JP2004088925A - トルクモータのステータコア - Google Patents
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Abstract
【課題】発生トルクの低下を生じさせずに、製造時の組付け作業性を改善することができるトルクモータのステータコアを提供する。
【解決手段】コイル部4を圧入するためのアーム部14と、ロータ2を挿入するための円柱空間に対向して配置される極歯部12とを有するトルクモータのステータコア11である。ステータコア11の正面全体形状を有したステータコア全形体15と略2分割された1対のステータコア分割体16a,16bとが重ね合わせて結合される。1対のステータコア分割体16a,16bは、間に空間部17を設け且つ極歯部12を対向させて両側に配置され、ステータコア全形体15の空間部17に隣接した部分が、連結部13として両側のステータコア分割体16a,16bを連結し一体に形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】コイル部4を圧入するためのアーム部14と、ロータ2を挿入するための円柱空間に対向して配置される極歯部12とを有するトルクモータのステータコア11である。ステータコア11の正面全体形状を有したステータコア全形体15と略2分割された1対のステータコア分割体16a,16bとが重ね合わせて結合される。1対のステータコア分割体16a,16bは、間に空間部17を設け且つ極歯部12を対向させて両側に配置され、ステータコア全形体15の空間部17に隣接した部分が、連結部13として両側のステータコア分割体16a,16bを連結し一体に形成されている。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクモータのステータコアに関し、特に発生トルクを低下させずにステータコアの組付作業性を改善することができるトルクモータのステータコアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、内燃機関のスロットル弁を開閉制御するスロットル制御装置として、その回転駆動部にトルクモータを用いた装置が知られている。この種の装置で使用されるトルクモータは、制限された回転角の範囲内で、又は拘束された状態で発生するトルクを利用するモータであり、そのために、一般に、二分割された1対のステータコアと、その一対のステータコアの端部を連結するように組み付けられるコイル鉄心と、コイル鉄心に巻装されたコイルと、を備え、対向して配置された1対のステータコアの円弧状の極歯部の間に、永久磁石を外周部に設けたロータを、回転可能に配設して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また従来、この種のトルクモータとして、ステータコアの組付作業性を簡単化するために、1対のステータコアのコイル巻装部をそのコイル鉄心で結合させた構造のトルクモータが、特開平10−178769号公報で提案されている。しかし、このトルクモータは、1対のステータコアに対しコイル鉄心を噛合い接続部によって連結するため、振動などによりその接続部に隙間が発生しやすく、隙間が発生すると、ステータコアの磁気回路が変化してモータのトルク特性が不安定となる問題があった。
【0004】
そこで、トルク特性の安定性とステータコアの組付作業性の改善を目指して、1対のステータコアの円弧状の極歯部の両端を、相互に一体に連結した構造のステータコアが考えられたが、両側のステータコアの極歯部の両端を一体に連結すると、ステータコアの極歯部とロータ間で形成される磁気回路がその極歯部で短絡されることになるため、モータの発生トルクが低下する問題があった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、発生トルクの低下を生じさせずに、製造時の組付け作業性を改善することができるトルクモータのステータコアを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のステータコアは、コイル部を圧入するためのアーム部と、ロータを挿入するための円柱空間に対向して配置される極歯部とを有するトルクモータのステータコアにおいて、ステータコアの正面全体形状を有したステータコア全形体と略2分割された1対のステータコア分割体とが重ね合わせて結合され、1対のステータコア分割体は、間に空間部を設け且つ極歯部を対向させて両側に配置され、ステータコア全形体の空間部に隣接した部分が、連結部として両側のステータコア分割体を連結し一体に形成されていることを特徴とする。
【0007】
ここで、上記ステータコア分割体とステータコア全形体の組付け形状としては、間に空間部を形成し極歯部を対向して配置されたステータコア分割体の上面と下面に、ステータコア全形体を重ね合わせて結合することができる。また、ステータコア全形体の上面と下面に、或いは上面又は下面に、間に空間部を形成し極歯部を対向して配置されたステータコア分割体を重ね合わせて結合することもできる。
