JP2004092022A - 収納具 - Google Patents

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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
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Abstract

【課題】引手の操作によって、引手の両端部に設けたラッチ機構を同期作動させて、利用者の体格や利用状況によらず収納具本体の開口を簡単に開閉することができる収納具を提供する。
【解決手段】収納具本体1の開口を回転して開閉する開閉部たる回転扉3を設け、当該回転扉3の縁部3aに沿って略全域に亘る引手4が設けられるものであって、その引手4の両端部近傍に回転扉3を収納具本体1に係留する一対のラッチ機構5を分割して設け、各々のラッチ機構5を引手4を介して同期作動可能に連結した。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納具本体の開口を開閉する回転扉に設けられた引手を介してラッチ機構の係留状態を解除して、前記開口を容易に開閉することができる収納具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、キャビネット等の収納空間を有する収納具の扉は、その上縁及び下縁にそれぞれラッチ機構を設け、これらのラッチ機構をロッド等を有する連動機構を介して連結するとともに、その連動機構を操作すべく扉の上下方向ほぼ中央部に操作用の引手を設け、この引手を操作することにより、連動機構を介して上下のラッチ機構を同期作動させるようにしているのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成のものであると、収納具における操作用の引手の位置が限定されているため、利用者の体格や利用状況によって使い勝手の悪い場合がある。例えば、この収納具を上下2段に積み上げて使用する場合は、下側の収納具の引手の位置は下すぎ、上側の収納具の引手の位置は上すぎるため、開口を簡単に開閉することができないといった不便さを伴うものとなる。
【0004】
また、扉の内部にラッチ機構を連結する連動機構を配置しなければならないため、扉の内部における部品点数が多く構造が大掛かりなものとなり、製作工程が煩雑になり易い。
【0005】
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その主たる目的は、引手の操作によって、引手の両端部に設けたラッチ機構を同期作動させて、利用者の体格や利用状況によらず収納具本体の開口を簡単に開閉することができる収納具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の収納具は、収納具本体の開口を回転して開閉する回転扉を設け、当該回転扉の縁部に沿って略全域に亘る引手が設けられるものであって、その引手の両端部近傍において回転扉を収納具本体に係留する一対のラッチ機構を分割して設け、各々のラッチ機構を引手を介して同期作動可能に連結したことを特徴とする。
【0007】
このような構成のものであれば、引手のどこを持って操作してもラッチ機構を同期作動させることができ、利用者の体格や利用状況に依拠することなく簡単かつ適切に収納具本体の開口を開閉することが可能となる。しかも、引手が一対のラッチ機構の連動機能を兼ねるため、別途にラッチ機構同士を連結するロッドを回転扉の内部に設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、構造の簡略化やコストダウンを図ることが可能となる。また、当該回転扉の内部において、部品が配置されない空間が従来のものより広く形成されるため、当該空間を利用して、例えば、透明又は半透明のガラスを扉に取り付けて収納空間に収納されている収納物を視認することができる開口を広く得たり、扉内部に吸音材をより広い面積に配置したり、扉のパンチングの自由度を有効に高めること等が可能となり好適に使用することができる。
【0008】
より簡単な操作によって、収納具本体の開口を開閉できるようにするためには、前記各ラッチ機構の係留状態を、前記引手の回転動作によって解除するように構成すればよい。
【0009】
