JP2004090046A - 精密鋳造方法及び鋳造品及び回転機械 - Google Patents

精密鋳造方法及び鋳造品及び回転機械 Download PDF

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【課題】中子型製作用の金型を用いないで、例え内部に狭い隙間がある鋳造品であってもこれを容易に鋳造できる精密鋳造方法及び鋳造品及び回転機械を提供すること。
【解決手段】粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置によりセラミック粉末と有機バインダー(フェノールやシリコン樹脂等)の混合粉末から直接的にセラミック粉末製中子型10を造型する工程と、セラミック粉末製中子型10にエチルシリケートとアルコキシドを含浸して焼成することにより無機化と硬化処理とを行ってセラミック中子型15を得る工程と、セラミック中子型15を消失模型(ワックス製、又は発泡ポリスチレンや発泡ポリウレタン等の消失性樹脂製等)20内に組み込んで消失模型20の周囲をスタッコイングすることで鋳型25を形成する工程と、消失模型20を消失させる工程と、鋳型25内に溶融金属を注湯して鋳造品100を得る工程と、を具備する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中子を必要とする鋳造品の精密鋳造方法及びこの精密鋳造方法を用いた鋳造品及び回転機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
中子を必要とする鋳造品の従来の精密鋳造方法の一例として、図3に示すような高圧ポンプのポンプ羽根車100の鋳造方法について説明する。ここでポンプ羽根車100は、主板101と側板103の間に複数枚の翼105を設けて構成されており、これを回転することで側板103に設けた入口107から流体を吸い込んで、主板101と側板103の間の出口109から流体を吐き出すように構成されている。そしてこのポンプ羽根車100を製造する場合は、まず中子製作用金型を用意し、この中子製作用金型内にワックスを射出成形することで図8(a)に示すような中子型(水溶性)121を成形する。次に図8(b)に示すように別途製作した主型製作用金型123内に前記中子型121を組み込んだ状態で、主型製作用金型123内に精密鋳造用ワックスを射出し、その後主型製作用金型123を取り外し、図8(c)に示すように中子型121をいくるんだ状態の消失ワックス模型125を製作する。次に図8(d)に示すように前記水溶性の中子型121を液につけて溶出させることにより、所望の消失ワックス模型125を得る。次に図8(e)に示すようにこの消失ワックス模型125にスタッコイングを繰り返し、乾燥させることにより、消失ワックス模型125の周囲にセラミック鋳型129を形成する。次に図8(f)に示すようにオートクレーブ処理をすることにより、内空間のワックスを消失させる。さらにこのセラミック鋳型129を焼成処理した後に、内空間に溶融金属を注湯し、セラミック鋳型129を取り除くことで図8(g)に示すような所望の鋳造品(ポンプ羽根車)100を得る。
【0003】
しかしながら鋳造しようとする部品が、例えば図3に示すポンプ羽根車100であって、水の出口109の幅Lが非常に狭いような場合は、この部分へのスタッコイングが困難になる。即ちスタッコイングは、前記図8(d)に示す消失ワックス模型125にセラミックスラリーを付着してスラリー乾燥前に粉末状の耐火材料粉を付着させて乾燥する処理を複数回繰り返して行なうが、前述のように出口109の幅Lが非常に狭いような場合は、この狭い隙間内にセラミックスラリーや耐火材料粉がうまく付着しなかったり、詰まったりしてしまう。
【0004】
一方上記鋳造方法の場合、中子型製作用の金型が必要となり、特に多品種少量生産の場合等は、製品当たりの型費用負担が相対的に大きくなり、もっと安価な鋳造方法が求められていた。
【0005】
そこで他の鋳造方法として、三次元迅速造型装置を使用して、粉末樹脂や、ワックス、又は液体樹脂を選択的にレーザー照射することにより、図8(d)の消失ワックス模型125に相当する消失模型を直接作製する方法も考えられる。この方法によれば、中子型121を作製しなくてもよく、従って中子型製作用金型も不要になる。
【0006】
