JP2004082489A - 成形用金型 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一次スプル3からランナ6,二次スプル7,ゲート13を介してキャビティ8に至る溶融樹脂Pの流路が形成され、二次スプル7にコアピン11が挿入されて二次スプル7が筒形に形成されてなる。コアピン11の端面はキャビティ8に直接に対面されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、ピンポイントタイプ(ピンタイプ)のゲートを備えた成形用金型に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ピンポイントタイプのゲートを備えた射出成形用金型を用いた薄肉製品(例えば、製品部の肉厚が0.5mm以下)の射出成形では、型開きの際のゲートカットを精密に行うために、ピン形ないし円形に形成されているゲートの径をかなり小さくすることが要求される。然しながら、ゲートの径が小さくなると、溶融樹脂の充填量が必要とされる量以下に制約されるうえに、充填が一点に応力が集中するために局部的なストレス発生が避けられない等の種々の不具合が生じてしまうことになる。このため、ゲートの数を多数増加させたり、ゲートの形状を変更したりすることが試みられている(例えば、実用新案登録第2606143号公報参照)ものの、市場での製品の薄性化の要請に充分に対応することができていないという状況がある。
【0003】
従来、前述の状況の中でゲートを含む周囲を広範囲に改良した射出成形用金型としては、例えば、特開昭58−131042号公報に記載のものが知られている。
【0004】
上記公報に係る射出成形用金型は、その第3図及び第4図に示すように、一次スプルからランナ,二次スプル,ゲートを介してキャビティに至る溶融樹脂の通路が形成され、二次スプルにランナコアが挿入されて二次スプルが筒形に形成され、キャビティにインサートされたコアロッドに突当てられることによってゲートが筒形に形成されている。
【0005】
この従来の射出成形用金型によると、ランナから筒形の二次スプルに流入した溶融樹脂が筒形の流動形態に規制されそのままリング形のゲートからキャビティの内部に流入するため、ゲートからキャビティの内部への溶融樹脂の流動が円滑になる。また、溶融樹脂がリング形のゲートからキャビティの内部へ放射状に流入するため、溶融樹脂がキャビティの内部へ均一に充填される。また、ゲートカットの際にリング形のゲートに切断応力が集中するため、ゲート痕が残らない精密なゲートカットが行われる。従って、高品質の薄肉製品を成形することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の射出成形用金型では、コアロッドとランナコアとが突合わされるために、全ての製品にコアロッドの穴があいてしまい、形状が制限されることとなる。
また、コアロッドとランナコアとの突合わせ端面間の精密性が重要となる。コアロッドとランナコアとの軸構造が相違している場合には、径年使用に伴ってコアピンとランナコアとの同軸構造に狂いを生じ、突合わせ端面間での微小間隙の発生が避けられなくなる。この微小間隙によって溶融樹脂の流動が影響を受けるうえに、流動に伴って微小間隙がさらに増幅されてゆくという問題点がある。
【0007】
また、コアロッドに沿って円筒の流動形態に規制された溶融樹脂が、ゲートにおいてキャビテイとは異質部材であるコアロッドに接触するために、金型温度に変化が生じて溶融樹脂の流動に影響を与えるという問題点がある。この場合に、コアロッドの端面と他のキャビテイ部位との金型温度調整が難しいために、市場での製品の薄性化の要請に充分に対応することができる高品質の薄肉製品を成形できていない。
【0008】
さらに、従来の射出成形用金型では、所定の充填量を確保するために、ゲート径を所定径とするが、あるいは小径としてこれを多数設けるか等をしていた。ゲートを所定径とする場合には、充填完了時にキャビテイ内に発生する戻り圧力がゲートから逃げようとし、この戻り圧力が凸状に発生するゲート痕の一因となっていた。なお、小径ゲートを複数設ける場合には、上記ゲート痕は発生しないものの、金型構造が複雑化することとなって好ましいものではなかった。
