JP2004089364A - 塗装ゴルフボール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、ゴルフボール本体の表面上にペイントを被覆形成して成る塗装ゴルフボールであって、該ペイントが、主剤としてのウレタンポリオールを含有するポリオールおよびポリイソシアネート硬化剤を含有し、該硬化剤が、ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート25〜35%、ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるビューレット型ポリイソシアネート25〜35%およびイソホロンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート35〜50%を含有することを特徴とする塗装ゴルフボールに関する。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗装ゴルフボール、特にファッション性および高級感に優れた良好な外観を有し、かつ繰り返し打撃後の耐久性に優れる塗装ゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、ゴルフボールには、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボール等のソリッドゴルフボールや糸巻きゴルフボールがあるが、いずれの場合にも、表面にペイントが塗装されている。その役割は、ゴルフボール本体の表面またはその表面に施されたマーキングの保護、白さや光沢を長時間保持すること、即ち外観の向上、およびバンカーショット時の砂等に対する耐摩耗性や耐擦傷性の向上等である。
【0003】
ゴルフボール用ペイントとして、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ樹脂系、アクリル系樹脂等から選択されるペイントが一般的に使用されている。これらのペイントを複数回塗装することにより耐久性に優れるペイント層を形成している。また、塗装工程の簡略化という面で、乾燥性に優れたペイントで1層のみのペイント層を形成させることも提案されている(特開平11‐146930号公報、特開2000‐51401号公報等)。
【0004】
特開平11‐146930号公報には、ウレタンポリオールを含有するポリオールを主剤、ポリイソシアネートを硬化剤とし、該主剤の水酸基に対する該硬化剤のイソシアネート基の当量比(NCO/OH)が0.5〜2.0となるように配合してなるゴルフボール用塗料であって、前記ウレタンポリオールの水酸基価が15〜130mgKOH/gで、且つ重量平均分子量が4000以上で且つ10000未満であることを特徴とするゴルフボール用塗料が記載されている。
【0005】
特開2000‐51401号公報には、外表面を覆うポリウレタンを有するゴルフボールであって、上記ポリウレタン被膜はポリエステルポリオール樹脂成分とポリイソシアナート成分とを含み、上記ポリエステルポリオール樹脂成分はネオペンチルグリコール樹脂を含有することを特徴とするゴルフボールが記載されている。
【0006】
しかしながら、ゴルフボール練習場に用いられるゴルフボールのように、打撃回数が多く、洗浄して繰り返し使用されるようなゴルフボールに用いられるペイントの場合には、繰り返し打撃に対する耐衝撃性、ブラッシング洗浄後の耐摩耗性および芝生汚れに対する耐汚染性への要求は厳しいものとなる。特に、上記のように1層のみで形成されるペイント層の場合は、そのような要求性能すべてを満足することは困難であるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来の塗装ゴルフボールの有する問題点を解決し、良好な外観を有し、かつ繰り返し打撃後の耐衝撃性、ブラッシング洗浄後の耐摩耗性および芝生汚れに対する耐汚染性に優れる塗装ゴルフボールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記目的を達成すベく鋭意研究を重ねた結果、ポリオールとポリイソシアネートから成るペイントにおいて、ポリイソシアネートが特定量のヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるビューレット型ポリイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネートを含有することにより、良好な外観を有し、かつ繰り返し打撃に対する耐衝撃性、ブラッシング洗浄後の耐摩耗性および芝生汚れに対する耐汚染性に優れる塗装ゴルフボールを提供し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明は、ゴルフボール本体の表面上にペイントを被覆形成して成る塗装ゴルフボールであって、
