JP2004096699A - 通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、相手先毎の送信データの検索が容易にできる通信装置を提供する。
【解決手段】本発明の通信装置100は、原稿画像を読み取り、所定の画像データに変換し通信回線を介して伝送可能な通信装置において、画像データを送信する送信先を指定する送信先指定手段と、送信先指定手段により指定された相手先に前記画像データを送信する送信手段30と、画像データを記憶可能な外部メモリが着脱可能に装着される装着手段20と、装着手段20に装着された外部メモリ20aに送信先指定手段によって指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダを作成するフォルダ作成手段と、送信手段30によって送信された画像データを、送信先指定手段により指定された相手先に対応づけられたフォルダに記憶する制御手段と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の通信装置100は、原稿画像を読み取り、所定の画像データに変換し通信回線を介して伝送可能な通信装置において、画像データを送信する送信先を指定する送信先指定手段と、送信先指定手段により指定された相手先に前記画像データを送信する送信手段30と、画像データを記憶可能な外部メモリが着脱可能に装着される装着手段20と、装着手段20に装着された外部メモリ20aに送信先指定手段によって指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダを作成するフォルダ作成手段と、送信手段30によって送信された画像データを、送信先指定手段により指定された相手先に対応づけられたフォルダに記憶する制御手段と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置に関するもので、特に送信データをバックアップして記憶できるようにしたバックアップ機能付きのFAX通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の通信装置としては、送信データをFAX送信時に送信バックアップ用として内部メモリまたは外部記憶装置に装着される外部メモリに記憶するようにしたFAX装置が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来装置においては単に送信データを(送信順序等に基づいて)所定の記憶領域に順次記憶するように構成されており、例えば、特定の送信先に対する送信データのみを表示させたり、印刷出力させたりする場合においては、記憶領域内に記憶された全ての送信データの送信先を確認した上で表示、又は印刷出力させる必要があり、その操作が極めて面倒なものであり、再確認の作業が必要となったりするという問題点を有するものであった。
【0004】
そこで、本発明は従来装置における上記の問題点を解決するために為されたもので、バックアップ記憶された送信データを送信先毎にその送信データを検索して簡単に表示、又は印刷出力できる通信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】
本発明の通信装置は、原稿画像を読み取り、所定の画像データに変換し通信回線を介して伝送可能な通信装置(100)において、前記画像データを送信する送信先を指定する送信先指定手段と、前記送信先指定手段により指定された相手先に前記画像データを送信する送信手段(15)と、前記画像データを記憶可能な外部メモリが着脱可能に装着される装着手段(35)と、前記装着手段に装着された外部メモリ(37)に前記送信先指定手段によって指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記送信手段によって送信された前記画像データを、前記送信先指定手段により指定された相手先に対応づけられた前記フォルダに記憶する制御手段(75)と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この通信装置によれば、送信先指定手段によって指定された相手先に画像データを送信する際に指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダが作成され、そのフォルダに送信データが記憶されるので、相手先に対応づけられた名称のフォルダで送信データを管理することができ、相手先毎に送信データを簡単且つ迅速に検索することができる。
【0008】
また、前記フォルダ作成手段は、フォルダの作成に際し該当する名称を持つフォルダの有無を判別する該当フォルダ有無判別手段を備え、その判別の結果、該当名称を持つフォルダが存在する場合は前記フォルダを作成しないようにしてもよい。
【0009】
この通信装置によれば、フォルダ作成に際し、該当する名称を持つフォルダが存在する場合は、新たなフォルダが作成されることがないので、同一名称のフォルダが重複して作成されることを防止できる。
【0010】
また、前記フォルダの名称は前記送信先指定手段によって指定された相手先の電話番号または相手先の名称に対応するものであってもよい。
【0011】
この通信装置によれば、フォルダ名称は相手先の電話番号又は相手先の名称に対応して作成されるので送信データの検索や管理が容易である。
【0012】
また、前記制御手段は、前記画像データの送信に係る通信履歴情報を前記フォルダ毎に記憶するようにしてもよい。
【0013】
この通信装置によれば、相手先フォルダごとに通信履歴情報を記憶するため、相手先毎の送信データの検索や管理等が容易である。
【0014】
また、前記通信装置は、更に、前記画像データを内部に記憶するための内部メモリ(60)を備えるとともに、前記画像データに予め定められた条件に応じて前記画像データを前記外部メモリに記憶するか前記内部メモリに記憶するかを判断するための条件判断手段を備え、前記制御手段は、該条件判断手段の判断結果に基づいて前記画像データを前記外部メモリまたは内部メモリのいずれかに記憶するようにしてもよい。
【0015】
この通信装置によれば、画像データを、条件に応じて、送信データを外部メモリと内部メモリのどちらに記憶するか判断して記憶することにより、重要度等に応じて、外部メモリに記憶するデータと内部メモリに記憶するデータとに区分けできる。また、そのデータは、相手先毎にフォルダが作成され、そのフォルダに記憶されるので、検索等が容易にできるとともに、データの管理が容易となる。
【0016】
また、前記画像データに予め定められた条件は、前記送信先指定手段によって指定された相手先がユーザによって予め登録されたものであるか否かに基づくものであってもよい。
【0017】
この通信装置によれば、ユーザが予め所望の条件を登録しておくことにより、所望の条件に基づいて、外部メモリ又は内部メモリに選択的に記憶場所を指定することができる。
【0018】