【0008】
また、対向して配置される両側の極歯部は円弧状部を有して形成され、円弧状部の両側に隣接した2箇所に、上記連結部を形成することができる。
【0009】
また、上記ステータコア全形体とステータコア分割体は、各々の形状に裁断された積層金属板を積層して形成され、ステータコア全形体とステータコア分割体の積層枚数は、コイル部をアーム部に圧入する際の耐力とモータのトルク特性に応じて調整することができる。
【0010】
【作用】
上記構成のトルクモータのステータコアは、ステータコア全形体とステータコア分割体を重ね合わせて結合し、ステータコア全形体の空間部に隣接した部分が連結部として両側のステータコア分割体を連結し一体に形成される。したがって、そのアーム部内にコイル部を圧入する際、従来のように、2分割された一対のステータコアを所定の位置に固定した状態で、コイル部のコイル鉄心を両側のステータコアの端部に嵌合させる場合に比べ、コイル部をアーム部内に圧入するだけの簡単な作業で、アーム部内にコイル部を組付けることができる。
【0011】
また、このステータコアを使用したトルクモータでは、両側のステータコアの極歯部が連結部により磁気回路を短絡する状態となって、発生トルクを低下させる可能性があるが、連結部の厚さは、ステータコア全形体の厚さまたは積層金属板の積層枚数を、圧入時の耐力を有する範囲で調整することにより、発生トルクの低下を最小に抑制し、トルクモータとして必要なトルクを安定して発生させることができる。また、このステータコアを使用したトルクモータでは、コイル部のコイル鉄心が圧入されるため、振動などによりコイル鉄心とステータコアとの間に隙間が発生する虞が少なくなり、良好なトルク特性を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1はトルクモータの正面図を示し、図2、図3はその断面図を示している。このトルクモータは、ステータ1とロータ2とを備え、ステータ1の外側は樹脂ハウジング7により被覆され、ステータ1の下部に形成された円柱空間内に、ロータ2が僅かな隙間を介して回転可能に配設される。
【0013】
図4〜図7に示すように、ステータ1のステータコア11は、図4に示すような正面形状を有して形成され、上部両側にアーム部14、14がその間にコイル部4を圧入可能に形成され、その中央部から下部にかけて、左右両側のステータコアの極歯部12を中央の連結部13により環状に連結して形成される。つまりこのステータコア11は、ロータ2の両側に僅かな間隙をおいて配置される1対の円弧状部を有する極歯部12を、連結部13により連結して形成され、その連結部13内には、その部分の磁気回路が狭窄されて磁束通路を実質的に遮断するように、空間部17が形成され、このために、3種類の形状の積層鋼板を積層してステータコア11が形成される。
【0014】
すなわち、図7に示すように、ステータコア11は、その正面形状と同形のステータコア全形体15と略2分割されたステータコア分割体16a,16bとを、ステータコア分割体16a、16bを内側に配置し、ステータコア全形体15を正面側(上面側)と背面側(下面側)に積層して形成される。ステータコア分割体16a,16bは、間に空間部17を形成した状態で両側位置に向き合わせて配置され、その上面と下面にステータコア全形体15が、重ね合わせて固定される。
【0015】
ステータコア分割体16a,16bは、図7のように、各々、所定形状に裁断(打ち抜き切断)された例えば18枚の積層鋼板を積層して形成され、間に空間部17をあけてその極歯部12を向き合わせた状態に配置される。また、ステータコア全形体15は、図7のように、各々所定形状に裁断(打ち抜き切断)された例えば2枚の積層鋼板を積層して形成され、ステータコア分割体16a,16bの上面と下面に重ね合わせるように積層して組み付けられる。
【0016】
このようなステータコア11の組付け、つまりステータコア分割体16a,16bとステータコア全形体15の組付けは、各積層鋼板の一部に裁断時に小形の凹部又は凸部を形成し、それらの積層鋼板を積層しながら、その凹部、凸部をかしめて固定するスタッキングにより容易に組付け固定することができる。或いは、図7のようにステータコア分割体16a,16bとステータコア全形体15の各積層鋼板を積み重ねた状態で、その縁部をレーザー溶接により溶着することにより、容易に組付け固定することができる。
【0017】
図7のように組付け形成されたステータコア11の上部両側には、図4のようにアーム部14、14が形成され、このアーム部14、14間には、コイル鉄心6に所定巻数のコイル5を巻装したコイル部4が、図3のように圧入される。このコイル部4の圧入工程の際、ロータ2が位置する円柱空間に対向して両側に配置される円弧状部を有した極歯部12が、連結部13により連結され、ステータコア11が一体化されているから、ステータコア11は圧入に対し充分な剛性を有し、アーム部14,14の間に容易にコイル部4を圧入することができる。
