JPH08145522A - 電子冷凍式冷蔵庫 - Google Patents
電子冷凍式冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH08145522A JPH08145522A JP28159494A JP28159494A JPH08145522A JP H08145522 A JPH08145522 A JP H08145522A JP 28159494 A JP28159494 A JP 28159494A JP 28159494 A JP28159494 A JP 28159494A JP H08145522 A JPH08145522 A JP H08145522A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- receiving block
- electronic
- pipe
- heat pipe
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2321/00—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
- F25B2321/02—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
- F25B2321/025—Removal of heat
- F25B2321/0252—Removal of heat by liquids or two-phase fluids
Abstract
(57)【要約】
【目的】電子式冷却ユニットの組み込み作業が容易で、
かつ信頼性の高い電子冷凍式冷蔵庫を提供する。 【構成】ペルチェ素子からなるサーモモジュール3を断
熱筐体1に組み込み、かつサーモモジュールを挟んでそ
の吸熱面,放熱面にそれぞれフィン付きヒートシンク
5,受熱ブロック6を伝熱結合するとともに、受熱ブロ
ックに自冷式ヒートパイプ8を接続した電子冷凍式冷蔵
庫において、前記サーモモジュールをヒートシンク,受
熱ブロックとともに断熱筐体の側壁面の開口部に組み込
むとともに、受熱ブロックに接続したヒートパイプの放
熱部を断熱筐体の背面側に引回して配管し、かつ冷蔵ユ
ニットの組立体とこれを組み込む断熱筐体の開口ブロッ
ク周縁との間の隙間を断熱層11で閉塞する。
かつ信頼性の高い電子冷凍式冷蔵庫を提供する。 【構成】ペルチェ素子からなるサーモモジュール3を断
熱筐体1に組み込み、かつサーモモジュールを挟んでそ
の吸熱面,放熱面にそれぞれフィン付きヒートシンク
5,受熱ブロック6を伝熱結合するとともに、受熱ブロ
ックに自冷式ヒートパイプ8を接続した電子冷凍式冷蔵
庫において、前記サーモモジュールをヒートシンク,受
熱ブロックとともに断熱筐体の側壁面の開口部に組み込
むとともに、受熱ブロックに接続したヒートパイプの放
熱部を断熱筐体の背面側に引回して配管し、かつ冷蔵ユ
ニットの組立体とこれを組み込む断熱筐体の開口ブロッ
ク周縁との間の隙間を断熱層11で閉塞する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却手段にペルチェ素
子のサーモモジュールを採用した電子冷凍式冷蔵庫に関
する。
子のサーモモジュールを採用した電子冷凍式冷蔵庫に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子冷凍式冷蔵庫として、ペルチェ素子
のサーモモジュール(二枚のセラミック板の間にのP
形,N形半導体素子をπ形に接合したペルチェ素子を多
数直列に接続して組立てたもの)を冷蔵庫の断熱筐体に
組み込んで構成し、サーモモジュールに通電そのペルチ
ェ効果を利用して庫内を保冷するようにしたものが特公
平5−17469号公報などで公知である。
のサーモモジュール(二枚のセラミック板の間にのP
形,N形半導体素子をπ形に接合したペルチェ素子を多
数直列に接続して組立てたもの)を冷蔵庫の断熱筐体に
組み込んで構成し、サーモモジュールに通電そのペルチ
ェ効果を利用して庫内を保冷するようにしたものが特公
平5−17469号公報などで公知である。
【0003】また、サーモモジュールの放熱手段として
