JP3240816B2 - 電子冷却ユニット - Google Patents
電子冷却ユニットInfo
- Publication number
- JP3240816B2 JP3240816B2 JP05640694A JP5640694A JP3240816B2 JP 3240816 B2 JP3240816 B2 JP 3240816B2 JP 05640694 A JP05640694 A JP 05640694A JP 5640694 A JP5640694 A JP 5640694A JP 3240816 B2 JP3240816 B2 JP 3240816B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heat pipe
- pipe
- cooling unit
- receiving block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2321/00—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
- F25B2321/02—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
- F25B2321/025—Removal of heat
- F25B2321/0251—Removal of heat by a gas
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2321/00—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
- F25B2321/02—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects using Peltier effects; using Nernst-Ettinghausen effects
- F25B2321/025—Removal of heat
- F25B2321/0252—Removal of heat by liquids or two-phase fluids
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子冷凍式冷蔵庫など
に組み込んで使用する電子冷却ユニットに関る。
に組み込んで使用する電子冷却ユニットに関る。
【0002】
【従来の技術】頭記した電子冷凍式冷蔵庫として、熱電
変換素子のサーモモジュールを用いて構成した電子冷却
ユニットを冷蔵庫の筐体に組み込み、サーモモジュール
のペルチェ効果を利用して庫内を保冷するようにしたも
のが特公平5−17469号公報などで公知である。
変換素子のサーモモジュールを用いて構成した電子冷却
ユニットを冷蔵庫の筐体に組み込み、サーモモジュール
のペルチェ効果を利用して庫内を保冷するようにしたも
のが特公平5−17469号公報などで公知である。
【0003】図3は電子冷却ユニットを用いて構成した
従来の小形電子冷蔵庫の構成図であり、図において、1
は電子冷蔵庫の断熱筐体、2は蓋であり、断熱筐体1の
後壁には熱電変換素子で構成した平板状の電子式サーモ
モジュール(二枚のセラミック板の間にP形,N形半導
体素子をπ形に接合した熱電変換素子を多数直列に接続
して組立てたもの)3が、その吸熱面を庫内側に向けて
組み込まれている。そして、サーモモジュール3の吸熱
面にはヒートシンクとしてのフィン付き吸熱体4が、ま
た放熱面にはフィン付き放熱体5が伝熱的に結合されて
おり、さらに放熱体5のフィン5aを包囲して庫外側に
は送風ファン7を組み込んだ風胴6を備えている。な
お、8はサーモモジュール3,および送風ファン7の電
源となるバッテリである。また、大形電子冷蔵庫では電
源としてバッテリの代わりに商用電源を用いるものもあ
る。
従来の小形電子冷蔵庫の構成図であり、図において、1
は電子冷蔵庫の断熱筐体、2は蓋であり、断熱筐体1の
後壁には熱電変換素子で構成した平板状の電子式サーモ
モジュール(二枚のセラミック板の間にP形,N形半導
体素子をπ形に接合した熱電変換素子を多数直列に接続
して組立てたもの)3が、その吸熱面を庫内側に向けて
組み込まれている。そして、サーモモジュール3の吸熱
面にはヒートシンクとしてのフィン付き吸熱体4が、ま
