JP2004085034A - 観音開き式貯蔵庫 - Google Patents

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    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

Abstract

【課題】左右の両開閉扉20の閉鎖時には、両開閉扉20の互いに対向する端部に設けたドアパッキン23同士を密着させて庫本体10の正面開口部11を気密的に閉鎖する冷蔵庫において、ドアパッキン23での氷結や結露の発生を防止するための電力消費量を低減して省エネルギーを図る。
【解決手段】ドアパッキン23を扉本体21に取付ける取付構造を構成する支持部材27Aにおける放熱板25に対向する部位に、アルミ箔等の熱伝導性の良好な薄板27dを設け、放熱板25とその輻射熱を吸収した薄板27dとの両者にてドアパッキン23の周囲を加温して、ドアパッキン23での氷結や結露の発生を防止する。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、左右の開閉扉を有する観音開き式の冷蔵庫、冷凍庫、温蔵庫等、観音開き式貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
観音開き式貯蔵庫は、その一例である冷蔵庫として、例えば特開2000−213857号公報に示されているように、正面開口部を有する庫本体と、同庫本体の正面開口部の左右の各側縁部に各基端部を前後方向へ回動可能に組付けられて同庫本体の正面開口部を開閉する左右一対の開閉扉と、これら各開閉扉における互いに対向する対向端部に設けられて同対向端部の側面に沿って上下方向に延びるドアパッキンを備え、前記両開閉扉の閉鎖時、前記両ドアパッキンが前記庫本体の正面開口部の左右の中間部にて互いに密着して前記両開閉扉の対向端部間を気密的にシールするように構成されている。
【0003】
この種形式の貯蔵庫においては、庫本体の開口部を閉鎖する場合、左右両開閉扉の互いに対向する対向端部間からの内部空気の外部への漏洩、外部空気の内部への侵入を確実に防止するには、両開閉扉に設けた両ドアパッキンが互いに確実に密着することが必要であることから、これを達成するには、各ドアパッキンが各開閉扉の設定された部位に、かつ、設定された取付け状態に的確に取付けられなければならない。このためには、ドアパッキンを容易に取付けることができて、設定された取付け状態に支持し得る支持部材を開閉扉の所定の部位に取付けて、この支持部材にドアパッキンを支持するようにすることが好ましい。
【0004】
この場合、支持部材を介してドアパッキンを開閉扉の対向端部側に取付けた状態においては、ドアパッキンの背部が庫本体内に直接露呈することになって、露呈する部位が氷結したり結露することになることから、その対策として、支持部材の先端部にドアパッキンを背面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を設けるとともに、開閉扉と支持部材間に金属製の放熱板を介在させて、その先端部にドアパッキンを正面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を設ける手段を採っている。これらの手段によれば、支持部材側に設けたカバー部によってドアパッキンの背部の庫本体内への直接的な露呈が防止されるとともに、放熱板側に設けたカバー部によってドアパッキンの正面側から加温されることになって、ドアパッキンにおける氷結や結露が大幅に抑制されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、当該形式の観音開き式貯蔵庫において、ドアパッキンを開閉扉の対向端部に設ける場合、上記したごとき支持部材を使用した取付構造を採用する場合には下記のごとき問題点を解決することが好ましい。すなわち、問題点の第1は、ドアパッキンの氷結や結露を防止するための放熱板は、開閉扉側に配設した電気ヒータからの熱を受けてこれを放熱するものであって、電気ヒータの消費電力にある。省エネルギー対策を図るためには、電気ヒータの消費電力を低減する手段を採ることが好ましい。
【0006】
問題点の第2は、上記したドアパッキンの取付構造を採用する場合の支持部材のカバー部とドアパッキンの背部間の隙間や、その他の部位で発生する氷結および結露にある。当該隙間やその他の部位での氷結および結露は、支持部材のカバー部が存在しない場合に比較して大幅に抑制されてはいるが、わずかではあるが発生するおそれがある。
【0007】