しかしながらこの鋳造方法においても、図8(e)に示すスタッコイングの際に、水の出口109の幅Lが非常に狭いような場合は、この部分へのスタッコイングが困難になるという問題は同様にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、中子型製作用の金型を用いないで、例え内部に狭い隙間がある鋳造品であってもこれを容易に鋳造できる精密鋳造方法及び鋳造品及び回転機械を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため本願の請求項1にかかる発明は、粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置によりセラミック粉末と有機バインダー(フェノールやシリコン樹脂等)の混合粉末から直接的にセラミック粉末製中子型を造型する工程と、前記セラミック粉末製中子型にエチルシリケートとアルコキシドを含浸して焼成することにより無機化と硬化処理とを行ってセラミック中子型を得る工程と、前記セラミック中子型を消失模型(ワックス製、又は発泡ポリスチレンや発泡ポリウレタン等の消失性樹脂製、又はワックスにポリスチレン等の消失性樹脂を含有させた複合材料製)内に組み込んで消失模型の周囲をスタッコイングすることで鋳型を形成する工程と、前記消失模型を消失させる工程と、鋳型内に溶融金属を注湯して鋳造品を得る工程と、を具備することを特徴とする精密鋳造方法である。
【0009】
請求項2記載の発明は、粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置によりセラミック粉末と有機バインダーの混合粉末から直接的にセラミック粉末製中子型及びセラミック粉末製主型を造型する工程と、前記セラミック粉末製中子型とセラミック粉末製主型とにエチルシリケートとアルコキシドを含浸して焼成することにより無機化と硬化処理とを行ってセラミック中子型とセラミック主型を得る工程と、前記セラミック中子型をセラミック主型内に組み込むことで構成された鋳型内に溶融金属を注湯して鋳造品を得る工程と、を具備することを特徴とする精密鋳造方法である。
【0010】
請求項3記載の発明は、ポンプ、タービン、コンプレッサー、ブロワ等の回転機械を構成する部品となる三次元形状を有する羽根車、ガイドベーン、ガイドケーシング、ノズル等の鋳造品が、請求項1又は2に記載の鋳造方法によって製造されることを特徴とする鋳造品である。
【0011】
請求項4記載の発明は、ポンプ、タービン、コンプレッサー、ブロワ等の回転機械が、請求項3に記載の鋳造品を組み込むことで構成されていることを特徴とする回転機械である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態としてポンプ羽根車の鋳造方法を例に図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を用いて図3に示すようなポンプ羽根車100を鋳造する方法を示す図である。まず粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置により金型を用いずに直接的に図1(a)に示すようなセラミック粉末製中子型10を造型する。この工程を具体的に説明すると、まず三次元CAD(Computer Aided Design)を使用して、前記中子型10の三次元モデルデータを作成する。次に図2に示す粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置(選択レーザ焼結装置)130に前記三次元モデルデータを入力して、セラミック粉末と有機バインダーの混合粉末から、セラミック粉末製中子型10を造型する。ここでセラミック粉末としては、例えばSiO、Al、Zr等を使用する。また有機バインダーとしては、例えばフェノールやシリコン樹脂等を使用する。シリコン樹脂はメチル基等の有機基を持った常温で固体の有機熱可塑性シリコン樹脂である。そして図2に示すチャンバー132内に、前記セラミック粉末に有機バインダーの粉末を混合してなる粉末状の素材を供給して、例えば0.1mmの厚さhの粒子層134を形成する。そして炭酸ガスレーザー発生装置等のレーザー光源136からのレーザー光をミラー138を介して粒子層134に照射し、このレーザー光が照射された部分に位置する前記有機バインダーを選択的に溶融硬化(焼結)し、薄片140を形成する。以下この工程を繰り返して薄片140を順次積層し、所定形状のセラミック粉末製中子型10を造型する。
【0013】
前記造型したセラミック粉末製中子型10は多孔質体なので、これにエチルシリケートとアルコキシド(この実施形態ではナトリウムエトキシド)を含浸して加熱焼成(約1000℃)することで、このエチルシリケートをエステル交換反応させてSiOを得ると同時に、このSiO成分とシリコン樹脂中のSiO成分から無機化した結合材を生成することで無機化と同時に硬化処理されたセラミック中子型15(形状は図1(a)に示すセラミック粉末製中子型10と同じである)を得る。
【0014】
即ち前記加熱焼成(約1000℃)させる際、含浸したエチルシリケート(CO)Si(OSi(OC)nOCとアルコキシドであるナトリウムエトキシドCONaは、それぞれ以下の反応を行なう。なおエチルシリケートの反応〔化学式1〕はエステル交換反応である。
(CO)Si(OSi(OC)nOC+(n+2)HO=
(n+1)SiO+2(n+2)COH    …〔化学式1〕
ONa+HO=COH+NaOH    …〔化学式2〕
【0015】
以上の反応によって、COH成分は揮発するので、結局SiOとNaOHが残る。そしてさらにこの焼成時に、両成分が以下に示す硬化反応を行なう。
