JP2004082273A - 天井枠分離工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】古い天井枠の分離作業をする際には、騒音を発生させず、固定木枠に傷をつけないように天井枠を分離し、ステープルの抜き取りもできる天井枠分離工具を提供する。
【解決手段】電動油圧式リンク機構を備えた分離工具10であって、下部三角リンク板6aの頂点部には着脱可能なピン7aによって枢着された固定口金1と、上部三角リンク板6bの頂点部には着脱可能なピン7bによって枢着された分離口金2と、固定口金1と分離口金2とが互いに交差し開閉するための支点ピン9を備え、固定口金1と分離口金2とは略L型に形成されていることを特徴とする天井枠分離工具10である。
【選択図】 図2
【解決手段】電動油圧式リンク機構を備えた分離工具10であって、下部三角リンク板6aの頂点部には着脱可能なピン7aによって枢着された固定口金1と、上部三角リンク板6bの頂点部には着脱可能なピン7bによって枢着された分離口金2と、固定口金1と分離口金2とが互いに交差し開閉するための支点ピン9を備え、固定口金1と分離口金2とは略L型に形成されていることを特徴とする天井枠分離工具10である。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステープルによって固定された天井枠、その他の建材をきれいに剥し取る分離工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート構造を有する集合住宅を内装リフォームする際には、天井シートを張り替える。これらの交換作業のうち、天井枠を撤去する作業は、バールにて天井枠を固定木枠から分離し撤去する。また、固定木枠に天井枠を固定していたコの字状のくぎ(以下、ステープルという)が抜けずに固定木枠に残ってしまった場合は、ステープルはハンマにて叩き込んでいる。
なお、バールとは、両端又は一端が曲がった鉄棒状のくぎ抜きのことをいう。
【0003】
また、従来、電線の圧着や切断等を行うために、工具ボディに油圧ポンプを設け、油圧ポンプの駆動により高圧油を供給してピストンを往復動させ、ピストンの先端部に取り付けた連結板と、一対のリンク杆と、前記連結板と前記リンク杆に接続した一対の三角リンク板に、一対のダイスヘッドを接続した電動充電式油圧工具が使用されている。(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−11066号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の古い天井枠の分離作業では、バールにより剥がし取るため、リフォーム後も生かして使用する固定木枠に傷が付いてしまい、固定木枠に傷が付くと固定木枠の補修もしなければならず、リフォームの問題であった。
また、従来の分離作業では、最適な専用工具が市販されてないため、抜けずに残ってしまったステープルはハンマにて叩き込むことになり、ハンマの叩き音が騒音となって、隣接する住人から苦情がでるという大きな問題があった。
また、これらの天井枠の分離作業に使用する工具にはバールしかないため、最適な工具が要望されていた。
なお、固定木枠とは、コンクリートに予め埋め込まれた釘打ち可能な木材のことをいう。
【0006】
そこで、本発明は、このような従来の問題を解決するために創案されたものであり、古い天井枠の分離作業をする際には、騒音を発生させず、固定木枠に傷をつけないように天井枠を分離し、ステープルの抜き取りもできる、且つこのような一連の作業が片手操作でできると共に、作業者の負担を軽減できる天井枠等の分離工具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る天井枠分離工具は、工具ボディにモータと接続した油圧ポンプと、前記油圧ポンプにより高圧油を圧送して往復動自在とするピストンと、前記工具ボディの前部に装着したフレームの先端に突出させて設けられた取付溝の上下にピンによって接続された一対のリンク杆と、前記ピストンの先端部に設けられた連結板と、前記連結板と前記リンク杆の表裏にピンによって接続された一対の下部三角リンク板と一対の上部三角リンク板からなる電動油圧式リンク機構を備えた分離工具であって、前記下部三角リンク板の頂点部には着脱可能なピンによって接続された固定口金と、前記上部三角リンク板の頂点部には着脱可能なピンによって接続された分離口金と、前記固定口金と前記分離口金とが互いに交差し開閉するための支点ピンとを備え、前記固定口金と前記分離口金とは略L型に形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、電動油圧式リンク機構を有し、それぞれの三角リンク板に本発明の固定口金と分離口金とを連結して構成する分離工具により、天井枠と固定木枠との狭い隙間に分離工具の口金部を挿入することにより、油圧力、リンク機構による力の変換、力の増減力等による機械力により、容易に分離することができる。また、天井枠の分離作業をする際には、騒音を発生させず、固定木枠に傷をつけずに、しかも、このような一連の作業が片手操作ででき、作業者の負担を軽減できる。
