JP2003008964A - 電子カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】全てのユーザーにとって操作スイッチの操作性
が良好で使用勝手が良く、多様なユーザーの好みにも対
応し得る電子カメラの提供。 【解決手段】画像情報を表示するモニタ画面８をカメラ
本体１に設けてなる電子カメラにおいて、モニタ画面８
上にタッチパネルを設け、カメラの各種機能を操作する
ための操作スイッチを上記モニタ画面８上に表示させる
ことにより、上記タッチパネルのタッチ操作によりモニ
タ画面８上に表示された操作スイッチの入力操作を行う
ようにすると共に、モニタ画面８上に表示される操作ス
イッチの配置を複数の配置パターンのうちから任意に選
択する選択手段を設けてなり、モニタ画面８上に表示さ
れる操作スイッチの配置を、ユーザーが任意に設定する
ための設定手段を設けてなることは好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は電子カメラに関し、
特に、各種機能の入力操作をモニタ画面上のタッチパネ
ルのタッチ操作によって行うようにした電子カメラに関
する。

【０００２】

【従来の技術】静止画を撮影する電子カメラにおいて
は、一般にカメラ本体の背面側に液晶表示モニタ等から
なるモニタ画面が設けられ、画像情報をそのモニタ画面
に表示することができるものがある。

【０００３】また、電子カメラには、モニタ画面に表示
させる画像情報の選択や、カメラの各種機能を操作する
ための操作スイッチがカメラ本体に設けられ、ユーザー
が指でそれら操作スイッチを入力操作することができる
ようになっている。

【０００４】かかる従来の電子カメラの背面図を図２０
に示す。図中、５００は電子カメラ本体、５０１は撮影
用光学ファインダーの接眼部、５０２は撮影した画像デ
ータや撮影時の画像を表示する液晶表示モニタからなる
モニタ画面、５０３は撮影時の画角を変更するためのズ
ーム切換えスイッチ、５０４はモニタ画面５０２を点灯
させるモニタスイッチ、５０５はモニタ画面５０２上に
各種機能をメニュー表示させるメニュースイッチ、５０
６はモニタ画面５０２上に表示されるメニューの項目を
選択する際に、上下左右に移動させる４方向スイッチ、
５０７は４方向スイッチ５０６で選択されたメニュー等
を決定する決定スイッチである。

【０００５】このように従来の電子カメラでは、各種操
作スイッチはカメラ本体の背面側においてモニタ画面の
周囲に配置されているものが多い。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】このようにカメラ本体
の背面側に配設されている各種操作スイッチの配置パタ
ーンは固定的なものである。しかし、ユーザー個々人で
カメラの操作の仕方は千差万別であり、それぞれに操作
スイッチの使い易さの度合いは異なるといえる。例えば
右利きのユーザーと左利きのユーザーとでは、使い易い
操作スイッチの配置は自ずと異なる。また、ユーザーの
好みも多種多様であることから、このような操作スイッ
チは、全てのユーザーにとって操作し易いものである必
要がある。

【０００７】従来、モニタ画面にタッチパネルを設け、
操作スイッチの機能をモニタ画面上に配置させ、タッチ
パネルのタッチ操作によって各種機能を入力操作するよ
うにした電子カメラが、特開平６−７０２０６号や特開
平１１−２５２４２７号において提案されているが、こ
れらは各種操作スイッチの機能を単にモニタ画面上にタ
ッチパネルとして設けたにすぎないものであり、その配
置パターンも依然として画一的なものであって、全ての
ユーザーにとって必ずしも操作し易いものとはいえず、
また、多様なユーザーの好みに十分に対応し得るもので
あるともいえない。

【０００８】そこで、本発明は、全てのユーザーにとっ
て操作スイッチの操作性が良好で使用勝手が良く、多様
なユーザーの好みにも対応し得る電子カメラを提供する
ことを課題とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項１記載の発明は、画像情報を表示するモニタ画
面をカメラ本体に設けてなる電子カメラにおいて、モニ
タ画面上にタッチパネルを設け、カメラの各種機能を操
作するための操作スイッチを上記モニタ画面上に表示さ
せることにより、上記タッチパネルのタッチ操作により
モニタ画面上に表示された操作スイッチの入力操作を行
うようにすると共に、モニタ画面上に表示される操作ス
イッチの配置を複数の配置パターンのうちから任意に選
択する選択手段を設けてなることを特徴とする電子カメ
ラである。

