JP2004090158A - 自動旋盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】短時間で突っ切りバイトの破損の検知を行うことができる自動旋盤を提供する。
【解決手段】刃物台4には、突っ切りバイトB1の折損を検知する突っ切りバイト破損検知装置40が設けられている。突っ切りバイト破損検知装置40が有する駆動板41の下端部には検知棒43が取り付けられている。また、駆動板41の上端部近傍には近接センサ50が設けられている。刃物台4がY軸方向に移動して、突っ切り加工が終了した位置からガイドブッシュ23の前方を通過して加工開始位置に復帰移動する際、ワークが残存していると、検知棒43がワークに触れ、駆動板41が回動する。この駆動板41の回動を近接センサ50が検出し、突っ切りバイトB1の折損として検知する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動旋盤に係り、特に、突っ切りバイトの破損を検出する破損検出手段を備える自動旋盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動旋盤において、棒材の先端におけるワークを加工した後、加工されたワークを棒材から切り離すために突っ切りバイトが用いられる。この突っ切りバイトの破損すると、ワークの切り離しが行えなくなるので、突っ切りバイトの破損検知が行われる。このような突っ切りバイトの破損を検知する技術として、特開2002−66806号公報に開示された自動旋盤がある。
【0003】
この自動旋盤は、検知棒を刃物台の近傍に設けるとともに、検知棒を駆動するエアシリンダ等のアクチュエータを設けるものである。そして、ワークの突っ切り加工が終了した後、エアシリンダによって検知棒を突っ切り加工を行う前にワークがあった位置に移動させる。そして、検知棒にワークがあたらないときには、突っ切り加工が行われており、突っ切りバイトに折損等の破損が生じていない。また、検知棒にワークにあたったときには、突っ切りバイトに破損があったことを検知するというものである。
【0004】
しかし、上記公報に開示された自動旋盤では、検知棒を駆動するためのエアシリンダなどのアクチュエータを必要とするものであり、装置の複雑化を招くという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この問題に対して、検知棒をアクチュエータで駆動させるのではなく、刃物台に取り付けた突っ切りバイト破損検知装置が考えられる。この自動旋盤における突っ切りバイト破損検知装置について、図9を用いて説明すると、刃物台71には、突っ切り加工を行う突っ切りバイト72が取り付けられており、突っ切りバイト72の側方に破損検知装置80が設けられている。突っ切りバイト72の後方位置には、棒材を保持するガイドブッシュ73が設けられている。破損検知装置80は、刃物台71の表面に固定されたブラケット81を備えている。ブラケット81には貫通穴が形成されており、この貫通穴に検知棒82が挿入されている。検知棒82の高さ方向中央部にはフランジ83が形成され、ブラケット81とフランジ83の間に、拡張方向に付勢するスプリング84が介在されている。また、ブラケット81における検知棒82の近傍には近接センサ85が設けられており、検知棒82の上端部には、近接センサ85のわずかに上方に位置する検出コマ86が取り付けられている。
【0006】
この自動旋盤では、ワークの加工時に移動する刃物台を移動させることで検知棒を移動させるので、エアシリンダなどのアクチュエータが不要となるので、その分装置の簡素化に寄与するものである。
【0007】
ところが、この自動旋盤を用いて突っ切りバイトの破損を検知する際には、刃物台を複雑に移動させる必要がある。その移動手順について図10を参照して説明する。突っ切り加工が終了すると、図10(a)に示すように、突っ切りバイト72の先端がガイドブッシュ73の中心に位置している。このとき、破損検知装置80はガイドブッシュ73の側方に位置している。この状態から、図10(b)に示すように、刃物台71を上方に移動させ、刃物台71を加工準備位置に移動させる動作を開始する。続いて、刃物台71を加工準備位置に戻す前に突っ切りバイトの破損検知を行うため、図10(c)に示すように、破損検知装置80における検知棒82がガイドブッシュ73の真上位置にくるように、刃物台71を横方向に移動させる。そして、図10(d)に示すように、刃物台71を下降させ、検知棒82がガイドブッシュ73の手間位置にくるようにする。このときに、突っ切りバイト72に破損が生じていると、検知棒82にワークが接触して検知棒82および検知棒82に取り付けられた検出コマ86が刃物台71に対して相対的に上方に移動する。この移動を近接センサ85が検出することによって、ワークの突っ切り加工が完了しておらず、突っ切りバイト72に破損が生じていることを検知することができる。
