JP2004082661A - 樹脂被覆布帛及びその製造方法並びに表皮被覆発泡体 - Google Patents

樹脂被覆布帛及びその製造方法並びに表皮被覆発泡体 Download PDF

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米野 守
Kazuji Yamada
山田 一二
Yoshito Kondo
近藤 孔人
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Abstract

【課題】製造するための工程数が少なく、製造コストの低廉な樹脂被覆布帛を提供する。
【解決手段】ポリプロピレン繊維生地1aの一面に樹脂層1bが形成されている。樹脂層1bは、酢酸ビニル基の含有割合が14モル%のEVAからなる。樹脂層1bにウレタン原液13aを接触させつつ加熱することにより、ウレタン発泡体13bの表面にポリプロピレン繊維生地1aが貼着された表皮被覆発泡体14が成形される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はウレタン発泡体の表面に布帛を貼着するための樹脂被覆布帛及びその製造方法並びにウレタン発泡体の表面に布帛が貼着された表皮被覆発泡体に関する。これらの発明は、イスやソファー等のクッション材に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来、発泡体の表面に織地や編地等の布帛が貼着された表皮被覆発泡体を製造するための樹脂被覆布帛が知られている(特開平5−200174号公報)。この樹脂被覆布帛は、布帛と、布帛の一面に形成された樹脂層とからなり、樹脂層は布帛上に形成されたウレタンフォーム層と、さらにそのウレタンフォーム層上に形成された厚さ約30μmのウレタンフィルム層とから構成されている。この樹脂被覆布帛を用いて、以下のように表皮被覆発泡体が製造される。
【0003】
まず外部と内部とを連通する連通穴が設けられた成形型を用意し、成形型の成形面に上記樹脂被覆布帛の布帛側を当接させる。そして、連通穴を介して成形型内部を真空引きすることにより、樹脂被覆布帛を成形型に密着させる。次に、加熱することによりウレタン発泡体となるウレタン原液を樹脂被覆布帛が密着した成形型内に注ぎ、成形型に外部から湯を注いだり、成形型に備えられた配管内に湯を通したりすることにより、成形型を加熱する。こうして成形型内のウレタン原液を発泡させてウレタン発泡体を成形し、成形型からこれを取り出してウレタン発泡体に布帛が貼着された表皮被覆発泡体を得る。
【0004】
こうして、上記樹脂被覆布帛を用いて表皮被覆発泡体を製造する場合、ウレタン原液を発泡させる工程と、布帛をウレタン発泡体へ貼着する工程とを単一の工程で行うことができる。このため、ウレタン発泡体を成形した後で接着剤を用いて布帛を接着した表皮被覆発泡体に比べ、表皮被覆発泡体の製造工程数を減らすことができ、ひいては、表皮被覆発泡体の製造コストを低廉なものとすることができる。
【0005】
また、ウレタン原液が加熱される際のウレタン原液の布帛側へ浸出がウレタンフィルム層によって阻止されるため、ウレタン発泡体の布帛側へ浸出による外観不良や布帛の風合い変動を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の樹脂被覆布帛は、以下に示すように、その製造に多くの工程が必要とされていた。
【0007】
まず、ウレタン溶液を離型紙に塗布した後、加熱を行って離型紙上にウレタンフィルム層を形成する。次に、ウレタン層上にウレタン系接着剤を塗布する。さらに、こうして塗布されたウレタン系接着剤上に布帛を当接させて加熱し、さらに72時間のエージングを行う。これにより、接着剤中のポリオールとジイソシアネートとの間で架橋反応が進んで固化し、布帛が接着剤に接着する。その後、離型紙を剥がすことにより、布帛上にウレタンフォーム層が形成され、さらにその上にウレタンフィルム層が形成された樹脂被覆布帛が得られる。
【0008】
このように上記従来の樹脂被覆布帛は多くの工程を経て製造されているため、製造コストの高騰化を招来していた。そして、これを用いて製造された表皮被覆発泡体の製造コストも高騰化していた。
【0009】
本発明は、上記従来の従来の実情に鑑みてなされたものであり、製造するための工程数が少なく、製造コストの低廉な樹脂被覆布帛及びその製造方法並びに製造コストの低廉な表皮被覆発泡体を提供することを解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、上記課題解決のため、熱可塑性樹脂を溶融して直接布帛に樹脂層を形成する熱溶着法によって樹脂被覆布帛を製造することを考えた。