該ペイントが、主剤としてのウレタンポリオールを含有するポリオールおよびポリイソシアネート硬化剤を含有し、
該硬化剤が、ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート25〜35%、ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるビューレット型ポリイソシアネート25〜35%およびイソホロンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート35〜50%を含有することを特徴とする塗装ゴルフボールに関する。
【0010】
本発明を好適に実施するためには、
上記ペイントが、主剤の水酸基に対する硬化剤のイソシアネート基の当量比(NCO/OH)が1.0〜1.5となるように、主剤および硬化剤を配合してなり;
上記ペイント層が単層構造を有する;
ことが好ましい。
【0011】
本明細書中において、「ゴルフボール本体」とは、ペイント塗装が施されていないゴルフボール自体をいい、その表面には多数のディンプルと呼ばれるくぼみが存在する。「塗装ゴルフボール」とは、ゴルフボール本体上にペイントが塗装されたペイント層を有するゴルフボールを意味する。
【0012】
本発明のゴルフボールは構造には左右されず、ワンピースボール、ツーピースボール、スリーピースボール以上のマルチピースボール等のソリッドゴルフボールであっても、または糸巻きゴルフボールであってもよい。
【0013】
ソリッドゴルフボールの場合、ワンピースゴルフボールまたはソリッドゴルフボールに用いられるコア(ソリッドコア)は、従来から用いられているものであってもよく、例えばポリブタジエンゴム等の基材ゴム100重量部に対して、アクリル酸、メタクリル酸等のような炭素数3〜8のα,β‐不飽和カルボン酸またはその亜鉛、マグネシウム等の一価または二価の金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリレート等の官能性モノマーから成る加硫剤(架橋剤)を単独または合計で10〜60重量部、有機過酸化物等の共架橋開始剤0.5〜5重量部、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の充填材10〜30重量部、要すれば老化防止剤等を含有するゴム組成物を、通常の混練ロール等の適宜の混練機を用いて均一に混練し、金型内で加硫成形することにより球状のコアを得ることができる。この際の条件は特に限定されないが、通常は130〜240℃、圧力2.9〜11.8MPa、15〜60分間で行われる。得られたコアは、その周りに被覆されるカバーとの密着性を向上するため、表面をバフ研磨しておくことが好ましい。更に、上記ソリッドコアは単層構造を有しても、2層以上の多層構造を有していてもよい。
【0014】
更に、糸巻きゴルフボールに用いられるコア(糸巻きコア)も、従来から用いられているものであってもよく、センターとそのセンターの周囲に糸ゴムを延伸状態で巻き付けることによって形成した糸ゴム層とから成る。センターとしては液系(リキッドセンター)またはゴム系(ソリッドセンター)のいずれを用いてもよい。また、上記センター上に巻き付ける糸ゴムは、糸巻きゴルフボールの糸巻き層に従来から使用されているものと同様のものを用いてもよく、例えば天然ゴムまたは天然ゴムと合成ポリイソプレンに硫黄、加硫助剤、加硫促進剤、老化防止剤等を配合したゴム組成物を加硫することによって得られたものを用いてもよい。糸ゴムはセンター上に約10倍に引き伸ばして巻き付けて糸巻きコアを作製する。但し、これらのソリッドコア、糸巻きコアは単なる例示であって、それらに限定されるものではない。
【0015】
上記のようにして得られたコア上にはカバー層を被覆するが、カバー材料としてはアイオノマー樹脂等の熱可塑性樹脂、バラタまたは硬質ゴム等、通常ゴルフボールのカバーに用いられているものであれば限定されないが、特にアイオノマーカバーのゴルフボールがアイオノマー自体に遊離のカルボキシル基を含有しているため、ペイントとの優れた密着性を示し、最も適している。
【0016】
上記カバー用組成物には、上記アイオノマー樹脂等の成分の他に、二酸化チタン等の着色剤、分散剤、老化防止剤、外線吸収剤、光安定剤、蛍光材料、蛍光増白剤等の添加剤等をゴルフボールカバーによる所望の特性が損なわれない範囲で含有してもよい。使用する場合、着色剤の配合量はカバー用樹脂100重量部に対して、0.1〜6重量部、好ましくは0.5〜5重量部、より好ましくは1〜4重量部が望ましい。