ヒートパイプを採用した電子冷却ユニットが、本発明と
同一出願人より特願平6−56406号として既に提案
されている。図5はヒートパイプ付き電子冷却ユニット
を採用した前記提案になる電子冷凍式冷蔵庫の構成図で
あり、図において、1は電子冷蔵庫の断熱筐体、2は前
面扉であり、断熱筐体1の後壁にはペルチェ素子からな
るサーモモジュール3を含む冷却ユニットが装備されて
いる。すなわち、吸熱面を庫内側に向け配置したサーモ
モジュール3を挟んでその吸熱面には伝熱板4を介して
フィン付きヒートシンク5が、また放熱面には受熱ブロ
ック6が伝熱的に結合されており、かつ受熱ブロック6
にはUベント形の連結パイプ7を介して自冷式の放熱用
ヒートパイプ8が接続されており、該ヒートパイプ8が
筐体1の背面側にヘアピン状に引き回して配管されてい
る。なお、8aはヒートパイプ8の放熱フィン、9はヒ
ートパイプ8を包囲した保護カバーである。
ヒートパイプを採用した電子冷却ユニットが、本発明と
同一出願人より特願平6−56406号として既に提案
されている。図5はヒートパイプ付き電子冷却ユニット
を採用した前記提案になる電子冷凍式冷蔵庫の構成図で
あり、図において、1は電子冷蔵庫の断熱筐体、2は前
面扉であり、断熱筐体1の後壁にはペルチェ素子からな
るサーモモジュール3を含む冷却ユニットが装備されて
いる。すなわち、吸熱面を庫内側に向け配置したサーモ
モジュール3を挟んでその吸熱面には伝熱板4を介して
フィン付きヒートシンク5が、また放熱面には受熱ブロ
ック6が伝熱的に結合されており、かつ受熱ブロック6
にはUベント形の連結パイプ7を介して自冷式の放熱用
ヒートパイプ8が接続されており、該ヒートパイプ8が
筐体1の背面側にヘアピン状に引き回して配管されてい
る。なお、8aはヒートパイプ8の放熱フィン、9はヒ
ートパイプ8を包囲した保護カバーである。
【0004】かかる構成で、直流電源からサーモモジュ
ール3に通電すると、ペルチェ効果によってサーモモジ
ュール3の吸熱面と放熱面との間に温度差が発生し、庫
内の熱がヒートシンク4,サーモモジュール3,ヒート
パイプ8を通じて大気側に放熱され、庫内が低温に保冷
される。なお、冷蔵庫の断熱筐体1に先記した冷却ユニ
ットを組み込むには、別な組立工程であらかじめサーモ
モジュール3,吸熱側のヒートシンク5,受熱ブロック
6,ヒートパイプ8を一体に組立て、この冷却ユニット
組立体を筐体1の後壁に開口した窓穴へ背面側から差し
入れて定位置に固定し、その後に筐体1の開口ブロック
と冷却ユニット組立体との間の隙間を断熱ブロック10
などで閉塞するように断熱処理している。
ール3に通電すると、ペルチェ効果によってサーモモジ
ュール3の吸熱面と放熱面との間に温度差が発生し、庫
内の熱がヒートシンク4,サーモモジュール3,ヒート
パイプ8を通じて大気側に放熱され、庫内が低温に保冷
される。なお、冷蔵庫の断熱筐体1に先記した冷却ユニ
ットを組み込むには、別な組立工程であらかじめサーモ
モジュール3,吸熱側のヒートシンク5,受熱ブロック
6,ヒートパイプ8を一体に組立て、この冷却ユニット
組立体を筐体1の後壁に開口した窓穴へ背面側から差し
入れて定位置に固定し、その後に筐体1の開口ブロック
と冷却ユニット組立体との間の隙間を断熱ブロック10
などで閉塞するように断熱処理している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の構成ではヘアピン状に配管したヒートパイプ8が冷
却ユニットの受熱ブロック6の背後に殆ど重なり合うよ
うに近接している。このために、断熱筐体1の開口部に
前記冷却ユニットの組立体を装着するに際して、ヒート
パイプ8,および放熱フィン8aが障害物となって筐体
1の開口部周辺に十分な作業スペースを確保することが
できず、筐体1への冷却ユニットの固定,並びに筐体の
開口部と冷却ユニットとの間の隙間を閉塞する組立作業
がやり難くくなる。さらに、ヒートパイプ8をヘヤピン
状に配管するために受熱ブロック6との間にUベント形
の連結パイプ7を気密溶接する工程が必要となってコス
ト高となるほか、パイプ溶接継目が長期使用の間に剥離
するなど信頼性にも問題がある。
来の構成ではヘアピン状に配管したヒートパイプ8が冷
却ユニットの受熱ブロック6の背後に殆ど重なり合うよ
