JP5336784B2 - 振分装置 - Google Patents

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Description

本発明は、計量装置により物品の重量を計量し、かつ複数の排出部に振分けて排出する振分装置に関する。
従来、計量装置を用いて、商品を所定の重量毎に区分けして袋詰を行う振分装置について、種々の研究および開発が行われている。
例えば、特許文献1には、食品を確実に搬送でき、その搬送過程で食品の破損が起こらず、しかも省スペース化、高速化を達成できる、食品の油切り搬出装置、及びその方法について開示されている。
特許文献1記載のフライ食品の油切り搬出装置においては、複数の主動回転輪の間に巻掛けされ上弦が往動し下弦が復動する無端状の主動牽体と、油揚げされた食品を出し入れ可能な開口を有し食品を油切りしながら収納できる複数の容器とを備え、容器が、主動牽体に取付けられ、主動牽体の上弦に伴って往動する行程で、開口を上方へ向け、主動牽体の下弦に伴って復動する行程で、開口を下方へ向けるフライコンベヤと、容器が、主動牽体の上弦と共に往動し該主動牽体に伴って復動に転じる行程で、容器に収納された食品が、容器の開口から飛び出すのを規制する反転ガイド板と、複数の追動回転輪の間に巻掛けされ下弦が往動し上弦がフライコンベヤの主動牽体の下弦に対面して復動する無端状の追動牽体と、食品を油切りしながら載置できる複数のトレーとを備え、追動牽体に食品が水平姿勢を維持しつつ支持される搬出コンベヤと、を備えることを特徴とするものである。
また、例えば、特許文献2には、計量装置、手動作業ライン、自動パッケージライン三者間における計量装置の設定重量に応じて計量済み商品の自在な搬送経路切換を許容し、その三者間の相互の作業に対して何等干渉することなく、トータルシステムとしてその機能を充分に果し得るようにして、流通産業における計量利用分野に益する優れた計量装置の搬出シュート構造について開示されている。
特許文献2記載の計量装置の搬出シュート構造においては、計量装置から自動パッケージラインと手動作業ラインへ接続する各自動側コンベアと手動側コンベアの基端に臨まされる搬出シュート構造において、計量装置支持フレーム下部に形成された開口部に周方向摺回動自在なフランジを係合させたシュート本体が下方延在され、該シュート本体の下端にノズルが設形されていることを特徴とするものである。
特開2005−110968号公報 実開昭60−35227号公報
しかしながら、近年、商品の製造個数が増加し、商品を振分ける速度の向上が求められている。そのため、特許文献2に記載の搬出シュート構造を有する計量装置の包装ラインを増加させた場合、搬出シュートを延長させる必要があり、振分装置の鉛直方向の高さが増大し、振分装置自体の大きさが大きくなってしまうという問題がある。
また、従来からあるホッパーを複数段に設けて、商品の振分けを行う振分装置であっても、ホッパーの段数を増加させる必要があり、段数に応じて振分装置の鉛直方向の高さが増大し、振分装置自体の大きさが大きくなってしまうという問題がある。
さらに、ホッパーの段数を増加させた場合には、振分装置を構成する部品点数が多くなり、不具合発生時またはメンテナンス、例えば、日々の清掃の対応時間が多く必要となるという問題がある。
また、特許文献1記載のフライ食品の油切り搬出装置では、食品の油切りを行うことができるが、排出コンベアにより食品を連続して排出しており、計数毎に一の容器から一の排出コンベアに食品を受け渡すことができないという問題がある。さらに、特許文献1記載のフライ食品の油切り搬出装置においては、油切り工程において、食品の重力により効率よく油切りができるよう無端状の追動牽体を長くし、さらに鉛直方向の高さも食品の油切りに適した高さにしなければならないという問題がある。
本発明の目的は、鉛直方向の高さを抑えつつ、高速で多数の物品を所定の排出部に振分けることができる振分装置を提供することである。
(1)
