JP2004078080A - カメラ - Google Patents

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JP2004078080A
JP2004078080A JP2002241684A JP2002241684A JP2004078080A JP 2004078080 A JP2004078080 A JP 2004078080A JP 2002241684 A JP2002241684 A JP 2002241684A JP 2002241684 A JP2002241684 A JP 2002241684A JP 2004078080 A JP2004078080 A JP 2004078080A
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camera
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JP2002241684A
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Koji Hisamatsu
久松 浩二
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】部品追加を行なうことなく、左右いずれの手でも撮影操作のできるカメラを提供する。
【解決手段】カメラボディ12の上面に左ボタン28Lと右ボタン28Rを左右対称位置に配置する。左ボタン28Lを押しながら電源ボタン24を押して電源を投入すると、左ボタン28Lがレリーズボタンに設定され、右ボタン28Rがメニュー/OKボタンに設定される。また、右ボタン28Rを押しながら電源ボタン24を押して電源を投入すると、右ボタン28Rがレリーズボタンに設定され、左ボタン28Lがメニュー/OKボタンに設定される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカメラに係り、特に左右いずれの手でも撮影操作のできるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にカメラは、右利きのユーザを主体にデザインがなされており、右手で把持し、右手でレリーズボタンを押すようにデザインされている。このため、左利きのユーザにとっては、きわめて操作しづらいものとなっている。
【0003】
このような利き腕の問題を解消するために、特許文献1(実開平5−43139号公報)では、カメラ本体に対して左右の操作ユニットを着脱可能にし、左右の操作ユニットを交換することにより、左右いずれの手でも撮影操作ができるようにしている。
【0004】
また、特許文献2(特開2001−305611号公報)では、カメラボディの前面にレンズのバリア部材を左右いずれの方向にもスライドできるように構成し、このバリア部材にレリーズボタンを設けることにより、左右いずれの手でも撮影操作ができるようにしている。
【0005】
さらに、特許文献3(特開2001−318421号公報)では、第1のレリーズボタンをカメラの上面右隅に形成するとともに、第2のレリーズボタンをカメラの下面右隅に形成し、上下を反転させて使用することにより、左右いずれの手でも撮影操作ができるようにしている。
【0006】
また、特許文献4(特開2002−40534号公報)では、カメラに右手用レリーズボタンと左手用レリーズボタンを設け、切替レバーでいずれか一方を選択的に使用可能とすることにより、左右いずれの手でも撮影操作ができるようにしている。
【0007】
【特許文献1】
実開平5−43139号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2001−305611号公報
【0009】
【特許文献3】
特開2001−318421号公報
【0010】
【特許文献4】
特開2002−40534号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1のカメラでは、カメラ本体から操作ユニットを分離可能に構成しなければならないため、構造が複雑化し、コストアップになるという欠点がある。
【0012】
また、特許文献2のカメラでは、バリア部材が不可欠になるとともに、そのバリア部材をカメラボディに対して左右にスライドできるように構成しなければならないため、適用できるカメラの形状が限定されてしまうという欠点がある。
【0013】
さらに、特許文献3のカメラでは、常に一方のレリーズボタンが遊んだ状態になるため、右手のみ、あるいは左手のみで操作するユーザにとっては無駄になるという欠点がある。また、左手操作の場合には、上下が反転することから、カメラ本体の表記文字等も上下が逆になり、使いづらいという欠点もある。
【0014】
特許文献4のカメラも同様に常に一方のレリーズボタンが遊んだ状態になるため、右手のみ、あるいは左手のみで操作するユーザにとっては無駄になるという欠点がある。また、切替レバーによる切替機構が必要になることから、部品点数が増しコストアップになるという欠点もある。
【0015】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、部品追加を行なうことなく、左右いずれの手でも撮影操作のできるカメラを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、左右対称に形成されたカメラボディに一対の操作ボタンが左右対称位置に配置されたカメラであって、選択により一方の操作ボタンをレリーズの機能に割り当てるとともに、他方の操作ボタンを他の機能に割り当てる機能割当手段を備えたことを特徴とするカメラを提供する。
【0017】
また、請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カメラボディには、前記一対の操作ボタンとは異なる機能が割り当てれらた第3の操作ボタンが備えられ、前記機能割当手段は、前記一対の操作ボタンのうち前記第3の操作ボタンと同時に押された操作ボタンをレリーズの機能に割り当てることを特徴とする請求項1に記載のカメラを提供する。