【0008】
このように、上記の破損検知装置を用いた場合、アクチュエータを必要としないので、装置の簡素化には寄与するものの刃物台を複雑に移動させる必要があることから、突っ切りバイトの破損検知に多くの時間を必要とする。そのため、全体的な加工時間の増大を招くという問題があった。
【0009】
そこで、本発明の課題は、短時間で突っ切りバイトの破損の検知を行うことができる自動旋盤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明に係る自動旋盤は、ワークを把持してワークを回転させる主軸と、主軸の軸線に直交する平面内で位置制御される刃物台と、刃物台に設けられ、棒材の先端部に加工形成されたワークを切り離す突っ切りバイトと、を備える自動旋盤において、突っ切りバイトが棒材からワークを切り離す動作を行った後に、刃物台を加工開始位置へ復帰移動させる制御を行う移動制御手段と、突っ切りバイトが棒材からワークを切り離す動作を行った後に、棒材の先端部におけるワークの残存の有無を検出して、突っ切りバイトの破損を検出する突っ切りバイト破損検知手段と、突っ切りバイト破損検知手段によって突っ切りバイトの破損が検知されたときに、ワークの加工を中止する中止制御手段と、を備え、突っ切りバイト破損検知手段は、刃物台の移動に伴って移動する突っ切り破損検出子と、突っ切り破損検出子が、刃物台と異なる方向に移動したことを検出するセンサと、を有し、突っ切りバイトによって棒材からワークを切り離す切離し動作を行う際に、ワークに対して非干渉となる位置であり、かつ、刃物台が、突っ切りバイトによる切り離し動作が終了したときの位置から、加工開始位置まで直接的に復帰移動する際に、棒材から切り離される前のワークが残存していた場所を通過する位置に、突っ切り破損検出子が取り付けられているものである。
【0011】
このように、本発明に係る自動旋盤が備える突っ切りバイト破損検出手段は、刃物台の移動に伴って移動する突っ切り破損検出子を有している。そして、刃物台が、突っ切りバイトによる切り離し動作が終了したときの位置から、加工開始位置まで直接的に復帰移動する際に、棒材から切り離される前のワークが残存していた場所を通過する位置に、突っ切り破損検出子が設けられている。このため、刃物台を突っ切り加工が終了したときの位置から直接的に加工開始位置に移動させるのみで、突っ切りバイトの破損検知を行うことができる。したがって、突っ切りバイトの破損検知を行うためだけに刃物台を移動させる必要がなくなり、その分短時間で突っ切りバイトの破損の検知を行うことができる。しかも、エアシリンダなどのアクチュエータを要することなく突っ切りバイトの破損を検知できるので、自動旋盤全体としての装置の簡素化に寄与することができる。
【0012】
なお、本発明にいう「直接的に復帰移動する」とは、一方向に対する往復動作を伴うことなく行われる移動をいう。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態に係る自動旋盤の側面図、図2は自動旋盤における刃物台の正面図、図3はその刃物台の平面図である。図1に示すように、本実施形態に係る自動旋盤1は、ベッド2を備えている。ベッド2の上には、主軸台3と、刃物台4と、バックアタッチメント5とが設けられている。
【0014】
主軸台3には、主軸11が設置されている。主軸11の先端側には、棒材を保持するためのチャック12が設けられており、切削加工されるワークとなる棒材を保持している。主軸11の内部には、図示しないスピンドルが配置されており、スピンドルを駆動することによってチャック12で保持された棒材を軸線(軸心)回りに回転させる。主軸11の後端側には、送り機構が設けられている。送り機構はフィンガーチャックを有しており、フィンガーチャックで棒材の後端部をつまんで固定して、棒材供給装置に設けられる送り機構によって前方に付勢している。また、ベッド2における主軸台3が設置されている位置には、Z軸方向に延在する第1ガイドレール13が敷設されており、主軸台3の下面には第1ランナブロック14が取り付けられている。第1ランナブロック14は、第1ガイドレール13に嵌め込まれ、サーボモータを駆動することにより、第1ガイドレール13に沿って第1ランナブロック14が移動し、主軸台3および主軸台3に設置される主軸11等がZ軸方向に移動する。