【0011】
しかし、従来から熱溶着法によく用いられているポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系ポリマーによって樹脂層を布帛の一面に形成したのでは、樹脂層とウレタン発泡体との間の密着力が不十分となるとともに、風合いも硬くなってしまうことが判明した。
【0012】
そして、さらに鋭意研究を行った結果、酢酸ビニル基の含有割合が10〜30モル%の範囲とされたエチレン−酢酸ビニル共重合体によって樹脂層を形成すれば、樹脂層とウレタン発泡体との間で実用上十分な密着力を有し、風合いも柔らかい樹脂被覆布帛となることを発見し、本発明を完成するに至った。
【0013】
すなわち、本発明の樹脂被覆布帛は、布帛と該布帛の一面に形成された樹脂層とからなり、該樹脂層を加熱によりウレタン発泡体が形成されるウレタン原液に接触させつつ加熱することにより、該ウレタン発泡体の表面に該布帛が貼着された表皮被覆発泡体を製造することが可能な樹脂被覆布帛であって、前記樹脂層はエチレン−酢酸ビニル共重合体(以下「EVA」という)からなり、該EVA中の酢酸ビニル基の含有割合は10〜30モル%とされていることを特徴とする。
【0014】
本発明の樹脂被覆布帛では、布帛の一面に形成された樹脂層は熱可塑性樹脂であるEVAとされているため、熱可塑性樹脂を溶融して直接布帛に樹脂層を形成する熱溶着法によって製造することが可能となる。このため、樹脂被覆布帛を製造するための工程を少なくすることができ、製造コストも低廉となる。
【0015】
また、研究者らの試験結果によれば、EVA中の酢酸ビニル基の含有割合が10〜30モル%であれば、この樹脂被覆布帛によってウレタン発泡体の表面に布帛が貼着された表皮被覆発泡体を製造した場合、樹脂層とウレタン発泡体との間の密着力を実用上十分な程度とすることができる。また、EVA中に10〜30モル%含まれる酢酸ビニル基の存在により、樹脂層が柔らかくなり、表皮被覆発泡体の表面をソフトな感触の風合いに仕上げることができる。これに対し、EVA中の酢酸ビニル基の含有割合を10モル%未満とした場合、樹脂層とウレタン発泡体との間の密着力が弱くなるとともに、表皮被覆発泡体の表面の風合いが硬くなる。また、EVA中の酢酸ビニル基の含有割合を30モル%以上とした場合、樹脂層にピンホールが生じやすく、表皮被覆発泡体を製造する際、そのピンホールを介してウレタン原液の布帛への浸出が生じやすくなる。
【0016】
布帛はオレフィン系ポリマー繊維生地からなることが好ましい。オレフィン系ポリマーはEVAとの相溶性が良好であるため、樹脂層と布帛との密着力に優れた樹脂被覆布帛とすることができる。また、オレフィン系ポリマーは安価であるため、樹脂被覆布帛の製造コストの低廉化が可能となる。オレフィン系ポリマーとしてはポリプロピレンやポリエチレン等を用いることができる。
【0017】
本発明の樹脂被覆布帛の製造方法は、布帛と該布帛の一面に形成された樹脂層とからなり、該樹脂層を加熱によりウレタン発泡体が形成されるウレタン原液に接触させつつ加熱することにより、該ウレタン発泡体の表面に該布帛が貼着された表皮被覆発泡体を製造することが可能な樹脂被覆布帛の製造方法において、酢酸ビニル基の含有割合が10〜30モル%の範囲とされたEVAを熱溶着法によって布帛に貼着して樹脂層を形成することを特徴とする。
【0018】
本発明の樹脂被覆布帛の製造方法は、酢酸ビニル基の含有割合が10〜30モル%の範囲とされたEVAを熱溶着法によって布帛に貼着して樹脂層を形成する。このため、製造工程数が少なく、製造コストの低廉化が可能となる。また、こうして製造された樹脂被覆布帛を用いて表皮被覆発泡体を製造した場合、樹脂層とウレタン発泡体との密着力に優れた表皮被覆発泡体とすることができる。さらに布帛がオレフィン系ポリマー繊維生地であれば、より製造コストが低廉化でき、樹脂層とEVAとの密着力を大きくすることができる。
【0019】
熱溶着法は、熱溶融したEVAをフィルム状に押出して布帛に熱溶着させるTダイ法であることが好ましい。こうであれば、EVAからなる樹脂層をペレット状態から直接、連続的に樹脂被覆布帛に形成させることができることとなり、大量生産が容易となり、製造コストを極めて低廉とすることができる。
【0020】
熱溶着法は、フィルム状のEVAと布帛とを当接させつつ加熱して熱溶着するホットメルト法であることも好ましい。こうであってもEVAからなる樹脂層をフィルム状のEVAを用いて、連続的に樹脂被覆布帛に直接形成させることができることとなり、やはり大量生産が容易となり、製造コストも極めて低廉となる。
