を配設するとともに、複数の図柄を変動表示するための図柄表示装置5と、7セグメント表示器からなる普通図柄表示装置6と、複数の入賞口と、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技部3内から排出するためのアウト口7とを備えている。
【0015】
また、図柄表示装置5と後に詳述する始動入賞口11との間には、遊技球を取り込んで、その流下方向を変化させるための球誘導装置20が設けられており、図柄表示装置5および球誘導装置20は、遊技盤1の表面から遊技部3内に突出した枠体13に囲われている。
【0016】
また、枠体13の左右側部には、遊技部3内を流下する遊技球を枠体13内に取り込むための球取入口14が設けられている。さらに、枠体13の内部には、球取入口14から取り込んだ遊技球を転動させて球誘導装置20へ導くための中間ステージ15が設けられている。
【0017】
<入賞口>
上記入賞口は、その機能によって複数種類に分かれており、遊技球が入賞したことを条件として所定数の賞球を排出するための一般入賞口8と、遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示装置6における普通図柄の変動表示を開始させるための普通図柄始動口9と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能な変動部材(以下、普通電動役物10と称す)を有し、遊技球が入賞したことを条件として図柄表示装置5における図柄の変動表示を開始させるための始動入賞口11と、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能となっており、図柄表示装置5における図柄の停止表示態様が所定の賞態様を構成した場合に、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えられる大入賞口12とからなる。
【0018】
<普通図柄始動口>
上記普通図柄始動口9は、始動入賞口11の左下方に設けられており、通過する遊技球を検出するようになっている。この普通図柄始動口9の通過球は、4個まで記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、普通図柄表示装置6における普通図柄の変動表示が行われる。
【0019】
また、図柄表示装置5の上方には、普通図柄始動口9の通過記憶個数を表示するための4個の普通図柄記憶LED22が設けられている。この普通図柄記憶LED22の点灯個数により、普通図柄始動口9の通過記憶個数を表示することができる。
【0020】
<始動入賞口>
上記始動入賞口11の左右には、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能な電動チューリップと称される普通電動役物10が設けられている。この普通電動役物10は、通常の状態では遊技球を受け入れ難い状態となっており、普通図柄表示装置6において「当たり」となった場合に、所定時間(例えば、0.5秒間〜6秒間)だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えられる。
【0021】
また、始動入賞口11への入賞球は、4個まで記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、図柄表示装置5における図柄の変動表示が行われる。
枠体13の下方部には、始動入賞口11への入賞記憶個数を表示するための4個の特別図柄記憶LED23が設けられている。この特別図柄記憶LED23の点灯個数により、始動入賞口11への入賞記憶個数を表示することができる。
【0022】
<図柄表示装置>
上記図柄表示装置5は、遊技部3のほぼ中央に設けられた液晶表示装置からなり、画像で表現される複数の図柄を変動表示するとともに、遊技状態に対応したアニメーション表示を行うことにより、遊技演出を行うことができるようになっている。
【0023】
図柄表示装置5に表示される図柄は、特別図柄と称されるもので、例えば「0」「1」「2」・・・「9」「10」「11」等の数字からなる。そして、停止表示された数字の組み合わせが「0」「0」「0」、「7」「7」「7」等のように3個とも同一の数字となった場合を「大当たり」として、一般遊技と比較して遊技者に有利な特別遊技を行うことができる。
