JP2004092099A - プレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法、プレキャストコンクリート高欄、及びプレキャストコンクリート高欄の固定構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法、プレキャストコンクリート高欄、及びプレキャストコンクリート高欄の固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】プレキャストコンクリート高欄の軽量化を図ることにより、その施工効率の向上を図る。
【解決手段】プレキャストコンクリート高欄23を、台座部23aと、高欄壁部23bとからなる2分割型に構成する。台座部23aは、被構築物としてのPC桁21にねじふし棒鋼22を用いたナット固定手段で固定する。固定した台座部23aに、モルタル充填継手の手法により、高欄壁部23bを固定して、プレキャストコンクリート高欄23をPC桁21側に構築する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダム堤体、橋梁等の被構築物に設ける高欄に関し、特に、分割型のプレキャストコンクリート高欄をねじふし棒鋼とモルタル充填継手を用いて本体構造物に取り付けるのに適用して有効な技術である。
【0002】
【従来の技術】
ダム堤体、橋梁等の構造物上の歩行に際して、落下等からの歩行安全を確保するために、コンクリート製の高欄を設ける場合がある。かかる高欄の施工方法については、従来より幾つかの施工方法が提案されているが、プレキャストコンクリート高欄を用いることによりその施工効率の向上が図られている。
【0003】
プレキャストコンクリート高欄を用いた施工方法としては、例えば、図6(A)〜(E)に示す手順の施工方法が知られている。
【0004】
すなわち、かかる施工方法では、図6(A)に示すように、本体構造物1にアンカーボルト2を埋設しておく。本体構造物1としては、例えばダム堤体などを想定することができる。
【0005】
埋設したアンカーボルト2を中心としてその周囲に、図6(B)に示すように、予め設計段階で指示された高さに底部高さ調整モルタルを敷く。敷きモルタル3の流れ止めには、例えば、スポンジテープ4を敷きモルタル3の敷設範囲を区画するように設けておけばよい。
【0006】
敷きモルタル3の硬化後、予め工場等で製作されたプレキャストコンクリート高欄5を、図6(C)に示すように、敷きモルタル3に掛かるようにして据えつける。
【0007】
プレキャストコンクリート高欄5は、予め、本体構造物1の角の敷きモルタル3部分に据付ができるように切欠構造部5aが設けられ、かかる切欠構造部5aを、本体構造物1の角にあてがうようにして安定して据付されている。
【0008】
また、切欠構造部5aを構成する垂壁部5bは、かかる据付状態では、本体構造物1の端面を覆うこととなるため、降雨、降雪が本体構造物1とプレキャストコンクリート高欄5との接合部の目地に直接かかることを防止して、本体構造物および目地部からの劣化を防止している。
【0009】
プレキャストコンクリート高欄5には、予めボルトボックス5cが設けられ、据付に際しては、図6(C)に示すように、ボルトボックス5c内にアンカーボルト2を通して、ナット6で締付固定するようになっている。
【0010】
このようにしてプレキャストコンクリート高欄5を本体構造物1に据付固定した状態で、ボルトボックス5c内に間詰コンクリート7を打設して固める。その後、プレキャストコンクリート高欄5の内側に地覆8、舗装9をそれぞれ施工して完成となる。
【0011】
また、プレキャストコンクリート高欄を用いたダム堤体用の高欄施工方法としては、特開平11−173739号公報に開示した本発明者によるモルタル充填継手を使用した施工方法がある。
【0012】
かかる施工方法では、図7(A)に示すように、ダム堤体11のプレキャストコンクリート高欄12の設置範囲には、異形鉄筋等からなる接合筋13が、設置範囲面に面一に設けられた位置固定用鋼材13aに溶接されて位置確保がなされた状態で埋設されている。
【0013】
さらに、かかる設置範囲は、金テコ仕上げがなされて高い精度でプレキャストコンクリート高欄12の設置ができるように処理されている。また、ダム堤体11の外縁側には、L字形の角欠け防止用鋼材14が設けられている。
