JP2004093464A - 組合せ計量機 - Google Patents
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Abstract
【課題】計量部への投下時における棒状物の破損を防止することができる組合せ計量機を提供する。
【解決手段】プールホッパ12の内部には水平面内で円形の断面構造を有し、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状の補助ホッパ12Iが設けられている。プールホッパ12内の補助ホッパ12Iは組合せ計量機1の中心側から外側に向かって下方へ傾斜しており、プールホッパ12底部のゲート12bは組合せ計量機1の中心側から外側に向かって上方へ傾斜している。計量ホッパ13の内部には、水平面内で円形の断面構造を有し、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状の補助ホッパ13Iが設けられている。計量ホッパ13内の補助ホッパ12aは略垂直状態に設けられており、計量ホッパ13底部のゲート13aは略水平状態に設けられている。
【選択図】 図4
【解決手段】プールホッパ12の内部には水平面内で円形の断面構造を有し、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状の補助ホッパ12Iが設けられている。プールホッパ12内の補助ホッパ12Iは組合せ計量機1の中心側から外側に向かって下方へ傾斜しており、プールホッパ12底部のゲート12bは組合せ計量機1の中心側から外側に向かって上方へ傾斜している。計量ホッパ13の内部には、水平面内で円形の断面構造を有し、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状の補助ホッパ13Iが設けられている。計量ホッパ13内の補助ホッパ12aは略垂直状態に設けられており、計量ホッパ13底部のゲート13aは略水平状態に設けられている。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の計量部に供給された被計量物の重量を組み合わせることにより所定の目標重量の被計量物を得ることができる組合せ計量機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品業界等においては、所定の重量の被計量物を得るために組合せ計量機が用いられている。組合せ計量機では、円形に配置された複数の計量部に被計量物が分散供給され、複数の計量部に供給された被計量物の重量を組み合わせることにより所定の重量の被計量物を得ることができる。
【0003】
図7は従来の組合せ計量機の構成を示す模式図である。(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、図7に示す組合せ計量機9は、計量部910および集合シュート部920から構成される。
【0005】
計量部910は、円形の分散トラフ911、複数の放射トラフ912、複数のプールホッパ913および複数の計量ホッパ914から構成される。分散トラフ911の上部に商品供給路901が配置されている。複数の放射トラフ912は、分散トラフ911の周囲に放射状に配置されている。複数のプールホッパ913は、複数の放射トラフ912の外側下方にそれぞれ配置されている。複数の計量ホッパ914は、複数のプールホッパ913の下方にそれぞれ配置されている。
【0006】
集合シュート部920は複数の上シュート部921および下シュート部922を含む。複数の上シュート部921は、複数の計量ホッパ914の下方にそれぞれ配置されている。下シュート部922は、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状を有する。
【0007】
図7の組合せ計量機9の動作について説明する。ここでは、スティック菓子等の棒状物を計量するものとする。
【0008】
まず、計量の対象となる棒状物が商品供給路901から分散トラフ911に連続的に供給される。分散トラフ911は、棒状物を一方向に揃えつつ上下方向に振動し、複数の放射トラフ912に棒状物を搬送する。各放射トラフ912は、上下方向に振動して棒状物をプールホッパ913に投入する。各プールホッパ913のゲート913a,913bが所定のタイミングで開くことにより棒状物が下方の計量ホッパ914に投入される。各計量ホッパ914は、プールホッパ913から投入された棒状物の重量を計測する。
【0009】
計量ホッパ914により計測された棒状物の重量値の合計が所定の目標の重量値となるように複数の計量ホッパ914の組合せが選択される。選択された計量ホッパ914のゲート914aがほぼ同時に開くことにより、選択された計量ホッパ914内の棒状物が上シュート部921にそれぞれ投下される。それにより、棒状物は上シュート部921上を滑走し、さらに下シュート部922を滑走し、下シュート部922の下端開口から下方に排出される。
【0010】
以上に示す組合せ計量機においては、棒状物の破損を低減し、かつ棒状物に一定の方向性を与えるためプールホッパ913および計量ホッパ914の内部に補助ホッパが設けられている。
【0011】
図8は、図7のプールホッパ913に設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。図9は、図7の計量ホッパ914に設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【0012】
図8に示すように、プールホッパ913の内部には水平面内で四角形の断面構造を有する補助ホッパ913Iが設けられている。補助ホッパ913Iの開口断面積は、上端から絞り部Kまで漸次減少し、絞り部Kから下端までほぼ一定とする。補助ホッパ913Iはプールホッパ913の上端側に開口した商品搬入口J1を有し、プールホッパ913の下端側に開口した商品搬送口J2を有する。補助ホッパ913Iの上端には2つの固定片T91,T92が設けられている。固定片T91,T92がプールホッパ913の上端に係止されることにより、補助ホッパ913Iがプールホッパ913の内部に固定されている。
【0013】
図9に示すように、計量ホッパ914の内部には水平面内で四角形の断面構造を有する補助ホッパ914Iが設けられている。補助ホッパ914Iの開口断面積は上端から絞り部Mまで漸次減少し、絞り部Mから下端までやや減少しているものとする。補助ホッパ914Iは計量ホッパ914の上端側に開口した商品搬入口J3を有し、計量ホッパ914の下端側に開口した商品搬送口J4を有する。補助ホッパ914Iの上端には2つの固定片T81,T82が設けられている。固定片T81,T82が計量ホッパ914の上端に係止されることにより、補助ホッパ914Iが計量ホッパ914の内部に固定されている。
【0014】
図10は、図7のプールホッパ913および計量ホッパ914に補助ホッパが設けられた場合の棒状物の搬送状態を示す模式的断面図である。
【0015】
図10に示すように、棒状物αは、放射トラフ912により矢印9aで示すようにその長手方向がほぼ水平方向となるように搬送される。その後、一定方向に揃えられた棒状物αは、矢印9bで示すように外側斜め下方に落下する。これにより、プールホッパ913内の補助ホッパ913Iの内部に棒状物αが供給される。棒状物αは、一定方向に揃えられ、補助ホッパ913I内に集積される。
【0016】
プールホッパ913の下端のゲート913a,913bは所定のタイミングで矢印9X,9Yの方向に開く。これにより、補助ホッパ913Iの内部の複数の棒状物αは、矢印9cで示すように下方へ落下し、計量ホッパ914内の補助ホッパ914Iの内部へ投下される。棒状物αは、一定方向に揃えられ、補助ホッパ914I内に集積される。
【0017】