【0017】
上記ゴルフボール本体の成形時には通常、表面にディンプルと呼ばれるくぼみを形成し、マーキングスタンプ等も必要に応じて施し得る。
【0018】
次いで、上記ゴルフボール本体表面には、ペイント層を形成する。ゴルフボール本体表面にはペイント層を塗装する前に、ペイントの密着性向上のため、ゴルフボール本体の表面を適度に研磨することが望ましい。
【0019】
本発明の塗装ゴルフボールに用いられるペイントには、主剤としてポリオールおよび硬化剤としてのポリイソシアネートを含有する2液型ウレタン系ペイントが用いられる。上記ウレタン系ペイントの主剤において、主成分となるのはポリオール成分である。そして、ポリオール成分には、以下に示すような特定のウレタンポリオールが含まれている。
【0020】
ウレタンポリオールは、ポリイソシアネート化合物とポリオールとの反応により合成される。合成するのに使用するポリイソシアネート化合物としては、イソシアネート基を2以上有するものであれば特に限定せず、例えばヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添キシリレンジイソシアネート(H6XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、水添ジフェニルメタンジイソシアネート(H12MDI)などの脂肪族、脂環式、芳香族、芳香脂肪族ジイソシアネート化合物が挙げられる。これらのうち、耐候性の観点から、非黄変性のポリイソシアネート(脂肪族、脂環式のポリイソシアネート)が好ましく用いられる。
【0021】
ウレタンポリオールを製造するのに使用されるポリオールとしては、水酸基を複数有するものであれば、低分子化合物、高分子化合物の如何を問わない。低分子のポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ブチレングリコール、1,3‐ブタンジオール、1,4‐ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6‐ヘキサンジオール等のジオール;グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどのトリオールが挙げられる。高分子のポリオールとしては、活性水素源を持つ開始剤とアルキレンオキサイドとの反応によって得ることができるポリエーテルポリオール;アジピン酸等の2塩基酸とグリコール又はトリオールとの脱水縮合によって得られる縮合系ポリエステルポリオール;ε‐カプロラクタム等のラクタムの開環重合によって得られるラクトン系ポリエステルポリオール;環状ジオールを用いて合成されるポリカーボネートジオール;アクリル系共重合体に適宜水酸基を導入してなるアクリルポリオールなどのポリマーポリオールが挙げられる。上記ポリエーテルポリオールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げられ、縮合系ポリエステルポリオールとしてはポリエチレンアジぺートなどが挙げられ、ラクトン系ポリエステルポリオールとしてはポリ‐ε‐カプロラクトンなどが挙げられる。
【0022】
以上のようなポリオールのうち、重量平均分子量50〜2,000を有するもの、特に100〜1,000程度のポリオールが好ましく用いられる。尚、これらのポリオールは、1種又は2種以上混合して用いてもよい。
【0023】
ウレタンポリオールは、上記ジイソシアネート化合物とポリオールとが反応してウレタン結合を形成し、両末端に水酸基を有するポリオールである。ここで、ウレタンポリオール中のウレタン結合の比率は、ウレタンポリオール1gに対して0.1〜5ミリモル/gであることが好ましい。ウレタン結合の比率は、形成されるペイント層の剛性と関係があり、0.1ミリモル/g未満では、形成されるペイント層中のウレタン濃度が小さくなるため耐擦過傷性に劣る。一方、5ミリモル/gを上回ると、ペイント層が硬くなりすぎてボール本体の変形に対する追随性が低下するために、ひび割れを起し易くなる。
【0024】
また、ウレタンポリオールの重量平均分子量は、4,000以上、好ましくは4,500以上で、10,000未満、好ましくは9,000以下である。上記ウレタンポリオールの重量平均分子量が4,000未満では乾燥に時間がかかって作業性、生産性が低下し、10,000以上の高分子量のウレタンポリオールでは、相対的にウレタンポリオールのOH価が小さくなり、塗布後の反応量が少なくなって下地との密着性が低下する。また、重量平均分子量が9,000以下であれば、水に濡れる様な状態にあってもペイント層密着性の低下が少ない緻密なペイント層を形成できる。