【００１０】請求項２記載の発明は、モニタ画面上に表
示される操作スイッチの配置を、ユーザーが任意に設定
するための設定手段を設けてなることを特徴とする請求
項１記載の電子カメラである。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。

【００１２】図１は、本発明に係る電子カメラを正面側
から見た斜視図である。図中、１はカメラ本体であり、
カメラ本体１の正面には撮影レンズ２、光学ファインダ
ー３、フラッシュ４がそれぞれ配設されている。また、
カメラ本体１の上面にはレリーズスイッチ５が設けられ
ると共に、カメラ本体１の側面には画像データを記憶す
るためのメモリーカード等からなる記憶媒体６が着脱可
能に設けられている。

【００１３】図２は、本発明に係る電子カメラの背面図
である。図中、７は光学ファインダー接眼部、８は画像
情報を表示可能な液晶表示モニタ等からなるモニタ画面
であり、ここではその表面に透明なタッチパネルが設け
られたタッチパネル付モニタ画面が用いられている（以
下、単にモニタ画面という）。９はモニタ画面８の表示
モードを選択的に切替えるための表示モード切替スイッ
チである。

【００１４】なお、同図に示すように、カメラ本体１の
背面側には表示モード切替スイッチ９以外には、ズーム
切換えスイッチやメニュースイッチ等の各種の操作スイ
ッチは配設されておらず、詳細については後述するが、
各種機能はモニタ画面８のタッチパネルにより入力操作
されるようになっている。これにより、モニタ画面８の
周囲に各種操作スイッチを配設するためのスペースを必
要としないため、それだけモニタ画面８を大型化するこ
とができる。また、モニタ画面８を従来と同一の大きさ
とすれば、カメラ本体１の小型化を図ることができる。

【００１５】図３は、本発明に係る電子カメラの内部構
成を示すブロック図である。撮影レンズ２を介して取り
入れられた被写体は、絞り及びシャッター部１０を経て
ＣＣＤ等からなる撮像素子１１に結像される。撮像素子
１１に結像された被写体像は、画像処理ＣＰＵ１２によ
り所定の画像処理が行われ、モニタ画面８に撮影前の画
像（スルー画像：レンズを通して撮像素子１１に届いて
いる画像）を表示するようになっている。

【００１６】レリーズスイッチ５は、周知の通り２段階
のスイッチからなり、最初に半押し状態で押下操作され
ると、カメラ制御ＣＰＵ１３はモータドライバ１４に所
定の駆動信号を出力し、レンズ用モータ１４ａを駆動し
て合焦を行うと共に、絞り用モータ１４ｂを駆動して絞
り調整を行う。更に続けてレリーズスイッチ５が押下さ
れると本露光がなされ、撮像素子１１によって被写体像
が撮像され、撮像素子１１から画像信号が画像処理ＣＰ
Ｕ１２に出力される。このとき、必要に応じてフラッシ
ュ４が使用される。

【００１７】画像処理ＣＰＵ１２では、カメラ制御ＣＰ
Ｕ１３からの指示を受けて所定の画像処理を行い、画像
データを生成する。生成された画像データは記憶媒体６
に出力されて記憶される。

【００１８】本発明において、モニタ画面８上にはタッ
チパネル１５が設けられている。このタッチパネル１５
のタッチ操作により、そのタッチパネル１５に割り振ら
れた各種操作スイッチの機能に対応する信号がカメラ制
御ＣＰＵ１３に入力され、各種機能が動作するようにな
っている。

【００１９】１６は、画像処理ＣＰＵ１２及びカメラ制
御ＣＰＵ１３に電源供給する電源部である。

【００２０】本発明において、モニタ画面８の表示は表
示モード切替スイッチ９によってユーザーが任意に切替
えることができるようになっており、本実施形態におい
ては、「モニタＯＦＦ」、「モニタＯＮ・メニュー表示
ＯＦＦ」、「モニタＯＮ・メニュー表示ＯＮ」、「メニ
ュー表示のみ」の４種に切替えることができるようにな
っている。

