JP2004088018A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板ユニットの着脱の際の作業性を改善し得ると共に製造コストを低減する。
【解決手段】装置本体12に第1係合部が固定的に設けられる。細長い作動レバー36の長手方向中程が、基板ユニット28に対して支持部34廻りで回動可能に取り付けられる。係合可能方向から当接して第1係合部に係合し得る第2係合部38が、作動レバー36の先端側に設けられる。屈曲された形状の作動レバー36の基端側の端部に、ハンドル42の一端側が連結ピン44を介して相互に回転可能に連結される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業性を改善可能とすると共に製造コストを低減可能とする電子機器に係り、例えば半導体製造装置用の電源装置等の装置類の装置本体に配置されたマザーボードに基板ユニットを確実に接続するのに好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
大型の装置類に電力を供給する為の従来の電源装置としては、メンテナンス性等の理由から着脱可能な図18に示す基板タイプの基板ユニット110とされたものが主であり、装置類の主要部を構成する装置本体に固定されたマザーボード側に対して、一対のワンタッチエジェクター112を用いてこの基板ユニット110を垂直に押し込んだり、或いは手によってこの基板ユニット110を垂直に押し込むことで、これらマザーボードと基板ユニット110との間をコネクタ114で電気的に接続する構造のものが一般的となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、大型の装置類に実装される電子部品の近年の高集積化及び高密度化に伴って、基板ユニットを装置本体内に押し込む方向と異なる方向に基板ユニットを再度移動しなければ、基板ユニットを接続できないような位置にマザーボードが配置される場合が生じるようになった。
【0004】
例えば、装置本体内のサイド部分にマザーボードが配置された場合に、従来と同様に垂直に基板ユニットを押し込もうとすると、装置本体外の横に基板ユニットを押し込む為のスペースが必要とされるが、このようなスペースを確保することが困難なことが多くなった。この為、上方向から基板ユニットを装置本体内に落とし込んだ後に、サイド部分に設けられたマザーボードにこの基板ユニットを横方向から押し込んで、接続することが考えられるようになった。しかしこの場合には、従来用いられていたワンタッチエジェクター112を適用できなかった。
【0005】
つまり、このような場合には、基板ユニットを一方向に一旦押し込んでからこの押し込み方向に対して交差する方向に移動する必要があるが、このように二方向に移動することは容易でなく、基板ユニットの装置本体に対する装着及び取り外しの作業性が悪くなるだけでなく、基板ユニットの装置本体に対する着脱の為の構造が複雑化する結果として、電子機器の製造コストが増大する虞を有していた。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、基板ユニットの着脱の際の作業性を改善し得ると共に製造コストを低減し得る電子機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1による電子機器は、部品を配置した基板ユニットが装置本体に設置されたマザーボードに着脱可能に接続され得る構造の電子機器であって、
装置本体に固定的に設けられた第1係合部と、
支持部廻りで基板ユニットに回動可能に取り付けられた作動レバーと、
作動レバーの先端側に設けられ且つ係合可能方向から当接して第1係合部と相互に係合し得る第2係合部と、
作動レバーの基端側に設けられ且つ外部より操作され得る操作部と、
を有することを特徴とする。
【0008】
請求項1に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項に係る電子機器は、装置本体に設置されたマザーボードに、部品を配置した基板ユニットが着脱可能に接続される構造になっている。また、支持部廻りで基板ユニット側に回動可能に取り付けられた作動レバーの先端側に第2係合部が形成され、この第2係合部が、装置本体側に固定的に設けられた第1係合部に係合可能方向から当接して、この第1係合部に係合する。さらに、この作動レバーの基端側には、外部より操作され得る操作部が設けられている。
【0009】
従って、本請求項のように装置本体内の例えば側面に設置されたマザーボードに基板ユニットを接続する際には、まず係合可能方向に沿って基板ユニットを装置本体内に挿入して、装置本体側の第1係合部に作動レバーの先端側に形成される第2係合部を係合させる。この後、基板ユニット側に取り付けられた作動レバーの基端側に有る操作部を操作することで、作動レバーを回動させる。すなわち、作動レバーが正逆の二方向に回転可能であることを意味する回動するように、本請求項ではこの作動レバーが動くことになる。
【0010】
