JP2004083807A - 透明固形洗剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】透明固形洗剤としての透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら低温下での安定性が良好で、しかも短期間での製造が可能な透明固形洗剤組成物を提供する。
【解決手段】一般式(1)
【化1】
で表されるアミド2塩基酸を20〜55重量%の範囲で含有し、且つ該アミド2塩基酸が、一般式(2)
【化2】
で表されるアルカノールアミン類を必須成分とするアルカリ中和剤で該アミド2塩基酸に対し1.5〜2.0当量中和されたアミド2塩基酸であることを特徴とする透明固形洗剤組成物。
[一般式(1)の具体例:N−アシルグルタミン酸、N−アシルイミノジ酢酸、一般式(2)の具体例:モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン]
【選択図】 なし
【解決手段】一般式(1)
【化1】
で表されるアミド2塩基酸を20〜55重量%の範囲で含有し、且つ該アミド2塩基酸が、一般式(2)
【化2】
で表されるアルカノールアミン類を必須成分とするアルカリ中和剤で該アミド2塩基酸に対し1.5〜2.0当量中和されたアミド2塩基酸であることを特徴とする透明固形洗剤組成物。
[一般式(1)の具体例:N−アシルグルタミン酸、N−アシルイミノジ酢酸、一般式(2)の具体例:モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン]
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定の構造を有するアルカノールアミンで中和されたアミド2塩基酸を主剤とする透明固形洗剤組成物である。更に詳しくは低刺激であり、透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら短期間で製造可能な透明固形洗剤組成物を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
透明固形洗剤は脂肪酸石鹸を主剤とし、砂糖、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール等のサッカロイド類またはポリオール類を透明化剤として使用し、これらを水−低級アルコール類に溶解して枠に流し込んで冷却固化するいわゆる枠練り法により透明石鹸として製造されているのが通例である。しかしながら、こうして得られた透明石鹸は、透明であるため高級感を与え付加価値の高いものであるが、本質的には通常の脂肪酸石鹸と変わりなく、石鹸中の遊離アルカリによる皮膚への刺激、硬水中での泡立ちの悪さ、使用時の石鹸カス発生などの欠点が避けられない。
【0003】
このような脂肪酸石鹸に見られる欠点の改良法としては、弱酸性領域でも界面活性を有するN−アシルグルタミン酸塩を主成分とした透明固形洗剤が開示されている。この透明固形洗剤は、透明性に優れ、しかも使用途中において不透明になることが無いなどの特徴をもつが、特開昭55−25465号公報、特開平04−1297号公報等に見られるようにそのほとんどが従来の透明石鹸の製法に用いられる枠練り法によって製造されており、製品として十分な品質となるまでに低級アルコールや水等の溶剤を所定量まで乾燥する期間を必要としていた。従って、それに伴う広大な乾燥スペースを長期間必要とするとなどあまり経済的でないという欠点をもっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、透明固形洗剤としての透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら低温下での安定性が良好で、しかも短期間での製造が可能な透明固形洗剤組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、低刺激で透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら、しかも短期間での製造が可能な透明固形洗剤を得るべく鋭意検討を行った結果、特定の構造を有するアルカノールアミン類でアミド2塩基酸を中和して作成した透明固形洗剤が上記課題を解決する事を見出し本発明を完成した。
即ち本発明は、
一般式(1)
【0006】
【化3】
【0007】
[但し一般式(1)中R1COは炭素数8〜22の脂肪酸残基、mは0又は1の整数、R2及びR3は水素原子又は−CH2COOH基を表し、かつR2、R3は同一である場合は無く、R2が水素原子の場合R3は−CH2COOH、R2が−CH2COOHの場合R3は水素原子である。]
で表されるアミド2塩基酸を20〜55重量%の範囲で含有し、且つ該アミド2塩基酸が、一般式(2)
