JP2004079302A - 双方向挿着形コネクタ - Google Patents

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田中 六洋
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Abstract

【課題】ハウジングに設けられたピン受容孔の両端いずれからでも相手側端子ピンをスムーズに挿着することができるようにする。
【解決手段】ハウジング10に貫通形成されたピン受容孔12内にコンタクト20を備える。ハウジング10におけるピン受容孔12の下端側にはピン受容孔12の内部側よりピン受容孔12の外部側へ向けて広がるように形成されたピン案内部16が設けられ、ピン受容孔12の上端側に位置するコンタクト20の端部には、ピン受容孔12の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部26,26が設けられる。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器等と繋がる回路基板に設けられ、相手側端子ピンを受容してこれを回路基板と電気的に接続させるコネクタに関し、更に詳しくは、相手側端子ピンを回路基板の両面いずれからでも挿着させることが可能な双方向挿着形コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器等の回路基板に取り付けられて相手側端子ピンを受容し、これを回路基板と電気的に接続させるコネクタには種々の形態が知られており、相手側端子ピンを回路基板の表裏いずれからでも挿着できるようにした双方向挿着形コネクタもその一種である。図6はこのような双方向挿着形コネクタの従来例を示しており、回路基板140に取り付けられたハウジング110と、ハウジング110に貫通形成されたピン受容孔112に設けられたコンタクト120とを有して構成されている。相手側端子ピンと130接触するコンタクト120の接触部124は片持ち状態でピン受容孔112内を延びている。
【0003】
このような構成の双方向挿着形コネクタでは、相手側端子ピン130を回路基板140の表側(図6では紙面の上方)から挿着しようとする場合には、端子ピン130をハウジングの上方よりピン受容孔112内へ挿入する。一方、相手側端子ピン130を回路基板140の裏側(図6では紙面の下方)から挿着しようとする場合には、端子ピン130を回路基板140に設けられた穴142よりピン受容孔112内へ挿入する。ここで、図6に示すように、ハウジング110における回路基板140と接触する側の端部(ここでは下端部)にはピン受容孔112の内部側から外部側へ広がる形状のピン案内部116が形成されており、回路基板140に設けられた上記穴142より挿入された相手側端子ピン130は、このピン案内部116に案内されてスムーズにピン受容孔112内へ導かれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の双方向挿着形コネクタでは、ハウジングのピン受容孔の上端側には相手側端子ピンをピン受容孔内に誘導するピン案内部が特に設けられていないため、相手側端子ピンを回路基板の表側から挿着しようとした場合には端子ピンの先端部がコンタクトの上端部に当たってしまい、相手側端子ピンやコンタクトを傷付けてしまう虞があった。また、ピン案内部がないためにピン受容孔の上端側からは相手側端子ピンを挿着しにくく、これを製造ラインで行う場合には組み立て不良品が発生して、コストアップの原因となることがあった。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ハウジングに設けられたピン受容孔の両端いずれからでも相手側端子ピンをスムーズに挿着することができて相手側端子ピンやコンタクトを傷付けることがなく、組み立て不良品の発生を大幅に減少させて製造コストの低下を図ることが可能な構成の双方向挿着形コネクタを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明に係る双方向挿着形コネクタは、ハウジングに貫通形成されたピン受容孔内にコンタクトを備え、コンタクトと接触させる相手側端子ピンをピン受容孔の両端いずれからでも挿着させることができる双方向挿着形コネクタであって、ハウジングにおけるピン受容孔の一端側にはピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように形成されたピン案内部が設けられており、ピン受容孔の他端側に位置するコンタクトの端部には、ピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部が設けられている。
【0007】