また、固定口金と分離口金とは略L型に形成されたことにより、固定口金と分離口金の下面は、ピストンと支点ピンを結んだ延長線から大きく離間されるので、前記分離口金の刃先の軌跡は、前方に突出する軌跡を描くことから、隙間に入り込むようにして押し広げ、開口する。また、ステープルの抜き取りにおいても同様に、ステープルの中に挿入された分離口金は、開口するとさらにステープルに入り込むように前方に突出する軌跡を描くことから、確実にステープルを保持して抜き取ることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の天井枠分離工具であって、前記固定口金の下面は、前記分離口金の下面より広い面積を有する形状に形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、固定口金の口金部を広くしたことにより、接触面積が広がり、単位面積当たりの圧力が軽減できるため、固定木枠に傷をつけることがなく、また、傷をつけないで固定木枠からステープルを抜き取ることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の天井枠分離工具であって、前記分離口金は、前記固定口金に格納されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、分離口金は、スタート時、前記固定口金に格納されているので、小さな隙間に分離口金と固定口金の口金部を挿入できることから、被加工物の隙間へ挿入が容易にできる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の天井枠分離工具であって、前記固定口金と前記分離口金との間には、ステープルが挿入可能とする隙間を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、大きな隙間を設けたことにより、ステープルを容易に工具の中へ導くことができるため、ステープルを確実に抜き取ることができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の天井枠分離工具であって、前記分離口金の先端部は、前方に突出する軌跡を描いて開口することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、分離口金の先端部は、前方に突出するように軌跡を描くことにより、天井枠をさらに深く侵入し把持できるため、確実に分離することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る天井枠分離工具1を示す3面図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は(b)の右側面図である。また、図2は、図1(c)に示す右側面図の拡大縦断面図である。
【0014】
図2に示すように、分離工具10の後部(図の右方)にモータ11と減速機12が一体に組み付けられ、さらに、減速機12はポンプ室13に接続されている。また、減速機12をゴムカバー14aで被覆することにより減速機12の外周にオイルタンク14を形設し、減速機12の内部スペースには、油漏れ防止のゴムカバー14aが設けられてオイルタンク14が内蔵されており、オイルタンク14とポンプ室13とを小穴で連通させている。また、ポンプ室13の前部にはスプリング8bにて付勢されて後退位置に待機されたピストン8aが嵌合され保持されている。
また、オイルタンク14の上部には給油口14bが設けられており、外部から給油可能な給油キャップ15が螺着されている。そして、分離工具10の前部には、フレーム16が螺着してあり、このフレーム16の前部の溝を有する取付溝16aの上下に突出したフレーム16にリンク杆5a、5bが遊嵌、接続され、前記ピストン8aの先端部に取り付けたられた連結板4と、前記連結板4と前記リンク杆5a、5bに接続されたそれぞれの下部三角リンク板6aと上部三角リンク板6bとからなるリンク機構を構成し、上部三角リンク板6bには分離口金2が接続され、下部三角リンク板6aには固定口金1が接続されている。
【0015】
