JP2546164Y2 - 電子回路パッケージ着脱機構 - Google Patents
電子回路パッケージ着脱機構Info
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- JP2546164Y2 JP2546164Y2 JP1992001651U JP165192U JP2546164Y2 JP 2546164 Y2 JP2546164 Y2 JP 2546164Y2 JP 1992001651 U JP1992001651 U JP 1992001651U JP 165192 U JP165192 U JP 165192U JP 2546164 Y2 JP2546164 Y2 JP 2546164Y2
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- electronic circuit
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- unit housing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子回路パッケ−ジの
着脱機構に関するものである。
着脱機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来例を示す全体斜視図である。
図7において、ユニット筐体2は開口部を有し、プリン
ト基板からなる電子回路パッケージ1を複数枚並列に収
納する。前記ユニット筐体2の開口部の上下端には係合
板20を設ける。前記係合板20の、ユニット筐体2の
開口部正面から見える面を前面20cとし、前記前面2
0cの裏面を後面20bとする。また、ユニット筐体2
の内部奥方に、開口部と対向するバックボード3が設け
られている。前記電子回路パッケージ1の前端側上下端
付近にそれぞれ支点を設け、該上下の支点に挿抜レバー
4を回転可能に取り付ける。前記挿抜レバー4は一方の
端部に、前記係合板20と係合する係止部4aと押し出
し部4bとを有している。また、他方の端部は前記電子
回路パッケージ1を挿抜する時に力が加えられる操作部
4cとなる。
図7において、ユニット筐体2は開口部を有し、プリン
ト基板からなる電子回路パッケージ1を複数枚並列に収
納する。前記ユニット筐体2の開口部の上下端には係合
板20を設ける。前記係合板20の、ユニット筐体2の
開口部正面から見える面を前面20cとし、前記前面2
0cの裏面を後面20bとする。また、ユニット筐体2
の内部奥方に、開口部と対向するバックボード3が設け
られている。前記電子回路パッケージ1の前端側上下端
付近にそれぞれ支点を設け、該上下の支点に挿抜レバー
4を回転可能に取り付ける。前記挿抜レバー4は一方の
端部に、前記係合板20と係合する係止部4aと押し出
し部4bとを有している。また、他方の端部は前記電子
回路パッケージ1を挿抜する時に力が加えられる操作部
4cとなる。
【0003】従来例の作用を以下に説明する。ユニット
筐体2の内部の上下面に図示しないレ−ルが設置されて
いる。前記レールはコの字型をした断面を持ち、コの字
の開口部によって電子回路パッケージ1を挟む。電子回
路パッケージ1を前記レールによりユニット筐体2の奥
方にあるバックボード3まで挿入することができる。電
子回路パッケージ1をユニット筐体2に挿入していく
と、挿抜レバー4の押し出し部4bが係合板20の前面
20cに突き当たる。さらに電子回路パッケ−ジ1を挿
入し続けると、挿抜レバ−4に偶力が生じ、挿抜レバー
4は矢印E方向に回転する。この回転により、係止部4
aが係合板20の後面20bに係合し始める。そこで、
挿抜レバ−4の前記操作部を矢印E方向に回転させる
と、前記係止部4aが前記係合板20の後面20bを押
すため、前記電子回路パッケージ1は、前記ユニット筐
体2の内部奥方に挿入される。その直後から、パッケー
ジコネクタ1aと、前記バックボード3に取付けられた
バックボードコネクタ3aが接続され、電子回路パッケ
ージ1とユニット筐体2の電気的な接続が始まる。さら
に挿抜レバ−4をE方向に回転させると、パッケージコ
ネクタ1aとユニット筐体2のバックボードコネクタ3