【0025】
ウレタンポリオールの水酸基価は15mgKOH/g以上、特に73mgKOH/g以上で、130mgKOH/g以下、特に120mgKOH/g以下であることが好ましい。15mgKOH/g未満では、硬化剤との反応量が少なくなりすぎて、ボール本体との密着強度が得られなくなり、130mgKOH/gを上回ると、硬化剤との反応に時間がかかり、乾燥時間が長くなって生産性が低下するとともに、インパクト時に割れを起し易くなる。
【0026】
以上のようなウレタンポリオールは、原料となるポリオールを溶剤で希釈し、反応触媒(例えばジブチル錫ラウレート)を添加した状態で、イソシアネート化合物を徐々に添加しながら、ウレタン結合を形成させることにより合成されるもので、末端が水酸基である。尚、ウレタン結合の比率は、原料となるポリオールの分子量、ポリオールとイソシアネートの配合比率等を調整することにより行なうことができる。
【0027】
本発明の主剤を構成するポリオール成分は、上記特定のウレタンポリオールそのものであること、すなわち主剤が実質的に上記特定のウレタンポリオールであることが好ましいが、前記ウレタンポリオール以外に、ウレタンポリオールと相溶可能でウレタン結合を有しないポリオールが含まれていてもよい。
【0028】
この場合に用いられ得るポリオールとしては、ウレタンポリオールの合成に用いることができるポリオール、すなわち低分子のジオール、トリオール、又はポリマーポリオールのいずれかを用いてもよい。具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ブチレングリコール、1,3‐ブタンジオール、1,4‐ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6‐ヘキサンジオール等の低分子量ジオール;グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどの低分子量トリオール;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリエーテルポリオールや縮合系ポリエステルポリオール;ラクトン系ポリエステルポリオール;ポリカーボネートジオール;アクリルポリオールなどが挙げられる。
【0029】
主剤中にウレタン結合を有しないポリオールが含まれる場合には、主剤中のウレタンポリオールの含有量が50重量%以上が好ましく、好ましくは80重量%以上となるようにすることが望ましい。主剤中のウレタンポリオールの含有率が50重量%未満では、相対的にウレタンポリオールの含有率が少なくなるため、乾燥時間が長くなる。
【0030】
本発明の塗装ゴルフボールにおいて、上記ペイントに用いられる硬化剤は、
(a)ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート25〜35%、
(b)ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるビューレット型ポリイソシアネート25〜35%、および
(c)イソホロンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート35〜50%
を含有することを要件とするが、上記(a)成分は好ましくは26〜34%、より好ましくは27〜33%であり、上記(b)成分は好ましくは26〜34%、より好ましくは27〜33%であり、上記(c)成分は好ましくは37〜48%、より好ましくは39〜46%である。
【0031】
上記(a)成分の配合量が25%未満では、ペイント層が軟らかくなり過ぎて耐摩耗性が悪くなり、35%を超えると主剤との相溶性が悪くなってペイント層のレベリング性が低下して外観が悪くなる。
【0032】
上記(b)成分の配合量が25%未満では、主剤との相溶性が悪くなってペイント層のレベリング性が低下して外観が悪くなり、35%を超えると相対的にイソホロンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネートの配合量が少なくなってペイント層の芝生汚染に対する耐汚染性が悪くなる。
【0033】
上記(c)成分の配合量が35%未満では、ペイント層の芝生汚染に対する耐汚染性が悪くなり、50%を超えるとペイント層が硬くて脆くなって繰り返し打撃時の耐衝撃性が悪くなり、また主剤との硬化反応が速くなってペイントのポットライフが短くなる。
【0034】
