JP2004081623A - エアマッサージ装置及びエアマッサージ装置を備えた椅子式マッサージ機 - Google Patents

エアマッサージ装置及びエアマッサージ装置を備えた椅子式マッサージ機 Download PDF

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Abstract

【課題】人体をマッサージする1層目の個々の空気袋の大きさを小さくしても十分なマッサージ効果が得られ、1層目の全空気袋の数量を多くすることができてマッサージ効果を高めることができる。
【解決手段】空気袋2が人体と接触する1層目の複数の空気袋2aと、上記1層目の背面側に位置する2層目の空気袋2bとよりなる。1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、人体をマッサージするために1層目の複数の空気袋2aを任意に膨張収縮するように制御する制御部6を設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気袋を膨張収縮して人体をエアマッサージするためのエアマッサージ装置及びエアマッサージ装置を備えた椅子式マッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から空気の給排気により膨張収縮する空気袋を備えたエアマッサージ装置が知られている。このエアマッサージ装置は例えば図16に示すように両側壁40及び中間壁41を有し、これら両側壁40と中間壁41との間に上面及び前後両端部を開口して人体のふくらはぎ部等を収容し得る一対の施療凹部42を形成し、前記中間壁41の両側面、両側壁40の内側面に空気袋43を固着して取付け、空気の供給と排気によって膨張収縮する空気袋43によりふくらはぎ部等を強弱及び時間差をつけて圧迫することによって人体のふくらはぎ部等の血行を促進させ、マッサージ効果を与えるようになっている。
【0003】
また、パイプフレームにより凹形状をしたフレーム部を形成し、このフレーム部に複数の空気袋を吊り下げるものが他の従来例として知られている。この従来例は前記の両側壁と中間壁とを有し且つ両側壁の内側面と中間壁の両側面とに空気袋を固着して取付ける従来例に比べて、製造が容易で壁を必要としない分低コスト化が図れることが判っている。このような従来例として例えば特開平11−347082号公報を挙げることができる。
【0004】
しかしながら、フレーム部に吊り下げて取付けた空気袋は空気を供給すると人体と反対側にも膨らみ、前記壁に固定した従来例のように拘束する壁がないため人体のふくらはぎ部等に効果的なマッサージを行うには大きな空気袋が必要であった。そのため、空気袋の小型化やフレーム部の大きさから人体を圧迫する空気袋の数量を多くすることが困難であった。
【0005】
また、前記の両側壁40と中間壁41とを有し且つ両側壁40の内側面と中間壁41の両側面とに空気袋43を固着して取付ける従来例においては上記のように製造が容易でなく且つコストが高くなるという問題の他に人によってふくらはぎ部等の大きさに個人差があり、ふくらはぎ部の大きい人には強く、小さい人には弱いマッサージとなるという問題があり、適切な対応をすることができなかった。ここで、側壁40を可動にして調整することが考えられるが、コスト高になるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、製造が容易で、コストが安く、しかも人体をマッサージする1層目の個々の空気袋の大きさを小さくしても十分なマッサージ効果が得られ、1層目の個々の空気袋の大きさを小さくできることで1層目の全空気袋の数量を多くすることができてマッサージ効果を高めることができるエアマッサージ装置及びエアマッサージ装置を備えた椅子式マッサージ機を提供することを別の課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るエアマッサージ装置は、凹形状をしたフレーム部1と、フレーム部1内に吊り下げて固定される空気袋2と、空気袋2の給排気を行うための配管3と、空気袋2に空気を供給するエアポンプ4とを備えたエアマッサージ装置5において、空気袋2が人体と接触する1層目の複数の空気袋2aと、上記1層目の背面側に位置する2層目の空気袋2bとよりなり、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、人体をマッサージするために1層目の複数の空気袋2aを任意に膨張収縮するように制御する制御部6を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、エアマッサージ装置5が2層型空気袋構造となり、1層目の空気袋2aが人体と反対側に膨らむのを2層目の空気袋2bにより抑制して1層目の複数の空気袋2aの各大きさが小さくして十分なマッサージ効果が得られ、これにより1層目の空気袋2aとして小さな空気袋2aを数量多く用いることができ、数量の多い小さな空気袋2aを任意に膨張収縮してマッサージ手技が豊富にできることになる。また、2層目の空気袋2bへの空気の供給を調整して2層目の空気袋2bの圧力を調整する(膨張量を調整する)ことで人体の施療部位である脚部のふくらはぎ部までの距離を調整でき、ふくらはぎ部等の大きさの違う人に対応してふくらはぎ部の大きい人には2層目の空気袋2bの膨らみ量を小さくし、小さい人には2層目の空気袋2bの膨らみ量を大きくするということができる。また、凹形状をしたフレーム部1内に空気袋2を吊り下げるものであるから、生産が容易でコスト低減効果もある。
