JP2004092278A - 水洗式大便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボウル部の清浄性を向上、維持させるとともに、オゾン水、電解水などの機能水を付与することによる使用者への危険をあらかじめ回避する方策を採った水洗式大便器を提供すること。
【解決手段】溜水を溜めるボウル部と、前記ボウル部へ洗浄水を吐出する洗浄水吐出部とを有する水洗式大便器において、前記ボウル部へ機能水を吐出する機能水吐出部と、前記機能水吐出部から前記機能水を吐出する吐出時期を制御する吐出制御部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボウル部にオゾン水、電解水等の機能水を吐出する機能水吐出手段を備えた水洗式大便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オゾン水を水洗便器に吐出するものとして特許文献1がある。これを詳述すると以下の通りである。
図10は従来の小便器の機器室を示す縦断面図で後述するような人体検知センサー、フラッシュバルブなどが配置されている。また、図11は従来の小便器の全体構成を示す概略図で、小便器本体と、その上流側に位置するオゾン発生器、混合器から構成されている。
【0003】
次に、このように構成されたオゾン水を小便器1へ供給する装置の動作態様を説明する。使用に際し、例えば、トイレ室へ入ると、カバー3の前面側上部に取り付けられた図示しない人体検知センサーがこれを検知してオゾン発生器13をON動作させる。これにより、オゾン発生器13は、オゾンガスを発生させると共に、発生したオゾンガスを循環させるなどしてそのオゾン濃度を予め高くする。このような状態から使用者が小便器本体1aの前に所定時間以上連続して立つと、図示しない人体検知センサーが小用であると判断する。そして、使用者が小便器本体1aから離れると、フラッシュバルブ4とオゾン発生器13とオゾン混合器14とへこれを動作させるべく信号を出力する。これにより、フラッシュバルブ4がフラッシュ動作を開始し、所定時間の間、その主弁を開いて水道水を小便器本体1aのスプレーダ室11と分岐水栓12を介してオゾンの混合器14とへ供給を始める。
これと同時に、オゾン発生器13では予め高濃度に生成しておいたオゾンガスを混合器14へ供給する。
【0004】
高濃度のオゾンガスは、オゾン供給管13aからオゾン混合器14へエゼクター方式等により供給され、前記水道水と混合する。この混合により、ガス化されたオゾンは水道水の中へ溶解し、高濃度のオゾン水となる。オゾン水は、分岐管14bを介して給水管10へ戻され、スプレーダー室11へ供給される。そして、小便器本体1aの便鉢洗浄に用いられる。オゾン混合器14において、水の中へ溶解し得なかった余剰オゾンは、図示しない気液分離装置及び回収管13bを介してオゾン発生器13へ回収され、再利用に供される。
【0005】
このようにして高濃度のオゾン水による小便器本体1aの洗浄が行われるので、オゾンが本来的に有する優れた殺菌、防臭、防汚、尿石を含む有機化合物の分解等が得られる。しかも、オゾンガスの濃度が高濃度であるため、オゾン水の洗浄能力は、通常のオゾン水の場合よりも高く、トータル的なオゾン水による洗浄時間を短くした場合であっても、十分な殺菌、防臭、防汚、尿石を含む有機化合物の分解を得ることができる。
従って、小便器1の洗浄開始後、直ぐにオゾン発生器13及びオゾン混合器14をOFF動作させた場合であっても、十分なオゾン水による洗浄効果を得ることができる。しかも、この場合、オゾン水を供給する配管類等の使用部材がオゾン水と接触する時間を少なくでき、その劣化を著しく軽減することが可能である。またオゾン発生器13は、使用者がトイレ室に入室したことを検知してオゾンガスを生成するので、小便器本体1aの前へ使用者が立った状態でのオゾンガスを生成している時間が短く、仮にオゾンガスが漏れ出たとしてもその影響を小さくでき、人体に対する安全性を確立することが可能である。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−247258号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように小便器では、オゾン水などの機能水の効果を有効に発揮し、かつ使用者に対する安全性も確立されてその防汚性能、清浄性能を発揮していた。