この結果として、作動レバーが支持部廻りに回動するのに伴い、第1係合部がてこの支点となって力が基板ユニットに伝達されることで、係合可能方向と交差する連結可能方向に基板ユニットが移動して、マザーボードに基板ユニットが接続されると共に、装置本体内にこの基板ユニットが装着されることになる。この一方、基板ユニットをマザーボードから取り外す際には、作動レバーを上記と逆方向に操作した後で上記の係合可能方向と逆方向に移動することにより、基板ユニットとマザーボードとの間の接続を解除して、マザーボードから基板ユニットを取り外すことができる。
【0011】
以上より、本請求項によれば、例えば上方向から装置本体内に基板ユニットを押し込んだ後で、簡単なてこの原理を用いる事でマザーボードに基板ユニットが装着可能となるのに伴って作業性が向上する。また、基板ユニットに作動レバーを回動可能に取り付けるだけの簡単な構造となっていることから、結果として電子機器の製造コストの改善にも繋がる。
【0012】
請求項2に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに本請求項では、装置本体側の第1係合部と基板ユニット側の第2係合部とが係合した状態で、操作部の操作により作動レバーが回動されることで、係合可能方向と交差する連結可能方向に基板ユニットが移動されるという構成となっている。
【0013】
つまり、第1係合部と第2係合部とが係合した状態で、作動レバーが支持部廻りに回動するのに伴って、作動レバーの先端側の第2係合部が係合されている第1係合部とこの支持部とが、係合可能方向と交差する連結可能方向に沿って相対的に移動する。この結果として、係合可能方向と交差する連結可能方向に基板ユニットが移動して、マザーボードに基板ユニットが簡易に接続されることになる。
【0014】
請求項3に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに本請求項では、装置本体に固定的に設けられた第1係合部が、装置本体に対して屈曲して形成され、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、フォーク状に形成されるという構成となっている。つまり、本請求項によれば、第1係合部が装置本体に対して屈曲して形成されると共に、第2係合部がフォーク状に形成されていて、この第2係合部の凹状になった部分内に屈曲された第1係合部が入り込むことで、確実にこれら第1係合部と第2係合部とが相互に係合され得ることになる。
【0015】
請求項4に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに本請求項では、装置本体に固定的に設けられた第1係合部が、フォーク状に形成され、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、作動レバーに対して屈曲して形成されるという構成となっている。つまり、本請求項によれば、第1係合部がフォーク状に形成されると共に、第2係合部が作動レバーに対して屈曲して形成されていて、この第1係合部の凹状になった部分内に屈曲された第2係合部が入り込むことで、請求項3同様に、確実にこれら第1係合部と第2係合部とが相互に係合され得ることになる。
【0016】
請求項5に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに本請求項では、装置本体に固定的に設けられた第1係合部が、装置本体に対して植設されるピン状とされ、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、フォーク状に形成されるという構成となっている。つまり、本請求項によれば、第1係合部がピン状とされると共に、第2係合部がフォーク状に形成されていて、この第2係合部の凹状になった部分内にピン状の第1係合部が入り込むことで、確実にこれら第1係合部と第2係合部とが相互に係合され得ることになる。
【0017】
請求項6に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに本請求項では、装置本体に固定的に設けられた第1係合部が、フォーク状に形成され、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、作動レバーに対して植設されるピン状とされるという構成となっている。つまり、本請求項によれば、第1係合部がフォーク状に形成されると共に、第2係合部がピン状とされていて、この第1係合部の凹状になった部分内にピン状の第2係合部が入り込むことで、請求項5同様に、確実にこれら第1係合部と第2係合部とが相互に係合され得ることになる。
【0018】
請求項7に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに本請求項では、装置本体に固定的に設けられた第1係合部及び、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、それぞれフォーク状に形成されるという構成となっている。つまり、本請求項によれば、この第1係合部の凹状になった部分と第2係合部の凹状になった部分とが相互に係合することで、確実にこれら第1係合部と第2係合部とが相互に係合され得ることになる。
【0019】