この特別遊技とは、例えば大入賞口12を、所定時間および所定回数だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えて、一般遊技よりも多くの遊技球を入賞させることにより、多くの賞球を獲得することができるような遊技である。
【0024】
<普通図柄表示装置>
上記は、始動入賞口11の下方に設けられた7セグメント表示器からなり、普通図柄として、例えば「0」「1」「2」・・・「7」「8」「9」等の数字を変動表示する。そして、停止表示された数字が「3」あるいは「7」となった場合を「当たり」として、始動入賞口11に設けられた普通電動役物10を、所定時間だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換えて、始動入賞口11に遊技球を入賞させ易くする。
【0025】
なお、普通図柄表示装置6を7セグメント表示器により構成するのではなく、赤色発光と緑色発光の複数個の普通図柄表示LEDにより構成し、普通図柄始動口9を遊技球が通過すると、普通図柄表示LEDが赤、緑の発光色で交互に点滅するようにしてもよい。この場合には、普通図柄表示LEDの点滅が終了して緑色で点灯した場合を「当たり」とする。
【0026】
<球誘導装置>
上記球誘導装置20は、枠体13内に飛び込んだ遊技球を取り込み、取り込んだ遊技球の流下方向を変化させるとともに、そのうちの少なくとも一部を始動入賞口11へ入賞可能な領域へ導くための装置である。
この球誘導装置20は、図3〜図6に示すように、遊技盤1と略平行な平面内で回転するとともに、その外周から回転中心に向かって2種類の深さを有する第1凹部31および第2凹部32を備えた回転体30と、回転体30を回転させるためのステッピングモータ21(図2参照)と、回転体30の前面側に位置して第1凹部31および第2凹部32の前面側を覆う前方ガイド部材40とからなる。
【0027】
上記回転体30は、図3〜図5に示すように、円板状の基体部33と、基体部33の表面に設けた球取込部34とからなり、球取込部34には、第1凹部31と、第1凹部31よりも深い第2凹部32をそれぞれ3個ずつ設けてあり、第1凹部31と第2凹部32は円周方向に交互に並んでいる。
【0028】
また、第1凹部31は、球取込部34の外周から回転中心までほぼ同一の幅を有しており、第2凹部32は、深さ方向の途中から球取込部34の外周に向かって拡径している。したがって、第2凹部32のほうが第1凹部31よりも遊技球を取り込み易くなっている。
【0029】
また、回転体30の回転中心には、ステッピングモータ21(図2参照)の回転軸を挿入するための挿入孔35が設けてある。
【0030】
上記前方ガイド部材40は、図3〜図5に示すように、第1凹部31および第2凹部32の前面側を覆うための被覆部41と、第1凹部31に取り込んだ遊技球を始動入賞口11へ入賞可能な領域へ導くための球誘導部42と、被覆部41と球誘導部42とを連結して補強する補強部43とからなる。
【0031】
上記被覆部41は、球取込部34の前面側の上半部分を覆い、当該位置に回転してきた第1凹部31および第2凹部32の前面側を被覆するための部材で、当該位置において第1凹部31および第2凹部32内に遊技球を保持するようになっている。また、被覆部41の上部には、第1凹部31の深さに対応する切欠部44が設けられている。
【0032】
上記球誘導部42は、切欠部44の左右から前方に向かって突出して設けた一対の壁状の部材からなり、その下端部が枠体13の底部に設けた底面ステージ16に臨むようになっている。なお、底面ステージ16には、その左右方向における略中央部に、始動入賞口へ向かって下り傾斜する誘導溝(図示せず)を設けてあり、球誘導部42の下端部は、底面ステージ16の誘導溝に臨んでいる。
【0033】
<枠体内に取り込まれた遊技球>
遊技部内を流下する遊技球が、枠体13の左右側部に設けた球取入口14に取り込まれると、この遊技球は、中間ステージ15上を球誘導装置20へ向かって転動し、回転体30に設けた第1凹部31あるいは第2凹部32のいずれかに取り込まれる。
【0034】
なお、以下の説明において、回転体30は時計回りに回転し、枠体13の左側に設けられた球取入口14から遊技球が取り込まれるものとする。
第1凹部31に取り込まれた遊技球は、回転体30の回転に伴って上方へ移動し、切欠部44の位置に達すると、切欠部44から球誘導部42内に導かれ、底面ステージ16の略中央部に落下する。