第1の本発明に係る双方向挿着形コネクタにおいては、ハウジングにおけるピン受容孔の一端側にピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように形成されたピン案内部が設けられており、相手側端子ピンをこの方向から挿着しようとした場合には、これが上記ピン案内部に案内されてスムーズにピン受容孔内に導かれるようになっている。また、ピン受容孔の他端側に位置するコンタクトの端部には、ピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部が設けられており、相手側端子ピンをこの方向から挿着しようとした場合には、これが上記ガイド部に案内されてスムーズにピン受容孔内に導かれるようになっている。このため本双方向挿着形コネクタによれば、相手側端子ピンをピン受容孔の両端いずれからでもスムーズに挿着することができ、相手側端子ピンをコンタクトに衝突させてしまって相手側端子ピンやコンタクトを傷付けるようなことがない。また、これにより不良組立品の発生を大幅に減少させることができるので、製造コストを低下させることもできる。
【0008】
また、第2の本発明に係る双方向挿着形コネクタは、ハウジングに貫通形成されたピン受容孔内にコンタクトを備え、コンタクトと接触させる相手側端子ピンをピン受容孔の両端いずれからでも挿着させることができる双方向挿着形コネクタであって、コンタクトにおけるピン受容孔内を延びる方向の両端部それぞれに、ピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部が設けられている。
【0009】
第2の本発明に係る双方向挿着形コネクタにおいては、コンタクトのピン受容孔の延びる方向の両端部それぞれに、ピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部が設けられており、相手側端子ピンを本コネクタに挿着しようとした場合には、これが上記ガイド部に案内されてスムーズにピン受容孔内へ導かれるようになっている。このため本双方向挿着形コネクタによれば、相手側端子ピンをピン受容孔の両端いずれからでもスムーズに挿着でき、上記第1の本発明に係る双方向挿着形コネクタの場合と同様の効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る双方向挿着形コネクタを示しており、図1(A)は平面図、図1(B)は図1(A)における矢視IB−IBより見た断面正面図、図1(C)は図1(A)における矢視IC−ICより見た断面側面図、図1(D)は下面図である。これらの図に示すように、本第1実施形態に係る双方向挿着形コネクタ1はピン受容孔12を有したハウジング10と、ハウジング10のピン受容孔12内に設けられたコンタクト20とから構成されている。なお、以下の説明の便宜上、図1(B)における紙面の上下方向を本コネクタ1の上下方向(紙面の上方がコネクタ1の上方)とし、紙面の左右方向を本コネクタ1の左右方向(紙面の左方がコネクタ1の左方)とする。また、図1(B)における紙面に垂直な方向を本コネクタ1の前後方向(紙面手前側がコネクタ1の前方)とする。
【0011】
本双方向挿着形コネクタ1のハウジング10は樹脂等の電気絶縁性材料からなっており、ピン受容孔12はこのハウジング10を上下方向に貫通した形状を有している。このハウジング10は図示しない電子機器等に設けられた回路基板40(図3及び図4参照)上に取り付けられる。
【0012】
コンタクト20は金属等の導電性材料からなっている。図2はコンタクト20単体を斜め下方から見た斜視図であり、この図からも分かるように、このコンタクト20は、上下方向に延びたベース部21と、ベース部21の下端において断面コの字状になるように前方に折り曲げ形成された左右の下部折り曲げ部22,22と、ベース部21の上端において断面コの字状になるように前方に折り曲げ形成された左右の上部折り曲げ部23,23と、左右の下部折り曲げ部22,22それぞれの上端より斜め上方内側に延びた二本一対の片持ちアームからなる左右の接触部24,24と、左右の上部折り曲げ部23,23それぞれの上端より斜め上方外側に延びて設けられた左右のガイド部26,26と、ベース部21の上端よりハウジング10の後方に水平に延びた水平部27と、この水平部27の後端より下方に真っ直ぐに延びて設けられた1本のリード部28とを有して構成されている。
【0013】
コンタクト20はハウジング10に設けられたピン受容孔12に上方から挿入されてピン受容孔12内に取り付けられる。ここで、図1(B)から分かるように、ピン受容孔12はハウジング10を上下方向に貫通してはいるが、その内径は上下に一貫して一様ではなく、ハウジング10の下部にはコンタクト20の左右の下部折り曲げ部22,22が上方から当接し得る幅に狭められた底部15が形成されている。このためピン受容孔12に上方から挿入されたコンタクト20は左右の下部折り曲げ部22,22が底部15に上方から当接したところでピン受容孔12内での上下方向の位置決めがなされる。また、このとき左右の下部折り曲げ部22,22の前端部及び左右の上部折り曲げ部23,23の前端部はハウジング10に設けられた溝14(図1(A)参照)内に入り込むので、コンタクト20はピン受容孔12内でしっかりと固定される。