従って、本発明の目的は、当該形式の観音開き式貯蔵庫において、ドアパッキンの開閉扉への取付け手段として上記した取付構造を採用する場合の、上記した各問題に対処することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左右の開閉扉を有する観音開き式の冷蔵庫、冷凍庫、温蔵庫等、観音開き式貯蔵庫に関するもので、正面開口部を有する庫本体と、同庫本体の正面開口部の左右の各側縁部に各基端部を前後方向へ回動可能に組付けられて同庫本体の正面開口部を開閉する左右一対の開閉扉と、これら各開閉扉における互いに対向する対向端部の背面側に設けた支持部材に支持されて同対向端部の側面に沿って上下方向に延びるドアパッキンを備え、前記両開閉扉の閉鎖時、前記両ドアパッキンが前記庫本体の正面開口部の左右の中間部にて互いに密着して前記両開閉扉の対向端部間を気密的にシールする形式の観音開き式貯蔵庫を適用対象とするものである。
【0009】
しかして、本発明に係る第1の観音開き式貯蔵庫においては、前記支持部材は前記ドアパッキンを支持する先端部に同ドアパッキンを背面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を備えるとともに、前記開閉扉と前記支持部材間に介在する金属製の放熱板は先端に前記ドアパッキンを正面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を備えていて、前記支持部材の先端部における前記放熱板に対向する部位には熱伝導性の良好な薄板が設けられていることを特徴とするものである。当該貯蔵庫においては、前記薄板として金属製箔を採用することができる。
【0010】
また、本発明に係る第2の観音開き式貯蔵庫においては、前記支持部材は前記ドアパッキンを支持する先端部に同ドアパッキンを背面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を備えるとともに、前記開閉扉と前記支持部材間に介在する金属製の放熱板は先端に前記ドアパッキンを正面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を備えていて、同放熱板の先端から基端までの左右の幅寸法が、前記カバー部から前記支持部材の取付部までの寸法に設定されていることを特徴とするものである。当該貯蔵庫においては、前記放熱板を、上下方向に延びる前記ドアパッキンと略同長の細帯状の板本体と、同板本体の先端に位置する前記ドアパッキンと略同長のカバー部と、前記板本体の後端に位置する突片状の複数の取付基端部にて構成して、同放熱板の先端から基端までの左右の幅寸法を、前記カバー部から前記取付基端部までの寸法に設定するようにすることができる。
【0011】
本発明に係る第3の観音開き式貯蔵庫においては、前記支持部材は前記ドアパッキンを支持する先端部に、同ドアパッキンを背面側から所定の隙間を保持して覆蓋する第1のカバー部と同ドアパッキンを正面側から所定の隙間を保持して覆蓋する第2のカバー部を備え、前記支持部材の前記第2のカバー部側の部位には熱伝導性の良好な薄板が設けられていることを特徴とするものである。当該貯蔵庫においては、前記薄板として金属製箔を採用することができる。
【0012】
【発明の作用・効果】
本発明に係る各観音開き式貯蔵庫においては、第1の貯蔵庫にあっては、ドアパッキンを開閉扉に取付ける取付構造を構成する支持部材の先端部における放熱板に対向する部位に、熱伝導性の良好な薄板を備えている。当該薄板は、電気ヒータからの輻射を吸収して輻射熱を放熱すべく機能することから、当該取付構造においては、放熱板単体の場合に比較してドアパッキン側への放熱をより集中し得て、ドアパッキンにおける氷結および結露の発生を大幅に抑制することができる。
【0013】
この結果、電気ヒータの電力消費量を大幅に低減することが可能である。また、電気ヒータの電力消費量を大幅に低減させる場合には、電気ヒータにて発生する放熱量を低減し得て、当該放熱の庫本体内への伝達が低減す結果、庫本体内の空気の温度保持機能が向上することになる。
【0014】
本発明に係る第2の貯蔵庫にあっては、ドアパッキンを開閉扉に取付ける取付構造を構成する放熱板の先端から基端までの左右の幅寸法を、カバー部から支持部材の取付部までの寸法に設定している。具体的には、放熱板を、上下方向に延びるドアパッキンと略同長の細帯状の板本体と、同板本体の先端に位置するドアパッキンと略同長のカバー部と、板本体の後端に位置する突片状の複数の取付基端部にて構成して、放熱板の先端から基端までの左右の幅寸法を、カバー部から取付基端部までの寸法に設定している。
【0015】
かかる構成の放熱板は、ドアパッキンの周囲の温度を上昇させるための必要かつ十分な大きさである。このため、当該放熱板によれば、小さい熱容量に起因して電気ヒータの電力消費量を低減することができ、かつ、小さい面積に起因して庫本体内の冷気からの熱伝達が少なくて、放熱板を加温するための電気ヒータの電力消費量を低減することができる。この結果、当該放熱板によれば、電気ヒータの電力消費量を大幅に低減することができる。