【0008】
【化4】
【0009】
[但し一般式(2)中、nは1又は2の整数を表し、R4は炭素原子数3〜4個の分枝鎖アルキレン基を表す。]
で表されるアルカノールアミン類を必須成分とするアルカリ中和剤で該アミド2塩基酸に対し1.5〜2.0当量中和されたアミド2塩基酸であることを特徴とする透明固形洗剤組成物
上記発明において、主剤となるアミド2塩基酸がN−アシルグルタミン酸、N−アシルイミノジ酢酸であることが好ましい。
【0010】
上記発明において、アミド2塩基酸のアルカリ中和剤が、一般式(2)で表されるアルカノールアミン類のみからなることが好ましい。
【0011】
【発明実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
【0012】
本発明の透明固形洗剤の基剤として用いられるアミド2塩基酸は前記一般式(1)で示される化合物であり、下記一般式(3)で示される脂肪酸ハライドに塩基触媒存在下、下記一般式(4)で示されるアミノカルボン酸又は塩を溶媒の存在下或いは非存在下、いわゆるシヨッテンバウマン反応によって容易に得ることができる。
【0013】
【化5】
【0014】
[式中R1及びmは前記定義に同じであり、Xはハロゲンを表し、R5及びR6は水素原子又は−CH2COOM1基を表し、かつR5、R6は同一である場合は無く、R5が水素原子の場合R6は−CH2COOM1、R5が−CH2COOM1の場合R6は水素原子であり、M1は水素原子又はアルカリ金属を表す。]
すなわち、前記一般式(3)で示される脂肪酸ハライドに塩基触媒存在下、前記一般式(4)で示されるアミノカルボン酸又は塩を溶媒の存在下或いは非存在下、いわゆるショッテンバウマン反応によって縮合し、得られた反応液を塩酸、硫酸等の鉱酸でpH3未満に調製する事により一般式(1)で示されるアミド2塩基酸を分離捕集する事ができる。
【0015】
前記一般式(3)示される脂肪酸ハライドの好適例としては、ラウリン酸クロライド、ミリスチン酸クロライド、ヤシ脂肪酸クロライド、パーム脂肪酸クロライド、パーム核脂肪酸クロライド、硬化牛脂脂肪酸クロライド、ラウリン酸プロマイド等が挙げられ、これらの混合物であっても良い。
【0016】
前記一般式(4)で示されるアミノカルボン酸(塩)としては、グルタミン酸(塩)、イミノジ酢酸(塩)、カルボキシエチルグリシン(塩)等が挙げられる。
【0017】
前記一般式(1)で示されるアミド2塩基酸好適例としては、N−アシルグルタミン酸としてラウロイルグルタミン酸、ミリストイルグルタミン酸、ヤシ脂肪酸グルタミン酸、硬化牛脂脂肪酸グルタミン酸やこれらの混合物が挙げられ、N−アシルイミノジ酢酸、として、ラウロイルイミノジ酢酸、ミリストイルイミノジ酢酸、ヤシ脂肪酸イミノジ酢酸、硬化牛脂脂肪酸イミノジ酢酸やこれらの混合物が挙げられる。
【0018】
本発明の透明固形洗剤に用いられるこれらのアミド2塩基酸は、1種類を単独で用いるか、または、2種類以上を適宜組み合わせて使用することができる。また、アミド2塩基酸を中和するアルカリの選択によっても異なるが、その配合量は20重量%〜55重量%、好ましくは30重量%〜50重量%である。
【0019】
透明固形物におけるアミド2塩基酸の配合量が20重量%を下回ると固形物が十分な硬さを得られないなどの問題が発生し好ましくなく、55重量%を超えて配合すると中和時の溶解性が低下し製造が困難になるなどの問題が発生し好ましくない。
【0020】
上記のアミド2塩基酸をアルカリ中和剤で中和し生成するアミド2塩基酸塩を主剤として透明固形洗剤が構成されるが、本発明の特徴は、中和するアルカリとして前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類を必ず含有させる事に有る。
【0021】
前記一般式(2)示されるアルカノールアミンの好適例としては、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、モノイソブタノールアミン、ジイソプブタノールアミン、トリイソブタノールアミン等が挙げられるが、入手の容易性からトリイソプロパノールアミン(1,1’,1“−ニトロトリ−2−プロパノール)が最も好ましい。これらのアルカノールアミン類は、単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
【0022】
また、本発明においてアミド2塩基酸を中和するアルカリ中和剤は、前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類を必須成分として含むものであれば、その他のアルカリを併用してもよい。
【0023】
その他のアルカリを併用する場合、アルカリ中和剤のモル構成比が前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類と他のアルカリで40:60〜100:0の範囲である事が好ましく、中和剤が前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類単独であることがより好ましい。
【0024】
アミド2塩基酸を中和するアルカリ総量の中の前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類のモル構成比が40%を下回ると、透明性、起泡性の性質が劣るため好ましくない。
【0025】
更に、アミド2塩基酸を中和するアルカリ総量の中の前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類のモル構成比が40%を下回ると、アミド2塩基酸及び一般式(2)以外のアルカリの選択によっては、製造時アミド2塩基酸及び塩の溶解助剤としてエタノール、n−プロパノール等の低級アルコールを添加しなくてはならない場合があり好ましくない。
【0026】
従来の固形洗剤(特開昭55−25465号公報、特開平4−1297号公報の技術)はこれらの溶解助剤である低級アルコールを必須成分としており、低級アルコールの添加は固形洗剤の硬さを低下させる不具合を発生させる。
【0027】
そのため、従来の透明固形洗剤は、固形化後、蒸散によって低級アルコールを取り除くことによって透明固形洗剤の硬さを上昇させるための蒸散期間が必要であった。
【0028】
本発明の固形洗剤組成物は、溶解助剤であるエタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコールを必須としないばかりか、透明固形洗剤に対して5重量%未満の低級アルコールの添加による硬さの低下は従来に比して顕著ではなく、そのまま低級アルコールの蒸散期間を必要とせずに製造することが可能である。
【0029】
先に述べた様に、中和アルカリの40モル%以上が前記一般式(2)で示されるアルカノール類であれば、本発明においてアミド2塩基酸の中和に一般式(2)で示される特定のアルカノールアミン類以外のアルカリを併用して中和する事は妨げない。
【0030】
前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類以外のアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等の一般式(2)以外のアルカノールアミン、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸等が挙げられ、これらの混合物を前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類と併用する事を妨げない。
【0031】
アミド2塩基酸のアルカリによる中和度は1.5〜2.0当量である事が好ましい。中和度が1.5〜2.0当量とは、アミド2塩基酸1モルに対して総アルカリモル数が1.5〜2.0モルの範囲にあるという意味である。
【0032】
中和度が1.5当量未満では透明性や硬さが劣り、2.0当量を超える場合には泡立ちが劣り、場合によって褐変などの経時着色が見られるために好ましくない。
【0033】
本発明においてアミド2塩基酸及びその中和剤は、予め中和されたアミド2塩基酸塩の形で配合に供給しても良く、またアミド2塩基酸とアルカリを別々に供給して、配合器内で中和反応を行っても良い。またアミド2塩基酸モノ塩とアミド2塩基酸ジ塩を混合して、混合物の中和度が1.5当量以上となるようにしてもよい。
【0034】
本発明の透明固形洗剤には従来の透明固形洗剤の製造に用いられているグリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール等の多価アルコール類や、ブドウ糖、果糖、ショ糖等の糖類、炭素数6乃至は12の炭化水素、チオ尿素、尿素、マルトール等の透明化剤を適宜添加してもよく、これらの助剤を用いる事により透明性を向上させることができる。
【0035】
本発明の透明固形洗剤の溶剤としては、水が好ましい。エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールといった低級アルコールと水との混合溶媒を使用することができるが、前述の理由により、低級アルコールの蒸散期間を必要としない範囲で用いることが好ましい。
【0036】
さらに洗浄性や泡立ちを調整する目的で一般式(1)で示されるアミド2塩基酸以外のアニオン性界面活性剤アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン活性剤、カチオン活性剤を透明固形化を阻害しない範囲で加えることが可能である。
【0037】
本発明の目的とする透明固形洗剤は従来の枠練り法により容易に製造される。例えば、アミド2塩基酸とその中和剤とを上記溶剤を加熱溶融した後、必要に応じて他の添加剤を加えて均一に混合し、得られた透明洗剤液を所定の枠に注入して冷却固化し、切断、乾燥、成型する方法を採用すればよい。
【0038】
本発明の透明固形洗剤には、洗浄性、使用感の調整などの目的で、通常化粧品に用いられる他の成分、例えば、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、シリコーン類保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、被膜剤、紫外線吸収剤、消炎剤、金属封鎖剤、糖類、アミノ酸類、有機アミン類、合成樹脂エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料等。また、美白剤(例;エラグ酸、コウジ酸等)、しわ改善剤(例;パントテン酸、ビタミンA等)、抗酸化剤(例;パントテン酸、アルギニン等)、血行促進剤(例;ニコチン酸アミド、センブリエキス等)、皮脂コントロ−ル剤(例;油溶性甘草エキス、シタンエキス等)、抗炎症剤及び肌荒れ防止(例;アラントイン、尿素等)、ニキビ予防剤(例;サリチル酸等)等〕などを必要に応じて1種乃至は2種以上、透明固形化を阻害しない範囲で加えることが可能である。
【0039】
これらの添加剤の中でも、水溶性高分子の一種であるカチオン性高分子は、添加することにより泡立ちを増加させ、更に使用感を優れた物にする。カチオン性高分子の好適例を例示すると、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム等が挙げられる。
【0040】
これら添加成分は、必要に応じて本発明の効果を妨げない範囲で当該透明固形洗剤あたり0ないし25重量%配合する事が出来る。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
【0041】
【実施例】
実施例1〜5、比較例1〜3
表1に示す組成物を下記の方法にて試作し物性評価を実施した。尚、配合量は全て重量%で示した。
【0042】
(試作方法)
各配合成分を70〜80℃に加熱し、均一に溶解した後所定の枠に流し込み、冷却、固化させたものを枠抜き、厚さ20mmに切断後、表面を磨き、成形したものを試験用サンプルとした。
【0043】
<透明性>
印刷された文字の上に置き、判読できる文字のサイズにより評価した。
26ポイントより小さい ・・・○
26ポイントより大きい ・・・△
全く判読できない ・・・×
【0044】
<固化性>
試作した透明固形洗剤サンプルを触感により評価した。
十分に硬い ・・・○
やや軟らかい ・・・△
硬さ不十分 ・・・×
【0045】
<泡立ち性>
試作した透明固形洗剤サンプルを実際に使用して評価した。
泡立ち良好 ・・・○
泡立ちやや劣る ・・・△
泡立ち劣る ・・・×
【0046】
<高温保存性>
試作した透明固形洗剤サンプルを30℃恒温槽内に保存し、2ヶ月後の褐変度を目視により評価した。
全く褐変していない ・・・○
やや褐変が認められる ・・・△
褐変が著しい ・・・×
【0047】
【表1】
【0048】
表1に示した結果から明らかなように実施例1〜5の、アミド2塩基酸を主剤とした本発明による弱酸性透明固形洗剤は、乾燥工程を経ていないにも関わらず透明性、固化性、泡立ち、高温保存性などの品質に優れた固形洗剤であった。
【0049】
比較例1〜2の結果より、アミド2塩基酸の一種であるN−アシル酸性アミノ酸塩の中和度が本発明の範囲に無い場合、透明性、固化性、泡立ち、高温保存性などの性能が維持できないことが判明した。
【0050】
比較例3より、N−アシル酸性アミノ酸の中和に本発明で用いたアルカリ以外のものを用いた場合、製造時多量の低級アルコールの添加が必要となり、製造された透明固形洗剤の硬さは不十分であった。
【0051】
更に以下の処方に従って透明固形洗剤を試作した。どの処方も優れた使用感を有する安定な弱酸性透明固形固形洗剤であった。
【0052】
実施例6
配合品目名 w/w%
N−椰子脂肪酸アシル−L−グルタミン酸 35.0
トリイソプロパノールアミン(1.6当量) 32.0
グリセリン 10.0
尿素 5.0
精製水 17.99
グリチルリチン酸ジカリウム 0.01
【0053】
実施例7
配合品目名 w/w%
N−椰子脂肪酸アシル−L−グルタミン酸 35.0
ジイソプロパノールアミン(1.8当量) 25.0
グリセリン 10.0
尿素 5.0
精製水 24.8
カチオン化セルロース 0.2
【0054】
【発明の効果】
本発明の透明固形洗剤組成物により、透明固形洗剤としての透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら低温下での安定性が良好で、しかも短期間での製造が可能となった。
【発明の属する技術分野】
本発明は、特定の構造を有するアルカノールアミンで中和されたアミド2塩基酸を主剤とする透明固形洗剤組成物である。更に詳しくは低刺激であり、透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら短期間で製造可能な透明固形洗剤組成物を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】
透明固形洗剤は脂肪酸石鹸を主剤とし、砂糖、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール等のサッカロイド類またはポリオール類を透明化剤として使用し、これらを水−低級アルコール類に溶解して枠に流し込んで冷却固化するいわゆる枠練り法により透明石鹸として製造されているのが通例である。しかしながら、こうして得られた透明石鹸は、透明であるため高級感を与え付加価値の高いものであるが、本質的には通常の脂肪酸石鹸と変わりなく、石鹸中の遊離アルカリによる皮膚への刺激、硬水中での泡立ちの悪さ、使用時の石鹸カス発生などの欠点が避けられない。
【0003】
このような脂肪酸石鹸に見られる欠点の改良法としては、弱酸性領域でも界面活性を有するN−アシルグルタミン酸塩を主成分とした透明固形洗剤が開示されている。この透明固形洗剤は、透明性に優れ、しかも使用途中において不透明になることが無いなどの特徴をもつが、特開昭55−25465号公報、特開平04−1297号公報等に見られるようにそのほとんどが従来の透明石鹸の製法に用いられる枠練り法によって製造されており、製品として十分な品質となるまでに低級アルコールや水等の溶剤を所定量まで乾燥する期間を必要としていた。従って、それに伴う広大な乾燥スペースを長期間必要とするとなどあまり経済的でないという欠点をもっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、透明固形洗剤としての透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら低温下での安定性が良好で、しかも短期間での製造が可能な透明固形洗剤組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、低刺激で透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら、しかも短期間での製造が可能な透明固形洗剤を得るべく鋭意検討を行った結果、特定の構造を有するアルカノールアミン類でアミド2塩基酸を中和して作成した透明固形洗剤が上記課題を解決する事を見出し本発明を完成した。
即ち本発明は、
一般式(1)
【0006】
【化3】
【0007】
[但し一般式(1)中R1COは炭素数8〜22の脂肪酸残基、mは0又は1の整数、R2及びR3は水素原子又は−CH2COOH基を表し、かつR2、R3は同一である場合は無く、R2が水素原子の場合R3は−CH2COOH、R2が−CH2COOHの場合R3は水素原子である。]
で表されるアミド2塩基酸を20〜55重量%の範囲で含有し、且つ該アミド2塩基酸が、一般式(2)
【0008】
【化4】
【0009】
[但し一般式(2)中、nは1又は2の整数を表し、R4は炭素原子数3〜4個の分枝鎖アルキレン基を表す。]
で表されるアルカノールアミン類を必須成分とするアルカリ中和剤で該アミド2塩基酸に対し1.5〜2.0当量中和されたアミド2塩基酸であることを特徴とする透明固形洗剤組成物
上記発明において、主剤となるアミド2塩基酸がN−アシルグルタミン酸、N−アシルイミノジ酢酸であることが好ましい。
【0010】
上記発明において、アミド2塩基酸のアルカリ中和剤が、一般式(2)で表されるアルカノールアミン類のみからなることが好ましい。
【0011】
【発明実施の形態】
以下に本発明を詳細に説明する。
【0012】
本発明の透明固形洗剤の基剤として用いられるアミド2塩基酸は前記一般式(1)で示される化合物であり、下記一般式(3)で示される脂肪酸ハライドに塩基触媒存在下、下記一般式(4)で示されるアミノカルボン酸又は塩を溶媒の存在下或いは非存在下、いわゆるシヨッテンバウマン反応によって容易に得ることができる。
【0013】
【化5】
【0014】
[式中R1及びmは前記定義に同じであり、Xはハロゲンを表し、R5及びR6は水素原子又は−CH2COOM1基を表し、かつR5、R6は同一である場合は無く、R5が水素原子の場合R6は−CH2COOM1、R5が−CH2COOM1の場合R6は水素原子であり、M1は水素原子又はアルカリ金属を表す。]
すなわち、前記一般式(3)で示される脂肪酸ハライドに塩基触媒存在下、前記一般式(4)で示されるアミノカルボン酸又は塩を溶媒の存在下或いは非存在下、いわゆるショッテンバウマン反応によって縮合し、得られた反応液を塩酸、硫酸等の鉱酸でpH3未満に調製する事により一般式(1)で示されるアミド2塩基酸を分離捕集する事ができる。
【0015】
前記一般式(3)示される脂肪酸ハライドの好適例としては、ラウリン酸クロライド、ミリスチン酸クロライド、ヤシ脂肪酸クロライド、パーム脂肪酸クロライド、パーム核脂肪酸クロライド、硬化牛脂脂肪酸クロライド、ラウリン酸プロマイド等が挙げられ、これらの混合物であっても良い。
【0016】
前記一般式(4)で示されるアミノカルボン酸(塩)としては、グルタミン酸(塩)、イミノジ酢酸(塩)、カルボキシエチルグリシン(塩)等が挙げられる。
【0017】
前記一般式(1)で示されるアミド2塩基酸好適例としては、N−アシルグルタミン酸としてラウロイルグルタミン酸、ミリストイルグルタミン酸、ヤシ脂肪酸グルタミン酸、硬化牛脂脂肪酸グルタミン酸やこれらの混合物が挙げられ、N−アシルイミノジ酢酸、として、ラウロイルイミノジ酢酸、ミリストイルイミノジ酢酸、ヤシ脂肪酸イミノジ酢酸、硬化牛脂脂肪酸イミノジ酢酸やこれらの混合物が挙げられる。
【0018】
本発明の透明固形洗剤に用いられるこれらのアミド2塩基酸は、1種類を単独で用いるか、または、2種類以上を適宜組み合わせて使用することができる。また、アミド2塩基酸を中和するアルカリの選択によっても異なるが、その配合量は20重量%〜55重量%、好ましくは30重量%〜50重量%である。
【0019】
透明固形物におけるアミド2塩基酸の配合量が20重量%を下回ると固形物が十分な硬さを得られないなどの問題が発生し好ましくなく、55重量%を超えて配合すると中和時の溶解性が低下し製造が困難になるなどの問題が発生し好ましくない。
【0020】
上記のアミド2塩基酸をアルカリ中和剤で中和し生成するアミド2塩基酸塩を主剤として透明固形洗剤が構成されるが、本発明の特徴は、中和するアルカリとして前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類を必ず含有させる事に有る。
【0021】
前記一般式(2)示されるアルカノールアミンの好適例としては、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、モノイソブタノールアミン、ジイソプブタノールアミン、トリイソブタノールアミン等が挙げられるが、入手の容易性からトリイソプロパノールアミン(1,1’,1“−ニトロトリ−2−プロパノール)が最も好ましい。これらのアルカノールアミン類は、単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
【0022】
また、本発明においてアミド2塩基酸を中和するアルカリ中和剤は、前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類を必須成分として含むものであれば、その他のアルカリを併用してもよい。
【0023】
その他のアルカリを併用する場合、アルカリ中和剤のモル構成比が前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類と他のアルカリで40:60〜100:0の範囲である事が好ましく、中和剤が前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類単独であることがより好ましい。
【0024】
アミド2塩基酸を中和するアルカリ総量の中の前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類のモル構成比が40%を下回ると、透明性、起泡性の性質が劣るため好ましくない。
【0025】
更に、アミド2塩基酸を中和するアルカリ総量の中の前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類のモル構成比が40%を下回ると、アミド2塩基酸及び一般式(2)以外のアルカリの選択によっては、製造時アミド2塩基酸及び塩の溶解助剤としてエタノール、n−プロパノール等の低級アルコールを添加しなくてはならない場合があり好ましくない。
【0026】
従来の固形洗剤(特開昭55−25465号公報、特開平4−1297号公報の技術)はこれらの溶解助剤である低級アルコールを必須成分としており、低級アルコールの添加は固形洗剤の硬さを低下させる不具合を発生させる。
【0027】
そのため、従来の透明固形洗剤は、固形化後、蒸散によって低級アルコールを取り除くことによって透明固形洗剤の硬さを上昇させるための蒸散期間が必要であった。
【0028】
本発明の固形洗剤組成物は、溶解助剤であるエタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコールを必須としないばかりか、透明固形洗剤に対して5重量%未満の低級アルコールの添加による硬さの低下は従来に比して顕著ではなく、そのまま低級アルコールの蒸散期間を必要とせずに製造することが可能である。
【0029】
先に述べた様に、中和アルカリの40モル%以上が前記一般式(2)で示されるアルカノール類であれば、本発明においてアミド2塩基酸の中和に一般式(2)で示される特定のアルカノールアミン類以外のアルカリを併用して中和する事は妨げない。
【0030】
前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類以外のアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、トリエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等の一般式(2)以外のアルカノールアミン、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸等が挙げられ、これらの混合物を前記一般式(2)で示されるアルカノールアミン類と併用する事を妨げない。
【0031】
アミド2塩基酸のアルカリによる中和度は1.5〜2.0当量である事が好ましい。中和度が1.5〜2.0当量とは、アミド2塩基酸1モルに対して総アルカリモル数が1.5〜2.0モルの範囲にあるという意味である。
【0032】
中和度が1.5当量未満では透明性や硬さが劣り、2.0当量を超える場合には泡立ちが劣り、場合によって褐変などの経時着色が見られるために好ましくない。
【0033】
本発明においてアミド2塩基酸及びその中和剤は、予め中和されたアミド2塩基酸塩の形で配合に供給しても良く、またアミド2塩基酸とアルカリを別々に供給して、配合器内で中和反応を行っても良い。またアミド2塩基酸モノ塩とアミド2塩基酸ジ塩を混合して、混合物の中和度が1.5当量以上となるようにしてもよい。
【0034】
本発明の透明固形洗剤には従来の透明固形洗剤の製造に用いられているグリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール等の多価アルコール類や、ブドウ糖、果糖、ショ糖等の糖類、炭素数6乃至は12の炭化水素、チオ尿素、尿素、マルトール等の透明化剤を適宜添加してもよく、これらの助剤を用いる事により透明性を向上させることができる。
【0035】
本発明の透明固形洗剤の溶剤としては、水が好ましい。エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールといった低級アルコールと水との混合溶媒を使用することができるが、前述の理由により、低級アルコールの蒸散期間を必要としない範囲で用いることが好ましい。
【0036】
さらに洗浄性や泡立ちを調整する目的で一般式(1)で示されるアミド2塩基酸以外のアニオン性界面活性剤アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン活性剤、カチオン活性剤を透明固形化を阻害しない範囲で加えることが可能である。
【0037】
本発明の目的とする透明固形洗剤は従来の枠練り法により容易に製造される。例えば、アミド2塩基酸とその中和剤とを上記溶剤を加熱溶融した後、必要に応じて他の添加剤を加えて均一に混合し、得られた透明洗剤液を所定の枠に注入して冷却固化し、切断、乾燥、成型する方法を採用すればよい。
【0038】
本発明の透明固形洗剤には、洗浄性、使用感の調整などの目的で、通常化粧品に用いられる他の成分、例えば、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル類、シリコーン類保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、被膜剤、紫外線吸収剤、消炎剤、金属封鎖剤、糖類、アミノ酸類、有機アミン類、合成樹脂エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料等。また、美白剤(例;エラグ酸、コウジ酸等)、しわ改善剤(例;パントテン酸、ビタミンA等)、抗酸化剤(例;パントテン酸、アルギニン等)、血行促進剤(例;ニコチン酸アミド、センブリエキス等)、皮脂コントロ−ル剤(例;油溶性甘草エキス、シタンエキス等)、抗炎症剤及び肌荒れ防止(例;アラントイン、尿素等)、ニキビ予防剤(例;サリチル酸等)等〕などを必要に応じて1種乃至は2種以上、透明固形化を阻害しない範囲で加えることが可能である。
【0039】
これらの添加剤の中でも、水溶性高分子の一種であるカチオン性高分子は、添加することにより泡立ちを増加させ、更に使用感を優れた物にする。カチオン性高分子の好適例を例示すると、カチオン化セルロース、カチオン化グァーガム等が挙げられる。
【0040】
これら添加成分は、必要に応じて本発明の効果を妨げない範囲で当該透明固形洗剤あたり0ないし25重量%配合する事が出来る。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
【0041】
【実施例】
実施例1〜5、比較例1〜3
表1に示す組成物を下記の方法にて試作し物性評価を実施した。尚、配合量は全て重量%で示した。
【0042】
(試作方法)
各配合成分を70〜80℃に加熱し、均一に溶解した後所定の枠に流し込み、冷却、固化させたものを枠抜き、厚さ20mmに切断後、表面を磨き、成形したものを試験用サンプルとした。
【0043】
<透明性>
印刷された文字の上に置き、判読できる文字のサイズにより評価した。
26ポイントより小さい ・・・○
26ポイントより大きい ・・・△
全く判読できない ・・・×
【0044】
<固化性>
試作した透明固形洗剤サンプルを触感により評価した。
十分に硬い ・・・○
やや軟らかい ・・・△
硬さ不十分 ・・・×
【0045】
<泡立ち性>
試作した透明固形洗剤サンプルを実際に使用して評価した。
泡立ち良好 ・・・○
泡立ちやや劣る ・・・△
泡立ち劣る ・・・×
【0046】
<高温保存性>
試作した透明固形洗剤サンプルを30℃恒温槽内に保存し、2ヶ月後の褐変度を目視により評価した。
全く褐変していない ・・・○
やや褐変が認められる ・・・△
褐変が著しい ・・・×
【0047】
【表1】
【0048】
表1に示した結果から明らかなように実施例1〜5の、アミド2塩基酸を主剤とした本発明による弱酸性透明固形洗剤は、乾燥工程を経ていないにも関わらず透明性、固化性、泡立ち、高温保存性などの品質に優れた固形洗剤であった。
【0049】
比較例1〜2の結果より、アミド2塩基酸の一種であるN−アシル酸性アミノ酸塩の中和度が本発明の範囲に無い場合、透明性、固化性、泡立ち、高温保存性などの性能が維持できないことが判明した。
【0050】
比較例3より、N−アシル酸性アミノ酸の中和に本発明で用いたアルカリ以外のものを用いた場合、製造時多量の低級アルコールの添加が必要となり、製造された透明固形洗剤の硬さは不十分であった。
【0051】
更に以下の処方に従って透明固形洗剤を試作した。どの処方も優れた使用感を有する安定な弱酸性透明固形固形洗剤であった。
【0052】
実施例6
配合品目名 w/w%
N−椰子脂肪酸アシル−L−グルタミン酸 35.0
トリイソプロパノールアミン(1.6当量) 32.0
グリセリン 10.0
尿素 5.0
精製水 17.99
グリチルリチン酸ジカリウム 0.01
【0053】
実施例7
配合品目名 w/w%
N−椰子脂肪酸アシル−L−グルタミン酸 35.0
ジイソプロパノールアミン(1.8当量) 25.0
グリセリン 10.0
尿素 5.0
精製水 24.8
カチオン化セルロース 0.2
【0054】
【発明の効果】
本発明の透明固形洗剤組成物により、透明固形洗剤としての透明性、硬さ、起泡性などの品質を保ちながら低温下での安定性が良好で、しかも短期間での製造が可能となった。
Claims (3)
- 一般式(1)
で表されるアミド2塩基酸を20〜55重量%の範囲で含有し、且つ該アミド2塩基酸が、一般式(2)
で表されるアルカノールアミン類を必須成分とするアルカリ中和剤で該アミド2塩基酸に対し1.5〜2.0当量中和されたアミド2塩基酸であることを特徴とする透明固形洗剤組成物。 - 前記アミド2塩基酸がN−アシルグルタミン酸および/またはN−アシルイミノジ酢酸である請求項1に記載の透明固形洗剤組成物。
- 前記アミド2塩基酸のアルカリ中和剤が、一般式(2)で表されるアルカノールアミン類のみからなる請求項1または2に記載の透明固形洗剤組成物。
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-
2002
- 2002-08-28 JP JP2002249277A patent/JP2004083807A/ja active Pending
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WO2021212404A1 (en) * | 2020-04-23 | 2021-10-28 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Transparent shampoo bar and method for preparing the same |
EP4138770A4 (en) * | 2020-04-23 | 2024-01-03 | Henkel AG & Co. KGaA | TRANSPARENT SHAMPOO BAR AND METHOD FOR PRODUCING THE SAME |
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