また、前記ラッチ機構を、前記引手の両端部においてユニット化して設けているものであれば、各ラッチ機構を比較的コンパクトなものにすることが可能となり、各ラッチ機構の精度を向上させることができるとともに、当該ラッチ機構を引手の両端部近傍に対にして配置させるだけでよいため、上記のとおりロッドを設ける必要がなく、長手方向に関係する部品が引手のみとなり、ロッドをラッチ機構の一部に圧入する等の工程を省略することができ、従来品と比較して製作工程の簡素化を図ることができる。
【0010】
さらに、前記ラッチ機構を、ラッチ機構をロックするロック機構を含めてユニット化しているものであれば、収納空間の前面開口を閉止した状態でロック機構を利用して引手の動作をロックすることができ、誤作動を防止することができる。しかも、ラッチ機構に対するロック機構の係わり合い構造をどの位置においても共通化することができ、ロック機構の仕様を無理なく容易に変更、増加することが可能である。
【0011】
具体的な構成としては、前記ラッチ機構が、収納具本体の一部と係留する係留爪と、係留爪を軸支する第1の回転軸と、第1の回転軸に設けられ係留爪を収納具本体に係留する方向に弾性付勢する付勢手段と、引手に取り付けられ引手の回転動作を第1の回転軸に伝達して係留爪の係留状態を解除させ得る伝達部材とを具備するものが挙げられる。このようなものであれば、前述のとおりラッチ機構を比較的コンパクトなものとすることができとともに、引手を操作しない場合には、回転動作が生じないため、第1の回転軸が付勢手段によって弾性付勢されて係留爪を収納具本体に係留させることができる一方、引手の回転動作が生じた場合には、伝達部材によって、その回転動作が第1の回転軸に伝達され、係留爪の係留状態を解除することができる。
【0012】
また、前記引手に取り付けられる前記伝達部材を回転可能に支持する第2の回転軸を、引手の両端部近傍において略同一線上に位置するように設けたものであれば、ラッチ機構を分離させてなるものであっても、第2の回転軸同士を略同一線上になるように位置決めするだけで引手の回転動作を安定したものにすることができる。
【0013】
このような構成において、前記引手と前記回転扉との間に、引手の回転動作時に引手が回転扉に干渉しないように回転し得る空間を設けるとともに、回転扉の閉止状態において当該空間を隠蔽する目隠し部を引手に一体に設けたものとすると、より安定した引手の回転動作を実現することができるとともに、閉止状態においては収納具の前面側の外観を損なうことがない。
【0014】
また、前記引手が、押し出し成形によって形成されているものであれば、簡単に引手を成形することができ、上述した製作工程の簡素化の効果を一層有効に高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
【0016】
この収納具は、図1及び図2等に示すように、収納空間を形成する収納具本体1と、この収納具本体1の前面開口を回転して開閉可能とする回転扉たる左右の扉2、3と、右扉3の自由端側の縁部3aに沿って略全域に亘って設けた引手4と、引手4の上下端部近傍において右扉3を収納具本体1の一部に係留する一対のラッチ機構5とを備えているものである。
【0017】
収納具本体1は、例えばスチール素材を折り曲げて成形してなる天板11、底板12、左右一対の側板13、背面板14を筐形に組み付けることによって前面を開口させた収納空間を形成しているものである。
【0018】
天板11は、平面視矩形状をなし、その裏面側前端部に後述するラッチ機構5の係留爪51が係留可能な被係留部1aを有している(図2参照)。この天板11の対向位置には、天板11と略同型の底板12が設けられており、その表面側前端部に天板11と同様に被係留部1aを有している。この底板12の後下端および天板11の後上端に亘って背面板14を固定した状態で設けている。また、この背面板14の側面に当接する位置に側板13が取り付けられている。
【0019】
右扉3は、図3〜図5等に示すように、固定端である側板13側に設けた図3に想像線で示すヒンジ機構Hを利用して回転する回転扉であり、主として前面側を構成する前枠材31と、主として後面側を構成する後枠材32とを樹脂製の取付部材Aを用いて組み合わせて成形してなる正面視矩形状のものである。前枠材31は、前面開口の巾方向の略2分の1を短寸、高さ方向を長寸とするものであり、一方、後枠材32は、高さ寸法及び巾寸法を前枠材31の高さ寸法及び巾寸法より若干小さく設定したものである。この右扉3は、後枠材32の自由端側の縁部を前記前枠材31の自由端側の縁部と略面一になるように組み合わせてなる。なお、左扉2も右扉3と同様の構成を有するものである。そして、本実施形態では、右扉3の後枠材32の自由端側の側面の上下端部に、ラッチ機構5の一部を配置するための切欠32aを設けている。