請求項8に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに本請求項では、移動に伴って作動レバーが回動される把持部が、作動レバーの基端側に連結される形で設けられるという構成となっている。つまり、把持部が作動レバーの基端側に連結されて、これらが一体的に連動する構造になったことで、より確実に作動レバーの操作を可能としつつ、電子機器の省スペース化が実現可能となった。
【0020】
請求項9に係る電子機器の作用を以下に説明する。
本請求項は請求項1と同様の構成を有して同様に作用するが、さらに本請求項では、マザーボードと基板ユニットとの間を接続する接続部が、第1係合部より操作作動レバー側寄りの部分に位置するという構成となっている。つまり、接続部が、てこの支点となる第1係合部と作動レバーに力が加わる操作部との間に位置した形となっているので、作動レバーの基端側に加わった力が接続部に偏り無く伝達されて、これら第1コネクタと第2コネクタとが確実に連結されるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る電子機器の一実施の形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図5に示すように、本発明の一実施の形態に係る電子機器である半導体製造装置用の電源装置10の本体部分を装置本体12が構成している。この装置本体12内の側面には、図2及び図4に示すように、この電源装置10の動作を司るマザーボード14が設置されており、このマザーボード14に複数の本体側コネクタ16(一つのみ示す)が設けられている。そして、この装置本体12の下部には、装置本体12内に新鮮な空気を流通させる為の図5に示すファン18が複数配置されており、このファン18の上部に図1から図4に示すようなガイドレール20が設置されている。
【0022】
図1及び図3に示すように、装置本体12の外枠を形成する金属製の側壁22の内側には、同じく金属製の板材により形成されたガイドプレート24が設けられており、このガイドプレート24には、端部を屈曲して突出する形で形成された図7に示す第1係合部26が設置されている。この為、装置本体12にこの第1係合部26が固定的に設けられた構造となっている。尚、この装置本体12の側壁22と対向する図1及び図3の手前側の部分にも、実際には側壁が存在するが、説明の都合上、手前側の側壁の図示を省略した。
【0023】
一方、図5に示すように装置本体12には、金属製の板材により形成された基板ユニット28が複数配置されており、上記のマザーボード14に電力を供給する為の電源基板がこれら各基板ユニット28にそれぞれ搭載されている。さらに、図2及び図4に示すように、電子部品30がこの電源基板に搭載されることで、これら各基板ユニット28に電子部品30が配置されており、また、マザーボード14の各本体側コネクタ16と連結する為のユニット側コネクタ32が、これら各基板ユニット28(一つのみ示す)にそれぞれ設置されている。
【0024】
従って、これら本体側コネクタ16及びユニット側コネクタ32によって接続部が構成され、これら本体側コネクタ16及びユニット側コネクタ32により基板ユニット28がマザーボード14に着脱可能に接続され得る形になっており、本体側コネクタ16にユニット側コネクタ32が連結された状態で電力がマザーボード14に送られるようになっている。
【0025】
図1、図3及び図6に示すように、この基板ユニット28には、ピン状に基板ユニット28から突出する形で形成された支持部34が設けられており、細長く金属材で形成された作動レバー36の長手方向中程が、基板ユニット28に対してこの支持部34廻りで回動可能に、取り付けられている。
【0026】
この作動レバー36の先端側には、図1の矢印Y方向である係合可能方向から当接して第1係合部26に係合し得る第2係合部38が、設けられている。図6に示すように、この第2係合部38はフォーク状に形成されていて、中央部分が凹状に窪んでいると共に、先端が斜めに広がって凹状の部分内に第1係合部26が入り易くなっている。この為、本実施の形態では、装置本体12の第1係合部26を作動レバー36の第2係合部38ではさみ込む構造になっており、これによってこの第1係合部26がてこの支点の機能を有することになる。
【0027】
一方、図6に示す作動レバー36の基端側は屈曲された形状とされており、この屈曲された部分が、外部より操作され得る操作部40とされている。そして、この作動レバー36の基端側の端部には、把持部であるハンドル42の一端側が連結ピン44を介して相互に回転可能に連結されている。つまり、ハンドル42にこの連結ピン44が固定的に取り付けられると共に、この連結ピン44が図6の上下方向にスライド可能な長穴が操作部40に形成されており、この長穴内に連結ピン44が入った構造になっている。
【0028】
この連結ピン44に隣り合ったハンドル42の部分には、図6における左右方向に沿って長い溝部42Aが形成されており、この溝部42Aに対応する基板ユニット28の壁部の部分には、2つの凸部46、48が並んで配置されている。この為、これら2つの凸部46、48によりハンドル42が案内されつつ移動する形となっている。そして、この溝部42Aの上側の部分には、使用者が掴んで操作する為の握り部42Bが形成されでいる。以上より、使用者がこのハンドル42の握り部42Bを掴んで図6における左右方向に移動することにより、作動レバー36が回動されるように操作される。