しかしながら、従来の水洗式大便器では溜水をため置くためボウル部の形状が小便器の場合と異なり非常に複雑な形状をしているなどの理由から有効な方策がなかった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、水洗式大便器においてボウル部の清浄性を向上、維持させるとともに、オゾン水、電解水などの機能水を付与することによる使用者への危険をあらかじめ回避する方策を採った水洗式大便器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記目的を達成するために請求項1に記載の本発明は、溜水を溜めるボウル部と、前記ボウル部へ洗浄水を吐出する洗浄水吐出部とを有する水洗式大便器において、前記ボウル部へ機能水を吐出する機能水吐出部と、前記機能水吐出部から前記機能水を吐出する吐出時期を制御する吐出制御部と、を備えることを特徴とする。
吐出制御部によりオゾン水、電解水などの各機能水の吐出形態、機能水の種類などに応じて吐出時期の制御などが可能となるので、清浄効果の最適化を図られることはもちろん人体に対する安全性も向上する。
【0010】
本発明の好ましい態様としては、前記機能水吐出部が機能水を噴霧状に吐出するための機能水噴霧部を備えるようにする。
そうすることにより、複雑なボウル部の曲面に対して少ない水量で、全体に行き渡らせることができるので機能水を少量しか必要とせず、機能水が人体に対して何らかの影響を有する場合には、その影響度を下げられるので安全性が高まる。
【0011】
また、本発明の好ましい態様としては、前記機能水噴霧部が噴霧状態を変化させる噴霧状態可変部を備えるようにする。
便器毎にボウル部の形状は様々であり、それに起因する汚れの激しい場所も便器毎に異なるが、前記噴霧状態可変部によりそれぞれの便器に対し、汚れの激しいと思われる場所に多量に噴霧させるなど設計の自由度が向上する。
【0012】
また、請求項4に記載の本発明は、人体を検知して便蓋を自動的に開閉する自動開閉機構部付き便蓋を備えた便座と、溜水を溜めるボウル部と、前記ボウル部へ洗浄水を吐出する洗浄水吐出部と、前記ボウル部へ機能水を吐出する機能水吐出部と、を備えた水洗式大便器であって、前記機能水吐出部からの前記機能水を吐出する吐出時期を制御する吐出制御部と前記自動開閉機構部とを連動制御するための連動制御部を備えたことを特徴とする。
そうすることにより、機能水吐出部からの機能水吐出時に便蓋を閉めることが可能となり、人体に機能水が触れる確率が極めてなくなり、著しく安全性が向上する。また便蓋によりボウル部外に機能水が向かうことがなくなるので清浄性能の向上にもつながる。
【0013】
本発明の好ましい態様としては、前記洗浄水吐出部が前記ボウル部の後部上端に設けた開口部であり、前記ボウル部の上部周縁のリム部内側面を前記開口部から吐出される洗浄水の導水路とし、前記リム部内側面が前記洗浄水があふれ出ることを防止するためのあふれ防止形状をなしているようにする。
そうすることにより、洗浄水の残水たれ箇所が減るため、洗浄水吐出後に機能水を吐出する場合などにボウル部にかけられた機能水を残水により洗い流すことがなくなる。よって機能水の清浄性能を安定して発揮させることが可能となる。また残水箇所自体も減ることにより、清浄性能向上につながる。
【0014】
また、本発明の好ましい態様としては、前記機能水吐出部を洗浄水を電気分解する電解槽と、前記電解槽から排出される電解水を前記ボウル部へ吐出する電解水吐出部からなるようにする。
そうすることにより、機能水として電解水を用いることができ残留性が少なく、薬剤などを利用した物ではないため人体に対する安全性が極めて高く維持しつつ、ボウル部の清浄性向上が図られる。
【0015】
また、本発明の好ましい態様としては、前記機能水吐出部が前記洗浄水吐出部の上流側に配置され、前記機能水と前記洗浄水と合流して前記洗浄水吐出部から吐出するようにする。
そうすることにより、ボウル部における吐出口の数を減らすことができ、洗浄水の流れが滞ったり、汚れなどが溜まりやすい異形状部分がなくなるので、防汚性向上となる。また、残水たれ箇所の低下にもつながりボウル部の防汚性が高まる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて発明の内容を説明する。
図1は本発明に係る第1実施例の水洗式大便器の概略斜視図、図2は図1の水洗式大便器のA−A線における断面概略図、図3は第1実施例の水洗式大便器の洗浄シーケンスのフロー図である。