固定口金1と分離口金2との正面視した形状は、図2に示すように、略L型になっている。固定口金1と分離口金2とが開閉する支点ピン9は、ピストン8aの軸方向の延長線上にあり、それからs寸法分ずらしたフラット部の下面1aを有する形状にすることにより、分離口金2の口金部の刃先の軌跡は、前方斜め方向に突出するA方向に向って軌跡を描いて開口する。
【0016】
図3(a)は、固定口金1の断面図であり、図3(b)は、分離口金2の外観図である。
図3(a)に示すように、固定口金1は、下面1aと縦軸1bによる略L型を形成しており、1bの上部には、分離口金2と支点ピン9にて結合するための穴1dがs寸法の位置に設けられている。そして、その右側45°上方には突出部1eが設けられ、下部三角リンク板6aと接続し結合するピン7a用の穴1cが設けられている。
また、図3(b)に示すように、分離口金2は、同様に略L型をしており、その下面2aから45°の傾斜部2bで右上に伸びており、垂直部に固定口金1と支点ピン9にて結合するための穴2dがs寸法で設けられている。また、その右側11°下方には、突出部2eが設けられ、上部三角リンク板6bと結合するピン7b用の穴2cが設けられている。
【0017】
また、図1(a)に示すように、固定口金1の中央には、溝1fが設けられており、この溝1fに分離口金2が遊嵌され埋設されている。固定口金1の溝1fは、ステープルの全幅より広いサイズで溝が形成され、ステープルの内周幅より狭いサイズで、分離口金2がその溝1fに遊嵌され、埋設されており、支点ピン9にて結合されている。分離口金2が溝の中央に位置させるために同寸法の厚みのワッシャを遊嵌してもよいし、ワッシャの代わりにOリングを挿入しても構わない。
その結果、固定口金1と分離口金2との間にはステープルの両足が容易に挿入できる隙間が確保される。また、固定口金1の刃先部は、幅の広い形状になっており、口金部3の開口時、発生する押圧力をこの広い面積で受けることにより、面圧を下げれるようになっている。分離口金2は、スタート時、固定口金1の形状にすっぽり格納されており、リンク機構の連動により、固定口金1は上方に開口(図1(c)参照)し、分離口金2は下方に開口する。
【0018】
図2に示すように、分離工具10の把持部には、モータ11の駆動電流をon−off制御する引き金(トリガー)17が配置され、トリガー17とリリーススイッチ18が配置されており、その下方には充電池であるバッテリーパック19が備えられており、全体の質量は2.0kgと軽量であり、十分に片手操作ができる。
【0019】
ここで、天井枠を分離する際の分離工具10の動作について説明する。
図4は、分離工具10を右手に把持し、被分離物である天井枠20と再利用する固定木枠21との隙間に口金部3を挿入した様子を示す側面図であり、図5は、分離工具10を右手に把持し、スイッチを入れた後の様子を示す側面図である。
図4に示すように、作業者は、分離工具10を右手に把持し、トリガー17に掛けた人差し指は、フリーにするか、トリガー17を押さないで軽く巻き付けた状態で握り、天井枠20と固定木枠21との隙間に、固定口金1と分離口金2の口金部3を挿入する。
【0020】
つぎに、図5に示すように、トリガー17に掛けた人差し指でスイッチを入れると、バッテリーパック19に充電された電流がモータ11に流れ、モータ軸が回転する(図2参照)。モータ11の回転により減速機12が回転し、回転が減速され、ポンプ室13のポンプを駆動させる。ピストンポンプ式のポンプによって増圧された高圧油は前部に供給され、スプリング8bにて付勢力に抗してピストン8aを約3mm前進させる。さらに、ピストン8aの先端に設けられた溝4a(図示無し)には、連結板4がピン4bによって固定されており、連結板4が前進すると下部三角リンク板6aと上部三角リンク板6bを外側に向って回動させる。
また、フレーム16に接続された上下のリンク杆5a、5bも、三角リンク板6a、6bの回動に連れてリンク杆5a、5bを外側に向って回動させる。このようにして各リンクが回動する結果、下部三角リンク板6aのピン7aと上部三角リンク板6bのピン7bとの間隔が拡大するため、固定口金1と分離口金2の先端では、約23mmまで開口する。
そして、天井枠20と固定木枠21の隙間に挿入された口金部3は、分離口金2が前方に突出するように軌跡を描いて開口し、天井枠20を固定木枠21から剥ぎ取り、分離する。
続いて、リリーススイッチ18を押して、固定口金1と分離口金2を元に戻す。このように、トリガー17とリリーススイッチ18を交互に押して作業を繰り返すことで、固定木枠21から天井枠20を容易に分離することができる。
【0021】
さらに、図6は、ステープルを抜き取る動作を示す側面図であり、図6(a)は、分離工具10の動作前を示す説明図であり、図6(b)は、分離工具10の動作後を示す説明図である。