【0018】
特に、連結部13は、図5、図6のように、ステータコア11の厚さ方向の2箇所で形成され、且つロータ2と対向する極歯部12の円弧状部の上下両側の2箇所で形成されているから、連結部13の鋼板が薄い場合でも、コイル部4の圧入に耐えうる充分な剛性を持たせることができる。そして、このような剛性を有したステータコア11に圧入されたコイル部4のコイル鉄心6は、アーム部14との接合状態が良好となり、隙間が生じることはない。
【0019】
このようにコイル部4を圧入したステータ1は、そのロータ用の円柱空間を除いて、その外周面全体が合成樹脂で覆われるように、樹脂ハウジング7が被覆形成される。樹脂ハウジング7の被覆時、ステータ1を金型内にセットし合成樹脂を金型内に射出注入して樹脂ハウジング7を形成するが、上記のようにステータ1のステータコア11は一体に形成され、ステータコア11には空間部17やロータ2挿入用の円柱空間が形成されているから、その部分に金型の凸部を嵌入させて、容易にステータ1を金型内に定位置にセットすることができ、樹脂ハウジング7の成形を容易に行なうことができる。
【0020】
樹脂ハウジング7を装着したステータ1は、例えばスロットル制御装置におけるスロットル弁の駆動制御用のモータとして、装置内に装着され、ステータ1の円柱空間内には、図2、図3に示すように、ロータ2が挿入され、ロータ2の回転軸2cが、例えばスロットル軸に結合される。ロータ2は、回転軸2cの外周部に円筒状磁性体のロータコア2aを固定し、ロータコア2aの外周部に複数の円弧状の永久磁石2bを配置して構成して構成される。
【0021】
トルクモータは、そのコイル部4のコイル5に交流電流を通電して駆動される。コイル5に通電すると、その電流の流れる方向に応じてステータコア11とロータ2間の磁気回路に磁束が発生し、その磁束による磁界の発生により、ロータ2とステータ1の極歯部12間に吸引力または反発力が発生し、ロータ2を回転させるトルクが発生する。
【0022】
このとき、このトルクモータのステータコア11は、ロータ2と対向する両側の極歯部12が連結部13によって連結されているものの、連結部13の積層鋼板の枚数が全体の積層枚数の約1/5以下と少なく、連結部13の内部に空間部17が形成されているため、その部分で磁束が実質的に遮断され、連結部13によってステータの極歯部12とロータ2間の磁気回路が実質的に短絡することを防止している。このため、モータのトルクは、両側の極歯部が分離した通常のトルクモータのトルクと同様のトルクが得られ、トルクモータとして良好な性能を発揮させることができる。
【0023】
なお、上記実施形態では、両側に配置したステータコア全形体15を、各々2枚の積層鋼板を積層して形成したが、このステータコア全形体15の連結部13は、磁気回路を短絡させるため、良好なトルク特性を得るためには、コイル部を圧入可能な剛性を有する範囲で、できるだけ薄く形成することがよく、鋼板の厚さによっては、例えば各々1枚の鋼板でステータコア全形体15を形成することもできる。
【0024】
図8〜図11は、他の実施形態のステータコア21を示している。この例のステータコア21は、上記ステータコア11とは逆に、ステータコア全形体25の上面と下面にステータコア分割体26a、26bが積層される構造である。
【0025】
すなわち、ステータコア21は、その正面形状と同形のステータコア全形体25と略2分割されたステータコア分割体26a,26bとを、図9、図10のように、ステータコア分割体26a、26bを外側に配置し、ステータコア全形体25を内側に挟むように積層して形成される。ステータコア分割体26a,26bは、図11のように、間に空間部27を形成した状態で両側位置に向き合わせて配置され、その中側のステータコア全形体25を両側から挟むように重ね合わせて固定される。
【0026】
ステータコア分割体26a,26bは、各々、所定形状に裁断された例えば各々9枚の積層鋼板を積層して形成され、間に空間部27をあけて円弧状部を有する極歯部22を向き合わせた状態に配置される。また、ステータコア全形体25は、所定形状に裁断された例えば2枚の積層鋼板を積層して形成され、図11のように、ステータコア分割体26a,26bの上面と下面に重ね合わせるように積層して組み付けられる。
【0027】
このようなステータコア21の組付け、つまりステータコア分割体26a,26bとステータコア全形体25の組付けは、各積層鋼板の一部に裁断時に小形の凹部又は凸部を形成し、それらの積層鋼板を積層しながら、その凹部、凸部をかしめて固定するスタッキングにより容易に組付け固定することができる。或いは、図11のようにステータコア分割体26a,26bとステータコア全形体25の各積層鋼板を積み重ねた状態で、その縁部をレーザー溶接により溶着することにより、容易に組付け固定することができる。さらに、ステータコア21の連結部13を、ステータコア21の厚さ方向の任意の位置に容易に変更することができる。
【0028】