【0017】
図1に示すように水洗式大便器20は床90に配置され、溜水21をためおき可能なボウル部22を備え、そのボウル部22の後方上部には後述する機能水を吐出する機能水吐出部32を一箇所備えている。
また、図2に示すようにボウル部22の上部には上部縁に沿って小穴30が複数穿孔されており汚物をボウル部22からトラップ部23を介して外部へ排出するのに用いる洗浄水が吐出する洗浄水吐出部31を形成している。
また、ボウル部22の後方上部にある機能水吐出部33の上流側には、図示しない供給源から流入する水道水などの通路になる給水管路91が形成されている。なおその給水管路91には先端部に機能水吐出部32を備え、途中にはオゾン水生成器100が配置されるとともに、発生されるオゾン水の吐出時期を制御する吐出制御部33が備えられている。
【0018】
ここで本実施例で用いる機能水、すなわちオゾン水の生成過程について説明する。オゾン水生成器100は放電している図示しない電極間に空気を通過させることで放電による化学作用を得、オゾン化されたガスを発生させる。その後オゾン化されたガスが水道水中へ吹き込まれることで溶解されオゾン水を生成することとなる。
【0019】
次に、水洗式大便器20の洗浄動作について図3に基づいて説明する。
水洗式大便器20の洗浄操作がなされると、その洗浄操作の入力信号の指示により図示しない洗浄水供給源より洗浄水が洗浄水吐出部である複数の小穴30よりボウル部22に向けて吐出される。ボウル部22に吐出された洗浄水は、ボウル部22の洗浄を行いながらトラップ部23に洗浄水を満たすことでサイホンを発生させ、溜水及び溜水中にある汚物をトラップ部の外へ排出する。
ボウル部22の溜水及び溜水中にある汚物の排出後も小穴30から洗浄水は供給され、洗浄前のように所定位置まで溜水を確保して洗浄水の吐出を終了する。洗浄操作がなされてから洗浄水の吐出を終了するまでの時間はあらかじめ設定することができ、本実施例の場合は40秒である。
【0020】
次に、洗浄操作がなされて40秒後にオゾン水生成器100に向けて供給された水道水にオゾンを吹き込んで生成されたオゾン水を機能水吐出部32を介してボウル部22へ吐出させる。なお本実施例ではオゾン水はボウル部22の後部上端から吐出され、ボウル部22の壁面に沿って適量を垂下させながら旋回し、ボウル部22の全面に均等にオゾン水を付与することが可能となる。
【0021】
この第1実施例では、吐出制御部33により洗浄水の吐出完了時間である40秒後にオゾン水の吐出を所定時間行う。したがって、オゾン水の吐出時期を制御するので、清浄効果の最適化を図られることはもちろん人体に対する安全性も向上する。
【0022】
また、ここでオゾン水の効果について説明する。オゾン水に含まれるオゾンは、容易に第3原子を分離するため自然界ではフッ素に次ぐ強い酸化力を持った活性酸素種であり、この化学的に活性な性質を利用して殺菌、脱臭、防汚、有機化合物の分解などの効果が得られる。よって本実施例のように洗浄後にボウル部22にオゾン水を付与することで、細かな汚物の分解や防汚効果を発揮するので、ボウル部22の清浄性が長期間に亘って保持される。
【0023】
なお本実施例では、機能水であるオゾン水の吐出パターンについて1種類の洗浄パターンしか示さなかったが、洗浄水吐出後に所定間隔で前記オゾン水を吐出させる構成としても良いし、使用者が極端に少ないと思われる時間帯たとえば夜に吐出させても良い。
また、ボウル部の壁面に沿ってオゾン水が流れ出るので人体への接触の危険性も少ないので、洗浄水が吐出される前にオゾン水が吐出される構成としても差し支えない。
なお、これらのパターンはいずれも吐出制御部33によってなされるのは言うまでもない。
【0024】
次に、本発明に係る第2実施例の水洗式大便器について説明する。図4は水洗式大便器の側面透視概略図、図5は図4に示す水洗式大便器の概略斜視図である。図6は本実施例で用いる機能水吐出部の概略構成図である。
第1実施例による水洗式大便器と同一又は相当する構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】
図4及び図5に示す水洗式大便器20は、第1実施例の場合と異なり便座、便蓋まで含めて一体で構成されている。