た放熱面にはフィン付き放熱体5が伝熱的に結合されて
おり、さらに放熱体5のフィン5aを包囲して庫外側に
は送風ファン7を組み込んだ風胴6を備えている。な
お、8はサーモモジュール3,および送風ファン7の電
源となるバッテリである。また、大形電子冷蔵庫では電
源としてバッテリの代わりに商用電源を用いるものもあ
る。
【0004】かかる構成で、サーモモジュール3に通電
すると、熱電変換素子のペルチェ効果によってサーモモ
ジュールの吸熱面と放熱面との間に温度差が発生し、庫
内の熱がサーモモジュール4を通じて大気側に放熱され
て庫内が低温に保冷されることは周知の通りである。
すると、熱電変換素子のペルチェ効果によってサーモモ
ジュールの吸熱面と放熱面との間に温度差が発生し、庫
内の熱がサーモモジュール4を通じて大気側に放熱され
て庫内が低温に保冷されることは周知の通りである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の構成では次記のような難点がある。すなわち、 (1)サーモモジュール3の放熱部に送風ファン7を組
合わせ、強制空冷により放熱を行うようにしているため
に冷却ユニットでの消費電力が多く、特に図3で示した
電子冷蔵庫のように電源をバッテリとして使用するもの
では、バッテリの容量から長時間連続運転することが困
難である。
来の構成では次記のような難点がある。すなわち、 (1)サーモモジュール3の放熱部に送風ファン7を組
合わせ、強制空冷により放熱を行うようにしているため
に冷却ユニットでの消費電力が多く、特に図3で示した
電子冷蔵庫のように電源をバッテリとして使用するもの
では、バッテリの容量から長時間連続運転することが困
難である。
【0006】(2)電子デバイスであるサーモモジュー
ル3を用いた電子冷却ユニットの大きな特長として運転
時の静粛性が挙げられるが、前記のように送風ファン7
を組み込んだ構成では、送風ファン7の回転に伴って風
切り音の発生することが避けられず、これが騒音源とな
って電子冷却ユニットの静粛性が損なわれる。本発明は
上記の点にかんがみなされたものであり、その目的は前
記課題を解決し、消費電力が少なく、かつ無騒音で運転
できるようにした電子冷却ユニットを提供することにあ
る。
ル3を用いた電子冷却ユニットの大きな特長として運転
時の静粛性が挙げられるが、前記のように送風ファン7
を組み込んだ構成では、送風ファン7の回転に伴って風
切り音の発生することが避けられず、これが騒音源とな
って電子冷却ユニットの静粛性が損なわれる。本発明は
上記の点にかんがみなされたものであり、その目的は前
記課題を解決し、消費電力が少なく、かつ無騒音で運転
できるようにした電子冷却ユニットを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子冷却ユニットは、熱電変換素子のサー
モモジュールを用いて構成した電子冷却ユニットであっ
て、前記サーモモジュールの吸熱面に伝熱結合したフィ
ン付き吸熱体と、サーモモジュールの放熱面に受熱ブロ
ックを介して接続した放熱フィン付きの自冷式ヒートパ
イプとから構成し、前記受熱ブロックにヒートパイプの
作動液を収容するとともに作動液が底部に溜まるように
傾斜して形成された液溜まり穴を設け、この液溜り穴に
連ねてヒートパイプを接続するとともに前記受熱ブロッ
クをヒートパイプの蒸発部とし、この蒸発部からUベン
トパイプを介してヒートパイプの放熱部が斜め上方に立
ち上るように配置したことを特徴とする。
に、本発明の電子冷却ユニットは、熱電変換素子のサー
モモジュールを用いて構成した電子冷却ユニットであっ
て、前記サーモモジュールの吸熱面に伝熱結合したフィ
ン付き吸熱体と、サーモモジュールの放熱面に受熱ブロ
ックを介して接続した放熱フィン付きの自冷式ヒートパ
イプとから構成し、前記受熱ブロックにヒートパイプの
作動液を収容するとともに作動液が底部に溜まるように
傾斜して形成された液溜まり穴を設け、この液溜り穴に
連ねてヒートパイプを接続するとともに前記受熱ブロッ
クをヒートパイプの蒸発部とし、この蒸発部からUベン
トパイプを介してヒートパイプの放熱部が斜め上方に立
ち上るように配置したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成により、サーモモジュールの放熱面
からの熱は、受熱ブロックに伝熱し、ここでヒートパイ