【0008】
また、2層目の空気袋2bの幅を、1層目の複数の空気袋2aの合計幅よりも大きくすることが好ましい。このように2層目の空気袋2bの幅を、1層目の複数の空気袋2aの合計幅よりも大きくしてあることで、施療している1層目の複数の空気袋2aが逃げないで背部から保持できるものである。
【0009】
また、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとの間に板7を介在させることが好ましい。すなわち、2層目の空気袋2bは前記のように人体の施療部位である脚部までの距離の調整を行うためのスペーサの働きをしているが、1層目、2層目の空気袋2a、2bの材質が軟らかい場合や、高圧力となったときに1層目の空気袋2aが逃げてしまったり、あるいは、2層目の空気袋2bを膨らませると面積が小さくなり、1層目の空気袋2aを保持するためには余分に大きくする必要があるが、上記のように1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとの間に板7を介在させることで、1層目の空気袋2aが逃げたり、あるいは2層目の空気袋2bを余分に大きくする必要がなくなるものである。
【0010】
また、1層目の複数の空気袋2aが2層目の空気袋2bに取付けてあることが好ましい。このような構成とすることで、1層目の複数の空気袋2aが2層目の空気袋2bに自由に追従して移動できるものである。
【0011】
また、1層目の空気袋2aを柔軟な材料で構成し、2層目の空気袋2bを1層目の空気袋2aよりも硬質の材料で構成してあることが好ましい。このような構成とすることで、硬質の材料よりなる2層目の空気袋2bで高圧力になった1層目の空気袋2aを逃がさないように保持し、また、使用者のふくらはぎ部等の大きさの違いに対応して硬質の材料よりなる2層目の空気袋2bへの供給する空気量を調整することで、ふくらはぎ部までの距離を確実に調整でき、また、柔軟な1層目の空気袋2aにより人体のふくらはぎ部を隙間なく全体を包むように圧迫してマッサージすることができるものである。
【0012】
また、1層目の複数の空気袋2aを1つずつ膨らませるようにすると共に空気袋2aを排気する前に次の空気袋2aに給気するように制御する制御部6を設けることが好ましい。このような構成とすることで、1層目の複数の空気袋2aを1つずつ膨らませてとぎれることがない連続したエアマッサージができるものである。
【0013】
また、1層目の空気袋2aを3つの空気袋2aを3列に並べて構成し、1列目、3列目、2列目、1列目、3列目、2列目……の順に空気袋2aを1つずつ膨張収縮するように制御する制御部6を設けることが好ましい。このような構成とすることで、筋肉の疲れに対するマッサージ効果が高く、単純な動きでないため被マッサージ者も飽きを感じないものである。
【0014】
また、1層目の複数の空気袋2aを1つずつ膨らませるようにすると共に各空気袋2aは1回の膨張時の途中で前後よりも空気圧が小さくなるように一時的に排気するように制御する制御部6を設けることが好ましい。このような構成とすることで、1層目の各空気袋2aにより脚部をエアマッサージする際に、脚部への圧迫力の強弱を付けてマッサージを与えることができて筋肉の疲れをほぐすことができるものである。
【0015】
また、1層目の空気袋2aを3個以上設け、この1層目の複数の空気袋2aを2個同時に膨らむように制御する制御部6を設けることが好ましい。このような構成とすることで、1層目の各空気袋2aを小さいものとしても、大きなエアマッサージ力が得られて血行を促進させ、効果的なマッサージが得られるものである。
【0016】
また、1層目の空気袋2aをN個の空気袋2aをN(Nは4以上の偶数)列並べて構成し、1列目とN列目、2列目とN−1列目、……N/2列目とN/2+1列目……2列目とN−1列目、1列目とN列目の順に2つずつ同時に順番に膨らませるように制御する制御部6を設けることが好ましい。このような構成とすることで、筋肉の疲れに対してエアマッサージ効果が高いものである。
【0017】
また、1層目の複数の空気袋2aを1つずつ膨張開始のタイミングをずらして膨らませるようにすると共に収縮のタイミングを1つずつずらし且つ空気袋2aを収縮する際に他の全ての空気袋2aが膨張状態で収縮するように制御する制御部6を設けることが好ましい。このような構成とすることで、脚部の血行を促進させ、効果的なエアマッサージ効果が得られるものである。
【0018】
また、2層目の空気袋2bを徐々に圧力を増加させるように制御する制御部6を設けることが好ましい。このような構成とすることで、1層目の空気袋2aによるマッサージ手技が徐々に強くなり、脚部に効果的なエアマッサージを与えることができるものである。
【0019】
また、1層目の複数の空気袋2aを1つずつ膨らませるようにすると共に膨張している空気袋2aを排気した後に次の空気袋2aに給気するようにし、空気袋2aの排気と次の空気袋2aの膨張との間において2層目の空気袋2bの圧力が小さくなるよう制御する制御部6を設けることが好ましい。このような構成とすることで、1層目の空気袋2aによるマッサージ手技に合わせて2層目の空気袋2b内の圧力を増加、減少させることで血行を促進し、効果的なエアマッサージを与えることができるものである。
【0020】