また、前記フォルダ作成手段は、前記内部メモリに対しても前記送信先指定手段によって指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダを作成するようにしてもよい。
【0019】
この通信装置によれば、内部メモリに記憶される送信データもフォルダ毎に管理でき検索等が容易にでき、しかも内部メモリと外部メモリとのデータに互換性を持たせることができる。
【0020】
また、前記通信装置は、更に、特定の相手先に対してワンタッチキー操作で送信するために特定のキーに相手先電話番号と相手先名称とを対応させて登録するワンタッチキー登録手段と、前記送信先指定手段により指定された送信先の電話番号が前記ワンタッチキー登録手段により登録された電話番号であるか否かを検索する検索手段とを備え、前記フォルダ作成手段は、前記検索手段による検索の結果、登録された電話番号が存在する場合、前記電話番号に対応する相手先電話番号または相手先名称に基づいた名称を持つ前記フォルダを作成するようにしてもよい。
【0021】
この発明によれば、指定された相手先がワンタッチキー登録されている場合には、そのワンタッチキー登録データに基づいて相手先名称または電話番号(FAX番号も含む)に基づいてフォルダ名としたフォルダを極めて簡単に作成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1および図2を参照して、本発明の通信装置の一実施形態について説明する。
【0023】
図1は本実施形態の通信装置を示すブロック図である。
【0024】
図1に示すように、通信装置100は、インターフェース回路部5を介して原稿を読み取る原稿読み取り手段としての原稿読み取り部10と、通信回線を介して原稿データを送受信する通信手段としての通信部15と、必要な情報をユーザに提示するための表示手段としての表示部20と、ユーザの操作を受け付ける入力手段としての操作部25と、(外部メモリとして機能する)外部記憶媒体37にデータを伝達するための接続手段としてのインターフェース部35と、所定のフォーマット形式に原稿データを変換するための画像処理部40と、受信した画像データや原稿読み取り部10により読み取った原稿データを符号化又は復号化するための符号復号処理部45と、通信装置の状態を検知するためのセンサ部50と、通信装置を駆動させるためにモータなどにより構成される駆動部55と、原稿データを記憶する記憶手段としてのメモリ部60と、音声信号を可聴音として出力できるスピーカ回路部65と、原稿読み取り部10で読み取ったデータや送受信したデータを印刷する印刷手段としての印刷部70と、上記各部が接続されるとともに、各部を制御する制御手段としての中央制御部75と、を備えている。
【0025】
メモリ部60には、ユーザが使用できる領域として確保されたユーザRAM61と、所定のフォーマット形式の受信画像データ、読み取り画像データ等を記憶するための本体メモリとして機能する画像メモリ62と、通信装置の基本仕様を決定するシステムRAM64と、通信装置の仕様を決定するROM66と、が内蔵されている。
【0026】
画像メモリ62には、送受信のための画像データ、取引先の番号、名称等のデータが記憶される。取引先の番号、名称は、ワンタッチキーや、スピードダイヤルキー等の短縮ダイヤルに登録されている。
【0027】
また、インターフェース部35は、持ち運び可能(着脱可能)な外部記憶媒体37に接続され、その外部記憶媒体37に画像データ等の書き込み、読み込みをするためのものである。また、外部記憶媒体37は画像データ等のデータを記憶するためのものである。具体的には、フロッピー(R)ディスク、コンパクトフラッシュ(R)、スマートメディア(R)等により構成される。
【0028】
そして、本実施例の通信装置100は、送信した画像データを後の確認のために送信側で記憶させておく、いわゆる送信バックアップ機能を有しており、送信した画像データを画像メモリ62あるいは外部記憶媒体37に記憶させることができる。
【0029】
また、入力手段としての操作部25と表示部20とは、操作パネル27に備えられる。この操作パネル27には、操作部25としてのファンクションキーと、テンキーと、ワンタッチキーと、スピードダイヤルキーと、スタートキーと、表示部20としての表示装置(LCD)等を備えている。テンキーは、0〜9までの番号からなる押しボタンスイッチであり、主として相手の電話番号等を指定する。また、ワンタッチキーは特定の相手先電話番号を特定キーに割り付け、その特定キーを押下することで特定の相手先番号に自動的にダイヤルできるようにしたものであり、スピードダイヤルキーはいわゆる短縮ダイヤルである。
【0030】
ファンクションキーは、例えば、短縮ダイヤルに情報を登録する等の機能を選択するための押しボタンスイッチである。
【0031】
ワンタッチキーは、例えば数個の専用に設けられた押しボタンスイッチからなり、その専用に設けられた押しボタンスイッチの各番号に対応づけて特定の相手先のFAX番号の情報を登録することができる。
【0032】
スピードダイヤルキーは、スピードダイヤルキーを選択することを指定するための短縮指定キーを備え、その短縮指定キーと所定の番号(数字)キーとの組み合わせにより特定の相手先番号を指定するものである。また、スピードダイヤルキーには、例えば、10〜99までの各番号に対応づけて相手先のFAX番号の情報を登録することができる。また、スピードダイヤルキーは、テンキーにより該当する番号と短縮指定キーとを入力するだけで、登録された相手先のFAX番号を選択できる。
【0033】
また、中央制御部75は、通信装置1の全体あるいは一部の動作を制御するものである。この制御は、制御プログラムを読み出して実行される。また、制御プログラムはメモリ部60のシステムRAM64やROM66に記憶されている。また、中央制御部75は種々の制御プログラムを備え、状況に応じてその制御プログラムを読み出して実行する。
【0034】
具体的には、メモリ部60の画像メモリ62、または外部記憶媒体37に原稿データを記憶するための記憶プログラムや、メモリ部60の画像メモリ62、または外部記憶媒体37に記憶された原稿データを読み取るための読取手段としての読取プログラムや、通信部15により送受信した送受信データを所定のファイル形式に変換するためのデータ変換手段としてのデータ変換プログラムや、種々の制御手段としての制御プログラムを備えている。
【0035】
次に、ユーザRAM61に格納されるデータ等について説明する。
【0036】
図2(a)は、ユーザRAM61に格納されるフォルダ管理情報テーブルを示している。図2(a)に示すように、フォルダ管理情報テーブルには、送信画像データごとに、格納されるフォルダ名称、送信画像データのファイル番号、送信画像データの格納先、送信日時および送信結果からなる送信管理情報、データサイズがファイルごとに格納されている。図2(a)に示すように、フォルダ管理情報テーブルの送信画像データの格納先の項には、各送信画像データが格納されている外部記憶媒体37または画像メモリ62のアドレス(先頭アドレスおよび末尾アドレス)が記憶される。