【0018】
また、請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記カメラボディに配される操作ボタン類をすべて左右対称に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラを提供する。
【0019】
本発明によれば、一対の操作ボタンをカメラボディの左右対称位置に配置し、選択により一方の操作ボタンをレリーズの機能に割り当てるとともに、他方の操作ボタンを他の機能に割り当てる。これにより、左右いずれの手でも撮影操作ができるとともに、すべての操作ボタンに異なる機能が割り当てられ、無駄がなくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0021】
図1、 図2は、それぞれ本発明が適用されたデジタルカメラの一実施形態を示す正面斜視図と背面斜視図である。
【0022】
同図に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ10のカメラボディ12は、左右対称な矩形の箱状に形成されており、その正面には撮影レンズ14、ファインダ窓16、ストロボ18、測距窓20、20が左右対称に設けられている。撮影レンズ14は、カメラボディ12の正面中央に配置されており、その上部にファインダ窓16が配置され、ファインダ窓16の上にストロボ18が配置されている。そして、そのストロボ18を挟むようにして左右対称位置に測距窓20、20が配置されている。
【0023】
カメラボディ12の上面には、電源ボタン24、モードレバー26、上面左ボタン28L及び上面右ボタン28Rが左右対称に設けられている。
【0024】
電源ボタン24は、カメラボディ12の上面中央に配置されており、この電源ボタン24を押すことで、デジタルカメラ10の電源がオン/オフされる。また、モードレバー26は、リング状に形成されており、電源ボタン24の回りを回動自在に設けられている。デジタルカメラ10は、このモードレバー26を回動操作することで、撮影モードと再生モードが切り替えられる。
【0025】
上面左ボタン28Lと上面右ボタン28Rは、同じ形状で形成されており、カメラボディ12の上面の左右対称位置に配置されている。この上面左ボタン28Lと上面右ボタン28Rは、選択により、いずれか一方がレリーズボタンとして機能し、他方がメニュー/OKボタンとして機能する。メニュー/OKボタンに設定された方のボタンは、メニュー画面の表示や選択内容の確定、実行などに使用される。なお、この設定方法については、後に詳述する。
【0026】
カメラボディ12の背面には、液晶モニタ30、ファインダ接眼部32、キャンセルボタン34、ストロボボタン36、ディスプレイボタン38、送りボタン40及び戻しボタン42が左右対称に設けられている。
【0027】
液晶モニタ30は、カメラボディ12の背面中央に配置されており、その上部にファインダ接眼部32が配置され、下部にキャンセルボタン34が配置されている。液晶モニタ30は、撮影モード時には画角確認用の電子ファインダとして使用され、再生モード時には撮影した画像の再生画面として使用される。また、メニュー表示画面としても使用され、この液晶モニタ30の表示に従って各種設定が行なわれる。キャンセルボタン34は、選択内容の取消(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る時などに使用される。
【0028】
ストロボボタン36とディスプレイボタン38は、ファインダ接眼部32を挟んで左右対称に配置されている。このストロボボタン36は、ストロボモード(自動発光モード、発光禁止モード、赤目軽減モード、スローシンクロモード等)の設定に使用され、ディスプレイボタン38は、撮影モード下で液晶モニタ30の表示のON/OFFに使用される。
【0029】
送りボタン40と戻しボタン42は、液晶モニタ30を挟んで左右対称位置に配置されている。この送りボタン40と戻しボタン42は、再生モード時に順コマ送りボタン、逆コマ送りボタンとして機能するとともに、メニューモード下においてメニューの選択や各種設定項目の選択に使用される。
【0030】
カメラボディ12に配設された各種操作ボタンの操作情報は、デジタルカメラ10に内蔵された図示しない中央処理装置(CPU)に入力され、CPUは、これらの操作ボタンの操作情報に基づいてデジタルカメラ内の各回路を統括制御する。
【0031】
ところで、上記のように本実施の形態のデジタルカメラ10では、カメラボディ12の上面に同一形状の上面左ボタン28Lと上面右ボタン28Rが左右対称に配設されており、いずれか一方をレリーズボタン、 他方をメニュー/OKボタンとして使用することができる。この上面左ボタン28Lと上面右ボタン28Rの機能の割り当ては、ユーザーがデジタルカメラ10の電源を入れる際、レリーズボタンに設定する側のボタンを押しながら、電源ボタン24を押すことにより行なわれる。
【0032】
すなわち、図3に示すように、デジタルカメラ10に内蔵されたCPUは、電源ボタン24が押されたときに(ステップS10)、上面右ボタン28Rと上面上面左ボタン28Lのいずれのボタンが押されているかを検出する(ステップS12)。そして、上面左ボタン28Lが押されている場合は、上面左ボタン28Lをレリーズボタンに割り当て、上面右ボタン28Rをメニュー/OKボタンに割り当てる(ステップS14)。一方、上面右ボタン28Rが押されている場合は、上面右ボタン28Rをレリーズボタンに割り当て、上面左ボタン28Lをメニュー/OKボタンに割り当てる(ステップS16)。
【0033】
このように、本実施の形態のデジタルカメラ10では、カメラボディ12の上面に配設された上面左ボタン28Lと上面右ボタン28Rのいずれか一方を選択してレリーズボタンとして使用することができる。これにより、左右いずれの手でも容易に撮影操作ができる。
【0034】
また、レリーズボタンに割り当てられなかった方のボタンは、メニュー/OKボタンとして機能することから、遊んでしまうようなことがなく無駄がない。
【0035】