【0029】
次に、本実施の形態に係る電源装置10の作用を説明する。
本実施の形態に係る電源装置10は、装置本体12に設置されたマザーボード14に、部品を配置した基板ユニット28が着脱可能に接続される構造になっている。また、支持部34廻りで基板ユニット28側に回動可能に取り付けられた作動レバー36の先端側にフォーク状に形成された第2係合部38が設けられ、この第2係合部38が、装置本体12側に固定的に設けられた第1係合部26に上方から下方に向かう方向(図8の矢印Y方向)である係合可能方向から当接して、図9に示すようにこの第1係合部26に係合する。
【0030】
さらに、この作動レバー36の基端側には、外部より操作され得る操作部40が設けられており、図6における左右方向に移動可能で基板ユニット28に取り付けられたハンドル42が、この作動レバー36の基端側の操作部40に連結ピン44を介して連結されている。この為、このハンドル42が移動されることで、作動レバー36が回動される形で操作されるようになっている。
【0031】
以上より、本実施の形態のように装置本体12内の側面に設置されたマザーボード14に基板ユニット28を接続する際には、ハンドル42の握り部42Bを使用者が持った状態で、まず図8の矢印Yで示す係合可能方向に沿って基板ユニット28を装置本体12内に挿入する。これによって、図1、図2、図9及び図10に示すように、ガイドレール20に基板ユニット28の下部が当接し、これに合わせて第1係合部26に作動レバー36の先端側に形成される第2係合部38が係合される。
【0032】
この後、作動レバー36の基端側に連結されたハンドル42の握り部42Bを持ったまま、使用者がこのハンドル42を図9の矢印X方向に操作することで、作動レバー36の基端側に有る操作部40がこれに連動して移動し、基板ユニット28側に取り付けられた作動レバー36が図9の矢印R方向で示すように回動される。
【0033】
この結果として、作動レバー36が支持部34廻りに回動するのに伴い、装置本体12側の第1係合部26がてこの支点となって、この支持部34を介して図9の矢印P方向の力が基板ユニット28に伝達される。そして、この力で係合可能方向と交差する矢印X方向である連結可能方向にガイドレール20に沿って基板ユニット28が移動して最終的に、図3、図4、図11及び図12に示すように、マザーボード14の本体側コネクタ16に基板ユニット28のユニット側コネクタ32が簡易に連結されると共に、装置本体12内にこの基板ユニット28が装着されることになる。さらに、同様にして他の基板ユニット28も装置本体12内に装着し、図5に示すスライドカバー50を蝶ネジで固定することで、電源装置10が完成される。
【0034】
尚この基板ユニット28の支持部34が移動する際には、図1及び図9に示すガイドプレート24に形成された凹部24A内にこの支持部34が入り込むので、ガイドプレート24によって基板ユニット28の動きが妨げられられることがない。そして、この基板ユニット28が装着された状態で、図5に示すファン18により冷却されつつ基板ユニット28側から電力が装置本体12側に供給されることになる。
【0035】
一方、基板ユニット28をマザーボード14から取り外す際には、作動レバー36を上記と逆方向に操作した後で上記の係合可能方向と逆方向に基板ユニット28を移動することにより、基板ユニット28とマザーボード14との間の接続を解除して、マザーボード14から基板ユニット28を取り外すことができる。
【0036】
以上より、本実施の形態によれば、上部から矢印Y方向に向かって装置本体12内に基板ユニット28を押し込んだ後で、簡単なてこの原理を用いる事でマザーボード14に基板ユニット28が装着可能となるのに伴って、作業性が向上する。また、基板ユニット28に操作作動レバー36を回動可能に取り付けるだけの簡単な構造となっていることから、結果として電源装置10の製造コストの改善にも繋がる。
【0037】
他方、本実施の形態では、図7に示すように、作動レバー36の先端側に形成された第2係合部38が、フォーク状に形成されることで、この第2係合部38の凹状になった部分内に第1係合部26が入り込み、これに伴って確実にこれら第1係合部26と第2係合部38とが相互に係合され得ることになる。
【0038】
また、本実施の形態では、移動に伴って作動レバー36を回動し得るハンドル42が、作動レバー36の基端側に連結される形で設けられているので、これらハンドル42と作動レバー36とが一体的に連動する構造となる結果として、より確実に作動レバー36の操作を可能としつつ、電源装置10の省スペース化が実現可能となった。
【0039】
さらに、本実施の形態では、マザーボード14と基板ユニット28との間を接続する為の本体側コネクタ16とユニット側コネクタ32とが、第1係合部26より作動レバー36側寄りの部分に位置していて、てこの支点となる第1係合部26と作動レバー36に力が加わる操作部40との間にこれらコネクタ16、32が位置した形となっている。この為、作動レバー36の基端側の操作部40に加わった力がこれらコネクタ16、32に偏り無く伝達されて、これら本体側コネクタ16とユニット側コネクタ32とが確実に連結されるようになる。