【0014】
また、設置範囲には、図7(B)に示すように、接合筋13の保護用として予め防錆用モルタル15を敷いておく。設置範囲の周囲には、モルタル流れ止めとして、例えば、目地バックアップ材としてゴムシール材16を設けておく。
【0015】
かかる構成のダム堤体11上に、図7(B)に示すように、プレキャストコンクリート高欄12を吊り込んで据えつける。据付に際しては、プレキャストコンクリート高欄12に設けたモルタル充填継手17を構成するスリーブ17a内に、ダム堤体11に設けておいた接合筋13を通し、スリーブ17a内に予め通されていた高欄側接合筋18との上下位置が符合するようにして据えつける。
【0016】
据えつけた状態で、図7(C)に示すように、プレキャストコンクリート高欄12のスリーブ17a内に、モルタル注入口19aからモルタルを注入して硬化させる。モルタル注入後は、図7(D)に示すように、モルタル注入口19aおよびモルタル排出口19bの化粧仕上げを施す。必要に応じて、目地剤の注入を行えばよい。
【0017】
このようにして、かかる施工方法では、モルタル充填継手を採用することにより、それまでのプレキャストコンクリート高欄に設けられていたボルトボックスの構成を無くし、ボルトボックスに係る面倒な作業を省き、且つ高精度にプレキャストコンクリート高欄の据付が行える。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにプレキャストコンクリート高欄を用いた施工方法は、確かに施工効率の向上が図れるが、しかし、以下のような問題点があることに本発明者は気がついた。
【0019】
すなわち、従来提案されているプレキャストコンクリート高欄を用いた施工方法では、高欄形状がプレキャストコンクリートで一体に形成されているため嵩ばり、その製造、運搬、施工等に際して、取り扱い難い。そのため、例えば、プレキャストコンクリート高欄を移動する際にぶつける等して、破損や、ひび割れ等を発生させる虞れがある。
【0020】
また、プレキャストコンクリート高欄が一体形に形成されているため、運搬等の移動に際しては、移動時の安定性を確保するため、例えば、図8に(A)に示すように、横に寝かせた状態での搬送が一般的移動方法として採用される。しかし、このように寝かせた状態で搬送すると、現場での据付時等には、図8(A)〜(D)に示すように、立て起こしを行わなければならない。
【0021】
しかし、かかる立て起こしは、寝かせた状態のプレキャストコンクリート高欄の上方側をクレーン等で吊り上げて行うため、姿勢が不安定となり、吊り上げ途中にバランスを崩し易く、極めて危険な作業である。特に、ボルトボックスを内蔵して切欠構造部を設けた構成のプレキャストコンクリート高欄では、立て起こしに際して垂壁部5bに多大の荷重がかかることとなり、かかる垂壁部5bの破損の危険が十分に考えられる。
【0022】
そこで、例えば、図8(B)に示すように、予め、着脱可能に補強鋼材を組み付けて、かかる破損を回避することが行われる。しかし、補記鋼材の脱着はかなる面倒な作業でできれば省きたい作業である。
【0023】
さらに、一体形に形成されたプレキャストコンクリート高欄はかなりの重量となり、嵩ばり形状と併せて、取り扱いにくく、例えば、移動などが容易に行えない。
【0024】
このように重量、嵩ばり等が原因で取り扱い難いため、どうしても、現場施工では、取り扱いし易くするため部材延長を短くして小型化を図ることで、プレキャストコンクリート高欄1基当たりの単位重量を低減することが考えられる。
【0025】
しかし、かかる対策を採用すると、実際の施工に当たっては、その分、1基当たりで組み立て施工できる長さは短くなり、連接するプレキャストコンクリート高欄の数を多くしなければならない。
【0026】
このように使用するプレキャストコンクリート高欄の数が増えると、それに併せて連接箇所が増えることとなり、設置底面の高さ調整の作業が増える。かかる調整作業は、元々面倒で手間のかかる作業であるため、かかる作業が増えると、プレキャストコンクリート高欄を使用するメリットである工期の短縮効果を著しく低減させる結果となり好ましくない。
【0027】