【0016】
本発明に係る第3の貯蔵庫にあっては、ドアパッキンを開閉扉に取付ける取付構造を構成する支持部材の先端部に、同ドアパッキンを背面側から所定の隙間を保持して覆蓋する第1のカバー部と同ドアパッキンを正面側から所定の隙間を保持して覆蓋する第2のカバー部を設けて、第2のカバー部側の部位に熱伝導性の良好な薄板を設けた構成にしている。
【0017】
かかる構成の支持部材においては、第2のカバー部に設けた薄板が上記した第1,第2の貯蔵庫における取付構造を構成する放熱板と同様に機能することから、当該取付構造においては放熱板を省略することができるとともに、当該薄板は面積の小さいものを採用すればよいことから、放熱用の電気ヒータの電力消費量を低減することができる。また、薄板としてアルミ泊等の金属製箔を採用すれば、小さい熱容量および高伝熱性に起因して、電気ヒータの電力消費量を一層低減することができる。
【0018】
本発明に係る観音開き式貯蔵庫は、左右の開閉扉を有する観音開き式の冷蔵庫、冷凍庫、温蔵庫等、庫本体の正面開口部の無区画部位を左右の開閉扉で開閉する形式のいずれの貯蔵庫にも適用することができるが、庫本体内の内気と庫本体外の外気とに大きな差があって、当該差に起因してドアパッキンおよびその取付部位の周囲で氷結や結露が発生するおそれが大きい冷蔵庫や冷凍庫等に好適に適用することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、観音開き式貯蔵庫に関するもので、正面開口部を有する庫本体と、同庫本体の正面開口部の左右の各側縁部に各基端部を前後方向へ回動可能に組付けられて同庫本体の正面開口部を開閉する左右一対の開閉扉と、これら各開閉扉における互いに対向する対向端部の背面側に設けた支持部材に支持されて同対向端部の側面に沿って上下方向に延びるドアパッキンを備え、前記両開閉扉の閉鎖時、前記両ドアパッキンが前記庫本体の正面開口部の左右の中間部にて互いに密着して前記両開閉扉の対向端部間を気密的にシールする形式の観音開き式貯蔵庫を適用対象とするものである。図1には、本発明が適用対象とする観音開き式貯蔵庫の一例である観音開き式冷蔵庫を示している。本発明に係る観音開き式貯蔵庫の実施形態では、当該冷蔵庫におけるドアパッキンを開閉扉に取付ける取付構造を改良しているものである。
【0020】
当該冷蔵庫は、図1および図2に示すように、正面開口部11を上側開口部11aと下側開口部11bの上下2段に有する庫本体10と、庫本体10の正面開口部11における上下の各開口部11a,11bの各側縁部に基端部を前後方向へ回動可能に組付けられて、正面開口部11の上側開口部11aを開閉する上側の左右一対の開閉扉20a、20bと、正面開口部11の下側開口部11bを開閉する下側の左右一対の開閉扉20c,20dを備え、これらの4枚の開閉扉20a〜20dの開閉操作により、庫本体10の正面開口部11の上下の各開口部11a,11bを、開放しかつ閉鎖し得るように構成されている。
【0021】
上側の各開閉扉20a,20bは互に左右対称に、下側の各開閉扉20c,20dは互に左右対称に、かつ、左側の各開閉扉20a、20cは互に上下対称に、右側の各開閉扉20b,20dは互に上下対称に形成されている点を除き、実質的に全て同一構造に構成されている。従って、以下では、各開閉扉20a〜20dの構成については開閉扉20として説明し、各開閉扉の相互の関係について説明する必要がある場合には、各開閉扉20a〜20dを使い分けて説明する。
【0022】
開閉扉20においては、図1〜図3に示すように、扉本体21は樹脂製のインナパネル21aと、金属製のアウタパネル21bと、これら両パネル21a,21b間に形成された空間部に充填されている断熱材21cにて構成されているもので、扉本体21の背面における周縁部に第1ドアパッキン22が配設されているとともに、扉本体21の背面における対向端部側に第2ドアパッキン23が配設されている。これら両ドアパッキン22,23は共に、合成樹脂製の軟質の本体にマグネットを内蔵しているものである。
【0023】
第1ドアパッキン22はコ字状を呈していて、扉本体21の背面にてその基端部から上端部および下端部に沿って、扉本体21の背面における対向端部側の上下各端部に達している。第2ドアパッキン23は、上下方向に延びる直線状のもので、後述する支持部材24に支持された状態で取付けられて、扉本体21の背面における対向端部側に位置して、第1ドアパッキン22の上下各端部に達している。
【0024】
