JP2004087685A - チップコイル用コア - Google Patents
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Abstract
【課題】チップコイルとしての高さや実装面積を増加させることなく、巻線時に機械的にチャッキングされる鍔部の強度を高め、チャック爪との接触面を大きくして安定したチャッキングを可能にしたチップコイル用コアを得る。
【解決手段】ワイヤを巻回するための角柱状巻芯部11の両端部に角板状鍔部12,13を有するフェライトコア10。鍔部12の対向する二辺には突出部14,14が内側方向に設けられ、該突出部14の外周面14aは鍔部12の主面12aに対して垂直に位置している。この突出部14,14はワイヤの巻回時にチャック爪にて鍔部12を挟持する際のチャック爪との接触部であり、鍔部12の強度を高めると共に、チャッキング幅を広げる作用を有している。
【選択図】 図1
【解決手段】ワイヤを巻回するための角柱状巻芯部11の両端部に角板状鍔部12,13を有するフェライトコア10。鍔部12の対向する二辺には突出部14,14が内側方向に設けられ、該突出部14の外周面14aは鍔部12の主面12aに対して垂直に位置している。この突出部14,14はワイヤの巻回時にチャック爪にて鍔部12を挟持する際のチャック爪との接触部であり、鍔部12の強度を高めると共に、チャッキング幅を広げる作用を有している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップコイル用コア、特に、高周波に対してチップインダクタ、トランス、チョークコイル等として用いられるチップコイルを構成するコアに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】
従来、チップコイル用のフェライトコアとしては、図4に示すものが用いられている。このフェライトコア1は、角柱状巻芯部2の両端部に角板状の上鍔部3及び下鍔部4を設けたもので、各鍔部3,4は平坦な形状とされている。このようなフェライトコア1において、角柱状巻芯部2にワイヤを巻回する際には上鍔部3の外周面をチャック爪により機械的に挟持している。
【0003】
ところで、近年、電子部品の小型化に伴ってフェライトコア自体も小型になり、鍔部3,4はその厚みが0.3mm程度に薄くなっている。チャッキングに使用される鍔部3がこのように薄くなって強度が小さくなると、チャッキング時に欠け、割れ、クラックが生じ、さらにはチャック爪との接触面が小さいためにチャッキングの不安定による巻線不良も発生していた。チャッキング力を弱くしてもチャッキングが不安定になるだけであり、コイルの品質低下を招来する。
【0004】
このように、角形のフェライトコアを用いたチップコイルにあっては、小型であっても巻線作業のために鍔部の強度を少しでも高くし、形状的にもチャック爪によるチャッキングを安定させて、巻線不良の減少を図ることが何よりも求められている。
【0005】
鍔部の強度を高めるのに、鍔部全体の厚みあるいは外形を増加させることが考えられるが、電子部品としてのチップコイルの高さや実装面積の増加となり、好ましい対策ではない。また、コアの材料として強度の高いものを選択してもよいが、コイルの特性が変わるために全てのチップコイルに対応できるわけではない。
【0006】
一方、本願出願人は、図5に示すように(特開平7−302714号公報参照)、コアの上下の鍔部の周囲に突起6,7を設けたコイルを提案した。このコイルは突起6,7に磁束φを集中させることで漏れ磁束の減少を図ったものである。しかし、このコアはチャック爪で機械的にチャッキングすることは考慮されておらず、突起6,7は磁路を確保するためのものである。即ち、チャッキング幅Wは鍔部の厚さと同じであり、チャッキングに対する強度の向上、チャッキング時の安定性に関しては何ら考慮されていない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、チップコイルとしての高さや実装面積を増加させることなく、巻線時に機械的にチャッキングされる鍔部の強度を高め、チャック爪との接触面を大きくして安定したチャッキングを可能にしたチップコイル用コアを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】
以上の目的を達成するため、本発明は、ワイヤを巻回するための角柱状巻芯部の両端部に角板状鍔部を有するチップコイル用コアにおいて、いずれか一方の角板状鍔部の少なくとも一辺にワイヤを巻回する際のチャッキング幅を広げるための突出部を内側方向に設け、前記突出部はその外周面が角板状鍔部の主面に対して垂直に位置していることを特徴とする。
【0009】
以上の構成からなるチップコイル用コアにおいては、突出部を設けたいずれか一方の角板状鍔部の外周面をチャック爪で挟持することによりチャック爪との接触面積が大きくなり、安定したチャッキングが可能となり、かつ、突出部を設けることによって角板状鍔部の強度も高くなる。しかも、突出部は内側方向に設けられるため、チップコイル自体の高さや実装面積を大きくすることがない。
【0010】
本発明に係るチップコイル用コアにおいて、前記突出部の突出量は前記角柱状巻芯部へのワイヤの巻幅の1/2以下であることが好ましい。突出部によって角柱状巻芯部へのワイヤの巻線作業に影響を与えるが、突出量をワイヤの巻幅の1/2以下に抑えれば、それほどの損失なく巻線を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るチップコイル用コアの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0012】