計量ホッパ914においては、複数の棒状物αを一塊とした計量が行われる。計量ホッパ914の下端のゲート914aは所定のタイミングで矢印9Zの方向に開く。これにより、補助ホッパ914Iの内部の複数の棒状物αは、矢印9dで示すように計量ホッパ914の下方に排出され、上述の上シュート部921へ送られる。
【0018】
上述のように、プールホッパ913の内部に補助ホッパ913Iを設け、計量ホッパ914の内部に補助ホッパ914Iを設けることにより、棒状物αをほぼ一定の方向に揃えて組合せ計量機内部の搬送経路を移動させることができる。
【0019】
【特許文献1】
特開平8−114490号公報(第5−9頁、第5−8図)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の補助ホッパ913I,914Iは以下の点で棒状物αに破損を与える恐れがあった。
【0021】
図11は、従来の補助ホッパにより発生する棒状物の破損状況を示す模式図である。図11によれば、補助ホッパ913Iの内部において棒状物αは、矢印Dに示す方向に落下する。ここで、プールホッパ913のゲート913a,913bは、棒状物αの落下方向(矢印D)に対し傾きを有する。これにより、棒状物αは、補助ホッパ913I内部への落下時に特定の方向に傾斜する。そして、棒状物αが特定の方向に傾斜し、上述の絞り部Kに接触する。その結果、棒状物αが破損する場合がある。
【0022】
また、補助ホッパ914Iの内部において棒状物αは、矢印Dに示すようにほぼ鉛直方向に落下する。ここで、計量ホッパ914のゲート914aは、棒状物αの落下方向に対し傾きを有する。これにより、棒状物αは、補助ホッパ914I内部への落下時に特定の方向に傾斜し、上述の絞り部Mに接触する。その結果、棒状物αが破損する場合がある。さらに、棒状物αが落下する際に絞り部K,Mに接触し、破損する場合もある。
【0023】
本発明の目的は、計量部への投下時における棒状物の破損を防止することができる組合せ計量機を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る組合せ計量機は、棒状物をそれぞれ計量する複数の計量部と、複数の計量部に棒状物を所定方向に整列させつつ供給する供給部とを備え、複数の計量部の各々は、棒状物を受け入れる上部開口を有する収納容器と、収納容器の底部に開閉自在に取り付けられた扉とを含み、扉は、閉じた状態で収納容器内に投下される棒状物の進行方向と垂直に設けられるものである。
【0025】
第1の発明に係る組合せ計量機においては、棒状物が供給部により複数の計量部に所定方向に整列されつつ供給され、棒状物のそれぞれが複数の計量部により計量される。複数の計量部の各々においては、収納容器の上部開口より棒状物が投下される。収納容器内に投下された棒状物は、その進行方向と垂直に設けられた扉に衝突することにより落下運動を停止される。ここで、棒状物はその長手方向に加わる衝撃力に強いため、棒状物の破損が十分に防止される。
【0026】
複数の計量部の各々は、収納容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の内側容器をさらに含み、内側容器は、収納容器内に投下される棒状物の進行方向と略平行に収納容器内に設けられてもよい。
【0027】
この場合、収納容器の底部の扉に衝突した棒状物が筒状の内側容器で一方向に整列される。特に、内側容器は、収納容器内に投下される棒状物の進行方向と略平行に収納容器内に設けられているので、投下された棒状物が側壁に当たることにより折れることが防止される。
【0028】
内側容器は、略円形の断面を有してもよい。これにより、内側容器内に投下された棒状物が内側容器の内側の周方向に引っ掛かることがない。したがって、棒状物の破損が十分に防止される。
【0029】
内側容器は、上端から下端へ漸次径小となる内面を有してもよい。この場合、内側容器内に投下される棒状物は、所定の方向性を与えられつつ一塊にまとめられる。
【0030】
内側容器は収納容器に着脱自在に設けられてもよい。この場合、内側容器は、組合せ計量機のメンテナンス時または清掃時等に容易に取り外すことが可能であり、作業効率が向上する。
【0031】
収納容器は、供給部から投下される棒状物を貯留する貯留容器であってもよい。この場合、貯留容器内への投下の際に棒状物の破損が防止される。
【0032】
収納容器は、棒状物を計量する計量容器であってもよい。この場合、計量容器内への投下の際に棒状物の破損が防止される。
【0033】
第2の発明に係る組合せ計量機は、棒状物を鉛直軸を中心として放射方向に分散供給する供給部と、供給部の周囲の下方に分散配置され、供給部から供給された棒状物を計量する複数の計量部とを備え、複数の計量部の各々は、供給部から投下される棒状物を受け入れる上部開口を有し、棒状物を貯留する貯留容器と、貯留容器の底部に開閉自在に取り付けられた第1の扉と、貯留納容器の下方に配置されるとともに、貯留容器から投下される棒状物を受け入れる上部開口を有し、棒状物を計量する計量容器と、計量容器の底部に開閉自在に取り付けられた第2の扉と含み、第1の扉は、閉じた状態で貯留容器内に投下される棒状物の進行方向と垂直になるように中心側から外側に向かって上方へ傾斜し、第2の扉は、閉じた状態で計量容器内に投下される棒状物の進行方向と垂直になるように略水平状態に設けられたものである。
【0034】
第2の発明に係る組合せ計量機においては、棒状物は供給部により鉛直軸を中心として放射方向に分散供給され、複数の計量部の貯留容器内に投下される。このとき、棒状物の進行方向は外側斜め下方となる。貯留容器の底部の第1の扉は中心側から外側に向かって上方へ傾斜しているので、貯流容器内に投下された棒状物は第1の扉に垂直に衝突することにより落下運動を停止する。棒状物は長手方向に加わる衝撃力に強いため、棒状物の破損が防止される。
【0035】
貯留容器の第1の扉が開くと、貯留容器内の棒状物が下方へ落下し、計量容器内へ投下される。このとき、棒状物の進行方向は下方となる。計量容器の底部の第2の扉は略水平状態に設けられているので、計量容器内に投下された棒状物は第2の扉に垂直に衝突することにより落下運動を停止する。棒状物は長手方向に加わる衝撃力に強いため、棒状物の破損が防止される。
【0036】
複数の計量部の各々は、貯留容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の第1の内側容器と、計量容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の第2の内側容器とをさらに含み、第1の内側容器は、上端が中心側に傾斜しかつ下端が第1の扉に当接するように貯留容器内に設けられ、第2の内側容器は、略鉛直方向に延びかつ下端が第2の扉に当接するように計量容器内に設けられてもよい。
【0037】
この場合、貯留容器内に投下された棒状物は、筒状の上端が中心側に傾斜しかつ下端が第1の扉に当接するように貯留容器内に設けられた第1の内側容器内で一方向に整列される。棒状物は、上端が中心側に傾斜しかつ下端が外側に傾斜した状態で貯留容器内に投下されるので、投下された棒状物が側壁に当たることにより折れることが防止される。また、計量容器内に投下された棒状物は、略鉛直方向に延びかつ下端が第2の扉に当接するように計量容器内に設けられた第2の内側容器内で一方向に整列される。棒状物は、その長手方向が略鉛直方向となるような状態で計量容器内に投下されるので、投下された棒状物が側壁に当たることにより折れることが防止される。
【0038】
第1の内側容器は略円形の断面を有し、第2の内側容器は略円形の断面を有してもよい。これにより、第1の内側容器内に投下された棒状物が第1の内側容器の内部の周方向に引っ掛かることがない。したがって、棒状物の破損が十分に防止される。また、第2の内側容器内に投下された棒状物が第2の内側容器の内部の周方向に引っ掛かることがない。したがって、棒状物の破損が十分に防止される。
【0039】