本発明に係る振分装置は、棒状部材からなる物品を、計量装置により計量し、かつ複数の排出部に振分けて排出する振分装置であって、計量装置を内蔵し、規定の計量値または計数値毎に物品を落下させるホッパーと、ホッパーから落下された物品を受取るための開口部を有する複数の容器と、複数の容器が固設された無端状部材と、複数の容器内の物品が排出される複数の排出部と、1または複数のシャッタと、を含み、無端状部材が、略円状に移動されることにより複数の容器が順に反転され、反転された複数の容器のうち一の容器内の物品が開口部から複数の排出部の少なくとも一の排出部に排出されるものである。また、振分装置は、1または複数のシャッタをさらに含み、反転された複数の容器が、複数の排出部の一の排出部上方に移動されるまで、シャッタにより開口部が閉塞される。さらに、複数の容器は、棒状部材の中央部近傍を支持するU字状部材からなり、シャッタは、棒状部材の両端部近傍に配設され、かつU字状部材の開口部側を閉塞する。
本発明に係る振分装置においては、ホッパーにより規定の計量値または計数値毎に、物品が落下され、下方に設けられた複数の容器に投入される。また、複数の容器は無端状部材に固設されている。そして、無端状部材が、略円状に移動されることにより複数の容器が反転され、複数の容器に個々に投入された物品が、複数の容器の一の容器の開口部から複数の排出部の少なくとも一の排出部に排出される。
この場合、無端状部材が略円状に移動されるので、階段状に複数のホッパーを設けた場合、または振分けシュート部材を設けた場合と比較して、物品の搬送数量を増加させた場合でも、振分装置の高さを抑制することができる。すなわち、無端状部材が移動する略円状の径の大きさで、多数の排出部に多数の物品を連続して振分けることができる。したがって、振分装置の高さを低く抑えることができるので、振分装置により振分けられる物品の傷または損傷を防止することができる。さらに、排出部が増加された場合でも、無端状部材を延長させて水平方向に延在させることで、振分装置の高さを低く抑えることができる。さらに、振分装置を構成する部品点数を少なくし、不具合発生時またはメンテナンス、例えば、日々の清掃の対応時間の増加を抑制することができる。
また、本発明に係る振分装置においては、複数の排出部のうち一の排出部上方に反転された一の容器が移動されるまで、シャッタにより当該一の容器内の物品の落下を防止することができ、一の排出部上方に反転された一の容器が移動された場合、シャッタが開かれる。その結果、一の排出部に一の容器内の物品を振分けることができる。したがって、この動作を連続させることにより、多数の物品を高速で振分けることができる。
さらに、本発明に係る振分装置においては、容器が反転されても、棒状部材の中央部近傍がU字状部材に保持されつつ、U字状部材の開口部側から棒状部材が落下しないようにシャッタにより棒状部材の両端部近傍が保持される。そして、棒状部材を一の排出部に落下させる場合には、U字状部材の開口部側からシャッタを水平移動させることにより、一の容器内の棒状部材を一の排出部に排出させることができる。
(2)
計量装置は、複数の計量部を有し、かつ複数の計量部による複数の計量値または複数の計数値の組み合せを演算し、規定の許容範囲内の組合せ計量値または組み合せ計数値となる複数の計量部内の物品を選択して組み合せる組合せ計量装置であってもよい。
この場合、計量装置は、組合せ計量装置からなるので、高速で多数の物品を規定の計量値または計数値毎に物品を振分けることができる
以下、本発明に係る実施の形態について図面を用いて説明する。本実施の形態においては、振分装置として、棒状部材を振分ける棒状部材振分装置について具体例を挙げて説明する。
(一実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係る棒状部材振分装置100の一例を示す模式的断面図である。
図1に示すように、棒状部材振分装置100は、主に分散フィーダ装置200、組合せ計量装置300、回転振分装置400および排出装置500を含む。また、棒状部材振分装置100は、分散フィーダ装置200、組合せ計量装置300、回転振分装置400および排出装置500の順に上方から順に積層配置される。なお、図示していないが、排出装置500の下流側には、包装装置が設けられる。
図1の分散フィーダ装置200は、円錐状板からなる集積部205、搬送フィーダ部206、プールホッパー211,〜,プールホッパー217、ゲート221,〜,ゲート227を含む。搬送フィーダ部206には、磁石とコイルとからなる駆動装置が内蔵されており、プールホッパー211,〜,プールホッパー217には、個々にゲート221〜,ゲート227が回動可能に内蔵される。
