JP2004082637A - インクジェット記録物の製造方法及びインクジェット記録装置及び熱転写装置 - Google Patents

インクジェット記録物の製造方法及びインクジェット記録装置及び熱転写装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェット記録物において、質感や風合いを一定にし、媒体にかかる負荷を減少させる製造方法、熱転写装置、インクジェット記録装置を提供すること。
【解決手段】インクジェット記録装置は、ヒータ7と、記録媒体Pと熱転写シートSとを加熱圧着する加熱用ローラ8及び加圧用ローラ9、巻き取り用ローラ10等を有する。熱転写シートSは耐熱性基材S1と被転写層S2からなる。ヒータ7は、熱転写シートSと記録媒体Pとが加熱圧着される前に、熱転写シートSの被転写層S2及び記録媒体Pを予め加熱する。加熱後、熱転写シートSが加熱用ローラ8及び加圧用ローラ9によって記録媒体Pに加熱圧着され、形成された圧着物から巻き取り用ローラ10によって耐熱性基材S1が剥離されてインクジェット記録物Dが形成される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体上に形成された画像を保護層によって被覆したインクジェット記録物の製造方法及びその製造方法に使用する熱転写装置及びインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方法は、コンピュータ等からの画像信号に応じて微小なノズルからインクの液滴を吐出させ、記録媒体に付着させて印刷を行う記録方法である。
【0003】
近年、インクジェット記録技術のデジタル化写真サービスや商業印刷用途等への拡大に伴い、インクジェット記録方法で形成された画像の耐水性や耐ガス性等の画像堅牢性が重要視されており、その向上は重要な課題となっている。
【0004】
そこで、画像の保護方法に関する技術として、インクが吐出された面に透明フィルム等を保護層としてラミネートすることにより、耐水性、耐ガス性、耐熱性、光沢の向上を図る技術が知られている。
【0005】
この方法においては、常温で接着するフィルムを用いるコールドラミネート加工法や、フィルムを加熱しながら貼着するヒート(ホット)ラミネート加工法、液状の塗布剤を塗布し乾燥させて皮膜を形成するリキッドラミネート加工法等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらのラミネート加工法は、ラミネート時にシワや気泡が形成されやすい。また、ヒートラミネート加工法では、接着剤を使用せず、液体の塗布物の乾燥工程がないという利点を有するが、加熱用のローラ等は、加熱圧着の際に記録媒体及びフィルムに熱を奪われ、部分的に加熱温度のムラを生じる。このムラが大きいと、加熱圧着後に得られた記録物の表面の質感、風合いが一定にならない他、反り等の記録物の変形を生ずる場合がある。また、比較的高温で加熱圧着すると、記録媒体、フィルムに負荷がかかり、劣化あるいは変色する場合がある。
【0007】
本発明の目的は、質感や風合いが一定の薄膜の保護層を形成すると共に、インクジェット記録物を構成する媒体にかかる負荷を減少させることのできる製造方法、熱転写装置、インクジェット記録物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、記録媒体上に、インク滴を吐出して画像を形成する記録工程と、耐熱性基材上に被転写層を有する熱転写シートの該被転写層を前記記録媒体上に熱転写する熱転写工程とを有するインクジェット記録物の製造方法において、前記熱転写工程の前に、前記熱転写シートを予め加熱する転写前加熱工程を行うことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェット記録物の製造方法において、前記熱転写工程の後に、前記熱転写シートの前記耐熱性基材を剥離する剥離工程を行うことを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインクジェット記録物の製造方法において、前記転写前加熱工程は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱することを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインクジェット記録物の製造方法において、前記転写前加熱工程は、前記熱転写シートを前記耐熱性基材側から加熱することを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のインクジェット記録物の製造方法において、前記転写前加熱工程は、前記熱転写シートを