aが完全に接続される。また、挿抜レバ−4の回転も前
記電子回路パッケージ1の本体に当接して止まる。この
時点で電子回路パッケ−ジ1はユニット筐体2に固定さ
れる。
筐体2の内部の上下面に図示しないレ−ルが設置されて
いる。前記レールはコの字型をした断面を持ち、コの字
の開口部によって電子回路パッケージ1を挟む。電子回
路パッケージ1を前記レールによりユニット筐体2の奥
方にあるバックボード3まで挿入することができる。電
子回路パッケージ1をユニット筐体2に挿入していく
と、挿抜レバー4の押し出し部4bが係合板20の前面
20cに突き当たる。さらに電子回路パッケ−ジ1を挿
入し続けると、挿抜レバ−4に偶力が生じ、挿抜レバー
4は矢印E方向に回転する。この回転により、係止部4
aが係合板20の後面20bに係合し始める。そこで、
挿抜レバ−4の前記操作部を矢印E方向に回転させる
と、前記係止部4aが前記係合板20の後面20bを押
すため、前記電子回路パッケージ1は、前記ユニット筐
体2の内部奥方に挿入される。その直後から、パッケー
ジコネクタ1aと、前記バックボード3に取付けられた
バックボードコネクタ3aが接続され、電子回路パッケ
ージ1とユニット筐体2の電気的な接続が始まる。さら
に挿抜レバ−4をE方向に回転させると、パッケージコ
ネクタ1aとユニット筐体2のバックボードコネクタ3
aが完全に接続される。また、挿抜レバ−4の回転も前
記電子回路パッケージ1の本体に当接して止まる。この
時点で電子回路パッケ−ジ1はユニット筐体2に固定さ
れる。
【0004】逆に、収納された電子回路パッケージ1を
抜く場合には、挿抜レバー4を挿入時の反対方向に回転
させる。これにより、挿抜レバー4の係止部4aが係合
板20の後面20bから離れ、続いて押し出し部4bが
係合板20の前面20cに当接する。さらに挿抜レバー
4を回転させると、押し出し部4bが前記前面20cを
押すため電子回路パッケージ1が突出し、パッケージコ
ネクタ1aがバックボードコネクタ3aから抜ける。そ
して前記電子回路パッケージ1は、前記電子回路パッケ
ージ1の本体を持って引き出すことで、ユニット筐体2
から完全に抜くことができるものであった。
抜く場合には、挿抜レバー4を挿入時の反対方向に回転
させる。これにより、挿抜レバー4の係止部4aが係合
板20の後面20bから離れ、続いて押し出し部4bが
係合板20の前面20cに当接する。さらに挿抜レバー
4を回転させると、押し出し部4bが前記前面20cを
押すため電子回路パッケージ1が突出し、パッケージコ
ネクタ1aがバックボードコネクタ3aから抜ける。そ
して前記電子回路パッケージ1は、前記電子回路パッケ
ージ1の本体を持って引き出すことで、ユニット筐体2
から完全に抜くことができるものであった。
【0005】挿抜レバーをE方向に回転させると、図8
に示すように挿抜レバー4と正面板11との隙間が最小
となる。そして、ここでは図示しないが隣り合う電子回
路パッケ−ジの挿抜レバー4と正面板11が略接合する
ことで、ユニット筐体2の下部より外気を取り入れ上部
に抜く強制空冷を行うとき、ユニット筐体2の前面開口
部からの空気の漏れを最小限に押さえる。
に示すように挿抜レバー4と正面板11との隙間が最小
となる。そして、ここでは図示しないが隣り合う電子回
路パッケ−ジの挿抜レバー4と正面板11が略接合する
ことで、ユニット筐体2の下部より外気を取り入れ上部
に抜く強制空冷を行うとき、ユニット筐体2の前面開口
部からの空気の漏れを最小限に押さえる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術であると、以下に示す問題を有している。
た従来の技術であると、以下に示す問題を有している。
【0007】まず、電子回路パッケージ1もしくはバッ
クボード3に電流が流れている状態で、電子回路パッケ
ージ1の挿抜(活線挿抜という)を行うと、パッケージ
コネクタ1aとバックボードコネクタ3aの接点間で放
電が発生し、接点の破損や、不必要な電流により、電子
回路パッケージ上の電子部品に破損が起きるという問題
を有していた。さらに、部材が挿抜レバー4、正面板1
1と部品点数が多くなるため、組み立てが面倒であっ