【0021】
本発明の表皮被覆発泡体は、請求項1記載の樹脂被覆布帛がウレタン発泡体の表面に貼着されていることを特徴とする。
【0022】
本発明の表皮被覆発泡体では、ウレタン原液を発泡させながら、布帛をウレタン発泡体へ貼着させることにより製造可能であるため、製造工程数を少なくすることができる。また、樹脂被覆布帛の製造では、熱可塑性樹脂であるEVAを溶融して直接布帛に樹脂層を形成する熱溶着法によって樹脂被覆布帛を製造するため、樹脂被覆布帛の工程数も少なくなる。このため、ひいては表皮被覆ウレタン発泡体の製造コストも低廉なものとなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態1及び実施形態2を図面とともに説明する。
【0024】
(実施形態1)
実施形態1の樹脂被覆布帛は、Tダイ法によってイスに用いられる表皮被覆発泡体を製造するためのものである。図1に示すように、この樹脂被覆布帛1はポリプロピレン繊維生地1aの一面に、EVAからなる樹脂層1bが熱溶着されている。
【0025】
この樹脂被覆布帛1は、以下の工程に従って製造される。まず、図2に示すラミネート加工装置を用意する。この装置は、EVAを帯状に溶融しつつ押し出すことが可能なTダイ2と、帯状に押出されたEVAをポリプロピレン繊維生地1aに貼着させるための複数個のローラ3a、3b、3c、3dとを備えている。
【0026】
さらに、ロール状に巻かれた長尺状のポリプロピレン繊維生地1a(三菱レーヨン(株)製 商品名「パイレン」)と、EVAとを用意する。EVA中の酢酸ビニル基の含有割合は14モル%とされている。
【0027】
そして、ポリプロピレン繊維生地1aをラミネート加工装置のローラ3a〜3d間の隙間に通す。さらに、図示しないTダイ用ホッパに上記EVAを投入し、Tダイ2によってEVAを帯状に溶融しつつ押出すとともに、ローラ3a〜3dを図示しないモータによって回転させる。これにより、ポリプロピレン繊維生地2にEVAが熱溶着によって貼着され、図1に示すポリプロピレン繊維生地1aの一面に樹脂層1bが形成された樹脂被覆布帛1が巻き取られる。こうして、ポリプロピレン繊維生地1aに樹脂層1bが形成された樹脂被覆布帛1を接着剤を塗布することなく、連続的に大量に製造することができる。このため、樹脂被覆布帛1の製造コストは極めて低廉となる。
【0028】
こうして得られた実施形態1の樹脂被覆布帛1を用い、以下のように表皮被覆発泡体を製造することができる。
【0029】
図3に示すように、イス用の表皮被覆発泡体を成形するための成形面10aを有する第1成形型10を用意する。この第1成形型10には、外部と内部とを連通する連通穴10bが設けられている。そして、図4に示すように、第1成形型10の成形面10a上に上記樹脂被覆布帛1を覆う。この際、ポリプロピレン繊維生地1a(図1参照)側が成形面10aに当接するようにする。そして、連通穴10bを介して真空ポンプで吸引することにより、樹脂被覆布帛1を第1成形型10の成形面10aに密着させる。
【0030】
そして、図5に示すように、第1成形型10内にウレタン原液13aを注ぎ、図6に示すように、第2成形型11を第1成形型10の上に載せた後、第1成形型10及び第2成形型11に湯を注いで温める。こうして、ウレタン原液13aを加熱しウレタン発泡体13bとした後、第2成形型を第1成形型10から分離し、第1成形型10内に成形された表皮被覆発泡体14を取り出す。こうして、図7に示す表皮被覆発泡体14を得る。この表皮被覆発泡体14は、表面に貼着されているポリプロピレン繊維生地1aの風合いがソフトな感触を有しており、表皮被覆発泡体を製造する際にウレタン原液の布帛への浸出もほとんど生じない。
【0031】
こうして得られた表皮被覆発泡体14をイスに使用した場合、ウレタン発泡体13bと樹脂層1bとの間で優れた密着力を示し、使用中に剥れることはない。また、この表皮被覆発泡体14には安価なポリプロピレン繊維生地1aが貼着されているため、製造コストを低廉にすることができ、機械的強度も優れている。
【0032】
(実施形態2)
実施形態2の樹脂被覆布帛は、ホットメルト法によってイスに用いられる表皮被覆発泡体を製造するためのものである。図1に示すように、この樹脂被覆布帛4は、実施形態1の樹脂被覆布帛1と同様、ポリプロピレン繊維生地4aの一面に、EVAからなる樹脂層4bが熱溶着されている。
【0033】