【0020】
引手4は、例えば合成樹脂素材を押し出し成形して、図5、図6及び図9等に図示するように、上端から下端に亘って前面側に開口する凹部41と、一方の側面に奥行方向及び巾方向に同時に延びる傾斜面42と、目隠し部43とを一体に形成したものである。凹部41は、その一部に指先を掛けて操作できるように標準的な成人の指先が十分に入るスペースを有するものである。また、目隠し部43は、引手4の側面と右扉3の側面との間に引手4の回転動作時に引手4が右扉3に干渉しないように設けた空間Sを隠蔽するものである。このような構成を有する引手4の上下端部近傍において右扉3を収納具本体1に係留する一対のラッチ機構5を分割して設け、各々のラッチ機構5を回転動作をする引手4によって同期作動可能に連結している。なお、左扉2の自由端側には、図6等に示すように、一部に前記引手4に形成した傾斜面42に略対応する傾斜面61を有する突出部材6を取り付けている。
【0021】
ラッチ機構5は、図7〜図9等に示すように、対向する上下を折り曲げ加工して一対の水平片54bを設けた側面視略コの字形状のベース部材54に、前記被係留部1aに係留する係留爪51と、係留爪51を軸支する第1の回転軸52と、第1の回転軸52に固定して設けられ係留爪51を収納具本体1に係留する方向に弾性付勢するねじりコイルバネ等の付勢手段53と、引手4に取り付けられ引手4の回転動作を第1の回転軸52に伝達する伝達部材55と、引手4に一体的に取り付けられる伝達部材55を回転可能に支持する第2の回転軸56とを一体的に取り付けてユニット化したものである。
【0022】
第1の回転軸52は、上下端部をベース部材54の水平片54bに貫通させて回転可能に取り付けられる概略四角柱状のものであり、後述する伝達部材55の起立壁55aを押し当てる押し当て部材52aを一部に設けたものである。この押し当て部材52aは、第1の回転軸に固定して取り付けられるとともに、突部52bを一体的に形成してなり、第1の回転軸52に設けた図7等に想像線で示すねじりコイルバネ等の付勢手段53によって伝達部材55の起立壁55aを押圧する方向に弾性付勢されている。そして、後述するように、この第1の回転軸52の上端部には係留爪51が取り付けられる。
【0023】
係留爪51は、基端部を第1の回転軸52の上端部に固定して取り付け、先端部が前記後枠材32の後面より後方に突出するように設定されたもので、その先端部に右扉3の巾方向に突出した爪本体51aを形成している。
【0024】
第2の回転軸56は、概略円柱状のものであり、上下端部を後述する伝達部材5の水平片55bに貫通させて、さらに上端部を前記ベース部材54に一体的に設けた側面視略L字形状のブラケット54cに支持させるともに、下端部を前記ベース部材54の下側の水平片54bに貫通して取り付けたものである。
【0025】
伝達部材55は、一枚のスチール素材の対向する上下を折り曲げ加工して起立壁55aの上下端部に水平片55bを形成するとともに、各水平片55bの先端部を内側に略直角に折り曲げて引手4の側面に取り付けられる取付片55cとを一体に形成したものである。この伝達部材55は、前記引手4の回転動作に連動して前記第2の回転軸56を中心に天秤動作を行うように設定されている。
【0026】
本実施形態では、このようにユニット化したラッチ機構5を右扉3の上下端部に取り付けている。
【0027】
具体的には、先ず、後枠材32の上端部近傍に、前記第1の回転軸52の上端部を枠材32の上面32aを貫通させて、ベース部材54の起立壁54a及び上側の水平片54bを後枠材32の内方側に溶接等により固定する。そして、後枠材32の上面32aより上方に突出した前記第1の回転軸52の上端部に前記係留爪51の基端部を固定して取り付ける。この状態において、前記伝達部材55の取付片55cが後枠材32の切欠32aを介して縁部3aより外側に持ち出されている。
【0028】
次いで、後枠材32の下端部近傍にも、上記と同様にラッチ機構5を取り付ける。この場合、各第2の回転軸56が略同一線上に位置するように配置する。そして、前記伝達部材55の取付片55cと引手4とをネジ等を用いて緊密に固定する。
【0029】
次に、このような構成を有する収納具の作動を図9を参考に説明する。
【0030】