うに近接している。このために、断熱筐体1の開口部に
前記冷却ユニットの組立体を装着するに際して、ヒート
パイプ8,および放熱フィン8aが障害物となって筐体
1の開口部周辺に十分な作業スペースを確保することが
できず、筐体1への冷却ユニットの固定,並びに筐体の
開口部と冷却ユニットとの間の隙間を閉塞する組立作業
がやり難くくなる。さらに、ヒートパイプ8をヘヤピン
状に配管するために受熱ブロック6との間にUベント形
の連結パイプ7を気密溶接する工程が必要となってコス
ト高となるほか、パイプ溶接継目が長期使用の間に剥離
するなど信頼性にも問題がある。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、冷却ユニットの組立構造を改良することによ
り、前記課題を解決して組立,信頼性の面で優れた効果
を発揮する電子冷凍式冷蔵庫を提供することにある。
であり、冷却ユニットの組立構造を改良することによ
り、前記課題を解決して組立,信頼性の面で優れた効果
を発揮する電子冷凍式冷蔵庫を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
り、サーモモジュールをヒートシンク,受熱ブロックと
ともに断熱筐体の側壁面開口部に組み込むとともに、受
熱ブロックに接続したヒートパイプの放熱部を断熱筐体
の背面側に引回して配管して構成することにより達成さ
れる。
り、サーモモジュールをヒートシンク,受熱ブロックと
ともに断熱筐体の側壁面開口部に組み込むとともに、受
熱ブロックに接続したヒートパイプの放熱部を断熱筐体
の背面側に引回して配管して構成することにより達成さ
れる。
【0008】また、前記の構成においては、受熱ブロッ
クの内部にヒートパイプの作動液を収容した液溜まりを
形成するとともに、該受熱ブロックをヒートパイプの蒸
発部として前記液溜りに連通接続したヒートパイプを斜
め上方の向きに配管した構成、さらにはサーモモジュー
ル,吸熱体受熱ブロックの組立体と、これを組み込む筐
体の開口部周縁との間の隙間に断熱材を充填して閉塞し
た構成を採用して実施するのがよい。
クの内部にヒートパイプの作動液を収容した液溜まりを
形成するとともに、該受熱ブロックをヒートパイプの蒸
発部として前記液溜りに連通接続したヒートパイプを斜
め上方の向きに配管した構成、さらにはサーモモジュー
ル,吸熱体受熱ブロックの組立体と、これを組み込む筐
体の開口部周縁との間の隙間に断熱材を充填して閉塞し
た構成を採用して実施するのがよい。
【0009】
【作用】上記の構成において、冷蔵庫内はサーモモジュ
ールのペルチェ効果により保冷される。また、サーモモ
ジュールからの放熱は受熱ブロックに伝熱し、ここでヒ
ートパイプに封入した作動液の蒸発/凝縮サイクルによ
り蒸発部から放熱部に向けて熱輸送された後、ヒートパ
イプの放熱フィンを通じて周囲外気中に熱放散される。
なお、放熱用のヒートパイプは蒸発部を下に、放熱フィ
ンを設けた放熱部を上にして上方斜めに配管されてお
り、前記の蒸発/凝縮サイクルに伴って凝縮した作動液
はヒートパイプの中を重力により流下して蒸発部に還流
する。また、ヒートパイプを接続した受熱ブロックに液
溜りを設けてここにヒートパイプの作動液を収容してお
くことにより、サーモモジュールと作動液との間の伝熱
経路の熱抵抗が小さくなり、これにより熱伝達が効率よ
く行える。
ールのペルチェ効果により保冷される。また、サーモモ
ジュールからの放熱は受熱ブロックに伝熱し、ここでヒ
ートパイプに封入した作動液の蒸発/凝縮サイクルによ
り蒸発部から放熱部に向けて熱輸送された後、ヒートパ
イプの放熱フィンを通じて周囲外気中に熱放散される。
なお、放熱用のヒートパイプは蒸発部を下に、放熱フィ
ンを設けた放熱部を上にして上方斜めに配管されてお
り、前記の蒸発/凝縮サイクルに伴って凝縮した作動液
はヒートパイプの中を重力により流下して蒸発部に還流
する。また、ヒートパイプを接続した受熱ブロックに液
溜りを設けてここにヒートパイプの作動液を収容してお
くことにより、サーモモジュールと作動液との間の伝熱
経路の熱抵抗が小さくなり、これにより熱伝達が効率よ
く行える。
【0010】一方、サーモモジュール,吸熱側のヒート
