JP2004089121A - 移植機 - Google Patents

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JP2004089121A
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Yukinori Takami
高見 幸徳
Itaru Hatayama
畑山 至
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】植付/深層施肥レバーや施肥レバーの入れ忘れ等を防止する。
【解決手段】乗用田植機(6条)10の植付部32は、3組のプランタケース42と、植付杆36に対応して配置された側条施肥ノズル46aとを備え、座席シート26の後方には、各プランタケース42に対応して植付/深層施肥レバー56が配置されている。植付/深層施肥レバー56の操作に連動して、条止めクラッチ45が入切操作され、かつ苗縦送り装置62が駆動・停止される。また、植付/深層施肥レバー56と並列に、側条施肥ノズル46aへの肥料の供給・停止を行う施肥レバー57,58が、苗の植付条に対応して配置されている。そして、植付/深層施肥レバー56と施肥レバー57,58とを1組として、各プランタケース42に対応して並列配置したので、配置関係が明確になり、各レバー56〜58の入れ忘れや切り忘れが防止される。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移植装置と施肥ノズル等を備えた移植部を走行機体の後部に昇降自在に支持した移植機に関し、詳しくは、移植装置に対応する移植操作具と移植用爪に対応する施肥操作具とを1組として、夫々の移植装置に対応して並列配置した移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
移植機としての乗用田植機等には、例えば特許文献1に記載されているように、昇降リンク機構を介して苗を植付ける植付部が昇降支持される走行機体に、植付部に設けられた施肥ノズルに向けて流動性の肥料を吐出する施肥ポンプを設け、該施肥ポンプから施肥ノズルへの肥料の供給を開閉する切換バルブを座席シートの後方に設けたものが公知である。
【0003】
また、例えば特許文献2に記載されているように、畦際等において、複数設けられた植付爪のうち一部の植付爪の駆動を停止させて端数条植えを行う場合に、該一部の植付爪に動力を入切する植付クラッチの切操作に連動して、前記一部の植付爪に対応する苗載せ台の苗を縦送りする縦送り装置の駆動を切操作する技術が公知である。また、植付クラッチの操作は、走行機体側の座席シートの側方に設けた植付操作レバーにより行うようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−140231号公報
【特許文献2】
特開昭61−173704号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した特許文献1や特許文献2では、肥料の供給を開閉する切換バルブや、植付爪に動力を入切する植付クラッチを操作する植付操作レバーは、座席シートの後方や座席シートの側方に別々に設けられていたため、切換バルブと植付操作レバーのうち、一方の入れ忘れや切り忘れをするおそれがあった。また、切換バルブと植付操作レバーとを植付条列と無関係に配置すると、特定の植付条のみの施肥又は植付け作業を停止したい場合、どの切換バルブ又はどの植付操作レバーを操作すれば良いか、オペレータが瞬時に判断することは困難であった。
【0006】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、移植操作具又は施肥操作具の一方の入れ忘れや切り忘れを防止すると共に、各操作具のうち一方のみを選択的に入切操作することのできる移植機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、前輪(12)及び後輪(14)にて支持された走行機体(16)の後部に、苗を載置する苗載せ台(38)と、2条又は1条の移植用爪(36)及び前記移植用爪(36)に動力を伝達する動力伝達装置(40)を有する複数組の移植装置(42)と、前記移植用爪(36)に対応して配置され、施肥ポンプ(44a)から圧送された肥料を圃場に施肥する施肥ノズル(46a)と、を備えた移植部(32)を、昇降リンク機構(33)を介して昇降自在に支持した移植機(10)において、