第1の内側容器は上端から下端へ漸次径小となる内面を有し、第2の内側容器は上端から下端へ漸次径小となる内面を有してもよい。この場合、第1または第2の内側容器に投下される棒状物は、所定の方向性を与えられつつ一塊にまとめられる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る組合せ計量機について説明する。
【0041】
図1は本発明の実施の形態に係る組合せ計量機の構成を示す模式図である。
図1に示す組合せ計量機1は、計量部100および集合シュート部400から構成される。集合シュート部400は上シュート部200および下シュート部300を含む。また、組合せ計量機1の本体Aは支柱Bに支持され、支柱Bは架台Dに支持され、架台Dは支柱Cに支持される。
【0042】
計量部100は本体Aに設けられる。計量部100は、円形の分散トラフ10、複数の放射トラフ11、複数のプールホッパ12および複数の計量ホッパ13から構成される。分散トラフ10の上部に商品供給路2が配置されている。複数の放射トラフ11は、分散トラフ10の周囲に放射状に配置されている。複数のプールホッパ12は、複数の放射トラフ11の外側下方にそれぞれ配置されている。各プールホッパ12の下端開口にはゲート12a,12bが開閉自在に設けられている。複数の計量ホッパ13は、複数のプールホッパ12の下方にそれぞれ配置されている。各計量ホッパ13の下端開口にはゲート13aが開閉自在に設けられている。
【0043】
上シュート部200および下シュート部300は架台Dに設けられる。上シュート部200は、複数の粕受け上シュート21および複数の上シュート22から構成される。複数の粕受け上シュート21は、複数の計量ホッパ13の下方にそれぞれ配置されている。各粕受け上シュート21の下端開口には開閉自在なシャッタ24が設けられている。複数の上シュート22は、複数の粕受け上シュート21にそれぞれ連続するように配置されている。上シュート22の下端開口には開閉自在なシャッタ25が設けられている。
【0044】
下シュート部300は下シュート31および屑受け30から構成される。下シュート31は、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状を有する。屑受け30は、下シュート31の周囲に環状に配置されている。下シュート31の下部には、開閉自在なシャッタ32が設けられている。
【0045】
次いで、図1の組合せ計量機1の動作について説明する。ここでは、棒状物を計量するものとする。
【0046】
まず、計量の対象となる棒状物が商品供給路2から分散トラフ10に連続的に供給される。分散トラフ10は、棒状物を一方向に揃えつつ上下方向に振動し、複数の放射トラフ11に棒状物を搬送する。各放射トラフ11は、上下方向に振動して棒状物をプールホッパ12に投入する。各プールホッパ12のゲート12a,12bが所定のタイミングで開くことにより棒状物が下方の計量ホッパ13に投入される。各計量ホッパ13は、プールホッパ12から投入された棒状物の重量を計測する。
【0047】
計量ホッパ13により計測された棒状物の重量値の合計が所定の目標の重量値となるように複数の計量ホッパ13の組合せが選択される。選択された計量ホッパ13のゲート13aがほぼ同時に開くことにより、選択された計量ホッパ13内の棒状物が粕受け上シュート21にそれぞれ投下される。それにより、棒状物は粕受け上シュート21上および上シュート22上を滑走する。
【0048】
なお、シャッタ24,25が閉じている場合、棒状物はそれぞれシャッタ24,25で滑走を停止する。シャッタ24,25が開くと、棒状物は粕受け上シュート21上および上シュート22上を順に滑走し、さらに下シュート31を滑走してシャッタ32で停止する。
【0049】
シャッタ32が開くことにより、棒状物は組合せ計量機1の下方に投下され、包装工程に送られる。
【0050】
本実施の形態に係る組合せ計量機においては、棒状物の破損を低減し、かつ棒状物に一定の方向性を与えるためプールホッパ12および計量ホッパ13の内部に補助ホッパが設けられている。
【0051】
図2は、図1のプールホッパ12に設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。図3は、図1の計量ホッパ13に設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【0052】
図2に示すように、プールホッパ12の内部には、水平面内で円形の断面構造を有し、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状の補助ホッパ12Iが設けられている。補助ホッパ12Iは、プールホッパ12の上端側に開口した商品搬入口N1を有し、プールホッパ12の下端側に開口した商品搬送口N2を有する。
【0053】
補助ホッパ12Iの上端には固定片T1が設けられ、中央には固定片T2が設けられている。固定片T1がプールホッパ12の上端の本体A側に係止され、固定片T2がプールホッパ12の中央の本体A側に係止されることにより、補助ホッパ12Iがプールホッパ12の内部に固定されている。なお、本実施の形態において、補助ホッパ12Iはプールホッパ12から取り外すことができる。
【0054】
図3に示すように、計量ホッパ13の内部には、水平面内で円形の断面構造を有し、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状の補助ホッパ13Iが設けられている。補助ホッパ13Iは、計量ホッパ13の上端側に開口した商品搬入口N3を有し、計量ホッパ13の下端側に開口した商品搬送口N4を有する。
【0055】
補助ホッパ13Iの上端には固定片T11,T12が設けられている。固定片T11が計量ホッパ13の上端の本体A側に係止され、固定片T12が計量ホッパ13の上端の外側に係止されることにより、補助ホッパ13Iが計量ホッパ13の内部に固定されている。なお、本実施の形態において、補助ホッパ13Iは計量ホッパ13から取り外すことができる。
【0056】
図4は、図1のプールホッパ12および計量ホッパ13に補助ホッパが設けられた場合の棒状物の搬送状態を示す模式的断面図である。
【0057】
図4に示すように、プールホッパ12内の補助ホッパ12Iは組合せ計量機1の中心側から外側に向かって下方へ傾斜しており、プールホッパ12底部のゲート12bは組合せ計量機1の中心側から外側に向かって上方へ傾斜している。また、計量ホッパ13内の補助ホッパ12aは略垂直状態に設けられており、計量ホッパ13底部のゲート13aは略水平状態に設けられている。
【0058】
棒状物αは、放射トラフ11により矢印aで示すようにその長手方向がほぼ水平方向となるように搬送される。その後、一定方向に揃えられた棒状物αは、矢印bで示すように外側斜め下方に落下する。これにより、プールホッパ12内の補助ホッパ12Iの内部に棒状物αが供給される。棒状物αは、一定方向に揃えられ、補助ホッパ12I内に集積される。
【0059】
プールホッパ12の下端のゲート12a,12bは所定のタイミングで矢印X,Yの方向に開く。これにより、補助ホッパ12Iの内部の複数の棒状物αは、矢印cで示すように下方へ落下し、計量ホッパ13内の補助ホッパ13Iの内部へ投下される。
【0060】
棒状物αは、一定方向に揃えられ、補助ホッパ13I内に集積される。計量ホッパ13においては、複数の棒状物αを一塊とした計量が行われる。計量ホッパ13の下端のゲート13aは所定のタイミングで矢印Zの方向に開く。これにより、補助ホッパ13Iの内部の複数の棒状物αは、矢印dで示すように計量ホッパ13の下方に排出され、上シュート部200へ送られる。
【0061】
上述のように、プールホッパ12の内部に補助ホッパ12Iを設け、計量ホッパ13の内部に補助ホッパ13Iを設けることにより、棒状物αをほぼ一定の方向に揃えて組合せ計量機内部の搬送経路を移動させることができる。
【0062】