すなわち本実施例の水洗式大便器20は、溜水21を溜めおくボウル部22と、そのボウル部22の後方に一体的に備えられたトラップ部23とからなっている。また、ボウル部22の上部には便座24と一体に形成された便蓋25が載置しており、側方には便器使用者の有無を検知する人体検知部51を備えた自動開閉機構部50が設けられ、人体検知部51により人体を検知して便蓋を開閉させる構成としている。
さらに、ボウル部22には後述する機能水吐出部32を備えており、前述した自動開閉機構部50と連動するための連動制御部61を設けている。
連動制御部61には図中破線で示す信号線を備えており、各信号線はそれぞれ自動開閉機構部50、機能水吐出部32と接続されている。
動作としては、自動開閉機構部50の動作状況が連動制御部61に伝わるようになっており。また、その信号によって所定の処理後、機能水吐出部32へ所定の動作を起こさせるための信号が発信される。
すなわち、連動制御部61では自動開閉機構部50の動作状況に応じて機能水吐出部32の制御ができる構成となっている。詳細については後述する。
【0026】
次に、本実施例について図4及び図5を用いて実際の動作について説明する。まず、図4に示す水洗式大便器20は便蓋25が閉じた状態となっている。そこへ便器使用者が近づくと人体検知部51が使用者が居ることを感知し、人体検知部51からの感知信号を受けて自動開閉機構部50が作動し、図中点線で示すような便蓋25が開の状態になり便器の使用が可能な状態となる。
【0027】
その後使用者が便座24に着座し用便後、図示しない操作部を操作することによりボウル部22へ洗浄水が供給されボウル部22内の汚物が溜水21とともに外部へ排出される。
【0028】
汚物が外部へ排出された後、使用者が水洗式大便器20から離れると、人体検知部51が使用者が居なくなったことを感知するとともに、自動開閉機構部50により便蓋25を図4にて実線で示すような閉止した状態とさせる。
【0029】
便蓋25の閉止後、閉止したことを示す信号が連動制御部61へ発信され、連動制御部61内の図示しない回路により機能水吐出部に向けて機能水を吐出させる命令信号が発信される。そうすると、後述する機能水吐出部32より機能水が吐出されボウル部22内に付与される。機能水吐出部32からの機能水吐出時に便蓋25が閉められた状態となるため人体に機能水が触れる確率が極めてなくなり、著しく安全性が向上する。また便蓋によりボウル部外に機能水が向かうことがなくなるので清浄性能の向上にもつながる。
【0030】
次に、前述した機能水吐出部32について図6を用いて説明する。
図6に示す機能水吐出部32は図5において示すように、ボウル部22の後部に備え付けられており連動制御部61と連結している。
主要な構成要素としては、洗浄水の電解を行う電解槽41、その電解槽41から吐出される電解水をボウル部22内に噴霧する機能水噴霧部としての働きをする超音波振動子62、および前記電解槽41と超音波振動子62を制御し噴霧状態を種々に可変可能である噴霧状態可変部35を備えている。
【0031】
更に詳細な動きとともに説明する。
図中白抜き矢印で示す方向に管路110を通過し、電解槽41内に被電解水が流入する。すると、電解槽41内の図示しない電極間を流れる被電解水が電解され次亜塩素酸濃度を高められた状態で3本の吐出管路である電解水吐出部40より吐出される。
電解水吐出部40より吐出された電解水は、超音波振動子62の裏面に至り、超音波振動子62の作用により、吸い上げられ図中点線で示すようにボウル部22内に向けて噴霧されボウル部内に付与される。
【0032】
噴霧の状態は噴霧状態可変部35により設定が可能となる。つまり、噴霧状態可変部35により電解槽用印可電圧伝達路63を介して電解槽41内の図示しない電極間に与える電圧を変えることにより電解能力を変更可能なので電解水の性状を強力にしたり、場合によっては弱めたりすることができる。
また、超音波振動子用印可電圧伝達路64を介して超音波振動子62へ与える電圧を変化させることができ、超音波振動子62の動作を変えることができるので電解水の噴霧時の粒径、噴霧量などを調整することができる。
【0033】
なお、ここで言う電解水は、電解を行いアルカリ水と酸性水の分画は行わなずに生成され高濃度な次亜塩素酸濃度を有した液体である。よって、アルカリ水のみ、酸性水のみを使用する時と異なり、非使用水が発生しないので、その処理に対する構成なども必要としない。
【0034】
また、本実施例では超音波振動子を用いて機能水を霧化させているが、スリット形状が可変できるスリット形状である噴霧ノズルを用いることによっても同様な効果が得られる。