このように組付け形成されたステータコア21の上部両側のアーム部24、24間には、上記と同様に、コイル鉄心に所定の巻数のコイルを巻装したコイル部が圧入されるが、このコイル部の圧入工程の際、ロータが位置する円柱空間部に対向して両側に配置される円弧状部を有した極歯部22が、連結部23により連結され、ステータコア21が一体化されているから、アーム部24,24の間に、容易にコイル部を圧入することができる。また、圧入されたコイル部のコイル鉄心とアーム部24の接合状態も良好となり、隙間が生じたりすることはない。
【0029】
そして、上記と同様に、このようにコイル部を圧入したステータは、そのロータ用の円柱空間を除いて、その外周面全体が合成樹脂で覆われるように、樹脂ハウジングが被覆形成され、ステータの円柱空間内にロータが回転可能に配設されて、トルクモータとして使用されるが、上記と同様に、このトルクモータのステータコア21は、ロータと対向する両側の円弧状部を有した極歯部22が、連結部23によって連結されているものの、連結部23の積層鋼板の枚数が全体の積層枚数の約1/5以下と少なく、連結部23の上下に空間部27が形成されているため、その部分で磁束が実質的に遮断され、連結部23によってステータの極歯部22とロータ間の磁気回路が実質的に短絡することを防止することができる。このため、モータのトルクは、両側の極歯部22が分離した構造の通常のトルクモータのトルクと同様のトルクが得られ、トルクモータとして充分に機能させることができる。
【0030】
なお、上記実施形態では、ステータコア全形体25を、2枚の積層鋼板を積層して形成したが、このステータコア全形体25の連結部23は、磁気回路を短絡することになるため、良好なトルク特性を得るためには、コイル部を圧入可能な剛性を有する範囲で、できるだけ薄く形成することがよく、鋼板の厚さによっては、例えば1枚の鋼板でステータコア全形体25を形成することもできる。
【0031】
また、ステータコア全形体25の上面または下面にのみ、ステータコア分割体を重ね合わせて結合させるように構成することもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1,2のトルクモータのステータコアによれば、アーム部内にコイル部を圧入する際、従来のように2分割された一対のステータコアを所定位置に固定した状態で、コイル鉄心を両側のステータコアの端部に嵌合させる場合に比べ、コイル部をアーム部内に圧入するだけの簡単な作業で、アーム部内にコイル部を組付けることができ、組付作業性が向上する。
【0033】
また、連結部の厚さは、ステータコア全形体の厚さまたはその積層金属板の積層枚数を、圧入時の耐力を有する範囲で調整することにより、発生トルクの低下を最小に抑制し、トルクモータとして必要なトルクを安定して発生させることができる。
【0034】
さらに、このステータコアを用いたトルクモータでは、コイル部のコイル鉄心が圧入されるため、振動などによりコイル鉄心とステータコアとの間に隙間が発生する虞が少なくなり、良好なトルク特性を確保することができる。
【0035】
また、請求項3のステータコアによれば、連結部のステータコアの高さ方向の位置を任意にすることができ、それに伴い、空間部の位置と形状の変更が容易となり、ハウジングの樹脂成形を容易にし、トルクモータの組付け作業性を向上させることができる。
【0036】
また、請求項4のステータコアによれば、トルク特性の平坦部分を多くすることができ、より安定したトルクを得ることができる。
【0037】
さらに、請求項5のステータコアによれば、コイル部鉄心が圧入されるアーム部の剛性が向上し、それによって、連結部の厚さを薄くすることができ、発生トルクの低下を抑制することができる。
【0038】
さらに、請求項6のステータコアによれば、ステータコアの形状や大きさの変更を容易に行なうことができ、また、トルク特性の変更も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すトルクモータの正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】ステータコアの正面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】ステータコアの底面図である。
【図7】ステータコアの分解斜視図である。
【図8】他の実施形態のステータコアの正面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】ステータコアの底面図である。
【図11】ステータコアの分解斜視図である。
【符号の説明】
11−ステータコア
12−極歯部
13−連結部
14−アーム部
15−ステータコア全形体
16a,16b−ステータコア分割体
17−空間部
