JP2004096986A - ギヤードモータ - Google Patents

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Abstract

【目的】ケース内に水が入るのを防止することができるギヤードモータを提供することを目的とする。
【構成】オーガ式製氷機51は、外周に螺旋刃を設けたオーガ53が冷却用の円筒52の筒内で回転することにより、冷却用の円筒52内壁に生成された氷を削って上方へ送ることができる。ギヤードモータ54は、ケース54a内のギヤ55と一体的に回転する出力軸56を備え、出力軸56とオーガ53とは一体として回転することができる。ギヤードモータ54は、ケース54a外の上方に突き出る出力軸56の周囲に出力軸用パッキング58を備え、出力軸56の周囲に、前記出力軸用パッキング58全体を覆うガード部材59を設けた。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、電動部と減速部とをケース内に備えたギヤードモータに関し、特にケース内への水の侵入を防止することができるギヤードモータに関するものである。
 ギヤードモータは、例えばオーガ式製氷機のオーガを回転駆動させる際の、減速機構として用いられている(例えば特開2001−336866号公報等参照)。
 オーガ式製氷機は、外周に螺旋刃を設けたオーガが冷却用の円筒内の回転しながら、冷却用の円筒内壁に生成された氷を削って上方へ送り、円筒上部側に設けられた氷圧縮ヘッドに、削除された氷を圧縮することにより、氷片を生成するものであるが、溶けた水が下方に垂れてくる。
 図18は、従来のオーガを回転駆動させるためギヤードモータの一部を使用した状態の要部斜視図であり、図19は、そのギヤードモータの内部を示す断面図である。
 ギヤードモータ40のケース41の内部には、電動部と連結される減速用のギヤ42が設けられ、ギヤ42は上下方向に延設された出力軸43を回転させることができる。出力軸43は、カップリング44を介してオーガ45と連結しているので、オーガ45は出力軸43と一体として回転し、オーガ45を収納する冷却用円筒内壁(図示せず)に形成される氷を削除することができる。このようなオーガ45は、氷を削るため低温になっており、オーガ45に結露した水は、矢印46aに示すように下方に垂れ、カップリング44を介して出力軸43にも垂れてくる。
特開2001−336866号公報(第5〜6頁、第1図)
 ケース41内には、オイルまたはグリースが封入され、ケース41内への水の侵入を防止するため、出力軸43の周囲に樹脂製のシールパッキング46が取り付けられている。しかし、オーガ式製氷機の出力軸43が回転し、シールパッキング46の出力軸43と接触する部分が長期間の使用により劣化して、シールパッキング46のシール機能が損傷するため、ケース41内に水が入り(図19矢印47参照)、ギヤ42が錆びるおそれがある。
 そこで、本発明は、上述した問題を解決するべく、ケース内に水が入るのを防止することができるギヤードモータを提供することを目的する。
 前記目的を達成するため請求項1に係るギヤードモータによれば、ケース内のギヤと一体的に回転する出力軸を備え、ケース外の上方に突き出る出力軸の周囲にパッキングを備えたギヤードモータにおいて、前記出力軸の周囲に、前記パッキング全体を覆うガード部材を設けたことを特徴とする。
 また、請求項2に係るギヤードモータは、ケース内のギヤと一体的に回転する出力軸を備え、ケース外の上方に突き出る出力軸の周囲にパッキングを備えたギヤードモータにおいて、前記出力軸の周囲に、前記パッキング全体を覆うガード部材を固設し、前記出力軸の周囲のガード部材の下方に、前記出力軸の周囲をシールするパッキングを備えたことを特徴とする。
 また、請求項3に係るギヤードモータは、請求項1に記載のギヤードモータにおいて、前記出力軸と前記出力軸により回転駆動される回転軸とを連結する継手を有し、前記継手は、前記回転軸と連結する第1連結部と、前記出力軸と連結する第2連結部とを備え、且つ第1連結部と第2連結部との間に隔壁部材を設けたことを特徴とする。
 また、請求項4に係るギヤードモータは、請求項3に記載のギヤードモータにおいて、前記ガード部材は、前記継手に固設されたことを特徴とする。
 また、請求項5に係るギヤードモータは、請求項3又は請求項4に記載のギヤードモータにおいて、前記継手は、前記隔壁部材を介して区画された第1区画部及び第2区画部を有する本体部と、内部にスプラインが形成されて、第1区画部及び第2区画部のそれぞれに嵌合される第1円筒部材及び第2円筒部材とからなることを特徴とする。
