JP2004097069A - 汎用コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のコンバインにおいては、供給口から脱穀装置内に投入された穀稈が、ロータの回転によって供給口側に戻る際に、供給口からビータ側へ逆流し、ビータにおいて穀桿の詰まりが発生する場合があった。
【解決手段】刈取装置8の後部に穀稈の搬送を行う搬送装置9を配設し、該搬送装置9の後部にスクリュー型のロータ21・22を左右方向に配置した脱穀装置18を配設してなるコンバインにおいて、前記搬送装置9後部とロータ21の間にビータ34を配置し、該ビータ34とロータ21の間にガイド板32を配設した。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、汎用コンバインの構成に関し、特に、刈取装置後部のフィーダハウス(搬送装置)から脱穀部への供給口の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、脱穀装置に、同径の2本のロータを左右方向に配置して、機体進行方向に対して前後に平行に並べて横設した汎用コンバインが知られている。
この汎用コンバインは走行装置より前方に刈取装置が突設され、該刈取装置により刈り取られた穀稈は搬送装置により後方に搬送されて脱穀装置へ供給される。各ロータ下方には、ロータ下側面形状に沿って側面視半円状に構成した受網が配置され、ロータの回転によって脱穀が行われる。
この脱穀装置への供給口は前側のロータの一側部前方に配置され、脱穀装置からの排出口は後側のロータの一側部後方に配置されて、脱穀装置内に投入された穀稈は、前側のロータによって脱穀されながら徐々に他側方に搬送され、該前側のロータの他側部から後ろ側のロータの他側部へと受け渡される。そして、後ろ側のロータによって再び脱穀されながら徐々に一側方に搬送される。つまり、ロータによって一往復することになる。脱粒後の排稈は該後側のロータの一側部から排出口へと放出される。受網を漏下した穀粒や藁屑やゴミ等は脱穀装置下方に配設した選別装置によって選別され、藁屑やゴミ等は機体後方から排出されて、精粒は脱穀装置上方のグレンタンクに貯留されるように構成されていた。
そして、刈取装置で刈り取った穀桿を搬送するための搬送装置の後部と前側のロータの間には、刈り取られた穀桿を強制的に脱穀措置へ供給するためのビータが配置されていた。例えば、特開2001−16950号公報に示す技術である。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−16950号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のコンバインにおいては、供給口から脱穀装置内に投入された穀稈が、ロータの回転によって供給口側に戻る際に、供給口からビータ側へ逆流し、ビータにおいて穀桿の詰まりが発生する場合があった。そこで、上述の技術においてはビータを着脱自在に構成することにより、詰まりを除去できるようにしていたが、着脱する作業は駆動部のベルトを外し、ボルト等を外す必要があるため、面倒な作業となっていたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、刈取装置の後部に穀稈の搬送を行う搬送装置を配設し、該搬送装置の後部にスクリュー型のロータを左右方向に配置した脱穀装置を配設してなるコンバインにおいて、前記搬送装置後部とロータとの間にビータを配置し、該ビータとロータの間にガイド板を配設したものである。
【0007】
請求項2においては、前記ガイド板に延長板を取り付けたものである。
【0008】
請求項3においては、前記ビータの下方に配置される供給板に掃除口を形成したものである。
【0009】
請求項4においては、前記掃除口を開閉自在とする蓋体を設け、該蓋体をカムにより持ち上げて固定するように構成したものである。
【0010】
請求項5においては、前記掃除口を開閉自在とする蓋体を設け、該蓋体をリンクにより持ち上げて固定するように構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は汎用コンバインの全体側面一部断面図、図2は同じく全体平面一部断面図、図3は脱穀装置及び選別装置の側面断面図、図4は機枠フレーム前部の側面図、図5は延長板により供給ガイド板が延出されていない場合の供給口の側面図、図6は延長板により供給ガイド板が延出された場合の供給口の側面図、図7は同じく平面図、図8は供給口近傍の側面図、図9は別実施例の供給口近傍の側面図である。