プに封入した作動液の蒸発/凝縮サイクルにより蒸発部
から凝縮部(放熱部)に向けて熱輸送された後、ヒート
パイプの放熱フィンを通じて周囲外気中に熱放散され
る。この場合に、ヒートパイプによる熱輸送能力は銅,
アルミニウムなどの金属の熱伝導に比べて極めて高く、
自然空冷の自冷式ヒートパイプであっても、ヒートパイ
プの放熱フィン面積を大きくすることにより、図3に示
した強制空冷式の放熱体に匹敵する放熱能力が得られ
る。なお、このヒートパイプは蒸発部を下に、放熱フィ
ンを設けた放熱部を上に向けて配管されており、前記の
蒸発/凝縮サイクルに伴って凝縮した作動液はヒートパ
イプの中を重力により流下して蒸発部に還流する。
からの熱は、受熱ブロックに伝熱し、ここでヒートパイ
プに封入した作動液の蒸発/凝縮サイクルにより蒸発部
から凝縮部(放熱部)に向けて熱輸送された後、ヒート
パイプの放熱フィンを通じて周囲外気中に熱放散され
る。この場合に、ヒートパイプによる熱輸送能力は銅,
アルミニウムなどの金属の熱伝導に比べて極めて高く、
自然空冷の自冷式ヒートパイプであっても、ヒートパイ
プの放熱フィン面積を大きくすることにより、図3に示
した強制空冷式の放熱体に匹敵する放熱能力が得られ
る。なお、このヒートパイプは蒸発部を下に、放熱フィ
ンを設けた放熱部を上に向けて配管されており、前記の
蒸発/凝縮サイクルに伴って凝縮した作動液はヒートパ
イプの中を重力により流下して蒸発部に還流する。
【0009】そして、ヒートパイプを接続した受熱ブロ
ックに液溜り穴を設けてここにヒートパイプの作動液を
収容しておくことにより、サーモモジュールと作動液と
の間の伝熱経路の熱抵抗が小さくなり、これにより熱伝
達が効率よく行える。一方、自冷式ヒートパイプの熱輸
送能力を高めるためには、ヒートパイプの凝縮部(放熱
部)の寸法を長くしてできるだけ多数の放熱フィンを取
付けて放熱面積を増大させることか必要であるが、この
場合にヒートパイプを直線に配管すると、ヒートパイプ
全長の占有スペースが増大して冷却ユニットをコンパク
トに構成することが困難(ヒートパイプの先端が冷蔵庫
の外形領域からはみ出してしまう)となる。かかる点、
ヒートパイプの途中箇所をヘアピン状に折り曲げておけ
ば全体の占有スペースを縮小してコンパクトに収まるよ
うになる。しかしながら、ヒートパイプ自身に曲げ加工
を施す際にその曲率半径を限界以上に小さくするとパイ
プが偏平に潰れてしまい、ヒートパイプとしての機能が
低下するおそれがある。そこで、ヒートパイプの湾曲部
分にUベンドパイプを用いれば、パイプの曲げ加工が必
要なく、ヒートパイプを任意の形状に湾曲配管して冷却
ユニット全体をコンパクトに構成することができ、かつ
このUベンドパイプを受熱ブロックから側方に引出した
部分に使用することで、簡単にヒートパイプの放熱部を
上方斜め姿勢に配管できる。また、受熱ブロックの液溜
まり穴に連ねてヒートパイプを接続したことにより、放
熱部を上に向けて配管する角度調整の煩わしさがなくな
るとともに、サーモモジュールと作動液との間の電熱経
路の熱抵抗が小さくなり、これにより熱伝達が効率よく
行える。
ックに液溜り穴を設けてここにヒートパイプの作動液を
収容しておくことにより、サーモモジュールと作動液と
の間の伝熱経路の熱抵抗が小さくなり、これにより熱伝
達が効率よく行える。一方、自冷式ヒートパイプの熱輸
送能力を高めるためには、ヒートパイプの凝縮部(放熱
部)の寸法を長くしてできるだけ多数の放熱フィンを取
付けて放熱面積を増大させることか必要であるが、この
場合にヒートパイプを直線に配管すると、ヒートパイプ
全長の占有スペースが増大して冷却ユニットをコンパク
トに構成することが困難(ヒートパイプの先端が冷蔵庫
の外形領域からはみ出してしまう)となる。かかる点、
ヒートパイプの途中箇所をヘアピン状に折り曲げておけ
ば全体の占有スペースを縮小してコンパクトに収まるよ
うになる。しかしながら、ヒートパイプ自身に曲げ加工
を施す際にその曲率半径を限界以上に小さくするとパイ
プが偏平に潰れてしまい、ヒートパイプとしての機能が
低下するおそれがある。そこで、ヒートパイプの湾曲部
分にUベンドパイプを用いれば、パイプの曲げ加工が必
要なく、ヒートパイプを任意の形状に湾曲配管して冷却
ユニット全体をコンパクトに構成することができ、かつ
このUベンドパイプを受熱ブロックから側方に引出した
部分に使用することで、簡単にヒートパイプの放熱部を