本実施の形態に係るプールホッパ12および計量ホッパ13においては、ゲート12a,12b,13aおよび補助ホッパ12I,13Iの構造により、棒状物αの搬送時における破損が低減されている。
【0063】
図5は、本実施の形態に係る補助ホッパにより棒状物の破損が低減される様子を示す模式図である。
【0064】
図5によれば、補助ホッパ12Iの内部において棒状物αは、矢印D1で示すように組合せ計量機1の外側斜め下方の進行方向で落下する。ここで、プールホッパ12のゲート12bは上述のように中心側から外側に向かって上方へ傾斜しており棒状物αの落下方向に対しほぼ垂直に形成されている。補助ホッパ12Iの内部に落下した棒状物αはゲート12bに垂直に衝突し、落下運動を停止する。このとき、棒状物αには落下時の衝撃が長手方向に加わる。棒状物αは、長手方向の衝撃に強いので、棒状物αの破損が防止される。さらに、補助ホッパ12Iの傾きが棒状物αの落下方向に対しほぼ平行となっているので、棒状物αが補助ホッパ12Iの側壁に当たることにより破損することが防止される。
【0065】
続いて、補助ホッパ13Iの内部において棒状物αは、矢印D2に示すようにほぼ鉛直な方向に落下する。ここで、計量ホッパ13の棒状物αのゲート13aは上述のように略水平状態に設けられており、棒状物αの落下方向に対しほぼ垂直に形成されている。補助ホッパ13I内に落下した棒状物αはゲート13aに垂直に衝突し、落下運動を停止する。このとき、棒状物αには落下時の衝撃が長手方向に加わる。棒状物αは、長手方向の衝撃に強いので、棒状物αの破損が防止される。さらに、補助ホッパ13Iの傾きが棒状物αの落下方向に対しほぼ平行となっているので、棒状物αが補助ホッパ13Iの側壁に当たることにより破損することが防止される。
【0066】
上記において、プールホッパ12および計量ホッパ13に設けられた補助ホッパ12I,13Iは略円形の断面を有する。これにより、補助ホッパ12I,13I内に投下される棒状物αは、各々の補助ホッパ12I,13I内で周方向に引っ掛かることがなく、破損が十分に防止される。
【0067】
図6は、本実施の形態に係る略円錐状の補助ホッパ12Iと略四角錐状の他の補助ホッパとを対比した場合の上面図である。
【0068】
図6に示すように、本実施の形態に係る補助ホッパ12Iの商品搬入口N1が長さL1の直径を有するものとし、商品搬送口N2が長さL2の直径を有するものとする。また、他の補助ホッパTJの商品搬入口J1が長さL1の短辺を有し、長さL3の長辺を有するものとし、商品搬送口J2が長さL2の短辺を有し、長さL4の長辺を有するものとする。なお、上記において、補助ホッパ12Iの商品搬送口N2にはゲート12bが設けられ、補助ホッパTJの商品搬送口J2にはゲートTJaが設けられている。
【0069】
図6(b)の補助ホッパTJ内の棒状物αは傾斜した状態で側壁により支持される。この場合、補助ホッパTJは四角形の断面を有するので、棒状物αが短辺と平行な方向を向いた状態で傾斜角度(棒状物αの長手方向とゲートTJaに垂直な方向とのなす角)が最小値となり、棒状物αが四角形の断面の対角線方向を向いた状態で傾斜角度が最大値となる。
【0070】
一方、図6(a)の補助ホッパ12I内の棒状物αも傾斜した状態で側壁により支持される。この場合、補助ホッパ12Iが略円形の断面を有するので、棒状物αがいずれの方向を向いた状態でも棒状物αの傾斜角度は等しく、図6(b)の補助ホッパTJ内の棒状物αの傾斜角度の最小値と同じになる。
【0071】
したがって、補助ホッパ12I内に投入された棒状物αが倒れて側壁に当たる際に横方向(長手方向を垂直な方向)に加わる衝撃が最小となる。その結果、図6(b)の補助ホッパTJと比べて、図6(a)の補助ホッパ12Iでは、横方向の衝撃による棒状物αの破損が防止される。
【0072】
なお、本実施の形態に係る補助ホッパ13Iと略四角錘状の他の補助ホッパとを対比した場合についても、上記と同様である。
【0073】
本発明の実施の形態においては、プールホッパ12および計量ホッパ13が複数の計量部に相当し、分散トラフ10および放射トラフ11が供給部に相当し、プールホッパ12および計量ホッパ13が収納容器に相当し、ゲート12b,13aが扉に相当し、補助ホッパ12I,13Iが内側容器に相当し、プールホッパ12が貯留容器に相当し、計量ホッパ13が計量容器に相当し、ゲート12bが第1の扉に相当し、ゲート13aが第2の扉に相当し、補助ホッパ12Iが第1の内側容器に相当し、補助ホッパ13Iが第2の内側容器に相当する。
【0074】
【発明の効果】
本発明に係る組合せ計量機においては、棒状物が供給部により複数の計量部に所定方向に整列されつつ供給され、棒状物のそれぞれが複数の計量部により計量される。複数の計量部の各々においては、収納容器の上部開口より棒状物が投下される。収納容器内に投下された棒状物は、その進行方向と垂直に設けられた扉に衝突することにより落下運動を停止される。棒状物はその長手方向に加わる衝撃力に強いため、棒状物の破損が十分に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る組合せ計量機の構成を示す模式図である。
【図2】図1のプールホッパに設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【図3】図1の計量ホッパに設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【図4】図1のプールホッパおよび計量ホッパに補助ホッパが設けられた場合の棒状物の搬送状態を示す模式的断面図である。
【図5】本実施の形態に係る補助ホッパにより棒状物の破損が低減される様子を示す模式図である。
【図6】本実施の形態に係る略円錐状の補助ホッパ12Iと略四角錐状の他の補助ホッパとを対比した場合の上面図である。
【図7】従来の組合せ計量機の構成を示す模式図である。
【図8】図7のプールホッパに設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【図9】図7の計量ホッパに設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【図10】図7のプールホッパおよび計量ホッパに補助ホッパが設けられた場合の棒状物の搬送状態を示す模式的断面図である。
【図11】従来の補助ホッパにより発生する棒状物の破損状況を示す模式図である。
【符号の説明】
1 組合せ計量機
2 商品供給路
12 プールホッパ
13 計量ホッパ
10 分散トラフ
11 放射トラフ
12a,12b,13a ゲート
12I,13I 補助ホッパ
α 棒状物
100 計量部
400 集合シュート部
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の計量部に供給された被計量物の重量を組み合わせることにより所定の目標重量の被計量物を得ることができる組合せ計量機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品業界等においては、所定の重量の被計量物を得るために組合せ計量機が用いられている。組合せ計量機では、円形に配置された複数の計量部に被計量物が分散供給され、複数の計量部に供給された被計量物の重量を組み合わせることにより所定の重量の被計量物を得ることができる。
【0003】
図7は従来の組合せ計量機の構成を示す模式図である。(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、図7に示す組合せ計量機9は、計量部910および集合シュート部920から構成される。
【0005】
計量部910は、円形の分散トラフ911、複数の放射トラフ912、複数のプールホッパ913および複数の計量ホッパ914から構成される。分散トラフ911の上部に商品供給路901が配置されている。複数の放射トラフ912は、分散トラフ911の周囲に放射状に配置されている。複数のプールホッパ913は、複数の放射トラフ912の外側下方にそれぞれ配置されている。複数の計量ホッパ914は、複数のプールホッパ913の下方にそれぞれ配置されている。