【0009】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、高品質の薄肉製品を成形することのできる成形用金型を提供することを主な課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するため、本発明に係る成形用金型は、次のような手段を採用する。
【0011】
即ち、請求項1では、一次スプルからランナ,二次スプル,ゲートを介してキャビティに至る溶融材料の通路が形成され、二次スプルが環状に形成されてなる成形用金型において、二次スプルにコアピンが挿入されて二次スプルが環状に形成され、コアピンの端面はキャビティに直接に対面されていることを特徴とする。ここで、環状とは、筒形や楕円形などを含む概念である。
【0012】
この手段では、環状のゲートと環状の二次スプルがコアピンの挿入により形成される。
特に、環状のゲートにより溶融材料の必要に応じた充填量が確保され、ゲートの肉厚断面間隙を薄くすることが可能となる。しかも、キャビテイ面はムラのない温調であるから、対面しているコアピンの端面から溶融材料が環状にわたって影響を受けることなく充填することができ、高品質の薄肉製品が繰り返し成形される。
【0013】
また、請求項2では、一次スプルからランナ,二次スプル,ゲートを介してキャビティに至る溶融材料の通路が形成され、二次スプルが環状に形成されてなる成形用金型において、二次スプルにコアピンが挿入されて二次スプルとゲートが環状に形成され、コアピンの端面は二次スプルが設けられている型板に開口された非円形のスリットを介してキャビティに間接に対面されていることを特徴とする。
【0014】
この手段では、環状の二次スプルから環状のゲートまでコアピンが連続して溶融材料の流動形態を環状に規制してキャビティの内部に流入させ、ゲートの最終端で溶融材料をコアピンの外側に位置する型板に設けられた非円形のスリットに通過させる。非円形のスリットによって溶融材料の必要に応じた充填量が確保され、ゲートの肉厚断面間隙を薄くすることが可能となる。しかも、キャビテイ面はムラのない温調であるから、対面しているコアピンの端面から溶融材料がスリットにわたって影響を受けることなく充填され、高品質の薄肉製品が繰り返し成形される。
【0015】
また、請求項3では、請求項1または2記載の成形用金型において、コアピンの外周には溶融材料の通路のロック部が設けられていることを特徴とする。
【0016】
この手段では、コアピンの外周に加工するだけで通路成形品のロック部が形成され、通路成形品はロック部で確実に保持されて型開される。
【0017】
また、請求項4では、請求項1〜4のいずれか記載の成形用金型において、ゲート部の肉厚断面間隙と長手断面間隙と製品部の肉厚間隙とが、ゲート部の肉厚断面間隙と長手断面間隙とが1:10から1:2500の関係とし、製品部の肉厚間隙に対してゲート部の肉厚断面間隙が1:0.8から1:0.01の関係にあることを特徴とする。ここで、肉厚断面間隙とは短手方向の間隙をいい、交差方向を長手断面間隙という。
【0018】
この手段では、ゲート部の肉厚断面間隙に対して長手断面間隙が大きくなって溶融材料の充填量が必要に応じて確保されるうえに、製品部の肉厚間隙に対してゲート部の肉厚断面間隙を薄くしてゲート痕(例えば凸状や凹状など)を目立さずにゲートカットされる。
【0019】
さらにまた、請求項5では、請求項1〜5のいずれか記載の成形用金型において、コアピンが形状調整して取付板に着脱可能に取付けられていることを特徴とする。
【0020】
この手段では、コアピンを形状調整して交換するにより、溶融材料の流量やゲート痕の発生が調整される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る成形用金型の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1〜図5は、本発明に係る成形用金型の実施の形態(1)を示す。成形用金型としては射出成形用金型を示し、溶融材料としては溶融樹脂を示す。