 更に、請求項6に係るギヤードモータは、請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のギヤードモータにおいて、前記第1円筒部材及び第2円筒部材は外周面に設けられたキー部材を有し、前記第1区画部及び第2区画部はキー部材に嵌合するキー溝を有し、前記第1円筒部材及び第2円筒部材は前記キー部材と前記キー溝とが嵌合することにより前記第1区画部及び第2区画部に固定されることを特徴とする。
 請求項1に係る発明によれば、ケース内のギヤと一体的に回転する出力軸を備え、ケース外の上方に突き出る出力軸の周囲にパッキングを備えたギヤードモータにおいて、前記出力軸の周囲に、前記パッキング全体を覆うガード部材を設けたので、ガード部材がパッキング全体を覆い、上方から垂れてきた水が出力軸の周囲のパッキングに到達しないため、パッキングのシール機能が損傷しても、ケース内に水が入るのを防止することができる。
 また、請求項2に係る発明によれば、ケース内のギヤと一体的に回転する出力軸を備え、ケース外の上方に突き出る出力軸の周囲にパッキングを備えたギヤードモータにおいて、前記出力軸の周囲に、前記パッキング全体を覆うガード部材を固設し、前記出力軸の周囲のガード部材の下方に、前記出力軸の周囲をシールするパッキングを備えたので、ガード部材がパッキング全体を覆い、上方から垂れてきた水が出力軸の周囲のパッキングに到達せず、パッキングのシール機能が損傷しても、ケース内に水が入るのを防止することができる。また、出力軸の周囲のガード部材の下方のパッキングが、出力軸の周囲をシールするので、ケース内に水が入るのを防止することができる。
 また、請求項3に係る発明によれば、出力軸と出力軸により回転駆動される回転軸とを連結する継手において、回転軸と連結する第1連結部と、出力軸と連結する第2連結部との間に隔壁部材を設けたので、上方から垂れてきた水が継手内に侵入しても、隔壁によって遮断される。従って、出力軸の周囲のパッキングに到達しないので、パッキングのシール機能が損傷しても、ケース内に水が入るのを防止することができる。
 また、請求項4に係る発明によれば、ガード部材が継手に固設されているので、ガード部材がパッキング全体を覆い、継手の周囲から垂れてきた水が出力軸の周囲のパッキングに到達しないため、パッキングのシール機能が損傷しても、ケース内に水が入るのを防止することができる。
 また、請求項5に係る発明によれば、継手は、隔壁部材を介して区画された第1区画部及び第2区画部を有する本体部と、内部にスプラインが形成されて、第1区画部及び第2区画部のそれぞれに嵌合される第1円筒部材及び第2円筒部材とから構成されているので、中刳りにより内径スプラインを形成することなく隔壁部材を有する継手を製造することが可能である。従って、製造過程において中刳りのための特殊な機器等を必要とすることなく、容易に加工が可能となる。
 更に、請求項6に係る発明によれば、第1及び第2円筒部材はキー部材とキー溝とが嵌合することにより第1及び第2区画部に固定されるので、キー部材のサイズ及び材質を調整することにより、一定以上の駆動力が出力軸及び回転軸にかかった場合に、キー部材を破断、若しくは圧砕させることで、出力軸からの駆動力を回転軸に伝達できなくすることができる。従って、必要以上の動力を回転軸に伝えることなく、また、出力軸及びギヤードモータに必要以上の負荷を与えることを防止することができる。
 以下、本発明に係るギヤードモータをオーガ式製氷機につき具体化した第1乃至第3実施形態について図面を参照して具体的に説明する。先ず、第1実施形態に係るギヤードモータ54の全体構成について図1に基づき説明する。図1は、第1実施形態に係るギヤードモータ54を用いたオーガ式製氷機51を示す模式図である。図2は、第1実施形態に係るギヤードモータ54、ガード部材59及びオーガ53を分解して示す断面図である。図3は、第1実施形態に係るギヤードモータ54の出力軸56、ガード部材59及びオーガ53を組み付けた状態の拡大断面図である。図4は、第1実施形態に係るオーガ53の内径に位置するスプラインを拡大して示す底面図である。図5は第1実施形態に係る、ガード部材59を拡大して示す底面図である。図6は、第1実施形態に係る出力軸56を拡大して示す平面図である。
 第1実施形態に係るギヤードモータ54を用いたオーガ式製氷機51は、図1に示すように、冷却用の円筒52の内壁に生成された氷を、外周に螺旋状刃を設けたオーガ53が円筒52内で回転することにより、削って上方へ送り、円筒上部側に設けられた氷圧縮ヘッド(図示せず)に、削除された氷を圧縮することにより、氷片を生成する。
 ギヤードモータ54は、図2に示すように、オーガ式製氷機51の下方に設けられ、オーガ53を回転駆動させる際の、減速機構として用いられている。ギヤードモータ54のケース54a内部には、電動部(図示せず)と連結される減速用のギヤ55が設けられ、ギヤ55は上下方向に延設された出力軸56を回転させることができる。ギヤードモータ54上には、オーガ53の下方側及び出力軸56の上方を囲うための、ハウジング57が設けられている(図1参照)。