前記被転写層側から予め加熱すると共に、前記記録媒体を予め加熱することを要旨とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、耐熱性基材上に被転写層を有する熱転写シートを供給するための熱転写シート供給手段と、前記熱転写シートの前記被転写層を、記録媒体上に加熱圧着するための加熱圧着手段とを備えた熱転写装置において、前記熱転写シートが加熱圧着される前に、前記熱転写シートを予め加熱する転写前加熱手段を備えたことを要旨とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の熱転写装置において、加熱圧着後に前記熱転写シートの前記耐熱性基材を剥離する剥離手段を備えたことを要旨とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の熱転写装置において、前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱することを要旨とする。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項6又は7に記載の熱転写装置において、前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記耐熱性基材側から加熱することを要旨とする。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の熱転写装置において、前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱すると共に、前記記録媒体を予め加熱することを要旨とする。
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項9に記載の熱転写装置において、前記熱転写シートに設けられた被転写層を記録媒体上に加熱圧着する加熱圧着手段は1対のローラであると共に、前記加熱圧着手段は、前記熱転写シートを巻き付けて加熱圧着前に前記耐熱性基材側から加熱することにより、前記転写前加熱手段を兼ねることを要旨とする。
【0019】
請求項12に記載の発明は、請求項6〜11のいずれかに記載の熱転写装置において、前記転写前加熱手段に、前記熱転写シートを加熱する温度を検出する温度検出手段を設けたことを要旨とする。
【0020】
請求項13に記載の発明は、請求項6〜12のいずれかに記載の熱転写装置において、前記加熱圧着手段と前記剥離手段との間に、前記加熱圧着手段により加熱圧着された圧着物を冷却する冷却手段を設けたことを要旨とする。
【0021】
請求項14に記載の発明は、記録媒体上に、インク滴を吐出して画像を形成するための記録手段と、耐熱性基材上に被転写層を有する熱転写シートを供給するための熱転写シート供給手段と、前記熱転写シートの前記被転写層を前記画像が形成された前記記録媒体上に加熱圧着するための加熱圧着手段とを備えたインクジェット記録装置において、前記熱転写シートを予め加熱する転写前加熱手段を備えたことを要旨とする。
【0022】
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載のインクジェット式記録装置において、加熱圧着後に前記熱転写シートの前記耐熱性基材を剥離する剥離手段を備えたことを要旨とする。
【0023】
請求項16に記載の発明は、請求項14又は15に記載のインクジェット記録装置において、前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱することを要旨とする。
【0024】
請求項17に記載の発明は、請求項14又は15に記載のインクジェット記録装置において、前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記耐熱性基材側から加熱することを要旨とする。
【0025】
請求項18に記載の発明は、請求項16に記載のインクジェット記録装置において、前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱すると共に、記録媒体を予め加熱することを要旨とする。
【0026】
請求項19に記載の発明は、請求項17に記載のインクジェット記録装置において、前記熱転写シートに設けられた被転写層を記録媒体上に加熱圧着する加熱圧着手段は1対のローラであると共に、前記加熱圧着手段は、前記熱転写シートを巻き付けて加熱圧着前に前記耐熱性基材側から加熱することにより、前記転写前加熱手段を兼ねることを要旨とする。
【0027】