前記移植装置(42)に対応して複数配置されると共に、前記動力伝達装置(40)に介在する移植クラッチ(45)の入切と、前記苗載せ台(38)に載置された苗を前記移植装置(42)に向けて縦送りする苗縦送り装置(62)の駆動・停止と、を連動可能に操作する移植操作具(56)と、
苗植付条に対応して複数配置されると共に、前記施肥ノズル(46a)への肥料の供給を開閉するバルブ(67)を操作する施肥操作具(57,58)と、を備え、
前記移植装置(42)に対応する前記移植操作具(56)と、前記移植装置(42)の前記移植用爪(36)に対応する前記施肥操作具(57,58)とを1組として、前記複数組の移植装置(42)に夫々対応して並列配置したことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の移植機において、前記移植操作具(56)と前記施肥操作具(57,58)とを、座席後方の機体左右端側に配設された左右のリアステップ(31,31)間に配置したことを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の移植機において、前記各移植装置(42)に対応して配置され、圃場の深部に施肥する深層施肥ノズル(46b)を備え、該深層施肥ノズル(46b)への肥料の供給を開閉する深層施肥操作具(59)を、前記移植操作具(56)に連動してなることを特徴とする。
【0010】
[作用]
移植部(32)は、複数組の移植装置(42)と、移植用爪(36)に対応して配置された施肥ノズル(46a)とを備え、座席(26)後方の左右のリアステップ(31,31)間には、複数個の移植装置(42)に夫々対応して移植操作具(56)が配置されていて、この移植操作具(56)を操作すると、移植用爪(36)に動力を伝達する条止めクラッチ(45)が入切操作されると共に、これと連動して苗縦送り装置(62)の駆動及び停止が行われる。一方、苗植付条に対応して施肥操作具(57,58)が配置されていて、この施肥操作具(57,58)を操作すると、バルブ(67)が開閉されて施肥ノズル(46a)への肥料の供給と停止が行われる。
【0011】
そして、本発明によれば、移植操作具(56)と施肥操作具(57,58)とを1組として、これを各移植装置(42)に対応して並列配置したので、各施肥操作具(57,58)と移植用爪(36)、及び施肥ノズル(46a)との配置関係が明確になり、例えば移植操作具(56)や施肥操作具(57,58)のいずれか一のレバーの入れ忘れや切り忘れが防止される。
【0012】
なお、上述したカッコ内の符号は図面を参照するためのものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基き本発明の実施の形態を説明する。
【0014】
図1及び図2は、本発明に係る農作業機としての6条タイプの乗用田植機の全体側面図及び平面図であり、図3は、5条タイプの乗用田植機の平面図である。乗用田植機10は、前輪12及び後輪14に支持された走行機体16を有し、該走行機体16には、前部のボンネット18内にエンジン20が搭載されている。また、走行機体16上には、ステアリングハンドル24と座席シート26、及び各種操作レバー等を有する運転席28が配設されていて、この運転席28のステップ面には、クラッチペダル(図示せず)とブレーキペダル30が設けられている。
【0015】
前記エンジン20の後部には、トランスミッション21が取付けられ、該トランスミッション21で変速された動力は前輪12を軸支するフロントアクスルケース22に伝達され、かつ走行PTO軸(図示せず)を介して後輪14を軸支するリアアクスルケース23に伝達されている。また、トランスミッション21から、植付PTO軸(図示せず)を介して植付部32に作業用の動力が伝達されている。
【0016】