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクモータのステータコアに関し、特に発生トルクを低下させずにステータコアの組付作業性を改善することができるトルクモータのステータコアに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、内燃機関のスロットル弁を開閉制御するスロットル制御装置として、その回転駆動部にトルクモータを用いた装置が知られている。この種の装置で使用されるトルクモータは、制限された回転角の範囲内で、又は拘束された状態で発生するトルクを利用するモータであり、そのために、一般に、二分割された1対のステータコアと、その一対のステータコアの端部を連結するように組み付けられるコイル鉄心と、コイル鉄心に巻装されたコイルと、を備え、対向して配置された1対のステータコアの円弧状の極歯部の間に、永久磁石を外周部に設けたロータを、回転可能に配設して構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また従来、この種のトルクモータとして、ステータコアの組付作業性を簡単化するために、1対のステータコアのコイル巻装部をそのコイル鉄心で結合させた構造のトルクモータが、特開平10−178769号公報で提案されている。しかし、このトルクモータは、1対のステータコアに対しコイル鉄心を噛合い接続部によって連結するため、振動などによりその接続部に隙間が発生しやすく、隙間が発生すると、ステータコアの磁気回路が変化してモータのトルク特性が不安定となる問題があった。
【0004】
そこで、トルク特性の安定性とステータコアの組付作業性の改善を目指して、1対のステータコアの円弧状の極歯部の両端を、相互に一体に連結した構造のステータコアが考えられたが、両側のステータコアの極歯部の両端を一体に連結すると、ステータコアの極歯部とロータ間で形成される磁気回路がその極歯部で短絡されることになるため、モータの発生トルクが低下する問題があった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、発生トルクの低下を生じさせずに、製造時の組付け作業性を改善することができるトルクモータのステータコアを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のステータコアは、コイル部を圧入するためのアーム部と、ロータを挿入するための円柱空間に対向して配置される極歯部とを有するトルクモータのステータコアにおいて、ステータコアの正面全体形状を有したステータコア全形体と略2分割された1対のステータコア分割体とが重ね合わせて結合され、1対のステータコア分割体は、間に空間部を設け且つ極歯部を対向させて両側に配置され、ステータコア全形体の空間部に隣接した部分が、連結部として両側のステータコア分割体を連結し一体に形成されていることを特徴とする。
【0007】
ここで、上記ステータコア分割体とステータコア全形体の組付け形状としては、間に空間部を形成し極歯部を対向して配置されたステータコア分割体の上面と下面に、ステータコア全形体を重ね合わせて結合することができる。また、ステータコア全形体の上面と下面に、或いは上面又は下面に、間に空間部を形成し極歯部を対向して配置されたステータコア分割体を重ね合わせて結合することもできる。
【0008】
また、対向して配置される両側の極歯部は円弧状部を有して形成され、円弧状部の両側に隣接した2箇所に、上記連結部を形成することができる。
【0009】
また、上記ステータコア全形体とステータコア分割体は、各々の形状に裁断された積層金属板を積層して形成され、ステータコア全形体とステータコア分割体の積層枚数は、コイル部をアーム部に圧入する際の耐力とモータのトルク特性に応じて調整することができる。
【0010】
【作用】
上記構成のトルクモータのステータコアは、ステータコア全形体とステータコア分割体を重ね合わせて結合し、ステータコア全形体の空間部に隣接した部分が連結部として両側のステータコア分割体を連結し一体に形成される。したがって、そのアーム部内にコイル部を圧入する際、従来のように、2分割された一対のステータコアを所定の位置に固定した状態で、コイル部のコイル鉄心を両側のステータコアの端部に嵌合させる場合に比べ、コイル部をアーム部内に圧入するだけの簡単な作業で、アーム部内にコイル部を組付けることができる。
【0011】
また、このステータコアを使用したトルクモータでは、両側のステータコアの極歯部が連結部により磁気回路を短絡する状態となって、発生トルクを低下させる可能性があるが、連結部の厚さは、ステータコア全形体の厚さまたは積層金属板の積層枚数を、圧入時の耐力を有する範囲で調整することにより、発生トルクの低下を最小に抑制し、トルクモータとして必要なトルクを安定して発生させることができる。また、このステータコアを使用したトルクモータでは、コイル部のコイル鉄心が圧入されるため、振動などによりコイル鉄心とステータコアとの間に隙間が発生する虞が少なくなり、良好なトルク特性を確保することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1はトルクモータの正面図を示し、図2、図3はその断面図を示している。このトルクモータは、ステータ1とロータ2とを備え、ステータ1の外側は樹脂ハウジング7により被覆され、ステータ1の下部に形成された円柱空間内に、ロータ2が僅かな隙間を介して回転可能に配設される。