上記ペイントは、主剤と硬化剤とを使用直前に混合して用いる。本発明の塗装ゴルフボールにおいて、上記ペイントは、主剤の水酸基に対する硬化剤のイソシアネート基の当量比(NCO/OH)が1.0〜1.5、好ましくは1.0〜1.4、より好ましくは1.1〜1.4となるように、主剤および硬化剤を配合してなることが望ましい。上記当量比(NCO/OH)が1.0未満では硬化剤にべとつき感が残り、埃や汚れが付着し易くなり、1.5より大きいと硬化剤中のイソシアネート基が残存することになり、そのイソシアネート基と水が反応してCO2を生じてペイント層中に気泡が生じる。
【0035】
本発明の塗装ゴルフボールに用いられるペイントには、前記成分以外に更に種々の添加剤、希釈剤等を含んでいてもよい。添加剤の例としては、紫外線吸収剤(劣化防止)、酸化防止剤、光安定剤、シリコン系スリップ剤、レベリング剤、粘度調整剤、蛍光増白剤、ブロッキング防止剤、硬化触媒、着色顔料など、一般にゴルフ用ペイントに含有され得る添加剤を含有してもよい。また、これらの添加剤は、主剤、硬化剤のいずれに含有されていてもよく、上記添加剤の配合量は樹脂固形分100重量部に対して0.1〜10重量部である。
【0036】
ペイントに配合される希釈剤は水、イソプロピルアルコール等のアルコール類、トルエン等の芳香族類、ヘキサン等の炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類、メチルエチルケトン等のケトン類等が挙げられる。希釈剤の配合量は特に限定的ではないが、5〜50重量%である。
【0037】
このようなペイントは、コアをアイオノマー製カバーで被覆してなる2ピースボールをはじめとするマルチピースゴルフボールのカバー表面の塗装は勿論、コア表面に塗布するプライマーペイントとしても用いることができ、更にプライマー塗布面に塗布するクリアーコートとして使用してもよい。また、アイオノマー製カバーを有するゴルフボールであっても、コアが糸巻き体の糸巻きゴルフボールやゴム塊のソリッドゴルフボールのいずれでもよい。さらに、ゴム製コア単独でゴルフボール本体を構成するワンピースゴルフボールの表面ペイントとして用いることもできる。
【0038】
塗装方法は特に限定せず、主剤と硬化剤とを混合した後、洗浄等の表面処理を施したゴルフボールに、エアースプレーガン、静電塗装などの2液混合型ペイントの塗装方法として従来より公知の方法を利用できる。尚、スプレーガンで塗装する場合には、主剤と硬化剤とを少量ずつ混合して使用してもよく、2液定比率ポンプを使ってスプレーガン直前のペイント輸送経路でスタティックミキサーのようなラインミキサーを通して連続的に2液を定比率で混合してもよく、また混合比制御機構を備えたエアースプレーシステムを用いることもできる。
【0039】
カバーやゴム特性にほとんど影響を与えないため、塗布後、50℃未満の温度で0.5〜2時間乾燥、硬化することが好ましい。それにより生産性の低下を招くことなく、しかもカバーに対しても、可塑化等を招くことがなく、ウレタン系の硬質ペイント層を形成できる。
【0040】
本発明の塗装ゴルフボールにおいて、上記ペイント層は単層構造を有しても2層以上の多層構造を有していてもよいが、単層構造を有することが塗装工程が簡略化されるため好ましい。本発明の塗装ゴルフボールに用いられるペイントは、上記のように硬化剤として特定量の上記(a)、(b)および(c)成分を使用することにより、耐衝撃性や耐摩耗性が向上されるため、ペイント層を多層構造とする必要がなく、単層構造を有するペイント層であっても良好な外観を有し、かつ耐衝撃性、耐摩耗性および耐汚染性に優れる塗装ゴルフボールを達成することができる。
【0041】
本発明の塗装ゴルフボールにおいて、上記ペイント層は厚さ6〜25μm、好ましくは8〜20μmを有することが望ましい。上記ペイント層の厚さが6μm未満では連続使用時にペイント層が摩耗消滅し易くなり、25μmより大きくなるとディンプルの効果が低下してゴルフボールの飛行性能が低下する。
【0042】
現在、ボール重量は、ルール上45.92g以下と定められているが、下限についての規格はない。本発明のゴルフボールは、重量44.0〜45.8g、好ましくは44.2〜45.8gを有する。上記ボール重量が44.0gより軽いと飛行中の慣性を失い、飛行後半で失速して飛距離が低下し、45.8gより重いと打球感が重く悪くなる。
【0043】
また、本発明のゴルフボールの直径は、41.0〜44.0mmとすることができるが、ゴルフボールの規格に適する42.67mm以上とするのがよく、通常は約42.75mmとする。
【0044】
【実施例】
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0045】
コアの作製
