JP2004082047A - 水面埋立処分場用遮水シートおよびその遮水シートの空気抜き方法 - Google Patents

水面埋立処分場用遮水シートおよびその遮水シートの空気抜き方法 Download PDF

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Abstract

【課題】収容体内に封入された空気を完全に抜き、収容体内に充填体を隙間なく充填して皺のない広がった状態することができる水面埋立処分場用遮水シートおよびその遮水シートの空気抜き方法を提供する。
【解決手段】水面に構築した埋立護岸の中に、遮水性のあるエラストマー製の遮水シート1を敷設した水面埋立処分場用遮水シート1であって、空気または充填体を入れるための収容体6と、前記収容体6内に配置され、前記収容体6内に封入された空気を抜くための空気抜き手段7とを備えてなる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、海などの処分場予定地の周囲に矢板やケーソン堤、捨石式傾斜堤等を埋立護岸により区画し、水面埋立処分場とするその区画内から区画外への汚水の流出を防ぐ水面埋立処分場用遮水シートおよびその遮水シートの空気抜き方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水面埋立処分場では、処分場予定地の周囲に矢板やケーソン堤、捨石式傾斜堤等を埋立護岸を設けて場所を区画し、その護岸壁面および底面に遮水シートを敷設することによって内部の汚水が区画外に流出しないようにして区画内に廃棄物が投棄される。
【0003】
水面埋立処分場で使用される遮水シートは、予め工場で接合して広幅にしたものを水面埋立処分場の敷設現場に持ち込むが、輸送の制限や作業性の面からの制限で処分場全域をカバーするだけの1枚の遮水シートにすることは通常できない。
【0004】
従って、敷設現場にて遮水シート同士を接合する作業が必要になるが、水中での遮水シートの接合は困難である。そのため、処分場のある程度の広域に敷設できるだけの広さの遮水シートを水面に浮かした状態で広げて遮水シート同士を接合し、一度に水中に沈めて所定位置に遮水シートを固定するといった方法が採られている。
【0005】
ここで使用される遮水シートはエラストマー製のものが使用されており、その遮水シート自体が水中に沈むだけの比重を持っているので、水面に浮かせるための手段としてフロートを取付け、浮かせた状態で遮水シート同士を接合してフロートを取り外せば、自然に遮水シートは沈むが効率良く沈めるには別途沈める手段が必要になってくる。
【0006】
この遮水シートを効率良く沈める手段として遮水シートに空気または錘体を入れることのできるチューブ体をフロートとして取り付け、遮水シートを水面に浮かせる場合はそのチューブ体に空気を封入し、遮水シートを沈める際には、チューブ体内の空気を抜いてからそのチューブ体にモルタル等の錘体を充填して遮水シートを沈めることができるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
また、遮水シートを部分的に二重にして、その二重のシート間を空気または錘体を入れることのできる収容部として用い、遮水シートを水面に浮かせる場合はその収容部に空気を封入し、遮水シートを沈める際には、収容部の空気を抜いてからそのチューブ体にモルタル等の錘体を充填して遮水シートを沈めることができるものがある(例えば、特許文献2参照。)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−126683号公報
【特許文献2】
特開2002−159930号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遮水シートに設けられているチューブ体や収容部は、水面に遮水シートを浮かせるために空気を封入し、その空気を抜いてから錘体を充填するが空気を吸引して抜く際に、吸引される一方のチューブ体内の空間や収容部内の空間がその空気を吸引されることで内面同士が引っ付いて潰れたようになり、他方の空間に存在する空気を吸引して抜くことが困難になり遮水シートを上手く沈めることができない可能性がある。また、その空間内に空気が残っていると充填体を隙間なく充填する作業がしにくくなる問題がある。
【0010】