請求項20に記載の発明は、請求項14〜19のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記転写前加熱手段に、前記熱転写シートを加熱する温度を検出する温度検出手段を設けたことを要旨とする。
【0028】
請求項21に記載の発明は、請求項14〜20のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、前記加熱圧着手段と前記剥離手段との間に、前記加熱圧着手段により加熱圧着された圧着物を冷却する冷却手段を設けたことを要旨とする。
【0029】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、吐出されたインク滴により画像が形成された記録媒体上に、予め加熱された熱転写シートが加熱圧着される。このため、画像堅牢性を向上させると共に、熱転写時に、被転写層に与える熱量を小さくすることができる。
【0030】
請求項2に記載の発明によれば、記録媒体に加熱圧着された熱転写シートから耐熱性基材を剥離するようにした。このため、記録媒体上に薄膜の保護層を形成することができる。
【0031】
請求項3に記載の発明によれば、熱転写シートを予め加熱する工程において、被転写層側から加熱するため、被転写層を迅速に加熱することができる。
請求項4に記載の発明によれば、熱転写シートを予め加熱する工程において、耐熱性基材側から加熱するため、被転写層に過剰に熱を加えることにより生じる劣化を防止することができる。
【0032】
請求項5に記載の発明によれば、被転写層と記録媒体とが予め加熱される。このため、熱転写時に、被転写層を介して、記録媒体に与える熱量を減少させることができる。
【0033】
請求項6又は請求項14に記載の発明によれば、転写前加熱手段によって熱転写シートが予め加熱された後、加熱圧着手段によって記録媒体と熱転写シートとが加熱圧着される。熱転写シートは予め加熱されているため、熱転写時に加熱圧着手段が熱転写シートにより奪われる熱量を減少させることができる。このため、加熱圧着時の加熱圧着手段自体の温度変化の範囲を小さくすることができる。従って、記録媒体及び被転写層から形成されるインクジェット記録物の反り等の変形を防止し、インクジェット記録物の質感、風合いを一定とすることができる。更に、加熱圧着手段の温度を低く設定することが可能となり、熱転写シート及び記録媒体の劣化、変色を防止できる。
【0034】
請求項7又は15に記載の発明によれば、熱転写シートの耐熱性基材を剥離する剥離手段が設けられる。このため、記録媒体上に薄膜の保護層を形成できる熱転写装置を得ることができる。
【0035】
請求項8又は16に記載の発明によれば、転写前加熱手段は、被転写層側から熱転写シートを加熱するため、熱転写シートを迅速に加熱することができる。
請求項9又は17に記載の発明によれば、転写前加熱手段は、耐熱性基材側から加熱するため、被転写層に過剰に熱を加えることにより生じる劣化を防止することができる。
【0036】
請求項10又は18に記載の発明によれば、転写前加熱手段によって、熱転写シートが被転写層側から予め加熱されると共に、記録媒体が予め加熱される。このため、熱転写時に加熱圧着手段が奪われる熱量を、より減少させることができる。
【0037】
請求項11又は請求項19に記載の発明によれば、加熱圧着手段は1対のローラからなり、加熱圧着前に熱転写シートを巻き付けて耐熱性基材側から加熱する。このため、加熱作用を有する、転写前加熱手段と、加熱圧着手段とを統一することができる。
【0038】
請求項12又は請求項20に記載の発明によれば、温度検出手段により、熱転写シートを加熱する温度が検出される。このため、熱転写シートを加熱する温度を所定の範囲内にすることができる。
【0039】
請求項13又は請求項21に記載の発明によれば、加熱圧着手段と剥離手段との間で、冷却手段によって圧着物が冷却される。このため、熱転写シートの被転写層を、迅速に記録媒体に固着することが可能となり、ひいては記録物を形成する速度を大きくすることができる。
【0040】
請求項14〜19に記載の発明によれば、熱転写シートは、記録手段により画像が形成された記録媒体上に加熱圧着される前に、予め加熱される。このため、比較的高温の加熱圧着によって生じる画像の質感のムラ、劣化を防ぐことが可能となり、高品質の画像を得ることができる。
【0041】
請求項20に記載の発明によれば、温度検出手段により、熱転写シートを加熱する温度が検出されるため、熱転写シートを加熱する温度を所定の範囲内にすることができる。このため、記録手段により形成された画像上に、所定の温度範囲内の温度を有する被転写層を熱圧着することができる。
【0042】