これにより、開閉扉20の閉鎖時には、第1ドアパッキン22は庫本体10の正面開口部11の周縁部に当接し、上側の左右の両開閉扉20a,20bの閉鎖時には、第1ドアパッキン22は庫本体10の正面開口部11における上側開口部11aの周縁部に当接するとともに、左右の第2ドアパッキン23が互いに密着して、両開閉扉20a,20b間を気密的にシールする。下側の左右の開閉扉20c,20dも同様に閉鎖されて、庫本体10の正面開口部11における下側開口部11bが密閉状態に閉鎖される。なお、図2に示す符号22a,22bは、第2ドアパッキン23の上下各端部に嵌着されて同ドアパッキン23を支承する支承部材である。
【0025】
しかして、第2ドアパッキン23は、図3〜図5に示すように、支持部材24に支持されていて、支持部材24を介して開閉扉20に取付けられている。第2ドアパッキン23(以下、単にドアパッキン23ということがある)は、特に図4に示すように、筒状本体23aと、柱状の脚部23bと、これらを連結する連結部23cと、所定長さで角柱状の複数のマグネット23dとからなるもので、各マグネット23dは筒状本体23a内にて、上下方向に所定間隔を保持して埋設されている。
【0026】
第2ドアパッキン23においては、筒状本体23aおよび連結部23cが軟質の合成樹脂にて形成され、かつ、脚部23bが硬質の合成樹脂にて形成されており、これらの軟質および硬質の両部位は押出し成形により一体的に成形されている。筒状本体23aは弾性で可撓性を有する柱状を呈し、かつ、脚部23bは剛性を有する柱状を呈するもので、筒状本体23aはそれ自体または連結部23cを介して左右方向に伸縮可能であるとともに、連結部23cを介して前後方向へ揺動可能である。
【0027】
脚部23bは、断面H状の基部23b1と、基部23b1の後端側部から側方へ突出する突出片部23b2からなるもので、左右のドアパッキン23においては、各脚部23bは左右対称の互いに異なる形状に形成されている。左右のドアパッキン23の各マグネット23dにおいては、N極およびS極が前後方向に互いに異なるように位置している。第2ドアパッキン23は、脚部23bの基部23b1が有する各縦溝23b3に柱状の被受承部材23eを嵌着された状態で、後述する支持部材24に取付けられる。被受承部材23eは、硬質の合成樹脂からなる所定長さのもので、各縦溝23b3には接着剤を介して固着されている。
【0028】
支持部材24は合成樹脂製のもので、図2〜図4に示すように、所定幅で所定長さの平板部24aと、平板部24aの先端部に位置するパッキン支持部24bと、平板部24aの中央部に位置する取付凹部24cとからなり、取付凹部24cは蓋体24dにて覆蓋されるように構成されている。支持部材24は、取付凹部24cにて、ネジ24eによって開閉扉20のインナパネル21aに固定されて取付けられている。
【0029】
パッキン支持部24bは、平板部24aの上下方向の全長にわたって形成されており、挿入溝24b1、カバー部24b2、および受承突起24b3を備えている。パッキン支持部24bの挿入溝24b1は、ドアパッキン23の脚部23bの断面形状に類似する形状を呈するもので、ドアパッキン23の脚部23bが抜差し可能に形成されている。ドアパッキン23は、その脚部23bをパッキン支持部24bの挿入溝24b1に挿入されて支持部材24に支持されるが、この支持状態では、脚部23bの一部が挿入溝24b1を左右に貫通していて、筒状本体23aを支持部材24のカバー部24b2の前側に近接して位置させ、かつ、マグネット23dの埋設部位を外側に位置させる。また、パッキン支持部24bの各受承突起24b3は、ドアパッキン23の各縦溝23b3内に突出して各被受承部材23eを下方から受承する。支持部材24のカバー部24b2は、ドアパッキン23の筒状本体23aを、背面側から所定の隙間を保持して覆蓋している。
【0030】
開閉扉20における支持部材24の取付部位は、図3に示すように、インナパネル21aに設けた取付凹部21dにて形成されていて、この取付凹部21dには金属製の放熱板25が固定されており、この放熱板25を介して支持部材24が取付けられている。支持部材24は、その平板部24aの内面に断熱材片24fを貼着された状態で、インナパネル21aの取付凹部21dに嵌合されていて、その取付凹部24cの底部表面を取付凹部21d内の放熱板25の表面に当接させた状態でネジ24e止めされている。支持部材24の取付凹部24cには、その開口部に蓋体24dが嵌合されていて、蓋体24dは取付凹部24cの開口部を閉塞している。
【0031】
蓋体24dは断面コ字状を呈するもので、その裏面に断熱材片24fを貼着された状態で、支持部材24の取付凹部24cに液密的に嵌着されており、これにより、取付凹部24cの開口部を閉塞しているとともに、同開口部を平板部24aと同一平面に形成している。これにより、ネジ24eは、蓋体24dと取付凹部24cが形成する空間部に収容されて、外部へ露出するのを防止されている。