本発明は、前述のような問題点を考慮し、収容体内に封入された空気を完全に抜き、収容体内に充填体を隙間なく充填して皺のない広がった状態することができる水面埋立処分場用遮水シートおよびその遮水シートの空気抜き方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の水面埋立処分場用遮水シートは、水面に構築した埋立護岸の中に、遮水性のあるエラストマー製の遮水シートを敷設した水面埋立処分場用遮水シートであって、空気または充填体を入れるための収容体と、前記収容体内に配置され、前記収容体内に封入された空気を抜くための空気抜き手段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0012】
このような構成によると、空気または充填体を入れるための収容体と、その収容体内に配置され、収容体内に封入された空気を抜くための空気抜き手段とを備えてなる遮水シートによって、収容体内に空気を封入して遮水シートが浮いた状態で広げ、同様の遮水シート同士を接合した後、収容体内から空気抜き手段によって完全に空気を除去し、収容体内に充填体を充填して収容体に支柱のような働きをさせて、皺のない広がった状態で遮水シートを水中に沈めることができる。つまり、従来のように収容体内から空気を抜く際に、吸引される一方の収容体の空間が潰れてしまい、他方の空間に存在する空気を抜くことが困難になることを空気抜き手段を用いることによって防ぐことができる。従って、収容体内に充填体を隙間なく充填することができ、遮水シートを皺のない広がった状態にすることができる。
【0013】
請求項2に記載の水面埋立処分場用遮水シートは、請求項1において、前記空気抜き手段は、多孔管、網状管、立体網状マット、エンボスマット、溝付マットのいずれか又は組み合わせたものであることを特徴とするでものある。
【0014】
このような構成によると、空気抜き手段に多孔管、網状管、立体網状マット、エンボスマット、溝付マットのいずれか又は組み合わせたものを用いることによって、収容体内に封入された空気を完全に吸引して抜くことができる。従って、収容体内に充填体を隙間なく充填することができ、遮水シートを皺のない広がった状態にすることができる。
【0015】
請求項3に記載の水面埋立処分場用遮水シートは、請求項1または2において、前記空気抜き手段を接続管で繋ぐことを特徴とするものである。
【0016】
このような構成によると、各収容体内に配置された空気抜き手段を接続管で繋ぐことによって、1供給箇所から各収容体内に空気を封入することができ、その封入した空気も供給箇所から吸引して確実に抜くことができる。また、充填体をその1供給箇所から充填することができる。
【0017】
請求項4に記載の水面埋立処分場用遮水シートの空気抜き方法は、水面に構築した埋立護岸の中に、遮水性のあるエラストマー製の遮水シートを敷設した水面埋立処分場用遮水シートの空気抜き方法であって、空気または充填体を入れるための収容体と、前記収容体内に配置され、前記収容体内に封入された空気を抜くための空気抜き手段とを備えてなる遮水シートを、最初に前記収容体内に空気を封入した状態で水面に引き出して前記遮水シートを浮かした状態で広げ、その後に前記空気抜き手段を介して前記収容体内の空気を抜くことを特徴とするものである。
【0018】
このような方法によると、空気または充填体を入れるための収容体と、その収容体内に配置され、収容体内に封入された空気を抜くための空気抜き手段とを備えてなる遮水シートによって、収容体内に空気を封入して遮水シートが浮いた状態で広げ、同様の遮水シート同士を接合した後、収容体内から空気抜き手段によって完全に空気を除去し、収容体内に充填体を充填して収容体に支柱のような働きをさせて、皺のない広がった状態で遮水シートを水中に沈めることができる。つまり、従来のように収容体内から空気を抜く際に、吸引される一方の収容体の空間が潰れてしまい、他方の空間に存在する空気を抜くことが困難になることを空気抜き手段を用いることによって防ぐことができる。従って、収容体内に充填体を隙間なく充填することができ、遮水シートを皺のない広がった状態にすることができる。
【0019】
請求項5に記載の水面埋立処分場用遮水シートの空気抜き方法は、請求項4において、前記空気抜き手段は、多孔管、網状管、立体網状マット、エンボスマット、溝付マットのいずれか又は組み合わせたものであることを特徴とするものである。
【0020】
このような方法によると、空気抜き手段に多孔管、網状管、立体網状マット、エンボスマット、溝付マットのいずれか又は組み合わせたものを用いることによって、収容体内に封入された空気を完全に吸引して抜くことができる。従って、収容体内に充填体を隙間なく充填することができ、遮水シートを皺のない広がった状態にすることができる。
【0021】