請求項21に記載の発明によれば、冷却手段により圧着物が冷却されるため、記録手段により形成された画像に加熱圧着時に伝わった熱を迅速に除去することができ、画像が劣化するのを防止することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0044】
図1はインクジェット記録装置の模式図である。インクジェット記録装置は、記録手段としてのインクジェット記録部1及び熱転写部2を有している。
インクジェット記録部1において、記録媒体Pは、給紙ローラ3にロール状に巻き付けられている。記録媒体Pは、この給紙ローラ3から送り出され、ガイドローラ4a,4bによって案内されながら矢印方向へ搬送される。
【0045】
記録媒体Pは、図2に示すように、紙、プラスチック等からなる基材P1と、シリカ系顔料等からなる多孔質無機粒子からなるインク受容層P2とから構成される。インク受容層P2は、多孔質無機粒子によって表面や内部に無数の微細な空隙を有しており、その表面でインク滴を受容することにより画像が形成される。
【0046】
記録工程を行うインクジェット記録部1には、インクカートリッジ1a、キャリッジ1b、ガイド部材(図示せず)等を備えており、下方にはプラテン5が配置されている。キャリッジ1bは、記録媒体Pの幅方向(主走査方向)と同方向に配置されたガイド部材に沿って、往復動可能に取り付けられている。インクカートリッジ1aは内部にインクを貯留し、キャリッジ1bの下面に設けられた記録ヘッド1cへインクを供給する。記録ヘッド1cは、インク滴を吐出するノズル開口を備えている。インク滴を吐出する方式として、ピエゾ素子等の電気機械変換体を用いてインク滴を吐出させる方式と、発熱抵抗体を有する発熱素子等の電気熱変換体によってインクを加熱して吐出させる方式等があるが、本実施形態では特に限定されない。
【0047】
この記録ヘッド1cにより、記録媒体Pの前記インク受容層P2の表面に、溶媒に顔料を分散させた顔料インクが吐出されて画像が形成される。画像が形成された記録媒体Pは、転写前加熱工程と熱転写工程とを行う熱転写部2に搬送される。
【0048】
熱転写部2には、熱転写シート供給手段としてのシート送り用ローラ6と、転写前加熱手段としてのヒータ7と、加熱圧着手段としての加熱用ローラ8及び加圧用ローラ9と、剥離工程を行う剥離手段としての巻き取り用ローラ10等が備えられている。熱転写シート供給手段としてのシート送り用ローラ6には、熱転写シートSがロール状に巻き付けられている。
【0049】
前記熱転写シートSは、前記記録媒体Pに熱圧着されて、記録媒体P上に保護層を形成するものであり、図3に示すように、耐熱性基材S1と被転写層S2とから構成される。耐熱性基材S1は、熱圧着された後に剥離される層である。被転写層S2は、熱圧着されて保護層D1(図5参照)となる層であり、熱可塑性樹脂からなる。
【0050】
シート送り用ローラ6に巻き付けられた熱転写シートSは、積層用ガイドローラ11a,11bまで案内され、積層用ガイドローラ11a,11bにて記録媒体Pと重ね合わされて、加熱圧着を行う加熱用ローラ8及び加圧用ローラ9に案内されるようになっている。このとき、熱転写シートSの被転写層S2が、前記記録媒体Pのインク受容層P2と当接するように送り出される。
【0051】
シート送り用ローラ6と積層用ガイドローラ11a,11bとの間の、熱転写シートSの搬送経路側であって、記録媒体Pの上方位置には、ヒータ7が設けられている。ヒータ7は、前記被転写層S2を加熱可能な位置であると共に、給紙ローラ3から搬送される記録媒体P上のインク受容層P2も加熱可能な位置に配置されている。このヒータ7は、シート送り用ローラ6から搬送されて、移動している熱転写シートSを被転写層S2側から加熱すると共に、搬送されている記録媒体Pのインク受容層P2を加熱するように構成されている。
【0052】
ヒータ7は、例えば、シーズヒータ等の抵抗加熱を行う加熱装置であるが、特にその加熱方法、構成は限定されない。
熱転写シートSの被転写層S2と、ヒータ7との間であって、被転写層S2と接触しない位置に、温度検出手段としての温度検出センサ12が設けられている。この温度検出センサ12は、サーミスタ、熱電対等からなり、前記シート送り用ローラ6から搬送されている被転写層S2表面付近の温度を検出する。温度検出センサ12には、検出温度が所定の温度以上になると、前記ヒータ7の加熱動作を停止させる信号を出力する。また、温度検出センサ12は、検出温度が所定の温度以下になると、ヒータ7の加熱動作を開始させる信号を出力する。つまり、前記ヒータ7は、温度検出センサ12によって、被転写層S2を予め定めた温度に予熱するようになっている。
【0053】
このように加熱された熱転写シートSは、前記記録媒体Pと共に、1対の積層用ガイドローラ11a、11bに案内されながら、加熱用ローラ8及び加圧用ローラ9側に搬送される。
【0054】