【0032】
この空間部には、電気ヒータ26aを電源に接続するためのリード線26bが配線されているとともに、支持部材24と放熱板25が形成する空間部には、電気ヒータ26aが配線されている。電気ヒータ26aは、放熱板25に当接して配線されている。また、放熱板25の先端部25aは、インナパネル21aの取付凹部21dから側方へ突出していて、支持部材24に支持したドアパッキン23の筒状本体23aの前側に位置している。すなわち、放熱板25の先端部25aはカバー部に形成されていて、カバー部25aはドアパッキン23の筒状本体23aを、正面側から所定の隙間を保持して覆蓋している。
【0033】
これにより、支持部材24は、図2および図3に示すように扉本体21に取付けられ、この状態で、第2ドアパッキン23の上端部が支持部材24の上端部から所定量上方へ突出し、かつ、同ドアパッキン23の下端部が支持部材24の下端部から所定量下方へ突出している。
【0034】
扉本体21の背面に取付けられている第1ドアパッキン22の各先端部には、支承部材22a,22bが固着されている。各支承部材22a,22bは、第2ドアパッキン23のパッキン本体23aにおける上下各端部に嵌合して、同ドアパッキン23を上下から支承している。各支承部材22a,22bは合成樹脂からなる硬質のもので、第1ドアパッキン22の弾撥力により筒状本体23aの端部に弾撥的に嵌合していて、例えば、上側の支承部材22aの頂部を持ち上げて第1ドアパッキン22の先端部を撓ませれば、第2ドアパッキン23の上端部から離脱させて、同ドアパッキン23を支持部材24から引抜くことができる。
【0035】
このように構成した観音開き式冷蔵庫においては、全ての開閉扉20a〜20dを閉鎖した状態では、各開閉扉20a〜20dの背面に設けた第1ドアパッキン22が庫本体10の正面開口部11の周縁部に密着するとともに、上側の両開閉扉20a,20bに設けた第2ドアパッキン23同士、および下側の両開閉扉20c,20dに設けた第2ドアパッキン23同士が密着し、庫本体10の正面開口部11における上下の各開口部11a,11bを密閉する。
【0036】
図5は、左側の開閉扉20aを閉鎖した状態で右側の開閉扉20bを閉鎖する状態を模式的に示すもので、同図(a)は両開閉扉20a,20bが閉鎖した状態、同図(b)は右側の開閉扉20bが閉鎖直前の状態、同図(c)は右側の開閉扉20bが閉鎖するさらに前の状態を状態を示している。
【0037】
当該冷蔵庫においては、両開閉扉20a,20bが閉鎖した状態では、図5(a)に示すように、両開閉扉20a,20bに設けた各ドアパッキン23は、支持部材24のカバー部24b2と放熱板25のカバー部25aによりそれらの背面側および正面側から覆蓋されていて、電気ヒータ26aから放熱板25を介して伝達される熱によって凍結および結露を防止される。また、両開閉扉20a,20bの第2ドアパッキン23は筒状本体23aの対向面にて互いに密着し、かつ、上下各端部を各支承部材22a,22bと嵌合して、庫本体10の正面開口部11の上側の開口部11aからの冷気の漏洩、外部の空気の侵入を防止している。なお、両開閉扉20c,20dが閉鎖している状態でも同様に、庫本体10の正面開口部11の下側の開口部11bを密閉し、開口部11bからの冷気の漏洩、外部の空気の侵入を防止している。
【0038】
図5(c)は、左側の開閉扉20aを閉鎖した後に、右側の開閉扉20bを閉鎖しようとする状態を示していて、両ドアパッキン23は両マグネット23dのS極−S極が対向して反発し合うが、開閉扉20bが正面開口部11側へ回動されて、開閉扉20bに設けた第2ドアパッキン23が同図(b)に示すように開閉扉20aに設けた第2ドアパッキン23に近接して、さらに、同図(a)に示すように開閉扉20bが完全に閉鎖された状態では、両マグネット23dのN極−S極が引き合って密着し、庫本体10の正面開口部11は密閉される。
【0039】
このように、当該冷蔵庫においては、全ての開閉扉20a〜20dを閉鎖することにより、庫本体10の正面開口部11(上下の開口部11a,11b)を密閉状態に確実に閉鎖することができるとともに、各ドアパッキン23での凍結、結露を防止し、かつ、外部から庫本体10内への外気の侵入、および庫本体10内からの冷気の外部への漏洩を防止することができる。
【0040】
しかして、本発明に係る観音開き式冷蔵庫においては、第2ドアパッキン23を開閉扉20に取付ける取付構造を改良しているもので、その第1の実施形態では、当該取付構造を構成している支持部材を、支持部材24に替えて、図6および図7に示す支持部材27Aを採用している。支持部材27Aは、支持部材24とは、基本的には形状および構造を同じくするものであるが、支持部材27Aを構成するパッキン支持部27bにおける放熱板25に対向する面にアルミ箔テープが貼着されている点で相違する。