請求項6に記載の水面埋立処分場用遮水シートの空気抜き方法は、請求項4または5において、前記空気抜き手段を接続管で繋ぐことを特徴とするものである。
【0022】
このような方法によると、各収容体内に配置された空気抜き手段を接続管で繋ぐことによって、1供給箇所から各収容体内に空気を封入することができ、その封入した空気も供給箇所から吸引して確実に抜くことができる。また、充填体をその1供給箇所から充填することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態例を説明する。図1は、本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの概略構成図であり、図2は、図1におけるA−A線断面図である。また、図3は、図1におけるB−B線断面図である。図3に示す遮水シート1は、エラストマー製のシート本体2とその表面に接着剤3などを用いて保護マット4を積層した複合シート5と、複合シート5に一体的に取付けられ、空気または充填体を入れるための収容体6と、収容体6内に配置され、収容体6内に封入された空気を抜くための空気抜き手段7とを備えてなる。
【0024】
シート本体2は、遮水シート1のなかで遮水の機能を果たす部分であり、エラストマー素材としては、エチレンプロピレンゴム(EPT)、ブチルゴム(IIR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)などのゴム材料や、塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、エチレンビニルアセテート(EVA)などの樹脂材料、また、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、熱可塑性ウレタン(TPU)などの熱可塑性エラストマーをあげることができる。そして、厚みは1.0〜5.0mm程度であり、厚みが5.0mmを超えると遮水シート1同士の接合部における屈曲性が好ましくなく、敷設等の作業がしにくくなる。一方、1.0mm未満になると水中の埋立に用いるシートとしては十分な強度を得ることができないので好ましくない。
【0025】
また、保護マット4は施工中に衝撃を受けたり、岩等の鋭利物等との接触で遮水機能を果たすエラストマー製のシート本体2を破損してしまうのを防止するためのものであり、ある程度のクッション性を有するものが適用できる。このような特性を持ち合わせたポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの素材からなる不織布、またポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレンなどの素材からなる連続気泡の発泡体などを適用することができる。なお、不織布を構成する繊維は長繊維、短繊維など様々な種類の繊維を用いることができる。
【0026】
また、保護マット4の厚みは4〜20mm程度のものを用いることができ、厚みが4mm以下であればシート本体2を保護するという役目において強度が不足することになり、厚みが20mm以上であれば強度の面では好ましいが、取扱いの面で不便になるので好ましくない。
【0027】
エラストマー製のシート本体2と保護マット4は予め製造する工場にて一体化していても良く、敷設現場にて接着剤などで接着一体化しても良い。一体化する手段としては、熱融着、接着剤、機械的なビスによる固定など様々な形態を採ることができるが、もともと遮水シート1として用いるものなので、シート本体2には貫通孔を開けたり、傷つけたりすることのないほうが好ましく、機械的な固定方法よりも熱融着、接着剤、粘着テープの使用が好ましい。
【0028】
シート本体2と保護マット4との一体化で用いることのできる接着剤3としては、ブチルゴム(IIR)系、クロロプレンゴム(CR)系のゴム接着剤などがあり、粘着テープとして用いることができるのはブチルゴム(IIR)系、PIB系などの粘着テープがある。
【0029】
また、本実施の形態例の保護マット4では、図3に示すように1表面にだけ積層しているが収容体6を含めて又は収容体6の取付け位置を除いて遮水シート1全域を覆っているものでも良い。また、保護マット4は、必ずしも設けられているものではなく、敷設位置の状況によって設けるものであり、保護マット4が設けられていないものでも構わない。
【0030】
また、収容体6は、シート本体2と保護マット4を積層一体化した複合シート5に対して図1に示すように複合シート5の4辺に沿って取付けられ、複合シート5の中央にも取付けられている。このように複合シート5全域に収容体6を配置することで、収容体6内に空気を封入して遮水シート1全体を水面に浮かすことができる。また、収容体6内に充填体を充填することで遮水シート1を皺のない広がった状態にすることができる。