また、本発明のエアマッサージ装置5を備えた椅子式マッサージ機は、請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の人体の両脚のふくらはぎをエアマッサージするエアマッサージ装置5と、もみ動作や叩き動作をするマッサージ装置9とを備えて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、エアマッサージ装置5による上記のような効果的なエアマッサージと、マッサージ装置9によるもみ動作やたたき動作によるマッサージとを独立してあるいは並用して行うことができるものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0022】
図1乃至3に示すエアマッサージ装置5は、人体の両脚のふくらはぎ部分をエアマッサージするためのもので、パイプフレームで組まれたフレーム部1と、フレーム部1から吊り下げられた空気袋2と、空気袋2の給排気を行うための配管3と、空気袋2に空気を供給するエアポンプ4とを備えたものである。
【0023】
フレーム部1は両側に側縦フレーム部1aを有し且つ中間部に中間縦フレーム部1bを備えたものある。
【0024】
空気袋2としては人体と接触する1層目の複数の空気袋2aと、上記1層目の背面側に位置する2層目の空気袋2bとがある。図1に示すように2層目の空気袋2bの両端部を側縦フレーム部1aの先端部と中間縦フレーム部1bの先端部とに取付けて吊り下げてあり、また、1層目の複数の空気袋2aもそれぞれ両端部を側縦フレーム部1aの先端部と中間縦フレーム部1bの先端部とに取付けて吊り下げてあり、この1層目の複数の空気袋2aは一列に2層目の空気袋2b上に並んで配設してあって隣接する空気袋2aの端部同士が重複している。
【0025】
図1、図3に示すように、1層目の各空気袋2aはそれぞれ両側が空気を供給されて膨張する袋部30となっており、両側の袋部30は連通部31により連通している。また、2層目の空気袋2bは両側に膨張する袋部32を有しており、両袋部32は連結部分33により接続してある。そして、2層目の空気袋2bの両側の袋部32の上に1層目の複数の空気袋2aの両側の袋部30が重なって位置している。そして、上記のようにしてフレーム部1に吊り下げた1層目の複数の空気袋2aにより脚のふくらはぎ部等を入れるための凹部25が形成されるものであり、図1に示すように凹部25の両側に上記両側の袋部30が位置している。
【0026】
図4に示すように1層目の複数の空気袋2a、2層目の空気袋2bはそれぞれ配管3を介してエアポンプ4に接続してあり、1層目の複数の空気袋2a、2層目の空気袋2bにそれぞれ接続した配管3には各空気袋2を個別に膨張収縮させることができるように給排気用の電磁弁のような給排気弁装置11が設けてある。エアポンプ4、各給排気弁装置11は入力手段12から入力された入力信号に基づき制御部6からの制御信号により制御されるようになっている。
【0027】
上記のような1層目の複数の空気袋2aと2層目の空気袋2bとの2層型配列エアバッグ構造の本発明のエアマッサージ装置5は例えば図5(a)のようにして人体の脚のふくらはぎ部を覆ってエアマッサージを行うものであり、この場合、凹部25に人体の脚のふくらはぎ部を入れ、図5(b)に示すように、1層目の空気袋2a1と2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は図7(b)のように2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、人体をマッサージするために1層目の複数の空気袋2a(2a1、2a2、2a3……)を任意に膨張収縮するように制御部6によりエアポンプ4、各給排気弁装置11を制御するようになっている。
【0028】
このように1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、人体をマッサージするために1層目の複数の空気袋2aを任意に膨張収縮するので、2層目の空気袋2bにより1層目の空気袋2aが人体と反対側に膨らむのを抑制できるものであり、これにより1層目の複数の空気袋2aの各大きさが小さくしても十分なマッサージ効果が得られることになる。したがって1層目の空気袋2aとして小さな空気袋2aを数量多く用いることができるものであり、数量の多い小さな空気袋2aを任意に膨張収縮することにより多様なマッサージ手技がえられることになる。ここで、2層目の空気袋2bへの空気の供給を調整して2層目の空気袋2bの圧力を調整する(膨張量を調整する)ことにより脚部のふくらはぎ部までの距離を調整でき、ふくらはぎ部等の大きさの違う人に対応してふくらはぎ部の大きい人には2層目の空気袋2bの膨らみ量を小さくし、小さい人には2層目の空気袋2bの膨らみ量を大きくするというような調整ができ、人によるふくらはぎ部の大きさの違いに適応した効果的なエアマッサージができることになる。
【0029】
ここで、2層目の空気袋2bの幅を1層目の複数の空気袋2aの並設合計幅よりも大きく設定すると、施療している1層目の複数の空気袋2aを2層目の空気袋2bにより背部から確実に保持して1層目の空気袋2aが逃げないようにできるものである。ここで、具体的には図3に示すように袋部32の巾L1がそれぞれ複数の袋部30の並設合計巾L2よりも大きく設定してある。
【0030】