【0037】
図2(b)は外部記憶媒体37または画像メモリ62に格納される送信画像データを示しており、フォルダ管理情報テーブルに従い、各送信画像データは送信画像データの格納先として指定されたアドレスに格納される。
【0038】
次に、図3は、送信先の個別情報を定めた送信先情報テーブルを示している。この送信先情報テーブルはユーザRAM61に格納される。図3に示すように、送信先テーブルは、送信先ごとに条件(例えば、送信先が特定顧客あるいは関連会社である等の条件)、FAX番号、送信画像データの格納場所(画像メモリ62(内部メモリ)および外部記憶媒体37)を規定している。
【0039】
次に、図4は、ワンタッチキーの割付けを示すワンタッチキーテーブルを示している。このワンタッチキーテーブルはユーザの入力操作に従って作成・修正され、ユーザRAM61に格納される。図4に示すように、ワンタッチキーテーブルには、各ワンタッチキーに割り付けられた送信先のFAX番号および送信先名称が格納される。なお、スピードダイヤルキーについても、同様のテーブルが用意されている。
【0040】
図4の例では、送信先名称と、FAX番号とを対応づけて記憶しているが、送信先名称と、Eメールアドレスとを対応づけて記憶するようにしてもよい。
【0041】
次に、図5、図6を参照して、通信装置100におけるFAX送信に係る処理の動作について説明する。図5、図6の処理は中央制御部75の制御により実行されるものであり、通信装置100の電源投入により開始される。
【0042】
図5のステップS1では、原稿読み取り部10に原稿をセットする。次に、ステップS2では、操作部25のワンタッチキー、スピードダイヤルキーまたはテンキー入力により送信先の番号を入力し、画像データを送信する送信先を指定する。なお、ワンタッチキー、スピードダイヤルキーが操作された場合には、図4に示したワンタッチキーテーブル等が参照され、送信先のFAX番号が取得される。
【0043】
次にステップS3では操作部25のスタートボタンを押し、相手先に原稿データを送信するための指示を中央制御部75に伝達する。
【0044】
次にステップS4ではテンキー入力されたあて先かワンタッチキーまたはスピードダイヤルキーによるあて先かを判定し、テンキー入力されたあて先であればステップS5であて先フラグを0にし、ステップS9でフォルダ名としてダイヤル番号を使用するモードに設定する。一方、ワンタッチキーまたはスピードダイヤルキーによるあて先であれば、ステップS6であて先フラグを1に設定する。
【0045】
次に選択されたワンタッチキーまたはスピードダイヤルキーのあて先に送信先名称が登録されていなければ、ステップS9でフォルダ名としてダイヤル番号を使用するモードに設定する。一方、送信先名称が登録されていれば、ステップS8でフォルダ名として送信先名称を使用するモードに設定する。
【0046】
次に、ステップS10では、原稿読み取り部10において原稿ページを1枚読み取り、ステップS11において、ステップS10にて読み取った原稿ページに所定の符号化処理を行う(所定の原稿データに変換する)。
【0047】
次に、ステップS12では、操作部25に対して送信データのバックアップ指定をする旨の指定が入力操作されたモードであるか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS13へ進み、否定されればステップS23へ進む。
【0048】
次にステップS13では外部記憶媒体37が装着されているかどうかを判定し、外部記憶媒体37が装着されていると判定されればステップS14へ進み、外部記憶媒体37が装着されていないと判定されればステップS18へ進む。
【0049】
次にステップS14ではあて先フラグの値がチェックされ、あて先フラグが1でなければ、ステップS22にて画像メモリ62のフォルダ管理されていないメモリ領域に書き込む。一方あて先フラグが1であれば、ステップS15において、装着されている外部記憶媒体37に該当するフォルダが設けられているか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS16へ進み、否定されればステップS17へ進む。
【0050】
ステップS16では該当するフォルダに送信画像データを書き込む。また、ステップS17では、新規フォルダを作成し、送信画像データを書き込む。なお、新規フォルダの作成処理については後述する。
【0051】
また、ステップS13にて外部記憶媒体37が装着されていないと判定された場合はステップS18において、あて先フラグの値がチェックされ、あて先フラグが1でなければ、ステップS22にて画像メモリ62のフォルダ管理されていないメモリ領域に書き込む。一方あて先フラグが1であれば、ステップS19において、画像メモリ62に該当するフォルダが設けられているか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS20へ進み、否定されればステップS21へ進む。
【0052】
ステップS20では該当するフォルダに送信画像データを書き込む。また、ステップS21では、新規フォルダを作成し、送信画像データを書き込む。なお、送信画像データを書き込む際には、図2で示したフォルダ管理情報テーブルを参照し、送信画像データを格納するアドレスを設定するとともに、設定されたアドレスに送信画像データを書き込む。
【0053】
次に、ステップS23では、原稿読み取り部10により読み取られ符号化された画像データ(1ページ分)を相手先へ送信する。
【0054】
次にステップS24では、全ページ送信したか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS25へ進み、否定されれば、ステップS10へ戻り、ステップS10〜ステップS23の処理を繰り返す。
【0055】
次に、ステップS25では送信データのバックアップ指定をする旨の指定が入力操作されたモードであるか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS26へ進み、否定されればステップS30へ進む。
【0056】
次にステップS26ではあて先フラグの値がチェックされ、あて先フラグが1であればステップS27へ進み、1でなければステップS30へ進む。
【0057】
次に、ステップS27では外部記憶媒体37が装着されているかどうかを判定し、外部記憶媒体37が装着されていると判定されればステップS28へ進み、外部記憶媒体37が装着されていないと判断されればステップS29へ進む。
【0058】
次にステップS28では外部記憶媒体37内の該当フォルダのフォルダ管理情報テーブルを更新し、通信履歴情報の登録を行う。
【0059】
次にステップS29では画像メモリ62の該当フォルダのフォルダ管理情報テーブルを更新し、通信履歴情報の登録を行う。
【0060】
最後に、ステップS30ではフォルダ管理されていないメモリ領域に通信履歴情報の登録を行う。