【0023】
この実施の形態では、図1に示すように、固定側取付板1に固定されたスプルブシュ2の内部に一次スプル3が設けられ、ランナストリッパプレート4,固定側型板5の接合面にランナ6が設けられ、固定側型板5の接合面と固定側型板5の内部とに二次スプル7が設けられている。これ等の一次スプル3,ランナ6,二次スプル7は、キャビティ8に至る溶融樹脂Pの通路を構成する。なお、キャビティ8は、固定側型板5,可動側型板9の接合面に設けられており、製品部の成形空間となる。また、キャビティ8には、可動側型板9に貫通された突出しピン10が出没するようになっている。
【0024】
二次スプル7は、図3に詳細に示されるように、ランナ6寄りに溶融樹脂Pの通路の容積を拡張したフランジ部7aが設けられ、キャビティ8寄りに錐筒形の筒部7bが設けられている。
【0025】
この二次スプル7の内部には、コアピン11が挿入されて二次スプル7を筒形に構成している。
【0026】
コアピン11は、取付ボルト12で固定側取付板1に着脱可能に取付けられてなるもので、ランナストリッパプレート4の内部に径の大きな寸胴の大径部11aが位置し、固定側型板5の内部に径の小さなテーパ胴の小径部11bが位置している。大径部11a,小径部11bの境目は、段部11cを形成して二次スプル7のフランジ部7aの内部に位置している。また、二次スプル7のフランジ部7aの内部に位置する大径部11aには、環状の溝部11dが刻設されている。なお、小径部11bの端面11eは、キャビティ8に直接に対面されている。
【0027】
この実施の形態によると、前述の従来例と同様に、ゲート13が筒形ないしリング形に形成される(図2参照)。
【0028】
ここで、図2と図3に詳細に示されるように、w1はゲート13の環状の直径、w2はゲート13の肉厚(端面)断面間隙で、環状の場合には円周にわたって長手断面間隙w3が構成され、w4はキャビテイ8の製品部の肉厚間隙である。ゲート13の肉厚断面間隙w2と長手断面間隙w3と製品部の肉厚間隙w4は、ゲート13の肉厚断面間隙w2と長手断面間隙w4とが1:10から1:2500、好ましくは1:50から1:2000の関係とされ、製品部の肉厚間隙w4に対してゲート13の肉厚断面間隙w2が1:0.8から1:0.01の関係に設定される。
【0029】
従って、ランナ6から筒形の二次スプル7に流入した溶融樹脂Pがリング形の流動形態に規制され、そのままリング形のゲート13の肉厚断面間隙w2から長手断面間隙w4にわたってキャビティ8の内部に流入するため、ゲート13からキャビティ8の内部への溶融樹脂Pが十分な量でかつ流動が非常に良くなる。また、溶融樹脂Pがリング形のゲート13からキャビティ8の内部へ放射状に流入するため、溶融樹脂Pがキャビティ8の内部へ均一に充填される。その際に、ゲート13の肉厚断面間隙w2の薄さに応じて、溶融樹脂Pが剪断発熱するので、上記均一充填と合わせてウエルドを発生させる余地がなくなる。また、ゲートカットの際にリング形のゲート13に切断応力が集中するため、ゲート痕が目立たなくして精密なゲートカットが行われる。
【0030】
特に、コアピン11と別部材とが二次スプル7の内部で突合わされることがないため、隙間等が生じて溶融樹脂の流動が影響を受けることはない。また、コアピン11に沿ってリング形の流動形態に規制された溶融樹脂Pがゲート13で異質部材に接触することがないため、温度変化によって溶融樹脂の流動が影響を受けることはない。従って、かなり高品質の薄肉製品を成形することができ、市場での製品の薄性化の要請に充分に対応することができる。
【0031】
さらに、この実施の形態によると、図4に示すゲートカットの際に、二次スプル7のフランジ部7aの内部で固化した樹脂にコアピン11の段部11c,溝部11dが食込むため、固化した二次スプル部がコアピン11から抜けてゲートカットが不良になることはない。また、図5に示すランナストリップの際に、固化した二次スプル部に大部分接触しているコアピン11の小径部11bテーパ胴であるため、固化した二次スプル部のストリップが円滑に行われる。さらに、コアピン11の外周に段部11c,溝部11dを切削加工するだけでよく、簡単なロック部を提供される。