 出力軸56は、図2に示すように、その上部外側にスプライン部56aを備え、オーガ53は、その下部内側にスプライン部53aを備え、出力軸56のスプライン部56aと、オーガ53のスプライン部53aとが結合することにより、オーガ53と出力軸56とは一体として回転する。出力軸56の周囲には、出力軸用パッキング58が設けられており、ギヤードモータ54上には、出力軸用パッキング58を固定するための、パッキング設置用突部54bが設けられている。
 また、出力軸56の周囲には、出力軸用パッキング58及びパッキング設置用突部54b全体を覆うガード部材59が設けられ、ガード部材59は、オーガ53の下部内側に取り付けられている。ガード部材59は、オーガ53の下部内側にはまり込む小径円筒状の上方取り付け部59aと、パッキング設置用突部54bよりも大径円筒状の下方部59bと、上方取り付け部59a及び下方部59bを連結するテーパ部59cとからなる。
 このオーガ53の下部内側に、ガード部材59の上方取り付け部59aを配設したので、オーガ53の外側を伝って流れてくる水(矢印60)は、図3に示すように、ガード部材59のテーパ部59cに当たり、下方部59bを伝い、そのまま下方部59bの外側に向かって流れていき、パッキング設置用突部54b及び出力軸用パッキング58にかかることがないため、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。
 オーガ53の下部内側にガード部材59を取り付ける方法としては、オーガ53の下部内側のスプライン部53aにネジ部53bを切り、ガード部材59の上方取り付け部59aにネジ部59dを設け、オーガ53のネジ部53bにガード部材59のネジ部59dを締め付けたので、オーガ53の下部内側にオーガ53の上方取り付け部59aをネジ止めすることができる。
 以上にて説明した通り第1実施形態に係るギヤードモータ54では、ケース54a内のギヤ55と一体的に回転する出力軸56と、出力軸56と一体として回転する外周に螺旋刃を設けたオーガ53と、オーガ53が筒内で回転することにより、内壁に生成された氷を削って上方へ送る冷却用の円筒52と、ケース54a外の出力軸56の周囲に出力軸用パッキング58を備えるとともに、出力軸56の周囲に、前記出力軸用パッキング58全体を覆うガード部材59を設けたので、ガード部材59が出力軸用パッキング58全体を覆い、オーガ53を伝う水60が出力軸56の周囲の出力軸用パッキング58に到達せず、出力軸用パッキング58のシール機能が損傷しても、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。
 次に、第2実施形態に係るオーガ式製氷機について、図7乃至図10を参照して説明する。
 図7は、第2実施形態に係るギヤードモータ54の出力軸56、ガード部材用パッキング61及びガード部材59を組み付けた状態の断面図である。図8は、第2実施形態に係るギヤードモータ54の出力軸56、ガード部材用パッキング61、及びガード部材59を組み付けた状態の要部拡大断面図である。図9及び図10は、第2実施形態に係るガード部材用パッキング61の平面図及び正面図である。
 第2実施形態に係るオーガ式製氷機は、基本的に、前記第1実施形態に係るオーガ式製氷機51と同一の構成を有しており、出力軸56の周囲にガード部材59を設け、出力軸56の周囲をシールするガード部材用パッキング61を新たに設けた点で、前記第1実施形態と異なるだけであり、残余の構成については第1実施形態の製氷機1と同一の構成を有する。従って、以下の説明においては、第2実施形態に特有の構成に着目して説明することとし、第1実施形態の製氷機1に使用されている同一の構成要素、部材については同一の番号を付して説明することとする。
 第2実施形態に係るオーガ式製氷機51においては、出力軸56の周囲にネジ部56cを設け、ガード部材59の内側当接部59eにネジ部59fを設けたので、出力軸56のネジ部56cにガード部材59のネジ部59fを締め付けることにより、ガード部材59を出力軸56の周囲に固設することができる。そして、ケース54a外の上方に突き出る出力軸56の周囲をシールするガード部材用パッキング61を、ガード部材59の内側当接部59eの下方に備える。