【0061】
次に、新規フォルダを作成する方法について図7を参照して説明する。図7は、相手先名称又はFAX番号からなるフォルダ名の新規フォルダ作成の処理過程を示すフローチャートである。また、本処理は、図5に示すステップS17、ステップS21の新規フォルダを作成する場合にも対応する。
【0062】
図7のステップS40では、FAX番号情報を取得する。このFAX番号は、ステップS2(図5)のあて先入力において取得された送信先のFAX番号である。次にステップS41ではフォルダを作成する場所(画像メモリ62であるか、外部記憶媒体37であるか)を決定する。フォルダを作成する場所は、ステップS13、S14、S18(図6)における判断に基づいて決定される。
【0063】
次にステップS42では読み取ったFAX番号に対応づけられた相手先名称の登録がされているか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS43へ進み、否定されればステップS44へ進む。ステップS42では、図3に示した送信先情報テーブルを参照して判断する。
【0064】
次に、ステップS43では、相手先名称をフォルダ名として新規にフォルダを作成する。また、ステップS44では、FAX番号をフォルダ名として新規にフォルダを作成し、処理を終了する。ステップS43およびステップS44では、図2(a)に示したフォルダ管理情報テーブルに新たなフォルダを追加する。
【0065】
フォルダは、ユーザの意思によって任意のタイミングで作成することもできる。この場合、ステップS44およびステップS41の処理に代えて、ユーザの入力操作に基づいて、FAX番号を取得するとともに、フォルダの作成場所を決定する。
【0066】
その際、FAX番号データから、予めワンタッチキー等に対応づけられて登録されている相手先名称を抽出し、その相手先名称をフォルダ名として新規フォルダを作成してもよい。また、フォルダを作成する際に、ユーザが操作部25においてワンタッチキー等の短縮ダイヤルを指定することにより、そのワンタッチキーに対応づけられた相手先名称、FAX番号等がフォルダ名として登録できるようにしてもよい。また、送信先の電話番号が短縮ダイヤルに登録されている番号である場合、短縮ダイヤルに対応する相手先の情報(電話番号や相手先名称等)に基づいた名称をフォルダ名として作成するとともに、フォルダを作成できるようにするとよい。これらの場合、ワンタッチキーテーブル(図4)等を参照することにより、合理的にフォルダ名を設定することが可能となる。
【0067】
以上のように、本実施形態では、原稿読取手段11において読み取られた原稿の画像データを指定された画像メモリ62(内部メモリ)、または外部記憶媒体37(外部メモリ)の相手先ごとに新たに作成されたフォルダ、または予め存在するフォルダに記録するとともに、その画像データを相手先に送信できる。また、フォルダ名称は相手先の電話番号又は相手先の名称に対応して作成されるので送信データの宛先検索や管理等が容易になる。
【0068】
また、相手先フォルダごとに通信履歴情報も記憶するため、相手先毎の通信履歴に係る送信データの検索や管理等が容易になる。
【0069】
また、画像データを、条件に応じて、外部メモリ37と内部メモリ60のどちらに記憶するか判断して記憶することにより、重要度等に応じて、外部メモリ37に記憶するデータと内部メモリ60に記憶するデータとに区分けできる。
【0070】
このように、相手先ごとのフォルダに送信データ/送信履歴が記憶されているので、相手先ごとの送信データの管理が容易であるとともに容易に送信データ/相手先ごとの通信履歴等を検索することもできる。
【0071】
【発明の効果】
以上により、相手先毎に相手先名称または電話番号をフォルダ名としたフォルダを容易に作成できる。また、作成したフォルダには、送信データ/送信履歴が記憶されるので、相手先毎の送信データの検索や管理等が容易になる。また、データの重要度等の条件により外部メモリに記憶するデータと内部メモリに記憶するデータとに区分けすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の通信装置を示すブロック図である。
【図2】フォルダの管理方法を示す図であり、(a)はフォルダ管理情報テーブルを示す図、(b)は外部記憶媒体または画像メモリに格納される送信データを示す図である。
【図3】送信先情報テーブルを示す図である。
【図4】ワンタッチキーテーブルを示す図である。
【図5】通信装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】通信装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】新規フォルダ作成の処理過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
15 通信部(送信手段)
35 インターフェース部(装着手段)
37 外部記憶媒体(外部メモリ)
60 メモリ部(内部メモリ)
75 中央制御部(制御手段)
100 通信装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信装置に関するもので、特に送信データをバックアップして記憶できるようにしたバックアップ機能付きのFAX通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の通信装置としては、送信データをFAX送信時に送信バックアップ用として内部メモリまたは外部記憶装置に装着される外部メモリに記憶するようにしたFAX装置が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来装置においては単に送信データを(送信順序等に基づいて)所定の記憶領域に順次記憶するように構成されており、例えば、特定の送信先に対する送信データのみを表示させたり、印刷出力させたりする場合においては、記憶領域内に記憶された全ての送信データの送信先を確認した上で表示、又は印刷出力させる必要があり、その操作が極めて面倒なものであり、再確認の作業が必要となったりするという問題点を有するものであった。
【0004】
そこで、本発明は従来装置における上記の問題点を解決するために為されたもので、バックアップ記憶された送信データを送信先毎にその送信データを検索して簡単に表示、又は印刷出力できる通信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】