図1,2は本発明に係るチップコイル用コアの一実施形態を示す。このコア10は、フェライト粉末を圧縮成形して焼成したもので、角柱状巻芯部11の両端部に角板状鍔部12,13を有している。さらに、角板状鍔部12の対向する二辺にワイヤ15を巻回する際のチャッキング幅を広げるための突出部14,14が内側方向に設けられている。この突出部14,14の外周面14aは角板状鍔部12の主面12aに対して垂直に位置している。
【0013】
具体的な寸法の一例を挙げると、鍔部12,13の厚さaは0.3mm、突出部14の突出量bは0.15mm、巻芯部11の巻幅cは0.6mmであり、コア10の外形寸法d×e×fは3×2.8×1.2mmである。突出部14の突出量bは0.15mmと微量であるが、鍔部12の厚さaは0.3mmであり、鍔部12は両端において厚さが50%増加したことに相当する。
【0014】
以上の構成からなるチップコイル用コア10において、角板状鍔部12の突出部14を設けた二辺をチャック爪で挟持することによりワイヤ15の巻線作業(自動巻方式、周知である)を行う。突出部14を設けることによりチャッキング幅W(a+b)が大きくなってチャック爪との接触面積が広がり、安定したチャッキングを実現できる。また、突出部14を設けることによって鍔部12の強度も高くなる。
【0015】
自動巻による巻線時に、前記コア10では鍔部12に突出部14が設けられているため、巻線に支障をきたすことが予想される。しかし、種々の検討の結果、突出量bが巻芯部11の巻幅cの1/2以下であれば、ワイヤ15の太さに応じた巻線回転数やテンション等の条件を調整することにより、巻線量の大きな損失なしに巻くことができた。
【0016】
即ち、図2に示すように、先に巻かれた巻線に沿って後で巻かれていくワイヤが滑り、突出部14の影になる部分にも巻線され、さらに、巻線の層が重なると影になる空間部分は段落ち部15aの形状となり、突出部14を設けることによる巻線量の損失はそれほど大きくはないことが確かめられた。
【0017】
ワイヤ15の巻線断面は、図2に示すとおりであり、巻線初期及び中期の層はワイヤの滑り効果により巻き幅一杯に巻回することができる。巻線終了付近の層は突出部14の影になることは避けられず、巻幅一杯に巻回することはできない。しかし、突出部14の影になる部分の巻線が100%損失することはない。また、巻線時ワイヤ15にはテンションを掛けているため、段落ちとなったワイヤが浮くこともない。
【0018】
ところで、突出部14の形状は、図3(A),(B),(C),(D)に例示するように、種々考えることができる。ここに示した形状は、突出部14の内側を垂直面や傾斜面あるいは曲面としたものであり、本発明はこれらの形状に限定するものではないが、巻線時におけるワイヤの引っかかりを解消できる形状が好ましい。
【0019】
また、突出部14の形状は、コア10の原料、成形/焼成条件、寸法、ワイヤ15の太さ、巻線速度、テンション等の諸条件により、最適化を図ることが好ましい。突出部14の突出量bは小さいほど巻線作業が楽になるが、必要とする強度やチャッキングの安定性が低くなるため、両者のバランスを考慮する必要がある。
【0020】
なお、本発明に係るチップコイル用コアは前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、チップコイル用コアのいずれか一方の角板状鍔部の少なくとも一辺にワイヤを巻回する際のチャッキング幅を広げるための突出部を内側方向に設けたため、鍔部の強度が高くなる。しかも、突出部の外周面が角板状鍔部の主面に対して垂直に位置しているため、チャック爪との接触面積が大きくなり、安定したチャッキングが可能となる。さらに、突出部は内側方向に設けられるため、チップコイル自体の高さや実装面積を大きくすることはない。
【0022】
また、前記突出部の突出量を巻芯部へのワイヤの巻幅の1/2以下に抑えれば、それほどの損失なく巻線を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップコイル用コアの一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記チップコイル用コアの巻線部分を示す断面図。
【図3】前記チップコイル用コアの突出部の種々の形状を示す側面図。
【図4】従来のチップコイル用コアの一例を示す斜視図。
【図5】従来のチップコイル用コアの他の例を示す断面図。
【符号の説明】
10…チップコイル用コア
11…角柱状巻芯部
12,13…角板状鍔部
12a…主面
14…突出部
14a…外周面
15…ワイヤ
W…チャッキング幅
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップコイル用コア、特に、高周波に対してチップインダクタ、トランス、チョークコイル等として用いられるチップコイルを構成するコアに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】
従来、チップコイル用のフェライトコアとしては、図4に示すものが用いられている。このフェライトコア1は、角柱状巻芯部2の両端部に角板状の上鍔部3及び下鍔部4を設けたもので、各鍔部3,4は平坦な形状とされている。このようなフェライトコア1において、角柱状巻芯部2にワイヤを巻回する際には上鍔部3の外周面をチャック爪により機械的に挟持している。
【0003】