したがって、第1凹部31に取り込まれた遊技球は、始動入賞口11へ入賞可能な領域(始動入賞口11の直上)へ導かれ、その殆どは始動入賞口11へ入賞する。なお、始動入賞口11の上部には障害釘が植設されており、遊技球の流下勢や回転方向の相違等により、障害釘に衝突した遊技球の流下方向が変更される場合があり、この場合には始動入賞口11へ入賞しないこともある。
【0035】
同様に、第2凹部32に取り込まれた遊技球は、回転体30の回転に伴って上方へ移動する。しかしながら、第2凹部32の深さは切欠部44よりも深いので、遊技球は切欠部44を通過し、被覆部41が途切れた位置で底面ステージ16へ向かって落下する。
したがって、第2凹部32に取り込まれた遊技球は、底面ステージ16の略中央部以外から遊技部3内へ流下し、始動入賞口11へ入賞する可能性は低くなる。
【0036】
このように、第1凹部31に取り込まれた遊技球と、第2凹部32に取り込まれた遊技球とではその流下方向が異なり、遊技球の動きに意外性が生じる。また、回転体30が回転することにより、第1凹部31あるいは第2凹部32に取り込まれた遊技球は、遊技盤1と略平行な平面内で回転し、ただ単に上方から下方へ向かって流下する遊技球とは全く異なる動きとなり、さらに遊技球の動きに意外性が生じる。
【0037】
また、回転体30の回転方向を、所定の時間間隔で反転させることにより、さらに遊技球の動きに意外性を持たせることができる。
【0038】
<パチンコ機における遊技>
次に、上記パチンコ機における遊技を説明する。
上記パチンコ機では、発射装置(図示せず)により遊技部3内に発射された遊技球が、一般入賞口8等に入賞すると、所定数(例えば10個)の賞球を払い出す。
【0039】
また、普通図柄始動口9を遊技球が通過したことを条件として、普通図柄表示装置6における普通図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、普通図柄表示装置6における普通図柄の停止表示態様を決定し、この決定に基づいて普通図柄の変動表示を停止させる。
ここで、普通図柄表示装置6における普通図柄の停止表示態様が、「当たり」となると、始動入賞口11に設けられた普通電動役物10を所定時間(例えば、0.5秒間〜6秒間)だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換える。
【0040】
また、始動入賞口11に遊技球が入賞したことを条件として、図柄表示装置5における図柄の変動表示を開始させる。そして、乱数を用いた抽選により、図柄表示装置5における図柄の停止表示態様を決定し、この決定に基づいて図柄の変動表示を停止させる。
【0041】
この乱数を用いた抽選には、高低2種類の確率選択テーブルを用いることができる。例えば、高確率選択テーブルを選択した場合には、低確率選択テーブルを選択した場合と比較して、約5倍だけ「大当たり」が発生しやすくなっている。ここで、図柄表示装置5における図柄の停止表示態様が「大当たり」となると、大入賞口12を所定時間(例えば30秒)あるいは所定個数(例えば10個)の入賞球を受け入れるまで開放する。また、大入賞口12内には継続入賞口(図示せず)が設けられており、大入賞口12内に入賞した遊技球が継続入賞口にも入賞すると、上述した大入賞口12の開放が、所定回数(例えば16回)に達するまで繰り返される。
【0042】
<制御装置>
上述したパチンコ機を構成する各機器は、マイクロコンピュータ等からなる制御装置により制御されている。
図2に基づいて、この制御装置の概略構成を説明する。図2は、制御装置の概略構成を示すブロック図である。
制御装置は、図2に示すように、パチンコ機における主たる制御を行うための主基板100と、この主基板100の制御に基づいて、図柄表示制御、ランプLED点灯制御、音声出力制御、賞球排出制御等を行うためのサブ制御基板(表示制御基板200、ランプLED制御基板300、音声制御基板400、賞球制御基板500)とを主な構成要素としている。
【0043】
<主基板>
主基板100は、図示しないが、演算処理を行うためのCPU、主制御プログラムを記憶したROM、および一時記憶領域であるRAM等を備えており、ROMに記憶された制御プログラムに従ってCPU等が動作することにより、パチンコ機における主たる制御が行われる。なお、CPUには、リセット用クロックパルス発生回路および初期リセット回路が接続されており、電源投入時あるいは定期的に発生するリセット信号の入力に基づいて、制御プログラムの先頭から処理を実行するようになっている。