図6(a)に示すように、分離工具10の分離口金2をステープル22に差し込み、図6(b)に示すように、トリガー17を押すことにより、固定口金1は下方に開き、分離口金2は上方に開くことにより、固定口金1の下面1aは固定木枠21を押し付け、分離口金2は天井枠20からステープル22を静かに、しかも固定木枠21に傷を付けずに抜くことができる。
なお、ここでのステープル22のサイズは8×22mmとしたが、その他のサイズに合わせて固定口金1と分離口金2をセットで交換することも容易である。
また、口金部3の方向は、作業に適した方向に180°の範囲内で回して位置変更することができるようになっている。
【0022】
なお、本発明はその技術思想の範囲内で種々の改造、変更が可能であり、本発明はこの改造、変更された発明にも及ぶことは当然である。たとえば、ここでは電動油圧式で説明したが、油圧駆動を空圧駆動としてもよいし、口金部に直接長いハンドルを付けて、手動式にしても構わない。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、電動油圧式リンク機構を有し、それぞれの三角リンク板に本発明の固定口金と分離口金とを連結して構成する分離工具により、天井枠と固定木枠との狭い隙間に分離工具の口金部を挿入することにより、油圧力、リンク機構による力の変換、力の増減力等による機械力により、容易に分離することができる。また、天井枠の分離作業をする際には、騒音を発生させず、固定木枠に傷をつけずに、しかも、このような一連の作業が片手操作ででき、作業者の負担を軽減できる。
また、固定口金と分離口金とは略L型に形成されたことにより、固定口金と分離口金の下面は、ピストンと支点ピンを結んだ延長線から大きく離間されるので前記分離口金の刃先の軌跡は、前方に突出する軌跡を描くことから、隙間に入り込むようにして押し広げ、開口する。また、ステープルの抜き取りにおいても同様に、ステープルの中に挿入された分離口金は、開口するとさらにステープルに入り込むように前方に突出する軌跡を描くことから、確実にステープルを保持して抜き取ることができる。
【0024】
請求項2に記載の発明によれば、固定口金の口金部を広くしたことにより、接触面積が広がり、単位面積当たりの圧力が軽減できるため、固定木枠(被加工物)に傷をつけることがなく、また、傷をつけないで被加工物からステープルを抜き取ることができる。
【0025】
請求項3に記載の発明によれば、分離口金は、スタート時、前記固定口金に格納されているので、小さな隙間に分離口金と固定口金の口金部を挿入できることから、被加工物の隙間へ挿入が容易にできる。
【0026】
請求項4に記載の発明によれば、大きな隙間を設けたことにより、ステープルを容易に工具の中へ導くことができるため、確実に抜き取ることができる。
【0027】
請求項5に記載の発明によれば、分離口金の先端部は、前方に突出するように軌跡を描くことにより、天井枠をさらに深く把持できるため、確実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分離工具を示す3面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図2】図1(c)に示す右側面図の拡大縦断面図である。
【図3】(a)は固定口金1の断面図であり、(b)は分離口金2の外観図である。
【図4】分離工具を右手に把持し、被分離物と固定木枠との隙間に口金部を挿入した様子を示す側面図である。
【図5】分離工具を右手に把持し、スイッチを入れた後の様子を示す側面図である。
【図6】(a)は、分離工具の動作前を示す側面図であり、(b)は、分離工具の動作後を示す側面図である。
【符号の説明】
1 固定口金
1a、2a 下面
1b 縦軸
1c、1d、2c、2d 穴
1e 突出部
1f 溝
2 分離口金
2b 傾斜部
2e 突出部
3 口金部
4 連結板
4a 溝
4b ピン
5a、5b リンク杆
6a、6b 三角リンク板
7a、7b ピン
8a ピストン
8b スプリング
9 支点ピン
10 分離工具
11 モータ
12 減速機
13 ポンプ室
14 オイルタンク
14a ゴムカバー
14b 給油口
15 給油キャップ
16 フレーム
16a 取付溝
17 引き金(トリガー)
18 リリーススイッチ
19 バッテリーパック
20 天井枠
21 固定木枠
22 ステープル