また、図1に示す組合せ計量装置300は、計量部311,〜,計量部317、ホッパー321,〜,ホッパー327、駆動モータを備えた集合コンベア350,351、整理部材360、開閉機構370、シリンダ371、ホッパー380を含む。
計量部311,〜,計量部317は、上方に開口部を有する。計量部311,〜,317には、内部の物品を計量可能な計量装置、特にロードセルを用いた計量装置が内蔵されている。また、計量部311,〜,計量部317の開口部は、分散フィーダ装置200のゲート221,〜,ゲート227が回動し、プールホッパー211,〜,プールホッパー217内の物品が落下された場合に、当該物品の自然落下の経路となる放物線上に設けられている。
また、図1に示す回転振分装置400は、複数の保持部材410、ガイド部材440、一対の駆動部420、無端状ベルト450、シャッタ460を含む。本実施の形態において複数の保持部材410は、それぞれ略U字状からなる一対の部材により形成される。この複数の保持部材410の詳細構造については、後述する。保持部材410は、無端状ベルト450の表面上に連続して固定されており、無端状ベルト450は、一対の駆動部420により略円状に移動可能に設けられている。本実施の形態においては、図1に示すように、無端状ベルト450の裏面にチェーン機構を設け、一対の駆動部420のギアにより無端状ベルト450を略円状または略楕円状に移動させている。
また、図1に示す排出装置500は、排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515を含む。上述したように、排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515の下流に包装装置が設けられる。以下、分散フィーダ装置200、組合せ計量装置300、回転振分装置400および排出装置500の詳細動作について後述する。
図2は、図1の棒状部材振分装置100において振分けられる棒状部材600の一例を示す模式的斜視図である。
図2に示すように、棒状部材600は、5本の棒状部材601からなる。本実施の形態においては、5本の棒状部材601の計量値に相当する場合を棒状部材600として説明する。したがって、本実施の形態における棒状部材600とは、棒状部材601の計量値の5倍の計量値を有する物品である。
なお、本実施の形態においては、棒状部材600は、5本の棒状部材601に相当する計量値の棒状部材からなることとしているが、これに限定されず、計量値の代わりに計数値を用いてもよく、さらに5本ではなく他の任意の本数であってもよく、また物品は、棒状部材に限定されず、角棒部材、円部材等、他の任意形状の物品であってもよい。
続いて、図3から図6を用いて棒状部材振分装置100の各装置において棒状部材600を振分ける工程の一例について詳細説明を行う。図3は分散フィーダ装置200における工程を示す模式的段面図であり、図4は組合せ計量装置300における工程を示す模式的断面図であり、図5は回転振分装置400における工程を示す模式的断面図であり、図6は排出装置500における工程を示す模式的断面図である。
まず、図3に示すように、棒状部材振分装置100の分散フィーダ装置200において、集積部205の円錐状部材に棒状部材601が投入される。棒状部材601は、集積部205により中央に集められた後、下流に設けられた搬送フィーダ部206に送られる。搬送フィーダ部206の磁石とコイルとの働きにより、棒状部材601が振動されて水平方向に分散され、プールホッパー211,〜,プールホッパー217に均一に投入される。そして、プールホッパー211,〜,プールホッパー217に内蔵されたゲート221,〜,ゲート227が所定の時間間隔で回動することにより、プールホッパー211,〜,プールホッパー217内の棒状部材601が下流の組合せ計量装置300に落下される。
続いて、図4に示すように、棒状部材振分装置100の組合せ計量装置300において、分散フィーダ装置200から落下された棒状部材601が、計量部311,〜,計量部317に投入される。本実施の形態においては、プールホッパー211から投入された棒状部材601が、計量部311に投入され、プールホッパー212から投入された棒状部材601が、計量部312に投入され、プールホッパー213から投入された棒状部材601が、計量部313に投入され、プールホッパー214から投入された棒状部材601が、計量部314に投入され、プールホッパー215から投入された棒状部材601が、計量部315に投入され、プールホッパー216から投入された棒状部材601が、計量部316に投入され、プールホッパー217から投入された棒状部材601が、計量部317に投入される。