【0012】
脱穀装置18に2本のロータ21・22を進行方向に対して左右横向きにして配置した汎用コンバインについて説明する。
図1乃至図3に示すように、汎用コンバインは、クローラ式走行装置1上に機枠フレーム13を配置し、該機枠フレーム13上に選別装置19や脱穀装置18と、エンジン48等を収納するエンジンルーム49を載置し、脱穀装置18上にグレンタンク30を配置し、該グレンタンク30よりその内部に貯留された穀粒を排出するための排出オーガ40を機体後部から前方にかけて備えている。
また、前記機枠フレーム13の前方には刈取装置8が配置され、該刈取装置8の後端と脱穀装置18の前部入口をフィーダハウス10によって連通している。
【0013】
該フィーダハウス10の前部にプラットホーム2を設けており、該プラットホーム2には進行方向と直角に横送りオーガ3が左右方向に配置され、該横送りオーガ3の前下部に刈刃4が横設されている。
【0014】
前記プラットホーム2の左右両側の前端に分草板7・7を設け、プラットホーム14の後部の左右両端にはリール5を横架した支持アーム6の後部が枢支され、該支持アーム6の左右一側にはリール回転駆動用のベルトやプーリー等からなる動力伝達機構が設けられている。該リール5は、支持アーム6とプラットホーム2との間に介装されたアクチュエータとしての油圧シリンダによって昇降される。
【0015】
前記刈取装置8と脱穀装置18の間には搬送装置9が配置され、該搬送装置9は、フィーダハウス10内にフィーダコンベア11が設けられ、前記プラットホーム2の後部左右中心よりやや進行方向に対して左側寄りで、前記横送りオーガ3のスクリューの送り終端位置に合わせてフィーダハウス10の前端が連通されている。該フィーダハウス10の後端は、脱穀装置18への供給口12に連通されており、該供給口12の前方には左右水平方向に回転軸心を有する円筒状のビータ34が配置され、穀稈を強制的に脱穀装置18へ送るようにしている。
【0016】
前記フィーダハウス10の後部は機枠フレーム13に昇降回動自在に支持されており、フィーダハウス10の下面と機枠フレーム13との間に図示せぬ油圧シリンダを介装して、刈取装置8を昇降可能としている。さらに、前記フィーダハウス10とビータ34の上方には運転席15や操向ハンドル16等を収納したキャビン17を配設し、該キャビン17は機体左右中央前方の上方位置に配置して視界を良好として、刈取作業を確認し易くし、左右両側より乗り降りできるようにしている。
【0017】
また、前記フィーダハウス10、ビータ34及び供給口12は、機体の進行方向に向かって一側(左側)寄りに設けられ、該供給口12は第一ロータ(前ロータ)21の左前部に配置して、穀稈を脱穀装置18の第一ロータ21の回動によって右方へ搬送するようにしている。
【0018】
上述の如く、ビータにより脱穀装置内に送られた穀稈はロータの回転により脱粒されながら搬送されるが、該ロータの回転によって持ち回り穀稈が供給口側に戻るときに、供給口からビータ側へ逆流し、ビータにおいて穀桿の詰まりや脱桴等が発生することがあった。
そこで、脱穀装置18内を搬送される穀稈が供給口12からビータ34側に逆流するのを防止するために、図4、図5、図7に示すように、前記ビータ34と第一ロータ21との間に供給ガイド板32が設けられ、該ガイド板32の左右幅は供給口12の内幅と略一致させ、該供給ガイド板32を供給口12の上部を閉じるように上側に位置するように配置されている。該供給ガイド板32は側面視において、上部が逆L字状に形成され、その下部は「ヘ」字状に脱穀装置18内側に向かって折曲して延出部32aを設けて延出し、この延出部32aは第一ロータ21とビータ34の略接線方向としている。そして、供給ガイド板32の上部が機枠フレーム13に固設され、第一ロータ21により上方から下方に向かって搬送される穀稈が脱穀装置18内側に流れるように該供給ガイド板32でガイドして、供給口12からビータ34側に流れないように構成にされている。
【0019】
したがって、フィーダハウス10から供給口12へ刈り取った穀稈が送られて、ビータ34により強制的に脱穀装置18内に供給された後、第一ロータ21の回転によって、穀稈が右方へ脱粒されながら搬送される過程において、供給口12近傍で穀稈は供給ガイド板32により脱穀装置18内側にガイドされるので、穀稈が供給口12からビータ34側に戻るのを防止することができ、穀稈を供給口12近傍で詰まらせることなく、スムーズに脱穀装置18内に供給することができる。