上方斜め姿勢に配管できる。また、受熱ブロックの液溜
まり穴に連ねてヒートパイプを接続したことにより、放
熱部を上に向けて配管する角度調整の煩わしさがなくな
るとともに、サーモモジュールと作動液との間の電熱経
路の熱抵抗が小さくなり、これにより熱伝達が効率よく
行える。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、実施例の図中で図3に対応する部分には同
じ符号が付してある。まず、図1(a),(b)により本
発明による電子冷却ユニットの組立構造を説明する。図
において、電子冷却ユニットは熱電変換素子からなるサ
ーモモジュール3と、該サーモモジュール3の吸熱面側
に平板状の伝熱ブロック9を介して伝熱的に結合したフ
ィン付き吸熱体4と、サーモモジュール3の放熱面側に
平板状の受熱ブロック10を介して接続した自冷式ヒー
トパイプ11を主要部品として組立て構成されている。
する。なお、実施例の図中で図3に対応する部分には同
じ符号が付してある。まず、図1(a),(b)により本
発明による電子冷却ユニットの組立構造を説明する。図
において、電子冷却ユニットは熱電変換素子からなるサ
ーモモジュール3と、該サーモモジュール3の吸熱面側
に平板状の伝熱ブロック9を介して伝熱的に結合したフ
ィン付き吸熱体4と、サーモモジュール3の放熱面側に
平板状の受熱ブロック10を介して接続した自冷式ヒー
トパイプ11を主要部品として組立て構成されている。
【0011】ここで、ヒートパイプ11の放熱部(凝縮
ブロック)には直線状のパイプに沿って多数枚の放熱フ
ィン12が設けてある。また、ヒートパイプ11は受熱
ブロック10との間にUベンドパイプ13を接続し、前
記放熱部が斜め上方に立ち上がるようにヘアピン状に湾
曲配管されている。さらに、図1(b)で示すように、
受熱ブロック10にはヒートパイプの作動液14を収容
する液溜り穴10aが形成されており、この液溜り穴1
0aに連ねてヒートパイプ11が気密溶接されている。
ブロック)には直線状のパイプに沿って多数枚の放熱フ
ィン12が設けてある。また、ヒートパイプ11は受熱
ブロック10との間にUベンドパイプ13を接続し、前
記放熱部が斜め上方に立ち上がるようにヘアピン状に湾
曲配管されている。さらに、図1(b)で示すように、
受熱ブロック10にはヒートパイプの作動液14を収容
する液溜り穴10aが形成されており、この液溜り穴1
0aに連ねてヒートパイプ11が気密溶接されている。
【0012】また、前記のサーモモジュール3,フィン
付き吸熱体4,伝熱ブロック9,受熱ブロック10を組
立状態で加圧密着させ、その相互間の伝熱性を高めるた
めに、断面コ字形に板金加工した組立枠15を受熱ブロ
ック10の背面側に当がい、その左右のフランジ部を断
熱スペーサ16,固定ボルト17を介して吸熱体4の裏
面にねじ止めするようにしている。
付き吸熱体4,伝熱ブロック9,受熱ブロック10を組
立状態で加圧密着させ、その相互間の伝熱性を高めるた
めに、断面コ字形に板金加工した組立枠15を受熱ブロ
ック10の背面側に当がい、その左右のフランジ部を断
熱スペーサ16,固定ボルト17を介して吸熱体4の裏
面にねじ止めするようにしている。
【0013】かかる構成の電子冷却ユニットは、図2に
示すように冷蔵庫の断熱筐体1に組み込んで使用され
る。ここで筐体1の背面には前記構成の電子冷却ユニッ
トを組み込むための窓1aが開口しており、この窓1a
にフィン付き吸熱体4が庫内側に突出すように背後から
挿入し、ヒートパイプ11を庫外側に露出させた状態に
装着した後、窓1aと冷却ユニットの周囲との間の隙間
に断熱材を充填する。
示すように冷蔵庫の断熱筐体1に組み込んで使用され
る。ここで筐体1の背面には前記構成の電子冷却ユニッ
トを組み込むための窓1aが開口しており、この窓1a
にフィン付き吸熱体4が庫内側に突出すように背後から
挿入し、ヒートパイプ11を庫外側に露出させた状態に
装着した後、窓1aと冷却ユニットの周囲との間の隙間
に断熱材を充填する。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、次記の効果を奏する。 (1)サーモモジュールの放熱手段として自冷式ヒート
パイプを用いたことにより送風ファンが必要なく、従来
のように送風ファンを用いて放熱体のフィンに送風する
強制空冷方式と比べて消費電力が少なくて済み、これに