【0006】
集合シュート部920は複数の上シュート部921および下シュート部922を含む。複数の上シュート部921は、複数の計量ホッパ914の下方にそれぞれ配置されている。下シュート部922は、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状を有する。
【0007】
図7の組合せ計量機9の動作について説明する。ここでは、スティック菓子等の棒状物を計量するものとする。
【0008】
まず、計量の対象となる棒状物が商品供給路901から分散トラフ911に連続的に供給される。分散トラフ911は、棒状物を一方向に揃えつつ上下方向に振動し、複数の放射トラフ912に棒状物を搬送する。各放射トラフ912は、上下方向に振動して棒状物をプールホッパ913に投入する。各プールホッパ913のゲート913a,913bが所定のタイミングで開くことにより棒状物が下方の計量ホッパ914に投入される。各計量ホッパ914は、プールホッパ913から投入された棒状物の重量を計測する。
【0009】
計量ホッパ914により計測された棒状物の重量値の合計が所定の目標の重量値となるように複数の計量ホッパ914の組合せが選択される。選択された計量ホッパ914のゲート914aがほぼ同時に開くことにより、選択された計量ホッパ914内の棒状物が上シュート部921にそれぞれ投下される。それにより、棒状物は上シュート部921上を滑走し、さらに下シュート部922を滑走し、下シュート部922の下端開口から下方に排出される。
【0010】
以上に示す組合せ計量機においては、棒状物の破損を低減し、かつ棒状物に一定の方向性を与えるためプールホッパ913および計量ホッパ914の内部に補助ホッパが設けられている。
【0011】
図8は、図7のプールホッパ913に設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。図9は、図7の計量ホッパ914に設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【0012】
図8に示すように、プールホッパ913の内部には水平面内で四角形の断面構造を有する補助ホッパ913Iが設けられている。補助ホッパ913Iの開口断面積は、上端から絞り部Kまで漸次減少し、絞り部Kから下端までほぼ一定とする。補助ホッパ913Iはプールホッパ913の上端側に開口した商品搬入口J1を有し、プールホッパ913の下端側に開口した商品搬送口J2を有する。補助ホッパ913Iの上端には2つの固定片T91,T92が設けられている。固定片T91,T92がプールホッパ913の上端に係止されることにより、補助ホッパ913Iがプールホッパ913の内部に固定されている。
【0013】
図9に示すように、計量ホッパ914の内部には水平面内で四角形の断面構造を有する補助ホッパ914Iが設けられている。補助ホッパ914Iの開口断面積は上端から絞り部Mまで漸次減少し、絞り部Mから下端までやや減少しているものとする。補助ホッパ914Iは計量ホッパ914の上端側に開口した商品搬入口J3を有し、計量ホッパ914の下端側に開口した商品搬送口J4を有する。補助ホッパ914Iの上端には2つの固定片T81,T82が設けられている。固定片T81,T82が計量ホッパ914の上端に係止されることにより、補助ホッパ914Iが計量ホッパ914の内部に固定されている。
【0014】
図10は、図7のプールホッパ913および計量ホッパ914に補助ホッパが設けられた場合の棒状物の搬送状態を示す模式的断面図である。
【0015】
図10に示すように、棒状物αは、放射トラフ912により矢印9aで示すようにその長手方向がほぼ水平方向となるように搬送される。その後、一定方向に揃えられた棒状物αは、矢印9bで示すように外側斜め下方に落下する。これにより、プールホッパ913内の補助ホッパ913Iの内部に棒状物αが供給される。棒状物αは、一定方向に揃えられ、補助ホッパ913I内に集積される。
【0016】
プールホッパ913の下端のゲート913a,913bは所定のタイミングで矢印9X,9Yの方向に開く。これにより、補助ホッパ913Iの内部の複数の棒状物αは、矢印9cで示すように下方へ落下し、計量ホッパ914内の補助ホッパ914Iの内部へ投下される。棒状物αは、一定方向に揃えられ、補助ホッパ914I内に集積される。
【0017】
計量ホッパ914においては、複数の棒状物αを一塊とした計量が行われる。計量ホッパ914の下端のゲート914aは所定のタイミングで矢印9Zの方向に開く。これにより、補助ホッパ914Iの内部の複数の棒状物αは、矢印9dで示すように計量ホッパ914の下方に排出され、上述の上シュート部921へ送られる。
【0018】
上述のように、プールホッパ913の内部に補助ホッパ913Iを設け、計量ホッパ914の内部に補助ホッパ914Iを設けることにより、棒状物αをほぼ一定の方向に揃えて組合せ計量機内部の搬送経路を移動させることができる。
【0019】
【特許文献1】
特開平8−114490号公報(第5−9頁、第5−8図)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の補助ホッパ913I,914Iは以下の点で棒状物αに破損を与える恐れがあった。
【0021】
図11は、従来の補助ホッパにより発生する棒状物の破損状況を示す模式図である。図11によれば、補助ホッパ913Iの内部において棒状物αは、矢印Dに示す方向に落下する。ここで、プールホッパ913のゲート913a,913bは、棒状物αの落下方向(矢印D)に対し傾きを有する。これにより、棒状物αは、補助ホッパ913I内部への落下時に特定の方向に傾斜する。そして、棒状物αが特定の方向に傾斜し、上述の絞り部Kに接触する。その結果、棒状物αが破損する場合がある。
【0022】
また、補助ホッパ914Iの内部において棒状物αは、矢印Dに示すようにほぼ鉛直方向に落下する。ここで、計量ホッパ914のゲート914aは、棒状物αの落下方向に対し傾きを有する。これにより、棒状物αは、補助ホッパ914I内部への落下時に特定の方向に傾斜し、上述の絞り部Mに接触する。その結果、棒状物αが破損する場合がある。さらに、棒状物αが落下する際に絞り部K,Mに接触し、破損する場合もある。
【0023】
本発明の目的は、計量部への投下時における棒状物の破損を防止することができる組合せ計量機を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る組合せ計量機は、棒状物をそれぞれ計量する複数の計量部と、複数の計量部に棒状物を所定方向に整列させつつ供給する供給部とを備え、複数の計量部の各々は、棒状物を受け入れる上部開口を有する収納容器と、収納容器の底部に開閉自在に取り付けられた扉とを含み、扉は、閉じた状態で収納容器内に投下される棒状物の進行方向と垂直に設けられるものである。
【0025】
第1の発明に係る組合せ計量機においては、棒状物が供給部により複数の計量部に所定方向に整列されつつ供給され、棒状物のそれぞれが複数の計量部により計量される。複数の計量部の各々においては、収納容器の上部開口より棒状物が投下される。収納容器内に投下された棒状物は、その進行方向と垂直に設けられた扉に衝突することにより落下運動を停止される。ここで、棒状物はその長手方向に加わる衝撃力に強いため、棒状物の破損が十分に防止される。
【0026】
複数の計量部の各々は、収納容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の内側容器をさらに含み、内側容器は、収納容器内に投下される棒状物の進行方向と略平行に収納容器内に設けられてもよい。
【0027】
この場合、収納容器の底部の扉に衝突した棒状物が筒状の内側容器で一方向に整列される。特に、内側容器は、収納容器内に投下される棒状物の進行方向と略平行に収納容器内に設けられているので、投下された棒状物が側壁に当たることにより折れることが防止される。