本発明の通信装置は、原稿画像を読み取り、所定の画像データに変換し通信回線を介して伝送可能な通信装置(100)において、前記画像データを送信する送信先を指定する送信先指定手段と、前記送信先指定手段により指定された相手先に前記画像データを送信する送信手段(15)と、前記画像データを記憶可能な外部メモリが着脱可能に装着される装着手段(35)と、前記装着手段に装着された外部メモリ(37)に前記送信先指定手段によって指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記送信手段によって送信された前記画像データを、前記送信先指定手段により指定された相手先に対応づけられた前記フォルダに記憶する制御手段(75)と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この通信装置によれば、送信先指定手段によって指定された相手先に画像データを送信する際に指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダが作成され、そのフォルダに送信データが記憶されるので、相手先に対応づけられた名称のフォルダで送信データを管理することができ、相手先毎に送信データを簡単且つ迅速に検索することができる。
【0008】
また、前記フォルダ作成手段は、フォルダの作成に際し該当する名称を持つフォルダの有無を判別する該当フォルダ有無判別手段を備え、その判別の結果、該当名称を持つフォルダが存在する場合は前記フォルダを作成しないようにしてもよい。
【0009】
この通信装置によれば、フォルダ作成に際し、該当する名称を持つフォルダが存在する場合は、新たなフォルダが作成されることがないので、同一名称のフォルダが重複して作成されることを防止できる。
【0010】
また、前記フォルダの名称は前記送信先指定手段によって指定された相手先の電話番号または相手先の名称に対応するものであってもよい。
【0011】
この通信装置によれば、フォルダ名称は相手先の電話番号又は相手先の名称に対応して作成されるので送信データの検索や管理が容易である。
【0012】
また、前記制御手段は、前記画像データの送信に係る通信履歴情報を前記フォルダ毎に記憶するようにしてもよい。
【0013】
この通信装置によれば、相手先フォルダごとに通信履歴情報を記憶するため、相手先毎の送信データの検索や管理等が容易である。
【0014】
また、前記通信装置は、更に、前記画像データを内部に記憶するための内部メモリ(60)を備えるとともに、前記画像データに予め定められた条件に応じて前記画像データを前記外部メモリに記憶するか前記内部メモリに記憶するかを判断するための条件判断手段を備え、前記制御手段は、該条件判断手段の判断結果に基づいて前記画像データを前記外部メモリまたは内部メモリのいずれかに記憶するようにしてもよい。
【0015】
この通信装置によれば、画像データを、条件に応じて、送信データを外部メモリと内部メモリのどちらに記憶するか判断して記憶することにより、重要度等に応じて、外部メモリに記憶するデータと内部メモリに記憶するデータとに区分けできる。また、そのデータは、相手先毎にフォルダが作成され、そのフォルダに記憶されるので、検索等が容易にできるとともに、データの管理が容易となる。
【0016】
また、前記画像データに予め定められた条件は、前記送信先指定手段によって指定された相手先がユーザによって予め登録されたものであるか否かに基づくものであってもよい。
【0017】
この通信装置によれば、ユーザが予め所望の条件を登録しておくことにより、所望の条件に基づいて、外部メモリ又は内部メモリに選択的に記憶場所を指定することができる。
【0018】
また、前記フォルダ作成手段は、前記内部メモリに対しても前記送信先指定手段によって指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダを作成するようにしてもよい。
【0019】
この通信装置によれば、内部メモリに記憶される送信データもフォルダ毎に管理でき検索等が容易にでき、しかも内部メモリと外部メモリとのデータに互換性を持たせることができる。
【0020】
また、前記通信装置は、更に、特定の相手先に対してワンタッチキー操作で送信するために特定のキーに相手先電話番号と相手先名称とを対応させて登録するワンタッチキー登録手段と、前記送信先指定手段により指定された送信先の電話番号が前記ワンタッチキー登録手段により登録された電話番号であるか否かを検索する検索手段とを備え、前記フォルダ作成手段は、前記検索手段による検索の結果、登録された電話番号が存在する場合、前記電話番号に対応する相手先電話番号または相手先名称に基づいた名称を持つ前記フォルダを作成するようにしてもよい。
【0021】
この発明によれば、指定された相手先がワンタッチキー登録されている場合には、そのワンタッチキー登録データに基づいて相手先名称または電話番号(FAX番号も含む)に基づいてフォルダ名としたフォルダを極めて簡単に作成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図1および図2を参照して、本発明の通信装置の一実施形態について説明する。
【0023】
図1は本実施形態の通信装置を示すブロック図である。
【0024】
図1に示すように、通信装置100は、インターフェース回路部5を介して原稿を読み取る原稿読み取り手段としての原稿読み取り部10と、通信回線を介して原稿データを送受信する通信手段としての通信部15と、必要な情報をユーザに提示するための表示手段としての表示部20と、ユーザの操作を受け付ける入力手段としての操作部25と、(外部メモリとして機能する)外部記憶媒体37にデータを伝達するための接続手段としてのインターフェース部35と、所定のフォーマット形式に原稿データを変換するための画像処理部40と、受信した画像データや原稿読み取り部10により読み取った原稿データを符号化又は復号化するための符号復号処理部45と、通信装置の状態を検知するためのセンサ部50と、通信装置を駆動させるためにモータなどにより構成される駆動部55と、原稿データを記憶する記憶手段としてのメモリ部60と、音声信号を可聴音として出力できるスピーカ回路部65と、原稿読み取り部10で読み取ったデータや送受信したデータを印刷する印刷手段としての印刷部70と、上記各部が接続されるとともに、各部を制御する制御手段としての中央制御部75と、を備えている。
【0025】
メモリ部60には、ユーザが使用できる領域として確保されたユーザRAM61と、所定のフォーマット形式の受信画像データ、読み取り画像データ等を記憶するための本体メモリとして機能する画像メモリ62と、通信装置の基本仕様を決定するシステムRAM64と、通信装置の仕様を決定するROM66と、が内蔵されている。
【0026】
画像メモリ62には、送受信のための画像データ、取引先の番号、名称等のデータが記憶される。取引先の番号、名称は、ワンタッチキーや、スピードダイヤルキー等の短縮ダイヤルに登録されている。
【0027】
また、インターフェース部35は、持ち運び可能(着脱可能)な外部記憶媒体37に接続され、その外部記憶媒体37に画像データ等の書き込み、読み込みをするためのものである。また、外部記憶媒体37は画像データ等のデータを記憶するためのものである。具体的には、フロッピー(R)ディスク、コンパクトフラッシュ(R)、スマートメディア(R)等により構成される。