走行機体16の後方には、昇降リンク機構33の後端部のリンクホルダ34、及び該リンクホルダ34にローリング自在に支持された植付部フレーム35を介して植付部32が昇降自在に支持されている。該植付部32は、マット苗を載置する苗載せ台38と、2条用の植付杆(移植用爪)36及び該植付杆36に動力を伝達する動力伝達装置40(図2,図4参照)、又は1条用の植付杆(移植用爪)36及び該植付杆36に動力を伝達する動力伝達装置40(図3,図4参照)を有する複数組のプランタケース(移植装置)42と、側条施肥ノズル46a及び深層施肥ノズル46bとを備えている。側条施肥ノズル46aは、例えば植付条の側部に施肥するものであり、深層施肥ノズル46bは、例えば隣接する植付条の深部に施肥するものである。なお、プランタケース42の下方には、圃場面を滑走するフロー卜37が設けられている。
【0017】
一方、図2に示すように、機体前部のボンネット18の左右両側方には、補助苗載せ台39,39が設けられており、また、図2及び図3に示すように、座席シート26の後方の機体左右端側には、乗車したまま補助苗載せ台39の苗を苗載せ台38に補給できるようにリアステップ31,31が設けられている。なお、図2の符号60はトレースマーカである。
【0018】
図4に示すように、プランタケース42には、ドライブケース41からシャフト43と動力伝達装置40を介して動力が入力されると共に、該動力伝達装置40には条止めクラッチ(移植クラッチ)45が介在されている。この条止めクラッチ45は、畦際での端植え調整に使用される。
【0019】
また、図5に示すように、苗載せ台38の下面側には、該苗載せ台38に載置された苗を、ゴムベルト63によりプランタケース42に向けて縦送りする苗縦送り装置62が配設されている。そして、植付/深層施肥レバー(移植操作具)56を操作することにより、ワイヤ66を介して前述した条止めクラッチ45の入切と苗縦送り装置62の駆動・停止とが連動操作される。すなわち、前記ワイヤ66は途中で分岐され、一方のワイヤ66aが条止めクラッチ45のクラッチアーム45aに連結され、また、他方のワイヤ66bが苗縦送り装置62の縦送りレバーに連結されていて、該ワイヤ66bを介してゴムベルト63の送りが駆動・停止される。
【0020】
そして、本実施形態では、図6に示すように、5条タイプの乗用田植機の苗縦送り装置62において、ゴムベルト63の送りに関与するワンウェイクラッチ71を、図の右から1条目と2条目の間に配置している。
【0021】
すなわち、図5及び図6において、ワンウェイクラッチ71をベルト送りローラ軸72に取付け、該ベルト送りローラ軸72にローラ73を取付ける。また、ベース74を苗載せ台38に固定し、縦送りローラ軸75とベルト送りローラ軸72とを連結プレートで連結する。こうして、縦送りローラ65は2条目と3条目の間に配置することができ、1条目と2条目の間で縦送りローラ軸75とベルト送りローラ軸72を連結することができる。これに対し、例えばワンウェイクラッチ71を、2条目と3条目の間に配置すると、縦送りローラ65が邪魔になって、縦送りローラ軸75とベルト送りローラ軸72とを連結する部材の大きさが限定され、ワンウェイクラッチ71の作動範囲が限定されることになる。
【0022】
また、図6に示すように、苗縦送り装置62に連結されているワイヤ66bを、1条目と2条目の間に配置することで、苗載せ台38を左端に寄せると、ワイヤの取付けや調整を行うのに十分なスペースをとることができる。
【0023】
次いで、前述した図2に示すように、側条施肥ノズル46aは、各植付杆36に対応して配置されていて、側条施肥ポンプ44aから圧送された肥料を圃場の浅部に施肥し、また、深層施肥ノズル46bは、各プランタケース42に対応して配置されていて、深層施肥ポンプ44bから圧送された肥料を圃場の深部に施肥する。
【0024】
側条施肥ポンプ44a及び深層施肥ポンプ44bは、側条変速装置50a及び深層変速装置50bにより、トランスミッション21から施肥用トランスミッション(図示せず)を介して入力軸51により伝達された動力が、複数の変速段に変速されて駆動される。そして、側条施肥ポンプ44a及び深層施肥ポンプ44bから送り出された肥料は、座席シート26の後方に配置されたインジケータ54に向けて送られる。このインジケータ54は、肥料が確実に流れているか否かを確認するためのもので、植付条ごとに設けられている。
【0025】