図6には本発明の他の実施形態が示してある。本実施形態では1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとの間に板7を介在させてある。すなわち、2層目の空気袋2bは前記のように人体の施療部位である脚部までの距離の調整を行うためのスペーサの働きをしているが、1層目、2層目の空気袋2a、2bの材質が軟らかい場合や、高圧力となったときに1層目の空気袋2aが逃げてしまったり、あるいは、2層目の空気袋2bを膨らませると面積が小さくなり、1層目の空気袋2aを保持するためには余分に大きくする必要がある。しかしながら、上記のように1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとの間に板7を介在させることで、1層目の空気袋2aが逃げたり、あるいは2層目の空気袋2bを余分に大きくする必要がなくなるものである。
【0031】
ところで、前述において2層目の空気袋2bの両端部を側縦フレーム部1aの先端部と中間縦フレーム部1bの先端部とに取付けて吊り下げ、1層目の複数の空気袋2aの両端部を側縦フレーム部1aの先端部と中間縦フレーム部1bの先端部とに取付けて吊り下げた例を説明したが、2層目の空気袋2bの両端部を側縦フレーム部1aの先端部と中間縦フレーム部1bの先端部とに取付けて吊り下げ、1層目の複数の空気袋2aは直接側縦フレーム部1aの先端部と中間縦フレーム部1bの先端部に取付けることなく2層目の空気袋2bの上に取付けることで2層目の空気袋2bを介して1層目の複数の空気袋2aを吊り下げるようにしてもよいものであり、このことにより1層目の複数の空気袋2aが2層目の空気袋2bに自由に追従して移動できるものである。
【0032】
1層目の複数の空気袋2aはいずれも2枚のウレタン等のシートを重ねて溶着することで製造される柔軟な空気袋2を使用してあり、このように1層目の空気袋2aを柔軟な材料で構成することで人体のふくらはぎ部を覆うように圧迫マッサージすることができるものである。一方、2層目の空気袋2bはポリエチレンのブロー成形により製造される硬質(上記1層目の空気袋2aよりも硬質)の空気袋2を使用しており、硬質の材料よりなる2層目の空気袋2bで高圧力になった1層目の空気袋2aを逃がさないように保持し、また、使用者のふくらはぎ部等の大きさの違いに対応して硬質の材料よりなる2層目の空気袋2bへの供給する空気量を調整することで、ふくらはぎ部までの距離を確実に調整でき、また、柔軟な1層目の空気袋2aにより人体のふくらはぎ部を隙間なく全体を包むように圧迫してマッサージすることができるようになっている。
【0033】
以下、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、人体をマッサージするために1層目の複数の空気袋2aを任意に膨張収縮するように制御部6によりエアポンプ4、各給排気弁装置11を制御する各マッサージパターンの制御例につき説明する。
【0034】
図7には本発明のエアマッサージ装置5のマッサージパターンの一例が示してあり、本実施形態においては、図7(a)のように人体の脚のふくらはぎ部をエアマッサージするに当たり、図7(b)のように1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、1層目の複数の空気袋2a(2a1、2a2、2a3、2a4……)を1つずつ順に膨らませるようにすると共に現在膨らんでいる空気袋2aを排気する前に次の空気袋2aに給気するように制御部6により制御するものである。本実施形態のマッサージパターンを実行することで、1層目の複数の空気袋2aにを1つずつ順番に膨らませてとぎれることがない連続したエアマッサージができることになる。
【0035】
また、図8には本発明のエアマッサージ装置5の他のマッサージパターンが示してあり、本実施形態においては、図8(a)のように人体の脚のふくらはぎ部をエアマッサージするに当たり、図8(b)に示すように、1層目の空気袋2aを3つの空気袋2aを3列に並べ(つまり図8(a)に示すように脚先側から膝側にかけて3列並べ)て構成し、図8(b)に示すように1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、1列目の空気袋2a1、3列目の空気袋2a3、2列目の空気袋2a2、1列目の空気袋2a1、3列目の空気袋2a3、2列目の空気袋2a2……の順に繰り返しながら空気袋2aを1つずつ膨張収縮するように制御部6により制御するようになっている。本実施形態のマッサージパターンを実行することで筋肉の疲れに対するマッサージ効果が高く、1列目の複数の空気袋2aの動きが単純な動きでないため被マッサージ者も飽きを感じないものである。
【0036】
また、図9には本発明のエアマッサージ装置5の更に他のマッサージパターンが示してあり、本実施形態においては、図9(a)のように人体の脚のふくらはぎ部をエアマッサージするに当たり、図9(b)に示すように、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、1層目の複数の空気袋2a(2a1、2a2、2a3、2a4……)を1つずつ順に膨らませるようにすると共に各空気袋2a(2a1、2a2、2a3、2a4……)は1回の膨張時の途中で前後よりも空気圧が小さくなるように一時的に排気するように制御部6で制御するようになっている。つまり、空気袋2aの膨張時において膨張圧が途中で弱くなるように制御するものであり、図9(b)の実施形態では空気袋2aの膨張時における膨張厚が「中圧→低圧→高圧」というように変化するようになっているが、「高圧→低圧→高圧」というように変化したり、あるいは「高圧→低圧→中圧」というように変化したりするようにしてもよいものである。また、この図9(b)の実施形態では更に1層目の複数の空気袋2a(2a1、2a2、2a3、2a4……)を1つずつ順に膨らませるようにするに当たって現在膨らんでいる空気袋2aを排気する前に次の空気袋2aに給気するように制御部6により制御している。本実施形態においては、1層目の各空気袋2aにより脚部をエアマッサージする際に、脚部への圧迫力の強弱を付けてマッサージを与えることができて筋肉の疲れをほぐすことができるものである。