また、従来構成では、特に、高欄の外力への抵抗力を十分に確保できない嫌いがある。これは、かかる抵抗力は本体構造物の肩と接合鉄筋の水平距離で決定されるが、従来構成では高欄の垂壁部と本体構造物との間に隙間があるために力が伝達されず、垂壁の部材厚さをかかる水平距離に算入できないためである。
【0028】
本発明の目的は、プレキャストコンクリート高欄の軽量化を図ることにより、その施工効率の向上を図ることにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プレキャストコンクリート高欄を用いて被構築物側に高欄を構築する方法であって、前記被構築物側に、前記プレキャストコンクリート高欄を構成する台座部を固定する工程と、前記台座部に、前記プレキャストコンクリート高欄を構成する高欄壁部を固定する工程とを有することを特徴とする。
【0030】
上記構成において、前記台座部の固定は、前記被構築物側に設けたねじふし棒鋼へのナット固定手段であり、前記高欄壁部の固定は、前記高欄壁部に設けたスリーブ内に、前記ねじふし棒鋼を通した状態で、前記スリーブ内にモルタル充填するモルタル充填継手手段であることを特徴とする。
【0031】
上記いずれかの構成において、前記台座部と前記被構築物側との間に設ける敷きモルタルは、前記台座部の固定後にモルタル充填を行うことで形成することを特徴とする。上記いずれかの構成において、前記台座部と前記被構築物側との側面との間に、モルタル充填を行うことを特徴とする。
【0032】
本発明は、被構築物側に高欄を施工するに際して使用されるプレキャストコンクリート高欄であって、組み立てることによるプレキャストコンクリート高欄の全体を構成する複数の組み立て用ピースに分割されていることを特徴とする。
【0033】
かかる構成において、前記プレキャストコンクリート高欄は、前記組み立て用ピースとして、前記被構築物側に固定される台座部と、前記台座部へ固定される高欄壁部とを有していることを特徴とする。かかる構成において、前記台座部は、前記被構築物側の側面と相対する内面に、モルタル充填用の溝が設けられていることを特徴とする。
【0034】
本発明は、被構築物側へのプレキャストコンクリート高欄の固定構造であって、前記プレキャストコンクリート高欄を構成する台座部の前記被構築物側への固定が、前記被構築物側に設けたねじふし棒鋼を前記台座部へ通した状態でナット固定により行われ、前記プレキャストコンクリート高欄を構成する高欄壁部の前記台座部への固定が、前記高欄壁部に設けたスリーブ内へ前記ねじふし棒鋼を通した状態でモルタル充填して固定され、ナット固定部と前記ナット固定部に相対する前記スリーブ側は、前記モルタル充填により一体接合されていること特徴とする。
【0035】
上記構成において、前記台座部と前記被構築物の側面との間には、モルタルが充填されていることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0037】
図1(A)〜(F)は、本発明のプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法における施工手順を示す。図2は、図1に示す構築方法で使用される分割型のプレキャストコンクリート高欄を示す断面図である。図3は、図1に示す方法で構築されたプレキャストコンクリート高欄の固定構造を示す断面図である。
【0038】
以下の説明では、高欄を設ける被構築物として、PC桁を想定した場合を例に挙げて説明する。しかし、かかる高欄を設ける被構築物としては、ダム堤体、高架橋等のように種々の構成が考えられる。PC桁は、あくまで一例である。
【0039】
本発明に係る構築方法では、先ず、図1(A)に示すように、高欄を設けるPC桁21を所定位置に設置する。PC桁21は、図1(A)に示す場合には、横に2列に設け、一方の側のPC桁21に高欄を設ける場合を示しているが、かかる構成は説明のための例示であり、PC桁21の設置数、配列方法等はかかる図示に限定されるものではない。
【0040】
高欄を設けるPC桁21には、図1(A)に示すように、高欄の定着用のねじ鉄筋がねじふし棒鋼22として埋設されている。ねじふし棒鋼22の先端は、PC桁21の天端面21aから上方に必要長突出されている。
【0041】
かかるねじふし棒鋼22としては、上記ねじふし鉄筋の他に、ねじふしPC鋼棒、全ねじ棒等を使用することができる。