図7及び図8に示すように、インジケータ54の出力側には、右施肥レバー(施肥操作具)57及び左施肥レバー(施肥操作具)58が配置されていて、インジケータ54を通過した肥料はこの左右の施肥レバー57,58を介して、パイプ52aにより植付部32側に送られて側条施肥ノズル46aから吐出される。また、深層施肥ポンプ44bから送り出された肥料は、植付/深層施肥レバー(移植操作具)56を介して、パイプ52bにより植付部32側に送られて深層施肥ノズル46bから吐出される。なお、52cは戻しパイプである。
【0026】
前記の右施肥レバー57と左施肥レバー58、及び植付/深層施肥レバー56の基部には、ロータリバルブ67が設けられていて、各レバーの起伏操作により該ロータリバルブ67が開閉操作される。
【0027】
本実施の形態では、5条タイプ(図3)と6条タイプ(図2)の乗用田植機において、プランタケース42に対応する植付/深層施肥レバー56と、プランタケース42の植付杆36に対応する左右の施肥レバー57,58とを1組として、これらを複数組のプランタケース42,42,・・・に夫々対応して並列配置したものである。
【0028】
これにより、1つのプランタケース42ごとに植付/深層施肥レバー56と左右の施肥レバー57,58とが配置されるので、各操作レバー56〜58と植付杆36、及び施肥ノズル46a,46bとの配置関係が明確になり、植付/深層施肥レバー56又は左右の施肥レバー57,58のうちいずれか一つの入れ忘れや切り忘れを防止することができる。また、植付/深層施肥レバー56又は左右の施肥レバー57,58のうち、いずれか一つのみを選択的に入切操作することもできる。
【0029】
また、本実施の形態では、植付/深層施肥レバー56と左右の施肥レバー57,58とを、座席後方の機体左右端側に配設された左右のリアステップ31,31間に配置したものである。
【0030】
すなわち、図2及び図3に示すように、植付/深層施肥レバー56と左右の施肥レバー57,58とが左右のリアステップ31,31間に配置されているので、オペレータは各レバーを運転席28から振返って容易に操作することができる。また、苗を補助苗載せ台39から苗載せ台38に補給する場合等には、オペレータは、左右のリアステップ31,31を利用して車体上を安全に移動することができる。
【0031】
更に、本実施の形態では、深層施肥ノズル46bへの肥料の供給を開閉する植付/深層施肥レバー56を、深層施肥レバー59と連動可能に配置している。
【0032】
すなわち、図9に示すように、植付/深層施肥レバー56は回動軸68を中心として回動操作可能で、深層施肥レバー59はロータリバルブ67の回動軸心を中心として回動可能であって、該深層施肥レバー59には、長孔69aが形成された連結プレート69が一体的に固定されている。そして、この長孔69aに、植付/深層施肥レバー56に立設された連結ピン70が嵌入されている。
【0033】
これにより、植付/深層施肥レバー56を操作すると、連結ピン70が長孔69a内を移動しながら、該植付/深層施肥レバー56と連動して深層施肥レバー59が操作される。よって、植付/深層施肥レバー56を植付側に操作すると、植付杆36が作動して圃場に苗が植付けられると共に、深層施肥レバー59が施肥作業位置に操作されて、深層施肥ノズル46bから肥料が吐出される。
【0034】
同様に、植付/深層施肥レバー56を植付停止側に操作すると、植付杆36の作動が停止して苗植えが停止すると共に、深層施肥レバー59が施肥停止位置に操作されて、深層施肥ノズル46bからの肥料の吐出が確実に停止される。また、長孔69aから連結ピン70を抜けば、植付/深層施肥レバー56と深層施肥レバー59とは独立して操作できるようになり、苗植付け作業と深層施肥作業とを独立して操作することができる。
【0035】
次いで、本実施の形態の作用について説明する。
【0036】
例えば、6条タイプの乗用田植機10では、走行機体16の後部に、昇降リンク機構33を介して植付部32が昇降自在に支持されていて、この植付部32は、3組のプランタケース42と、各プランタケース42の左右側に取付けられた植付杆36に対応して配置された側条施肥ノズル46aとを備えている。
【0037】
また、座席シート26の後方の左右のリアステップ31,31間には、各プランタケース42に対応して植付/深層施肥レバー56が夫々配置されていて、この植付/深層施肥レバー56を操作すると、植付条ごとに配置された植付杆36に動力を伝達する条止めクラッチ45が入切操作されると共に、これと連動して、苗載せ台38に載置された苗をプランタケース42に向けて縦送りする苗縦送り装置62が駆動・停止する。