より省電力化が図れる。
ば、次記の効果を奏する。 (1)サーモモジュールの放熱手段として自冷式ヒート
パイプを用いたことにより送風ファンが必要なく、従来
のように送風ファンを用いて放熱体のフィンに送風する
強制空冷方式と比べて消費電力が少なくて済み、これに
より省電力化が図れる。
【0015】(2)また、冷却ユニットには送風ファン
などのように回転する機器を一切用いていないので実質
的に無騒音となり、電子冷却ユニットの特長である運転
時の静粛性を十分に活かすことができるほか、故障の発
生も少なくて高い信頼性が得られる。(3)さらに、受
熱ブロックにヒートパイプの作動液を収容するとともに
作動液が底部に溜まるように傾斜して形成された液溜ま
り穴を設け、この液溜り穴に連ねてヒートパイプを接続
するとともに前記受熱ブロックをヒートパイプの蒸発部
とし、この蒸発部からUベントパイプを介してヒートパ
イプの放熱部が斜め上方に立ち上るように配置した構造
を採用することにより、サーモモジュールの放熱面とヒ
ートパイプの作動液との間で高い伝熱性を確保できて有
利であるとともに、ヒートパイプの蒸発部を下に、放熱
部を上に向けて配管する角度調整が、ヒートパイプを受
熱ブロックの液溜まり穴に差し込むだけで完了するの
で、その角度調整の煩わしさがなくなることから作業性
の向上を図ることができる。
などのように回転する機器を一切用いていないので実質
的に無騒音となり、電子冷却ユニットの特長である運転
時の静粛性を十分に活かすことができるほか、故障の発
生も少なくて高い信頼性が得られる。(3)さらに、受
熱ブロックにヒートパイプの作動液を収容するとともに
作動液が底部に溜まるように傾斜して形成された液溜ま
り穴を設け、この液溜り穴に連ねてヒートパイプを接続
するとともに前記受熱ブロックをヒートパイプの蒸発部
とし、この蒸発部からUベントパイプを介してヒートパ
イプの放熱部が斜め上方に立ち上るように配置した構造
を採用することにより、サーモモジュールの放熱面とヒ
ートパイプの作動液との間で高い伝熱性を確保できて有
利であるとともに、ヒートパイプの蒸発部を下に、放熱
部を上に向けて配管する角度調整が、ヒートパイプを受
熱ブロックの液溜まり穴に差し込むだけで完了するの
で、その角度調整の煩わしさがなくなることから作業性
の向上を図ることができる。
【図1】本発明実施例の電子冷却ユニットの構成を表す
図であり、(a)は組立構造の分解斜視図、(b)は
(a)図における受熱ブロックの断面図
図であり、(a)は組立構造の分解斜視図、(b)は
(a)図における受熱ブロックの断面図
【図2】図1の電子冷却ユニットを冷蔵庫の筐体に組み
込む際の状態を表した模式図
込む際の状態を表した模式図
【図3】従来の電子冷却ユニットを組み込んだ電子冷蔵
庫の構成図であり、(a)は縦断側面図、(b)は横断
平面図
庫の構成図であり、(a)は縦断側面図、(b)は横断
平面図
3 サーモモジュール 4 吸熱体 10 受熱ブロック 10a 液溜り穴 11 自冷式ヒートパイプ 12 放熱フィン 13 Uベンドパイプ 14 作動液
Claims (1)
- 【請求項1】熱電変換素子のサーモモジュールを用いて
構成した電子冷却ユニットであって、前記サーモモジュ
ールの吸熱面に伝熱結合したフィン付き吸熱体と、サー
モモジュールの放熱面に受熱ブロックを介して接続した
放熱フィン付きの自冷式ヒートパイプとから構成し、前
記受熱ブロックにヒートパイプの作動液を収容するとと
もに作動液が底部に溜まるように傾斜して形成された液
溜まり穴を設け、この液溜り穴に連ねてヒートパイプを
接続するとともに前記受熱ブロックをヒートパイプの蒸
発部とし、この蒸発部からUベントパイプを介してヒー
トパイプの放熱部が斜め上方に立ち上るように配置した
ことを特徴とする電子冷却ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05640694A JP3240816B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 電子冷却ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05640694A JP3240816B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 電子冷却ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07260311A JPH07260311A (ja) | 1995-10-13 |