次いで、計量部311,〜,計量部317の其々において投入された棒状部材601の計量値が算出される。そして、それらの計測結果が内蔵されたコンピュータ(図示せず)に与えられる。
また、計量部311,〜,317は、計量を終えた場合、計量部311,〜,317の下端部を開口させる。それにより、計量し終えた棒状部材601が、鉛直下方に配設されたホッパー321,〜,ホッパー327内に投入される。
一方、コンピュータは、規定の計量値、すなわち本実施の形態においては、棒状部材600の計量値となるよう、ホッパー321,〜,ホッパー327のうち、複数のホッパーの組合せを選定し、選定されたホッパーの下端部を所定のタイミングで開口させる。
例えば、図4に示すようにホッパー322およびホッパー326の下端部を開口させることにより、棒状部材601が集合コンベア350,351の上に落下される。この場合、3個の棒状部材601および2個の棒状部材601が集合コンベア350,351により集合され、5個の棒状部材601、すなわち棒状部材600がホッパー380に投入される。この場合、開閉機構370は、シリンダ371を押し出し、ホッパー380の下端部を閉塞させる。
なお図4に示す整理部材360は、集合コンベア350から集合コンベア351に、または集合コンベア351から集合コンベア350に、棒状部材601が移動しないように設けられている。また、整理部材360により棒状部材600が一方向に整理される。具体的には、図4の紙面に対して手前方向から奥方向に棒状部材600が延在するよう整理される。
続いて、ホッパー380は、集合コンベア350,351から落下された棒状部材600を所定の時間保持する。開閉機構370は、所定の時間毎に、開閉機構370からシリンダ371を引き抜き、ホッパー380の下端部を開放させる。それにより、棒状部材600が回転振分装置400に落下される。
なお、本実施の形態においては、ホッパー380を一個設けることとしているが、これに限定されず、他の任意の個数のホッパー380を鉛直方向に連続して設けてもよい。
続いて、投入された棒状部材600は、図5の回転振分装置400の保持部材410により保持される。ここで、保持部材410の構造の詳細について図を用いて説明する。
図7は、回転振分装置400により棒状部材600を保持する状態を説明するための模式的工程図である。図7(a),(b),(c)は、順に工程の上流から下流を示す。
図7(a)に示すように、一対のU字状部材からなる保持部材410により棒状部材600の両端部が保持される。次に、図5の無端状ベルト450が一対の駆動部420により移動され、保持部材410が移動される。この場合、図7(b)に示すように、保持部材410が反転し始める前に、ガイド部材440が、一対のU字状部材からなる保持部材410の間で、かつ一対のU字状部材からなる保持部材410の開口側を抑える働きをする。このガイド部材440は、図5に示すように、無端状ベルト450と一定の間隔で設けられる。
次いで、図7(c)に示すように、一対のU字状部材からなる保持部材410の開口部が鉛直下方に向くように反転される。この場合、ガイド部材440により棒状部材600の落下が防止される。また、保持部材410が所定の排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515上まで移動された場合、シャッタ460が一対のU字状部材からなる保持部材410の開口部を開放するように移動する。例えば、図7(c)に示すように、シャッタ460は、矢印S1の方向に軸回転動作を行う。それにより、保持部材410により保持された棒状部材600が、下方に落下され、排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515のうち特定の排出ホッパーに投入される。
以上のように回転振分装置400においては、当該工程が、連続して行われる。例えば、図5に示す一の保持部材410、他の保持部材410が連続して無端状ベルト450に固設されており、一の保持部材410に保持された棒状部材600が排出ホッパー511に投入され、他の保持部材410に保持された棒状部材600が排出ホッパー512に投入される。このように、本発明に係る棒状部材振分装置100においては、連続して棒状部材600を振分けることができる。