た。また、電子回路パッケージ1をユニット筐体2に収
納した場合、挿抜レバー4と正面板11との間に隙間が
生じ、強制空冷をする場合に空気の漏れを生じ、効率を
低下させていた。本考案は、以上述べた電子回路パッケ
ージ1上の電子部品が破損するという問題点と挿抜レバ
ー4と正面板11との間に隙間が生じるという問題点を
除去するため、電子回路パッケージ1挿入時の接点や電
子部品の破損を防止することと、冷却効率を向上させる
ことを目的とする。
クボード3に電流が流れている状態で、電子回路パッケ
ージ1の挿抜(活線挿抜という)を行うと、パッケージ
コネクタ1aとバックボードコネクタ3aの接点間で放
電が発生し、接点の破損や、不必要な電流により、電子
回路パッケージ上の電子部品に破損が起きるという問題
を有していた。さらに、部材が挿抜レバー4、正面板1
1と部品点数が多くなるため、組み立てが面倒であっ
た。また、電子回路パッケージ1をユニット筐体2に収
納した場合、挿抜レバー4と正面板11との間に隙間が
生じ、強制空冷をする場合に空気の漏れを生じ、効率を
低下させていた。本考案は、以上述べた電子回路パッケ
ージ1上の電子部品が破損するという問題点と挿抜レバ
ー4と正面板11との間に隙間が生じるという問題点を
除去するため、電子回路パッケージ1挿入時の接点や電
子部品の破損を防止することと、冷却効率を向上させる
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案では、ユニット筐
体から挿抜レバ−を用いて電子回路パッケ−ジを着脱す
る着脱機構において、挿抜レバ−は電子回路パッケ−ジ
収納時に、隣接する他の挿抜レバ−と略接合し、対向す
る一対の挿抜レバ−が互いに略接合する構成になってい
る。さらに、本考案の他の実施例によれば、一方の挿抜
レバ−の前記接合部には、スライド部材を設ける。さら
に、他方の挿抜レバーの前記略接合部には、前記スライ
ド部材と嵌合する嵌合穴を設ける。これにより、一対の
挿抜レバーの略接合部付近に、挿抜レバーの回転を抑制
するロック機構が形成される。そして、前記ロック機構
には、回路断続のスイッチ機構が設けられている。
体から挿抜レバ−を用いて電子回路パッケ−ジを着脱す
る着脱機構において、挿抜レバ−は電子回路パッケ−ジ
収納時に、隣接する他の挿抜レバ−と略接合し、対向す
る一対の挿抜レバ−が互いに略接合する構成になってい
る。さらに、本考案の他の実施例によれば、一方の挿抜
レバ−の前記接合部には、スライド部材を設ける。さら
に、他方の挿抜レバーの前記略接合部には、前記スライ
ド部材と嵌合する嵌合穴を設ける。これにより、一対の
挿抜レバーの略接合部付近に、挿抜レバーの回転を抑制
するロック機構が形成される。そして、前記ロック機構
には、回路断続のスイッチ機構が設けられている。
【0009】
【作用】上記の構成により、電子回路パッケ−ジ収納時
に、挿抜レバ−が略接合することでユニット筐体の開口
部を挿抜レバーによって塞ぐ。また、本考案の他の実施
例によれば、電子回路パッケージをユニット筐体から取
り出すべく、一方の挿抜レバ−に設けられたスライド部
材を他方の挿抜レバーから離れる向きに移動させて、ロ
ック機構を開放すると、同時にロック機構に設けられた
スイッチが切れる。このため、電子回路パッケージと電
源の間の電気的接続が断たれ、電子回路パッケ−ジの着
脱時には、電子回路パッケージ内に電流が流れない。
に、挿抜レバ−が略接合することでユニット筐体の開口
部を挿抜レバーによって塞ぐ。また、本考案の他の実施
例によれば、電子回路パッケージをユニット筐体から取
り出すべく、一方の挿抜レバ−に設けられたスライド部
材を他方の挿抜レバーから離れる向きに移動させて、ロ
ック機構を開放すると、同時にロック機構に設けられた
スイッチが切れる。このため、電子回路パッケージと電
源の間の電気的接続が断たれ、電子回路パッケ−ジの着
脱時には、電子回路パッケージ内に電流が流れない。
【0010】
【実施例】図1は本考案の実施例を示す斜視図である。
図1において、電子回路パッケージ1の前端側上下端付
近に設けられた支点に、上下一対の挿抜レバー7をそれ
ぞれ回転可能に取り付ける。前記挿抜レバー7の取付け