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステープルによって固定された天井枠、その他の建材をきれいに剥し取る分離工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄筋コンクリート構造を有する集合住宅を内装リフォームする際には、天井シートを張り替える。これらの交換作業のうち、天井枠を撤去する作業は、バールにて天井枠を固定木枠から分離し撤去する。また、固定木枠に天井枠を固定していたコの字状のくぎ(以下、ステープルという)が抜けずに固定木枠に残ってしまった場合は、ステープルはハンマにて叩き込んでいる。
なお、バールとは、両端又は一端が曲がった鉄棒状のくぎ抜きのことをいう。
【0003】
また、従来、電線の圧着や切断等を行うために、工具ボディに油圧ポンプを設け、油圧ポンプの駆動により高圧油を供給してピストンを往復動させ、ピストンの先端部に取り付けた連結板と、一対のリンク杆と、前記連結板と前記リンク杆に接続した一対の三角リンク板に、一対のダイスヘッドを接続した電動充電式油圧工具が使用されている。(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−11066号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の古い天井枠の分離作業では、バールにより剥がし取るため、リフォーム後も生かして使用する固定木枠に傷が付いてしまい、固定木枠に傷が付くと固定木枠の補修もしなければならず、リフォームの問題であった。
また、従来の分離作業では、最適な専用工具が市販されてないため、抜けずに残ってしまったステープルはハンマにて叩き込むことになり、ハンマの叩き音が騒音となって、隣接する住人から苦情がでるという大きな問題があった。
また、これらの天井枠の分離作業に使用する工具にはバールしかないため、最適な工具が要望されていた。
なお、固定木枠とは、コンクリートに予め埋め込まれた釘打ち可能な木材のことをいう。
【0006】
そこで、本発明は、このような従来の問題を解決するために創案されたものであり、古い天井枠の分離作業をする際には、騒音を発生させず、固定木枠に傷をつけないように天井枠を分離し、ステープルの抜き取りもできる、且つこのような一連の作業が片手操作でできると共に、作業者の負担を軽減できる天井枠等の分離工具を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る天井枠分離工具は、工具ボディにモータと接続した油圧ポンプと、前記油圧ポンプにより高圧油を圧送して往復動自在とするピストンと、前記工具ボディの前部に装着したフレームの先端に突出させて設けられた取付溝の上下にピンによって接続された一対のリンク杆と、前記ピストンの先端部に設けられた連結板と、前記連結板と前記リンク杆の表裏にピンによって接続された一対の下部三角リンク板と一対の上部三角リンク板からなる電動油圧式リンク機構を備えた分離工具であって、前記下部三角リンク板の頂点部には着脱可能なピンによって接続された固定口金と、前記上部三角リンク板の頂点部には着脱可能なピンによって接続された分離口金と、前記固定口金と前記分離口金とが互いに交差し開閉するための支点ピンとを備え、前記固定口金と前記分離口金とは略L型に形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、電動油圧式リンク機構を有し、それぞれの三角リンク板に本発明の固定口金と分離口金とを連結して構成する分離工具により、天井枠と固定木枠との狭い隙間に分離工具の口金部を挿入することにより、油圧力、リンク機構による力の変換、力の増減力等による機械力により、容易に分離することができる。また、天井枠の分離作業をする際には、騒音を発生させず、固定木枠に傷をつけずに、しかも、このような一連の作業が片手操作ででき、作業者の負担を軽減できる。
また、固定口金と分離口金とは略L型に形成されたことにより、固定口金と分離口金の下面は、ピストンと支点ピンを結んだ延長線から大きく離間されるので、前記分離口金の刃先の軌跡は、前方に突出する軌跡を描くことから、隙間に入り込むようにして押し広げ、開口する。また、ステープルの抜き取りにおいても同様に、ステープルの中に挿入された分離口金は、開口するとさらにステープルに入り込むように前方に突出する軌跡を描くことから、確実にステープルを保持して抜き取ることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の天井枠分離工具であって、前記固定口金の下面は、前記分離口金の下面より広い面積を有する形状に形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、固定口金の口金部を広くしたことにより、接触面積が広がり、単位面積当たりの圧力が軽減できるため、固定木枠に傷をつけることがなく、また、傷をつけないで固定木枠からステープルを抜き取ることができる。