また、図6に示すように、排出装置500は、排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515に投入された棒状部材600を下流に設けられた包装装置に与える。その結果、連続して棒状部材600を包装させることができる。すなわち、棒状部材600の製造個数が増加された場合でも、連続的に回転振分装置400から棒状部材600が投入されるので、排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515の個数をさらに増加させることにより、容易に実現することができる。
なお、本実施の形態においては、保持部材410を一対のU字状からなる保持部材としたが、これに限定されず、棒状部材600を保持できる他の任意の形状からなる保持部材であってもよい。また、本実施の形態においては、ガイド部材440を連続的に設けることとしたが、これに限定されず、物品である棒状部材600が落下しない構造であればよい。さらに、図5においては、無端状ベルト450を用いた場合を説明したが、これに限定されず、チェーン構造のみ等、任意の搬送構造であってもよい。また、一対の駆動部420は、固定されているとしているが、これに限定されず、少なくとも一方の駆動部が、移動可能に設けられてもよい。すなわち、駆動部420が移動し、少ない保持部材410が多数の排出ホッパー上に移動される。それにより、少ない保持部材410で多数の排出ホッパーに棒状部材600を振分けることができ、同時に鉛直方向の高さを抑制することができる。
(他の例)
図8は、図7に示す回転振分装置400により棒状部材600を保持する他の例の状態を説明するための模式的工程図である。図8(a),(b),(c)は、順に工程の上流から下流を示す。
図8(a)に示すように、回転振分装置400の保持部材410aは、図7に示す一対のU字状部材からなる保持部材410の代わりに、一のU字状部材からなる。また、図8(b)に示すように、ガイド部材440aは、図7に示すガイド部材440の代わりに一対の板状部材からなる。
図8(a)に示すように、U字状部材からなる保持部材410aにより棒状部材600の中央部が保持される。次に、無端状ベルト450が一対の駆動部420により移動され、保持部材410aが移動される。この場合、図8(b)に示すように、保持部材410aが反転し始める前に、ガイド部材440aが、U字状部材からなる保持部材410aの両端で、かつU字状部材からなる保持部材410aの開口側を抑える働きをする。このガイド部材440aは、無端状ベルト450と一定の間隔で設けられる。
次いで、図8(c)に示すように、U字状部材からなる保持部材410aの開口部が鉛直下方に向くように反転される。この場合、ガイド部材440aにより棒状部材600の落下が防止される。また、保持部材410aが所定の排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515上まで移動された場合、シャッタ460aがU字状部材からなる保持部材410aの開口部を開放するように移動する。例えば、図8(c)に示すように、シャッタ460aは、矢印S2の方向に水平移動を行う。それにより、保持部材410aにより保持された棒状部材600が、下方に落下され、排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515のうち特定の排出ホッパーに投入される。
続いて、図9,〜,図14は、本発明に係る棒状部材振分装置100の効果を説明するための模式的説明図である。
まず、図9に示すように、本実施の形態に係る棒状部材振分装置100における回転振分装置400の鉛直方向の高さは、高さH1である。この高さH1は、回転振分装置400における複数の保持部材410の高さと、一対の駆動部420の高さにのみ依存する。図9の排出装置500と比較して、排出ホッパーの個数が増加された場合を図10に示す。図10に示す回転振分装置400zおよび排出装置500zの場合、回転振分装置400の代わりにさらに多数の保持部材410が設けられた回転振分装置400zを用いることにより、装置自体の大きさが水平方向に延長されるのみで、高さH1の増加を防止することができる。