この樹脂被覆布帛4は、以下の工程に従って製造される。まず、図8に示すラミネート加工装置を用意する。この装置は、EVAを帯状に溶融しつつ押し出すことが可能なTダイ5と、帯状に押出されたEVAを離型紙6に均一に塗布するための複数個のローラ7a、7b、7cと、EVAが均一に塗布された離型紙6をポリプロピレン繊維生地4aに貼着するためのローラ8a、8b、9a、9bとが備えられている。
【0034】
また、ロール状に巻かれた長尺状のポリプロピレン繊維生地4a(三菱レーヨン(株)製 商品名「パイレン」)と、ロール状に巻かれた離型紙6(協和産業(株)製 商品名「SPP6430」)と、EVAとを用意する。EVA中の酢酸ビニル基の含有割合は14モル%とされている。
【0035】
そして、離型紙6をラミネート加工装置のローラ7a、7b、7c、8a、8b、9a、9bの隙間に通す。また、ポリプロピレン繊維生地4aをローラ8a、8b、9a、9bの隙間に通す。
【0036】
そして、Tダイ5に原料を供給するための図示しないホッパにEVAを投入し、Tダイ5からEVAを帯状に溶融しつつ押出すとともに、ローラ7a、7b、7c、8a、8b、9a、9bを図示しないモータによって回転させる。これにより、離型紙6がローラ7a、7b、7cを通る間にEVAが離型紙6に均一に塗布される。さらに、こうしてEVAが均一に塗布された離型紙6がローラ8a、8b、9a、9bを通る間に、ポリプロピレン繊維生地4aに樹脂層6が貼着された樹脂被覆布帛4が離型紙6上に形成され巻き取られる。
【0037】
こうして、ポリプロピレン繊維生地4aに接着剤を塗布することなく、樹脂層4bが貼着された樹脂被覆布帛4を連続的に大量に製造することができる。このため、樹脂被覆布帛4の製造コストも極めて低廉となる。
【0038】
さらに、こうして得られた実施形態2の樹脂被覆布帛を用い、実施形態1と同様の方法によって、同様の作用効果を有する表皮被覆発泡体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1及び実施形態2に係る樹脂被覆布帛の断面図である。
【図2】実施形態1の樹脂被覆布帛を製造するためのラミネート加工装置の模式図である。
【図3】第1成形型の断面図である。
【図4】第1成形型に樹脂被覆布帛を覆った状態の断面図である。
【図5】第1成形型内にウレタン原液を注いだ状態の断面図である。
【図6】第1成形型内にウレタン発泡体が形成された状態の断面図である。
【図7】表皮被覆発泡体の断面図である。
【図8】実施形態2の樹脂被覆布帛を製造するためのラミネート加工装置の模式図である。
【符号の説明】
1a、4a…布帛(ポリプロピレン繊維生地)
1b、4b…樹脂層
13a…ウレタン原液
13b…ウレタン発泡体
14…表皮被覆発泡体

Claims (7)

  1. 布帛と該布帛の一面に形成された樹脂層とからなり、該樹脂層を加熱によりウレタン発泡体が形成されるウレタン原液に接触させつつ加熱することにより、該ウレタン発泡体の表面に該布帛が貼着された表皮被覆発泡体を製造することが可能な樹脂被覆布帛であって、
    前記樹脂層はエチレン−酢酸ビニル共重合体からなり、該エチレン−酢酸ビニル共重合体中の酢酸ビニル基の含有割合は10〜30モル%とされていることを特徴とする樹脂被覆布帛。
  2. 布帛はオレフィン系ポリマー繊維生地からなることを特徴とする請求項1記載の樹脂被覆布帛。
  3. 布帛と該布帛の一面に形成された樹脂層とからなり、該樹脂層を加熱によりウレタン発泡体が形成されるウレタン原液に接触させつつ加熱することにより、該ウレタン発泡体の表面に該布帛が貼着された表皮被覆発泡体を製造することが可能な樹脂被覆布帛の製造方法において、
    酢酸ビニル基の含有割合が10〜30モル%の範囲とされたエチレン−酢酸ビニル共重合体を熱溶着法によって布帛に貼着して樹脂層を形成することを特徴とする樹脂被覆布帛の製造方法。
  4. 布帛はオレフィン系ポリマー繊維生地からなることを特徴とする請求項3記載の樹脂被覆布帛の製造方法。
  5. 熱溶着法は、熱溶融したエチレン−酢酸ビニル共重合体をフィルム状に押出して布帛に熱溶着させるTダイ法であることを特徴とする請求項3又は4記載の樹脂被覆布帛の製造方法。
  6. 熱溶着法は、フィルム状のエチレン−酢酸ビニル共重合体と布帛とを当接させつつ加熱して熱溶着するホットメルト法であることを特徴とする請求項3又は4記載のの樹脂被覆布帛の製造方法。
  7. 請求項1記載の樹脂被覆布帛がウレタン発泡体の表面に貼着されていることを特徴とする表皮被覆発泡体。
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