【0038】
一方、各プランタケース42には、圃場の深部に施肥する深層施肥ノズル46bが設けられていて、この深層施肥ノズル46bには植付/深層施肥レバー56と連動する深層施肥レバー59の操作により肥料が供給される。このため、植付/深層施肥レバー56を苗植付位置に操作すると、植付杆36が作動して苗が植付けられ、かつ苗縦送り装置62が駆動すると共に、深層施肥ノズル46bから圃場の深部に肥料が供給される。
【0039】
更に、植付/深層施肥レバー56の近傍には、2つの施肥レバー57,58が該植付/深層施肥レバー56と機体左右方向に並列配置されていて、この施肥レバー57,58は、苗の植付条に対応して隣接配置されている。そして、該施肥レバー57,58を操作すると、インジケータ54の出力側に配置されたロータリバルブ67が開閉されて、側条施肥ノズル46aへの肥料の供給と停止が行われる。
【0040】
以上のように、本実施の形態によれば、1つの植付/深層施肥レバー56と2つの施肥レバー57,58とを1組として、これを各プランタケース42に対応して並列配置したので、各操作レバー56〜58と植付杆36、及び施肥ノズル46a,46bとの配置関係が明確になり、植付/深層施肥レバー56や施肥レバー57,58のいずれか一つのレバーを入れ忘れたり、又は切り忘れたりするのを防止することができる。更に、各操作レバー56〜58と、植付杆36及び施肥ノズル46a,46bとの配置関係が明確になったので、植付/深層施肥レバー56と左右の施肥レバー57,58のうち、いずれか一つのレバーのみを選択的に誤りなく入切操作することができる。
【0041】
次に、図10(a)(b)及び図11は、植付部32を支点軸81によりローリング自在に支持した構造を示しており、植付部フレーム35の上面にブラケット82を取付け、このブラケット82をボルト83で固定している。また、前後方向に向けて支点軸81を通し、プレート84にて植付部フレーム35とブラケット82とを連結している。このように、植付部フレーム35の上面にブラケット82をボルト83で固定したことで、該植付部フレーム35の上面とブラケット82の底面とが密着し、植付部フレーム35に加わる力が分散して、該植付部フレーム35の破損が防止される。なお、機体左右方向に連接された植付部フレーム35には、該植付部フレーム35に一体的に固定された植付機枠61が立設されている。
【0042】
図12及び図13は、掻取レバー85に保持部材86を連結することで、苗の掻取量(エプロン位置)を一定に保持する構造を示している。
【0043】
すなわち、ブラケット87をプランタケース42に取付け、掻取レバー85はアーム85aをブラケット87の穴を通してエプロン88の溝に嵌め込む。そして、保持部材86で掻取レバー85とブラケット87を連結させる。これにより、保持部材86が掻取レバー85の横通しの逃げを防止し、苗の掻取量(エプロン位置)を各条とも一定にすることができる。
【0044】
図14及び図15は、延長苗載せ台89のガタツキと苗めくれを防止した苗載せ台38の構造を示している。
【0045】
すなわち、延長苗載せ台89を苗載せ台38に差込み、ボルト90とナット91で固定する。このとき、本実施の形態では、延長苗載せ台89の差込み部の厚みよりも苗載せ台38の差込み部の幅を小さくすることにより、延長苗載せ台89のガタツキが防止される。このように、延長苗載せ台89のガタツキをなくすと共に樹脂の弾性を利用して、該延長苗載せ台89の部分での苗めくれを防止することができる。
【0046】
図16(a)(b)は、樹脂で成形した苗載せ台38の補強リブ38aの裏側に、成形手段により、線材等を固定するクランプ部材93を取り付ける穴92を形成する実施の形態を示している。
【0047】
図17は、金型における上型94と下型95の断面を示しており、同図に示すように、この実施の形態によれば、簡単な成形用型の形状で前述したクランプ部材93を取り付ける穴92を形成することができ、これにより型費を安くすることができると共に、小さく目立たない穴を形成することができる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、移植操作具と施肥操作具とを1組として、複数組の移植装置に夫々対応して並列配置したので、移植操作具又は施肥操作具の一方の入れ忘れや切り忘れを防止することができる。また、移植操作具又は施肥操作具のうち、いずれか一方のみを選択的に入切操作することができる。