【0015】
刃物台4は、図2および図3にも示すように、架台21を備えている。架台21はベッド2上に固定した状態で載置されており、その上面は斜めに傾斜する傾斜面として形成されている。架台21の上面には断面台形状である第1蟻溝22が形成されている。第1蟻溝22は、その長手方向がY軸方向(水平方向)に沿って延在している。さらに、架台21の下方位置には、ガイドブッシュ23が設けられており、ガイドブッシュ23の後方(図1左側)には、主軸11が通過する主軸通過部が形成されている。主軸通過部は、架台21をZ軸方向に沿って通過するようにされており、主軸11の軸線はガイドブッシュ23の中央穴部を通過している。したがって、主軸11に把持される棒材は、そのままガイドブッシュ23に案内される。また、主軸11に把持される棒材および棒材の先端に形成されるワークのそれぞれの軸線は主軸11の軸線と一致している。さらに、架台21には、図示しないサーボモータが設けられている。このサーボモータを駆動することによって、第1蟻溝22に沿って後述する第1ベース部材25をY軸方向に移動させる。
【0016】
架台21の傾斜面には、Y軸ベースとなる第1ベース部材25が設けられている。第1ベース部材25には、断面台形状の第1突起部26が設けられている。この第1突起部26の断面形状は、第1蟻溝22の断面形状の底角と同一の角度の底角を有し、上辺および底辺が第1蟻溝22の断面形状よりも短い形状をなしている。また、第1蟻溝22に対して第1突起部26が挿入されており、第1蟻溝22と第1突起部26の間のスペースには、第1スペーサ27が挿入されている。第1スペーサ27は、第1蟻溝22と第1突起部26との間のスペースを埋める断面平行四辺形状をなしており、第1蟻溝22と第1突起部26の間に第1スペーサ27が挿入されることにより、第1蟻溝22に対して第1突起部26が嵌め込まれている。
【0017】
また、第1ベース部材25の表面は、Z軸に直交し、鉛直線に沿ったX−Y平面を形成している。この第1ベース部材25の表面には、図3に示すように、断面台形状の第2蟻溝28が形成されている。第2蟻溝28は、第1蟻溝22の断面形状と同一の断面形状を有しており、X軸方向(鉛直方向)に沿って形成されている。さらに、第1ベース部材25の上方位置には、サーボモータ29が設けられている。このサーボモータ29によって、第2蟻溝28に沿って後述する第2ベース部材30をX軸方向に移動させる。
【0018】
第1ベース部材25の表面には、X軸ベースとなる第2ベース部材30が取り付けられており、第2ベース部材30には、断面台形状の第2突起部31が設けられている。第2突起部31の断面形状は、第1突起部26の断面形状と同一の形状をなしている。この第2蟻溝28に対して第2突起部31が挿入されており、第2蟻溝28と第2突起部31との間には第2スペーサ32が挿入されている。第2スペーサ32は上記第1スペーサ27と同一の形状をなしている。そして、第2蟻溝28と第2突起部31との間に第2スペーサ32が挿入されることにより、第2蟻溝28に対して第2突起部31が嵌め込まれている。
【0019】
また、第2ベース部材30の表面には、バイトホルダ33が設けられている。バイトホルダ33には、適宜の本数、本実施形態では6本のバイトB1〜B6が取り付けられている。このうち、バイトホルダの一番左側には、突っ切りバイトB1が取り付けられている。棒材の先端で加工されたワークは、この突っ切りバイトB1によって棒材から切り離される。
【0020】
バイトホルダ33には、所定の着座基準面が設定されており、各バイトB1〜B6はこの着座基準面に沿って取り付けられることにより、正確な位置決めがなされる。これらのバイトB1〜B6を適宜交換しながら使用することによって、主軸11に保持されて回転させられ、ガイドブッシュ23に案内される棒材の先端部におけるワークを加工する。加工の際に用いられるバイトB1〜B6を交換させるためには、第1ベース部材25および第2ベース部材30を適宜移動させる。さらに、第2ベース部材30の高さ方向中央部には、工具ホルダ24が設けられている。工具ホルダ24は、第2ベース部材30の表面よりも突出して形成されており、複数、本実施形態では4本の穴明け工具D1〜D4を保持している。これらの穴明け工具D1〜D4は、正面穴明け加工に用いられる。これらの各バイトB1〜B6や、穴明け工具D1〜D4等によって、棒材の先端部にワークが加工形成される。