 上記構成によって、オーガ53及び出力軸56の外側を伝って流れてくる水(矢印60)は、図8に示すように、ガード部材59のテーパ部59cに当たり、下方部59bを伝い、そのまま下方部59bの外側に向かって流れていき、パッキング設置用突部54b、出力軸用パッキング58にかかることがないため、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。また、出力軸56の周囲のネジ部56cと、ガード部材59の内側当接部59eのネジ部59fとの間から水が浸みても、図9及び図10に示すガード部材用パッキング61が、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。
 以上第2実施形態に係るオーガ式製氷機によれば、ケース54a内のギヤ55と一体的に回転する出力軸56を備え、ケース54a外の上方に突き出る出力軸56の周囲に出力軸用パッキング58を備えたギヤードモータ54において、前記出力軸56の周囲に、前記出力軸用パッキング58全体を覆うガード部材59を固設し、前記ガード部材59の下方に、前記出力軸56の周囲をシールするガード部材用パッキング61を備えたので、ガード部材59が出力軸用パッキング58全体を覆い、出力軸56を伝う水が出力軸56の周囲の出力軸用パッキング58に到達せず、出力軸用パッキング58のシール機能が損傷しても、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。また、出力軸56の周囲のガード部材59の内側当接部59eの下方に配置されたガード部材用パッキング61が、出力軸56の周囲をシールするので、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。
 また、本発明の実施の形態は様々な形態に変更及び応用が可能である。例えば、第1実施形態及び第2実施形態の変更例として、図11及び図12に示すようにすることも可能である。ガード部材59は、図11に示すようにオーガ53の下端に一体として取り付けられてもよいし、図12に示すようにオーガ53の側面に取り付けられてもよい。いずれにしても、ガード部材59は、出力軸用パッキング58全体を覆うため、出力軸用パッキング58を越えるだけの長さを有していることが必要であり、更に、出力軸用パッキング58を取り付けるパッキング設置用突部54bを越えるだけの長さを有しているのがよい。
 次に、第3実施形態に係るギヤードモータについて、図13乃至図16に基づき説明する。ここに、図13は第3実施形態に係るギヤードモータを用いたオーガ式製氷機を示す模式図、図14はスプライン継手部分を特に示す模式図、図15は第3実施形態に係るスプライン継手を示す斜視図、図16は第3実施形態に係るスプライン継手を分解して示す斜視図である。
 尚、第3実施形態に係るギヤードモータ54を用いたオーガ式製氷機51は、基本的に、前記第1及び第2実施形態に係るオーガ式製氷機51と同一の構成を有しており、第1及び第2実施形態に係るオーガ式製氷機51では、オーガ53の下部内側に中刳りによってスプライン部56aを形成し、オーガ53に形成されたスプライン部53aと結合させることにより、オーガ53と出力軸56とを一体に回転させ、オーガ53に回転駆動を与えているのに対し、第3実施形態に係るオーガ式製氷機51では、オーガ53と回転軸56とを連結するスプライン継手70を設け、スプライン継手70を介してオーガに回転駆動を与えるように構成している点で、第1及び第2実施形態のオーガ式製氷機51とは異なる。残余の構成については第1及び第2実施形態のオーガ式製氷機51と同一の構成を有する。
 従って、以下の説明においては、第3実施形態に特有の構成に着目して説明することとし、第1及び第2実施形態のオーガ式製氷機51に使用されている同一の構成要素、部材については同一の番号を付して説明することとする。
 第3実施形態に係るオーガ式製氷機において、オーガ53と出力軸56とを連結するスプライン継手70は、円筒状に形成された本体部71と、内部にスプラインが形成された第1円筒部材72及び第2円筒部材73とから構成されている。また、本体部71の中央部分には隔壁が形成され、隔壁74を介して本体部71の円筒内部は第1区画部75と第2区画部76に区画されている。
 また、第1区画部75及び第2区画部76にはキー溝77、78がそれぞれ内部壁面に軸方向に従って凹状に形成され、後述するキー部材81、82と嵌合することにより、本体部71と第1及び第2円筒部材72、73は固定される(図16参照)。
 また、第1円筒部材72はその円筒内部壁に内径スプライン部79が形成され、円筒外部壁にはキー部材81が軸方向に沿って凸状に設けられている。そして第1円筒部材72を本体部71に結合した際に、隔壁74と内径スプライン部79によって第1連結部83が形成され、形成された第1連結部83にオーガ53の下部外周に設けられたスプライン部53bを挿入することで、オーガ53とスプライン継手70とを連結させる。