【0028】
そして、本実施例の通信装置100は、送信した画像データを後の確認のために送信側で記憶させておく、いわゆる送信バックアップ機能を有しており、送信した画像データを画像メモリ62あるいは外部記憶媒体37に記憶させることができる。
【0029】
また、入力手段としての操作部25と表示部20とは、操作パネル27に備えられる。この操作パネル27には、操作部25としてのファンクションキーと、テンキーと、ワンタッチキーと、スピードダイヤルキーと、スタートキーと、表示部20としての表示装置(LCD)等を備えている。テンキーは、0〜9までの番号からなる押しボタンスイッチであり、主として相手の電話番号等を指定する。また、ワンタッチキーは特定の相手先電話番号を特定キーに割り付け、その特定キーを押下することで特定の相手先番号に自動的にダイヤルできるようにしたものであり、スピードダイヤルキーはいわゆる短縮ダイヤルである。
【0030】
ファンクションキーは、例えば、短縮ダイヤルに情報を登録する等の機能を選択するための押しボタンスイッチである。
【0031】
ワンタッチキーは、例えば数個の専用に設けられた押しボタンスイッチからなり、その専用に設けられた押しボタンスイッチの各番号に対応づけて特定の相手先のFAX番号の情報を登録することができる。
【0032】
スピードダイヤルキーは、スピードダイヤルキーを選択することを指定するための短縮指定キーを備え、その短縮指定キーと所定の番号(数字)キーとの組み合わせにより特定の相手先番号を指定するものである。また、スピードダイヤルキーには、例えば、10〜99までの各番号に対応づけて相手先のFAX番号の情報を登録することができる。また、スピードダイヤルキーは、テンキーにより該当する番号と短縮指定キーとを入力するだけで、登録された相手先のFAX番号を選択できる。
【0033】
また、中央制御部75は、通信装置1の全体あるいは一部の動作を制御するものである。この制御は、制御プログラムを読み出して実行される。また、制御プログラムはメモリ部60のシステムRAM64やROM66に記憶されている。また、中央制御部75は種々の制御プログラムを備え、状況に応じてその制御プログラムを読み出して実行する。
【0034】
具体的には、メモリ部60の画像メモリ62、または外部記憶媒体37に原稿データを記憶するための記憶プログラムや、メモリ部60の画像メモリ62、または外部記憶媒体37に記憶された原稿データを読み取るための読取手段としての読取プログラムや、通信部15により送受信した送受信データを所定のファイル形式に変換するためのデータ変換手段としてのデータ変換プログラムや、種々の制御手段としての制御プログラムを備えている。
【0035】
次に、ユーザRAM61に格納されるデータ等について説明する。
【0036】
図2(a)は、ユーザRAM61に格納されるフォルダ管理情報テーブルを示している。図2(a)に示すように、フォルダ管理情報テーブルには、送信画像データごとに、格納されるフォルダ名称、送信画像データのファイル番号、送信画像データの格納先、送信日時および送信結果からなる送信管理情報、データサイズがファイルごとに格納されている。図2(a)に示すように、フォルダ管理情報テーブルの送信画像データの格納先の項には、各送信画像データが格納されている外部記憶媒体37または画像メモリ62のアドレス(先頭アドレスおよび末尾アドレス)が記憶される。
【0037】
図2(b)は外部記憶媒体37または画像メモリ62に格納される送信画像データを示しており、フォルダ管理情報テーブルに従い、各送信画像データは送信画像データの格納先として指定されたアドレスに格納される。
【0038】
次に、図3は、送信先の個別情報を定めた送信先情報テーブルを示している。この送信先情報テーブルはユーザRAM61に格納される。図3に示すように、送信先テーブルは、送信先ごとに条件(例えば、送信先が特定顧客あるいは関連会社である等の条件)、FAX番号、送信画像データの格納場所(画像メモリ62(内部メモリ)および外部記憶媒体37)を規定している。
【0039】
次に、図4は、ワンタッチキーの割付けを示すワンタッチキーテーブルを示している。このワンタッチキーテーブルはユーザの入力操作に従って作成・修正され、ユーザRAM61に格納される。図4に示すように、ワンタッチキーテーブルには、各ワンタッチキーに割り付けられた送信先のFAX番号および送信先名称が格納される。なお、スピードダイヤルキーについても、同様のテーブルが用意されている。
【0040】
図4の例では、送信先名称と、FAX番号とを対応づけて記憶しているが、送信先名称と、Eメールアドレスとを対応づけて記憶するようにしてもよい。
【0041】
次に、図5、図6を参照して、通信装置100におけるFAX送信に係る処理の動作について説明する。図5、図6の処理は中央制御部75の制御により実行されるものであり、通信装置100の電源投入により開始される。
【0042】
図5のステップS1では、原稿読み取り部10に原稿をセットする。次に、ステップS2では、操作部25のワンタッチキー、スピードダイヤルキーまたはテンキー入力により送信先の番号を入力し、画像データを送信する送信先を指定する。なお、ワンタッチキー、スピードダイヤルキーが操作された場合には、図4に示したワンタッチキーテーブル等が参照され、送信先のFAX番号が取得される。
【0043】
次にステップS3では操作部25のスタートボタンを押し、相手先に原稿データを送信するための指示を中央制御部75に伝達する。
【0044】
次にステップS4ではテンキー入力されたあて先かワンタッチキーまたはスピードダイヤルキーによるあて先かを判定し、テンキー入力されたあて先であればステップS5であて先フラグを0にし、ステップS9でフォルダ名としてダイヤル番号を使用するモードに設定する。一方、ワンタッチキーまたはスピードダイヤルキーによるあて先であれば、ステップS6であて先フラグを1に設定する。
【0045】
次に選択されたワンタッチキーまたはスピードダイヤルキーのあて先に送信先名称が登録されていなければ、ステップS9でフォルダ名としてダイヤル番号を使用するモードに設定する。一方、送信先名称が登録されていれば、ステップS8でフォルダ名として送信先名称を使用するモードに設定する。
【0046】
次に、ステップS10では、原稿読み取り部10において原稿ページを1枚読み取り、ステップS11において、ステップS10にて読み取った原稿ページに所定の符号化処理を行う(所定の原稿データに変換する)。
【0047】
次に、ステップS12では、操作部25に対して送信データのバックアップ指定をする旨の指定が入力操作されたモードであるか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS13へ進み、否定されればステップS23へ進む。
【0048】
次にステップS13では外部記憶媒体37が装着されているかどうかを判定し、外部記憶媒体37が装着されていると判定されればステップS14へ進み、外部記憶媒体37が装着されていないと判定されればステップS18へ進む。