【0021】
さらに、第2ベース部材30には、突っ切りバイトの破損を検知する本発明の突っ切りバイト破損検知手段である破損検知装置40が設けられている。破損検知装置40は、図4および図5にも示すように、板状の駆動板41を備えている。駆動板41は、「W字」を変形させた形状をなしており、2個の鉛直部と2個の水平部を備えており、それぞれ鉛直部と水平部が交互に接続されている。そのうち、下側の水平部における鉛直部に接続されている側の反対側は、奥方に向けて鉛直軸に沿って略垂直に折り曲げられており、その下端部は上方に向けて水平軸に沿って略垂直に折り曲げられて折曲水平部42が形成されている。この折曲水平部42に、本発明の突っ切り破損検出子である検知棒43が取り付けられている。検知棒43は、棒材の2箇所を折曲されて形成されているものであり、上端部43Aおよび下端部43Cが鉛直方向に沿って配置されており、上端部43Aと下端部43Cとをつなぐ中央部43Bが、それぞれ上端部43Aと下端部43Cから折り曲げられて形成されている。図4および図5に示す取付位置では、検知棒43における上端部43Aよりも下端部43Cの方がガイドブッシュ23に近づくように、中央部43Bが折り曲げられている。
【0022】
折曲水平部42には、検知棒43の上端部を貫通させる貫通穴が形成されており、上下からナットを締め付けて検知棒43を仮止めしている。さらに、折曲水平部42には、ガイド板44が取り付けられており、ガイド板44の側方からは、締め付けねじ45がねじ込まれている。この締め付けねじ45の先端が検知棒43の側面に当接し、側方から検知棒43を締め付けて支持している。この締め付けねじ45を緩めることにより、検知棒43は、容易に上下動させることができるようになっている。こうして、検知棒43の高さ位置を調整することができる。また、締め付けねじ45を緩め、検知棒43を鉛直軸回りにわずかに回転させることにより、検知棒43の下端部43Cの前後方向(Z軸方向)の位置を調整することもできる。
【0023】
駆動板41における下側鉛直部の下端部には、駆動板41を回動させる際の回動軸となる回動ピン46が設けられている。駆動板41は、この回動ピン46を中心として、回動可能となっている。また、駆動板41の上端部には、スプリング47の一端部を係止させる第1係止ピン48が設けられている。この第1係止ピン48に一端部を係止されたスプリング47は、Y軸方向に沿った収縮方向に付勢力を生じるものであり、スプリング47の他端部が刃物台4に立設された第2係止ピン49に係止されている。そして、駆動板41の上端側を左方向(刃物台4の中心位置から離れる方向)に付勢している。付言すれば、スプリング47は、刃物台4が突っ切り加工が終了した位置から直接的に加工開始位置に復帰移動する際、検知棒43にワークがあたったときに駆動板41が動く方向と逆方向に駆動板41を付勢するものである。
【0024】
スプリング47の上方位置には、近接センサ50およびストッパ51が設けられている。駆動板41における上方鉛直部は鉛直軸に沿って折り曲げられており、この折り曲げられた部分が検出コマ部52となっている。ストッパ51の右端面は、近接センサ50の右端面よりもわずかに右側に突出しており、検出コマ部52がストッパ51に当接する際に、近接センサ50が検出コマ部52を検出する。また、駆動板41における回動ピン46の上側は、スプリング47の付勢力によって左方に引っ張られており、常時は、検出コマ部52がストッパ51に当接している。そして、突っ切り加工が終了した後、第1ベース部材25および第2ベース部材30を移動させた際に、検知棒43がワークにあたると、図4に仮想線で示すように、駆動板41が回動ピン46回りに回動する。そうして、近接センサ50から検出コマ部52が遠ざかり、これに近接センサ50が反応して、突っ切りバイトB1が破損していることを検出する。
【0025】