【0042】
このようにして構成されたPC桁21上に、プレキャストコンクリート高欄23を据えつけることとなる。本発明の構築方法で使用するプレキャストコンクリート高欄23は、図2に示すように、台座部23aと、高欄壁部23bとの2分割された組み立て用ピースから構成されている。
【0043】
台座部23aは、図2に示すように、PC桁21の角に掛けることができるように略L字型に形成されている。台座部23aをPC桁21の設置範囲に据えつけた状態で、PC桁21の天端面21a上に載置される側には、PC桁21に設けたねじふし棒鋼22を通すことができる貫通孔24が設けられている。また、地覆部分側には、雨水勾配Sが設けられている。
【0044】
一方、高欄壁部23bは、図2に示すように、台座部23a上に載置できるように底面が平らに形成された所定厚の壁状に形成されている。内部には、モルタル充填継手としてのスリーブ25が設けられ、一旦側は底面側に開口されている。底面側開口部25aはラッパ状に広げられている。
【0045】
なお、上記高欄壁部23bは、図2に示す場合には、垂壁に形成した場合示すが、しかしかかる垂壁形状に限定する必要はなく、例えば、図示はしないが、斜め上方に延ばして傾斜壁形状にしても一向に構わない。高欄に求められる機能が発揮できる形状であれば、図2に示す形状に限定する必要はない。
【0046】
スリーブ25の他端側からは、高欄壁部23b中に屈曲状に埋設された高欄側定着鉄筋26の一端側が通されている。スリーブ25の側面には、上下に外部に通じる通孔25b、25cが継手用モルタル注入パイプ、継手用モルタル排出パイプ用にそれぞれ設けられている。
【0047】
このように分割型に構成されたプレキャストコンクリート高欄23の台座部23aを、図1(b)に示すように、クレーン27等で吊り下げながら、PC桁21の高欄設置範囲に建込む。建込みに際しては、PC桁21の天端面21aの高欄設置範囲に、ライナープレート、金物等を設置して所定高さになるように高さ調整して設置する。
【0048】
高さ調整は、PC桁21上に据え付けた状態の台座部23a上に高欄壁部23bを据え付けた状態での高欄壁部23bの高さが設計高さとなるように調整すればよい。
【0049】
また、台座部23aのPC桁21の側面に相対する内面には、モルタル漏洩防止用に隙間テープ(図示せず)を貼付しておけばよい。隙間テープの貼付は、台座部23aの内面側に貼付しておいた方が、PC桁21の上部に貼付する場合よりも外力に対して構造上有利となる。
【0050】
また、台座部23aの内面とPC桁21の側面との間には、図3に示すように、ゴムシール材28を介在させればよい。ゴムシール材28の介在位置には、図3に示すように、ケース1とケース2とがある。これは、高欄に要求される構造性能に応じて選択すればよい。図中、ケース1の場合をゴムシール材28a(28)で、ケース2の場合をゴムシール材28b(28)で示した。
【0051】
図中、ゴムシール材28a、28bを併記しているが、実際には、そのいずれか一方の介在で構わない。
【0052】
なお、シール材としてゴムシール材28を使用した場合を例に挙げて説明したが、ゴム以外の樹脂材等の材質のシール材を使用しても一向に構わない。
【0053】
ケース1よりもケース2の方が、台座部23aとPC桁21との荷重の伝達が良くなり、接合用のねじふし棒鋼22とPC桁21等の被構築物としての本体構造物の肩の距離を大きく取った場合に相当する。
【0054】
しかし、かかる場合には、高さ調整モルタルを充填性の良いものにするか、台座部23aのPC桁21の側面に相対する側とPC桁21側面との間に充填しやすいような溝を形成する必要があり、充填モルタル量も多くなる。
【0055】
図4(A)には、台座部23aのPC桁21の側面側に相対する垂壁部分230面にモルタル充填用の溝231を設けた構成を示している。図4(A)に示す場合には、溝231は直状に構成した場合を示したが、必要量のモルタル充填が確保できる形状であればどのような形状を採用しても構わない。
【0056】
図4(B)には、垂壁部分230にモルタル充填用の溝231を設けた構成の台座部23aを用いて、垂壁部分230とPC桁21との側面にモルタル充填がなされている様子を断面図で示した。図4(B)に示す場合には、ケース2に相当する例として、ゴムシール材28bが弾性シール材として使用されている場合を示している。