【0037】
また、図10には本発明のエアマッサージ装置5の更に他のマッサージパターンが示してあり、本実施形態においては、図10(a)のように人体の脚のふくらはぎ部をエアマッサージするに当たり、図10(b)に示すように、1層目の空気袋2aを3個以上設け、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、上記1層目の複数の空気袋2aを2個同時に膨らむように制御部6により制御するようにしている。つまり、並列している複数の空気袋2a(2a1、2a2、2a3、2a4……)を順に2つずつ同時に膨らませていくものであり、空気袋2a1、2a2を同時に膨らませ、次に、空気袋2a1、空気袋2a2を収縮し、次に、空気袋2a2、2a3を膨らませ、次に、空気袋2a2、空気袋2a3を収縮し、次に、空気袋2a3、2a4を膨らませるというようにして順次膨らませるものであり、この場合、各空気袋2aは2回連続して膨張させるものであり、それぞれ前の空気袋2aと同時に膨張させた後に、収縮し、その後、次の空気袋2aと同時に膨張させるように制御する。本実施形態のマッサージパターンを実行することで1層目の各空気袋2aを小さいものとしても、大きなエアマッサージ力が得られて血行を促進させ、効果的なマッサージが得られることになる。
【0038】
また、図11には本発明のエアマッサージ装置5の更に他のマッサージパターンが示してあり、本実施形態においては、図11(a)のように人体の脚のふくらはぎ部をエアマッサージするに当たり、図11(b)に示すように、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、1層目の空気袋2aをN(Nは4以上の偶数)個の空気袋2aをN列並べて構成し、1列目とN列目、2列目とN−1列目、……N/2列目とN/2+1列目、……2列目とN−1列目、1列目とN列目の順に2つずつ同時に順番に膨らませるように制御部6により制御するようにしている。つまり、上下両端部に位置する空気袋2aから順に中間部分に位置する空気袋2aにかけて膨張して脚の上下端部から中間部分にかけて順に圧迫し、次に、中間部分に位置する空気袋2aから上下両端部に位置する空気袋2aにかけて膨張して脚の中間部分から上下端部にかけて順に圧迫するという動作を繰り返しながらマッサージするようになっている。本実施形態のマッサージパターンを実行することで筋肉の疲れに対してエアマッサージ効果が高いものである。
【0039】
また、図12には本発明のエアマッサージ装置5の更に他のマッサージパターンが示してあり、本実施形態においては、図12(a)のように人体の脚のふくらはぎ部をエアマッサージするに当たり、図12(b)に示すように、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、1層目の複数の空気袋2aを1つずつ膨張開始のタイミングをずらして膨らませるようにすると共に収縮のタイミングを1つずつずらし且つ空気袋2aを収縮する際に他の全ての空気袋2aが膨張状態で収縮するように制御部6により制御するようになっている。本実施形態のマッサージパターンを実行することで脚部の血行を促進させ、効果的なエアマッサージ効果が得られるものである。
【0040】
また、図13には本発明のエアマッサージ装置5の更に他のマッサージパターンが示してあり、本実施形態においては、図13(a)のように人体の脚のふくらはぎ部をエアマッサージするに当たり、図13(b)に示すように、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、人体をマッサージするために1層目の複数の空気袋2aを前述の各実施形態のように任意に膨張収縮するように制御部6で制御してエアマッサージするに当たり、図13(b)に示すように、2層目の空気袋2bを徐々に圧力を増加させるように制御部6により制御するものである。本実施形態のマッサージパターンを実行することで、1層目の空気袋2aによるマッサージ手技が徐々に強くなり、脚部に効果的なエアマッサージを与えることができるものである。
【0041】
また、図14には本発明のエアマッサージ装置5の更に他のマッサージパターンが示してあり、本実施形態においては、図14(a)のように人体の脚のふくらはぎ部をエアマッサージするに当たり、図14(b)に示すように、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、1層目の複数の空気袋2aを1つずつ膨らませるようにすると共に膨張している空気袋2aを排気した後に次の空気袋2aに給気するようにし、空気袋2aの排気と次の空気袋2aの膨張との間において2層目の空気袋2bの圧力が小さくなるよう制御部6により制御するようにしている。本実施形態のマッサージパターンを実行することで、1層目の空気袋2aによるマッサージ手技に合わせて2層目の空気袋2b内の圧力を増加、減少させることで血行を促進し、効果的なエアマッサージを与えることができるものである。
【0042】