2NaOH+SiO=NaO・SiO+HO   …〔化学式3〕
【0016】
この反応によって得られたNaO・SiOは無機物のガラス成分であり、この無機物が結合材となって前記セラミック粉末を結合した無機物多孔質体になる。特に有機バインダーとしてシリコン樹脂(SiO(CH)nを使用した場合は、シリコン樹脂中のSiO成分が前記高温(1000℃)での焼成の際に前記化学式3によってNaO・SiO+HOになり、結合材の一部を構成することとなる。つまり有機バインダーとしてフェノールを用いた場合は、加熱の際に全てガス成分となってなくなってしまうが、シリコン樹脂を用いた場合はシリコン樹脂中のSiO成分は揮発せず、揮発するのはシリコン樹脂中の一部(20重量%程度)の部分だけであり、かなりの量が無機物化して結合材として多孔質体中に残り、多孔質体の気孔の容積を小さくでき、好適である。
【0017】
次に以上のようにして製造されたセラミック中子型15を、図1(b)に示すように、図3に示す主板101と側板103の形状を有する消失模型20内に組み込む。この消失模型20は、この例では発泡ポリスチレンのブロックを削り出し加工することによって形成されている。ポリスチレンの削り出しは、例えば主板101と側板103の形状をCAD設計し、このデータを用いてNC(Numerical Control)加工により削り出す。なお消失模型20は主型形成用金型を用いて作成しても良い。また消失模型20は発泡ポリスチレンの代わりに発泡ポリウレタン等の他の樹脂材で形成しても良い。発泡ポリスチレンは発泡倍率10〜50倍、発泡ポリウレタンは発泡倍率20〜40倍が好ましい。
【0018】
そして上述のように前記作成済みのセラミック中子型15の上下にこのポリスチレン製の主板と側板からなる消失模型20を接着材で貼り付けて図1(b)の状態とする。
【0019】
次にこれに図示しない押し湯部をつけてから、図1(c)に示すように、消失模型20の周囲にスタッコイングを複数回(12層程度)繰り返すことで鋳型25を形成させる。ここでスタッコイングは、図1(b)に示すセラミック中子型15を収納した消失模型20を、耐火材であるSiOを骨材とするコロイダルシリカのセラミックスラリー(或いはAlを骨材とするアルミナのセラミックスラリー或いはジルコンを骨材とするジルコンのセラミックスラリー等)中に浸漬して付着させ、さらにスラリー乾燥前にその周囲に粉末状の酸化物耐火材料(SiO又はAl又はジルコン等)を付着させて乾燥させる処理であり、これを複数回繰り返すことで鋳型(セラミック鋳型)25が形成される。このスタッコイングは、消失模型20の周囲のみに行ない、その内部に入り込まないようにする。
【0020】
そしてこの鋳型25を高温焼成炉に入れて高温(例えば1000℃)で加熱処理して鋳型25を焼成すると同時に、図1(d)に示すように内部の発泡ポリスチレン製の消失模型20を完全に消失させる。
【0021】
そして図1(e)に示すように消失模型20の消失部分とセラミック中子型15の内部とに形成されている鋳型25の内部空間に溶融金属を注湯し、鋳型25とセラミック中子型15とを取り除けば、図1(f)に示すような所望のポンプ羽根車(鋳造品)100を得ることができる。
【0022】
なお消失模型20は、発泡剤の代わりに、ワックスを射出成形等することによって作成しても良い。ワックスを用いた場合は、図1(c)に示す鋳型25を高温焼成炉に入れて高温(例えば1000℃)で加熱処理して鋳型25を焼成する前に、オートクレーブ(例えば400℃)することでワックスを溶かし出す。また消失模型20として、ワックスにポリスチレンやポリウレタン等の樹脂を含有させた複合ブロックを用いても良い。この複合ブロックは例えばポリスチレンの粉末をオーブンで固めて、これにワックスを含浸して作成され、この複合ブロックを削り出すことによって消失模型20が作成される。なおポリスチレンの含有率は30〜70%の範囲が好ましい。
【0023】
本実施形態においては、セラミック中子型15と鋳型25は無機化処理されているので、鋳鉄のみならず、ステンレス鋳鋼の鋳造にも適用可能である。
【0024】
一方スタッコイングを用いないで鋳造する本願の他の発明の実施形態として、図4に示すように、前記セラミック中子型15を製造したのと同様の方法によって、ポンプ羽根車100の外形を形成するためのセラミック上下型21,23(セラミック主型24)を造型し(即ち前記図2に示す粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置130を用いてセラミック粉末と有機バインダーの混合粉末からセラミック粉末製主型を造型して、エチルシリケートとアルコキシドを含浸して焼成することにより無機化と硬化処理とを実施してセラミック主型24を造型し)、これら上下型21,23内にセラミック中子型15を組み付けて、鋳型補修用セラミックペーストで、組み付け部をシールして、再度焼成した後、内部に溶融金属を注湯することで鋳造品(ポンプ羽根車100)を鋳造する。この方法によればスタッコイング不要の鋳造法とすることができる。本実施形態においても、セラミック主型24とセラミック中子型15は無機化処理されているので、鋳鉄のみならず、ステンレス鋳鋼の鋳造にも適用可能である。