【0049】
次にステップS14ではあて先フラグの値がチェックされ、あて先フラグが1でなければ、ステップS22にて画像メモリ62のフォルダ管理されていないメモリ領域に書き込む。一方あて先フラグが1であれば、ステップS15において、装着されている外部記憶媒体37に該当するフォルダが設けられているか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS16へ進み、否定されればステップS17へ進む。
【0050】
ステップS16では該当するフォルダに送信画像データを書き込む。また、ステップS17では、新規フォルダを作成し、送信画像データを書き込む。なお、新規フォルダの作成処理については後述する。
【0051】
また、ステップS13にて外部記憶媒体37が装着されていないと判定された場合はステップS18において、あて先フラグの値がチェックされ、あて先フラグが1でなければ、ステップS22にて画像メモリ62のフォルダ管理されていないメモリ領域に書き込む。一方あて先フラグが1であれば、ステップS19において、画像メモリ62に該当するフォルダが設けられているか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS20へ進み、否定されればステップS21へ進む。
【0052】
ステップS20では該当するフォルダに送信画像データを書き込む。また、ステップS21では、新規フォルダを作成し、送信画像データを書き込む。なお、送信画像データを書き込む際には、図2で示したフォルダ管理情報テーブルを参照し、送信画像データを格納するアドレスを設定するとともに、設定されたアドレスに送信画像データを書き込む。
【0053】
次に、ステップS23では、原稿読み取り部10により読み取られ符号化された画像データ(1ページ分)を相手先へ送信する。
【0054】
次にステップS24では、全ページ送信したか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS25へ進み、否定されれば、ステップS10へ戻り、ステップS10〜ステップS23の処理を繰り返す。
【0055】
次に、ステップS25では送信データのバックアップ指定をする旨の指定が入力操作されたモードであるか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS26へ進み、否定されればステップS30へ進む。
【0056】
次にステップS26ではあて先フラグの値がチェックされ、あて先フラグが1であればステップS27へ進み、1でなければステップS30へ進む。
【0057】
次に、ステップS27では外部記憶媒体37が装着されているかどうかを判定し、外部記憶媒体37が装着されていると判定されればステップS28へ進み、外部記憶媒体37が装着されていないと判断されればステップS29へ進む。
【0058】
次にステップS28では外部記憶媒体37内の該当フォルダのフォルダ管理情報テーブルを更新し、通信履歴情報の登録を行う。
【0059】
次にステップS29では画像メモリ62の該当フォルダのフォルダ管理情報テーブルを更新し、通信履歴情報の登録を行う。
【0060】
最後に、ステップS30ではフォルダ管理されていないメモリ領域に通信履歴情報の登録を行う。
【0061】
次に、新規フォルダを作成する方法について図7を参照して説明する。図7は、相手先名称又はFAX番号からなるフォルダ名の新規フォルダ作成の処理過程を示すフローチャートである。また、本処理は、図5に示すステップS17、ステップS21の新規フォルダを作成する場合にも対応する。
【0062】
図7のステップS40では、FAX番号情報を取得する。このFAX番号は、ステップS2(図5)のあて先入力において取得された送信先のFAX番号である。次にステップS41ではフォルダを作成する場所(画像メモリ62であるか、外部記憶媒体37であるか)を決定する。フォルダを作成する場所は、ステップS13、S14、S18(図6)における判断に基づいて決定される。
【0063】
次にステップS42では読み取ったFAX番号に対応づけられた相手先名称の登録がされているか否かを判断する。この判断が肯定されればステップS43へ進み、否定されればステップS44へ進む。ステップS42では、図3に示した送信先情報テーブルを参照して判断する。
【0064】
次に、ステップS43では、相手先名称をフォルダ名として新規にフォルダを作成する。また、ステップS44では、FAX番号をフォルダ名として新規にフォルダを作成し、処理を終了する。ステップS43およびステップS44では、図2(a)に示したフォルダ管理情報テーブルに新たなフォルダを追加する。
【0065】
フォルダは、ユーザの意思によって任意のタイミングで作成することもできる。この場合、ステップS44およびステップS41の処理に代えて、ユーザの入力操作に基づいて、FAX番号を取得するとともに、フォルダの作成場所を決定する。
【0066】
その際、FAX番号データから、予めワンタッチキー等に対応づけられて登録されている相手先名称を抽出し、その相手先名称をフォルダ名として新規フォルダを作成してもよい。また、フォルダを作成する際に、ユーザが操作部25においてワンタッチキー等の短縮ダイヤルを指定することにより、そのワンタッチキーに対応づけられた相手先名称、FAX番号等がフォルダ名として登録できるようにしてもよい。また、送信先の電話番号が短縮ダイヤルに登録されている番号である場合、短縮ダイヤルに対応する相手先の情報(電話番号や相手先名称等)に基づいた名称をフォルダ名として作成するとともに、フォルダを作成できるようにするとよい。これらの場合、ワンタッチキーテーブル(図4)等を参照することにより、合理的にフォルダ名を設定することが可能となる。
【0067】
以上のように、本実施形態では、原稿読取手段11において読み取られた原稿の画像データを指定された画像メモリ62(内部メモリ)、または外部記憶媒体37(外部メモリ)の相手先ごとに新たに作成されたフォルダ、または予め存在するフォルダに記録するとともに、その画像データを相手先に送信できる。また、フォルダ名称は相手先の電話番号又は相手先の名称に対応して作成されるので送信データの宛先検索や管理等が容易になる。
【0068】
また、相手先フォルダごとに通信履歴情報も記憶するため、相手先毎の通信履歴に係る送信データの検索や管理等が容易になる。
【0069】
また、画像データを、条件に応じて、外部メモリ37と内部メモリ60のどちらに記憶するか判断して記憶することにより、重要度等に応じて、外部メモリ37に記憶するデータと内部メモリ60に記憶するデータとに区分けできる。
【0070】
このように、相手先ごとのフォルダに送信データ/送信履歴が記憶されているので、相手先ごとの送信データの管理が容易であるとともに容易に送信データ/相手先ごとの通信履歴等を検索することもできる。
【0071】
【発明の効果】