【0040】
次に、上記実施の形態の各変形例について、図13から図17に基づき説明する。
上記実施の形態では、ガイドプレート24の端部を屈曲することで第1係合部26を形成し、第2係合部38をフォーク状に形成したのに対して、図13に示す第1変形例では、ガイドプレート24の端部に凹部を設けてフォーク状に形成することで、フォーク状の第1係合部52がガイドプレート24に設置され、また、作動レバー36の先端側には、この先端側の部分を捻るように屈曲することで第2係合部54が、形成されている。以上より、作動レバー36に対して屈曲された形の第2係合部54が、フォーク状の第1係合部52の凹部に入り込む形で、これらが相互に係合されるような構造に本変形例はなっている。
【0041】
一方、図14に示す第2変形例では、ガイドプレート24の端部に植設される形で第1係合部56がピン状に形成されており、また上記実施の形態と同様に、作動レバー36の先端側をフォーク状に形成することで、フォーク状の第2係合部38が作動レバー36に形成されている。以上より、ピン状の第1係合部56がフォーク状の第2係合部38の凹部に入り込む形で、これらが相互に係合されるような構造に本変形例はなっている。
【0042】
他方、図15に示す第3変形例では、フォーク状の第1係合部52が第1変形例と同様にガイドプレート24に設置され、また作動レバー36の先端部に植設される形で第2係合部58がピン状に形成されている。以上より、フォーク状の第1係合部52の凹部にピン状の第2係合部58が入り込む形で、これらが相互に係合されるような構造に本変形例はなっている。
【0043】
そして、図16及び図17に示す第4変形例では、ガイドプレート24の端部を屈曲した状態とし、さらにこの端部に凹部を設けてフォーク状に形成することで、フォーク状の第1係合部60がガイドプレート24に設置されている。またフォーク状の第2係合部38が上記実施の形態と同様に作動レバー36にも形成されている。以上より、それぞれフォーク状の第1係合部60の凹部と第2係合部38の凹部とが相互に係合されるような構造に本変形例はなっている。尚、本変形例では、第1係合部60及び第2係合部38の何れもがフォーク状に形成されているが、少なくとも片側がフォーク状に形成されていれば、作動レバー36は確実に回動するので問題は生じない。
【0044】
従って、上記した各変形例の第1係合部と第2係合部とが係合した状態で、上記実施の形態と同様に作動レバー36の基端側に連結されたハンドル42を図9の矢印X方向に操作することで、作動レバー36の基端側に有る操作部40がこれに連動して移動するのに伴い、作動レバー36が上記実施の形態と同様に回動されるようになる。この結果として、上記各変形例によっても、マザーボード14の本体側コネクタ16に基板ユニット28のユニット側コネクタ32が簡易に連結されると共に、装置本体12内にこの基板ユニット28が装着されるようになる。
【0045】
尚、上記実施の形態において用いられたガイドプレート24、支持部34、作動レバー36、ハンドル42及び凸部46、48は、例えば金属材で形成することができるが、合成樹脂材等の他の材料を用いてこれらの部材を形成するようにしても良い。さらに、上記実施の形態の作動レバーの構造を少し変更する事により、マザーボードの配置方向に関係無く、他の全ての面からの基板ユニットの装置本体内への押し込みが可能ともなる。
【0046】
他方、上記実施の形態で説明した係合可能方向と連結可能方向とが相互に直交する方向になる形にしても良いが、これら方向の関係を単なる交差する方向としても良い。さらに、上記実施の形態は、半導体製造装置用の電源装置を例として説明したが、他のコンピュータ等の電子機器に本発明を採用しても良い。
【0047】
【発明の効果】
本発明の電子機器によれば、基板ユニットの着脱の際の作業性を改善すると共に製造コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電源装置の要部を分解した斜視図であって、第1係合部と第2係合部とが係合した状態を示す図である。
【図2】図1の別の方向から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る電源装置の要部を分解した斜視図であって、装置本体に基板ユニットが装着された状態を示す図である。
【図4】図3の別の方向から見た斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る電源装置のファンを取り外した状態の斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る電源装置に適用される基板ユニットを示す図であって、(A)は正面図であり、(B)は側面図である。
【図7】図1のA部を拡大し一部破断した平面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る装置本体への基板ユニットの装着を説明する電源装置の要部を分解した正面図であって、基板ユニットを装置本体に挿入する途中の状態を示す図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る装置本体への基板ユニットの装着を説明する電源装置の要部を分解した正面図であって、基板ユニットを矢印X方向に移動する途中の状態を示す図である。