【0041】
支持部材27Aは合成樹脂製のもので、支持部材24と同様に、所定幅で所定長さの平板部27aと、平板部27aの先端部に位置するパッキン支持部27bと、平板部27aの中央部に位置する取付凹部27cとからなり、取付凹部27cは蓋体24dにて覆蓋されるように構成されている。支持部材27においては、取付凹部27cの底部に、取付用長孔27c1とリード線26bの挿通用長孔27c2が複数形成されている。各取付用長孔27c1は、取付用のネジ24eの挿通孔であって、支持部材27Aの左右の幅方向に長い形状のものである。このため、支持部材27Aをネジ24eを介して扉本体21に取付ける場合には、取付用長孔27c1にネジ24eを挿通して仮止めした状態で支持部材27Aを左右方向に位置調整可能となっている。
【0042】
支持部材27Aにおいては、パッキン支持部24bにおける放熱板25に対向する面にアルミ箔テープ27dが貼着されている。アルミ箔テープ27dは、本発明における熱伝達性の良好な薄板に該当するもので、電気ヒータ26aからの輻射を吸収して輻射熱を放熱すべく機能する。従って、支持部材27Aを構成部材とする当該取付構造においては、放熱板25単体の場合に比較して、第2ドアパッキン23に集中する放熱量がより多くなって、第2ドアパッキン23における氷結および結露の発生を大幅に抑制することができるとともに、結果的には、電気ヒータ26aの電力消費量を大幅に低減することが可能となる。また、電気ヒータ26aの電力消費量を大幅に低減させる場合には、電気ヒータ26aにて発生する放熱量を低減し得て、当該放熱の庫本体10内への伝達が低減す結果、庫本体10内の冷気の温度保持機能が向上することになる。
【0043】
本発明に係る観音開き式冷蔵庫の第2の実施形態では、当該取付構造を構成している放熱板を、放熱板25に替えて、図8および図9に示す放熱板28を採用している。放熱板28は、放熱板25とは左右の幅寸法を大きく異にしているものである。放熱板28は、扉本体21の上下の長さと略同じ長さのもので、L字状および逆L字状を一体にした断面形状の板本体28aと、板本体28aの先端に屈折して形成されているカバー部28bと、板本体28aの後端にて形成されている突片状の複数の取付基端部28cとにより構成されている。
【0044】
放熱板28は、板本体28aの後端に設けられている各取付基端部28cにて、支持部材24と一体に扉本体21の背面側に取付けらて扉本体21の対向端部より先端側へ延びて、カバー部28bが第2ドアパッキン23の正面側に対向して位置する。なお、図8における符号24gは、支持部材24を取付けた際の滑り止めのためのゴム製の滑り防止板である。
【0045】
放熱板28においては、カバー部28bの先端から取付基端部28cの後端までの左右の幅寸法は放熱板25の左右の幅寸法に比較して短く設定されており、特に、放熱機能を発揮する板本体28aとカバー部28bを合わせた左右の幅寸法は、放熱板25の左右の幅寸法に比較して略半分の極めて短い幅寸法に設定されている。当該取付構造においては、放熱板28は、第2ドアパッキン23の筒状本体23aの周囲の温度を上昇させるために必要な最小の面積に設定されて熱容量が小さくなっている。
【0046】
このため、放熱板28を加熱するための電気ヒータ26aの電力消費量を低減することができるとともに、放熱板28の小さい面積に起因して庫本体10内の冷気からの熱伝達が少なくて、この面からも、放熱板28を加熱するための電気ヒータの電力消費量を低減することができる。この結果、放熱板28によれば、電気ヒータ26aの電力消費量を大幅に低減することができることとなる。
【0047】
本発明に係る観音開き式冷蔵庫の第3の実施形態では、当該取付構造を構成している支持部材を、支持部材24に替えて、図10に示す支持部材27Bを採用して、当該取付構造を構成している放熱板25を省略している。支持部材27Bは、支持部材27Aと同様に、所定幅で所定長さの平板部27aと、平板部27aの先端部に位置するパッキン支持部27bと、平板部27aの中央部に位置する取付凹部27cを備えるとともに、パッキン支持部27bが有するカバー部27b1(第1のカバー部)に対向する第2のカバー部27b2を備えている。また、支持部材27Bを構成ずるパッキン支持部24bの第2のカバー部27b2から平板部27aの一部における扉本体21に対向する面には、箔状のアルミ薄板27eが貼着されていて、電気ヒータ26aはアルミ薄板27eに接して配設されている。
【0048】