また、図4に示す突っ切り加工終了時における検知棒43の先端部は、棒材からワークが切り離される前のワークが残存していた場所であるガイドブッシュ23の中心の手前位置よりも左下方に位置している。これに対して、ワークの加工を開始する際の刃物台4の加工開始位置はあらかじめ設定されており、刃物台4がこの加工開始位置にあるときの検知棒43は、ガイドブッシュ23の中心位置よりも右上方に位置している。したがって、刃物台4が突っ切り加工を終了した後、加工開始位置に直接的に復帰移動する場合には、検知棒43がガイドブッシュ23の中心位置の手前を通過する。また、加工開始位置にあるときの検知棒43の下端部43Cは、主軸11の軸線のわずかに右側に位置するように設定されている。
【0026】
バックアタッチメント5は、アタッチメント本体61を備えており、アタッチメント本体61の前方には、バイトB1〜B6で加工され、突っ切られたワークを保持するワーク保持部62が設けられている。さらに、ベッド2におけるアタッチメント本体61が設けられている位置には、第2ガイドレール63が敷設されており、アタッチメント本体61の下面には第2ランナブロック64が取り付けられている。第2ランナブロック64は、第2ガイドレール63に嵌め込まれ、サーボモータを駆動することにより、第2ガイドレール63に沿って第2ランナブロック64が移動し、アタッチメント本体61およびこれに設けられるワーク保持部62がZ軸方向に移動する。
【0027】
また、バックアタッチメント5と刃物台4との間にはシュート6が設けられている。刃物台4に設けられたバイトB1〜B6および穴明け工具D1〜D4等によって加工されたワークは、このシュート6を介して回収される。
【0028】
さらに、主軸台3、刃物台4における各ベース部材25,30、およびバックアタッチメント5を駆動するサーボモータやスピンドル等は、本発明の移動制御手段および中止制御手段である制御装置7に接続されている。制御装置7では、所定のプログラムにしたがって刃物台4をX−Y平面内で位置制御するとともに、サーボモータを制御し、さらにはスピンドル等の回転開始、停止等を制御している。さらに、制御装置7には、破損検知装置40における近接センサ50が接続されている。制御装置7は、近接センサ50から検出信号を受けたときには、引き続き行われる予定の新たなワークの加工を中止させる。
【0029】
他方、制御装置7には入力手段8が接続されている。自動旋盤1の使用者は、加工するワークの形状や加工工程等を入力手段から入力することができる。この入力手段としては、たとえばタッチパネル式のモニタ画面やキーボード等を用いることができる。
【0030】
以上の構成を有する本実施形態に係る自動旋盤の動作および作用について説明する。まず、突っ切り加工が終了してから突っ切り破損検出を行うまでの工程について説明する。
【0031】
本実施形態に係る自動旋盤1においては、図4に示す突っ切りバイトB1における突っ切り加工が終了した後、次のワークの加工が開始されるが、その最初の工程で突っ切りバイトの破損検知が行われる。ここで、各バイトB1〜B6や穴明け工具D1〜D4は突っ切りバイトB1よりも右側にのみ設けられているので、ワークの加工中は、刃物台4のY軸方向(水平方向)の移動範囲は、突っ切りバイトB1の位置よりも右側のみとなる。したがって、検知棒43は、ワークの加工中にはワークに対して非干渉となる位置に設けられていることになる。なお、刃物台4をX軸方向に移動させる際には、第2ベース部材30を移動させ、刃物台4をY軸方向に移動させる際には第1ベース部材25を移動させる。
【0032】
次に、突っ切りバイトB1の破損検知は、ワークの加工を行うごとに行われるが、先に、ワークの加工を行う工程について説明する。図6は、ワークの加工を行う工程を示すフローチャートである。
【0033】
まず、ワークの加工プログラムが開始すると、主軸11に設けられたチャック12を開き(S1)、チャック12で保持していた棒材を離す。次に、主軸11を後退させ(S2)、主軸11に対して棒材を相対的に前進させる。このとき、主軸11を後退さえる距離は、次に加工されるワークの寸法に応じて決定される。主軸11を後退させたら、チャック12を閉じて(S3)、棒材を保持する。棒材を保持したら、主軸11を再びわずかに後退させる(S4)。突っ切り加工が終了した後、ステップS2で主軸を後退させる際には、突っ切りバイトB1に棒材が当接した状態となっている。このままで刃物台4を移動させて加工開始位置に移動させると、突っ切りバイトB1と棒材とが干渉してしまい、突っ切りバイトB1を損傷させるおそれがあるので、刃物台4を加工開始位置に移動させる前に、主軸11をわずかに、たとえば0.5mm程度後退させて、突っ切りバイトB1から棒材を引き離す。
【0034】
突っ切りバイトB1から棒材を引き離した後、刃物台4を移動させて、加工開始位置に復帰移動させる(S5)。このときに、突っ切りバイトB1の破損検出を行う(S6)。そして、突っ切りバイトB1の破損が検出されたら、図示しないスピーカからアラーム(警報)を発して、自動旋盤を停止させる(S7)。こうして、突っ切りバイトB1の破損が検知されたら、たとえば作業員が突っ切りバイトB1を破損が生じていない新しいものなどと交換してから、改めてワークの加工を再開させる。一方、突っ切り破損の検出が行われなかった場合には、主軸11が前進して、所定の加工工程が実行される(S8)。それから、所定の加工が終了したら、再び突っ切り加工が行われて(S9)、1工程が完了する。
【0035】
本実施形態に係る突っ切りバイトの破損検出は、図6に示す上記工程のステップS5において行われる。以下に、その破損検出工程を、図7を用いて具体的に説明する。図7(a)に示すように、突っ切り加工が終了した時点では、突っ切りバイトB1の刃先がガイドブッシュ23の中心位置、換言すれば主軸11(図1)の軸線上に位置している。このとき、破損検知装置40における検知棒43の下端部は、ガイドブッシュ23の中心位置よりも左下方に位置している。この状態から、図7(b)に示すように、刃物台4をX軸方向(鉛直方向)に移動させる。すると、検知棒43の下端部43Cがガイドブッシュ23の中心位置を通過する高さ位置となる。続いて、刃物台4を右側にY軸方向(水平方向)に移動させて、図7(c)に示すように、刃物台4を加工開始位置に復帰移動させると、検知棒43の下端部43Cがガイドブッシュ23の中心位置を通過する。
【0036】
このとき、突っ切りバイトB1によってワークが突っ切り加工されていたら、ガイドブッシュ23の位置にワークが残存していないので、検知棒43の下端部43Cがワークに当接することもなく、突っ切りバイトB1に折損等の破損が生じていないことになる。そして、加工開始位置における検知棒43の下端部43Cは、主軸11の軸線のわずかに右側に位置するように設定されているので、刃物台4は、検知棒43の下端部43Cによってワークに接触しないことが確認された直後に停止する。
【0037】
一方、突っ切りバイトB1が破損していたとすると、ガイドブッシュ23の位置にワークが残存している。このときにガイドブッシュ23の位置を検知棒43の下端部43Cが通過すると、検知棒43の下端部43Cがワークと当接する。検知棒43の下端部43Cがワークと当接したとしても、刃物台4はそのまま右方向への移動することから、検知棒43が取り付けられている駆動板41は、スプリング47の付勢力に抗して、回動ピン46を中心として時計回りに回動する。この駆動板41の回動に伴い、駆動板41の上方に設けられた検出コマ部52がストッパ51から引き離され、近接センサ50から遠ざかる。近接センサ50は、検出コマ部52が近接センサ50から遠ざかったことを検出し、検出信号を制御装置に出力する。制御装置では、近接センサ50からの検出信号を受けて、ワークが残存していることから、突っ切りバイトB1に破損が生じていると判断して、制御装置は、近接センサ50から検出信号を受けたときには、引き続き行われる予定の新たなワークの加工を中止させる。こうして、突っ切りバイトB1の破損が検知され、後のワークの加工が中止される。
【0038】
このように、本実施形態に係る自動旋盤1では、突っ切り加工が行われた後、刃物台4を直接的に加工開始位置に復帰移動させることのみで、突っ切りバイトB1の破損を検知することができる。ここで、図9に示す自動旋盤とその移動距離を、図8を用いて比較する。図8は突っ切り加工終了後から加工開始位置に至るまでの刃物台4の任意の一点が移動する軌跡を示すグラフであり、(a)は本実施形態に係る自動旋盤、(b)は図9に示す比較例に係る自動旋盤のものである。
【0039】
本実施形態に係る自動旋盤では、図8(a)に示すように、刃物台4をX軸方向の上方に移動させた後、Y軸方向の右側に移動させるのみの移動で加工開始位置に復帰している。そして、この工程の間に突切破損検出位置があるので、その移動距離を短いものとすることができる。これに対して、図8(b)に示す比較例に係る自動旋盤では、刃物台を加工開始位置に復帰させるにあたり、その前段階で突っ切りバイト破損検知装置を破損検出位置に通過させる必要がある。このため、刃物台をX軸方向に上方に移動させた後、Y軸方向の右側に移動させ、さらにX軸方向に上下動する移動をさせており、刃物台4の移動距離が長くなってしまうものであった。このように、本実施形態に係る自動旋盤では、突っ切りバイトの破損検出を行う際に、刃物台の移動距離が短くて済むので、その分迅速な突っ切りバイトの破損検出を行うことができる。また、図8(a)に破線で示すように、X軸方向とY軸方向とを同時に移動させ直線的に、斜めに移動させることにより、さらに刃物台4の移動距離を短くすることができ、その分迅速な破損検知を可能なものとすることができる。