【0014】
上記底部15は、ハウジング10の下部を上下に貫通して延びてピン受容孔12の内部側からピン受容孔12の外部側に向けて(ここでは上方より下方に向けて)広がるように形成されたピン案内部16によりハウジング10の外部と連通している。また、ハウジング10が取り付けられる回路基板40には、図3及び図4に示すように、ハウジング10に設けられたピン案内部16に連通するピン挿入用開口42が設けられている。
【0015】
コンタクト20における左右の接触部24,24は、その上端部が屈曲して斜め上方外側に延びている。これら上端の屈曲部は図1(B)に示すように、コンタクト20がハウジング10のピン受容孔12内に取り付けられた状態で、ピン受容孔12のほぼ中間部に位置する。
【0016】
コンタクト20がハウジング10に取り付けられた状態では、コンタクト20のリード部28は図1(C)に示すように、ハウジング10におけるピン受容孔12の後方においてハウジング10を上下に貫通するように延びて設けられたリード部引き出し用溝18を上方から下方に貫通し、その下端部はハウジング10の下面よりも下方に位置するようになっている。なお、このリード部28は、ハウジング10が回路基板40に取り付けられた状態で、回路基板40上の配線パターン(図示せず)に半田等により接続される。
【0017】
図1(B)より分かるように、コンタクト20がハウジング10のピン受容孔12内に設置された状態では、コンタクト20の上端部に設けられた左右のガイド部26,26はピン受容孔12の内部側よりピン受容孔12の外部側へ向けて(ここでは下方より上方へ向けて)広がるように延びた状態となる。
【0018】
図3は、相手側端子ピンをピン受容孔12の下端部側、すなわち回路基板40に設けられたピン挿入用開口42から挿入した場合において、相手側端子ピン30がコンタクト20の接触部24,24と接触する様子を(A),(B)の順で示す図であり、図3(A)は相手側端子ピン30が回路基板40のピン挿入用開口42より挿入されてその先端部がピン受容孔12内に入った直後の状態を、また図3(B)は図3(A)より相手側端子ピン30が更に上方に押し込まれて左右の接触部24,24を左右に押し広げ、これら両接触部24,24と接触した状態を示している。ここで、相手側端子ピン30の挿入方向が多少ハウジング10の左右方向にずれた場合であっても、相手側端子ピン30は、ハウジング10の下端部に設けられた上記ピン案内部16に案内されるため、ピン受容孔12の内部にスムーズに導かれる。
【0019】
図4は、相手側端子ピンをピン受容孔12の上端部側から挿入した場合において、相手側端子ピン30がコンタクト20の接触部24,24と接触する様子を(A),(B)の順で示す図であり、図4(A)は相手側端子ピン30がピン受容孔12の上部から挿入されてその先端部がピン受容孔12内に入った直後の状態を、また図4(B)は図4(A)より相手側端子ピン30が更に下方に押し込まれて左右の接触部24,24を左右に押し広げ、これら接触部24,24と接触した状態を示している。ここで、相手側端子ピン30の挿入方向が多少ハウジング10の左右方向にずれた場合であっても、相手側端子ピン30は、コンタクト20の上端部に設けられた上記ガイド部26,26に案内されるため、ピン受容孔12の内部にスムーズに導かれる。
【0020】
この第1実施形態に係る双方向挿着形コネクタ1においては、ハウジング10におけるピン受容孔12の一端側にピン受容孔12の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように形成されたピン案内部16が設けられており、相手側端子ピン30をこの方向から挿着しようとした場合には、これが上記ピン案内部16に案内されてスムーズにピン受容孔12内に導かれるようになっている。また、ピン受容孔12の他端側に位置するコンタクト20の端部には、ピン受容孔12の内部側よりピン受容孔12の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部26,26が設けられており、相手側端子ピン30をこの方向から挿着しようとした場合には、これが上記ガイド部26,26に案内されてスムーズにピン受容孔12内に導かれるようになっている。このため本双方向挿着形コネクタ1によれば、相手側端子ピン30をピン受容孔12の両端いずれからでもスムーズに挿着することができ、相手側端子ピン30をコンタクト20に衝突させてしまって相手側端子ピン30やコンタクト20を傷付けるようなことがない。また、これにより不良組立品の発生を大幅に減少させることができるので、製造コストを低下させることもできる。
【0021】