一方、図11に示すように、階段状にホッパーを設けた振分装置800および排出装置500において、振分装置800の鉛直方向の高さは、高さH2である。この振分装置800においては、矢印で示すように、上流の一のホッパーから下流の隣り合う2個のホッパーに物品が振分けられる。また、この高さH2は、振分装置800におけるホッパーの段数に依存する。図11の排出装置と比較して、排出ホッパーの個数が増加された場合を図12に示す。図12に示す振分装置800zおよび排出装置500zの場合、ホッパーの段数が増加するため、高さH2が高さH21(H2<H21)となる。
また、図13に示すように、排出シュートを設けた振分装置810および排出装置500において、振分装置810の鉛直方向の高さは、高さH3である。この振分装置800においては、スライド装置815がシャフトを突出または牽引することにより、排出シュートが矢印の方向で揺動される。この高さH3は、振分装置810における排出シュートの長さに依存する。
図13の排出装置500と比較して、排出ホッパーの個数が増加された場合を図14に示す。図14に示す振分装置810zおよび排出装置500zの場合、排出シュートの長さが長くなるため、高さH3が高さH31(H3<H31)となる。
以上のように、本発明に係る棒状部材振分装置100においては、無端状ベルト450が略円状に移動されるので、図11および図12に示すように階段状に複数のホッパーを設けた場合、または図13および図14に示すように振分けシュート部材を設けた場合と比較して、棒状部材600の搬送数量を増加させ、排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515を増加させた場合でも、回転振分装置400の高さH1の増加を抑制することができる。すなわち、無端状ベルト450が移動する略円状の径の大きさで、多数の排出ホッパーに多数の棒状部材600を連続して振分けることができる。したがって、回転振分装置400の高さH1を低く抑えることができるので、回転振分装置400により振分けられる棒状部材600の傷または損傷を防止することができる。さらに、排出ホッパーが増加された場合でも、無端状ベルト450を延長させて水平方向に延長させることで、回転振分装置400の高さH1を低く抑えることができる。さらに、図11〜図14の装置と比較して、回転振分装置400を構成する部品点数を少なくし、不具合発生時またはメンテナンス、例えば、日々の清掃の対応時間の増加を抑制することができる。
さらに、本発明に係る棒状部材振分装置100においては、計量部311,〜,317が、組合せ計量装置300からなるので、高速で多数の棒状部材600を棒状部材600の計量値毎に棒状部材600を振分けることができる。そして、排出ホッパー511,〜,515のうち一の排出ホッパー上方に、反転された一の保持部材410,410aが移動されるまで、シャッタ460,460aにより当該一の保持部材410,410a内の棒状部材600の落下を防止することができる。また、一の排出ホッパー上方に反転された一の保持部材410,410aが移動された場合、シャッタ460が開かれる。その結果、一の排出ホッパーに一の保持部材410,410a内の棒状部材600を振分けることができる。さらに、この動作を連続させることにより、多数の棒状部材600を高速で振分けることができる。
また、図7に示す回転振分装置400においては、保持部材410が反転されても、棒状部材600の両端部近傍がU字状部材に保持されつつ、U字状部材の開口部側から棒状部材600が落下しないようにシャッタ460により棒状部材600の中央部近傍が保持される。そして、棒状部材600を一の排出ホッパーに落下させる場合には、U字状部材の開口部側からシャッタ460を移動させることにより、一の保持部材410内の棒状部材600を一の排出ホッパーに排出させることができる。
一方、図8に示す回転振分装置400においては、保持部材410aが反転されても、棒状部材600の中央部近傍がU字状部材に保持されつつ、U字状部材の開口部側から棒状部材600が落下しないようにシャッタ460aにより棒状部材600の両端部近傍が保持される。そして、棒状部材600を一の排出ホッパーに落下させる場合には、U字状部材の開口部側からシャッタ460を水平移動させることにより、一の保持部材410内の棒状部材600を一の排出ホッパーに排出させることができる。この場合、シャッタ460aが水平移動されるので、軸回転するシャッタ460のように鉛直方向のスペースが不要となり、さらに高さH1を抑制することができる。