ところで、もみ動作や叩き動作をするマッサージ装置9を備えた椅子式マッサージ機に人体の両脚のふくらはぎ部をエアマッサージするためのエアマッサージ装置として上記した本発明のエアマッサージ装置5を備えるようにしてもよいものである。図15には人体の両脚のふくらはぎをエアマッサージするエアマッサージ装置5と、もみ動作や叩き動作をするマッサージ装置9とを備えたマッサージ機の一例が示してある。椅子本体15にはもみ動作や叩き動作をするマッサージ装置9が内蔵された背もたれ部16と、背もたれ部16の下端部に連結される座部17と、座部17の端部に連結されるエアマッサージ装置9が内蔵された脚マッサージ部18と、背もたれ部16の上端部に延設される頭当て部19とによりマッサージ機が構成してある。もみ動作や叩き動作をするマッサージ装置9は人体20の背中を揉んだり、叩いたりして人体20のこりをほぐして疲労回復させるものであり、駆動源21、揉み球22が背もたれ部16の被覆材23の裏側に沿って縦方向、横方向及び前後方向に移動することにより人体20の背中のマッサージを行うようになっている。エアマッサージ装置9は既に説明したように、1層目の空気袋2aと2層目の空気袋2bとに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋2bに空気を供給して2層目の空気袋2bを任意の圧力となるように膨らませた状態で、1層目の複数の空気袋2aを任意に膨張収縮させて脚のふくらはぎ部をエアマッサージするものである。上記エアマッサージ装置5によるエアマッサージと、マッサージ装置9によるもみ動作やたたき動作によるマッサージとは独立してあるいは並用して行うことができるようになっている。
【0043】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、空気袋が人体と接触する1層目の複数の空気袋と、上記1層目の背面側に位置する2層目の空気袋とよりなり、1層目の空気袋と2層目の空気袋とに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋に空気を供給して2層目の空気袋を任意の圧力となるように膨らませた状態で、人体をマッサージするために1層目の複数の空気袋を任意に膨張収縮するように制御する制御部を設けてあるので、エアマッサージ装置が2層型空気袋構造となり、1層目の空気袋が人体と反対側に膨らむのを2層目の空気袋により抑制して1層目の複数の空気袋の各大きさが小さくして十分なマッサージ効果が得られ、これにより1層目の空気袋として小さな空気袋を数量多く用いることが可能となり、数量の多い小さな空気袋を任意に膨張収縮して多様なマッサージ手技を得ることができ、また、2層目の空気袋への空気の供給を調整して2層目の空気袋の圧力を調整することで人体の施療部位である脚部のふくらはぎ部までの距離を調整でき、ふくらはぎ部等の大きさの違う人に対応してふくらはぎ部の大きい人には2層目の空気袋の膨らみ量を小さくし、小さい人には2層目の空気袋の膨らみ量を大きくするということができて、ふくらはぎ部の大きさの異なる人であっても効果的なエアマッサージが得られるものである。また、凹形状をしたフレーム部内に空気袋を吊り下げるものであるから、生産が容易でコスト低減効果もある。
【0044】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、2層目の空気袋の幅を、1層目の複数の空気袋の合計幅よりも大きくしてあるので、施療している1層目の複数の空気袋が逃げないように2層目の空気袋により背部から確実に保持できて、安定したエアマッサージが得られるものである。
【0045】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、1層目の空気袋と2層目の空気袋との間に板を介在させてあるので、2層目の空気袋を余分に大きくすることなく板により1層目の空気袋が逃げないようにでき、簡単な構成で安定したエアマッサージが得られるものである。
【0046】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、1層目の複数の空気袋が2層目の空気袋に取付けてあるので、1層目の複数の空気袋が2層目の空気袋に自由に追従して移動できて効果的なエアマッサージが得られるものである。
【0047】
また、請求項5記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、1層目の空気袋を柔軟な材料で構成し、2層目の空気袋を1層目の空気袋よりも硬質の材料で構成してあるので、硬質の材料よりなる2層目の空気袋で高圧力になった1層目の空気袋を逃がさないように保持し、また、使用者のふくらはぎ部等の大きさの違いに対応して硬質の材料よりなる2層目の空気袋への供給する空気量を調整することで、ふくらはぎ部までの距離を確実に調整でき、また、柔軟な1層目の空気袋により人体のふくらはぎ部を隙間なく全体を包むように圧迫してマッサージすることができるものである。
【0048】
また、請求項6記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、1層目の複数の空気袋を1つずつ膨らませるようにすると共に空気袋を排気する前に次の空気袋に給気するように制御する制御部を設けてあるので、1層目の複数の空気袋にを1つずつ膨らませてとぎれることがない連続したエアマッサージができるものである。
【0049】