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の天井枠分離工具であって、前記分離口金は、前記固定口金に格納されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、分離口金は、スタート時、前記固定口金に格納されているので、小さな隙間に分離口金と固定口金の口金部を挿入できることから、被加工物の隙間へ挿入が容易にできる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の天井枠分離工具であって、前記固定口金と前記分離口金との間には、ステープルが挿入可能とする隙間を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、大きな隙間を設けたことにより、ステープルを容易に工具の中へ導くことができるため、ステープルを確実に抜き取ることができる。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の天井枠分離工具であって、前記分離口金の先端部は、前方に突出する軌跡を描いて開口することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、分離口金の先端部は、前方に突出するように軌跡を描くことにより、天井枠をさらに深く侵入し把持できるため、確実に分離することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る天井枠分離工具1を示す3面図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は(b)の右側面図である。また、図2は、図1(c)に示す右側面図の拡大縦断面図である。
【0014】
図2に示すように、分離工具10の後部(図の右方)にモータ11と減速機12が一体に組み付けられ、さらに、減速機12はポンプ室13に接続されている。また、減速機12をゴムカバー14aで被覆することにより減速機12の外周にオイルタンク14を形設し、減速機12の内部スペースには、油漏れ防止のゴムカバー14aが設けられてオイルタンク14が内蔵されており、オイルタンク14とポンプ室13とを小穴で連通させている。また、ポンプ室13の前部にはスプリング8bにて付勢されて後退位置に待機されたピストン8aが嵌合され保持されている。
また、オイルタンク14の上部には給油口14bが設けられており、外部から給油可能な給油キャップ15が螺着されている。そして、分離工具10の前部には、フレーム16が螺着してあり、このフレーム16の前部の溝を有する取付溝16aの上下に突出したフレーム16にリンク杆5a、5bが遊嵌、接続され、前記ピストン8aの先端部に取り付けたられた連結板4と、前記連結板4と前記リンク杆5a、5bに接続されたそれぞれの下部三角リンク板6aと上部三角リンク板6bとからなるリンク機構を構成し、上部三角リンク板6bには分離口金2が接続され、下部三角リンク板6aには固定口金1が接続されている。
【0015】
固定口金1と分離口金2との正面視した形状は、図2に示すように、略L型になっている。固定口金1と分離口金2とが開閉する支点ピン9は、ピストン8aの軸方向の延長線上にあり、それからs寸法分ずらしたフラット部の下面1aを有する形状にすることにより、分離口金2の口金部の刃先の軌跡は、前方斜め方向に突出するA方向に向って軌跡を描いて開口する。
【0016】
図3(a)は、固定口金1の断面図であり、図3(b)は、分離口金2の外観図である。
図3(a)に示すように、固定口金1は、下面1aと縦軸1bによる略L型を形成しており、1bの上部には、分離口金2と支点ピン9にて結合するための穴1dがs寸法の位置に設けられている。そして、その右側45°上方には突出部1eが設けられ、下部三角リンク板6aと接続し結合するピン7a用の穴1cが設けられている。
また、図3(b)に示すように、分離口金2は、同様に略L型をしており、その下面2aから45°の傾斜部2bで右上に伸びており、垂直部に固定口金1と支点ピン9にて結合するための穴2dがs寸法で設けられている。また、その右側11°下方には、突出部2eが設けられ、上部三角リンク板6bと結合するピン7b用の穴2cが設けられている。
【0017】
また、図1(a)に示すように、固定口金1の中央には、溝1fが設けられており、この溝1fに分離口金2が遊嵌され埋設されている。固定口金1の溝1fは、ステープルの全幅より広いサイズで溝が形成され、ステープルの内周幅より狭いサイズで、分離口金2がその溝1fに遊嵌され、埋設されており、支点ピン9にて結合されている。分離口金2が溝の中央に位置させるために同寸法の厚みのワッシャを遊嵌してもよいし、ワッシャの代わりにOリングを挿入しても構わない。