以上により、相手先毎に相手先名称または電話番号をフォルダ名としたフォルダを容易に作成できる。また、作成したフォルダには、送信データ/送信履歴が記憶されるので、相手先毎の送信データの検索や管理等が容易になる。また、データの重要度等の条件により外部メモリに記憶するデータと内部メモリに記憶するデータとに区分けすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の通信装置を示すブロック図である。
【図2】フォルダの管理方法を示す図であり、(a)はフォルダ管理情報テーブルを示す図、(b)は外部記憶媒体または画像メモリに格納される送信データを示す図である。
【図3】送信先情報テーブルを示す図である。
【図4】ワンタッチキーテーブルを示す図である。
【図5】通信装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】通信装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】新規フォルダ作成の処理過程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
15 通信部(送信手段)
35 インターフェース部(装着手段)
37 外部記憶媒体(外部メモリ)
60 メモリ部(内部メモリ)
75 中央制御部(制御手段)
100 通信装置
Claims (8)
- 原稿画像を読み取り、所定の画像データに変換し通信回線を介して伝送可能な通信装置において、
前記画像データを送信する送信先を指定する送信先指定手段と、
前記送信先指定手段により指定された相手先に前記画像データを送信する送信手段と、
前記画像データを記憶可能な外部メモリが着脱可能に装着される装着手段と、
前記装着手段に装着された外部メモリに前記送信先指定手段によって指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダを作成するフォルダ作成手段と、
前記送信手段によって送信された前記画像データを、前記送信先指定手段により指定された相手先に対応づけられた前記フォルダに記憶するとともに、前記画像データの送信に係る通信履歴情報を前記フォルダ毎に記憶するための制御手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。 - 前記フォルダ作成手段は、フォルダの作成に際し該当する名称を持つフォルダの有無を判別する該当フォルダ有無判別手段を備え、その判別の結果、該当名称を持つフォルダが存在する場合は前記フォルダを作成しないことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記フォルダの名称は前記送信先指定手段によって指定された相手先の電話番号または相手先の名称に対応するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
- 前記制御手段は、前記画像データの送信に係る通信履歴情報を前記フォルダ毎に記憶することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信装置。
- 前記通信装置は、更に、前記画像データを内部に記憶するための内部メモリを備えるとともに、前記画像データに予め定められた条件に応じて前記画像データを前記外部メモリに記憶するか前記内部メモリに記憶するかを判断するための条件判断手段を備え、前記制御手段は、該条件判断手段の判断結果に基づいて前記画像データを前記外部メモリまたは内部メモリのいずれかに記憶することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信装置。
- 前記画像データに予め定められた条件は、前記送信先指定手段によって指定された相手先がユーザによって予め登録されたものであるか否かに基づくものであることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
- 前記フォルダ作成手段は、前記内部メモリに対しても前記送信先指定手段によって指定された相手先に対応づけられた名称を持つフォルダを作成することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
- 前記通信装置は、更に、特定の相手先に対してワンタッチキー操作で送信するために特定のキーに相手先電話番号と相手先名称とを対応させて登録するワンタッチキー登録手段と、前記送信先指定手段により指定された送信先の電話番号が前記ワンタッチキー登録手段により登録された電話番号であるか否かを検索する検索手段とを備え、前記フォルダ作成手段は、前記検索手段による検索の結果、登録された電話番号が存在する場合、前記電話番号に対応する相手先電話番号または相手先名称に基づいた名称を持つ前記フォルダを作成することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002294233A JP2004096699A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2004096699A true JP2004096699A (ja) | 2004-03-25 |
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Family Applications (1)
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JP2002294233A Pending JP2004096699A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 通信装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004096699A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008219590A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Nec Access Technica Ltd | ネットワークファクシミリ装置およびファクシミリシステム |
-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002294233A patent/JP2004096699A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008219590A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Nec Access Technica Ltd | ネットワークファクシミリ装置およびファクシミリシステム |
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