 また、第2円筒部材73についても第1円筒部材72と同様に内径スプライン部80とキー部材82が設けられ、本体部に固定された際に隔壁74と第2連結部84を形成し、出力軸56とスプライン継手70とを連結させる。
 従って、スプライン継手70を介して、オーガ53に出力軸56から回転駆動を与えることが可能となる。
 また、ガード部材59が、上方取り付け部59aの内部面59gを本体部71の下端縁部71aに溶着することで本体部71に固設されている。
 従って、図14に示すように、オーガ53の外側を伝って流れてくる水は、矢印87に沿ってスプライン継手70からガード部材59のテーパ部59cに当たり、下方部59bを伝い、そのまま下方部59bの外側に向かって流れていくので、水がパッキング設置用突部54b及び出力軸用パッキング58にかかることがなく、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。
 また、オーガ53と第1円筒部材72との隙間に流れ込んだ水(矢印85)は、隔壁74によって遮断され、パッキング設置用突部54b及び出力軸用パッキング58にかかることがないため、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。
 更に、第1円筒部材72と本体部71との隙間に流れ込んだ水(矢印86)も同様に隔壁74によって遮断され、パッキング設置用突部54b及び出力軸用パッキング58にかかることがないため、ケース54a内に水が入るのを防止することができる。
 また、第1及び第2円筒部材72、73に内径スプライン部を79、80を別途形成した後、隔壁74を設けた本体部71に固定させて第1及び第2連結部83、84を形成しているので、スプライン継手の本体部71に直接、中刳りにより隔壁と内径スプラインを形成する場合や、オーガ53の内側に中刳りによりスプラインを形成する場合に比べ、特殊な機器等を必要とせず、容易に加工することが可能である。
 更に、第1及び第2円筒部材72、73はキー部材81、82とキー77、78が嵌合することにより結合しているので、スプライン継手70にトルクリミッターの役割を持たせることも可能である。以下に、その機構について図17を用いて詳細に説明する。図17は第2円筒部材73とスプライン継手70との結合部におけるキー部材82の働きを説明する説明図である。
 図17において、ギヤードモータ54の動力により出力軸56に固定された第2円筒部材73が時計回り(矢印90方向)に回転する。その際、キー部材82は出力軸56に働くねじりモーメントに従って、キー溝78から一定のせん断応力及び圧縮応力を受ける(矢印91)。そして、せん断応力及び圧縮応力がある一定値(キー部材のサイズ、材質により決定される)を超えるとキー部材82は破断、若しくは圧砕され、スプライン継手70に対して第2円筒部材73が空転される。従って、出力軸56からオーガ53へ駆動が伝達されなくなる。
 また、第1円筒部材72とスプライン継手70との結合部におけるキー部材81についても同様の作用及び効果を有する。ここでは、その説明を省略する。
 以上より、キー部材82のサイズ及び材質を調節することで、必要以上の動力をオーガ53及びオーガ53に連結された他の部材に伝えることなく、また、出力軸56及びギヤードモータ54に必要以上の負荷を与えることを防止することができる。
 以上にて説明した通り第3実施形態に係るギヤードモータ54を用いたオーガ式製氷機51では、出力軸56とオーガ53とを連結させるスプライン継手70内部に隔壁74を設け、隔壁74に区画された第1区画部75及び第2区画部76に内径スプライン部79、80を形成した第1円筒部材72及び第2円筒部材73を固定させることにより形成されているので、オーガ53を伝って流れてきた水がスプライン継手70内の隙間に侵入しても隔壁74によって遮断される。従って、出力軸用パッキング58のシール機能が損傷しても、ケース54a内に水が侵入するのを防止することができる。また、ガード部材59をスプライン継手70の周囲に固設したことにより、スプライン継手70の外部から伝わってきた水がケース54a内に侵入することを同様に防止することができる。
 また、オーガ53及びスプライン継手70の本体部71に中刳りによって内径スプラインを形成する必要が無いので、製造工程において特殊な機器等を必要とすることなく、容易に加工が可能である。
 更に、スプライン継手70の本体部71と第1及び第2円筒部材72、73とは、キー部材81、82とキー溝77、78との嵌合により固定されているので、キー部材77、78のサイズ及び材質を調整することにより、一定以上の駆動力が出力軸56及びオーガ53にかかった場合に、キー部材77、78を破断、若しくは圧砕させることが可能である。それによって、第1及び第2円筒部材72、73が空転し、出力軸56からの動力がオーガ53に伝わらなくなるので、必要以上の動力をオーガ53及びオーガ53に連結された他の部材に伝えることなく、また、出力軸56及びギヤードモータ54に必要以上の負荷を与えることを防止することができる。