【0013】
図4〜図7に示すように、ステータ1のステータコア11は、図4に示すような正面形状を有して形成され、上部両側にアーム部14、14がその間にコイル部4を圧入可能に形成され、その中央部から下部にかけて、左右両側のステータコアの極歯部12を中央の連結部13により環状に連結して形成される。つまりこのステータコア11は、ロータ2の両側に僅かな間隙をおいて配置される1対の円弧状部を有する極歯部12を、連結部13により連結して形成され、その連結部13内には、その部分の磁気回路が狭窄されて磁束通路を実質的に遮断するように、空間部17が形成され、このために、3種類の形状の積層鋼板を積層してステータコア11が形成される。
【0014】
すなわち、図7に示すように、ステータコア11は、その正面形状と同形のステータコア全形体15と略2分割されたステータコア分割体16a,16bとを、ステータコア分割体16a、16bを内側に配置し、ステータコア全形体15を正面側(上面側)と背面側(下面側)に積層して形成される。ステータコア分割体16a,16bは、間に空間部17を形成した状態で両側位置に向き合わせて配置され、その上面と下面にステータコア全形体15が、重ね合わせて固定される。
【0015】
ステータコア分割体16a,16bは、図7のように、各々、所定形状に裁断(打ち抜き切断)された例えば18枚の積層鋼板を積層して形成され、間に空間部17をあけてその極歯部12を向き合わせた状態に配置される。また、ステータコア全形体15は、図7のように、各々所定形状に裁断(打ち抜き切断)された例えば2枚の積層鋼板を積層して形成され、ステータコア分割体16a,16bの上面と下面に重ね合わせるように積層して組み付けられる。
【0016】
このようなステータコア11の組付け、つまりステータコア分割体16a,16bとステータコア全形体15の組付けは、各積層鋼板の一部に裁断時に小形の凹部又は凸部を形成し、それらの積層鋼板を積層しながら、その凹部、凸部をかしめて固定するスタッキングにより容易に組付け固定することができる。或いは、図7のようにステータコア分割体16a,16bとステータコア全形体15の各積層鋼板を積み重ねた状態で、その縁部をレーザー溶接により溶着することにより、容易に組付け固定することができる。
【0017】
図7のように組付け形成されたステータコア11の上部両側には、図4のようにアーム部14、14が形成され、このアーム部14、14間には、コイル鉄心6に所定巻数のコイル5を巻装したコイル部4が、図3のように圧入される。このコイル部4の圧入工程の際、ロータ2が位置する円柱空間に対向して両側に配置される円弧状部を有した極歯部12が、連結部13により連結され、ステータコア11が一体化されているから、ステータコア11は圧入に対し充分な剛性を有し、アーム部14,14の間に容易にコイル部4を圧入することができる。
【0018】
特に、連結部13は、図5、図6のように、ステータコア11の厚さ方向の2箇所で形成され、且つロータ2と対向する極歯部12の円弧状部の上下両側の2箇所で形成されているから、連結部13の鋼板が薄い場合でも、コイル部4の圧入に耐えうる充分な剛性を持たせることができる。そして、このような剛性を有したステータコア11に圧入されたコイル部4のコイル鉄心6は、アーム部14との接合状態が良好となり、隙間が生じることはない。
【0019】
このようにコイル部4を圧入したステータ1は、そのロータ用の円柱空間を除いて、その外周面全体が合成樹脂で覆われるように、樹脂ハウジング7が被覆形成される。樹脂ハウジング7の被覆時、ステータ1を金型内にセットし合成樹脂を金型内に射出注入して樹脂ハウジング7を形成するが、上記のようにステータ1のステータコア11は一体に形成され、ステータコア11には空間部17やロータ2挿入用の円柱空間が形成されているから、その部分に金型の凸部を嵌入させて、容易にステータ1を金型内に定位置にセットすることができ、樹脂ハウジング7の成形を容易に行なうことができる。
【0020】
樹脂ハウジング7を装着したステータ1は、例えばスロットル制御装置におけるスロットル弁の駆動制御用のモータとして、装置内に装着され、ステータ1の円柱空間内には、図2、図3に示すように、ロータ2が挿入され、ロータ2の回転軸2cが、例えばスロットル軸に結合される。ロータ2は、回転軸2cの外周部に円筒状磁性体のロータコア2aを固定し、ロータコア2aの外周部に複数の円弧状の永久磁石2bを配置して構成して構成される。
【0021】
トルクモータは、そのコイル部4のコイル5に交流電流を通電して駆動される。コイル5に通電すると、その電流の流れる方向に応じてステータコア11とロータ2間の磁気回路に磁束が発生し、その磁束による磁界の発生により、ロータ2とステータ1の極歯部12間に吸引力または反発力が発生し、ロータ2を回転させるトルクが発生する。