本実施の形態においては、計量部311,〜,計量部317が計量装置に相当し、棒状部材600,601が物品および棒状部材に相当し、排出ホッパー511,〜,排出ホッパー515が複数の排出部に相当し、回転振分装置400が振分装置に相当し、5本の棒状部材601および棒状部材600が規定の計量値または計数値に相当し、ホッパー380がホッパーに相当し、複数の保持部材410が開口部を有する複数の容器に相当し、無端状ベルト450が無端状部材に相当し、シャッタ460,460aが1または複数のシャッタに相当し、保持部材410が棒状部材の両端近傍を支持するU字状部材に相当し、保持部材410aが棒状部材の中央部近傍を支持するU字状部材に相当し、組合せ計量装置300が組合せ計量装置に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。また、本実施の形態においては、棒状部材振分装置について説明したが、これに限定されず、他の任意の物品の振分装置に適用することができる。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
本発明の一実施の形態に係る棒状部材振分装置の一例を示す模式的断面図 図1の棒状部材振分装置において振分けられる棒状部材の一例を示す模式的斜視図 分散フィーダ装置における工程を示す模式的段面図 組合せ計量装置における工程を示す模式的断面図 回転振分装置における工程を示す模式的断面図 排出装置における工程を示す模式的断面図 回転振分装置により棒状部材を保持する状態を説明するための模式的工程図 図7に示す回転振分装置により棒状部材を保持する他の例の状態を説明するための模式的工程図 本発明に係る棒状部材振分装置の効果を説明するための模式的説明図 本発明に係る棒状部材振分装置の効果を説明するための模式的説明図 従来の棒状部材振分装置を説明するための模式的説明図 従来の棒状部材振分装置を説明するための模式的説明図 従来の棒状部材振分装置を説明するための模式的説明図 従来の棒状部材振分装置を説明するための模式的説明図
100 棒状部材振分装置
200 分散フィーダ装置
300 組合せ計量装置
311,〜,317 計量部
380 ホッパー
400 回転振分装置
410,410a 複数の保持部材
450 無端状ベルト
460,460a シャッタ
500 排出装置
511,〜,515 排出ホッパー
600,601 棒状部材

Claims (2)

  1. 棒状部材からなる物品を、計量装置により計量し、かつ複数の排出部に振分けて排出する振分装置であって、
    前記計量装置を内蔵し、規定の計量値または計数値毎に物品を落下させるホッパーと、
    前記ホッパーから落下された前記物品を受取るための開口部を有する複数の容器と、
    前記複数の容器が固設された無端状部材と、
    前記複数の容器内の物品が排出される複数の排出部と、
    1または複数のシャッタと、
    を含み、
    前記無端状部材が、略円状に移動されることにより前記複数の容器が順に反転され、
    前記反転された複数の容器のうち一の容器内の物品が、前記開口部から前記複数の排出部の少なくとも一の排出部に排出され
    反転された前記複数の容器が、前記複数の排出部の一の排出部上方に移動されるまで、前記シャッタにより前記開口部が閉塞され、
    前記複数の容器は、前記棒状部材の中央部近傍を支持するU字状部材からなり、
    前記1または複数のシャッタは、前記棒状部材の両端部近傍に配設され、かつ前記U字状部材の開口部側を閉塞する、
    ことを特徴とする振分装置。
  2. 前記計量装置は、複数の計量部を有し、かつ前記複数の計量部による複数の計量値または複数の計数値の組合せを演算し、規定の許容範囲内の組合せ計量値または組合せ計数値となる前記複数の計量部内の物品を選択して組み合せる組合せ計量装置であることを特徴とする、請求項1記載の振分装置。
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