【0057】
図4(A)には、垂壁部分230の内面に複数本の溝231を設けた構成を示したが、図4(C)に示すように、1個の大きな溝231に構成しても構わない。かかる構成では、溝231を全面開口型に構成されて充填面積が広く確保されているが、図4(A)に示す構成では、溝231は複数本に分散された構成であるため、図4(C)の構成に比べて、モルタルの充填節約が図れる構成である。
【0058】
なお、図4(A)、(C)では、台座部23aの長手方向の図示は、簡単のため中間部を省略した。
【0059】
ケース2程の高欄性能が不要な場合には、ケース1の位置でモルタル量を節約することも可能である。
【0060】
このようにして台座部23aをPC桁21上に建込んだ状態で、図1(C)、図2に示すように、ねじふし棒鋼22をナット29でナット締めし、台座部23aをPC桁21へ固定する。
【0061】
このようにナット締めで固定した状態で、図1(C)に示すように、台座部23aとPC桁21の天端面21aとの隙間に、無収縮モルタル31を充填する。かかるモルタル充填に際しては、PC桁21の天端面21a上にモルタル用堰堤32を設け、モルタルの流れ止めを行う。
【0062】
なお、モルタル用堰堤32は、図3に示すように、その上面が台座部23aの端面23c側に掛かる程度の高さに設定しておけばよい。また、モルタル充填に際してのエア抜きとして、別途上部へ抜ける貫通孔(図示しない)を設けるか、貫通孔を大きめにしてモルタル充填孔とする構成も考えられる。
【0063】
このようにしてPC桁21上に固定された台座部23a上に、図1(D)に示すように、高欄壁部23bを建込む。かかる建込みに際しては、ねじふし棒鋼22が、高欄壁部23bに設けたスリーブ25の底面側開口部25aからスリーブ25内に通るように建込む。
【0064】
かかる建込みが終了した状態で、図1(E)に示すように、モルタル充填用継手としてのスリーブ25内に、高強度無収縮モルタルを通孔25bから行う。その後、図1(F)に示すように、台座部23aの端面23c側の舗装33を行う。
【0065】
なお、台座部23aの貫通孔24内にも、耐久性能上、モルタル充填を行えばよい。使用するモルタルとしては、高強度無収縮モルタル、あるいは、高さ調整用無収縮モルタルを充填しておけばよい。また、台座部23aと高欄壁部23bとの設置面に形成される目地部には、図3に示すように、目地シール材34を設けておけばよい。
【0066】
このようにしてPC桁21上に、ねじふし棒鋼22およびモルタル充填継手により、分割型に形成されたプレキャストコンクリート高欄23を施工することができる。
【0067】
図5に、図1に示す手順をフロー図として示した。桁設置ステップS110では、所要のPC桁21を設置し、プレキャストコンクリート高欄23を設けるPC桁21側にねじふし棒鋼22を埋設しておく。ステップS110の作業内容は、図1(A)に対応している。
【0068】
その後、ライナープレートによる台座部設置高さ調整ステップS120で、ねじふし棒鋼22を埋設したPC桁21の高欄設置範囲に、ライナープレート等を用いてプレキャストコンクリート高欄23の台座部23aの設置高さを所望高さとなるように調整する。
【0069】
台座部建込み用に高さ位置調整が終了した段階で、台座部建込みステップS130に示すように、クレーン等で吊り上げた状態で、台座部23aをPC桁21上に建込む。建込み終了後は、ねじふし棒鋼22をナット締めして、建込んだ台座部23aをPC桁21上に固定する。ステップS130の建込み状況は、図1(B)に対応している。
【0070】
台座部23aの建込み終了後は、敷きモルタル充填ステップS140で、建込んだ台座部23aとPC桁21上との隙間に無収縮モルタルを充填する。ステップS140の建込み状況は、図1(C)に対応している。
【0071】
台座部23aのPC桁21への固定が完了した段階で、高欄建込みステップS150で、台座部23a上に高欄壁部23bを建込む。ステップS150の建込み状況は、図1(D)に対応している。
【0072】