【0022】
このとき、このトルクモータのステータコア11は、ロータ2と対向する両側の極歯部12が連結部13によって連結されているものの、連結部13の積層鋼板の枚数が全体の積層枚数の約1/5以下と少なく、連結部13の内部に空間部17が形成されているため、その部分で磁束が実質的に遮断され、連結部13によってステータの極歯部12とロータ2間の磁気回路が実質的に短絡することを防止している。このため、モータのトルクは、両側の極歯部が分離した通常のトルクモータのトルクと同様のトルクが得られ、トルクモータとして良好な性能を発揮させることができる。
【0023】
なお、上記実施形態では、両側に配置したステータコア全形体15を、各々2枚の積層鋼板を積層して形成したが、このステータコア全形体15の連結部13は、磁気回路を短絡させるため、良好なトルク特性を得るためには、コイル部を圧入可能な剛性を有する範囲で、できるだけ薄く形成することがよく、鋼板の厚さによっては、例えば各々1枚の鋼板でステータコア全形体15を形成することもできる。
【0024】
図8〜図11は、他の実施形態のステータコア21を示している。この例のステータコア21は、上記ステータコア11とは逆に、ステータコア全形体25の上面と下面にステータコア分割体26a、26bが積層される構造である。
【0025】
すなわち、ステータコア21は、その正面形状と同形のステータコア全形体25と略2分割されたステータコア分割体26a,26bとを、図9、図10のように、ステータコア分割体26a、26bを外側に配置し、ステータコア全形体25を内側に挟むように積層して形成される。ステータコア分割体26a,26bは、図11のように、間に空間部27を形成した状態で両側位置に向き合わせて配置され、その中側のステータコア全形体25を両側から挟むように重ね合わせて固定される。
【0026】
ステータコア分割体26a,26bは、各々、所定形状に裁断された例えば各々9枚の積層鋼板を積層して形成され、間に空間部27をあけて円弧状部を有する極歯部22を向き合わせた状態に配置される。また、ステータコア全形体25は、所定形状に裁断された例えば2枚の積層鋼板を積層して形成され、図11のように、ステータコア分割体26a,26bの上面と下面に重ね合わせるように積層して組み付けられる。
【0027】
このようなステータコア21の組付け、つまりステータコア分割体26a,26bとステータコア全形体25の組付けは、各積層鋼板の一部に裁断時に小形の凹部又は凸部を形成し、それらの積層鋼板を積層しながら、その凹部、凸部をかしめて固定するスタッキングにより容易に組付け固定することができる。或いは、図11のようにステータコア分割体26a,26bとステータコア全形体25の各積層鋼板を積み重ねた状態で、その縁部をレーザー溶接により溶着することにより、容易に組付け固定することができる。さらに、ステータコア21の連結部13を、ステータコア21の厚さ方向の任意の位置に容易に変更することができる。
【0028】
このように組付け形成されたステータコア21の上部両側のアーム部24、24間には、上記と同様に、コイル鉄心に所定の巻数のコイルを巻装したコイル部が圧入されるが、このコイル部の圧入工程の際、ロータが位置する円柱空間部に対向して両側に配置される円弧状部を有した極歯部22が、連結部23により連結され、ステータコア21が一体化されているから、アーム部24,24の間に、容易にコイル部を圧入することができる。また、圧入されたコイル部のコイル鉄心とアーム部24の接合状態も良好となり、隙間が生じたりすることはない。
【0029】
そして、上記と同様に、このようにコイル部を圧入したステータは、そのロータ用の円柱空間を除いて、その外周面全体が合成樹脂で覆われるように、樹脂ハウジングが被覆形成され、ステータの円柱空間内にロータが回転可能に配設されて、トルクモータとして使用されるが、上記と同様に、このトルクモータのステータコア21は、ロータと対向する両側の円弧状部を有した極歯部22が、連結部23によって連結されているものの、連結部23の積層鋼板の枚数が全体の積層枚数の約1/5以下と少なく、連結部23の上下に空間部27が形成されているため、その部分で磁束が実質的に遮断され、連結部23によってステータの極歯部22とロータ間の磁気回路が実質的に短絡することを防止することができる。このため、モータのトルクは、両側の極歯部22が分離した構造の通常のトルクモータのトルクと同様のトルクが得られ、トルクモータとして充分に機能させることができる。
【0030】
なお、上記実施形態では、ステータコア全形体25を、2枚の積層鋼板を積層して形成したが、このステータコア全形体25の連結部23は、磁気回路を短絡することになるため、良好なトルク特性を得るためには、コイル部を圧入可能な剛性を有する範囲で、できるだけ薄く形成することがよく、鋼板の厚さによっては、例えば1枚の鋼板でステータコア全形体25を形成することもできる。