【0020】
また、脱粒され難い稲等の作物では後述する送塵弁59・59・・・は閉側に操作されることが多い。このように送塵弁59・59・・・を閉側に操作したときには、第一ロータ21により搬送される穀稈は該送塵弁59・59・・・によってビータ34側に戻る可能性が高くなる。
この不具合を解消するために、前記供給ガイド板32の下部に延長板33が設けられ、該延長板33により供給ガイド板32を斜め下方に向けて延出して、その突出長さを調節可能に構成されている。即ち、延長板33が供給ガイド板32に対して伸縮可能として両側で固定する構成としている。図5乃至図7に示すように、延長板33はその左右幅が供給ガイド板32と略同一に成形されており、該供給ガイド板32の延出部32aのビータ34側の面に延長板33が複数のボルト37等によって締結されるとともに、延長板33の左右両端がビータ34側に折り曲げられ、該左右両端部が延出部32aの左右両側面に複数のボルト38等で締結固定されている。該延長板33の折り曲げられた左右両端部には、上下方向に所定の間隔を置いて取付孔33aが複数設けられており、取付孔33a・33a・33aと延出部32aの固定位置を変更して固定することによって、延長板33の位置調整を可能としている。例えば、本実施例では延長板33に3個の取付孔33a・33a・33aが上下方向に設けられており、供給ガイド板32を下方に向けて延出する必要が無い場合には、図5に示すように、下側の2個の取付孔33a・33aを用いて延長板33を延出部32aに取り付ければよい。また、脱粒され難い作物を脱穀するため等で供給ガイド板32を下方に向けて延出する必要があるときには、図6に示すように、上側の2個の取付孔33a・33aを用いて延出部32aに延長板33を取り付けることによって供給ガイド板32から延長板33が延出され、該延長板33の垂直面でロータリ21により搬送される穀稈を脱穀装置18内側にガイドすることが可能となる。但し、取付孔33aは長孔で構成して微調整できる構成とすることもできる。
このように構成することにより、ビータ34側へ穀稈の戻りを更に少なくすることができ、ビータ34における詰まりを防止することができる。
【0021】
また、前記ビータ34は機枠フレーム13前上部内に収納されており、該機枠フレーム13の左側面にはビータ34を取り出すための取出口64が開口されている。そして、該取出口64を覆うように軸支板65がボルト等によって螺合され、該軸支板65の前後中央部にビータ34の回動軸が軸支されている。軸支板65を螺合したボルトを外して軸支板65を機枠フレーム13から取ることで、取出口64よりビータ34を抜き出してメンテナンスをすることができる。
【0022】
また、図4及び図8に示すように、フィーダハウス10の後方延長上に配置され、前記ビータ34の下方に傾斜して配置された供給板66の前後途中部には、メンテナンス用の掃除口66aが開口され、該掃除口66aを開閉自在とする蓋体67が設けられている。すなわち、前記掃除口66aの前部に回動軸68が左右方向に固設され、該回動軸68両端が供給板66に枢着され、蓋体67が該回動軸68を回動支点として下方に回動される。また、該蓋体67の下方には操作部材として操作レバー69が配設されており、該操作レバー69は蓋体67の後下方に配置した枢支軸71により機枠フレーム13に回動自在に枢支されている。そして、該操作レバー69の先端部にはカム70が固設されている。つまり、操作レバー69とカム70は一直線上に配置して中途部が枢支軸71により枢支され、該枢支軸71からカム70先端までの距離よりも操作レバー69先端までの距離を長くして大きな力を必要とせず操作できるようにしている。該カム70の先端を蓋体67の後部下面に当接させて操作レバー69を回動させることで、蓋体67を操作し掃除口66aを開閉するようにしているのである。
【0023】
このような構成において、操作レバー69を上方に回動すると、カム70は蓋体67の下面から外れ、支えるものがなくなり、蓋体67を下方へ回動して掃除口66aを開放状態とすることができる。逆に、蓋体67を上方に回動して掃除口66aを閉じた状態で、操作レバー69を下方に回動すると、蓋体67はカム70により持ち上げられて固定(ロック)され、掃除口66aが閉じられた状態となる。なお、通常レバー69は下方へ回動された状態となるので、掃除口66aは閉じられた状態となる。