シンク,受熱ブロック,放熱用ヒートパイプからなる冷
却ユニットの組立体を断熱筐体の側壁開口部へ組み込む
場合に、受熱ブロックから引出したヒートパイプの放熱
部は受熱ブロックの背後に重ならないように筐体の背面
側へ向けて延在しているので、ヒートパイプ,およびそ
の放熱フィンなどに邪魔されることなく、十分な作業ス
ペースを確保して冷却ユニット組立体の固定,および筐
体開口部との間の隙間を伝熱材で閉塞するなどの組立作
業が楽に行える。また、ヒートパイプは、ヒートパイプ
自身の途中箇所をL字形に曲げ加工するだけで対応で
き、連結パイプの溶接などに起因する信頼性低下の心配
も一切不要である。
シンク,受熱ブロック,放熱用ヒートパイプからなる冷
却ユニットの組立体を断熱筐体の側壁開口部へ組み込む
場合に、受熱ブロックから引出したヒートパイプの放熱
部は受熱ブロックの背後に重ならないように筐体の背面
側へ向けて延在しているので、ヒートパイプ,およびそ
の放熱フィンなどに邪魔されることなく、十分な作業ス
ペースを確保して冷却ユニット組立体の固定,および筐
体開口部との間の隙間を伝熱材で閉塞するなどの組立作
業が楽に行える。また、ヒートパイプは、ヒートパイプ
自身の途中箇所をL字形に曲げ加工するだけで対応で
き、連結パイプの溶接などに起因する信頼性低下の心配
も一切不要である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づいて説明する。なお、実施例の図中で図5に対応する
部分には同じ符号が付してある。まず、電子式冷却ユニ
ットの組立体は基本的に図5と同様であり、ペルチェ素
子からなるサーモモジュール3と、該サーモモジュール
3の吸熱面側に平板状の伝熱ブロック4を介して伝熱的
に結合したフィン付きヒートシンク5と、サーモモジュ
ール3の放熱面側に平板状の受熱ブロック6を介して接
続た自冷式ヒートパイプ8とから組立て構成されてい
る。
づいて説明する。なお、実施例の図中で図5に対応する
部分には同じ符号が付してある。まず、電子式冷却ユニ
ットの組立体は基本的に図5と同様であり、ペルチェ素
子からなるサーモモジュール3と、該サーモモジュール
3の吸熱面側に平板状の伝熱ブロック4を介して伝熱的
に結合したフィン付きヒートシンク5と、サーモモジュ
ール3の放熱面側に平板状の受熱ブロック6を介して接
続た自冷式ヒートパイプ8とから組立て構成されてい
る。
【0012】ここで、前記冷却ユニット組立体の主要部
であるサーモモジュール3,伝熱板4,ヒートシンク
5,受熱ブロック6の積層体(図示されてないが、別な
締結部品を介して各部品を密着状態に連結している)は
断熱筐体1の側壁面に開けた開口部1aに挿入して組み
込まれる。また、受熱ブロック6から後方に引出したヒ
ートパイプ8はあらかじめパイプの途中箇所がL字状に
湾曲加工されており、放熱フィン8aを取付けた先端側
の放熱部が筐体1の背面側へ位置するように上方斜め姿
勢に引回して配管されている。そして、冷却ユニットの
組立体を筐体1の開口部1aに組み込んだ後、ユニット
と開口部1aと周縁の間の隙間には断熱材を充填して閉
塞する。この断熱層を符号11で示す。
であるサーモモジュール3,伝熱板4,ヒートシンク
5,受熱ブロック6の積層体(図示されてないが、別な
締結部品を介して各部品を密着状態に連結している)は
断熱筐体1の側壁面に開けた開口部1aに挿入して組み
込まれる。また、受熱ブロック6から後方に引出したヒ
ートパイプ8はあらかじめパイプの途中箇所がL字状に
湾曲加工されており、放熱フィン8aを取付けた先端側
の放熱部が筐体1の背面側へ位置するように上方斜め姿
勢に引回して配管されている。そして、冷却ユニットの
組立体を筐体1の開口部1aに組み込んだ後、ユニット
と開口部1aと周縁の間の隙間には断熱材を充填して閉
塞する。この断熱層を符号11で示す。
【0013】また、図3は受熱ブロック6と放熱用ヒー
トパイプ8との接続構造を示しており、図示のように受
熱ブロック6の内部にはヒートパイプ8の作動液8bを
収容した液溜め6aが形成されており、この液溜め6a
に連通させてヒートパイプ8が受熱ブロック6に接続さ
れている。
トパイプ8との接続構造を示しており、図示のように受
熱ブロック6の内部にはヒートパイプ8の作動液8bを