さらに、機能の割り当てを既存のボタンを用いてソフトで行なうため、別途切替手段を設ける必要がなく、製造コストを低減することができる。
【0036】
なお、本実施の形態では、電源投入時に上面左ボタン28Lと上面右ボタン28Rの機能の割り当てを行なうようにしているが、機能の割り当て方法は、 これに限定されるものではない。
【0037】
たとえば、初期設定として、上面右ボタン28Rをレリーズボタン、上面左ボタン28Lをメニュー/OKボタンに割り当てておき、上面左ボタン28Lを押しながら電源を投入したときだけ、上面左ボタン28Lをレリーズボタンに割り当て、上面右ボタン28Rをメニュー/OKボタンに割り当てるようにしてもよい。
【0038】
また、前回設定時の割り当てをメモリーに記憶しておき、割り当てを変える場合にのみ、レリーズボタンに割り当てる側のボタンを押しながら電源を投入するようにしてもよい。
【0039】
さらに、また、上面右ボタン28Rと上面左ボタン28Lの機能の割り当てをメニュー画面から行うようにしてもよい。
【0040】
また、本実施の形態では、レリーズボタンに設定されない方のボタンをメニュー/OKボタンに設定しているが、レリーズボタンに設定されない方のボタンの割り当ては、これに限定されるものではなく、その他の機能ボタンを割り当てるようにしてもよい。また、メニュー画面から任意の機能を割り当てるようにしてもよい。
【0041】
また、カメラボディ12の背面に配された各種操作ボタンのレイアウト及び機能の割り当ては一例に過ぎず、この他のレイアウト及び機能の割り当てを行なってもよい。この際、本実施の形態のように、各種操作ボタンを左右対称にレイアウトすることにより、左右いずれの手でも同じ感覚で操作することができる。
【0042】
たとえば、図4に示すカメラでは、カメラボディ12の背面中央に液晶モニタ30とファインダ接眼部32が配置されるとともに、液晶モニタ30の下部にキャンセルボタン44とディスプレイボタン46が左右対称に配置され、ファインダ接眼部32の両脇に一対の背面右ボタン48R、48Rと一対の背面左ボタンボタン48L、48Lとが左右対称に配置されている。この一対の背面右ボタン48Rと一対の背面左ボタン48Lは、いずれか一方がズームボタン(テレボタンとワイドボタン)に割り当てられ、他方がストロボボタンとマクロボタンに割り当てられる。この割り当てはカメラボディ12の上面に配設された上面右ボタン28Rと上面左ボタン28Lの機能の割り当てに対応して行なわれる。
【0043】
すなわち、上面右ボタン28Rがレリーズボタンに割り当てられると、背面右ボタン48Rがズームボタン(上がテレボタン、下がズームボタン)に割り当てられ、背面左ボタン48Lがストロボボタン (上)とマクロボタン(下)に割り当てられる。また、上面左ボタン28Lがレリーズボタンに割り当てられると、背面左ボタン48Lがズームボタン(上がテレボタン、下がズームボタン)に割り当てられ、背面右ボタン48Rがストロボボタン (上)とマクロボタン(下)に割り当てられる。
【0044】
さらに、本実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した例で説明したが、銀塩カメラにも同様に適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一対の操作ボタンをカメラボディの左右対称位置に配置し、選択により一方をレリーズの機能に割り当てるとともに、他方を他の機能に割り当てることにより、左右いずれの手でも撮影操作を行なうことができる。また、すべての操作ボタンに異なる機能が割り当てられるので、無駄がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたデジタルカメラの一実施形態を示す正面斜視図
【図2】本発明が適用されたデジタルカメラの一実施形態を示す背面斜視図
【図3】機能割り当てのフローチャート
【図4】本発明が適用されたデジタルカメラの他の実施形態を示す背面斜視図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、12…カメラボディ、14…撮影レンズ、16…ファインダ窓、18…ストロボ、20…測距窓、24…電源ボタン、26…モードレバー、28R…上面右ボタン、28L…上面左ボタン、30…液晶モニタ、32…ファインダ接眼部、34…キャンセルボタン、36…ストロボボタン、38…ディスプレイボタン、40…送りボタン、42…戻しボタン、44…キャンセルボタン、46…ディスプレイボタン、48R…背面右ボタン、48L…背面左ボタン

Claims (3)

  1. 左右対称に形成されたカメラボディに一対の操作ボタンが左右対称位置に配置されたカメラであって、
    選択により一方の操作ボタンをレリーズの機能に割り当てるとともに、他方の操作ボタンを他の機能に割り当てる機能割当手段を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 前記カメラボディには、前記一対の操作ボタンとは異なる機能が割り当てれらた第3の操作ボタンが備えられ、前記機能割当手段は、前記一対の操作ボタンのうち前記第3の操作ボタンと同時に押された操作ボタンをレリーズの機能に割り当てることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 前記カメラボディに配される操作ボタン類をすべて左右対称に配置することを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006030644A1 (ja) * 2004-09-14 2006-03-23 Konica Minolta Holdings, Inc. カメラ及びそのカメラを組み込んだ画像表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2006030644A1 (ja) * 2004-09-14 2008-05-15 コニカミノルタホールディングス株式会社 カメラ及びそのカメラを組み込んだ画像表示装置

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