【0044】
また、主基板100には、I/O回路(図示せず)を介して、種々のセンサ等が接続されている。具体的には、主基板100には、図2に示すように、始動入賞口11への入賞球を検出するための始動入賞球センサ51、一般入賞口8への入賞球を検出するための一般入賞球センサ52、大入賞口12への入賞球を検出するための大入賞球センサ53、普通図柄始動口9を通過する遊技球を検出するための通過球センサ54が接続されており、これらのセンサからの球検出信号が入力される。
【0045】
パチンコ機の遊技において、通過球センサ54が普通図柄始動口9を通過した遊技球を検出すると、主基板100のCPUは当該検出信号に基づいて乱数を用いた抽選を行い、当該抽選結果に基づいて普通図柄表示装置6における普通図柄の停止表示態様を決定する。
【0046】
また、始動入賞球センサ51が入賞球を検出すると、主基板100のCPUは当該検出信号に基づいて乱数を用いた抽選を行い、当該抽選結果に基づいて、図柄表示装置5における図柄の停止表示態様を決定する。
【0047】
さらに、主基板100には、普通電動役物10と、大入賞口12を開閉するための大入賞装置55とが接続されており、これらの装置の駆動を制御する。
【0048】
<表示制御基板>
表示制御基板200は、図柄表示装置5における図柄の変動表示等を制御するための基板で、主基板100から受信したコマンドに基づいて図柄表示装置5に表示すべき画像データを生成し、当該画像データの表示制御を行う。
【0049】
この表示制御基板200は、主基板100から受信したコマンドの解釈を行うとともにVDP(Video Display Processor)205のパラメータ設定を行うためのCPU201、CPU201で実行する制御プログラムを記憶したROM202、一時記憶領域であるRAM203、画像を形成するためのドットデータを記憶するための画像ROM204、CPU201で設定されたパラメータに基づいて画像ROM204内のドットデータを読み込むとともに表示すべき画像データを生成するためのVDP205、このVDP205で生成された画像データをRGB信号に変換するためのD/A変換器206、制御プログラムが異常な処理ルーチンに入ったことを検出するとともに正常な処理ルーチン中には所定時間内にCPU201およびVDP205をリセットするためのウォッチドッグタイマ機能を有するCTC(Count Timer Controller)207、CTC207からのリセット命令によりリセット信号を発生するためのリセットIC208、および回転体30の駆動手段であるステッピングモータ21を制御するためのステッピングモータ制御インターフェース209を備えている。
【0050】
表示制御基板200では、ROM202に記憶された制御プログラムに従ってCPU201等が動作することにより、図柄表示装置5における画像表示、および回転体30の回転が制御される。
【0051】
<ランプLED制御基板>
ランプLED制御基板300は、主基板100から受信したコマンドに基づいて、ランプLED表示装置56における点灯あるいは点滅を制御する。
【0052】
<音声制御基板>
音声制御基板400は、主基板100から受信したコマンドに基づいて、アンプおよびスピーカ等からなる音声出力装置57における音声出力を制御する。
【0053】
<賞球制御基板>
賞球制御基板500は、主基板100から受信したコマンドに基づいて、払出装置58における遊技球の払出動作を制御するとともに、球発射装置59における遊技球の発射動作を制御する。
【0054】
<他の実施形態>
なお、上述した実施形態では、代表的な遊技機としてパチンコ機を例にとって説明したが、本発明は、アレンジボール遊技機、ゲームマシン等の他の遊技機に適用することができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機は、上述した構成を備えているため、以下に説明する効果を奏することができる。
すなわち、本発明に係る遊技機では、図柄表示装置と始動入賞口との間に、遊技球を取り込み、該取り込んだ遊技球の流下方向を変化させるとともに、そのうちの少なくとも一部を始動入賞口へ入賞可能な領域へ導くための球誘導装置を設けている。