図5は本発明の第2実施形態に係る双方向挿着形コネクタを示しており、図5(A)は平面図、図5(B)は図1(A)における矢視VB−VBより見た断面正面図、図5(C)は図1(A)における矢視VC−VCより見た断面側面図、図5(D)は下面図である。これらの図に示すように、本第2実施形態に係る双方向挿着形コネクタ50はピン受容孔62を有したハウジング60と、ハウジング60のピン受容孔62内に設けられたコンタクト70とから構成されている。ここでも以下の説明の便宜上、図5における紙面の上下方向を本コネクタ50の上下方向(紙面の上方がコネクタ50の上方)とし、紙面の左右方向を本コネクタ50の左右方向(紙面の左方がコネクタ50の左方)とする。また、紙面に垂直な方向を本コネクタ50の前後方向(紙面手前側がコネクタ1の前方)とする。
【0022】
本双方向挿着形コネクタ50では、コンタクト70は上下方向に延びたベース部71と、ベース部71の下端部において断面コの字状になるように前方に折り曲げ形成された左右の下部折り曲げ部72,72と、ベース部71の上端部において断面コの字状になるように前方に折り曲げ形成された左右の上部折り曲げ部73,73と、左右の下部折り曲げ部72,72それぞれより斜め上方内側に延びた二本一対の片持ちアームからなる左右の接触部74,74と、左右の下部折り曲げ部72,72より下方に延び、その先端部が斜め下方外側に延びて設けられた左右の下方ガイド部75,75と、左右の上部折り曲げ部73,73より斜め上方外側に延びて設けられた左右の上方ガイド部76,76と、ベース部71の上端部よりハウジング10の後方に水平に延びた水平部77と、この水平部77の後端より下方に真っ直ぐに延びて設けられた1本のリード部78とを有して構成されている。
【0023】
コンタクト70はハウジング60に設けられたピン受容孔62に上方から挿入されてピン受容孔62内に取り付けられる。図5(B)から分かるように、ハウジング60の下部にはコンタクト70の左右の折り曲げ部72,72が上方から当接し得る幅に狭められた底部65が形成されており、ピン受容孔62に上方から挿入されたコンタクト70はこの底部65に当接することによりピン受容孔62内での受下方向の位置決めがなされる。また、このとき左右の下部折り曲げ部72,72の前端部及び左右の上部折り曲げ部73,73の前端部はハウジング60に設けられた溝64内に入り込んでコンタクト70をハウジング60内においてしっかりと固定する。
【0024】
上記底部65は、ハウジング60の下部を上下に貫通して延びた開口部66によりハウジング60の外部と連通している。また、ハウジング60が取り付けられる回路基板(図示せず)には、ハウジング60に設けられた開口部66に連通するピン挿入用開口(図示せず)が設けられている。
【0025】
コンタクト70における左右の接触部74,74は、その上端部が屈曲して斜め上方外側に延びており、これら上端の屈曲部は図5(B)に示すように、コンタクト70がハウジング60のピン受容孔62内に取り付けられた状態で、ピン受容孔62のほぼ中間部に位置するようになっている。
【0026】
コンタクト70がハウジング60に取り付けられた状態では、コンタクト70のリード部78は図5(C)に示すように、ハウジング60におけるピン受容孔62の後方においてハウジング60を上下に貫通するように延びて設けられたリード部引き出し用溝68を上方から下方に貫通し、その下端部はハウジング60の下面よりも下方に位置するようになっている。このリード部78が、ハウジング60が回路基板に取り付けられた状態で、回路基板上の配線パターン(図示せず)に半田等により接続されるのは上述の第1実施形態に係る双方向挿着形コネクタ1の場合と同様である。
【0027】
図5(B)より分かるように、コンタクト70がハウジング70のピン受容孔72内に設置された状態では、コンタクト70の下端部に設けられた左右の下方ガイド部75,75はピン受容孔62の内部側よりピン受容孔62の外部側へ向けて(ここでは上方より下方へ向けて)広がるように延びた状態となる。また、コンタクト70の上端部に設けられた左右の上方ガイド部76,76はピン受容孔62の内部側よりピン受容孔62の外部側へ向けて(ここでは下方より上方へ向けて)広がるように延びた状態となる。
【0028】
この第2実施形態に係る双方向挿着形コネクタ50においては、コンタクト70のピン受容孔62の延びる方向の両端部それぞれに、ピン受容孔62の内部側よりピン受容孔62の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部(下方ガイド部75,75及び上方ガイド部76,76)が設けられており、相手側端子ピンを本コネクタ50に挿着しようとした場合には、これが上記ガイド部に案内されてスムーズにピン受容孔62内へ導かれるようになっている。このため本双方向挿着形コネクタ50によれば、相手側端子ピンをピン受容孔62の両端いずれからでもスムーズに挿着でき、上記第1の本発明に係る双方向挿着形コネクタの場合と同様の効果を得ることができる。