以下の表1に示す配合のコア用ゴム組成物を混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で160℃で13分間加熱プレスすることにより直径39.3mmを有する球状のコアを得た。
【0046】
【表1】
【0047】
(注1)JSR(株)から商品名「BR11」で市販のポリブタジエンゴム
【0048】
カバー組成物の調製
以下の表2に示した配合の材料を、二軸混練型押出機によりミキシングして、ペレット状のカバー用組成物を調製した。押出条件は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は押出機のダイの位置で200〜260℃に加熱された。
【0049】
【表2】
【0050】
(注2)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(注3)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
(注4)商品名、三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン‐メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
【0051】
ゴルフボール本体の作製
上記のカバー用組成物を、上記のように得られたコア上に直接射出成形することによりカバー層を形成し、直径42.7mmを有するツーピースゴルフボール本体を作製した。上記カバー成形用上下金型は、半球状キャビティを有し、ディンプル付きで、ディンプルの一部が進退可能なホールドピンを兼ねている。上記ホールドピンを突き出し、コアを投入後ホールドさせ、80トンの圧力で型締めした金型に210℃に加熱した樹脂を0.3秒で注入し、30秒間冷却して型開きしてゴルフボール本体を取り出した。
【0052】
ウレタンポリオールの調製
ポリテトラメチレングリコールPTMG650(保土ヶ谷化学製)を溶剤(トルエン、メチルエチルケトン)に溶解し、硬化触媒としてジブチル錫ラウレートを0.1重量%となるように添加した。このポリオール溶液を80℃に保ちながらイソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート型ポリイソシアネート(住友バイエルウレタン(株)製の「デスモジュール Z‐4370」)を45重量%滴下混合してウレタンポリオールを合成した(固形分60%、平均分子量7900、水酸基価:89mgKOH/g)。
【0053】
ペイント塗装
得られたゴルフボール本体の表面を研磨することにより表面処理を行った後、パッドスタンプを用いてマーキングしたゴルフボール本体に、主剤としてのウレタンポリオールと以下の表3および4に示す配合を有する硬化剤を、NCO:OHが当量比で1.2:1.0となるように混合した2液型のウレタンクリアーペイントを準備し、エアガン塗装し、乾燥硬化して塗装ゴルフボールを得た。上記乾燥硬化条件は40℃×60分間であった。得られたペイント層は厚さ10μmを有した。得られた塗装ゴルフボールに関して、外観、ペイント層の耐衝撃性、耐摩耗性および耐汚染性を評価し、その結果を同表に示した。試験方法は以下の通り行った。
【0054】
(試験方法)
(1)外観
ペイント塗装後の塗装ゴルフボールの表面を目視観察することによって外観のレベリング性を評価した。評価基準は以下の通りである。
評価基準
○:ペイント層が平滑に形成されて違和感がなく、外観が良好である。
△:ペイント層の一部で平滑性が劣る。
×:ペイント層が平滑性に劣り、外観が悪い。
【0055】
(2)ペイント層の耐衝撃性
ツルーテンパー社製スイングロボットにアイアン5番クラブ(I#5)を取付け、ヘッドスピード34m/秒で各塗装ゴルフボールを150回繰り返し打撃した後、ペイント層の耐衝撃性をその剥離状態を目視観察することにより評価した。評価基準は以下の4段階である。
評価基準
◎:ペイント層の剥離なし
○:ペイント層の剥離面積が全ペイント層面積の5%以下
△:ペイント層の剥離面積が全ペイント層面積の5%を超え20%以下
×:ペイント層の剥離面積が全ペイント層面積の20%を超える
【0056】
(3)ペイント層の耐摩耗性
内表面をブラシで覆ったポテトピラー内に各塗装ゴルフボールを入れ、1時間ブラッシング処理し、ペイント層の状態を以下のペイント層の耐摩耗性をその剥離状態を目視観察することにより評価した。評価基準は以下の4段階である。
評価基準
◎:ペイント層の剥離なし
○:ペイント層の剥離面積が全ペイント層面積の5%以下
△:ペイント層の剥離面積が全ペイント層面積の5%を超え20%以下