また、請求項7記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、1層目の空気袋を3つの空気袋を3列に並べて構成し、1列目、3列目、2列目、1列目、3列目、2列目……の順に空気袋を1つずつ膨張収縮するように制御する制御部を設けてあるので、筋肉の疲れに対するマッサージ効果が高く、単純な動きでないため被マッサージ者も飽きを感じないものである。
【0050】
また、請求項8記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、1層目の複数の空気袋を1つずつ膨らませるようにすると共に各空気袋は1回の膨張時の途中で前後よりも空気圧が小さくなるように一時的に排気するように制御する制御部を設けてあるので、1層目の各空気袋により脚部をエアマッサージする際に、脚部への圧迫力の強弱を付けてマッサージを与えることができて筋肉の疲れをほぐすことができるものである。
【0051】
また、請求項9記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、1層目の空気袋を3個以上設け、この1層目の複数の空気袋を2個同時に膨らむように制御する制御部を設けてあるので、1層目の各空気袋を小さいものとしても、大きなエアマッサージ力が得られて血行を促進させ、効果的なマッサージが得られるものである。
【0052】
また、請求項10記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、1層目の空気袋をN個の空気袋をN列並べて構成し、1列目とN列目、2列目とN−1列目、……N/2列目とN/2+1列目……2列目とN−1列目、1列目とN列目の順に2つずつ同時に順番に膨らませるように制御する制御部を設けてあるので、筋肉の疲れに対してエアマッサージ効果が高いものである。
【0053】
また、請求項11記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、1層目の複数の空気袋を1つずつ膨張開始のタイミングをずらして膨らませるようにすると共に収縮のタイミングを1つずつずらし且つ空気袋を収縮する際に他の全ての空気袋が膨張状態で収縮するように制御する制御部を設けてあるので、脚部の血行を促進させ、効果的なエアマッサージ効果が得られるものである。
【0054】
また、請求項12記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、2層目の空気袋を徐々に圧力を増加させるように制御する制御部を設けてあるので、1層目の空気袋によるマッサージ手技が2層目の空気袋により徐々に強くなり、脚部に効果的なエアマッサージを与えることができるものである。
【0055】
また、請求項13記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、1層目の複数の空気袋を1つずつ膨らませるようにすると共に膨張している空気袋を排気した後に次の空気袋に給気するようにし、空気袋の排気と次の空気袋の膨張との間において2層目の空気袋の圧力が小さくなるよう制御する制御部を設けてあるので、1層目の空気袋によるマッサージ手技に合わせて2層目の空気袋内の圧力を増加、減少させることで、1層目、2層目の空気袋を用いた複雑なエアマッサージが得られて血行を促進し、効果的なエアマッサージを与えることができるものである。
【0056】
また、請求項14記載の発明にあっては、上記請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の人体の両脚のふくらはぎをエアマッサージするエアマッサージ装置と、もみ動作や叩き動作をするマッサージ装置とを備えているので、エアマッサージ装置による上記のような効果的なエアマッサージと、マッサージ装置によるもみ動作やたたき動作によるマッサージとを独立してあるいは並用して行うことができるて、多様で効果的なマッサージが得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアマッサージ装置の概略正面図である。
【図2】同上の概略斜視図図である。
【図3】同上の1層目の複数の空気袋と2層目の空気袋との配置関係を示す平面図である。
【図4】同上の制御ブロック図である。
【図5】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図6】同上の1層目の空気袋と2層目の空気袋との間に板を介在した例を示す説明図である。
【図7】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする他例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図8】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする更に他例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図9】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする更に他例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図10】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする更に他例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図11】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする更に他例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図12】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする更に他例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図13】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする更に他例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図14】(a)は同上のエアマッサージ装置で脚のふくらはぎ部をエアマッサージする更に他例を示す概略説明図であり、(b)はマッサージパターンを示す説明図である。