高欄壁部23bの建込みが終了した状態で、無収縮モルタル充填ステップS160で、高欄壁部23bのモルタル充填継手のスリーブ25内に高強度無収縮モルタルを充填する。かかる状態で、プレキャストコンクリート高欄23のPC桁21への構築は略完了している。ステップS160の建込み状況は、図1(E)に対応している。
【0073】
さらに、舗装ステップS170で、プレキャストコンクリート高欄23の台座部23aとPC桁21の天端面21aに舗装33を施して、プレキャストコンクリート高欄23の施工完了となる。
【0074】
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で必要に応じて変更してもよい。
【0075】
例えば、上記説明では、プレキャストコンクリート高欄を台座部と、高欄壁部とに2分割した構成を示したが、3分割以上に分割した構成であっても構わない。
【0076】
また、上記説明では、ねじふし棒鋼を用いたナット固定と、モルタル充填継手による固定との双方を併用する場合を説明したが、場合によっては、上記両固定方法の内いずれか一方の固定方法と、ねじふし棒鋼によるナット固定方法、モルタル充填継手固定方法の両方法とは異なる他の固定方法とを併用する構成も考えられる。
【0077】
また、本体構造物との連結には、炭素繊維やアラミド等の新素材を用いてねじ形状に形成する等、ねじふし棒鋼に替わる同等以上の機能・性能を有する材料の適用も考えられる。
【0078】
【発明の効果】
本発明では、プレキャストコンクリート高欄を分割型に構成しているため、一体型の従来構成のプレキャストコンクリート高欄とは異なり、プレキャストコンクリート高欄の立て起こし作業を不要とすることができる。
【0079】
プレキャストコンクリート高欄を分割型とすることにより、製造、搬送、据え付け等は、それぞれの組み立て用ピース単位で処理することができるため、一体型の従来構成のプレキャストコンクリート高欄を扱う場合とは異なり、軽量化されているため扱い易く、その分作業効率、作業安全の向上が図れる。
【0080】
プレキャストコンクリート高欄を分割型としているため、一体型の従来構成のプレキャストコンクリート高欄とは異なり軽量で、その分、部材延長を長く設定することができる。部材延長を長く設定することで、底面の高さ調整数も減らすことができる。
【0081】
また、ゴムシール位置を工夫することで、構造上有利な形態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(F)は、本発明のプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法の各ステップの内容を示す説明図である。
【図2】分割型に構成したプレキャストコンクリート高欄を示す断面図である。
【図3】分割型のプレキャストコンクリート高欄をPC桁上に構築した状況を示す断面図である。
【図4】(A)は垂壁部分に複数本のモルタル充填用の溝を設けた台座部の構成を示す斜視図であり、(B)は垂壁部分とPC桁の側面との間にモルタル充填がなされている様子を示す断面説明図であり、(C)はモルタル充填用の溝を1個の大きな溝に形成した台座部の構成を示す斜視図である。
【図5】図1に対応するフロー図である。
【図6】(A)〜(E)は、ボルトボックスを有する従来構成のプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築の手順を示す説明図である。
【図7】(A)〜(D)は、モルタル充填継手を採用したプレキャストコンクリート高欄の高欄構築方法の手順を示す説明図である。
【図8】(A)〜(D)は、ボルトボックスを有する従来構成のプレキャストコンクリート高欄の立て起こし作業の手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1   本体構造物
2   アンカーボルト
3   敷きモルタル
4   スポンジテープ
5   プレキャストコンクリート高欄
5a  切欠構造部
5b  垂壁部
5c  ボルトボックス
6   ナット
7   間詰コンクリート
8   地覆
9   舗装
11  ダム堤体
12  プレキャストコンクリート高欄
13  接合筋
13a 位置固定用鋼材
14  角欠け防止用鋼材
15  防錆用モルタル
16  ゴムシール材
17  モルタル継手
17a スリーブ
18  高欄側接合筋
