JP2004085027A - 乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法及び乾燥汚泥熱分解装置 - Google Patents

乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法及び乾燥汚泥熱分解装置 Download PDF

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Abstract

【課題】廃棄物焼却炉において、ダイオキシン類の発生を抑制する。下水汚泥の混焼を可能とする。
【解決手段】ストーカ式ゴミ焼却炉10に代表される廃棄物焼却炉の2次燃焼部12に乾燥汚泥有機分の熱分解ガス又は乾燥汚泥を空気とともに導入し、焼却炉で発生した燃焼排ガスと混合してガスを攪拌するとともに、有機分が燃焼する温度上昇により燃焼排ガスを完全燃焼させる。この場合、乾燥汚泥を原料とする内燃式旋回炭化炉32で熱分解ガスを得る。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乾燥汚泥有機分の熱分解ガス又は乾燥汚泥を燃料として利用することで、下水汚泥の混焼が可能となり、しかも、ダイオキシン類の発生が抑制できる廃棄物焼却炉の運転方法、及び乾燥汚泥が原料となる炭化炉であって熱分解ガスを得るのに適した乾燥汚泥熱分解装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ゴミ焼却炉に代表される廃棄物焼却炉には、大きく分けてストーカ炉と流動床炉があるが、流動床炉はストーカ炉と比較してダイオキシン類の発生抑制が難しく、ダイオキシン類の発生を抑制するのが容易なのはストーカ炉の方である。
一方、下水処理場から発生する汚泥の処分は焼却が一般的であるが、水分の多い汚泥のみの焼却施設は効率が悪く、大型のゴミ焼却施設で混焼するのが合理的である。ゴミ焼却炉が流動床炉の場合、水分の高い汚泥は混焼可能である。しかし、ゴミ焼却炉がストーカ炉の場合は水分の高い汚泥の混焼に適さず、ストーカ炉では下水汚泥の混焼が難しい。
【0003】
ゴミ焼却炉に代表される廃棄物焼却炉は、ゴミ等の原料及び原料投入速度が不均一であり、負荷変動が多い。この負荷変動において一時的な空気不足状態が起こり、このことがダイオキシン類の発生につながっている。
ストーカ炉のダイオキシン類抑制方法としては、例えば、図5に示すように、ストーカ式ゴミ焼却炉10の2次燃焼部12に、2次燃焼空気とLNG(液化天然ガス)等の燃料を導入する方法がある。LNGを2次空気とともに投入することによって、2次燃焼部のガスが攪拌されるとともに、LNGが燃焼する温度上昇により、2次燃焼部で燃焼排ガスが完全燃焼してダイオキシン類の発生が抑制される。14は2次燃焼用空気ノズル、16は2次燃焼部LNG投入ノズルである。
【0004】
また、例えば、特開平11−108321号公報には、焼却炉からの排ガスが通過する排気筒に、耐熱フィルター及びフィルター加熱装置を設け、耐熱フィルターを1000℃以上に加熱してダイオキシン類の排出を抑制するという技術が開示されている。
また、特開平10−288325号公報には、ごみ焼却炉で発生する燃焼排ガスを排出する煙道において、燃焼排ガスに2次燃焼用空気、冷却用空気、混合攪拌用空気をそれぞれ吹き込み、燃焼排ガスの2次燃焼、冷却及び混合を的確に行い、かつ未燃ガスの吹抜けを抑制し、ダイオキシン類の発生を抑制するという技術が開示されている。
また、特開平6−300239号公報には、焼却炉へのごみ供給量、排ガスCO濃度、排ガスO濃度、炉出口ガス温度等の検出値が変化傾向にあるときに、ごみ供給量、2次空気量等を調整することで排ガス中のCO濃度を減少させ、ダイオキシン類の発生を確実に防止する制御技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の諸点に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ストーカ炉等の廃棄物焼却炉のダイオキシン対策として行われている2次燃焼部の攪拌、加熱において、2次燃焼空気とLNG等の燃料ではなく、燃料として乾燥汚泥の炭化熱分解ガス又は乾燥汚泥そのものを利用することにより、ダイオキシン類の発生が抑制できると同時に、従来は受け入れられなかった下水汚泥が受け入れ可能となり、下水汚泥の混焼が可能となる廃棄物焼却炉の運転方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、2次燃焼部以降の炉出口温度、排ガスCO濃度といった燃焼の指標となる信号によって、乾燥汚泥の炭化熱分解ガス又は乾燥汚泥の投入量等を制御することにより、負荷変動の少ない焼却が可能になり、空気比低下による未燃の有害ガス発生を低減するだけでなく、炉耐火材の劣化を低減することができる廃棄物焼却炉の運転方法を提供することにある。