【0040】
また、図7(c)に示すように、検知棒43の下端部43Cをガイドブッシュ23の中心位置を通過させるのではなくガイドブッシュ23の中心位置と略一致させるように加工開始位置を定めることにより、加工サイクル時間の更なる短縮を図ることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、短時間で突っ切りバイトの破損の検知を行うことができる自動旋盤を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自動旋盤の側面図である。
【図2】自動旋盤における刃物台の正面図である。
【図3】自動旋盤における刃物台の平面図である。
【図4】破損検知装置の正面図である。
【図5】破損検知装置の側面図である
【図6】ワークの加工を行う工程を示すフローチャートである。
【図7】突っ切りバイトの破損検知工程を示す工程図である。
【図8】突っ切り加工終了後から加工開始位置に至るまでの刃物台4の任意の一点が移動する軌跡を示すグラフであり、(a)は本実施形態に係る自動旋盤、(b)は図9に示す比較例に係る自動旋盤のものである。
【図9】アクチュエータを用いない突っ切りバイト破損検知装置の正面図である。
【図10】アクチュエータを用いない突っ切りバイト破損検知装置の移動工程を簡略的に示す工程図である。
【符号の説明】
1…自動旋盤、2…ベッド、3…主軸台、4…刃物台、5…バックアタッチメント、6…シュート、11…主軸、12…チャック、13…第1ガイドレール、14…第1ランナブロック、21…架台、22…第1蟻溝、23…ガイドブッシュ、24…工具ホルダ、25…第1ベース部材、26…第1突起部、27…第1スペーサ、28…第2蟻溝、29…サーボモータ、30…第2ベース部材、31…第2突起部、32…第2スペーサ、33…バイトホルダ、40…破損検知装置、41…駆動板、42…折曲水平部、43…検知棒、43A…上端部、43B…中央部、43C…下端部、44…ガイド板、45…締め付けねじ、46…回動ピン、47…スプリング、48…係止穴、49…係止ピン、50…近接センサ、51…ストッパ、52…検出コマ部、61…アタッチメント本体、62…ワーク保持部、63…第2ガイドレール、64…第2ランナブロック、B1…突っ切りバイト、B1〜B6…バイト、D1〜D4…穴明け工具。

Claims (1)

  1. ワークを把持して前記ワークを回転させる主軸と、
    前記主軸の軸線に直交する平面内で位置制御される刃物台と、
    前記刃物台に設けられ、前記棒材の先端部に加工形成されたワークを切り離す突っ切りバイトと、を備える自動旋盤において、
    前記突っ切りバイトが前記棒材から前記ワークを切り離す動作を行った後に、前記刃物台を加工開始位置へ復帰移動させる制御を行う移動制御手段と、
    前記突っ切りバイトが前記棒材から前記ワークを切り離す動作を行った後に、前記棒材の先端部における前記ワークの残存の有無を検出して、前記突っ切りバイトの破損を検出する突っ切りバイト破損検知手段と、
    前記突っ切りバイト破損検知手段によって前記突っ切りバイトの破損が検知されたときに、前記ワークの加工を中止する中止制御手段と、を備え、
    前記突っ切りバイト破損検知手段は、
    前記刃物台の移動に伴って移動する突っ切り破損検出子と、
    前記突っ切り破損検出子が、前記刃物台と異なる方向に移動したことを検出するセンサと、を有し、
    前記突っ切りバイトによって前記棒材から前記ワークを切り離す切離し動作を行う際に、前記ワークに対して非干渉となる位置であり、かつ、前記刃物台が、前記突っ切りバイトによる切り離し動作が終了したときの位置から、前記加工開始位置まで直接的に復帰移動する際に、前記棒材から切り離される前の前記ワークが残存していた場所を通過する位置に、前記突っ切り破損検出子が取り付けられていることを特徴とする自動旋盤。
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