【0025】
以上のようにして鋳造されたポンプ羽根車100は、図5に示すように、高圧ポンプ350内に設置したシャフト370に多数枚取り付けられ使用される。
【0026】
製造される鋳造品は三次元形状を有するものであればどのようなものでも良いが、例えばポンプ、タービン、コンプレッサー、ブロワ等の回転機械を構成する羽根車、ガイドベーン、ガイドケーシング、ノズル(ノズルはタービンやコンプレッサーで使用する場合がある)等の鋳造品の製造に使用できる。鋳造品の他の具体例として、図6は前記鋳造方法によって鋳造された大型ポンプ(オープン型)の羽根車310を示している。そしこの羽根車310は図7に示すように、大型ポンプ300内に設置したシャフト320の下端に取り付けられ使用される。
【0027】
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
【0028】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば以下のような優れた効果を有する。
▲1▼三次元迅速造型装置により直接的にセラミック粉末製中子型を造型して無機化と硬化処理とをすることでセラミック中子型を製造したので、中子製作用金型を用いないで鋳造品が製作できる。従って特に多品種少量生産の製品に対して適用すると、リードタイムの短縮とコスト低減を可能にすることができ、効果的である。また中子製作用金型が不要なので、これらを保管する手段も必要も無くなる。
【0029】
▲2▼セラミック中子型を用いて鋳造するので、例え内部に狭い隙間がある鋳造品であっても鋳造欠陥なく、これを容易に歩留まり良く鋳造できる。
【0030】
▲3▼無機化したセラミック中子型を用いたので、浸炭が起こらず、鋳鉄のみならず、ステンレス鋳鋼の鋳造にも適用可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いてポンプ羽根車100を鋳造する方法を示す図である。
【図2】粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置(選択レーザ焼結装置)130を示す図である。
【図3】高圧ポンプのポンプ羽根車100の斜視図である。
【図4】本発明の他の鋳造方法の説明図である。
【図5】高圧ポンプ350を示す概略断面図である。
【図6】大型ポンプの羽根車310を示す斜視図である。
【図7】大型ポンプ300を示す概略断面図である。
【図8】従来のポンプ羽根車100の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
10 セラミック粉末製中子型
15 セラミック中子型
20 消失模型
21,23 セラミック上下型
24 セラミック主型
25 鋳型
100 ポンプ羽根車(鋳造品)
101 主板
103 側板
109 出口
130 三次元迅速造型装置
300 大型ポンプ
310 羽根車
320 シャフト
350 高圧ポンプ
370 シャフト

Claims (4)

  1. 粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置によりセラミック粉末と有機バインダーの混合粉末から直接的にセラミック粉末製中子型を造型する工程と、
    前記セラミック粉末製中子型にエチルシリケートとアルコキシドを含浸して焼成することにより無機化と硬化処理とを行ってセラミック中子型を得る工程と、
    前記セラミック中子型を消失模型内に組み込んで消失模型の周囲をスタッコイングすることで鋳型を形成する工程と、
    前記消失模型を消失させる工程と、
    鋳型内に溶融金属を注湯して鋳造品を得る工程と、を具備することを特徴とする精密鋳造方法。
  2. 粉末焼結タイプの三次元迅速造型装置によりセラミック粉末と有機バインダーの混合粉末から直接的にセラミック粉末製中子型及びセラミック粉末製主型を造型する工程と、
    前記セラミック粉末製中子型とセラミック粉末製主型とにエチルシリケートとアルコキシドを含浸して焼成することにより無機化と硬化処理とを行ってセラミック中子型とセラミック主型を得る工程と、
    前記セラミック中子型をセラミック主型内に組み込むことで構成された鋳型内に溶融金属を注湯して鋳造品を得る工程と、を具備することを特徴とする精密鋳造方法。
  3. ポンプ、タービン、コンプレッサー、ブロワ等の回転機械を構成する部品となる三次元形状を有する羽根車、ガイドベーン、ガイドケーシング、ノズル等の鋳造品が、請求項1又は2に記載の鋳造方法によって製造されることを特徴とする鋳造品。
  4. ポンプ、タービン、コンプレッサー、ブロワ等の回転機械が、請求項3に記載の鋳造品を組み込むことで構成されていることを特徴とする回転機械。
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