られた前記支点を挟んで一端に、係止部7aと押し出し
部7bを設ける。また、上下の挿抜レバー7の他端は操
作部7e並びに7fとなる。上下それぞれの他端の操作
部7eと操作部7fは略接合するように設けてある。挿
抜レバー7の略接合する操作部7e付近には、後述する
スライドレバー8が設けられている。前記スライドレバ
−8はスライドホール7c上を移動可能に取付けられて
いる。また、操作部7eと対向する操作部7fには、ス
ライドレバ−8と一体に移動可能なコンタクトピン8a
と嵌合する嵌合穴7dが、設けられている。また、電子
回路パッケージ1がユニット筐体1に実装されていると
きは、隣接する電子回路パッケージの挿抜レバーと前記
挿抜レバー7は略接合する。
図1において、電子回路パッケージ1の前端側上下端付
近に設けられた支点に、上下一対の挿抜レバー7をそれ
ぞれ回転可能に取り付ける。前記挿抜レバー7の取付け
られた前記支点を挟んで一端に、係止部7aと押し出し
部7bを設ける。また、上下の挿抜レバー7の他端は操
作部7e並びに7fとなる。上下それぞれの他端の操作
部7eと操作部7fは略接合するように設けてある。挿
抜レバー7の略接合する操作部7e付近には、後述する
スライドレバー8が設けられている。前記スライドレバ
−8はスライドホール7c上を移動可能に取付けられて
いる。また、操作部7eと対向する操作部7fには、ス
ライドレバ−8と一体に移動可能なコンタクトピン8a
と嵌合する嵌合穴7dが、設けられている。また、電子
回路パッケージ1がユニット筐体1に実装されていると
きは、隣接する電子回路パッケージの挿抜レバーと前記
挿抜レバー7は略接合する。
【0011】図2を用いて、前記スライドレバー8並び
に嵌合穴7dの作用を説明する。前記スライドレバー8
と、前記コンタクトピン8aは、固定器具8bによって
スライドホール7c越しに固定されている。このため、
前記スライドレバー8はスライドホール7cに沿ってス
ライドし、また、前記コンタクトピン8aは嵌合穴7g
に沿ってスライドすることができる。前記スライドレバ
ー8がスライドホール7cに沿ってスライドすると、一
端で、前記コンタクトピン8bが操作部7eから突出し
て操作部7fに設けられた嵌合穴7dと嵌合する。さら
に、嵌合穴7dに嵌合した時には、前記コンタクトピン
8bは接点9bと接続される。前記コンタクトピン8a
はスライド可能であるが、接続金具9のバネ性を有した
接点9aと常に接続されている。そこで、コンタクトピ
ン8aと接続金具9に導体を用いることで、コンタクト
ピン8aと接点9bによる電子回路パッケージ1の回路
を断続するスイッチ手段を形成する。
に嵌合穴7dの作用を説明する。前記スライドレバー8
と、前記コンタクトピン8aは、固定器具8bによって
スライドホール7c越しに固定されている。このため、
前記スライドレバー8はスライドホール7cに沿ってス
ライドし、また、前記コンタクトピン8aは嵌合穴7g
に沿ってスライドすることができる。前記スライドレバ
ー8がスライドホール7cに沿ってスライドすると、一
端で、前記コンタクトピン8bが操作部7eから突出し
て操作部7fに設けられた嵌合穴7dと嵌合する。さら
に、嵌合穴7dに嵌合した時には、前記コンタクトピン
8bは接点9bと接続される。前記コンタクトピン8a
はスライド可能であるが、接続金具9のバネ性を有した
接点9aと常に接続されている。そこで、コンタクトピ
ン8aと接続金具9に導体を用いることで、コンタクト
ピン8aと接点9bによる電子回路パッケージ1の回路
を断続するスイッチ手段を形成する。
【0012】図1及び図3において、前記接点10とパ
ターン5との接続を説明する。前記接点10は挿抜レバ
ー7に取り付けられ、接続金具9と接続されている。前
記パターン5は電子回路パッケージ1の上下端の前記支
点付近までプリントされている。前記パターン5の先に
はフットプリント6が設けられている。前記接点10は
前記フットプリント6に対向して設けられた接点で、バ
ネ性を有してフットプリント6に圧接しており、前記フ
ットプリント6と重なったときに接触して導通する。し
かし、挿抜レバー7の回転により、接点10が紙面にお
いて手前に動きフットプリント6と重ならない。
ターン5との接続を説明する。前記接点10は挿抜レバ
ー7に取り付けられ、接続金具9と接続されている。前
記パターン5は電子回路パッケージ1の上下端の前記支
点付近までプリントされている。前記パターン5の先に
はフットプリント6が設けられている。前記接点10は
前記フットプリント6に対向して設けられた接点で、バ
ネ性を有してフットプリント6に圧接しており、前記フ
ットプリント6と重なったときに接触して導通する。し
かし、挿抜レバー7の回転により、接点10が紙面にお
いて手前に動きフットプリント6と重ならない。
【0013】ユニット筐体2に電子回路パッケージ1が
収納されている時は、図4に示すようにコンタクトピン
8aが挿抜レバー7の嵌合穴7dと係合し、上下挿抜レ
バー7の回転を抑止することができる。この時、挿抜レ
バー7の係止部7aが係合板20の後面20bと係合し
ており、電子回路パッケージ1をユニット筐体2から抜
くことができない。この状態で、挿抜レバー7の接点1
0とフットプリント6が接触している。その上、前記接
続金具9の接点9bとコンタクトピン8aを接触させる
と、上部パターン5と下部パターン5の間に電気信号が
流れて電子回路パッケージ1が動作するようになってい
る。
収納されている時は、図4に示すようにコンタクトピン
8aが挿抜レバー7の嵌合穴7dと係合し、上下挿抜レ
バー7の回転を抑止することができる。この時、挿抜レ
バー7の係止部7aが係合板20の後面20bと係合し
ており、電子回路パッケージ1をユニット筐体2から抜
くことができない。この状態で、挿抜レバー7の接点1
0とフットプリント6が接触している。その上、前記接
続金具9の接点9bとコンタクトピン8aを接触させる
と、上部パターン5と下部パターン5の間に電気信号が
流れて電子回路パッケージ1が動作するようになってい
る。
【0014】ここで、電子回路パッケージ1をユニット
筐体2から抜き去るには、図5に示すようにスライドレ
バー8を矢印A方向に移動させると、コンタクトピン8
aと接点9aとが接触しなくなり電気的に絶縁される。
これにより、上部パターン5と下部パターン5の間に電
気信号が流れることが無くなり、電子回路パッケージ1
は動作しなくなる。この状態から図6に示すように、矢
印B方向に挿抜レバー7を回転させると、前記挿抜レバ
ー7の係合部7aの係合が解除される。さらに回転させ
るとユニット筐体2の開口部の前面20cを挿抜レバー
7の押し出し部7bが押して行く。このため、電子回路
パッケージ1は矢印C方向に移動して、図示しない電子
回路パッケージ1のコネクタと、図示しないユニット筐
体2のバックボードコネクタとの接続が解除され、電子
回路パッケージ1をユニット筐体2から抜くことができ
る。
筐体2から抜き去るには、図5に示すようにスライドレ
バー8を矢印A方向に移動させると、コンタクトピン8
aと接点9aとが接触しなくなり電気的に絶縁される。
これにより、上部パターン5と下部パターン5の間に電
気信号が流れることが無くなり、電子回路パッケージ1
は動作しなくなる。この状態から図6に示すように、矢
印B方向に挿抜レバー7を回転させると、前記挿抜レバ
ー7の係合部7aの係合が解除される。さらに回転させ
るとユニット筐体2の開口部の前面20cを挿抜レバー
7の押し出し部7bが押して行く。このため、電子回路
パッケージ1は矢印C方向に移動して、図示しない電子
回路パッケージ1のコネクタと、図示しないユニット筐
体2のバックボードコネクタとの接続が解除され、電子
回路パッケージ1をユニット筐体2から抜くことができ
る。
【0015】前記電子回路パッケージ1をユニット筐体
2に収納するときは、ユニット筐体2の内部の上下面に
設けられた、図示しないレ−ルを用いる。前記レールは
コの字型をした断面を持ち、コの字の開口部によって電
子回路パッケージ1を挟む。電子回路パッケージ1は前
記レールにより案内され、ユニット筐体2の奥方まで挿
入することができる。電子回路パッケージ1をユニット
筐体2に挿入していくと図6に示すように係合板20の
前面20cに挿抜レバー7の押し出し部7bが当接す
る。さらに電子回路パッケ−ジ1を押し込むと、挿抜レ