【0049】
請求項2記載の発明によれば、移植操作具と施肥操作具とを、座席後方の機体左右端側に配設された左右のリアステップ間に配置したので、運転席から容易に操作することができると共に、苗補給時等には左右のリアステップを利用して車体上を安全に移動することができる。
【0050】
請求項3記載の発明によれば、深層施肥ノズルへの肥料の供給を開閉する深層施肥操作具を、移植操作具に連動するようにしたので、移植操作具を切操作すると、これに連動して深層施肥操作具による施肥を確実に停止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された乗用田植機の側面図である。
【図2】同上(6条タイプ)の平面図である。
【図3】同上(5条タイプ)の平面図である。
【図4】プランタケースの平面図である。
【図5】乗用田植機の要部側面図である。
【図6】苗縦送り装置の平面図である。
【図7】インジケータと植付/深層施肥レバー、及び施肥レバーの配置関係を示す平面図である。
【図8】同上の側面図である。
【図9】植付/深層施肥レバーと深層施肥レバーの連結関係を示す側面図である。
【図10】(a)は植付部の側面図、(b)はそのA部拡大図である。
【図11】植付部の正面図である。
【図12】苗掻取部の要部側面図である。
【図13】苗掻取部の要部平面図である。
【図14】苗載せ台の断側面図である。
【図15】苗載せ台の正面図である。
【図16】(a)は、苗載せ台の部分断面図であり、(b)は、苗載せ台の部分斜視図である。
【図17】苗載せ台の成形用上型と下型の断面を示す図である。
【符号の説明】
10   乗用田植機
12   前輪
14   後輪
16   走行機体
26   座席シート
31   リアステップ
32   植付部
33   昇降リンク機構
36   植付杆(移植用爪)
38   苗載せ台
40   動力伝達装置
42   プランタケース(移植装置)
44a  側条施肥ポンプ
44b  深層施肥ポンプ
45   条止めクラッチ
46a  側条施肥ノズル
46b  深層施肥ノズル
56   植付/深層施肥レバー(移植操作具)
57   右施肥レバー(施肥操作具)
58   左施肥レバー(施肥操作具)
59   深層施肥レバー
62   苗縦送り装置

Claims (3)

  1. 前輪及び後輪にて支持された走行機体の後部に、苗を載置する苗載せ台と、2条又は1条の移植用爪及び前記移植用爪に動力を伝達する動力伝達装置を有する複数組の移植装置と、前記移植用爪に対応して配置され、施肥ポンプから圧送された肥料を圃場に施肥する施肥ノズルと、を備えた移植部を、昇降リンク機構を介して昇降自在に支持した移植機において、
    前記移植装置に対応して複数配置されると共に、前記動力伝達装置に介在する移植クラッチの入切と、前記苗載せ台に載置された苗を前記移植装置に向けて縦送りする苗縦送り装置の駆動・停止と、を連動可能に操作する移植操作具と、
    苗植付条に対応して複数配置されると共に、前記施肥ノズルへの肥料の供給を開閉するバルブを操作する施肥操作具と、を備え、
    前記移植装置に対応する前記移植操作具と、前記移植装置の前記移植用爪に対応する前記施肥操作具とを1組として、前記複数組の移植装置に夫々対応して並列配置した、
    ことを特徴とする移植機。
  2. 前記移植操作具と前記施肥操作具とを、座席後方の機体左右端側に配設された左右のリアステップ間に配置した、
    ことを特徴とする請求項1記載の移植機。
  3. 前記各移植装置に対応して配置され、圃場の深部に施肥する深層施肥ノズルを備え、該深層施肥ノズルへの肥料の供給を開閉する深層施肥操作具を、前記移植操作具に連動してなる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の移植機。
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