【0028】
内側容器は、略円形の断面を有してもよい。これにより、内側容器内に投下された棒状物が内側容器の内側の周方向に引っ掛かることがない。したがって、棒状物の破損が十分に防止される。
【0029】
内側容器は、上端から下端へ漸次径小となる内面を有してもよい。この場合、内側容器内に投下される棒状物は、所定の方向性を与えられつつ一塊にまとめられる。
【0030】
内側容器は収納容器に着脱自在に設けられてもよい。この場合、内側容器は、組合せ計量機のメンテナンス時または清掃時等に容易に取り外すことが可能であり、作業効率が向上する。
【0031】
収納容器は、供給部から投下される棒状物を貯留する貯留容器であってもよい。この場合、貯留容器内への投下の際に棒状物の破損が防止される。
【0032】
収納容器は、棒状物を計量する計量容器であってもよい。この場合、計量容器内への投下の際に棒状物の破損が防止される。
【0033】
第2の発明に係る組合せ計量機は、棒状物を鉛直軸を中心として放射方向に分散供給する供給部と、供給部の周囲の下方に分散配置され、供給部から供給された棒状物を計量する複数の計量部とを備え、複数の計量部の各々は、供給部から投下される棒状物を受け入れる上部開口を有し、棒状物を貯留する貯留容器と、貯留容器の底部に開閉自在に取り付けられた第1の扉と、貯留納容器の下方に配置されるとともに、貯留容器から投下される棒状物を受け入れる上部開口を有し、棒状物を計量する計量容器と、計量容器の底部に開閉自在に取り付けられた第2の扉と含み、第1の扉は、閉じた状態で貯留容器内に投下される棒状物の進行方向と垂直になるように中心側から外側に向かって上方へ傾斜し、第2の扉は、閉じた状態で計量容器内に投下される棒状物の進行方向と垂直になるように略水平状態に設けられたものである。
【0034】
第2の発明に係る組合せ計量機においては、棒状物は供給部により鉛直軸を中心として放射方向に分散供給され、複数の計量部の貯留容器内に投下される。このとき、棒状物の進行方向は外側斜め下方となる。貯留容器の底部の第1の扉は中心側から外側に向かって上方へ傾斜しているので、貯流容器内に投下された棒状物は第1の扉に垂直に衝突することにより落下運動を停止する。棒状物は長手方向に加わる衝撃力に強いため、棒状物の破損が防止される。
【0035】
貯留容器の第1の扉が開くと、貯留容器内の棒状物が下方へ落下し、計量容器内へ投下される。このとき、棒状物の進行方向は下方となる。計量容器の底部の第2の扉は略水平状態に設けられているので、計量容器内に投下された棒状物は第2の扉に垂直に衝突することにより落下運動を停止する。棒状物は長手方向に加わる衝撃力に強いため、棒状物の破損が防止される。
【0036】
複数の計量部の各々は、貯留容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の第1の内側容器と、計量容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の第2の内側容器とをさらに含み、第1の内側容器は、上端が中心側に傾斜しかつ下端が第1の扉に当接するように貯留容器内に設けられ、第2の内側容器は、略鉛直方向に延びかつ下端が第2の扉に当接するように計量容器内に設けられてもよい。
【0037】
この場合、貯留容器内に投下された棒状物は、筒状の上端が中心側に傾斜しかつ下端が第1の扉に当接するように貯留容器内に設けられた第1の内側容器内で一方向に整列される。棒状物は、上端が中心側に傾斜しかつ下端が外側に傾斜した状態で貯留容器内に投下されるので、投下された棒状物が側壁に当たることにより折れることが防止される。また、計量容器内に投下された棒状物は、略鉛直方向に延びかつ下端が第2の扉に当接するように計量容器内に設けられた第2の内側容器内で一方向に整列される。棒状物は、その長手方向が略鉛直方向となるような状態で計量容器内に投下されるので、投下された棒状物が側壁に当たることにより折れることが防止される。
【0038】
第1の内側容器は略円形の断面を有し、第2の内側容器は略円形の断面を有してもよい。これにより、第1の内側容器内に投下された棒状物が第1の内側容器の内部の周方向に引っ掛かることがない。したがって、棒状物の破損が十分に防止される。また、第2の内側容器内に投下された棒状物が第2の内側容器の内部の周方向に引っ掛かることがない。したがって、棒状物の破損が十分に防止される。
【0039】
第1の内側容器は上端から下端へ漸次径小となる内面を有し、第2の内側容器は上端から下端へ漸次径小となる内面を有してもよい。この場合、第1または第2の内側容器に投下される棒状物は、所定の方向性を与えられつつ一塊にまとめられる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る組合せ計量機について説明する。
【0041】
図1は本発明の実施の形態に係る組合せ計量機の構成を示す模式図である。
図1に示す組合せ計量機1は、計量部100および集合シュート部400から構成される。集合シュート部400は上シュート部200および下シュート部300を含む。また、組合せ計量機1の本体Aは支柱Bに支持され、支柱Bは架台Dに支持され、架台Dは支柱Cに支持される。
【0042】
計量部100は本体Aに設けられる。計量部100は、円形の分散トラフ10、複数の放射トラフ11、複数のプールホッパ12および複数の計量ホッパ13から構成される。分散トラフ10の上部に商品供給路2が配置されている。複数の放射トラフ11は、分散トラフ10の周囲に放射状に配置されている。複数のプールホッパ12は、複数の放射トラフ11の外側下方にそれぞれ配置されている。各プールホッパ12の下端開口にはゲート12a,12bが開閉自在に設けられている。複数の計量ホッパ13は、複数のプールホッパ12の下方にそれぞれ配置されている。各計量ホッパ13の下端開口にはゲート13aが開閉自在に設けられている。
【0043】
上シュート部200および下シュート部300は架台Dに設けられる。上シュート部200は、複数の粕受け上シュート21および複数の上シュート22から構成される。複数の粕受け上シュート21は、複数の計量ホッパ13の下方にそれぞれ配置されている。各粕受け上シュート21の下端開口には開閉自在なシャッタ24が設けられている。複数の上シュート22は、複数の粕受け上シュート21にそれぞれ連続するように配置されている。上シュート22の下端開口には開閉自在なシャッタ25が設けられている。
【0044】
下シュート部300は下シュート31および屑受け30から構成される。下シュート31は、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状を有する。屑受け30は、下シュート31の周囲に環状に配置されている。下シュート31の下部には、開閉自在なシャッタ32が設けられている。
【0045】
次いで、図1の組合せ計量機1の動作について説明する。ここでは、棒状物を計量するものとする。
【0046】
まず、計量の対象となる棒状物が商品供給路2から分散トラフ10に連続的に供給される。分散トラフ10は、棒状物を一方向に揃えつつ上下方向に振動し、複数の放射トラフ11に棒状物を搬送する。各放射トラフ11は、上下方向に振動して棒状物をプールホッパ12に投入する。各プールホッパ12のゲート12a,12bが所定のタイミングで開くことにより棒状物が下方の計量ホッパ13に投入される。各計量ホッパ13は、プールホッパ12から投入された棒状物の重量を計測する。
【0047】
計量ホッパ13により計測された棒状物の重量値の合計が所定の目標の重量値となるように複数の計量ホッパ13の組合せが選択される。選択された計量ホッパ13のゲート13aがほぼ同時に開くことにより、選択された計量ホッパ13内の棒状物が粕受け上シュート21にそれぞれ投下される。それにより、棒状物は粕受け上シュート21上および上シュート22上を滑走する。
【0048】