搬送された熱転写シートS及び記録媒体Pは、加熱用ローラ8と加圧用ローラ9との間に挿入される。この加熱用ローラ8は、熱転写シートSに当接する側に配置され、加圧用ローラ9は記録媒体Pに当接する側に配置される。加熱用ローラ8は、例えば、表面が平滑な中空円筒状のアルミニウム材の内部にヒータを内蔵させたものが使用される。
【0055】
このように、加熱用ローラ8と加圧用ローラ9に挿入された熱転写シートSは、加熱用ローラ8により加熱され、加圧用ローラ9に押圧されて圧着される。
このとき、加熱用ローラ8は熱転写シートSに熱エネルギーを奪われるため、多少の温度変化は避けられない。本実施形態では、熱転写シートSは予め加熱されているため、予め加熱しない場合よりも奪われる熱量が少ない。このため、加熱用ローラ8自体の温度変化が比較的小さくなり、熱転写シートS及び記録媒体Pにおいて、加熱圧着開始時から、加熱圧着終了時までの温度変化が小さい。このため、記録媒体Pや熱転写シートSの反りが防止され、インクジェット記録物の表面の質感、風合いが一定となる。
【0056】
また、奪われる熱量が比較的小さいため、加熱用ローラ8は、予め加熱しない場合よりも温度を低く設定されており、熱転写シートSと記録媒体Pを比較的低い温度で加熱する。このため、被転写層S2、記録媒体P及びインクの、熱による劣化が防止される。
【0057】
このように加熱及び加圧された熱転写シートSの被転写層S2は、溶融して、記録媒体Pのインク受容層P2上に圧着される。
このようにして形成された圧着物Lは、図4に示すように、熱転写シートSと記録媒体Pとが積層された構成となる。圧着物Lの最上層である耐熱性基材S1は、冷却手段としてのファン13によって冷却され、積層した被転写層S2は溶融状態から固体の状態となり、インク受容層P2上に固着される。
【0058】
そして、圧着物Lは、1対の剥離用ガイドローラ14a,14bの間に挿入された後、剥離手段としての巻き取り用ローラ10によって、耐熱性基材S1のみが剥離、巻き取られて回収される。
【0059】
そして、耐熱性基材S1が剥離された圧着物Lは、カッター15に案内され、カッター15により所望の長さに切断され、図1に示すようなインクジェット記録物Dが得られる。つまり、図5に示すようにインクジェット記録物Dの最上層には、インク受容層P2に固着された被転写層S2が、画像を保護する保護層D1として形成される。
【0060】
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、記録媒体Pのインク受容層P2上に顔料インクによって形成された画像及びインク受容層P2を、熱転写シートSの被転写層S2を熱転写して被覆させる前に、熱転写シートSをヒータ7により予め加熱するようにした。また、記録媒体P上の、インク受容層P2も、ヒータ7により加熱される。よって、加熱用ローラ8により加熱を行う前に、熱転写シートS及びインク受容層P2は既に温度が上昇して加熱用ローラ8の表面温度に近づいているため、加熱用ローラ8が、熱転写シートS及び記録媒体Pのインク受容層P2に奪われる熱量を減少させることができる。このため、加熱用ローラ8自体の表面温度変化が比較的小さくなり、熱転写シートS及び記録媒体Pにおいて、加熱圧着開始時から加熱圧着終了時までの温度変化を小さくさせることができる。
【0061】
従って、インクジェット記録物Dの反り等の変形を防ぎ、その表面の質感、風合いが一定であって、耐擦性等に優れたインクジェット記録物Dを得ることができる。
【0062】
また、加熱用ローラ8の温度を低く設定することが可能となるため、熱転写前の加熱が無い場合よりも、記録媒体P、熱転写シートS及びインクにかかる負荷を小さくすることができ、変色等の劣化の防止が可能となり、高品質の画像を得ることができる。
【0063】
(2)上記実施形態では、転写前加熱工程において、被転写層S2側から熱転写シートSを加熱した。このため、被転写層S2の温度を比較的短い時間で上昇させることができる。
【0064】
(3)上記実施形態では、転写前加熱工程において被転写層S2の表面付近の温度を測定する温度検出センサ12を設けた。このため、被転写層S2を所望の温度の範囲内で加熱することができる。従って、被転写層S2の温度を、温度のムラを防ぎながら上昇させることができる。また、被転写層S2の材質や組成に応じて、圧着前の被転写層S2の温度を変化させる等の制御ができる。
【0065】
(4)上記実施形態では、加熱用ローラ8と巻き取り用ローラ10との間に、圧着物Lを冷却するファン13を設けた。このため、熱圧着により、溶融されて密着した保護層D1が、インク受容層P2に固着されるまでの時間を短くすることができる。
【0066】