まず、前記収納空間の前面開口が閉止されている状態において、右扉3の引手4に設けた凹部41を利用して引手4を手前に引くように操作すると、引手4がその上下端部に設けた各伝達部材55と一体的に第2の回転軸56を支点に同図(A)に示す矢印の方向へ回転動作を行う。すると、その回転動作に連動して、各伝達部材55が天秤動作を行い、各伝達部材55の起立壁55aに押し当て部材52aを右扉3の後面側へ押す力が作用し、押し当て部材52aが第1の回転軸52を支点に同期して同図に示す矢印の方向に回転する。その結果、第1の回転軸52に固定して取り付けられている係留爪51が押し当て部材52aとともに回転し、上下の各係留爪51の被係留部1aに対する係留状態を同時に解除する(同図(B)参照)。そして、引き続き右扉3をヒンジ機構Hを利用して回転することにより収納空間の前面開口の右側略半分を開放した状態にし、次いで、左扉2の自由端側を持って、ヒンジ機構Hを介して回転すると前面開口の左側略半分が開放され、収納空間の前面開口を全開放した状態となる。
【0031】
また、収納空間の前面開口を閉止する場合には、上記と逆の操作を行えばよく、まず、左扉2を前面開口側へ回転させて、次いで右扉3を前面開口側へ回転させるだけでよい。この状態においては、右扉3の縁部3aに設けた引手4の傾斜面42が、左扉2の自由端側に設けた突出部材6の傾斜面61に当接又は近接して左扉2の回転動作を防止するストッパとして機能するとともに、係留爪51が被係留部1aに係留しているため、地震発生時や家具移動時などに扉2、3が不慮に回転して収納空間の前面開口を開放する事態が確実に防止される。
【0032】
このように、本実施形態に係る収納具は、収納具本体の前面開口を開閉する扉2、3を設け、当該右扉3の縁部3aに沿って略全域に亘って引手4が設けられるものであって、その引手4の両端部近傍において右扉3を収納具本体1に係留する一対のラッチ機構5を分割して設け、各々のラッチ機構5を引手4を介して同期作動可能に連結しているため、引手4のどこを持って操作してもラッチ機構5を同期作動させることができ、利用者の体格や利用状況(収納具を上下2段に積み上げて使用する場合等)によらず簡単かつ適切に収納具本体1の前面開口を開閉することが可能となる。しかも、引手4が一対のラッチ機構5の連動機能を兼ねるため、別途にラッチ機構5同士を連結するロッドを扉3の内部に設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、構造の簡略化やコストダウンを図ることが可能となる。また、当該扉3の内部において、部品が配置されない空間が従来のものより広く形成されるため、当該空間を利用して、例えば、透明又は半透明のガラスを扉3に取り付けて収納空間に収納されている収納物を視認することができる開口を広く得たり、扉3の内部に吸音材をより広い面積に配置したり、扉3のパンチングの自由度を有効に高めること等が可能となり好適に使用することができる。以上に加えて、引手4が扉3の縁部3aに沿って露出したものであるため、例えばアウターハウジング等の内部に設ける必要がなく、部品点数の削減をさらに図ることができるとともに、扉3の長手方向に亘って引手4の全長を有効に確保することができる。
【0033】
さらに、前記各ラッチ機構5の係留状態を、前記引手4の回転動作によって解除するように構成しているため、簡単な操作によって収納具本体11の前面開口を開閉することができる。
【0034】
また、前記ラッチ機構5を、前記引手4の両端部においてユニット化して設けているので、各ラッチ機構5を比較的コンパクトなものにすることが可能となり、各ラッチ機構5の精度を向上させることができる。また、当該ラッチ機構5を引手4の両端部近傍に対にして配置させるだけでよいため、ロッドを設ける必要がなく、ロッドをラッチ機構5の一部に圧入する等の工程を省略することができ、従来品と比較して製作工程の簡素化を図ることができる。
【0035】
加えて、前記引手4に一体的に取り付けた伝達部材55を回転可能に支持する第2の回転軸56を、前記引手4の両端部近傍において略同一線上に位置するように設けるため、ラッチ機構を分離させてなるものであっても引手4の回転動作を安定したものにすることができる。
【0036】
また、前記引手4と前記右扉3との間に、引手4が右扉5の縁部に干渉しないように回転し得る空間Sを設けるとともに、右扉3の閉止状態において当該空間Sを隠蔽する目隠し部43を引手に一体に設けているので、より安定した引手4の回転動作を実現することができるとともに、閉止状態においては収納具の前面側の外観を損なうことがない。