ところで、近年、電子部品の小型化に伴ってフェライトコア自体も小型になり、鍔部3,4はその厚みが0.3mm程度に薄くなっている。チャッキングに使用される鍔部3がこのように薄くなって強度が小さくなると、チャッキング時に欠け、割れ、クラックが生じ、さらにはチャック爪との接触面が小さいためにチャッキングの不安定による巻線不良も発生していた。チャッキング力を弱くしてもチャッキングが不安定になるだけであり、コイルの品質低下を招来する。
【0004】
このように、角形のフェライトコアを用いたチップコイルにあっては、小型であっても巻線作業のために鍔部の強度を少しでも高くし、形状的にもチャック爪によるチャッキングを安定させて、巻線不良の減少を図ることが何よりも求められている。
【0005】
鍔部の強度を高めるのに、鍔部全体の厚みあるいは外形を増加させることが考えられるが、電子部品としてのチップコイルの高さや実装面積の増加となり、好ましい対策ではない。また、コアの材料として強度の高いものを選択してもよいが、コイルの特性が変わるために全てのチップコイルに対応できるわけではない。
【0006】
一方、本願出願人は、図5に示すように(特開平7−302714号公報参照)、コアの上下の鍔部の周囲に突起6,7を設けたコイルを提案した。このコイルは突起6,7に磁束φを集中させることで漏れ磁束の減少を図ったものである。しかし、このコアはチャック爪で機械的にチャッキングすることは考慮されておらず、突起6,7は磁路を確保するためのものである。即ち、チャッキング幅Wは鍔部の厚さと同じであり、チャッキングに対する強度の向上、チャッキング時の安定性に関しては何ら考慮されていない。
【0007】
そこで、本発明の目的は、チップコイルとしての高さや実装面積を増加させることなく、巻線時に機械的にチャッキングされる鍔部の強度を高め、チャック爪との接触面を大きくして安定したチャッキングを可能にしたチップコイル用コアを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】
以上の目的を達成するため、本発明は、ワイヤを巻回するための角柱状巻芯部の両端部に角板状鍔部を有するチップコイル用コアにおいて、いずれか一方の角板状鍔部の少なくとも一辺にワイヤを巻回する際のチャッキング幅を広げるための突出部を内側方向に設け、前記突出部はその外周面が角板状鍔部の主面に対して垂直に位置していることを特徴とする。
【0009】
以上の構成からなるチップコイル用コアにおいては、突出部を設けたいずれか一方の角板状鍔部の外周面をチャック爪で挟持することによりチャック爪との接触面積が大きくなり、安定したチャッキングが可能となり、かつ、突出部を設けることによって角板状鍔部の強度も高くなる。しかも、突出部は内側方向に設けられるため、チップコイル自体の高さや実装面積を大きくすることがない。
【0010】
本発明に係るチップコイル用コアにおいて、前記突出部の突出量は前記角柱状巻芯部へのワイヤの巻幅の1/2以下であることが好ましい。突出部によって角柱状巻芯部へのワイヤの巻線作業に影響を与えるが、突出量をワイヤの巻幅の1/2以下に抑えれば、それほどの損失なく巻線を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るチップコイル用コアの実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0012】
図1,2は本発明に係るチップコイル用コアの一実施形態を示す。このコア10は、フェライト粉末を圧縮成形して焼成したもので、角柱状巻芯部11の両端部に角板状鍔部12,13を有している。さらに、角板状鍔部12の対向する二辺にワイヤ15を巻回する際のチャッキング幅を広げるための突出部14,14が内側方向に設けられている。この突出部14,14の外周面14aは角板状鍔部12の主面12aに対して垂直に位置している。
【0013】
具体的な寸法の一例を挙げると、鍔部12,13の厚さaは0.3mm、突出部14の突出量bは0.15mm、巻芯部11の巻幅cは0.6mmであり、コア10の外形寸法d×e×fは3×2.8×1.2mmである。突出部14の突出量bは0.15mmと微量であるが、鍔部12の厚さaは0.3mmであり、鍔部12は両端において厚さが50%増加したことに相当する。
【0014】
以上の構成からなるチップコイル用コア10において、角板状鍔部12の突出部14を設けた二辺をチャック爪で挟持することによりワイヤ15の巻線作業(自動巻方式、周知である)を行う。突出部14を設けることによりチャッキング幅W(a+b)が大きくなってチャック爪との接触面積が広がり、安定したチャッキングを実現できる。また、突出部14を設けることによって鍔部12の強度も高くなる。
【0015】
自動巻による巻線時に、前記コア10では鍔部12に突出部14が設けられているため、巻線に支障をきたすことが予想される。しかし、種々の検討の結果、突出量bが巻芯部11の巻幅cの1/2以下であれば、ワイヤ15の太さに応じた巻線回転数やテンション等の条件を調整することにより、巻線量の大きな損失なしに巻くことができた。
【0016】
即ち、図2に示すように、先に巻かれた巻線に沿って後で巻かれていくワイヤが滑り、突出部14の影になる部分にも巻線され、さらに、巻線の層が重なると影になる空間部分は段落ち部15aの形状となり、突出部14を設けることによる巻線量の損失はそれほど大きくはないことが確かめられた。
【0017】
ワイヤ15の巻線断面は、図2に示すとおりであり、巻線初期及び中期の層はワイヤの滑り効果により巻き幅一杯に巻回することができる。巻線終了付近の層は突出部14の影になることは避けられず、巻幅一杯に巻回することはできない。しかし、突出部14の影になる部分の巻線が100%損失することはない。また、巻線時ワイヤ15にはテンションを掛けているため、段落ちとなったワイヤが浮くこともない。