収容した液溜め6aが形成されており、この液溜め6a
に連通させてヒートパイプ8が受熱ブロック6に接続さ
れている。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、次記の効果を奏する。 (1)サーモモジュール,吸熱用ヒートシンク,受熱ブ
ロックを含む電子式冷却ユニットの主要部を断熱筐体の
側壁面開口部に組み込み、受熱ブロックから引出した放
熱用ヒートパイプをL字形に曲げて断熱筐体の背面側に
引回し配管したことにより、冷却ユニットを筐体の開口
部へ組み込む際にはヒートパイプに邪魔されることな
く、開口部の周辺に十分な作業スペースを確保すること
かでき、これにより冷却ユニットの固定,並びに断熱対
策として冷却ユニットと開口部周縁との間の隙間に断熱
材を充填するなどの組立て作業が楽に進められる。
ば、次記の効果を奏する。 (1)サーモモジュール,吸熱用ヒートシンク,受熱ブ
ロックを含む電子式冷却ユニットの主要部を断熱筐体の
側壁面開口部に組み込み、受熱ブロックから引出した放
熱用ヒートパイプをL字形に曲げて断熱筐体の背面側に
引回し配管したことにより、冷却ユニットを筐体の開口
部へ組み込む際にはヒートパイプに邪魔されることな
く、開口部の周辺に十分な作業スペースを確保すること
かでき、これにより冷却ユニットの固定,並びに断熱対
策として冷却ユニットと開口部周縁との間の隙間に断熱
材を充填するなどの組立て作業が楽に進められる。
【0015】(2)また、受熱ブロックにヒートパイプ
の作動液の液溜りを形成し、ここにヒートパイプを接続
した構造を採用することにより、サーモモジュールの放
熱面とヒートパイプの作動液との間で高い伝熱性を確保
できて有利である。 (3)さらに、放熱用ヒートパイプは、従来構造のよう
にUベント形の連結パイプなどを介することなく、直接
受熱ブロックに接続するようにしたので、その分だけ組
立工数が少なくて済み、かつ溶接不良など問題も無くな
って信頼性が向上する。
の作動液の液溜りを形成し、ここにヒートパイプを接続
した構造を採用することにより、サーモモジュールの放
熱面とヒートパイプの作動液との間で高い伝熱性を確保
できて有利である。 (3)さらに、放熱用ヒートパイプは、従来構造のよう
にUベント形の連結パイプなどを介することなく、直接
受熱ブロックに接続するようにしたので、その分だけ組
立工数が少なくて済み、かつ溶接不良など問題も無くな
って信頼性が向上する。
【図1】本発明の実施例による電子冷凍式冷蔵庫の構成
を示す横断平面図
を示す横断平面図
【図2】図1の背面図
【図3】図1における受熱ブロックと放熱用ヒートパイ
プとの接続構造図
プとの接続構造図
【図4】図1の分解斜視図
【図5】従来における電子冷凍式冷蔵庫の構成を示す横
断平面図
断平面図
1 断熱筐体 1a 開口ブロック 3 サーモモジュール 5 吸熱用ヒートシンク 6 受熱ブロック 6a 液溜り 10a 液溜り穴 8 放熱用ヒートパイプ 8a 放熱フィン 8b 作動液 11 断熱層
Claims (3)
- 【請求項1】ペルチェ素子からなるサーモモジュールを
断熱筐体に組み込んで構成した電子冷凍式冷蔵庫であ
り、前記サーモモジュールを挟んでその吸熱面,放熱面
にそれぞれフィン付きヒートシンク,受熱ブロックを伝
熱結合し、かつ受熱ブロックに自冷式ヒートパイプを接
続したものにおいて、前記サーモモジュールをヒートシ
ンク,受熱ブロックとともに断熱筐体の側壁面開口部に
組み込むとともに、受熱ブロックに接続したヒートパイ
プの放熱部を断熱筐体の背面側に引回して配管したこと
を特徴とする電子冷凍式冷蔵庫 - 【請求項2】請求項1記載の電子冷凍式冷蔵庫におい
て、受熱ブロックの内部にヒートパイプの作動液を収容
した液溜まりを形成し、該受熱ブロックをヒートパイプ
の蒸発部として前記液溜りに連通接続したヒートパイプ
を斜め上方の向きに配管したことを特徴とする電子冷凍
式冷蔵庫。 - 【請求項3】請求項1記載の電子冷凍式冷蔵庫におい
て、サーモモジュール,吸熱体受熱ブロックの組立体
と、これを組み込む筐体の開口部周縁との間の隙間に断
熱材を充填して閉塞したことを特徴とする電子冷凍式冷
蔵庫