【００２１】「モニタＯＦＦ」の場合、モニタ画面８は
消灯し、何らの表示も行わない。この場合、撮影時の撮
影範囲の確認は、光学ファインダー接眼部７を覗くこと
により行う。このようにモニタ画面８をＯＦＦにするこ
とで、使用時の電力消費を抑えることができる。

【００２２】「モニタＯＮ・メニュー表示ＯＦＦ」の場
合、モニタ画面８は撮影時のスルー画像や撮影直後の画
像を表示するようになっている。これにより、撮影時の
撮影範囲の確認を、モニタ画面８に表示されたスルー画
像を見ながら行うことができる。

【００２３】「モニタＯＮ・メニュー表示ＯＮ」の場
合、モニタ画面８は、上記同様に、撮影時のスルー画像
や撮影直後の撮影したばかりの画像を表示すると同時
に、それら画像の上にメニューを表示させ、更にそのメ
ニュースイッチの操作によりタッチパネル１５に割り振
られている各種操作スイッチの機能と場所とを次々表示
するようになっている。ユーザーによりタッチパネル１
５がタッチ操作されることで、各種の機能を動作させる
ことができる。

【００２４】「メニュー表示のみ」の場合、モニタ画面
８は撮影時や再生時の画像を表示せず、モニタ画面８に
はメニュー画面のみを表示させ、更にそこに表示される
メニュースイッチのタッチ操作によりタッチパネル１５
に割り振られている各種操作スイッチの機能と場所とを
次々表示するようになっている。ここでも、ユーザーに
よりタッチパネル１５がタッチ操作されることで、各種
の機能を動作させることができる。

【００２５】次に、本実施形態に示す電子カメラのモニ
タ画面８の画面表示の具体例について、図４〜図１６を
用いて更に説明する。なお、各種操作スイッチは表示モ
ード切替スイッチ９により、「モニタＯＮ・メニュー表
示ＯＮ」又は「メニュー表示のみ」が選択された時にモ
ニタ画面８に表示されるが、ここでは「メニュー表示の
み」が選択された場合について、以下説明する。

【００２６】図４はモニタ画面８に表示されたメニュー
画面を示している。このメニュー画面では、撮影スイッ
チ１００、再生スイッチ２００、パターン切替えスイッ
チ３００、レイアウト設定スイッチ４００が画面表示さ
れている。

【００２７】撮影スイッチ１００は、撮影時に補助的に
使用される機能を動作させる各種の操作スイッチをモニ
タ画面８に表示させるためのものであり、モニタ画面８
においてこの撮影スイッチ１００をタッチ操作すると、
画面表示は撮影モード画面に切り替わる。

【００２８】図５〜図８は撮影モード画面の表示の一例
を示している。図５において、操作スイッチとして、Ｔ
（テレ）スイッチ１０１ａ及びＷ（ワイド）スイッチ１
０１ｂからなるズームスイッチがモニタ画面８の右端寄
りに表示されており、これらをタッチ操作することによ
り、モータドライバ１４を介してレンズ用モータ１４ａ
を駆動させ、撮影レンズ２を駆動させることによってズ
ーム動作を行うようになっている。

【００２９】中央下端寄りに表示されているスイッチは
撮影時メニュースイッチ１０２であり、この撮影時メニ
ュースイッチ１０２をタッチ操作すると、モニタ画面８
は図６に示す撮影時メニュー画面を表示するようになっ
ている。また、戻るスイッチ１０３をタッチ操作する
と、図４に示すメニュー画面に戻るようになっている。

【００３０】撮影時メニュー画面では、図６に示すよう
に、左側に撮影時の条件等の項目スイッチ１０４〜１０
６が表示され、その右側にそれら各項目の現在の状態が
表示されている。ここでは「ホワイトバランス＝オー
ト」、「ドライブ＝単」、「画質＝Ｆｉｎｅ」に設定さ
れている状態が表示されている。画面表示されている項
目以外の項目を表示させるには、上方向又は下方向のス
クロールスイッチ１０７ａ又は１０７ｂをタッチ操作す
ることで画面を切り替えるようになっている。また、戻
るスイッチ１０８をタッチ操作すると、図５に示す撮影
モード画面に戻るようになっている。