【0031】
また、収容体6の取付け位置は、特に限定するものではなく、複合シート5の中央に取付けられている収容体6を複合シート5の長手方向に取付けたものや複合シート5の巾方向に取付けられている3つの収容体6の中間位置に同様の収容体6を設けたものでも適用可能である。
【0032】
また、収容体6は、図2に示すように半円形状の筒状体12と、筒状体12の周縁部に形成され、複合シート5に取付けるための取付け部13と、図3に示す供給口8と、接続口9とでなる。なお、接続口9は、図1に示すように収容体6の長手方向の略中央位置に設けられていても良い。
【0033】
この収容体6を複合シート5に対しての取付けは、図示しない粘着テープを用いて粘着テープと複合シート5の間に取付け部13が存在するようにして貼り付け各収容体を封止する。こうして、収容体6から空気または充填体が外方へ漏れないようにすることができる。
【0034】
また、収容体6は、前述した筒状体12に限定するものでなく、例えば、特開2002−126683号公報に記載されている内部に空気を入れた状態で両端を封止したチューブ体を収容体としたものを適用することが可能である。また、特開2002−159930号公報に記載されているエラストマー製のシートを部分的に二重にして、その二重のシート間に空気または充填体を入れることができるものも適用可能である。つまり、収容体6のように空気を封入して遮水シート1を浮かせ、充填体を充填して収容体6に支柱のような働きをさせ、遮水シート1を皺のない広がった状態にすることができれば良いものである。
【0035】
また、収容体6の粘着テープでの取付けは、特に限定するものではなく、接着剤などによっても取付けることができる。つまり、収容体6内に封入された空気や充填された充填体が漏れないように確実に複合シート5に貼り付けることができれば良いものである。なお、収容体6を貼り付ける粘着テープや接着剤は、前述した粘着テープや接着剤と同様のものを使用することができ、特に限定されるものではなく貼り合わされる材質によって適宜選択すればよい。
【0036】
また、前述した収容体6に使用される材質は、フレキシブル性を有するポリエチレン樹脂や塩化ビニル樹脂等からなるのものや布地を樹脂コーティングして気密性を持たせたものを使用することができる。
【0037】
また、空気抜き手段7は、図3に示すように収容体6内の長手方向で供給口8と接続口9とを繋ぐように配置されており、各収容体6同士を接続する接続管16に達するようになっている。
【0038】
このように収容体6の供給口8から接続口9を繋ぐように収容体6の長手方向に設けることで、収容体6から空気を吸引して抜く際に、供給口8側の収容体6の内面18と複合シート5の表面19とが引っ付いて接続口9側の空気を吸引して抜けなくなるのを防止することができる。
【0039】
また、接続管16は、図1に示すように各収容体6の供給口8と接続口9、供給口8同士および接続口9同士を接続している。また、接続管16は、金属製の管、フレキシブル性を有する耐圧ホース等を適用することが可能であり、特に限定するものではない。
【0040】
このように各収容体6内に配置された空気抜き手段7を接続管16で繋ぐことによって、図1に示す1供給箇所14から各収容体6内に空気を封入することができ、その封入した空気も供給箇所14から吸引して確実に抜くことができる。また、充填体をその供給箇所14から充填することができる。従って、空気の封入、吸引および充填体の充填等の作業を1系統で行うことができ、作業性が向上する。なお、各収容体6を接続管16で接続することは、特に限定するものではなく各収容体6に単独で供給箇所を設け、空気の封入、吸引および充填体の充填等の作業を行っても良い。
【0041】
また、空気抜き手段7には、図5乃至9に示すような多孔管30、網状管40、立体網状マット50、エンボスマット60、溝付マット70のいずれか又は組み合わせたものを適用することができる。多孔管30は、図5に示すような金属、樹脂およびゴムなどからなるパイプ31と、パイプ31の表面に形成されている多数の孔32とで構成されている。そして、この孔32からパイプ31内を通過させて収容体6内の空気を抜くことができる。
【0042】
また、網状管40は、図6に示すように金属、樹脂およびゴムなどからなり開口部42を有する網状のパイプ41である。そして、この開口部42からパイプ41内を通過させて収容体6内の空気を抜くことができる。