また、本発明の目的は、乾燥汚泥が原料となる炭化炉で、熱分解ガスを得るのに適しており、安価、単純な構造、操作性に優れた設備である内燃式旋回炭化炉からなる乾燥汚泥熱分解装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法は、廃棄物焼却炉の2次燃焼部に乾燥汚泥の熱分解ガスを空気とともに導入し、焼却炉で発生した燃焼排ガスと混合してガスを攪拌するとともに、熱分解ガス中の有機分が燃焼する温度上昇により燃焼排ガスを完全燃焼させるように構成されている(図1参照)。この場合、乾燥汚泥を原料とする内燃式の炭化炉で熱分解ガスを得ることができる(図1、図2、図3参照)。
【0007】
また、本発明の方法は、廃棄物焼却炉の2次燃焼部に乾燥汚泥を空気とともに導入し、焼却炉で発生した燃焼排ガスと混合してガスを攪拌するとともに、乾燥汚泥中の有機分が燃焼する温度上昇により燃焼排ガスを完全燃焼させることを特徴としている(図4参照)。
これらの方法において、廃棄物焼却炉の排ガス温度(炉出口温度)及び/又は排ガスCO濃度(炉出口CO濃度)により、乾燥汚泥熱分解ガス又は乾燥汚泥の焼却炉の2次燃焼部への投入量を制御し、廃棄物焼却炉の負荷変動を抑制することが好ましい。
【0008】
本発明の乾燥汚泥熱分解装置は、略円筒縦型の炭化炉本体に空気搬送された乾燥汚泥が投入される原料投入口が炉本体横断面の略接線方向に接続され、乾燥汚泥が空気とともに炭化炉内に旋回しながら投入されるようにし、バーナーノズルから噴射される炎が炭化炉内に起こる旋回流と同じ向きとなるようにバーナーが炉本体横断面の略接線方向に接続され、炭化炉内で乾燥汚泥が旋回流を形成しながら炭化・熱分解されるようにし、炭化炉本体の底部に炭化物を抜き出す炭化物排出手段が設けられ、炉本体の上部に熱分解ガスを排出する熱分解ガス排出配管が接続されてなることを特徴としている(図2、図3参照)。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜変更して実施することができるものである。
図1は、本発明の実施の第1形態による乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法を実施する装置を示している。図1に示すように、収集運搬されたゴミはホッパ18に貯留され、ゴミ焼却原料投入機(プッシャー等)20によりストーカ式ゴミ焼却炉10内へ切り出し投入される。ゴミ焼却原料投入機20はゴミの定量切り出しができるような構成であるが、原料が不均一であるためにストーカ式ゴミ焼却炉10内に投入されるゴミをカロリー(発熱量)で一定にすることは不可能であり、焼却炉での燃焼変動は避けられない。
負荷変動に伴う燃焼変動は、炉出口温度、炉出口CO濃度の変化に現れ、通常は炉出口温度計22、炉出口CO濃度計24に現れる原料負荷変動信号から補助燃料の投入量を制御することによって、いずれも一定に保たれるのであるが、急激な負荷変動には追従できず、低負荷の時は空気過剰で炉出口温度、炉出口CO濃度とも低下傾向にあり、高負荷の時は逆に炉出口温度、炉出口CO濃度とも上昇傾向にある。
【0010】
下水処理場で発生する下水汚泥は脱水、乾燥された後、下水処理場からローリー車等で運搬され、乾燥汚泥サイロ26に一旦貯留される。乾燥汚泥サイロ26に貯留された乾燥汚泥は、乾燥汚泥切り出し機(ロータリーバルブ等)28によって定量切り出しされて、乾燥汚泥空送ブロワ30によって空気輸送されて内燃式旋回炭化炉32に投入される。内燃式旋回炭化炉32では、例えば、配管で接続されたストーカ式ゴミ焼却炉10の2次燃焼部12から十分な吸引力により、マイナス圧が保たれ、内燃式旋回炭化炉32に設けられた炭化バーナー34へは補助燃料(石油、LNG等)と燃焼用空気が送られ、全体の可燃物に対する空気量を抑制しておけば、無酸素状態で汚泥がバーナー34からの補助燃料燃焼熱を受けて加熱される。内燃式のため、若干の乾燥汚泥は灰化してしまうが、炭化汚泥に部分的に焼却灰が含まれても、熱分解ガスを得ることには何ら影響しない。このようにして、無酸素状態での炭化(部分燃焼)が起こり、炭化物はストーカ炉10からの吸引力を利用した内燃式旋回炭化炉32の慣性集塵効果で落下集積し、炭化物排出機(ロータリーバルブ等)36より系外へ排出される。なお、この炭化物の物性は、内燃式旋回炭化炉32の温度と空気比によって変化させることができ、炭化物の有効利用先によってより適切な運転方法を選択することができる。