バ−7の支点と押し出し部7b間に偶力が生じ、挿抜レ
バー7は矢印B方向の逆に回転する。そして、係止部7
aが係合板20の後面20bに係合し始める。そこで、
挿抜レバ−7の前記操作部を矢印Bの逆方向に回転させ
ると、前記係止部7aが前記係合板20の後面20bを
押すため、前記電子回路パッケージ1は、前記ユニット
筐体2の内部奥方に挿入される。その直後から、図示し
ないパッケージコネクタと、ユニット筐体2のバックボ
ードコネクタが接続し、電子回路パッケージ1とユニッ
ト筐体2の電気的な接続が始まる。さらに挿抜レバ−7
をBと逆方向に回転させると、挿抜レバ−7の接点10
とフットプリント6が上下とも接続する。そして、ほぼ
同時もしくは少し遅れて、挿抜レバー7の操作部7eと
操作部7fが略接合し、そこでスライドレバー8をスラ
イドさせると、コンタクトピン8aを接続金具9の接点
9bと接触させることができる。
2に収納するときは、ユニット筐体2の内部の上下面に
設けられた、図示しないレ−ルを用いる。前記レールは
コの字型をした断面を持ち、コの字の開口部によって電
子回路パッケージ1を挟む。電子回路パッケージ1は前
記レールにより案内され、ユニット筐体2の奥方まで挿
入することができる。電子回路パッケージ1をユニット
筐体2に挿入していくと図6に示すように係合板20の
前面20cに挿抜レバー7の押し出し部7bが当接す
る。さらに電子回路パッケ−ジ1を押し込むと、挿抜レ
バ−7の支点と押し出し部7b間に偶力が生じ、挿抜レ
バー7は矢印B方向の逆に回転する。そして、係止部7
aが係合板20の後面20bに係合し始める。そこで、
挿抜レバ−7の前記操作部を矢印Bの逆方向に回転させ
ると、前記係止部7aが前記係合板20の後面20bを
押すため、前記電子回路パッケージ1は、前記ユニット
筐体2の内部奥方に挿入される。その直後から、図示し
ないパッケージコネクタと、ユニット筐体2のバックボ
ードコネクタが接続し、電子回路パッケージ1とユニッ
ト筐体2の電気的な接続が始まる。さらに挿抜レバ−7
をBと逆方向に回転させると、挿抜レバ−7の接点10
とフットプリント6が上下とも接続する。そして、ほぼ
同時もしくは少し遅れて、挿抜レバー7の操作部7eと
操作部7fが略接合し、そこでスライドレバー8をスラ
イドさせると、コンタクトピン8aを接続金具9の接点
9bと接触させることができる。
【0016】これにより、上下のパターン5間が電気的
に接続され、電子回路パッケージ1は電源を供給され
る。さらに、コンタクトピン8aが挿抜レバー7の回転
を抑制しているので、挿抜レバー7の係止部7aがユニ
ット筐体2の開口部の後面2bと係合を保ち、電子回路
パッケージ1を抜くことは出来なくなる。
に接続され、電子回路パッケージ1は電源を供給され
る。さらに、コンタクトピン8aが挿抜レバー7の回転
を抑制しているので、挿抜レバー7の係止部7aがユニ
ット筐体2の開口部の後面2bと係合を保ち、電子回路
パッケージ1を抜くことは出来なくなる。
【0017】
【考案の効果】以上、詳細に説明したようにこの考案に
よれば電子回路パッケージの脱着時においては、電子回
路パッケージに電流が流れないので、接点間の放電によ
る接点の破壊や、不必要な電流による電子回路パッケー
ジの破損が生じないという効果が期待できる。さらに、
挿抜レバーの長尺化により、電子回路パッケージをユニ
ット筐体に収納した状態において、正面板が不要とな
り、電子回路パッケージの組立工数、部材費等の費用削
減が図られるばかりでなく、強制空冷時における空気の
洩れを最小限にするため、冷却効果を上げることが可能
である。
よれば電子回路パッケージの脱着時においては、電子回
路パッケージに電流が流れないので、接点間の放電によ
る接点の破壊や、不必要な電流による電子回路パッケー
ジの破損が生じないという効果が期待できる。さらに、
挿抜レバーの長尺化により、電子回路パッケージをユニ
ット筐体に収納した状態において、正面板が不要とな
り、電子回路パッケージの組立工数、部材費等の費用削
減が図られるばかりでなく、強制空冷時における空気の
洩れを最小限にするため、冷却効果を上げることが可能
である。
【図1】本考案の実施例を示す斜視図
【図2】ロック機構を示す断面図