なお、シャッタ24,25が閉じている場合、棒状物はそれぞれシャッタ24,25で滑走を停止する。シャッタ24,25が開くと、棒状物は粕受け上シュート21上および上シュート22上を順に滑走し、さらに下シュート31を滑走してシャッタ32で停止する。
【0049】
シャッタ32が開くことにより、棒状物は組合せ計量機1の下方に投下され、包装工程に送られる。
【0050】
本実施の形態に係る組合せ計量機においては、棒状物の破損を低減し、かつ棒状物に一定の方向性を与えるためプールホッパ12および計量ホッパ13の内部に補助ホッパが設けられている。
【0051】
図2は、図1のプールホッパ12に設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。図3は、図1の計量ホッパ13に設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【0052】
図2に示すように、プールホッパ12の内部には、水平面内で円形の断面構造を有し、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状の補助ホッパ12Iが設けられている。補助ホッパ12Iは、プールホッパ12の上端側に開口した商品搬入口N1を有し、プールホッパ12の下端側に開口した商品搬送口N2を有する。
【0053】
補助ホッパ12Iの上端には固定片T1が設けられ、中央には固定片T2が設けられている。固定片T1がプールホッパ12の上端の本体A側に係止され、固定片T2がプールホッパ12の中央の本体A側に係止されることにより、補助ホッパ12Iがプールホッパ12の内部に固定されている。なお、本実施の形態において、補助ホッパ12Iはプールホッパ12から取り外すことができる。
【0054】
図3に示すように、計量ホッパ13の内部には、水平面内で円形の断面構造を有し、上部から下部に漸次径小となる略円錐形状の補助ホッパ13Iが設けられている。補助ホッパ13Iは、計量ホッパ13の上端側に開口した商品搬入口N3を有し、計量ホッパ13の下端側に開口した商品搬送口N4を有する。
【0055】
補助ホッパ13Iの上端には固定片T11,T12が設けられている。固定片T11が計量ホッパ13の上端の本体A側に係止され、固定片T12が計量ホッパ13の上端の外側に係止されることにより、補助ホッパ13Iが計量ホッパ13の内部に固定されている。なお、本実施の形態において、補助ホッパ13Iは計量ホッパ13から取り外すことができる。
【0056】
図4は、図1のプールホッパ12および計量ホッパ13に補助ホッパが設けられた場合の棒状物の搬送状態を示す模式的断面図である。
【0057】
図4に示すように、プールホッパ12内の補助ホッパ12Iは組合せ計量機1の中心側から外側に向かって下方へ傾斜しており、プールホッパ12底部のゲート12bは組合せ計量機1の中心側から外側に向かって上方へ傾斜している。また、計量ホッパ13内の補助ホッパ12aは略垂直状態に設けられており、計量ホッパ13底部のゲート13aは略水平状態に設けられている。
【0058】
棒状物αは、放射トラフ11により矢印aで示すようにその長手方向がほぼ水平方向となるように搬送される。その後、一定方向に揃えられた棒状物αは、矢印bで示すように外側斜め下方に落下する。これにより、プールホッパ12内の補助ホッパ12Iの内部に棒状物αが供給される。棒状物αは、一定方向に揃えられ、補助ホッパ12I内に集積される。
【0059】
プールホッパ12の下端のゲート12a,12bは所定のタイミングで矢印X,Yの方向に開く。これにより、補助ホッパ12Iの内部の複数の棒状物αは、矢印cで示すように下方へ落下し、計量ホッパ13内の補助ホッパ13Iの内部へ投下される。
【0060】
棒状物αは、一定方向に揃えられ、補助ホッパ13I内に集積される。計量ホッパ13においては、複数の棒状物αを一塊とした計量が行われる。計量ホッパ13の下端のゲート13aは所定のタイミングで矢印Zの方向に開く。これにより、補助ホッパ13Iの内部の複数の棒状物αは、矢印dで示すように計量ホッパ13の下方に排出され、上シュート部200へ送られる。
【0061】
上述のように、プールホッパ12の内部に補助ホッパ12Iを設け、計量ホッパ13の内部に補助ホッパ13Iを設けることにより、棒状物αをほぼ一定の方向に揃えて組合せ計量機内部の搬送経路を移動させることができる。
【0062】
本実施の形態に係るプールホッパ12および計量ホッパ13においては、ゲート12a,12b,13aおよび補助ホッパ12I,13Iの構造により、棒状物αの搬送時における破損が低減されている。
【0063】
図5は、本実施の形態に係る補助ホッパにより棒状物の破損が低減される様子を示す模式図である。
【0064】
図5によれば、補助ホッパ12Iの内部において棒状物αは、矢印D1で示すように組合せ計量機1の外側斜め下方の進行方向で落下する。ここで、プールホッパ12のゲート12bは上述のように中心側から外側に向かって上方へ傾斜しており棒状物αの落下方向に対しほぼ垂直に形成されている。補助ホッパ12Iの内部に落下した棒状物αはゲート12bに垂直に衝突し、落下運動を停止する。このとき、棒状物αには落下時の衝撃が長手方向に加わる。棒状物αは、長手方向の衝撃に強いので、棒状物αの破損が防止される。さらに、補助ホッパ12Iの傾きが棒状物αの落下方向に対しほぼ平行となっているので、棒状物αが補助ホッパ12Iの側壁に当たることにより破損することが防止される。
【0065】
続いて、補助ホッパ13Iの内部において棒状物αは、矢印D2に示すようにほぼ鉛直な方向に落下する。ここで、計量ホッパ13の棒状物αのゲート13aは上述のように略水平状態に設けられており、棒状物αの落下方向に対しほぼ垂直に形成されている。補助ホッパ13I内に落下した棒状物αはゲート13aに垂直に衝突し、落下運動を停止する。このとき、棒状物αには落下時の衝撃が長手方向に加わる。棒状物αは、長手方向の衝撃に強いので、棒状物αの破損が防止される。さらに、補助ホッパ13Iの傾きが棒状物αの落下方向に対しほぼ平行となっているので、棒状物αが補助ホッパ13Iの側壁に当たることにより破損することが防止される。
【0066】
上記において、プールホッパ12および計量ホッパ13に設けられた補助ホッパ12I,13Iは略円形の断面を有する。これにより、補助ホッパ12I,13I内に投下される棒状物αは、各々の補助ホッパ12I,13I内で周方向に引っ掛かることがなく、破損が十分に防止される。
【0067】
図6は、本実施の形態に係る略円錐状の補助ホッパ12Iと略四角錐状の他の補助ホッパとを対比した場合の上面図である。
【0068】
図6に示すように、本実施の形態に係る補助ホッパ12Iの商品搬入口N1が長さL1の直径を有するものとし、商品搬送口N2が長さL2の直径を有するものとする。また、他の補助ホッパTJの商品搬入口J1が長さL1の短辺を有し、長さL3の長辺を有するものとし、商品搬送口J2が長さL2の短辺を有し、長さL4の長辺を有するものとする。なお、上記において、補助ホッパ12Iの商品搬送口N2にはゲート12bが設けられ、補助ホッパTJの商品搬送口J2にはゲートTJaが設けられている。
【0069】
図6(b)の補助ホッパTJ内の棒状物αは傾斜した状態で側壁により支持される。この場合、補助ホッパTJは四角形の断面を有するので、棒状物αが短辺と平行な方向を向いた状態で傾斜角度(棒状物αの長手方向とゲートTJaに垂直な方向とのなす角)が最小値となり、棒状物αが四角形の断面の対角線方向を向いた状態で傾斜角度が最大値となる。
【0070】
一方、図6(a)の補助ホッパ12I内の棒状物αも傾斜した状態で側壁により支持される。この場合、補助ホッパ12Iが略円形の断面を有するので、棒状物αがいずれの方向を向いた状態でも棒状物αの傾斜角度は等しく、図6(b)の補助ホッパTJ内の棒状物αの傾斜角度の最小値と同じになる。
【0071】