JP3240816B2 true JP3240816B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=13026292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05640694A Expired - Fee Related JP3240816B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 電子冷却ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240816B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101408236B1 (ko) * | 2012-01-20 | 2014-07-02 | 박종하 | 열전달 융합 기술을 이용한 온수 및 냉수 공급 장치 |
KR102418088B1 (ko) * | 2022-01-17 | 2022-07-07 | 주식회사 스탠더드시험연구소 | 상변화 물질을 이용한 냉각 장치 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP05640694A patent/JP3240816B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07260311A (ja) | 1995-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5737923A (en) | Thermoelectric device with evaporating/condensing heat exchanger | |
JP3216770B2 (ja) | 電子部品用冷却装置 | |
JP5131323B2 (ja) | ヒートパイプ式冷却装置及びこれを用いた車両制御装置 | |
JP5703286B2 (ja) | 小型装置のための冷却システム | |
US7926553B2 (en) | Cooling system for electronic devices, in particular, computers | |
KR20020056405A (ko) | 열전냉방기 | |
JP2019074301A (ja) | 冷却装置 | |
JP2006266547A (ja) | 空気調和機 | |
JPH08145522A (ja) | 電子冷凍式冷蔵庫 | |
KR20070025801A (ko) | 열전소자 모듈을 이용한 차량용 냉온장고 | |
US20100242530A1 (en) | Condenser heatsink | |
JP3240816B2 (ja) | 電子冷却ユニット | |
WO2019077902A1 (ja) | 冷却装置 | |
JP2005210088A (ja) | 密閉筐体内冷却装置 | |
US6941761B2 (en) | Thermoelectric heat lifting application | |
JPH0791796A (ja) | 電子冷凍式冷蔵庫 | |
JP2004340404A (ja) | 電子冷蔵庫の放熱装置 | |
JPH0821679A (ja) | 電子冷凍式飲料水冷却装置 | |
CN214065351U (zh) | 用于冰箱的热电冷却单元和具有热电冷却单元的冰箱 | |
KR101889256B1 (ko) | 소형 냉장고용 히트파이프 방열장치 | |
JP3939868B2 (ja) | 電子素子の冷却構造 | |
JP2001358488A (ja) | 設備用冷却装置 | |
JP5624771B2 (ja) | ヒートパイプおよびヒートパイプ付ヒートシンク | |
JP2000035291A (ja) | 冷却ユニットおよび冷却構造 | |
KR20010047243A (ko) | 열전소자를 이용한 에어컨 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |