JP2002060795A - 透明固形石鹸組成物 - Google Patents
透明固形石鹸組成物Info
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Abstract
性や固形物性を有する石鹸分の皮膚残留性が極めて低減
化されたツッパリ感のない使用感の透明固形石鹸組成物
を提供する。 【解決手段】 成分(A):脂肪酸石鹸、 成分(B):多価アルコール、 および成分(C):一般式(1) 【化1】 [式中R1は炭素数5ないし21の無置換または少なく
とも1個のヒドロキシル基により置換された直鎖もしく
は分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を表し、R2
およびR3は、それぞれ水酸基を含んでもよい炭素数1
ないし5のアルキル基またはアルケニル基を表し、同一
でも異なっていてもよい。nは、1ないし5の整数を表
す。]で表される脂肪酸アミドアミンオキサイド化合物
を必須成分として含有することを特徴とする透明固形石
鹸組成物。
Description
のボリューム感が改善された、しかも良好な透明性や固
形物性を有する洗浄後の残留脂肪酸量の極めて低減化さ
れたつっぱり感のない使用感を有する透明固形石鹸組成
物に関する。
来より高級脂肪酸塩の固形物、いわゆる「石鹸」が用い
られており現在でも身体洗浄剤の主流である。
で、多価アルコールや糖類等の透明化剤などを配合し透
明にしたいわゆる「透明石鹸」が現在の身体洗浄剤市場
の一部を占めている。外観的に美的要素の高い固形の透
明石鹸は、単に贈答用石鹸としてだけでなく、女性の洗
顔用石鹸として広く使用されている。
石鹸と同様に、牛脂やヤシ油などの原料油脂をカセイソ
ーダでケン化して得られる脂肪酸石鹸(脂肪酸アルカリ
金属塩)に、エタノールやグリセリンなどの多価アルコ
ールや砂糖等の透明化剤を添加して撹拌しながら約80
℃で加熱した後、冷却固化し乾燥する工程を経て製造さ
れている。
コール類等は、透明石鹸の起泡性にも影響を与え、非透
明な固形石鹸に比較して、泡の立ち上がり、ボリューム
感に欠け、その使用感も更に向上させることが望まれい
る。
剤を起泡性を改善するまで配合すると、例えば、透明性
が低下したり、水や湯に対して非常に溶け崩れ易くなっ
たり、透明石鹸の製造の際の乾燥工程における石鹸硬度
が不足したりするという問題がある。
テルカルボン酸類を添加した石鹸組成物が公開されてい
るが、起泡効果を改善するまでエーテルカルボン酸を配
合すると石鹸組成物その物の強度が不足して外観変形な
どの問題を有する。さらにその起泡性の改善はまだ充分
ではなく、泡立ちが早く、豊富な泡量を有する透明固形
石鹸組成物が望まれていた。
した場合、洗浄水中に含まれるミネラル分が石鹸と水不
溶性のスカムが形成され、その石鹸スカムの皮膚残留性
が近年問題になっており、これらの改善も望まれてい
た。
従来技術の課題を解決しようとするものであり、良好な
泡立ち性能を有し、しかも良好な透明性や固形物性を有
する石鹸分の皮膚残留性が極めて低減化されたツッパリ
感のない使用感の透明固形石鹸組成物を提供することを
目的とする。
に特定の脂肪酸アミドアミンオキサイド化合物を配合す
ることにより上述の目的を達成することができることを
見出し、本発明を完成させるに至った。
鹸、 成分(B):多価アルコール、 および成分(C):一般式(1)
または少なくとも1個のヒドロキシル基により置換され
た直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基
を表し、R2およびR3は、それぞれ水酸基を含んでもよ
い炭素数1ないし5のアルキル基またはアルケニル基を
表し、同一でも異なっていてもよい。nは、1ないし5
の整数を表す。]で表される脂肪酸アミドアミンオキサ
イド化合物を必須成分として含有することを特徴とする
透明固形石鹸組成物に関するものである。
(A)として脂肪酸石鹸を含有する。このような脂肪酸
石鹸としては、種々の脂肪酸石鹸を使用することができ
るが、脂肪酸石鹸を構成する脂肪酸は炭素数8〜22の
ものであることが好ましい。また、脂肪酸石鹸を構成す
る脂肪酸としては、直鎖、分岐、あるいは飽和、不飽和
を問わず使用することができ、単独で使用してもよく、
複数種を併せて使用してもよい。このような脂肪酸とし
ては、例えば牛脂、羊油等の動物油脂、ヤシ油、パーム
核油、大豆油、オリーブ油、綿実油等の植物油脂などを
常法により高圧分解して得た脂肪酸混合物や、これらを
分離精製して得られるラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、パルミトオレイ
ン酸、オレイン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン
酸およびイソステアリン酸等の単独または複数種の混合
物を使用することができる。
オンとしては、リチウム、カリウム、ナトリウム等のア
ルカリ金属原子、アンモニウム基、炭素数2または3の
ヒドロキシアルキル基を有するアルカノールアミンまた
は塩基性アミノ酸のカチオン残基等を挙げることができ
る。
成物当たりの配合量は、当該脂肪酸石鹸の種類や、所望
の石鹸硬度などに応じて適宜定めることができるが、好
ましくは20〜50重量%、より好ましくは25〜45
重量%である。
50重量%を越えて配合すると、部分的な結晶析出が発
生し、特に低温保存においては透明性が著しく損なわ
れ、失透することがあり好ましくない。
(B)として多価アルコールを含有する。これらは透明
化剤として機能しており、従来の透明石鹸において用い
られているものと同様のものである。
(B)として多価アルコールを含有する。成分(B)は
透明化剤として機能しており、従来の透明石鹸において
用いられているものと同様のものである。
子中に2個以上のヒドロキシ基を有する化合物である。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、1,3−ブチレングリコール等が挙げられ
る。3価の多価アルコールとしては、グリセリン等が挙
げられる。4価以上の多価アルコールとしては、ショ
糖、ブドウ糖、マンニトール、ソルビトール、マルチト
ール、トレハロース、マルトース、プルラン、ペクチ
ン、乳糖、キシリット、カラギーナン、アルギン酸等を
挙げることができる。
てもよく、2種以上を併用してもよい。
成物当たりの配合量は、透明固形石鹸組成物製造方法に
よって好適値が異なる。すなわち、石鹸分の溶解促進剤
としてエタノール、イソプロパノール等の低級アルコー
ルを使用して乾燥する通常の透明石鹸類の製造方法で
は、この場合の多価アルコールの配合量は、脂肪酸石鹸
を十分に透明化させるために、好ましくは10〜20重
量%、より好ましくは13〜17重量%である。
石鹸分の溶解促進剤として低級アルコールを使用しない
場合は、透明固形石鹸組成物製造時、石鹸分の溶解を配
合組成物中の多価アルコールにより促進させる必要があ
るため、多価アルコールの配合比率を30〜60重量
%、好ましくは35〜45重量%と多めに使用する必要
がある。この時、好適には多価アルコールの組成を多価
アルコール総量当たり、2価の多価アルコールの比率が
10〜90重量%、3価の多価アルコールが0〜80重
量%および4価以上の多価アルコールが10〜60重量
%の範囲内であることがさらに製造が容易となり、透明
性が向上する点から望ましい。
(C)として一般式(1)
または少なくとも1個のヒドロキシル基により置換され
た直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基
を表し、R2およびR3は、それぞれ水酸基を含んでもよ
い炭素数1ないし5のアルキル基またはアルケニル基を
表し、同一でも異なっていてもよい。nは、1ないし5
の整数を表す。]で表される脂肪酸アミドアミンオキサ
イド化合物を含有する。
起泡改質剤としても機能しており、透明固形石鹸組成物
に配合された場合に、透明性や固形物性(耐溶け崩れ
性、石鹸硬度)を劣化させないものである。また、透明
石鹸を使用した際に、洗浄中生成する石鹸スカムを皮膚
に残留させない効果を有する。
繰り返し数nが5を超える場合は、前記一般式(1)で
示される脂肪酸アミドアミンオキサイドの水溶性が不足
して透明固形石鹸組成物が失透することがあり好ましく
ない。また、R2、R3における炭素数が5を超える場合
も、同様に脂肪酸アミドアミンオキサイドの水溶性が不
足して透明固形石鹸組成物が失透することがあり好まし
くない。
すと、例えばカプリル酸アミドプロピルジメチルアミン
オキサイド、カプリン酸アミドプロピルジメチルアミン
オキサイド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミン
オキサイド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミ
ンオキサイド、パルミチン酸アミドプロピルジメチルア
ミンオキサイド、ステアリン酸アミドプロピルジメチル
アミンオキサイド、イソステアリン酸アミドプロピルジ
メチルアミンオキサイド、オレイン酸アミドプロピルジ
メチルアミンオキサイド、リシノレイン酸アミドプロピ
ルジメチルアミンオキサイド、12−ヒドロキシステア
リン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、ヤシ
脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイド、パー
ム核油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイ
ド、ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキ
サイド、ラウリン酸アミドエチルジメチルアミンオキサ
イド、ミリスチン酸アミドエチルジメチルアミンオキサ
イド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジメチルアミンオキサイ
ド、ラウリン酸アミドエチルジエチルアミンオキサイ
ド、ミリスチン酸アミドエチルジエチルアミンオキサイ
ド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジエチルアミンオキサイ
ド、ラウリン酸アミドエチルジヒドロキシエチルアミン
オキサイド、ミリスチン酸アミドエチルジヒドロキシエ
チルアミンオキサイド、ヤシ脂肪酸アミドエチルジヒド
ロキシエチルアミンオキサイド等が挙げられるが、これ
らの中でもラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオ
キサイド、ミリスチン酸アミドプロピルジメチルアミン
オキサイド、ヤシ脂肪酸アミドプロピルジメチルアミン
オキサイド、パーム核油脂肪酸アミドプロピルジメチル
アミンオキサイド、ヒマシ油脂肪酸アミドプロピルジメ
チルアミンオキサイドが起泡性などの点から特に好まし
い。
たりの配合量は0.01〜10重量%、さらに好ましく
は2〜7重量%の範囲内で配合することが好ましい。1
0重量%を越えて成分(C)の脂肪酸アミドアミンオキ
サイド化合物を配合すると透明固形石鹸組成物自体が軟
化するなどの障害が発生することがあり好ましくない。
また、0.01重量%未満の成分(C)の脂肪酸アミド
アミンオキサイド化合物の配合では、起泡性改善、及び
使用感の改善が発現せず好ましくない。
成分に加えて、キレート剤成分(D)として下記一般式
(2)
表し、M1〜M5は互いに独立に水素原子、アルカリ金属
原子を示す。]で表されるホスホン酸誘導体を0.01
〜5重量%配合することが好ましい。
る高温状態になる。このような場所に長期間に渡り、本
発明の透明固形石鹸組成物を保管すると、改質剤として
配合した脂肪酸アミドアミンオキサイドに起因すると思
われる熱着色が黄色方向に発生する場合がある。本発明
者の検討により、長期高温保存時に発生する透明固形石
鹸組成物の黄色変色を最も効果的に減らす効果があるの
が、前記一般式(2)により示されるホスホン酸誘導体
であることを見出した。
導体は、高級脂肪酸アミドアミンオキサイド化合物に起
因すると思われる高温保存時の着色を防止する効果に特
に効力を発現させる成分であり、0.01重量%未満の
配合量では、高温保存時の着色防止効果が充分でなく、
5重量%を越えて配合すると、透明固形石鹸組成物を低
温保存した場合、失透する場合があり好ましくない。
適な具体例としては、入手のしやすさより、1−ヒドロ
キシエタン−1,1−ジホスホン酸ナトリウム塩、1−
ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸カリウム塩が
特に好ましい。
成分(A)、(B)、(C)および(D)成分に加え
て、透明石鹸の透明度を上昇させる目的で成分(E):
一般式(3)
または不飽和の炭化水素基を表し、M6およびM7は、お
のおの独立に水素原子、アンモニウム基、アルカリ金属
原子、アルカノールアミンまたは塩基性アミノ酸のカチ
オン残基を表す。]で表されるN−アシルグルタミン酸
塩を配合することが望ましい。
酸塩を具体的に示すと、例えばN−ココイル−L−グル
タミン酸モノナトリウム、N−混合脂肪酸アシル(C8
〜C20)−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−ラウ
ロイル−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−ココイ
ル−L−グルタミン酸モノトリエタノールアミン、N−
ココイル−L−グルタミン酸モノ−L−リジン塩等が挙
げられる。
も、透明性は保てるが、 N−アシルグルタミン酸塩を
0.1〜5重量%好適には1〜2重量%添加することに
より、透明石鹸の透明性をさらに高めることができる。
N−アシルグルタミン酸塩の配合量が0.1重量%未満
では透明性の顕著な上昇が確認されず、5重量%を越え
て配合すると、透明固形石鹸組成物の硬度が不足する等
の問題点があり好ましくない。
成分以外に、起泡性向上のために、成分(F):高級脂
肪酸、好ましくは炭素数12〜18のヤシ油脂肪酸など
の高級脂肪酸を配合することが好ましい。このような高
級脂肪酸の配合量は、好ましくは3〜20重量%、より
好ましくは5〜15重量%である。
さらに、透明石鹸の匂いの安定性をより高めるために酸
化防止剤としてジブチルヒドロキシトルエンを含有させ
てもよい。特に石鹸組成物中に不飽和脂肪酸比率により
酸化防止剤の配合量は適時変更しうるが、好ましくは1
〜1000ppm、より好ましくは50〜300ppm
である。
透明性を向上させるために、ポリオキシエチレン型およ
び/またはポリオキシプロピレン型非イオン界面活性剤
を配合してもよい。このような目的で配合されるポリオ
キシエチレン型および/またはポリオキシプロピレン型
非イオン界面活性剤としては、POEソルビタンモノラ
ウリレート、POEソルビタンモノオレエート、POE
ソルビタントリオレエート、POEソルビタンモノイソ
ステアレート、POEラウリルエーテル、POEセチル
エーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリル
エーテル、POEベヘニルエーテル、POEヘキシルデ
シルエーテル、POEデシルテトラデシルエーテル、P
OE還元ラノリン、POEラノリンアルコール、POE
フィトステロール、POEまたはPOPセチルエーテ
ル、POEまたはPOPデシルテトラデシルエーテル、
POEノニルフェニルエーテル、POEヒマシ油、PO
E硬化ヒマシ油等を挙げることができる。これらのポリ
オキシエチレン型および/またはポリオキシプロピレン
型非イオン界面活性剤におけるポリオキシエチレン、ポ
リオキシプロピレンの付加モル数は、1〜100が好ま
しく、また、配合量は透明固形石鹸当たり0.5〜7重
量%が好ましい。
上記成分に加えて、必要に応じて、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩等のスルホン
酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタ
ノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル
硫酸エステル塩、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウ
ム、 POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミ
ン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム等のPO
Eアルキルエーテル硫酸エステル塩、高級アルコールリ
ン酸エステル類、2−ヤシ油アルキル−N−カルボキシ
エチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、2
−パーム核油アルキル−N−カルボキシエチルヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン型
両性界面活性剤、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイ
ン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、パーム核油脂
肪酸アミドプロピルベタイン等のアミドプロピルベタイ
ン型の両性界面活性剤、ココイルメチルタウリンナトリ
ウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム等のアシル
メチルタウリン塩、ヤシ油脂肪酸アシル加水分解シルク
ペプタイド、ラウロイル加水分解シルクペプタイド、パ
ーム核油脂肪酸アシル加水分解シルクペプタイド、ヤシ
脂肪酸アシル加水分解コラーゲンペプタイド、ラウロイ
ル加水分解コラーゲンペプタイド、パーム核油脂肪酸ア
シル加水分解コラーゲンペプタイド、ヤシ脂肪酸アシル
加水分解カゼインペプタイド、ラウロイル加水分解カゼ
インペプタイド、パーム核油脂肪酸アシル加水分解カゼ
インペプタイド、ヤシ脂肪酸アシル加水分解ケラチンペ
プタイド、ラウロイル加水分解ケラチンペプタイド、パ
ーム核油脂肪酸アシル加水分解ケラチンペプタイド等の
蛋白加水分解物のアシル化物、スルホコハク酸ラウリル
二ナトリウム、POE(1〜4)スルホコハク酸ラウリ
ル二ナトリウム、スルホコハク酸POE(5)ラウロイ
ルエタノールアミド二ナトリウム、オレイン酸アミドス
ルホコハク酸ラウリル二ナトリウム等のスルホコハク酸
型界面活性剤、アシル化イセチオネート、脂肪酸アミド
エーテルサルフェート、モノアルキルリン酸エステル、
さらに、脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸モノエタノ
ールアミド、POE脂肪酸モノエタノールアミド、アミ
ンオキサイド、POEアルキルフェニーエーテル等の非
イオン界面活性剤、さらに、塩化ラウリルトリメチルア
ンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化ジステアリルトリメチルアンモニウム等のカチオン
界面活性剤、N−2−ヒドロキシエチル−N−2−ラウ
リン酸アミドエチルグリシン、N−2−ヒドロキシエチ
ル−N−2−ヤシ油脂肪酸アミドエチルグリシン、N−
2−ヒドロキシエチル−N−2−ラウリン酸アミドエチ
ル−β−アラニン、N−2−ヒドロキシエチル−N−2
−ヤシ油脂肪酸アミドエチル−β−アラニン、N−2−
(カルボキシメチル)−N−{2−{N’−(2−ヒド
ロキシエチル)ラウリン酸アミド}エチル}グリシン、
N−2−(カルボキシメチル)−N−{2−{N’-
(2−ヒドロキシエチル)ヤシ油脂肪酸アミド}エチ
ル}グリシン等の界面活性剤を用いることができる。
応じて、エステル油等のエモリエント剤、ヒアルロン
酸、キチン、キトサン等の保湿剤、アロエエキス、胎盤
抽出エキス等の細胞賦活剤、アラントイン、グリチルリ
チン酸塩等の消炎剤、香料、色素を加えることができ
る。
分を加熱溶解した後、型に注入し、冷却、固化して、切
断、磨き、型打ちすることにより製造することができ
る。
製造することができる。例えば、脂肪酸石鹸分の溶解促
進剤にエタノール等の低級アルコールを使用する場合、
成分(D)の高級脂肪酸、エタノール、成分(B)の多
価アルコールおよび水を混合して加熱溶解する。この溶
液に、成分(A)の脂肪酸石鹸(石鹸用素地)、成分
(C)の脂肪酸アミドアミンオキサイド、さらに他の成
分を必要に応じて添加し、十分に混合し溶解した後、冷
却固化し、所定の大きさと形状に切断する。そして、切
断体積にもよるが、約100g程度の切り出しであれ
ば、室温で約40日間、水とエタノールとを徐々に揮散
させて乾燥する。これにより透明固形石鹸組成物が得ら
れる。
ル等の低級アルコールを使用しない場合は、成分(B)
の多価アルコール、成分(A)の脂肪酸石鹸(石鹸用素
地)、成分(C)の脂肪酸アミドアミンオキサイド、お
よび水、さらに他の成分を必要に応じて添加し、充分に
加熱溶解した後、型に注入し、冷却、固化して、切断、
磨き、型打ちすることにより製造することができる。石
鹸分の溶解剤として低級アルコールを用いない透明石鹸
は、乾燥工程を必要としないが、成形を容易に行うため
に固化・切断後、切断体積にもよるが、約100g程度
の切り出しであれば、1週間程度熟成することが好まし
い。
鹸組成物は、透明石鹸改質成分として成分(C)の特定
の脂肪酸アミドアミンオキサイド化合物化合物を含有す
るので、良好な泡立ち性能を有し、しかも良好な透明性
や固形物性を有する石鹸分の皮膚残留性が極めて低減化
されたツッパリ感のない使用感の透明固形石鹸組成物が
得られる。
となるように、生成したN,N−ジメチルプロピルラウ
リン酸アミド284g(1.0モル)に反応触媒として
クエン酸1.9gを加え、取り出し重量が1kgになる
ように精製水を添加し、1.05モルの過酸化水素を反
応させ、80℃、4時間熟成後、室温まで冷却して取り
出した。得られたアミドアミンオキサイド水溶液を凍結
乾燥し、粉末のラウリン酸アミドプロピルジメチルアミ
ンオキシドを得た。
例1〜8並びに比較例1〜2を表1および表2に示す処
方の固形の透明固形石鹸組成物を常法により製造した。
乾燥終了時の重量変化は表中に記入してある。主にアル
コール及び水が減量されて試験サンプルとなる、実施例
1〜6及び比較例1〜2における乾燥終了時のエタノー
ル含量は0.1〜1.5%の間であった。
ドプロピルジメチルアミンオキサイドは製造例1に従っ
て製造したものを使用した。ヤシ脂肪酸アミドプロピル
ジメチルアミンオキサイドは製造例1のN,N−ジメチ
ルプロピルラウリン酸アミドをN,N−ジメチルプロピ
ルヤシ脂肪酸アミドに変えて試作したものを使用した。
品)について、洗浄時の泡立ち、透明性、匂い安定性及
び固形物性を以下に説明するように試験し評価した。得
られた結果を表1、表2に示す。
を行った。比較例1の石鹸組成物を対照として次の4段
階に評価した。 ◎:対照に比べ非常に泡が多い場合 ○:対照に比べやや泡が多い場合 △:対照とほとんど差がない場合 ×:対照に泡が少ない場合
下で90日保存し、保存後の色を目視観察した。そし
て、保存前の実施例1の透明固形石鹸組成物を対照とし
て次の4段階に評価した。 ◎:対照と全く差がない場合 ○:対照とほとんど差がない場合 △:対照に比べわずかに変色し透明性も低下している場
合 ×:対照に比べ相当に変色し透明性も低下している場合
室温下で90日保存し、保存後の匂いを官能評価した。
その際、保存前の実施例1の透明固形石鹸組成物を対照
として次の4段階に評価した。 ◎:対照と全く差がない場合 ○:対照とほとんど差がない場合 △:対照に比べ僅かに異臭がある場合 ×:対照に比べ相当な異臭がある場合
10日間、実際に透明固形石鹸組成物を使用してもら
い、ふやけ等の固形物性を目視にて評価した。その際、
比較例1の透明固形石鹸組成物を対照とし、10名の評
価結果の平均を次の4段階に評価した。 ◎:対照に比べ良好な固形物性である場合 ○:対照とほとんど差のない固形物性である場合 △:対照に比べやや劣った固形物性である場合 ×:対照に比べ非常に劣った固形物性である場合
タノールを使用して調製した透明固形石鹸組成物におい
て、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキサイ
ドが0.01重量%以上の配合で洗浄時泡立ち試験の評
価スコアが上昇する、また、泡が豊富なだけではなく、
対象品である比較例1のサンプルに比較して泡の立ち上
がりが早いという結果であった。しかしながら10重量
%を超える配合では使用感の改善は見られるが固形物
性、特に固形物強度に満足できるものではなかった。
タノールを使用せずに調製した透明固形石鹸組成物にお
いても、本発明の透明固形石鹸組成物は優れた固形物性
と、洗浄時に豊富な早い泡立ちを有していた。
形石鹸組成物を試作した。いずれの処方も優れた固形物
性と、洗浄時に豊富な早い泡立ちを有する透明石鹸であ
った。
留試験) 試験方法 以下、表3の配合処方を製造し、こかした時点で各々透
明石鹸から2.00gのサンプルを切り出して、脂肪酸
皮膚残留試験を行った。このサンプル量で残留試験を行
った場合、2.55mmolの脂肪酸塩を試験に供した
ことになる。
全体に泡立て、洗浄をおこなう 40℃温水にてすすぎを3分間おこなう ドライヤーにて乾燥を2分間おこなう
決めておいた部分に接着させ(皮膚表面接触面積4.5
216cm2)、液体クロマトグラフィー溶離液2.0
mlをカップ内に注ぎ込みカップを密閉して、5分浸潤
させ、皮膚上に残る界面活性剤を溶離液に溶出させる。
て、下記条件の7検体、高速液体クロマトグラフィーで
脂肪酸(ラウリン酸及びミリスチン酸)を定量し、残留
脂肪酸量の平均値をnmol単位で表3に示した。
肪酸アミドアミンオキサイドを加えた透明固形石鹸組成
物で洗浄後の皮膚表面に残留する脂肪酸塩類は、脂肪酸
アミドアミンオキサイド未配合のものと比較して、約1
/3以下の残留量であった。この残留脂肪酸塩の減少効
果に関して、脂肪酸アミドアミンオキサイドの石鹸類に
対する親和性の強さや、洗浄時、石鹸成分とすすぎ水に
含まれるミネラル分と化合した脂肪酸金属塩を効果的に
すすぎ水中に分散、或いは可溶化させているためと推察
している。
せた。乾燥後の重量は製造直後の重量に対して80%ま
で減量していた。実施例4および実施例16の乾燥サン
プルを−5℃および50℃の恒温器にそれぞれ静置し、
1ヶ月後各サンプルの−5℃保存品と50℃保存品との
間で外観を比較したところ、実施例4のサンプルは50
℃保存品が淡黄色変色を示していたが、実施例16のサ
ンプルは両保存条件に差異がなかった。
に際し、何ら問題なく製造することができた。乾燥後使
用してみると、実施例3の透明固形石鹸組成物と同様に
洗浄時に豊富な泡立ちを有する透明固形石鹸組成物であ
った。
り、良好な泡立ち性能を有し、しかも良好な透明性や固
形物性を有する石鹸分の皮膚残留性が極めて低減化され
たツッパリ感のない使用感の透明固形石鹸組成物が得ら
れる。
果に加え、透明固形石鹸組成物の着色を防止することが
できる。
果に加え、より透明な透明固形石鹸組成物が得られる。
果に加え、さらに起泡性が向上した透明固形石鹸組成物
が得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】 成分(A):脂肪酸石鹸、 成分(B):多価アルコール、 および成分(C):一般式(1) 【化1】 [式中、R1は炭素数5ないし21の無置換または少な