【0035】
以上のことから下記する効果が発揮される。
すなわち、ボウル部の曲面に対して少ない水量で、全体に行き渡らせることができるので機能水を少量しか必要とせず、機能水が人体に対して何らかの影響を有する場合その影響度を下げ安全性が高まる。さらに部品点数小、吐出部のレイアウト自由度が向上する。
また、ボウル部の形状は様々であり、それに起因する汚れの激しい場所も便器毎に異なる。したがって噴霧状態可変部によりそれぞれの便器に対し、汚れの激しいと思われる場所に多量に噴霧させるなど設計の自由度が向上する。さらに、電解水であり、残留性がなく人体に対する安全性が極めて高い。
【0036】
次に、本発明に係る第3実施例の水洗式大便器について説明する。
図7は水洗式大便器の上部概略図、図8は図7に示す水洗式大便器のボウル部上端部のB−B線での拡大断面図、図9はボウル部上端部の変形例を示す図である。第1実施例による水洗式大便器と同一又は相当する構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0037】
図7に示す水洗式大便器20は、溜水21をため置くボウル部22の後部上端に洗浄水吐出部31を1個配設している。また、水洗式大便器20の後部には電解槽42と、その電解槽42からの電解水の吐出を制御する吐出制御部33を配設している。
また、洗浄水吐出部31と図示しない洗浄水供給源と連絡する通路130を設け、洗浄水吐出部31の上流側で通路130から分岐した流入通路43と流出通路44を設け電解槽42と連絡している。そして、流出通路43の通路130と合流する部分を機能水吐出部32としている。
なお、電解槽42は内部に溶出型の殺菌性能を有する電極を備えており本実施例では電極として銀電極を用いている。
また、水洗式大便器20の後部右側には後述する操作部70を備えている。
【0038】
次に、実際の洗浄動作について図7を用いて説明する。
使用者は用便後、後部右側の操作部70を操作する。操作部70からの信号が吐出制御部33に伝達される。信号を受けた吐出制御部33は太い白抜き矢印Xで示す信号を発信し図示しない洗浄水供給源より洗浄水を通路130を介して洗浄水吐出部31より吐出させる。ボウル部22後部より吐出された洗浄水は、ボウル部22の壁面を矢印のように旋回しながら洗浄を行う。ボウル部22を洗浄後溜水21及び汚物とともに外部へ排出され、完全に汚物が排出された後、再び溜水確保のための洗浄水が洗浄水吐出部31より吐出され、洗浄動作が完了する。
【0039】
ここで、前述の溜水確保のための洗浄水が本実施例では機能水として吐出される。すなわち、通路130の上流側から供給された洗浄水が流入通路43を介して電解槽42に入り、電解槽を通過する過程で機能水である電解水が生成されて流出通路44を通り、機能水吐出部130から通路130に吐出され洗浄水吐出部31からボウル部22に吐出する。
操作部70の信号を受けた吐出制御部33は、信号を受けた時刻から所定時間後に電解槽42に電圧を付与する構成となっており、本実施例では汚物排出後の溜水確保のための洗浄水が通路130を通過する期間中に電解槽42に電圧が付与され機能水として洗浄水吐出部31より吐出される。
【0040】
本実施例ではボウル部22に配設した開口部は洗浄水吐出口31のみであり、従来に比べて洗浄水の吐出口の数を減らすことが出来る。またその分、洗浄水の流れが滞ったり、汚れなどが溜まりやすい異形状部分がなくなるので、防汚性向上にもつながる。
【0041】
また、本実施例ではボウル部における吐出部を1箇所とし清浄性が特に優れたタイプを示しているが、ボウル部上端後部の右側に洗浄水吐出部、左側に機能水吐出部を備えた構成も考えられる。その場合、洗浄において洗浄水と機能水を交互に流し洗浄に独自性を持たせたり、右回り、左回り両方の旋回方向を備えさせることで、一方向からでは落としにくかった汚れも取れるような効果も発揮する。
【0042】
なお、前記第3実施例ではボウル部22の上部外縁は図8に示すような断面構造となっている。すなわち、図中塗りつぶしで示される洗浄水120が通過する導水部80は、略水平な棚部83とボウル部22の内側にオーバーハング状に湾曲した形状の湾曲面部84と便座が載置する便座載置部82とから構成されるあふれ防止部81となっている。
図中塗りつぶしで示す洗浄水120は棚部83上を移動しつつ、順次図中白抜き矢印に示すようにボウル部22下部側へ適量が垂下していき、ボウル部の全面を洗浄する。