21  PC桁
22  ねじふし棒鋼
23  プレキャストコンクリート高欄
23a 台座部
23b 高欄壁部
24  貫通孔
25  スリーブ
25a 底面側開口部
25b 通孔
25c 通孔
26  定着鉄筋
27  クレーン
28  ゴムシール材
28a ゴムシール材
28b ゴムシール材
29  ナット
31  無収縮モルタル
32  モルタル用堰堤
33  舗装
34  目地シール材
230 垂壁部分
231 溝
S   雨水勾配
S110 ステップ
S120 ステップ
S130 ステップ
S140 ステップ
S150 ステップ
S160 ステップ
S170 ステップ

Claims (9)

  1. プレキャストコンクリート高欄を用いて被構築物側に高欄を構築する方法であって、
    前記被構築物側に、前記プレキャストコンクリート高欄を構成する台座部を固定する工程と、
    前記台座部に、前記プレキャストコンクリート高欄を構成する高欄壁部を固定する工程とを有することを特徴とするプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法。
  2. 請求項1記載のプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法において、
    前記台座部の固定は、前記被構築物側に設けたねじふし棒鋼へのナット固定手段により行い、
    前記高欄壁部の固定は、前記高欄壁部に設けたスリーブ内に、前記ねじふし棒鋼を通した状態で、前記スリーブ内にモルタル充填するモルタル充填継手手段により行うことを特徴とするプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法。
  3. 請求項1または2記載のプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法において、
    前記台座部と前記被構築物側との間に設ける敷きモルタルは、前記台座部の固定後にモルタル充填を行うことで形成することを特徴とするプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプレキャストコンクリート高欄を用いた高欄構築方法において、
    前記台座部と前記被構築物側との側面との間に、モルタル充填を行うことを特徴とするプレキャストコンクリート高欄構築方法。
  5. 被構築物側に高欄を施工するに際して使用されるプレキャストコンクリート高欄であって、
    前記プレキャストコンクリート高欄は、組み立てることによりプレキャストコンクリート高欄の全体を構成する複数の組み立て用ピースに分割されていることを特徴とするプレキャストコンクリート高欄。
  6. 請求項5記載のプレキャストコンクリート高欄において、
    前記プレキャストコンクリート高欄は、前記組み立て用ピースとして、前記被構築物側に固定される台座部と、前記台座部へ固定される高欄壁部とを有していることを特徴とするプレキャストコンクリート高欄。
  7. 請求項6記載のプレキャストコンクリート高欄において、
    前記台座部は、前記被構築物側の側面と相対する内面に、モルタル充填用の溝が設けられていることを特徴とするプレキャストコンクリート高欄。
  8. 被構築物側へのプレキャストコンクリート高欄の固定構造であって、
    前記プレキャストコンクリート高欄を構成する台座部の前記被構築物側への固定が、前記被構築物側に設けたねじふし棒鋼を前記台座部へ通した状態でナット固定により行われ、
    前記プレキャストコンクリート高欄を構成する高欄壁部の前記台座部への固定が、前記高欄壁部に設けたスリーブ内へ前記ねじふし棒鋼を通した状態でモルタル充填して行われ、
    ナット固定部と前記ナット固定部に相対する前記スリーブ側とは、前記モルタル充填により一体接合されていること特徴とするプレキャストコンクリート高欄の固定構造。
  9. 請求項8記載のプレキャストコンクリート高欄の固定構造において、
    前記台座部と前記被構築物の側面との間には、モルタルが充填されていることを特徴とするプレキャストコンクリート高欄の固定構造。
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