【図15】エアマッサージ装置を備えた椅子式マッサージ機を示す概略説明図である。
【図16】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム部
2 空気袋
2a 1層目の空気袋
2b 2層目の空気袋
3 配管
4 エアポンプ
5 エアマッサージ装置
6 制御部
7 板
9 マッサージ装置

Claims (14)

  1. 凹形状をしたフレーム部と、フレーム部内に吊り下げて固定される空気袋と、空気袋の給排気を行うための配管と、空気袋に空気を供給するエアポンプとを備えたエアマッサージ装置において、空気袋が人体と接触する1層目の複数の空気袋と、上記1層目の背面側に位置する2層目の空気袋とよりなり、1層目の空気袋と2層目の空気袋とに同時に空気を供給するか又は2層目の空気袋に空気を供給して2層目の空気袋を任意の圧力となるように膨らませた状態で、人体をマッサージするために1層目の複数の空気袋を任意に膨張収縮するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とするエアマッサージ装置。
  2. 2層目の空気袋の幅を、1層目の複数の空気袋の合計幅よりも大きくして成ることを特徴とする請求項1記載のエアマッサージ装置。
  3. 1層目の空気袋と2層目の空気袋との間に板を介在させて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアマッサージ装置。
  4. 1層目の複数の空気袋が2層目の空気袋に取付けてあることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアマッサージ装置。
  5. 1層目の空気袋を柔軟な材料で構成し、2層目の空気袋を1層目の空気袋よりも硬質の材料で構成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  6. 1層目の複数の空気袋を1つずつ膨らませるようにすると共に空気袋を排気する前に次の空気袋に給気するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  7. 1層目の空気袋を3つの空気袋を3列に並べて構成し、1列目、3列目、2列目、1列目、3列目、2列目……の順に空気袋を1つずつ膨張収縮するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  8. 1層目の複数の空気袋を1つずつ膨らませるようにすると共に各空気袋は1回の膨張時の途中で前後よりも空気圧が小さくなるように一時的に排気するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  9. 1層目の空気袋を3個以上設け、この1層目の複数の空気袋を2個同時に膨らむように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  10. 1層目の空気袋をN個の空気袋をN列並べて構成し、1列目とN列目、2列目とN−1列目、……N/2列目とN/2+1列目……2列目とN−1列目、1列目とN列目の順に2つずつ同時に順番に膨らませるように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  11. 1層目の複数の空気袋を1つずつ膨張開始のタイミングをずらして膨らませるようにすると共に収縮のタイミングを1つずつずらし且つ空気袋を収縮する際に他の全ての空気袋が膨張状態で収縮するように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  12. 2層目の空気袋を徐々に圧力を増加させるように制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  13. 1層目の複数の空気袋を1つずつ膨らませるようにすると共に膨張している空気袋を排気した後に次の空気袋に給気するようにし、空気袋の排気と次の空気袋の膨張との間において2層目の空気袋の圧力が小さくなるよう制御する制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のエアマッサージ装置。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の人体の両脚のふくらはぎをエアマッサージするエアマッサージ装置と、もみ動作や叩き動作をするマッサージ装置とを備えて成ることを特徴とするエアマッサージ装置を備えた椅子式マッサージ機。
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