【0056】
したがって、遊技者の意識が最も集中する領域において遊技球の流下方向に意外性を持たせることができ、遊技の面白さを高めることが可能となる。
【0057】
また、本発明に係る遊技機では、遊技盤と略平行な平面内で回転するとともに、その外周から回転中心に向かって少なくとも2種類の深さを有する複数の凹部を備えた回転体と、回転体を回転させるための回転駆動装置と、回転体の前面側に位置して凹部の前面側を覆う前方ガイド部材とにより球誘導装置を構成している。
【0058】
したがって、遊技盤と略平行な平面内で遊技球が回転することとなり、遊技球の動きが、上方から下方へ向かって流下するという通常の動きとは全く異なったものとなる。このため、遊技球の動きに対する意外性が高まり優れた演出効果を奏することが可能となる。
【0059】
また、本発明に係る遊技機では、回転体の凹部の深さの相違に基づいて取り込んだ遊技球を流下させる方向が異なっている。
【0060】
したがって、遊技球の動きに対してさらに意外性が生じ、遊技の面白さをさらに高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機に使用する遊技盤の正面図
【図2】パチンコ機を制御するための制御装置の概略構成を示すブロック図
【図3】球誘導装置の分解斜視図
【図4】球誘導装置の斜視図
【図5】(a)は球誘導装置の平面図、(b)は球誘導装置の正面図、(c)は球誘導装置の右側面図
【図6】球誘導装置を取り付けた遊技盤の縦断面図
【符号の説明】
1 遊技盤
2 ガイドレール
3 遊技部
4 障害部材
5 図柄表示装置
6 普通図柄表示装置
7 アウト口
8 一般入賞口
9 普通図柄始動口
10 普通電動役物
11 始動入賞口
12 大入賞口
13 枠体
14 球取入口
15 中間ステージ
16 底面ステージ
20 球誘導装置
21 ステッピングモータ
22 普通図柄記憶LED
23 特別図柄記憶LED
30 回転体
31 第1凹部
32 第2凹部
33 基体部
34 球取込部
35 挿入孔
40 前方ガイド部材
41 被覆部
42 球誘導部
43 補強部
44 切欠部
51 始動入賞球センサ
52 一般入賞球センサ
53 大入賞球センサ
54 通過球センサ
55 大入賞装置
56 ランプLED表示装置
57 音声出力装置
58 払出装置
59 球発射装置
100 主基板
200 表示制御基板
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 画像RAM
205 VDP
206 D/A変換器
207 CTC
208 リセットIC
209 ステッピングモータ制御インターフェース

Claims (3)

  1. 遊技盤の表面に、複数の図柄を変動表示させるための図柄表示装置と、遊技球の入賞を条件として前記図柄表示装置における前記図柄の変動表示を開始させるための始動入賞口とを備え、前記図柄の変動表示が終了した後に停止表示される前記図柄の組み合わせが所定の賞態様を構成した場合に、通常遊技と比較して遊技者にとって有利な特別遊技を行わせる遊技機において、
    前記図柄表示装置と前記始動入賞口との間に、遊技球を取り込み、該取り込んだ遊技球の流下方向を変化させるとともに、そのうちの少なくとも一部を前記始動入賞口へ入賞可能な領域へ導くための球誘導装置を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記球誘導装置は、前記遊技盤と略平行な平面内で回転するとともに、その外周から回転中心に向かって少なくとも2種類の深さを有する複数の凹部を備えた回転体と、該回転体を回転させるための回転駆動装置と、前記回転体の前面側に位置して前記凹部の前面側を覆う前方ガイド部材とからなり、
    前記前方ガイド部材は、前記凹部のうち所定の深さの凹部に取り込んだ遊技球を前記始動入賞口へ入賞可能な領域へ導くための球誘導部を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記回転体の前記凹部は、その深さの相違に基づいて取り込んだ遊技球を流下させる方向が異なることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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