その結果、固定口金1と分離口金2との間にはステープルの両足が容易に挿入できる隙間が確保される。また、固定口金1の刃先部は、幅の広い形状になっており、口金部3の開口時、発生する押圧力をこの広い面積で受けることにより、面圧を下げれるようになっている。分離口金2は、スタート時、固定口金1の形状にすっぽり格納されており、リンク機構の連動により、固定口金1は上方に開口(図1(c)参照)し、分離口金2は下方に開口する。
【0018】
図2に示すように、分離工具10の把持部には、モータ11の駆動電流をon−off制御する引き金(トリガー)17が配置され、トリガー17とリリーススイッチ18が配置されており、その下方には充電池であるバッテリーパック19が備えられており、全体の質量は2.0kgと軽量であり、十分に片手操作ができる。
【0019】
ここで、天井枠を分離する際の分離工具10の動作について説明する。
図4は、分離工具10を右手に把持し、被分離物である天井枠20と再利用する固定木枠21との隙間に口金部3を挿入した様子を示す側面図であり、図5は、分離工具10を右手に把持し、スイッチを入れた後の様子を示す側面図である。
図4に示すように、作業者は、分離工具10を右手に把持し、トリガー17に掛けた人差し指は、フリーにするか、トリガー17を押さないで軽く巻き付けた状態で握り、天井枠20と固定木枠21との隙間に、固定口金1と分離口金2の口金部3を挿入する。
【0020】
つぎに、図5に示すように、トリガー17に掛けた人差し指でスイッチを入れると、バッテリーパック19に充電された電流がモータ11に流れ、モータ軸が回転する(図2参照)。モータ11の回転により減速機12が回転し、回転が減速され、ポンプ室13のポンプを駆動させる。ピストンポンプ式のポンプによって増圧された高圧油は前部に供給され、スプリング8bにて付勢力に抗してピストン8aを約3mm前進させる。さらに、ピストン8aの先端に設けられた溝4a(図示無し)には、連結板4がピン4bによって固定されており、連結板4が前進すると下部三角リンク板6aと上部三角リンク板6bを外側に向って回動させる。
また、フレーム16に接続された上下のリンク杆5a、5bも、三角リンク板6a、6bの回動に連れてリンク杆5a、5bを外側に向って回動させる。このようにして各リンクが回動する結果、下部三角リンク板6aのピン7aと上部三角リンク板6bのピン7bとの間隔が拡大するため、固定口金1と分離口金2の先端では、約23mmまで開口する。
そして、天井枠20と固定木枠21の隙間に挿入された口金部3は、分離口金2が前方に突出するように軌跡を描いて開口し、天井枠20を固定木枠21から剥ぎ取り、分離する。
続いて、リリーススイッチ18を押して、固定口金1と分離口金2を元に戻す。このように、トリガー17とリリーススイッチ18を交互に押して作業を繰り返すことで、固定木枠21から天井枠20を容易に分離することができる。
【0021】
さらに、図6は、ステープルを抜き取る動作を示す側面図であり、図6(a)は、分離工具10の動作前を示す説明図であり、図6(b)は、分離工具10の動作後を示す説明図である。
図6(a)に示すように、分離工具10の分離口金2をステープル22に差し込み、図6(b)に示すように、トリガー17を押すことにより、固定口金1は下方に開き、分離口金2は上方に開くことにより、固定口金1の下面1aは固定木枠21を押し付け、分離口金2は天井枠20からステープル22を静かに、しかも固定木枠21に傷を付けずに抜くことができる。
なお、ここでのステープル22のサイズは8×22mmとしたが、その他のサイズに合わせて固定口金1と分離口金2をセットで交換することも容易である。
また、口金部3の方向は、作業に適した方向に180°の範囲内で回して位置変更することができるようになっている。
【0022】
なお、本発明はその技術思想の範囲内で種々の改造、変更が可能であり、本発明はこの改造、変更された発明にも及ぶことは当然である。たとえば、ここでは電動油圧式で説明したが、油圧駆動を空圧駆動としてもよいし、口金部に直接長いハンドルを付けて、手動式にしても構わない。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、電動油圧式リンク機構を有し、それぞれの三角リンク板に本発明の固定口金と分離口金とを連結して構成する分離工具により、天井枠と固定木枠との狭い隙間に分離工具の口金部を挿入することにより、油圧力、リンク機構による力の変換、力の増減力等による機械力により、容易に分離することができる。また、天井枠の分離作業をする際には、騒音を発生させず、固定木枠に傷をつけずに、しかも、このような一連の作業が片手操作ででき、作業者の負担を軽減できる。