したがって、ビータ34において詰まりが発生した場合に、掃除口66aを開放して、供給板66上の穀稈を簡単に除去することができ、メンテナンス性が向上する。また、蓋体67が供給板66から外れずにカム70により固定されるため、狭い場所でも掃除口66aの開閉作業を行うことができる。
【0024】
また、前記蓋体67の開閉構造をカムの代わりにリンクを用いて構成することもできる。
図9に示すように、操作レバー72と蓋体67との間は、2本のリンクで連結され、該リンクを介して操作レバー72の操作が蓋体67に伝達されるようになっている。すなわち、蓋体67の後部が第一リンク73の一端と連結され、他端が第二リンク74と連結され、該第二リンク74が操作レバー72に固着されている。該操作レバー72は、蓋体67前下方に配置した枢支軸75により機枠フレーム13に回動自在に枢支されている。こうして、操作レバー72を下方に回動すると、リンク73・74が伸長した状態となって、蓋体67が持ち上げられて固定され、掃除口66aが閉じられた状態となる。逆に、操作レバー72を上方に回動すると、リンク73.74が折れ曲がって収縮した状態となって、蓋体67が下方へ回動し、掃除口66aが開放状態となる。
したがって、上述の実施例と同様に、ビータ34において詰まりが発生した場合に、掃除口66aを開放して、供給板66上の穀稈を簡単に除去することができ、メンテナンス性が向上する。また、蓋体67が供給板66から外れずにリンク73・74により固定されるため、狭い場所でも掃除口66aの開閉作業を行うことができる。
【0025】
前記脱穀装置18は、図3に示すように、第一ロータ21と第二ロータ22と受網23・24等からなり、前記機枠フレーム13上部に収納されている。前記第一ロータ21と第二ロータ22は略同じ形状に構成されており、筒の外周には、周囲に図示せぬ複数の扱歯を有するスクリュー21a・22aが設けられ、軸心は左右水平方向に向けられて、前後平行に配置されている。
【0026】
前記第一ロータ21と第二ロータ22の下方には、それぞれ受網23・24が配置され、第一ロータ21と第二ロータ22の上方はそれぞれ上部カバー35・36が配置されて、前ロータ室と後ロータ室を構成している。
また、第一ロータ21下方の受網23右側の後部は前低後高に緩やかな円弧状で傾斜させ、第二ロータ22の上外周の接線方向に向かって延出されて連通部23aが形成され、該連通部23a後端は第二ロータ22の回転軌跡の前端部近傍まで延出されている。更に、前記受網24の左後部に排出口24aが開口されている。
【0027】
更に、前記上部カバー35・36の水平状に成形した上部の内周面には送塵弁59・59・・・が左右幅方向に適宜間隔を開けて設けられ、上部カバー35・36上部に上下方向の回動支点を中心に回動自在に枢支されており、該送塵弁59・59・・・を回動操作することによって、穀稈が第一ロータ21・第二ロータ22内を移動する時間を穀稈の品種や穀稈の状態に合わせた調整することができ、様々な品種等に合わせた汎用性のある脱穀装置18が構成されるのである。
【0028】
また、第一ロータ21のスクリュー21aは、第一ロータ21の左端より連通部23aの直左側までの間に形成され、連通部23a前方の第一ロータ21外周面には第一ロータ21の半径方向に突出する板状の送り羽根21b・21b・・が形成されている。同様に第二ロータ22のスクリュー22aは、第二ロータ22の右端部より排出口24aの直右側までの間に形成され、スクリュー22a終端部より左側の排出口24a前方の第二ロータ22外周面に送り羽根22b・22b・・が形成され、脱穀後の排藁(排稈)を送り羽根22b・22b・・で送って排出口24aより排出するようにしている。
【0029】
このような構成において、フィーダハウス10から供給口12へ刈り取った穀稈が送られると、第一ロータ21の回転によって、刈取穀稈は右方へ搬送されながら脱粒される。そして、第一ロータ21の右端に至ると緩傾斜状に形成した連通部23aから第二ロータ22の脱穀空間に送られ、第二ロータ22の回転によって左方へ搬送されながら脱粒され、第二ロータ22の左端に送られると、排出口24aより落下される。
【0030】
該排出口24a下部から後下方にはガイドプレート60が延出され、該ガイドプレート60後部の上方とエンジンルーム49底面との間位置には、強制的に排稈を後方に送り出す排稈ビータ61が設けられている。該排稈ビータ61は前記ロータ21・22の外径に比べ外径を小さくしたコンパクトとし組立容易な形状とし、排稈ビータ61の回転速度を第二ロータ22の回転速度より速くして排稈ビータ61の周速度をロータ21・22より同等以上の速さとし、排稈を後方に送り出す性能を高めている。