【0011】
内燃式旋回炭化炉32の慣性集塵機構により炭化物と分離した熱分解ガスは、炭化熱分解ガス投入配管38を経て熱分解ガス吹き込み口40より、ストーカ式ゴミ焼却炉10の2次燃焼部12に吸引投入される。なお、熱分解ガスをストーカ炉の2次燃焼部に押し込み投入する構成としてもよい。
ストーカ炉の2次燃焼部12では、従来は2次燃焼空気とともにLNG等の燃料が注入され、ダイオキシン類の発生抑制を行ってきた。空気は主にガスの攪拌、LNGは主としてガスの再加熱に利用され、均一かつ完全な燃焼を完結させることでダイオキシン類の発生が抑制される。
一例として、熱分解ガス吹き込み口40より2次燃焼部12に投入された約600℃の熱分解ガスは、2次燃焼用空気ノズル14から吹き込まれる2次燃焼空気とともに2次燃焼部12で約800℃以上で燃焼される。本発明では、従来のダイオキシン抑制法におけるLNG等の代わりに、汚泥熱分解ガスを利用しており、ダイオキシン類の発生抑制には同様の効果が認められる。また、下水汚泥の混焼にも適したシステムとなる。
【0012】
さらに、炉出口温度計22、炉出口CO濃度計24に現れる原料負荷変動信号を演算し、乾燥汚泥切り出し機(ロータリーバルブ等)28の切り出し量を調整すれば、空気比の変動の少ない運転が可能となる。例えば、温度が低下したり、CO濃度が低下しやすい一時的な低負荷運転時には、乾燥汚泥切り出し機(ロータリーバルブ)28の切り出し量を増大させてやることで、炉出口温度を一定に保ち、空気過剰な状態も補正ができる。逆に、一時的な高負荷運転時(温度上昇、CO濃度増加)には、乾燥汚泥供給量を下げて、2次燃焼空気は補充することで燃焼への影響を最低限にくい止められる。
【0013】
つぎに、本実施の形態の内燃式旋回炭化炉32、すなわち、乾燥汚泥熱分解装置について説明する。図2、図3に示すように、例えば、サイクロン形状の円筒縦型の炭化炉本体42には、空気搬送された乾燥汚泥が投入される原料投入口44が炉本体横断面の接線方向に接続されている。また、バーナー34が炉本体横断面の接線方向に接続されている。原料投入口44よりもバーナー34の方が上の位置にあり、乾燥汚泥が直接バーナー炎に当たらないようになっている。乾燥汚泥が投入される原料投入口44、バーナー炎が噴射されるバーナー34はいずれも炉本体内に起こる同じ旋回流の接線方向に向いて取り付けられている。原料投入口44から空気とともに導入された乾燥汚泥は、旋回流を形成しながらバーナー34で加熱された炉本体42内を回転し、炭化・熱分解していく。熱分解ガスは酸素不足の状態で生成されており、有機分が燃焼せずにガス中に含まれている。熱分解ガスは炭化物と分離された後、炉本体42上部の熱分解ガス排出配管46から排出される。炭化物は慣性集塵効果で落下集積し、炉本体42底部の炭化物排出機(ロータリーバルブ等)36から排出される。なお、炭化炉本体42を上から見た概略図である図3では、原料投入口44とバーナー34の位置関係の一例を示しているが、この位置関係は同じ向きの旋回流となる接線方向であればよく、何ら限定されるものではない。
【0014】
図4は、本発明の実施の第2形態による乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法を実施する装置を示している。本実施の形態は、ストーカ式ゴミ焼却炉10の2次燃焼部12に乾燥汚泥を空気とともに導入する構成である。図4に示すように、収集運搬されたゴミはホッパ18に貯留され、ゴミ焼却原料投入機(プッシャー等)20によりストーカ式ゴミ焼却炉10内へ切り出し投入される。上述したように、炉内に投入されるゴミをカロリーで一定にすることは不可能であり、焼却炉での燃焼変動は避けられない。
下水処理場から運搬された乾燥汚泥は、乾燥汚泥サイロ26に一旦貯留された後、乾燥汚泥切り出し機(ロータリーバルブ等)28によって定量切り出しされて、乾燥汚泥空送ブロワ30によって空気輸送されてストーカ式ゴミ焼却炉10の2次燃焼部12に投入される。
【0015】
2次燃焼部12に投入された乾燥汚泥は、2次燃焼用空気ノズル14から吹き込まれる2次燃焼空気とともに2次燃焼部12で燃焼してガス温度を上昇させ、燃焼排ガスを完全燃焼させる。本発明では、従来のダイオキシン抑制法におけるLNG等の代わりに、乾燥汚泥を利用しており、ダイオキシン類の発生抑制には同様の効果が認められる。また、下水汚泥の混焼にも適したシステムとなる。