上記のような水洗式大便器においては、洗浄水からの残水たれ箇所となる可能性の場所である吐出部が大幅に減るため、防汚性能が一段と向上される。
【0043】
また、図9にボウル部22の上部外縁の構造の変形例を示す。
洗浄水120が通過する部分は、下方に向けて開口部140を備える形状のあふれ防止81が備えられており、図8に示す構造以上にボウル部の外への洗浄水のあふれ防止がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の水洗式大便器の概略斜視図。
【図2】図1に示す水洗式大便器のA−A断面概略図。
【図3】第1実施例の水洗式大便器の洗浄シーケンスのフロー図。
【図4】本発明に係る第2実施例の水洗式大便器の側面透視概略図。
【図5】図4に示す水洗式大便器の概略斜視図。
【図6】第2実施例の水洗式大便器の機能水吐出部の概略構成図。
【図7】本発明に係る第3実施例の水洗式大便器の上部概略図。
【図8】図7に示す水洗式大便器のボウル部上端部のB−B拡大断面図。
【図9】ボウル部上端部の拡大断面図の変形例を示す図。
【図10】従来の小便器の機器室を示す縦断面図。
【図11】従来の小便器の全体構成を示す概略図。
【符号の説明】
1…小便器
1a…小便器本体
3…カバー
4…フラッシュバルブ
10…給水管
11…スプレーダ室
12…分岐水栓
13…オゾン発生器
13a…オゾン供給管
13b…回収管
14…オゾン混合器
14b…分岐管
20…水洗式大便器
21…溜水
22…ボウル部
23…トラップ部
24…便座
25…便蓋
30…小穴
31…洗浄水吐出部
32…機能水吐出部
33…吐出制御部
34…機能水噴霧部
35…噴霧状態可変部
36…超音波振動子
40…電解水吐出部
41、42…電解槽
43…流入通路
44…流出通路
50…自動開閉機構部
51…人体検知部
61…連動制御部
62…超音波振動子
63…電解槽用印可電圧伝達路
64…超音波振動子用印可電圧伝達路
70…操作部
71…銀イオン溶出電解槽
80…導水部
81…あふれ防止部
82…便座載置部
83…棚部
90…床
91…給水管路
100…オゾン水生成器
110…管路
120…洗浄水
130…通路
140…開口部

Claims (7)

  1. 溜水を溜めるボウル部と、前記ボウル部へ洗浄水を吐出する洗浄水吐出部とを有する水洗式大便器において、
    前記ボウル部へ機能水を吐出する機能水吐出部と、前記機能水吐出部から前記機能水を吐出する吐出時期を制御する吐出制御部と、を備えることを特徴とする水洗式大便器。
  2. 前記機能水吐出部が機能水を噴霧状に吐出するための機能水噴霧部を備えることを特徴とする請求項1記載の水洗式大便器。
  3. 前記機能水噴霧部が噴霧状態を変化させる噴霧状態可変部を備えることを特徴とする請求項2記載の水洗式大便器。
  4. 人体を検知して便蓋を自動的に開閉する自動開閉機構部付き便蓋を備えた便座と、溜水を溜めるボウル部と、前記ボウル部へ洗浄水を吐出する洗浄水吐出部と、前記ボウル部へ機能水を吐出する機能水吐出部と、を備えた水洗式大便器であって、
    前記機能水吐出部からの前記機能水を吐出する吐出時期を制御する吐出制御部と前記自動開閉機構部とを連動するための連動制御部を備えたことを特徴とする水洗式大便器。
  5. 前記洗浄水吐出部が前記ボウル部の後部上端に設けた開口部であり、前記ボウル部の上部周縁のリム部内側面を前記開口部から吐出される洗浄水の導水路とし、前記リム部内側面が前記洗浄水があふれ出ることを防止するためのあふれ防止形状をなしていることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の水洗式大便器。
  6. 前記機能水吐出部が洗浄水を電気分解する電解槽と、前記電解槽から排出される電解水を前記ボウル部へ吐出する電解水吐出部とからなることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の水洗式大便器。
  7. 前記機能水吐出部が前記洗浄水吐出部の上流側に配置され、前記機能水と前記洗浄水と合流して前記洗浄水吐出部から吐出することを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の水洗式大便器。
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