【0031】
前記排稈ビータ61は、左端部が排出口24aの左端部と一致し、排稈ビータ61の右端部は排出口24a右端部よりさらに右側に延出し、排出口24aより排出された排稈を後方に左右幅広く搬送し、排稈ビータ61後方の吸引ファン92に取り込まれ、機体後端部に左右に全幅に渡って横架されたチョッパー式のスプレッダー62に受け継いで、該スプレッダー62の複数の鉈状の刃によって切断され、機体後端部より圃場に排出される構成となっている。
【0032】
また、前記脱穀装置18下方には選別装置19が配置され、その構成は、流穀板25、揺動本体50、選別風を発生させる唐箕27、選別された一番物を左右方向に搬送する一番コンベア28と二番物を搬送する二番コンベア31等からなり、該脱穀装置18から落下した脱穀物を選別できるようにしている。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0034】
即ち、請求項1に示す如く、刈取装置の後部に穀稈の搬送を行う搬送装置を配設し、該搬送装置の後部にスクリュー型のロータを左右方向に配置した脱穀装置を配設してなるコンバインにおいて、前記搬送装置後部とロータとの間にビータを配置し、該ビータとロータの間にガイド板を配設したので、穀稈が供給口からビータ側に戻るのを防止することができ、穀稈を供給口近傍で詰まらせることなく、スムーズに脱穀装置内に供給することができる。
【0035】
請求項2に示す如く、前記ガイド板に延長板を取り付けたので、ビータ側へ穀稈の戻りを更に少なくすることができ、ビータにおける詰まりを防止することができる。
【0036】
請求項3に示す如く、前記ビータの下方に配置される供給板に掃除口を形成したので、ビータにおいて詰まりが発生した場合に、掃除口を開放して、供給板上の穀稈を簡単に除去することができ、メンテナンス性が向上する。
【0037】
請求項4に示す如く、前記掃除口を開閉自在とする蓋体を設け、該蓋体をカムにより持ち上げて固定するように構成したので、蓋体が供給板から外れずにカムにより固定されるため、簡単な構成で狭い場所でも掃除口の開閉作業を行うことができる。また、大きな力を必要とせず操作性も良い。
【0038】
請求項5に示す如く、前記掃除口を開閉自在とする蓋体を設け、該蓋体をリンクにより持ち上げて固定するように構成したので、蓋体が供給板から外れずにリンクにより固定されるため、簡単な構成で狭い場所でも掃除口の開閉作業を行うことができる。また、大きな力を必要とせず操作性も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用コンバインの全体側面一部断面図。
【図2】同じく全体平面一部断面図。
【図3】脱穀装置及び選別装置の側面断面図。
【図4】機枠フレーム前部の側面図。
【図5】延長板により供給ガイド板が延出されていない場合の供給口の側面図。
【図6】延長板により供給ガイド板が延出された場合の供給口の側面図。
【図7】同じく平面図。
【図8】供給口近傍の側面図。
【図9】別実施例の供給口近傍の側面図。
【符号の説明】
8 刈取装置
9 搬送装置
18 脱穀装置
21 第一ロータ
22 第二ロータ
32 供給ガイド板
34 ビータ

Claims (5)

  1. 刈取装置の後部に穀稈の搬送を行う搬送装置を配設し、該搬送装置の後部にスクリュー型のロータを左右方向に配置した脱穀装置を配設してなるコンバインにおいて、前記搬送装置後部とロータとの間にビータを配置し、該ビータとロータの間にガイド板を配設したことを特徴とする汎用コンバイン。
  2. 前記ガイド板に延長板を取り付けたことを特徴とする請求項1記載の汎用コンバイン。
  3. 前記ビータの下方に配置される供給板に掃除口を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の汎用コンバイン。
  4. 前記掃除口を開閉自在とする蓋体を設け、該蓋体をカムにより持ち上げて固定するように構成したことを特徴とする請求項3記載の汎用コンバイン。
  5. 前記掃除口を開閉自在とする蓋体を設け、該蓋体をリンクにより持ち上げて固定するように構成したことを特徴とする請求項3記載の汎用コンバイン。
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