したがって、補助ホッパ12I内に投入された棒状物αが倒れて側壁に当たる際に横方向(長手方向を垂直な方向)に加わる衝撃が最小となる。その結果、図6(b)の補助ホッパTJと比べて、図6(a)の補助ホッパ12Iでは、横方向の衝撃による棒状物αの破損が防止される。
【0072】
なお、本実施の形態に係る補助ホッパ13Iと略四角錘状の他の補助ホッパとを対比した場合についても、上記と同様である。
【0073】
本発明の実施の形態においては、プールホッパ12および計量ホッパ13が複数の計量部に相当し、分散トラフ10および放射トラフ11が供給部に相当し、プールホッパ12および計量ホッパ13が収納容器に相当し、ゲート12b,13aが扉に相当し、補助ホッパ12I,13Iが内側容器に相当し、プールホッパ12が貯留容器に相当し、計量ホッパ13が計量容器に相当し、ゲート12bが第1の扉に相当し、ゲート13aが第2の扉に相当し、補助ホッパ12Iが第1の内側容器に相当し、補助ホッパ13Iが第2の内側容器に相当する。
【0074】
【発明の効果】
本発明に係る組合せ計量機においては、棒状物が供給部により複数の計量部に所定方向に整列されつつ供給され、棒状物のそれぞれが複数の計量部により計量される。複数の計量部の各々においては、収納容器の上部開口より棒状物が投下される。収納容器内に投下された棒状物は、その進行方向と垂直に設けられた扉に衝突することにより落下運動を停止される。棒状物はその長手方向に加わる衝撃力に強いため、棒状物の破損が十分に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る組合せ計量機の構成を示す模式図である。
【図2】図1のプールホッパに設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【図3】図1の計量ホッパに設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【図4】図1のプールホッパおよび計量ホッパに補助ホッパが設けられた場合の棒状物の搬送状態を示す模式的断面図である。
【図5】本実施の形態に係る補助ホッパにより棒状物の破損が低減される様子を示す模式図である。
【図6】本実施の形態に係る略円錐状の補助ホッパ12Iと略四角錐状の他の補助ホッパとを対比した場合の上面図である。
【図7】従来の組合せ計量機の構成を示す模式図である。
【図8】図7のプールホッパに設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【図9】図7の計量ホッパに設けられた補助ホッパの一例を示す斜視図である。
【図10】図7のプールホッパおよび計量ホッパに補助ホッパが設けられた場合の棒状物の搬送状態を示す模式的断面図である。
【図11】従来の補助ホッパにより発生する棒状物の破損状況を示す模式図である。
【符号の説明】
1 組合せ計量機
2 商品供給路
12 プールホッパ
13 計量ホッパ
10 分散トラフ
11 放射トラフ
12a,12b,13a ゲート
12I,13I 補助ホッパ
α 棒状物
100 計量部
400 集合シュート部
Claims (11)
- 棒状物をそれぞれ計量する複数の計量部と、
前記複数の計量部に棒状物を所定方向に整列させつつ供給する供給部とを備え、
前記複数の計量部の各々は、
前記棒状物を受け入れる上部開口を有する収納容器と、
前記収納容器の底部に開閉自在に取り付けられた扉とを含み、
前記扉は、閉じた状態で前記収納容器内に投下される前記棒状物の進行方向と垂直に設けられることを特徴とした組合せ計量機。 - 前記複数の計量部の各々は、
前記収納容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の内側容器をさらに含み、
前記内側容器は、前記収納容器内に投下される前記棒状物の進行方向と略平行に前記収納容器内に設けられることを特徴とする請求項1記載の組合せ計量機。 - 前記内側容器は、略円形の断面を有することを特徴とする請求項2記載の組合せ計量機。
- 前記内側容器は、上端から下端へ漸次径小となる内面を有することを特徴とする請求項3記載の組合せ計量機。
- 前記内側容器は前記収納容器に着脱自在に設けられることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の組合せ計量機。
- 前記収納容器は、前記供給部から投下される棒状物を貯留する貯留容器であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組合せ計量機。
- 前記収納容器は、棒状物を計量する計量容器であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組合せ計量機。
- 棒状物を鉛直軸を中心として放射方向に分散供給する供給部と、
前記供給部の周囲の下方に分散配置され、前記供給部から供給された棒状物を計量する複数の計量部とを備え、
前記複数の計量部の各々は、
前記供給部から投下される棒状物を受け入れる上部開口を有し、棒状物を貯留する貯留容器と、
前記貯留容器の底部に開閉自在に取り付けられた第1の扉と、
前記貯留納容器の下方に配置されるとともに、前記貯留容器から投下される棒状物を受け入れる上部開口を有し、棒状物を計量する計量容器と、
前記計量容器の底部に開閉自在に取り付けられた第2の扉と含み、
前記第1の扉は、閉じた状態で前記貯留容器内に投下される棒状物の進行方向と垂直になるように中心側から外側に向かって上方へ傾斜し、
前記第2の扉は、閉じた状態で前記計量容器内に投下される棒状物の進行方向と垂直になるように略水平状態に設けられたことを特徴とする組合せ計量機。 - 前記複数の計量部の各々は、
前記貯留容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の第1の内側容器と、
前記計量容器内で棒状物を一方向に整列させるための筒状の第2の内側容器とをさらに含み、
前記第1の内側容器は、上端が中心側に傾斜しかつ下端が前記第1の扉に当接するように前記貯留容器内に設けられ、
前記第2の内側容器は、略鉛直方向に延びかつ下端が前記第2の扉に当接するように前記計量容器内に設けられたことを特徴とする請求項8記載の組合せ計量機。 - 前記第1の内側容器は略円形の断面を有し、
前記第2の内側容器は略円形の断面を有することを特徴とする請求項9記載の組合せ計量機。 - 前記第1の内側容器は上端から下端へ漸次径小となる内面を有し、前記第2の内側容器は上端から下端へ漸次径小となる内面を有することを特徴とする請求項10記載の組合せ計量機。
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Cited By (2)
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EP2116822A1 (en) * | 2007-03-02 | 2009-11-11 | Ishida Co., Ltd. | Hopper, hopper unit and combination metering device |
JP2021043065A (ja) * | 2019-09-11 | 2021-03-18 | 株式会社イシダ | タイミングホッパおよび組合せ計量装置 |
-
2002
- 2002-09-02 JP JP2002257027A patent/JP2004093464A/ja active Pending
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EP2116822A4 (en) * | 2007-03-02 | 2010-12-08 | Ishida Seisakusho | HOPPER, HOPPER UNIT AND COMBINED MEASURING DEVICE |
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