他の構成及び作用等は、実施の第1形態の場合と同様である。
【0016】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されているので、つぎのような効果を奏する。
(1) ストーカ炉等の廃棄物焼却炉のダイオキシン対策として行われている2次燃焼部の攪拌、加熱において、2次燃焼空気とLNG等の燃料ではなく、燃料として乾燥汚泥の炭化熱分解ガス又は乾燥汚泥そのものを利用することにより、ダイオキシン類の発生が抑制できると同時に、従来は受け入れられなかった下水汚泥が受け入れ可能となり、下水汚泥の混焼が可能となる。
(2) 2次燃焼部以降の炉出口温度、排ガスCO濃度といった燃焼の指標となる信号によって、乾燥汚泥の炭化熱分解ガス又は乾燥汚泥の投入量等を制御することにより、負荷変動の少ない焼却が可能になる。このことは空気比低下による未燃の有害ガス発生を低減するだけでなく、炉耐火材の劣化を低減することにも寄与する。
(3) 本発明の乾燥汚泥熱分解装置は、乾燥汚泥が原料となる内燃式旋回炭化炉であって、熱分解ガスを得るのに適しており、安価、単純な構造、操作性に優れた設備である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法を実施する装置を示す概略構成説明図である。
【図2】本発明の実施の第1形態における乾燥汚泥熱分解装置を示す概略構成説明図である。
【図3】図2に示す装置を上から見た概略構成の一例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の第2形態による乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法を実施する装置を示す概略構成説明図である。
【図5】従来の廃棄物焼却炉の一例を示す概略構成説明図である。
【符号の説明】
10 ストーカ式ゴミ焼却炉
12 2次燃焼部
14 2次燃焼用空気ノズル
16 2次燃焼部LNG投入ノズル
18 ホッパ
20 ゴミ焼却原料投入機
22 炉出口温度計
24 炉出口CO濃度計
26 乾燥汚泥サイロ
28 乾燥汚泥切り出し機
30 乾燥汚泥空送ブロワ
32 内燃式旋回炭化炉
34 炭化バーナー
36 炭化物排出機
38 炭化熱分解ガス投入配管
40 熱分解ガス吹き込み口
42 炭化炉本体
44 原料投入口
46 熱分解ガス排出配管

Claims (5)

  1. 廃棄物焼却炉の2次燃焼部に乾燥汚泥の熱分解ガスを空気とともに導入し、焼却炉で発生した燃焼排ガスと混合してガスを攪拌するとともに、熱分解ガス中の有機分が燃焼する温度上昇により燃焼排ガスを完全燃焼させることを特徴とする乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法。
  2. 乾燥汚泥を原料とする内燃式の炭化炉で熱分解ガスを得る請求項1記載の乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法。
  3. 廃棄物焼却炉の2次燃焼部に乾燥汚泥を空気とともに導入し、焼却炉で発生した燃焼排ガスと混合してガスを攪拌するとともに、乾燥汚泥中の有機分が燃焼する温度上昇により燃焼排ガスを完全燃焼させることを特徴とする乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法。
  4. 廃棄物焼却炉の排ガス温度及び/又は排ガスCO濃度により、乾燥汚泥熱分解ガス又は乾燥汚泥の焼却炉の2次燃焼部への投入量を制御し、廃棄物焼却炉の負荷変動を抑制する請求項1、2又は3記載の乾燥汚泥を利用する廃棄物焼却炉の運転方法。
  5. 略円筒縦型の炭化炉本体に空気搬送された乾燥汚泥が投入される原料投入口が炉本体横断面の略接線方向に接続され、乾燥汚泥が空気とともに炭化炉内に旋回しながら投入されるようにし、バーナーノズルから噴射される炎が炭化炉内に起こる旋回流と同じ向きとなるようにバーナーが炉本体横断面の略接線方向に接続され、炭化炉内で乾燥汚泥が旋回流を形成しながら炭化・熱分解されるようにし、炭化炉本体の底部に炭化物を抜き出す炭化物排出手段が設けられ、炉本体の上部に熱分解ガスを排出する熱分解ガス排出配管が接続されてなることを特徴とする乾燥汚泥熱分解装置。
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