【0032】
図6,図7は、本発明に係る射出成形用金型の実施の形態(2)を示すものである。
【0033】
この実施の形態では、図6に示すように、二次スプル7が設けられている固定側型板5のキャビティ8に臨む面に非円形のスリット14が開口されている。コアピン11の小径部11bの端面は、スリット14と少しの隙間を介してキャビティ8に間接に対面されている。即ち、スリット14が実質的にゲート13になる。
【0034】
この実施の形態によると、前述の実施の形態(1)とほぼ同様の作用,効果が奏される。なお、非円形のスリット14は、ゲートカットの際にリング形よりもはるかにゲート13に切断応力を集中させる。
【0035】
なお、スリット14としては、単一線状(図7(A)参照),複数線状(図7(B)参照),放射線状(図7(C)参照)等が考えられる。図7(A)〜図7(C)の場合にあっても、スリット14(ゲート13)の肉厚断面間隙w5と長手断面間隙w6と図示しない製品部の肉厚間隙は、スリット14の肉厚断面間隙w5に対して長手断面間隙w6が1:10から1:2500、好ましくは1:50から1:2000の関係で、且つ、製品部の肉厚間隙に対してスリット14の肉厚断面間隙w5が1:0.8から1:0.01の関係にある.
【0036】
以上、図示した実施の形態の外に、スリット14を他の形状にすることも可能である。
【0037】
【実施例】図1〜図5に示す射出成形用金型において、次のとおり実施した。
【0038】
実施例1
キャビテイ8の製品部の直径が30mmで、製品部の肉厚w4が3mmの場合に、ゲート13の環状直径w1が29mmで、ゲート13の端面(肉厚)断面間隙w2が0.05mmとし、溶融材料として熱可塑性合成樹脂(POM)を用い、充填して固化後にゲートカットした。この場合には、製品部の肉厚w4には影響を与えることなく、ゲート痕も目視できないほど美麗であった。
特に、製品部の外径のぎりぎりにわたって溶融樹脂を充填するために、外周の全周にわたって材料密度が均一に高められ、外周にわたっての転写性が向上し、小型ギア等に有効であることが確認された。
【0039】
実施例2
キャビテイ8の製品部の直径が10mmで、製品部の肉厚w4が0.15mmの場合に、ゲート13の環状直径w1が2mmで、ゲート13の肉厚断面間隙w2が0.03mmとし、溶融材料として熱可塑性合成樹脂(POM)を用い、充填して固化後にゲートカットした。
この場合には、製品部の肉厚の0.15mmには影響を与えることなく、ゲート痕も目視できないほど美麗であった。
【0040】
実施例3
キャビテイ8の製品部が100mm×200mmで、製品部の肉厚w4が0.5mmの場合に、ゲート13の環状直径w1が40mmで、ゲート13の肉厚断面間隙w2が0.3mmとし、溶融材料としてマグネシュウムを用い、充填して固化後にゲートカットした。
この場合には、製品部の肉厚w3に影響を与えることなく、ゲート痕も目視できないほど美麗であった。特に、マグネシウムの転写性と材料密度が向上することが確認された。
【0041】
実施例4
キャビテイ8の製品部が50mm×100mmで、製品部の肉厚w4が1.5mmの場合に、ゲート13の環状直径w1が40mmで、ゲート13の肉厚断面間隙w2が0.8mmとし、溶融材料としてダイキャストを用い、充填して固化後にゲートカットした。この場合には、製品部の肉厚w4に影響を与えることなく、ゲート痕も目視できないほど美麗であった。
【0042】
実施例5
キャビテイ8の製品部が30mm×30mmで、製品部の肉厚w4が3mmの場合に、ゲート13の環状直径w1が5mmで、ゲート13の端面(肉厚)断面間隙w2が0.05mmとし、溶融材料として熱硬化性樹脂(フェノール)を用い、充填して固化後にゲートカットした。この場合には、製品部の肉厚w4に影響を与えることなく、ゲート痕も目視できないほど美麗であった。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る成形用金型は、請求項1として、環状のゲートと環状の二次スプルとをコアピンを挿入するだけで簡単に形成することができた。