当該取付構造を構成する支持部材27Bにおいては、パッキン支持部24bの第2のカバー部27b2から平板部27aの一部に貼着されているアルミ薄板27eが、上記した各取付構造を構成する放熱板25,28と同様に機能するもので、当該支持部材27Bを採用して取付構造を構成すれば、放熱板25,28等の別部材からなる放熱板を省略することができる。また、放熱板として機能するアルミ薄板27eは、第1の実施形態における取付構造を構成するアルミ箔テープ27dと同様、面積が小さくて熱容量が小さいことから、放熱用の電気ヒータ26aの電力消費量を低減することができる。
【0049】
本発明が適用対象とする形式の冷蔵庫が有する第2ドアパッキン23の取付構造や、本発明に係る冷蔵庫の各実施形態における第2ドアパッキン23の取付構造においては、蓋体24d内に収容する断熱材片24fを廃止して、これに替わる物として、図11に示す円弧状の軟質部材24hを採用することができる。軟質部材24hは、蓋体24d内に設けられてその開口部側に円弧状に突出しているもので、断熱材片24fと同様に、支持部材24の取付凹所24cに配置されているリード線26bを弾撥的に押さえて保護すべく機能する。
【0050】
円弧状の軟質部材24hは、リード線26bを弾撥的に押さえた状態では、図10の2点鎖線で示すように、リード線26bとの接触部が蓋体24dの開口部とは反対側に撓んでいる。このため、円弧状の軟質部材24hにおいては、蓋体24dに対する変形作用力が小さくて、大きな変形作用力に起因して、蓋体24dを支持部材から離脱させるようなことはない。円弧状の軟質部材24hは、本発明に係る冷蔵庫の各実施形態における第2ドアパッキン23の取付構造にあっても、当然のことながら、採用する蓋体に適用し得るものである。
【0051】
また、本発明が適用対象とする形式の冷蔵庫が有する第2ドアパッキン23の取付構造や、本発明に係る冷蔵庫の各実施形態における第2ドアパッキン23の取付構造においては、支持部材の扉本体21側の取付部位に、例えば、図12に示す突出部25bを形成するようにすることができる。突出部25bは、放熱板25に設けられているもので、支持部材24をネジ24eを介して扉本体21に取付ける場合、ネジ24eの締結力によって支持部材24の取付凹部24cの底面側に食込んで、支持部材24の左右の幅方向の移動を規制すべく機能する。
【0052】
支持部材24は、互いに対向する第2ドアパッキン23同士の密着を確保するために、扉本体21に対して左右方向に位置調整可能に構成されていることから、庫本体10の内部に対して出入れする収納物を支持部材24に衝突させると、支持部材24は位置ずれをおこすおそれがあるが、突出部25bは支持部材24の取付凹部24cの底面側に食込んだ状態にあって、支持部材24の左右の幅方向の移動を規制することによって、互いに対向する第2ドアパッキン23同士の密着を確保する。突出部25bは、本発明に係る冷蔵庫の各実施形態における第2ドアパッキン23の取付構造においては、第1の実施形態にあっては採用している放熱板28に形成し、また、第2の実施形態にあっては庫本体21のインナパネル21aに形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用対象とする形式の観音開き式貯蔵庫の一例である冷蔵庫の正面図である。
【図2】同冷蔵庫を構成する左右の開閉扉の閉鎖状態における背面図である。
【図3】同冷蔵庫を構成する右側の開閉扉の一部切欠き部分平面図である。
【図4】同冷蔵庫を構成する左側の開閉扉に取付けられる第2ドアパッキンの横断面図である。
【図5】同冷蔵庫の左右の開閉扉を閉鎖する操作状態を示す模式的な説明図である。
【図6】本発明に係る冷蔵庫の第1の実施形態における第2ドアパッキンの取付構造を示す横断面図である。
【図7】同取付構造を構成する支持部材の背面図(a)、および、同一側からの側面図(b)である。
【図8】本発明に係る冷蔵庫の第2の実施形態における第2ドアパッキンの取付構造を示す横断面図である。
【図9】同取付構造を構成する放熱板の背面図である。
【図10】本発明に係る冷蔵庫の第3の実施形態における第2ドアパッキンの取付構造を示す横断面図である。
【図11】第2ドアパッキンの各取付構造を構成する蓋体の変形例を示す横断面図である。
