JPH058253Y2 - - Google Patents

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JPH058253Y2
JPH058253Y2 JP1989022998U JP2299889U JPH058253Y2 JP H058253 Y2 JPH058253 Y2 JP H058253Y2 JP 1989022998 U JP1989022998 U JP 1989022998U JP 2299889 U JP2299889 U JP 2299889U JP H058253 Y2 JPH058253 Y2 JP H058253Y2
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transport
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、蓋を有する搬送容器を連続して軌
道上に配列してなる搬送装置において、その軌道
の旋回部で搬送容器の蓋が開かないように、その
蓋を押さえる機構に関する。
〔従来の技術〕
蓋を有する搬送容器を連続して軌道上に配置し
てなる搬送装置は、軌道が蓋が開き方向を外側に
して旋回している旋回部で蓋体がその方向に遠心
力を受けて開いて容器内の搬送物が外に溢れてし
まうおそれがあるために、その蓋体を容器本体側
に押さえる必要がある。そして、従来の搬送装置
では、容器本体に蓋体を止めているピンにつる巻
バネを配設する等して、バネの働きによつて蓋体
を押さえる構造となつていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、搬送容器は、その内部に搬送物を頻繁
に出し入れするものであり、搬送物を出し入れす
る際には蓋体を開けて行うために、その蓋体の開
閉回数も多くなる。そして、上記のバネを使用し
た蓋押さえ機構では長期間使用するとバネがその
金属疲労により劣化して、蓋を押さえる力が弱ま
つてしまうという問題点があつた。
また、このようなバネを使用した蓋押さえ機構
では、蓋体を容器本体側に押さえる力は軌道の旋
回部以外の区間でもかかつているために、搬送容
器内に搬送物を出し入れする際にはその力に抗し
て蓋を開けなければならず、搬送物の取り出し操
作に際して余分な労力を必要とするという問題点
もあつた。
そこで、この考案はこのような点を考慮してな
されたものであり、この考案の目的は、長期間の
使用に耐える耐久性がある、また搬送物の出し入
れ作業を容易に行うことができる搬送容器の蓋押
さえ機構を構成することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、搬送物を載置する容器本体と、該
容器本体に枢着され且つ自重により容器本体を側
面から覆う蓋体とをもつて搬送容器を構成し、該
搬送容器の複数を連続して軌道上に配列し、前記
軌道は前記蓋体の開き方向を外側にして旋回する
旋回部を有する搬送装置において、前記蓋体には
一方の極が前記旋回部の旋回半径外側方向を向く
ように磁石を配設し、少なくとも前記旋回部の外
周に近付けて平行設置した磁石架台に、前記蓋体
の磁石と同極をもつて対向するように磁石を配置
した搬送容器の蓋押さえ機構を構成して、前記の
課題を解決している。
〔作用〕
搬送容器が軌道上を移動し、その搬送容器がそ
の蓋体の開き方向を外側にして旋回する旋回部に
至ると、その蓋体は旋回半径の外側方向に遠心力
を受け、而してその蓋体にはその蓋体を開く方向
に力がかかる。
しかし、この軌道の旋回部においては、蓋体に
配設された磁石と、その旋回部の外周に配置され
た磁石とが同極をもつて対向しているので、両者
は反発し合い、蓋体はこの旋回部では旋回半径の
内側方向に力を受けることになる。そして、この
力は旋回による遠心力を打ち消したうえで蓋体を
容器本体に押しつけるために、搬送容器の蓋体が
開いてしまうことはない。
しかも、旋回部の外周に近付けて平行設置した
磁石架台に磁石を配置しているから、万一蓋体を