【0037】
さらに、前記引手4が、押し出し成形によって形成されているため、簡単に引手4を成形することができ、上述した製作工程の簡素化の効果を一層有効に高めることができる。
【0038】
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
【0039】
例えば、ラッチ機構を、ラッチ機構をロックするロック機構(図示省略)を含めてユニット化しているものであっても構わない。このようなこのであれば、収納空間の前面開口を閉止した状態でロック機構を利用して引手の動作をロックすることができ、誤作動を防止することができる。しかも、ラッチ機構に対するロック機構の係わり合い構造をどの位置においても共通化することができ、ロック機構の仕様を無理なく容易に変更、増加することが可能である。
【0040】
また、両方の扉の自由端側に前記引手を設けても勿論構わない。
【0041】
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、引手のどこを持って操作してもラッチ機構を同期作動させることができ、利用者の体格や利用状況に関係なく簡単かつ適切に収納具本体の前面開口を開閉することが可能となる。しかも、引手が一対のラッチ機構の連動機能を兼ねるため、別途にラッチ機構同士を連結するロッドを扉の内部に設ける必要がないので、部品点数を削減することができ、構造の簡略化やコストダウンを図ることが可能となる収納具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る収納具の全体斜視図。
【図2】同実施形態における右扉を開放した収納具の要部を省略斜視図。
【図3】同実施形態における右扉の斜視図。
【図4】同実施形態における右扉の分解斜視図。
【図5】同実施形態における一部を省略した右扉の正面図。
【図6】同実施形態における閉止状態の左右の扉を模式的に示す要部平面図
【図7】同実施形態におけるラッチ機構の要部拡大正面図。
【図8】同要部拡大側面図。
【図9】同実施形態における作用説明図。
【符号の説明】
1…収納具本体
3…右扉(回転扉)
3a…縁部
4…引手
43…目隠し部
5…ラッチ機構
51…係留爪
52…第1の回転軸
53…付勢手段
55…伝達部材
56…第2の回転軸
S…空間

Claims (8)

  1. 収納具本体の開口を回転して開閉する回転扉を設け、当該回転扉の縁部に沿って略全域に亘る引手が設けられるものであって、
    その引手の両端部近傍において回転扉を収納具本体に係留する一対のラッチ機構を分割して設け、各々のラッチ機構を引手を介して同期作動可能に連結したことを特徴とする収納具。
  2. 前記各ラッチ機構の係留状態を、前記引手の回転動作によって解除するように構成していることを特徴とする請求項1記載の収納具。
  3. 前記ラッチ機構を、前記引手の両端部近傍においてユニット化して設けていることを特徴とする請求項1又は2記載の収納具。
  4. 前記ラッチ機構を、ラッチ機構をロックするロック機構を含めてユニット化していることを特徴とする請求項3記載の収納具。
  5. 前記ラッチ機構が、収納具本体の一部と係留する係留爪と、係留爪を軸支する第1の回転軸と、第1の回転軸に設けられ係留爪を収納具本体に係留する方向に弾性付勢する付勢手段と、引手に取り付けられ引手の回転動作を第1の回転軸に伝達する伝達部材とを具備するものであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の収納具。
  6. 前記引手に取り付けられる前記伝達部材を回転可能に支持する第2の回転軸を、引手の両端部近傍において略同一線上に位置するように設けたものであることを特徴とする請求項5記載の収納具。
  7. 前記引手と前記引き戸との間に、引手の回転動作時に引手が引き引き戸と干渉しないように空間を設けるとともに、引き戸の閉止状態において当該空間を隠蔽する目隠し部を引手に一体に設けたものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の収納具。
  8. 前記引手が、押し出し成形によって形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の収納具。
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