【0043】
また、立体網状マット50は、図7に示すように複数の合成樹脂フィラメント51を折り返し屈曲させ、フィラメント51の厚み方向に起立させた立体網状構造の通気層52とこの通気層52の表裏面に貼り合わせた不織布あるいは織布の透水材53からなる。この立体網状マット50は、通常厚さ10〜30mm、巾500〜3000mm、長さ1000〜6000mmである。立体網状マット50において通気層52は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、アクリル等の合成樹脂を素材とし、太さ0.5〜2.0mmの複数のフィラメント51、特に複数のモノフィラメント51を透水材53の間で厚み方向にU状をなして折り返し屈曲させ、フィラメント51を厚み方向に起立させるように配置した厚さ10〜30mmの立体網状構造を有するマット構造体である。そして、この透水材53から通気層52内を通過させて収容体6内の空気を抜くことができる。
【0044】
このような立体網状マット50の耐圧縮強度は、20Ton/m以上で100Ton/m以下のもので、好ましくは40〜100Ton/m、さらに好ましくは40〜60Ton/mであり、20Ton/m以上の圧縮強度がなければ土圧に耐えにくくなる。また、フィラメント51の起立方向は必ずしも規則的ではなく、隣接する屈曲したフィラメント51同士が絡み合うような不規則な場合もあり、通気層52の空隙率は無荷重で70〜95%になっている。空隙率が70%未満であれば、液状硬化剤を注入して修復することが困難になる。また、空隙率が95%を超えると、耐圧縮強度が小さくなって変形しやすくなる。なお、空隙率は、立体網状マット50の体積からフィラメント51の閉める体積を差し引いて立体網状マット50の体積で除した値(%)である。
【0045】
また、エンボスマット60は、図8に示すように表面に凹凸部61を有する樹脂やゴムなどからなるマット62である。そして、この凹凸部61の段差により収容体6内の内面と凹凸部61との間に隙間が生じ、その隙間から収容体6内の空気を通過させて抜くことができる。
【0046】
また、図9に示す溝付マット70は、表面に多数の溝71を有する樹脂やゴムなどからなるマット72である。そして、この溝71から収容体6内の空気を通過させて抜くことができる。
【0047】
このような多孔管30、網状管40、立体網状マット50、エンボスマット60、溝付マット70のいずれか又は組み合わせたものを収容体6内の空気抜き手段7として適用することによって、収容体6内に封入された空気を完全に吸引して抜くことができる。従って、収容体6内に充填体を隙間なく充填することができ、遮水シートを皺のない広がった状態にすることができる。
【0048】
また、空気抜き手段7は収容体6内から完全に空気が抜けるように収容体6の長手方向に配置されていれば良く、前述した多孔管30、網状管40、立体網状マット50、エンボスマット60、溝付マット70だけに限定するものではなく、植布や不織布などからなるマットでも適用することが可能である。
【0049】
また、収容体6内に充填する充填体には、水または海水を適用することができる。水または海水を収容体6内に充填することで収容体6が支柱のようになり、収容体6の長手方向に真直ぐになる。従って、収容体6が支柱のような働きをして、遮水シート1を水中に沈める際に、皺のない広がった状態で水中に沈めることができる。
【0050】
また、水または海水は、容易に準備ができ、さらにコストも安価である。海水は、その海中からポンプなどを利用して収容体6内に充填することができる。また、充填体としては、水または海水に限定するものでなく、遮水シート1を水中により速く沈めたい場合などでは、水または海水よりも比重が大きい流動体を用いることができ、例えば、弾性モルタル、モルタル、コンクリート、弾性樹脂等を適用することが可能である。また、水または海水のような液状流体を収容体6内に充填すると同様に遮水シート1を展張することができ、皺のない広がった状態にすることができる。
【0051】
以上のような遮水シート1は、収容体6の供給口8から空気を封入し遮水シート1を水面に浮かすことができる。そして、水面に遮水シート1が浮いた状態で広げ、隣り合う位置に配置された同様の遮水シート1の端部(接合部)同士を接合した後、収容体6内から空気抜き手段7によって完全に空気を除去し、収容体6内に充填体を充填して収容体6に支柱のような働きをさせて、皺のない広がった状態で遮水シート1を水中に沈めることができる。つまり、従来のように収容体6内から空気を抜く際に、吸引される一方の収容体の空間が潰れてしまい、他方の空間に存在する空気を抜くことが困難になることを空気抜き手段7を用いることによって防ぐことができる。従って、収容体6内に充填体を隙間なく充填することができ、遮水シート1を皺のない広がった状態にすることができる。