【0031】
また、ステータコア全形体25の上面または下面にのみ、ステータコア分割体を重ね合わせて結合させるように構成することもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1,2のトルクモータのステータコアによれば、アーム部内にコイル部を圧入する際、従来のように2分割された一対のステータコアを所定位置に固定した状態で、コイル鉄心を両側のステータコアの端部に嵌合させる場合に比べ、コイル部をアーム部内に圧入するだけの簡単な作業で、アーム部内にコイル部を組付けることができ、組付作業性が向上する。
【0033】
また、連結部の厚さは、ステータコア全形体の厚さまたはその積層金属板の積層枚数を、圧入時の耐力を有する範囲で調整することにより、発生トルクの低下を最小に抑制し、トルクモータとして必要なトルクを安定して発生させることができる。
【0034】
さらに、このステータコアを用いたトルクモータでは、コイル部のコイル鉄心が圧入されるため、振動などによりコイル鉄心とステータコアとの間に隙間が発生する虞が少なくなり、良好なトルク特性を確保することができる。
【0035】
また、請求項3のステータコアによれば、連結部のステータコアの高さ方向の位置を任意にすることができ、それに伴い、空間部の位置と形状の変更が容易となり、ハウジングの樹脂成形を容易にし、トルクモータの組付け作業性を向上させることができる。
【0036】
また、請求項4のステータコアによれば、トルク特性の平坦部分を多くすることができ、より安定したトルクを得ることができる。
【0037】
さらに、請求項5のステータコアによれば、コイル部鉄心が圧入されるアーム部の剛性が向上し、それによって、連結部の厚さを薄くすることができ、発生トルクの低下を抑制することができる。
【0038】
さらに、請求項6のステータコアによれば、ステータコアの形状や大きさの変更を容易に行なうことができ、また、トルク特性の変更も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すトルクモータの正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】ステータコアの正面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】ステータコアの底面図である。
【図7】ステータコアの分解斜視図である。
【図8】他の実施形態のステータコアの正面図である。
【図9】図8のIX−IX断面図である。
【図10】ステータコアの底面図である。
【図11】ステータコアの分解斜視図である。
【符号の説明】
11−ステータコア
12−極歯部
13−連結部
14−アーム部
15−ステータコア全形体
16a,16b−ステータコア分割体
17−空間部
Claims (6)
- コイル部を圧入するためのアーム部と、ロータを挿入するための円柱空間に対向して配置される極歯部とを有するトルクモータのステータコアにおいて、
ステータコアの正面全体形状を有したステータコア全形体と略2分割された1対のステータコア分割体とが重ね合わせて結合され、該1対のステータコア分割体は、間に空間部を設け且つ該極歯部を対向させて両側に配置され、該ステータコア全形体の該空間部に隣接した部分が、連結部として該両側のステータコア分割体を連結し一体に形成されていることを特徴とするトルクモータのステータコア。 - 前記極歯部を対向して配置されると共に、前記空間部を間に形成した前記1対のステータコア分割体の上面と下面に、前記ステータコア全形体が重ね合わせて結合されたことを特徴とする請求項1記載のトルクモータのステータコア。
- 前記ステータコア全形体の上面と下面に、前記極歯部を対向して配置されると共に前記空間部を間に形成した前記1対のステータコア分割体が重ね合わせて結合されたことを特徴とする請求項1記載のトルクモータのステータコア。
- 前記ステータコア全形体の上面または下面に、前記極歯部を対向して配置されると共に前記空間部を間に形成した前記1対のステータコア分割体が重ね合わせて結合されたことを特徴とする請求項1記載のトルクモータのステータコア。
- 前記対向して配置される両側の極歯部は円弧状部を有して形成され、該円弧状部の両側に隣接した2箇所に連結部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルクモータのステータコア。
- 前記ステータコア全形体と前記ステータコア分割体は各々の形状に裁断された積層金属板を積層して形成され、該ステータコア全形体と該ステータコア分割体の積層枚数は前記コイル部を前記アーム部に圧入する際の耐力とモータのトルク特性に応じて調整されることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載のトルクモータのステータコア。
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