くとも1個のヒドロキシル基により置換された直鎖もし
くは分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基を表し、R
2およびR3は、それぞれ水酸基を含んでもよい炭素数1
ないし5のアルキル基またはアルケニル基を表し、同一
でも異なっていてもよい。nは、1ないし5の整数を表
す。]で表される脂肪酸アミドアミンオキサイド化合物
を必須成分として含有することを特徴とする透明固形石
鹸組成物。 - 【請求項2】 成分(A):脂肪酸石鹸を20〜50重
量%、 成分(B):多価アルコールを10〜60重量%、およ
び 成分(C):脂肪酸アミドアミンオキサイド化合物化合
物を0.01〜10重量%の割合で含有することを特徴
とする請求項1記載の透明固形石鹸組成物。 - 【請求項3】 さらに成分(D)として一般式(2) 【化2】 [式中R4は、メチル基またはエチル基を表し、M1〜M
5は互いに独立に水素原子またはアルカリ金属原子を示
す。]で示されるホスホン酸誘導体を0.01〜5重量
%含有する請求項1または請求項2に記載の透明固形石
鹸組成物。 - 【請求項4】 さらに成分(E):一般式(3) 【化3】 [式中R5は、炭素数7ないし19の飽和または不飽和
の炭化水素基を表し、M6およびM7は、おのおの独立に
水素原子、アンモニウム基、アルカリ金属原子、アルカ
ノールアミンまたは塩基性アミノ酸のカチオン残基を表
す。]で表されるN−アシルグルタミン酸塩を0.1〜
5重量%含有する請求項1ないし請求項3のいずれか1
項に記載の透明固形石鹸組成物。 - 【請求項5】 さらに成分(F):高級脂肪酸を含有す
る請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の透明
固形石鹸組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000253494A JP2002060795A (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | 透明固形石鹸組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000253494A JP2002060795A (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | 透明固形石鹸組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002060795A true JP2002060795A (ja) | 2002-02-26 |
Family
ID=18742583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000253494A Pending JP2002060795A (ja) | 2000-08-24 | 2000-08-24 | 透明固形石鹸組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002060795A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009144069A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Nof Corp | 透明固形石鹸 |
FR3000383A1 (fr) * | 2013-01-03 | 2014-07-04 | Oreal | Composition cosmetique comprenant une base de savon et un carraghenane |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796099A (en) * | 1980-12-01 | 1982-06-15 | Neutrogena Corp | Transparent soap composition |
JPH0741798A (ja) * | 1993-07-26 | 1995-02-10 | Lion Corp | 固型石けん組成物 |
-
2000
- 2000-08-24 JP JP2000253494A patent/JP2002060795A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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