【図12】第2ドアパッキンの各取付構造の変形例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10…庫本体、11…正面開口部、20(20a,20b,20c,20d) …開閉扉、21…扉本体、21a…インナパネル、21b…アウタパネル、21c…断熱材、21d…取付凹部、22…第1ドアパッキン、22a,22b…支承部材、23…第2ドアパッキン、23a…筒状本体、23b…脚部、23b1…基部、23b2…突出片部、23b3…縦溝、23c…連結部、23d…マグネット、23e…被受承部材、24…支持部材、24a…平板部、24b…パッキン支持部、24b1…挿入部、24b2…カバー部、24b3…受承突起、24c…取付凹部、24d…蓋体、24e…ネジ、24f…断熱材片、24g…滑り防止板、24h…軟質部材、25…放熱板、25a…カバー部、25b…突出部、26a…電気ヒータ、26b…リード線、27A,27B…支承部材、27a…平板部、27b…パッキン支持部、27b1…カバー部(第1のカバー部)、27b2…カバー部(第2のカバー部)、27c…取付凹部、27c1…取付用長孔、27c2…挿通用長孔、27d…アルミ箔テープ、27e…アルミ薄板、28…放熱板、28a…板本体、28b…カバー部、28c…取付基端部。

Claims (6)

  1. 正面開口部を有する庫本体と、同庫本体の正面開口部の左右の各側縁部に各基端部を前後方向へ回動可能に組付けられて同庫本体の正面開口部を開閉する左右一対の開閉扉と、これら各開閉扉における互いに対向する対向端部の背面側に設けた支持部材に支持されて同対向端部の側面に沿って上下方向に延びるドアパッキンを備え、前記両開閉扉の閉鎖時、前記両ドアパッキンが前記庫本体の正面開口部の左右の中間部にて互いに密着して前記両開閉扉の対向端部間を気密的にシールする観音開き式貯蔵庫であり、前記支持部材は前記ドアパッキンを支持する先端部に同ドアパッキンを背面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を備えるとともに、前記開閉扉と前記支持部材間に介在する金属製の放熱板は先端に前記ドアパッキンを正面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を備えていて、前記支持部材の先端部における前記放熱板に対向する部位には熱伝導性の良好な薄板が設けられていることを特徴とする観音開き式貯蔵庫。
  2. 請求項1に記載の観音開き式貯蔵庫において、前記薄板は金属製箔であることを特徴とする観音開き式貯蔵庫。
  3. 正面開口部を有する庫本体と、同庫本体の正面開口部の左右の各側縁部に各基端部を前後方向へ回動可能に組付けられて同庫本体の正面開口部を開閉する左右一対の開閉扉と、これら各開閉扉における互いに対向する対向端部の背面側に設けた支持部材に支持されて同対向端部の側面に沿って上下方向に延びるドアパッキンを備え、前記両開閉扉の閉鎖時、前記両ドアパッキンが前記庫本体の正面開口部の左右の中間部にて互いに密着して前記両開閉扉の対向端部間を気密的にシールする観音開き式貯蔵庫であり、前記支持部材は前記ドアパッキンを支持する先端部に同ドアパッキンを背面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を備えるとともに、前記開閉扉と前記支持部材間に介在する金属製の放熱板は先端に前記ドアパッキンを正面側から所定の隙間を保持して覆蓋するカバー部を備えていて、同放熱板の先端から基端までの左右の幅寸法は、前記カバー部から前記支持部材の取付部までの寸法に設定されていることを特徴とする観音開き式貯蔵庫。
  4. 請求項3に記載の観音開き式貯蔵庫において、前記放熱板は、上下方向に延びる前記ドアパッキンと略同長の細帯状の板本体と、同板本体の先端に位置する前記ドアパッキンと略同長のカバー部と、前記板本体の後端に位置する突片状の複数の取付基端部とからなり、同放熱板の先端から基端までの左右の幅寸法は、前記カバー部から前記取付基端部までの寸法に設定されていることを特徴とする観音開き式貯蔵庫。
  5. 正面開口部を有する庫本体と、同庫本体の正面開口部の左右の各側縁部に各基端部を前後方向へ回動可能に組付けられて同庫本体の正面開口部を開閉する左右一対の開閉扉と、これら各開閉扉における互いに対向する対向端部の背面側に設けた支持部材に支持されて同対向端部の側面に沿って上下方向に延びるドアパッキンを備え、前記両開閉扉の閉鎖時、前記両ドアパッキンが前記庫本体の正面開口部の左右の中間部にて互いに密着して前記両開閉扉の対向端部間を気密的にシールする観音開き式貯蔵庫であり、前記支持部材は前記ドアパッキンを支持する先端部に、同ドアパッキンを背面側から所定の隙間を保持して覆蓋する第1のカバー部と同ドアパッキンを正面側から所定の隙間を保持して覆蓋する第2のカバー部を備え、前記支持部材の前記第2のカバー部側の部位には熱伝導性の良好な薄板が設けられていることを特徴とする観音開き式貯蔵庫。
  6. 請求項5に記載の観音開き式貯蔵庫において、前記薄板は金属製箔であることを特徴とする観音開き式貯蔵庫。
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