【0052】
続いて、水面埋立処分場用遮水シート1の敷設方法を説明するなかで遮水シート1の空気抜き方法について以下に説明する。なお、前述した内容と重複するものについては、説明を省略する。
【0053】
図10に示すように、水面埋立処分場90の外周に矢板やケーソン堤、捨石式傾斜堤等の埋立護岸を構築して水面埋立処分場20予定地の領域を囲う。そして、遮水シート1を岸22に設置して、予め外壁21構築時に設置したウインチ23などを用いて遮水シート1を水面24に引き出して、端部を外壁21に固定するとともに遮水シート1を水中25に沈めて、水面埋立処分場20全体に水底26に沿って遮水シート1を敷設するものであるが、最初は、図11に示すように収容体6内に空気を封入した状態で遮水シート1を引き出して、水面24に浮かせた状態で遮水シート1を所定の位置に配置させ、隣り合う遮水シート1の端部27(接合部)同士を接合する作業を行う。図10では、護岸の壁面と底面の全面に遮水シートを敷設する例を説明しているが、例えば、底面が粘性土などの難透水性が十分に確保されている場合は、護岸のみに遮水シートを敷設するといった形態が採られることもある。
【0054】
次いで、収容体6内の空気を空気抜き手段7を介して図示しない吸引装置で吸引して完全に除去する。つまり、図1に示す供給個所14から吸引装置で吸引すると空気抜き手段7が各収容体6内に配置されているため、図3に示す収容体6の内面18が複合シート5の表面19と密着せず収容体6内の空気が空気抜き手段7を介して吸引され完全に除去されることになる。
【0055】
そして、収容体6内に充填体として水または海水を充填し、収容体6の長手方向に真直ぐで支柱のように収容体6を働かせ、遮水シート1を展張して皺のない広がった状態にするとともに、水中25に遮水シート1を沈める。このような遮水シート1の空気抜き方法で、図10に示すように水面埋立処分場20全体に水底26に沿って遮水シート1を敷設することができることとなる。なお、吸引装置は、一般的に使用されている真空ポンプやバキュームクリーナ等である。
【0056】
以上のような水面埋立処分場20に敷設する遮水シート1の空気抜き方法によって、収容体6内に空気を封入し遮水シート1が浮いた状態で広げ、隣り合う位置に配置された同様の遮水シート1の端部27(接合部)同士を接合した後、収容体6内から空気抜き手段7によって完全に空気を除去し、収容体6内に充填体を隙間なく充填して収容体6に支柱のような働きをさせて、皺のない広がった状態で遮水シート1を水中25に沈めることができる。
【0057】
次いで、本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの他の実施形態例を図4に示す。図4に示すように遮水シート80は、前述した遮水シート1の収容体6と同様のものが2列に平行に並べられたものであり、空気を封入する収容体6aと充填体を充填する収容体6bとが別々に設けられたものである。なお、前述した遮水シート1と同様のものについては説明を省略する。
【0058】
そして、空気を封入する各収容体6a内には、前述した空気抜き手段7と同様の空気抜き手段が配置されている。また、収容体6a、6bには供給口8a、8bと接続口9a、9bとが前述の収容体6の供給口8と接続口9と同じように各収容体6a、6bに設けられている。
【0059】
また、空気を封入する収容体6aと充填体を充填する収容体6bとを別系統とするように接続管16a、16bで収容体6a同士または収容体6b同士を接続している。このように接続管16a、16bで収容体同士を接続することで、図4に示すように各収容体6aに空気を供給する空気供給箇所14aと各収容体6bに充填体を充填する充填体供給箇所14bからそれぞれ独立した1系統で空気の封入、吸引および充填体の充填が行われる。なお、接続管16a、16bも前述した接続管16と同様のものである。
【0060】
このように、収容体6aと収容体6bとを2列に平行に並べて遮水シート80全域に取付けることによって、空気供給箇所14aから各収容体6a内に空気を封入し遮水シート80を水面に浮かせた状態で収容体6bに充填体を充填することができる。従って、水面(気中)で遮水シート80の収容体6bに充填体を充填し、収容体6bを支柱のように働かせ、遮水シート80を皺のない広がった状態にすることができ、収容体6aから空気抜き手段によって確実に空気を除去し、遮水シート80が皺のない広がった状態で水中に沈めることができる。