【図10】図9の背面側から見た図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る装置本体への基板ユニットの装着を説明する電源装置の要部を分解した正面図であって、装置本体に基板ユニットが装着された状態を示す図である。
【図12】図11の背面側から見た図である。
【図13】第1変形例を表す図7に対応した平面図である。
【図14】第2変形例を表す図7に対応した平面図である。
【図15】第3変形例を表す図7に対応した平面図である。
【図16】第4変形例を表す要部分解斜視図である。
【図17】第4変形例を表す図7に対応した平面図である。
【図18】従来技術の基板ユニットの正面図である。
【符号の説明】
10      電源装置
12      装置本体
14      マザーボード
16      本体側コネクタ(接続部)
26      第1係合部
28      基板ユニット
32      ユニット側コネクタ(接続部)
34      支持部
36      作動レバー
38      第2係合部
40      操作部
42      ハンドル(把持部)
44      連結ピン
52      第1係合部
54      第2係合部
56      第1係合部
58      第2係合部
60      第1係合部

Claims (9)

  1. 部品を配置した基板ユニットが装置本体に設置されたマザーボードに着脱可能に接続され得る構造の電子機器であって、
    装置本体に固定的に設けられた第1係合部と、
    支持部廻りで基板ユニットに回動可能に取り付けられた作動レバーと、
    作動レバーの先端側に設けられ且つ係合可能方向から当接して第1係合部と相互に係合し得る第2係合部と、
    作動レバーの基端側に設けられ且つ外部より操作され得る操作部と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 装置本体側の第1係合部と基板ユニット側の第2係合部とが係合した状態で、操作部の操作により作動レバーが回動されることで、係合可能方向と交差する連結可能方向に基板ユニットが移動されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 装置本体に固定的に設けられた第1係合部が、装置本体に対して屈曲して形成され、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、フォーク状に形成されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 装置本体に固定的に設けられた第1係合部が、フォーク状に形成され、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、作動レバーに対して屈曲して形成されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 装置本体に固定的に設けられた第1係合部が、装置本体に対して植設されるピン状とされ、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、フォーク状に形成されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  6. 装置本体に固定的に設けられた第1係合部が、フォーク状に形成され、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、作動レバーに対して植設されるピン状とされることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  7. 装置本体に固定的に設けられた第1係合部及び、作動レバーの先端側に設けられた第2係合部が、それぞれフォーク状に形成されることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  8. 移動に伴って作動レバーを回動し得る把持部が、作動レバーの基端側に連結される形で設けられることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  9. マザーボードと基板ユニットとの間を接続する接続部が、第1係合部より作動レバー側寄りの部分に位置することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
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JP2014192378A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Saxa Inc 基板の支持構造
KR101530185B1 (ko) * 2014-11-05 2015-06-19 김민규 기능모듈 착탈식 제어장치

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