特に、環状の二次スプルから環状のゲートまでコアピンが連続して溶融材料の流動形態を環状に規制してキャビティの内部に流入させるうえに、平均した温調のキャビテイ面にコアピンの端面が隙間なく対面しているので、溶融材料は環状のゲートで影響されずに必要量を繰り返し充填でき、高品質の薄肉製品を繰り返し再現できる効果がある。
【0044】
また、請求項2として、環状の二次スプルから環状のゲートまでコアピンが連続して溶融材料の流動形態を環状に規制してキャビティの内部に流入させ、ゲートの最終端で溶融樹脂をコアピンの外側に位置する型板に設けられた非円形のスリットに通過させるため高品質の薄肉製品を繰り返し成形することができる効果がある。
【0045】
さらに、請求項1,2共通として、環状ないしスリット長さに応じて溶融材料をゲートから必要に応じて充填することができ、これに対応して環状ないしスリットのゲートの肉厚断面間隙を可及的に薄くすることができ、戻り圧力を薄いゲートで防ぐことができる。その結果、ゲート痕を目立たなくした美麗な成形を実現することができるうえに、ゲートの肉厚断面間隙によってゲートカットを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形用金型の実施の形態(1)を示す断面図である。
【図2】図1のX−X線拡大断面図である。
【図3】図1の要部の拡大図である。
【図4】図1のゲートカット状態図である。
【図5】図1のランナストリップ状態図である。
【図6】本発明に係る成形用金型の実施の形態(1)を示す要部の断面図である。
【図7】図6の要部の平面図であり、(A)〜(C)に変形例が示されている。
【符号の説明】
3 一次スプル
6 ランナ
7 二次スプル
7a フランジ部
8 キャビティ
11 コアピン
11c 段部
11d 溝部
13 ゲート
P 溶融樹脂
w1 環状ゲート直径
w2,w5 ゲート肉厚断面間隙
w3,w6 ゲート長手断面間隙
w4 製品部の肉厚間隙
Claims (5)
- 一次スプルからランナ,二次スプル,ゲートを介してキャビティに至る溶融材料の通路が形成され、二次スプルが環状に形成されてなる成形用金型において、二次スプルにコアピンが挿入されて二次スプルとゲートが環状に形成され、コアピンの端面はキャビティに直接に対面されていることを特徴とする成形用金型。
- 一次スプルからランナ,二次スプル,ゲートを介してキャビティに至る溶融材料の通路が形成され、二次スプルが環状に形成されてなる成形用金型において、二次スプルにコアピンが挿入されて二次スプルとゲートが環状に形成され、コアピンの端面は二次スプルが設けられている型板に開口された非円形のスリットを介してキャビティに間接に対面されていることを特徴とする成形用金型。
- 請求項1または2記載の成形用金型において、コアピンの外周には溶融材料の通路のロック部が設けられていることを特徴とする成形用金型。
- 請求項1〜3のいずれか記載の成形用金型において、ゲート部の肉厚断面間隙と長手断面間隙と製品部の肉厚間隙とが以下の関係にあることを特徴とする成形用金型。
ゲート部の肉厚断面間隙に対して長手断面間隙が1:10から1:2500の関係にあること。
製品部の肉厚間隙に対してゲート部の肉厚断面間隙が1:0.8から1:0.01の関係にあること。 - 請求項1〜5のいずれか記載の成形用金型において、コアピンが形状調整して取付板に着脱可能に取付けられていることを特徴とする成形用金型。
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A977 | Report on retrieval |
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A02 | Decision of refusal |
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