【0018】
ところで、突出部14の形状は、図3(A),(B),(C),(D)に例示するように、種々考えることができる。ここに示した形状は、突出部14の内側を垂直面や傾斜面あるいは曲面としたものであり、本発明はこれらの形状に限定するものではないが、巻線時におけるワイヤの引っかかりを解消できる形状が好ましい。
【0019】
また、突出部14の形状は、コア10の原料、成形/焼成条件、寸法、ワイヤ15の太さ、巻線速度、テンション等の諸条件により、最適化を図ることが好ましい。突出部14の突出量bは小さいほど巻線作業が楽になるが、必要とする強度やチャッキングの安定性が低くなるため、両者のバランスを考慮する必要がある。
【0020】
なお、本発明に係るチップコイル用コアは前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、チップコイル用コアのいずれか一方の角板状鍔部の少なくとも一辺にワイヤを巻回する際のチャッキング幅を広げるための突出部を内側方向に設けたため、鍔部の強度が高くなる。しかも、突出部の外周面が角板状鍔部の主面に対して垂直に位置しているため、チャック爪との接触面積が大きくなり、安定したチャッキングが可能となる。さらに、突出部は内側方向に設けられるため、チップコイル自体の高さや実装面積を大きくすることはない。
【0022】
また、前記突出部の突出量を巻芯部へのワイヤの巻幅の1/2以下に抑えれば、それほどの損失なく巻線を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップコイル用コアの一実施形態を示す斜視図。
【図2】前記チップコイル用コアの巻線部分を示す断面図。
【図3】前記チップコイル用コアの突出部の種々の形状を示す側面図。
【図4】従来のチップコイル用コアの一例を示す斜視図。
【図5】従来のチップコイル用コアの他の例を示す断面図。
【符号の説明】
10…チップコイル用コア
11…角柱状巻芯部
12,13…角板状鍔部
12a…主面
14…突出部
14a…外周面
15…ワイヤ
W…チャッキング幅
Claims (2)
- ワイヤを巻回するための角柱状巻芯部の両端部に角板状鍔部を有するチップコイル用コアにおいて、
いずれか一方の角板状鍔部の少なくとも一辺に前記ワイヤを巻回する際のチャッキング幅を広げるための突出部を内側方向に設け、
前記突出部はその外周面が角板状鍔部の主面に対して垂直に位置していること、
を特徴とするチップコイル用コア。 - 前記突出部の突出量は前記角柱状巻芯部へのワイヤの巻幅の1/2以下であることを特徴とする請求項1記載のチップコイル用コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002245338A JP2004087685A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | チップコイル用コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002245338A JP2004087685A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | チップコイル用コア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004087685A true JP2004087685A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32053556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002245338A Pending JP2004087685A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | チップコイル用コア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004087685A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009086925A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Wacom Co Ltd | 位置指示器及び座標入力装置 |
CN104347227A (zh) * | 2013-08-09 | 2015-02-11 | 株式会社村田制作所 | 绕线型电子部件的芯、绕线型电子部件及其芯的制造方法 |
-
2002
- 2002-08-26 JP JP2002245338A patent/JP2004087685A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009086925A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Wacom Co Ltd | 位置指示器及び座標入力装置 |
US8304671B2 (en) | 2007-09-28 | 2012-11-06 | Wacom Co., Ltd. | Position indicator and coordinate input device |
CN104347227A (zh) * | 2013-08-09 | 2015-02-11 | 株式会社村田制作所 | 绕线型电子部件的芯、绕线型电子部件及其芯的制造方法 |
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