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28159494A JPH08145522A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 電子冷凍式冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28159494A JPH08145522A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 電子冷凍式冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145522A true JPH08145522A (ja) | 1996-06-07 |
Family
ID=17641327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28159494A Pending JPH08145522A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 電子冷凍式冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08145522A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002016842A1 (fr) * | 2000-08-22 | 2002-02-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Réfrigérateur à cycle de stirling |
CN103206805A (zh) * | 2013-04-12 | 2013-07-17 | 苏州市莱赛电车技术有限公司 | 半导体制冷装置 |
US20140369377A1 (en) * | 2007-04-04 | 2014-12-18 | Espec Corp. | Hygrometer and dew-point instrument |
CN104329828A (zh) * | 2014-03-28 | 2015-02-04 | 海尔集团公司 | 半导体制冷冰箱及其热端换热装置 |
CN104329850A (zh) * | 2014-03-28 | 2015-02-04 | 海尔集团公司 | 半导体制冷冰箱及其热端换热装置 |
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CN104344641A (zh) * | 2014-08-29 | 2015-02-11 | 青岛海尔股份有限公司 | 半导体制冷冰箱及其热端换热装置 |
CN105627687A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-01 | 青岛海尔特种电冰柜有限公司 | 半导体制冷设备中制冷剂的过压保护方法 |
CN105716316A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-29 | 青岛海尔特种电冰柜有限公司 | 半导体制冷设备 |
CN105716456A (zh) * | 2014-12-01 | 2016-06-29 | 青岛海尔特种电冰柜有限公司 | 热交换装置及半导体制冷设备 |
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CN106091522A (zh) * | 2016-06-13 | 2016-11-09 | 山东大学 | 基于半导体制冷的冷藏配送箱 |
CN108668516A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-10-16 | 芝麻开花医疗器械(上海)有限公司 | 电外科设备的散热装置及其温度控制方法 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP28159494A patent/JPH08145522A/ja active Pending
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