【００３１】ここで、例えばホワイトバランスの項目を
変更したい場合、ホワイトバランスの項目スイッチ１０
４をタッチ操作すると、図７に示す選択画面に切り替わ
る。この選択画面では、左側に項目名「ホワイトバラン
ス」が表示され、その右側にホワイトバランス条件の選
択項目、ここでは「オート」、「晴れ」、「曇り」、
「電燈」、「蛍光灯」を入力するための各選択項目スイ
ッチ１０４ａ〜１０４ｅが表示されている。また、戻る
スイッチ１０９をタッチ操作すると、図６に示す撮影時
メニュー画面に戻るようになっている。

【００３２】ここで、ホワイトバランスを「オート」か
ら「晴れ」に変更したい場合、この各選択項目におい
て、「晴れ」の選択項目スイッチ１０４ｂをタッチ操作
すると、図８に示すように、実行スイッチ１１０が表示
される。ユーザーは、変更したい選択項目が「晴れ」で
良いことを確認したら、続いて実行スイッチ１１０をタ
ッチ操作すると、図６に示すホワイトバランスの項目
は、「オート」から「晴れ」に変更される。

【００３３】その他の各項目においても、モニタ画面８
上に割り振られて次々表示される操作スイッチを上記同
様に操作することにより変更することができる。

【００３４】次に、図４において、再生スイッチ２００
は、撮影されて記憶媒体６に記録された画像の再生を行
うためのスイッチであり、モニタ画面８上でこの再生ス
イッチ２００をタッチ操作すると、画面表示は再生モー
ド画面に切り替わる。

【００３５】図９〜図１２は再生モードにおけるモニタ
画面８の表示の一例を示している。再生スイッチ２００
がタッチ操作されると、表示モード切替スイッチ９が
「メニューのみ」であっても、モニタ画面８には再生さ
れた画像が表示されるようになっている。なお、ここで
は説明の簡略化のため、モニタ画面８における再生画像
の表示は図示省略している。

【００３６】図９に示す画面表示において、モニタ画面
８には記憶媒体６に記録されている画像を撮影順に１コ
マずつ再生表示するようになっており、同時に、操作ス
イッチとして、Ｔ（テレ）スイッチ２０１ａ及びＷ（ワ
イド）スイッチ２０１ｂからなるズームスイッチがモニ
タ画面８の右端寄りに表示されている。このズームスイ
ッチは、モニタ画面８に表示されている再生画像に対し
て画像処理することにより、デジタルでズームを行うも
のである。

【００３７】モニタ画面８に表示される再生画像は、画
面下寄りの左右両端にそれぞれ配置されている左及び右
のコマ送りスイッチ２０２ａ又は２０２ｂのタッチ操作
によってコマ送りすることにより、記憶媒体６に記録さ
れている前後の画像を次々に表示させることができるよ
うになっている。

【００３８】画面中央下端寄りには再生時メニュースイ
ッチ２０３が配置されており、この再生時メニュースイ
ッチ２０３をタッチ操作することにより、モニタ画面８
は図１０に示す再生時メニュー画面に切り替わる。ま
た、戻るスイッチ２０４をタッチ操作することで、図４
に示すメニュー画面に戻るようになっている。

【００３９】再生時メニュー画面には、記憶媒体６に記
録されている画像に対して行う機能の項目を示す項目ス
イッチが表示されている。ここでは、画面左寄り側に、
記録されている画像の削除を行うための削除スイッチ２
０５、動作音のＯＮ・ＯＦＦの設定や日付設定、画面表
示の明るさの設定等の各種セットアップ項目を設定操作
するためのセットアップスイッチ２０６、記録されてい
る全画像をサムネイル表示するための一覧表示スイッチ
２０７がそれぞれ表示されている。画面表示されている
項目以外の項目を表示させるには、上方向又は下方向の
スクロールスイッチ２０８ａ又は２０８ｂをタッチ操作
することで画面を切り替えるようになっている。また、
戻るスイッチ２０９をタッチ操作すると、図９に示す画
面表示に戻るようになっている。