開く方向に作用する遠心力が磁力の反発力以上と
なつた場合でも、開きかけた蓋体は磁石架台側の
磁石に当接してそれ以上開くことがなく、当接後
は自重及び磁石の反発力により自動的に閉鎖方向
に向かうようになつている。
また、蓋体の磁石に対面する磁石を配置してい
ない軌道部においては、蓋体はその自重をもつて
容器本体を覆つているだけであるから、その蓋を
開く際には大きな労力を必要とせずに搬送物の取
り出しが可能となる。
〔実施例〕
この考案の第一実施例を第1図乃至第3図に基
づいて説明する。
第1図は、第1実施例の搬送容器を示す斜視図
である。
搬送容器1は、横方向に幅広の長方体の箱体で
あつて、側面の対角線に沿つて切断され、その切
断面が開口している容器本体2と、やはり容器本
体2と同様の形状を有する蓋体3とからなる。そ
して、両者は開口部分同士を合わせて、それぞれ
の上部をピン6で止めて係合しており、而してこ
の搬送容器1は、蓋体3がその自重により容器本
体2の開口部分を覆い、この内部に搬送物を出し
入れする際は、その蓋体3を開閉して行う構造と
なつている。
また、蓋体3の下部には、その蓋体3の開き方
向外側にS極またはN極のうち一方の磁極を向け
るように容器側磁石4を固定配置している。
さらに、容器本体2及び蓋体3は、例えば合成
樹脂などの非磁性材料によつて形成されている。
第2図は、搬送装置20の旋回部分の平面図
を、第3図は、第2図の−線での断面図を示
す。
第2図に示すように、搬送装置20は、スプロ
ケツト21間にチエン22を架け渡して無限軌道
を形成し、チエン22に所定の間隔をおいて多数
の搬送容器1を固着したものである。そして、搬
送容器1は、その軌道上を一定の速度をもつて巡
回し、搬送物を移送する構造となつている。
第2図はその軌道のうち、特に旋回部Aの部分
を示すが、旋回部Aの外周には、搬送容器1と干
渉しない限り最も旋回部Aに近い位置に円弧状の
磁石架台23を平行設置しており、この磁石架台
23にはその円周の半径内側に向けて多数の架台
側磁石5を固着している。
第3図は搬送容器1、チエン22及び磁石架台
25間の関係を示している。搬送容器1はその背
面上部にチエン22を固定しているが、搬送容器
1の重量を支えるために、背面下部にはガイド車
輪24を枢着し、これをチエン22の下方に並行
して敷設されるガイドレール25上に載せて、軌
道上を移動させる構造となつている。また、搬送
容器1の蓋体3側の外側には、磁石架台23及び
架台側磁石5が配置され、その架台側磁石5は容
器側磁石4と同じ高さで且つ容器側磁石4と反対
の磁極をもつて対向するように磁石架台23の内
周面に固定されている。すなわち、架台側磁石5
は、容器側磁石4がS極を外側にする場合にはS
極をこれに対面させ、容器側磁石4がN極を外側
にする場合にはN極をこれに対面させる。
次に、第一実施例の作用を説明する。
チエン22によりなる軌道はスプロケツト21
の回転方向に従つて進行し、第2図においては、
その上段の軌道が往路となり、旋回部Aで折り返
して、その下段の軌道が復路となつている。すな
わち、チエン22に固着されている搬送容器1
は、上段左手が移動方向上手となり、下段左手が
移動方向下手となる。そして、同図には図示され
ないが、移動方向上手には搬送容器1の蓋体3を
開いて容器本体2内に搬送物を入れる搬送物供給
手段があり、また移動方向下手にはその搬送物を
取り出す搬送物搬出手段があつて、搬送物はこの
搬送装置20によつて一地点から他地点に移送さ
れる。
各搬送容器1が軌道の旋回部Aに至ると、搬送
容器1は磁石架台23の内周面側を移動し、この
区間では容器側磁石4と架台側磁石5とが対向す
る。そして、両磁石4,5は同極をもつて対向し
反発し合うために、蓋体3は容器本体2側に押圧
されることになる。従つて、搬送容器1はこの旋
回部Aでは旋回半径の外側方向の遠心力を受け、
搬送容器1の蓋体3はこれが開く方向に力を受け
るが、上記のように蓋体3は容器本体2に押圧さ
れているために蓋が開くことはない。