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図6に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の転写前加熱手段の構成を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0067】
熱転写部2の転写前加熱手段としてのヒータ20は、図6に示すように、加熱圧着する工程の前における、積層用ガイドローラ11a,11bに搬送される熱転写シートSと加熱用ローラ8の間であって、加熱用ローラ8も加熱することが可能な位置に配置される。熱転写シートSは、耐熱性基材S1側から被転写層S2を加熱される。
【0068】
また、加熱用ローラ8へ搬送される熱転写シートSの被転写層S2側であって、ヒータ20の下方には、温度検出センサ21が設けられており、被転写層S2の表面付近の温度を検出する。この温度検出センサ21は、検出温度が所定の範囲内になるように、ヒータ20に対して信号を出力する。
【0069】
このようにして、予め加熱された熱転写シートSは記録媒体Pに積層され、加熱用ローラ8及び加圧用ローラ9により加熱圧着される。圧着物Lは、ファン13によって冷却され、耐熱性基材S1のみが剥離される。
【0070】
従って、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の(1)、(3)、(4)に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(5)第2の実施形態では、熱転写シートSが記録媒体Pに加熱圧着される前に、熱転写シートSの被転写層S2を、耐熱性基材S1側から予め加熱するようにした。このため、被転写層S2の、熱による劣化や変形を防止することができる。
【0071】
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した第3の実施形態を図7及び図8に従って説明する。なお、第3の実施形態は、第1及び第2の実施形態の転写前加熱手段の構成を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0072】
図7及び図8に示すように、熱転写部2は、加熱圧着前の熱転写シートSの被転写層S2側に周接用部材30を有している。この周接用部材30は、熱転写シートSの幅とほぼ同程度の長さを有したローラであり、図示しない駆動手段に支持されている。この周接用部材30は、インクジェット記録装置が印刷を行わない状態である時は、図7に示すように圧着前の熱転写シートSの下方であって、記録媒体Pの上方に配置されている。
【0073】
また、加熱用ローラ31の内部であって、加熱用ローラ31の筒状部分の表面の近くには、温度検出センサ32が設けられている。この温度検出センサ32は、加熱用ローラ31の表面の温度を検出できるように配置されている。
【0074】
印刷の開始時には、まず、周接用部材30が、加熱圧着前の熱転写シートSに当接する。そして、当接した状態を保持しながら、加熱用ローラ31の上方へ移動し、更に加熱用ローラ31の反対側まで弧状に移動する。
【0075】
この動作に伴い、熱転写シートSは、図8に示すように、加熱用ローラ31の外周に巻き付けられる。加熱用ローラ31は、筒状部分の全表面において加熱可能となっており、熱転写シートSは耐熱性基材S1側から加熱される。このとき、温度検出センサ32により、加熱用ローラ31における熱転写シートSに当接した部分の表面付近の温度が検出され、加熱用ローラ31が所定の温度範囲で熱転写シートSを加熱するように調節されている。
【0076】
そして、インクジェット記録部1により画像が形成された記録媒体Pが、加熱用ローラ31及び加圧用ローラ9側へ搬送されると、加熱された熱転写シートSが搬送される。そして、加熱用ローラ31及び加圧用ローラ9によって熱転写シートSが記録媒体Pのインク受容層P2上に熱圧着される。
【0077】
従って、第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の(1)、(4)、(5)に記載の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(6)第3の実施形態では、熱転写シートSが記録媒体Pに加熱圧着される前に、熱転写シートSを加熱用ローラ31に周接させて加熱するようにした。このため、転写前加熱手段として、加熱用の装置を別途設ける必要がなくなる。
【0078】
(7)上記実施形態では、加熱用ローラ31の内部に、加熱用ローラ31表面付近の温度を測定する温度検出センサ12を設けた。従って、所望の温度の範囲内で加熱を行うことができる。従って、熱転写シートSの温度を、温度のムラを防ぎながら上昇させることができる。