×:ペイント層の剥離面積が全ペイント層面積の20%を超える
【0057】
(4)ペイント層の耐汚染性
水100ミリリットル中に、ほうれん草50gを粉砕混合した。このほうれん草汁中に各塗装ゴルフボールを24時間浸漬し、浸漬前後のゴルフボール表面のL*a*b*色差を色彩色差計(ミノルタ(株)から市販のCR−221)を使用して測定し(ΔL*、Δa*およびΔb*)、ΔEで表した。ΔEは以下の式を用いて求められる。この色差値が大きい程、汚染(変色)し易いことを表す。
ΔE=[(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2]1/2
【0058】
(試験結果)
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】
(注5)ポリイソシアネートA:ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート型ポリイソシアネート(住友バイエルウレタン(株)製の「デスモジュール N‐3390」)
(注6)ポリイソシアネートB:ヘキサメチレンジイソシアネートのビューレット型ポリイソシアネート(住友バイエルウレタン(株)製の「スミジュール N‐3200」)
(注7)ポリイソシアネートC:イソホロンジイソシアネートのイソシアヌレート型ポリイソシアネート(住友バイエルウレタン(株)製の「デスモジュール Z‐4370」)
【0061】
以上の結果から、実施例1〜5の本発明の塗装ゴルフボールは、比較例1〜6のゴルフボールに比較すると、ペイントの外観が良好であり、繰り返し打撃後の耐衝撃性、ブラッシング処理後の耐摩耗性および芝生汚れに対する耐汚染性に優れることがわかった。
【0062】
これに対して、比較例1のゴルフボールでは、ペイントの硬化剤中のポリイソシアネートAが多いためレベリング性が低下して外観が悪くなり、ポリイソシアネートCが少ないため耐汚染性が悪いものであった。比較例2のゴルフボールではペイントの硬化剤中のポリイソシアネートAが少ないため、耐摩耗性が悪いものであった。比較例3のゴルフボールでは、ペイントの硬化剤中のポリイソシアネートBが多く、ポリイソシアネートCが少ないため、耐汚染性が悪いものであった。
【0063】
比較例4のゴルフボールではペイントの硬化剤中のポリイソシアネートBが少ないため、レベリング性が低下して外観が悪いものであった。比較例5のゴルフボールでは、ペイントの硬化剤中のポリイソシアネートCが少ないため耐汚染性が悪いものであった。比較例6のゴルフボールでは、ペイントの硬化剤中のポリイソシアネートCが多いため、ペイント層が硬くて脆くなって繰り返し打撃時の耐衝撃性が悪いものであった。比較例7のゴルフボールでは、ペイントの硬化剤中のポリイソシアネートAが多く、ポリイソシアネートBが少ないためレベリング性が低下して外観が悪くなり、ポリイソシアネートCが少ないため耐汚染性が悪いものであった。
【0064】
【発明の効果】
本発明の塗装ゴルフボールは、ポリオールとポリイソシアネートから成るペイントにおいて、ポリイソシアネートが特定量のヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるビューレット型ポリイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネートを含有することにより、良好な外観を有し、かつ繰り返し打撃に対する耐衝撃性、ブラッシング洗浄後の耐摩耗性および芝生汚れに対する耐汚染性に優れる塗装ゴルフボールを提供し得たものである。
Claims (3)
- ゴルフボール本体の表面上にペイントを被覆形成して成る塗装ゴルフボールであって、
該ペイントが、主剤としてのウレタンポリオールを含有するポリオールおよびポリイソシアネート硬化剤を含有し、
該硬化剤が、ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート25〜35%、ヘキサメチレンジイソシアネートから誘導されるビューレット型ポリイソシアネート25〜35%およびイソホロンジイソシアネートから誘導されるイソシアヌレート型ポリイソシアネート35〜50%を含有することを特徴とする塗装ゴルフボール。 - 前記ペイントが、主剤の水酸基に対する硬化剤のイソシアネート基の当量比(NCO/OH)が1.0〜1.5となるように、主剤および硬化剤を配合してなる請求項1記載の塗装ゴルフボール。
- 前記ペイント層が単層構造を有する請求項1または2のいずれか1項記載の塗装ゴルフボール。
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