而して、本実施例の搬送装置によれば、軌道の
旋回部を搬送容器が通過してもその際に受ける遠
心力によつて蓋が開いてしまうことはなく、搬送
物が溢れる事故を防止することができる。
なお、本実施例では蓋体3は非磁性材料により
形成されているので、蓋体3が架台側磁石5に接
近した際にこの磁石5に吸い寄せられて、蓋が開
いてしまうおそれはない。
本願考案の第二実施例を第4図によつて説明す
る。
第4図は、本実施例に係る搬送容器の斜視図を
示す。
この搬送容器1も第一実施例の搬送容器1と同
様に容器本体2と蓋体3とで構成されるが、容器
本体2は蓋体3の開閉方向に傾斜したシユータ面
7を有しており、また蓋体3にはその上面に天井
がなく、搬送容器1の上面には搬送物の投入口8
が開設される構造となつている。
すなわち、本実施例の搬送容器1によつては、
搬送物は蓋体3を開閉することなく投入口8から
容器内に供給することができ、また蓋体3を開く
だけでその搬送物がシユータ面7を滑り降りて自
動的に容器外に落ちるので、より操作が簡単な搬
送装置を構成することができる。特に、搬送物が
粒状物等、細かい品物である場合に、本実施例の
搬送容器1は有効である。
また、その他の構造及び作用効果については第
一実施例と同様であるため、説明を省略する。
なお、第一実施例、第二実施例ともに、架台側
磁石5は旋回部Aの区間にのみ設けたが、この磁
石5を、前記した搬送物供給部分、搬送物搬出部
分を除いて軌道の全区間に沿つて設けることもで
きる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本願考案の蓋付容器の搬
送装置によつては、その蓋体を押さえるために磁
石の反発力を利用しバネを使用しないので、耐久
性に優れた搬送容器の蓋押さえ機構とすることが
できる。
また、万一蓋体を開く方向に作用する遠心力が
磁力の反発力以上となつた場合でも、開きかけた
蓋体は磁石架台側の磁石に当接してそれ以上開く
ことがなく、当接後は自重及び磁石の反発力によ
り自動的に閉鎖方向に向かうようになつている点
でも優れたものとなつている。
またさらに、本願考案の蓋押さえ機構は、磁石
が対向しない区間では、蓋体は自重のみをもつて
容器本体を覆つているので、蓋体を容易に開くこ
とができ、而して無駄な労力を必要とせずに搬送
物を容易に出し入れできるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一実施例の搬送容器を示す斜視図、
第2図は第一実施例の搬送装置の平面図、第3図
は第2図の−線における断面図、第4図は第
二実施例の搬送容器を示す斜視図である。 1……搬送容器、2……容器本体、3……蓋
体、4……容器側磁石、5……架台側磁石、20
……搬送装置、22……チエン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 搬送物を載置する容器本体と、該容器本体に枢
    着され且つ自重により容器本体を側面から覆う蓋
    体とをもつて搬送容器を構成し、該搬送容器の複
    数を連続して軌道上に配列し、前記軌道は前記蓋
    体の開き方向を外側にして旋回する旋回部を有す
    る搬送装置において、 前記蓋体には一方の極が前記旋回部の旋回半径
    外側方向を向くように磁石を配設し、少なくとも
    前記旋回部の外周に近付けて平行設置した磁石架
    台に、前記蓋体の磁石と同極をもつて対向するよ
    うに磁石を配置したことを特徴とする搬送容器の
    蓋押さえ機構。
JP1989022998U 1989-02-28 1989-02-28 Expired - Lifetime JPH058253Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60183710U (ja) * 1984-05-15 1985-12-05 株式会社ダイフク 回転ラツク装置

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