【0079】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・第1及び第2の実施形態では、温度検出センサ12,21を被転写層S2側に設けたが、耐熱性基材S1側に設けてもよい。このような構成にすると、耐熱性基材S1を所定の温度範囲内に、上昇させることができる。
【0080】
・第3の実施形態では、温度検出センサ32を加熱用ローラ31内に設けたが、第1及び第2の実施形態のように被転写層S2側に設けてもよい。すなわち、図7において、加熱圧着前の被転写層S2側であって、周接用部材30と記録媒体との間の、被転写層S2の近くに設けてもよい。
【0081】
・上記各実施形態では、記録媒体Pは、基材P1とインク受容層P2から形成されるとしたが、紙、フィルム等からなる単層から構成されるようにしてもよい。この場合、各実施形態では被転写層S2は単層の記録媒体Pに加熱圧着される。また、第1の実施形態では、被転写層S2が単層の記録媒体Pに熱圧着される前に、記録媒体Pがヒータ7により加熱される。
【0082】
・上記各実施形態では、記録媒体Pは、給紙ローラ3にロール状に巻き付けられたロール紙とした。これ以外に、所定の大きさにカットされた単票紙(カット紙)を用いてもよい。
【0083】
・上記各実施形態では、インクは熱転写シートSとの密着性の点で、顔料インクが好ましいが、色材が染料からなる染料インク等、他のインクを用いてもよい。
【0084】
【発明の効果】
本発明によれば、質感や風合いが一定の薄膜の保護層を形成すると共に、インクジェット記録物を構成する媒体にかかる負荷を減少させることのできる製造方法、熱転写装置、インクジェット記録物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のインクジェット記録装置の要部模式図。
【図2】第1の実施形態の記録媒体の模式断面図。
【図3】第1の実施形態の熱転写シートの模式断面図。
【図4】第1の実施形態の圧着物の模式断面図。
【図5】第1の実施形態のインクジェット記録物の模式断面図。
【図6】第2の実施形態の熱転写装置の要部模式図。
【図7】第3の実施形態の熱転写装置の周接動作前の要部模式図。
【図8】第3の実施形態の熱転写装置の周接動作後の要部模式図。
【符号の説明】
1 記録手段としてのインクジェット記録部
2 熱転写装置
6 熱転写シート供給手段としてのシート送り用ローラ
7,20,31 転写前加熱手段としてのヒータ
8,31 加熱圧着手段としての加熱用ローラ
9 加熱圧着手段としての加圧用ローラ
10 剥離手段としての巻取り用ローラ
12,21,32 温度検出手段としての温度検出センサ
13 冷却手段としてのファン
D インクジェット記録物
P 記録媒体
S 熱転写シート
S1 耐熱性基材
S2 被転写層

Claims (21)

  1. 記録媒体上に、インク滴を吐出して画像を形成する記録工程と、
    耐熱性基材上に被転写層を有する熱転写シートの該被転写層を前記記録媒体上に熱転写する熱転写工程と
    を有するインクジェット記録物の製造方法において、
    前記熱転写工程の前に、前記熱転写シートを予め加熱する転写前加熱工程を行うことを特徴とするインクジェット記録物の製造方法。
  2. 請求項1に記載のインクジェット記録物の製造方法において、
    前記熱転写工程の後に、前記熱転写シートの前記耐熱性基材を剥離する剥離工程を行うことを特徴とするインクジェット記録物の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のインクジェット記録物の製造方法において、
    前記転写前加熱工程は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱することを特徴とするインクジェット記録物の製造方法。
  4. 請求項1又は2に記載のインクジェット記録物の製造方法において、
    前記転写前加熱工程は、前記熱転写シートを前記耐熱性基材側から加熱することを特徴とするインクジェット記録物の製造方法。
  5. 請求項3に記載のインクジェット記録物の製造方法において、
    前記転写前加熱工程は、前記熱転写シートを前記被転写層側から予め加熱すると共に、前記記録媒体を予め加熱することを特徴とするインクジェット記録物の製造方法。
  6. 耐熱性基材上に被転写層を有する熱転写シートを供給するための熱転写シート供給手段と、
    前記熱転写シートの前記被転写層を、記録媒体上に加熱圧着するための加熱圧着手段と
    を備えた熱転写装置において、
    前記熱転写シートが加熱圧着される前に、前記熱転写シートを予め加熱する転写前加熱手段を備えたことを特徴とする熱転写装置。