【0029】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述の実施形態に示されたものに限定されない。例えば、上述の実施形態においては、ピン挿入孔に挿入された相手側端子ピンと接触するコンタクトの接触部は二本一対の片持ちアームからなっていたが、これは必ずしも左右一対でなくてもよく、一本の片持ちアームからなっていてもよい。また、コンタクト全体の形状は、ピン受容孔の両端いずれからでも挿着可能になっていれば、その形状は特に限定されない。ハウジングの形状についても同様であり、ピン受容孔の両端いずれからでも挿着可能になっているのであれば、その形状は特に限定されない。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、第1の本発明に係る双方向挿着形コネクタにおいては、ハウジングにおけるピン受容孔の一端側にピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように形成されたピン案内部が設けられており、相手側端子ピンをこの方向から挿着しようとした場合には、これが上記ピン案内部に案内されてスムーズにピン受容孔内に導かれるようになっている。また、ピン受容孔の他端側に位置するコンタクトの端部には、ピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部が設けられており、相手側端子ピンをこの方向から挿着しようとした場合には、これが上記ガイド部に案内されてスムーズにピン受容孔内に導かれるようになっている。このため本双方向挿着形コネクタによれば、相手側端子ピンをピン受容孔の両端いずれからでもスムーズに挿着することができ、相手側端子ピンをコンタクトに衝突させてしまって相手側端子ピンやコンタクトを傷付けるようなことがない。また、これにより不良組立品の発生を大幅に減少させることができるので、製造コストを低下させることもできる。
【0031】
また、第2の本発明に係る双方向挿着形コネクタにおいては、コンタクトのピン受容孔の延びる方向の両端部それぞれに、ピン受容孔の内部側よりピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部が設けられており、相手側端子ピンを本コネクタに挿着しようとした場合には、これが上記ガイド部に案内されてスムーズにピン受容孔内へ導かれるようになっている。このため本双方向挿着形コネクタによれば、相手側端子ピンをピン受容孔の両端いずれからでもスムーズに挿着でき、上記第1の本発明に係る双方向挿着形コネクタの場合と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る双方向挿着形コネクタを示しており、(A)は平面図、(B)は(A)における矢視IB−IBより見た断面正面図、(C)は(A)における矢視IC−ICより見た断面側面図、(D)は下面図である。
【図2】コンタクト単体を斜め下方から見た斜視図である。
【図3】相手側端子ピンをピン受容孔の下端部側から挿入した場合において、相手側端子ピンがコンタクトの接触部と接触する様子を(A),(B)の順で示す図である。
【図4】相手側端子ピンをピン受容孔の上端部側から挿入した場合において、相手側端子ピンがコンタクトの接触部と接触する様子を(A),(B)の順で示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る双方向挿着形コネクタを示しており、(A)は平面図、(B)は(A)における矢視VB−VBより見た断面正面図、(C)は(A)における矢視VC−VCより見た断面側面図、(D)は下面図である。
【図6】従来例に係る双方向挿着形コネクタの断面正面図である。
【符号の説明】
1   双方向挿着形コネクタ
10  ハウジング
12  ピン受容孔
16  ピン案内部
20  コンタクト
21  ベース部
22  下部折り曲げ部
23  上部折り曲げ部
24  接触部
26  ガイド部
27  水平部
28  リード部
30  相手側端子ピン
40  回路基板
42  ピン挿入用開口

Claims (2)

  1. ハウジングに貫通形成されたピン受容孔内にコンタクトを備え、前記コンタクトと接触させる相手側端子ピンを前記ピン受容孔の両端いずれからでも挿着させることができる双方向挿着形コネクタであって、
    前記ハウジングにおける前記ピン受容孔の一端側にはピン受容孔の内部側より前記ピン受容孔の外部側へ向けて広がるように形成されたピン案内部が設けられており、
    前記ピン受容孔の他端側に位置する前記コンタクトの端部には、前記ピン受容孔の内部側より前記ピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部が設けられていることを特徴とする双方向挿着形コネクタ。
  2. ハウジングに貫通形成されたピン受容孔内にコンタクトを備え、前記コンタクトと接触させる相手側端子ピンを前記ピン受容孔の両端いずれからでも挿着させることができる双方向挿着形コネクタであって、
    前記コンタクトにおける前記ピン受容孔内を延びる方向の両端部それぞれに、前記ピン受容孔の内部側より前記ピン受容孔の外部側へ向けて広がるように延びた一対のガイド部が設けられていることを特徴とする双方向挿着形コネクタ。
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