【図3】フットプリントを示す断面図
【図4】スライドレバ−のロック時を示す説明図
【図5】スライドレバ−のロック解除時を示す説明図
【図6】挿抜レバーの回動時を示す説明図
【図7】従来例を示す全体斜視図
【図8】従来例を示す部分拡大図
1 電子回路パッケ−ジ 2 ユニット筐体 7 挿抜レバ− 8 スライドレバ− 8a コンタクトピン
Claims (1)
- 【請求項1】 電子回路パッケージを複数枚並列に実装
でき、前記電子回路パッケージの挿抜のための開口部上
下に凹凸を有するユニット筐体と、 前記電子回路パッケージの前端部の上下端近傍に支点を
設け、前記支点に回転可能に装着され、前記支点を挟ん
で一端には前記ユニット筐体の凹凸と係合する係合部
と、他端に指を掛けるための操作部とを有する挿抜レバ
ーと、 により着脱する電子回路パッケージの着脱機構におい
て、 一対の前記挿抜レバーの操作部同士が略接合することに
より、一対の前記挿抜レバーが前記ユニット筐体の開口
部を塞ぐとともに、 一方の前記挿抜レバーの操作部に他方の前記挿抜レバー
の操作部に向けて突出するスライド部材と、他方の前記
挿抜レバーの操作部に前記スライド部材と噛み合う嵌合
部材とからなるロック装置を設け、前記ロック装置が挿
抜レバーを固定するとともに、電子回路パッケージの電
源スイッチを兼ねたこと、 を特徴とする電子回路パッケージの着脱機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992001651U JP2546164Y2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 電子回路パッケージ着脱機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992001651U JP2546164Y2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 電子回路パッケージ着脱機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0559889U JPH0559889U (ja) | 1993-08-06 |
JP2546164Y2 true JP2546164Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=11507428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992001651U Expired - Lifetime JP2546164Y2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 電子回路パッケージ着脱機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546164Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013145300A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 富士通株式会社 | 情報処理装置および電源制御方法 |
JP6608898B2 (ja) * | 2017-11-07 | 2019-11-20 | ファナック株式会社 | ファンユニットを備えるモータ駆動装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63155797A (ja) * | 1986-12-19 | 1988-06-28 | 富士通株式会社 | 基板収容シエルフの正面板構造 |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP1992001651U patent/JP2546164Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0559889U (ja) | 1993-08-06 |
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