  7. 請求項6に記載の熱転写装置において、
    加熱圧着後に前記熱転写シートの前記耐熱性基材を剥離する剥離手段を備えたことを特徴とする熱転写装置。
  8. 請求項6又は7に記載の熱転写装置において、
    前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱することを特徴とする熱転写装置。
  9. 請求項6又は7に記載の熱転写装置において、
    前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記耐熱性基材側から加熱することを特徴とする熱転写装置。
  10. 請求項8に記載の熱転写装置において、
    前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱すると共に、前記記録媒体を予め加熱することを特徴とする熱転写装置。
  11. 請求項9に記載の熱転写装置において、
    前記熱転写シートに設けられた被転写層を記録媒体上に加熱圧着する加熱圧着手段は1対のローラであると共に、
    前記加熱圧着手段は、前記熱転写シートを巻き付けて加熱圧着前に前記耐熱性基材側から加熱することにより、前記転写前加熱手段を兼ねることを特徴とする熱転写装置。
  12. 請求項6〜11のいずれかに記載の熱転写装置において、
    前記転写前加熱手段に、前記熱転写シートを加熱する温度を検出する温度検出手段を設けたことを特徴とする熱転写装置。
  13. 請求項6〜12のいずれかに記載の熱転写装置において、
    前記加熱圧着手段と前記剥離手段との間に、前記加熱圧着手段により加熱圧着された圧着物を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とする熱転写装置。
  14. 記録媒体上に、インク滴を吐出して画像を形成するための記録手段と、
    耐熱性基材上に被転写層を有する熱転写シートを供給するための熱転写シート供給手段と、
    前記熱転写シートの前記被転写層を前記画像が形成された前記記録媒体上に加熱圧着するための加熱圧着手段と
    を備えたインクジェット記録装置において、
    前記熱転写シートを予め加熱する転写前加熱手段を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  15. 請求項14に記載のインクジェット式記録装置において、
    加熱圧着後に前記熱転写シートの前記耐熱性基材を剥離する剥離手段を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  16. 請求項14又は15に記載のインクジェット記録装置において、
    前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱することを特徴とするインクジェット記録装置。
  17. 請求項14又は15に記載のインクジェット記録装置において、
    前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記耐熱性基材側から加熱することを特徴とするインクジェット記録装置。
  18. 請求項16に記載のインクジェット記録装置において、
    前記転写前加熱手段は、前記熱転写シートを前記被転写層側から加熱すると共に、記録媒体を予め加熱することを特徴とするインクジェット記録装置。
  19. 請求項17に記載のインクジェット記録装置において、
    前記熱転写シートに設けられた被転写層を記録媒体上に加熱圧着する加熱圧着手段は1対のローラであると共に、
    前記加熱圧着手段は、前記熱転写シートを巻き付けて加熱圧着前に前記耐熱性基材側から加熱することにより、前記転写前加熱手段を兼ねることを特徴とするインクジェット記録装置。
  20. 請求項14〜19のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、
    前記転写前加熱手段に、前記熱転写シートを加熱する温度を検出する温度検出手段を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  21. 請求項14〜20のいずれかに記載のインクジェット記録装置において、
    前記加熱圧着手段と前記剥離手段との間に、前記加熱圧着手段により加熱圧着された圧着物を冷却する冷却手段を設けたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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