【0061】
また、前述した遮水シート1の空気抜き方法と同様にして遮水シート80の収容体6aから空気を完全に除去することができるため、水面で展張され皺のない広がった状態の遮水シート80を水中に沈めることができ、水面埋立処分場全体に水底に沿って遮水シート80を敷設することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、収容体内に封入された空気を空気抜き手段を介して完全に抜き、収容体内に充填体を隙間なく充填して収容体の長手方向に収容体を支柱のように働かせ、遮水シートを展張して皺のない広がった状態することができ、そして水中に沈めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの概略構成図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの他の実施の形態例を示す概略構成図である。
【図5】本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの収容体内に配置される空気抜き手段の一実施形態例を示す概略斜視図である。
【図6】本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの収容体内に配置される空気抜き手段の一実施形態例を示す概略斜視図である。
【図7】本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの収容体内に配置される空気抜き手段の一実施形態例を示す概略斜視図である。
【図8】本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの収容体内に配置される空気抜き手段の一実施形態例を示す概略斜視図である。
【図9】本発明に係る水面埋立処分場用遮水シートの収容体内に配置される空気抜き手段の一実施形態例を示す概略斜視図である。
【図10】水面埋立処分場用遮水シートを水中に沈めた状態を示す概略断面図である。
【図11】水面埋立処分場用遮水シートを水面に浮かせた状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 遮水シート
2 シート本体
3 接着剤
4 保護マット
5 複合シート
6 収容体
7 空気抜き手段
8 供給口
9 接続口
12 筒状体
13 取付け部
14 供給箇所
16 接続管
18 内面
19 表面
20 水面埋立処分場
21 外壁
22 岸
23 ウインチ
24 水面
25 水中
26 水底
27 端部(接合部)
30 多孔管
40 網状管
50 立体網状マット
60 エンボスマット
70 溝付マット
80 遮水シート

Claims (6)

  1. 水面に構築した埋立護岸の中に、遮水性のあるエラストマー製の遮水シートを敷設した水面埋立処分場用遮水シートであって、空気または充填体を入れるための収容体と、前記収容体内に配置され、前記収容体内に封入された空気を抜くための空気抜き手段とを備えてなることを特徴とする水面埋立処分場用遮水シート。
  2. 前記空気抜き手段は、多孔管、網状管、立体網状マット、エンボスマット、溝付マットのいずれか又は組み合わせたものであることを特徴とする請求項1に記載の水面埋立処分場用遮水シート。
  3. 前記空気抜き手段を接続管で繋ぐことを特徴とする請求項1または2に記載の水面埋立処分場用遮水シート。
  4. 水面に構築した埋立護岸の中に、遮水性のあるエラストマー製の遮水シートを敷設した水面埋立処分場用遮水シートの空気抜き方法であって、空気または充填体を入れるための収容体と、前記収容体内に配置され、前記収容体内に封入された空気を抜くための空気抜き手段とを備えてなる遮水シートを、最初に前記収容体内に空気を封入した状態で水面に引き出して前記遮水シートを浮かした状態で広げ、その後に前記空気抜き手段を介して前記収容体内の空気を抜くことを特徴とする水面埋立処分場用遮水シートの空気抜き方法。
  5. 前記空気抜き手段は、多孔管、網状管、立体網状マット、エンボスマット、溝付マットのいずれか又は組み合わせたものであることを特徴とする請求項4に記載の水面埋立処分場用遮水シートの空気抜き方法。
  6. 前記空気抜き手段を接続管で繋ぐことを特徴とする請求項4または5に記載の水面埋立処分場用遮水シートの空気抜き方法。
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