また、固定口金と分離口金とは略L型に形成されたことにより、固定口金と分離口金の下面は、ピストンと支点ピンを結んだ延長線から大きく離間されるので前記分離口金の刃先の軌跡は、前方に突出する軌跡を描くことから、隙間に入り込むようにして押し広げ、開口する。また、ステープルの抜き取りにおいても同様に、ステープルの中に挿入された分離口金は、開口するとさらにステープルに入り込むように前方に突出する軌跡を描くことから、確実にステープルを保持して抜き取ることができる。
【0024】
請求項2に記載の発明によれば、固定口金の口金部を広くしたことにより、接触面積が広がり、単位面積当たりの圧力が軽減できるため、固定木枠(被加工物)に傷をつけることがなく、また、傷をつけないで被加工物からステープルを抜き取ることができる。
【0025】
請求項3に記載の発明によれば、分離口金は、スタート時、前記固定口金に格納されているので、小さな隙間に分離口金と固定口金の口金部を挿入できることから、被加工物の隙間へ挿入が容易にできる。
【0026】
請求項4に記載の発明によれば、大きな隙間を設けたことにより、ステープルを容易に工具の中へ導くことができるため、確実に抜き取ることができる。
【0027】
請求項5に記載の発明によれば、分離口金の先端部は、前方に突出するように軌跡を描くことにより、天井枠をさらに深く把持できるため、確実に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分離工具を示す3面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
【図2】図1(c)に示す右側面図の拡大縦断面図である。
【図3】(a)は固定口金1の断面図であり、(b)は分離口金2の外観図である。
【図4】分離工具を右手に把持し、被分離物と固定木枠との隙間に口金部を挿入した様子を示す側面図である。
【図5】分離工具を右手に把持し、スイッチを入れた後の様子を示す側面図である。
【図6】(a)は、分離工具の動作前を示す側面図であり、(b)は、分離工具の動作後を示す側面図である。
【符号の説明】
1 固定口金
1a、2a 下面
1b 縦軸
1c、1d、2c、2d 穴
1e 突出部
1f 溝
2 分離口金
2b 傾斜部
2e 突出部
3 口金部
4 連結板
4a 溝
4b ピン
5a、5b リンク杆
6a、6b 三角リンク板
7a、7b ピン
8a ピストン
8b スプリング
9 支点ピン
10 分離工具
11 モータ
12 減速機
13 ポンプ室
14 オイルタンク
14a ゴムカバー
14b 給油口
15 給油キャップ
16 フレーム
16a 取付溝
17 引き金(トリガー)
18 リリーススイッチ
19 バッテリーパック
20 天井枠
21 固定木枠
22 ステープル
Claims (5)
- 工具ボディにモータと接続した油圧ポンプと、前記油圧ポンプにより高圧油を圧送して往復動自在とするピストンと、前記工具ボディの前部に装着したフレームの先端に突出させて設けられた取付溝の上下にピンによって接続された一対のリンク杆と、前記ピストンの先端部に設けられた連結板と、前記連結板と前記リンク杆の表裏にピンによって接続された一対の下部三角リンク板と一対の上部三角リンク板からなる電動油圧式リンク機構を備えた分離工具であって、
前記下部三角リンク板の頂点部には着脱可能なピンによって接続された固定口金と、
前記上部三角リンク板の頂点部には着脱可能なピンによって接続された分離口金と、
前記固定口金と前記分離口金とが互いに交差し開閉するための支点ピンとを備え、
前記固定口金と前記分離口金とは略L型に形成されていることを特徴とする天井枠分離工具。 - 前記固定口金の下面は、前記分離口金の下面より広い面積を有する形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の天井枠分離工具。
- 前記分離口金は、前記固定口金に格納されることを特徴とする請求項1または2に記載の天井枠分離工具。
- 前記固定口金と前記分離口金との間には、ステープルが挿入可能とする隙間を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の天井枠分離工具。
- 前記分離口金の先端部は、前方に突出する軌跡を描いて開口することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の天井枠分離工具。
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