第1実施形態にかかるオーガ式製氷機を示す要部断面図である。 第1実施形態に係るギヤードモータ、ガード部材及びオーガを分解して示す断面図である。 第1実施形態に係るギヤードモータの出力軸、ガード部材及びオーガを組み付けた状態の拡大断面図である。 第1実施形態に係るオーガの内径に位置するスプラインを拡大して示す底面図である。 第1実施形態に係るガード部材を拡大して示す底面図である。 第1実施形態に係る出力軸を拡大して示す平面図である。 第2実施形態に係るギヤードモータの出力軸、パッキング及びガード部材等を組み付けた状態の要部拡大断面図である。 第2実施形態に係るギヤードモータの出力軸、パッキング及びガード部材等を組み付けた状態の要部拡大断面図である。 第2実施形態に係るガード用パッキングの拡大平面図である。 第2実施形態に係るガード用パッキングの拡大正面図である。 他の実施形態に係るギヤードモータの出力軸、ガード部材及びオーガを組み付けた状態の拡大断面図である。 他の実施形態に係るギヤードモータの出力軸、ガード部材及びオーガを組み付けた状態の拡大断面図である。 第3実施形態に係るオーガ式製氷機を示す模式図である。 第3実施形態に係るオーガ式製氷機のスプライン継手部分を特に示す模式図である。 第3実施形態に係るスプライン継手を示す斜視図である。 第3実施形態に係るスプライン継手を分解して示す斜視図である。 第3実施形態に係る第2円筒部材とスプライン継手との結合部におけるキー部材の働きを説明する説明図である。 従来のギヤードモータの一部を示す斜視図である。 従来のギヤードモータを示す要部断面図である。
符号の説明
51………オーガ式製氷機   53………オーガ
54………ギヤードモータ   54a………ケース
54b………パッキング設置用突部   55………ギヤ
56………出力軸   58………出力軸用パッキング
59………ガード部材   59a………上方取り付け部(取り付け部)
59d………ネジ部   59e………内側当接部(取り付け部)
59f………ネジ部   61………ガード部材用パッキング
70………スプライン継手   71………本体部
72………第1円筒部材   73………第2円筒部材
74………隔壁   75………第1区画部   76………第2区画部
77、78………キー溝   79、80………スプライン部
81、82………キー溝   83………第1連結部
84………第2連結部

Claims (6)

  1. ケース内のギヤと一体的に回転する出力軸を備え、ケース外の上方に突き出る出力軸の周囲にパッキングを備えたギヤードモータにおいて、
     前記出力軸の周囲に、前記パッキング全体を覆うガード部材を設けたことを特徴とするギヤードモータ。
  2. ケース内のギヤと一体的に回転する出力軸を備え、ケース外の上方に突き出る出力軸の周囲にパッキングを備えたギヤードモータにおいて、
     前記出力軸の周囲に、前記パッキング全体を覆うガード部材を固設し、
     前記出力軸の周囲のガード部材の下方に、前記出力軸の周囲をシールするパッキングを備えたことを特徴とするギヤードモータ。
  3. 前記出力軸と前記出力軸により回転駆動される回転軸とを連結する継手を有し、
     前記継手は、前記回転軸と連結する第1連結部と、前記出力軸と連結する第2連結部とを備え、且つ第1連結部と第2連結部との間に隔壁部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のギヤードモータ。
  4. 前記ガード部材は、前記継手に固設されたことを特徴とする請求項3に記載のギヤードモータ。
  5. 前記継手は、前記隔壁部材を介して区画された第1区画部及び第2区画部を有する本体部と、内部にスプラインが形成されて、第1区画部及び第2区画部のそれぞれに嵌合される第1円筒部材及び第2円筒部材とからなることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のギヤードモータ。
  6. 前記第1円筒部材及び第2円筒部材は外周面に設けられたキー部材を有し、前記第1区画部及び第2区画部はキー部材に嵌合するキー溝を有し、
     前記第1円筒部材及び第2円筒部材は前記キー部材と前記キー溝とが嵌合することにより前記第1区画部及び第2区画部に固定されることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のギヤードモータ。
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