【００４０】ここで、記録されている画像の削除を行う
ため、削除スイッチ２０５をタッチ操作すると、図１１
に示す削除メニュー画面に切り替わる。この削除メニュ
ー画面では、画面右寄りに削除時の各選択項目、ここで
は「１コマ」、「全て」、「中止」を入力するための各
選択項目スイッチ２０５ａ〜２０５ｃが表示されてい
る。また、戻るスイッチ２１０をタッチ操作すると、図
１０に示す再生メニュー画面に戻るようになっている。

【００４１】例えば、現在モニタ画面８に表示されてい
る画像のみを削除したい場合、図１０に示す再生メニュ
ー画面において、削除スイッチ２０５をタッチ操作し、
画面表示を図１１に示す削除メニュー画面に切り替え、
ここで「１コマ」の選択項目スイッチ２０５ａをタッチ
操作すると、図１２に示すように、実行スイッチ２１１
が表示される。ユーザーは、削除したい画像が現在表示
されている画像で良いことを確認したら、続いて実行ス
イッチ２１１をタッチ操作することにより、１コマの画
像は削除される。

【００４２】また、記憶媒体６に記録されている全ての
画像を削除したい場合には、図１１に示す削除メニュー
画面において「全て」の選択項目スイッチ２０５ｂをタ
ッチ操作することにより、上記同様にして全ての画像を
削除することができる。

【００４３】「１コマ」又は「全て」の選択項目スイッ
チ２０５ａ、２０５ｂの操作の後、「中止」の選択項目
スイッチ２０５ｃをタッチ操作することにより、直前の
操作の中止を行うことができる。

【００４４】その他の操作スイッチについても同様にタ
ッチ操作することにより、各操作を行うことができる。

【００４５】次に、図４において、パターン切替えスイ
ッチ３００は、モニタ画面８に表示させる各種操作スイ
ッチの配置パターンを切替えるためのスイッチであり、
このパターン切替えスイッチ３００がタッチ操作される
と、モニタ画面８の表示はパターン選択画面に切替わ
る。

【００４６】このパターン選択画面では、図１３に示す
ように、各種スイッチの異なる配置パターンを示す複数
の選択スイッチ３０１ａ〜３０１ｅが表示されている。
ユーザーは、これら複数の選択スイッチ３０１ａ〜３０
１ｅの中から自分にとって操作し易い好みの配置パター
ンを選択する。本発明では、このパターン選択画面にお
ける複数の選択スイッチ３０１ａ〜３０１ｅにより、モ
ニタ画面８上に表示される操作スイッチの配置を複数の
配置パターンのうちから任意に選択する選択手段を構成
する。

【００４７】ここでは、モニタ画面８上の右端寄りに、
各操作スイッチを右利きユーザー用の配置パターンで表
示するための「右−１」及び「右−２」の各選択スイッ
チ３０１ａ及び３０１ｂと、左利きユーザー用の配置パ
ターンで表示するための「左−１」及び「左−２」の各
選択スイッチ３０１ｃ及び３０１ｄと、後述するユーザ
ー自身でスイッチレイアウトを設定して登録した配置パ
ターンで表示するための「登録」の選択スイッチ３０１
ｅがそれぞれ表示されている。また、戻るスイッチ３０
２をタッチ操作すると、図４に示すメニュー画面に戻る
ようになっている。

【００４８】「右−１」は、ここでは初期設定されてい
る配置パターンであり、図５〜図１２において例示した
配置パターンで操作スイッチを表示させる。

【００４９】「右−２」は、同じく右利きユーザー用で
あるが、上記「右−１」とは異なる配置パターンで各種
操作スイッチをモニタ画面８に表示する。例えば、図５
に示した撮影モード画面と同じ画面は、この「右−２」
では、図１４に示すように、Ｔスイッチ１０１ａとＷス
イッチ１０１ｂからなるズームスイッチを、それぞれ画
面の左右両端寄りに配置させて表示し、撮影時メニュー
スイッチ１０２及び戻るスイッチ１０３を図５同様に表
示するようにしている。この場合、例えばＴスイッチ１
０１ａを右手の親指でタッチ操作し、Ｗスイッチ１０１
ｂを左手の親指でタッチ操作することができる。他の画
面においても同様に、「右−１」と異なる配置パターン
で各種操作スイッチを表示するようにしている。

【００５０】「左−１」では、上記「右−１」を左利き
ユーザー用に配置パターンを変えて各種操作スイッチが
表示される。例えば、図５に示した撮影モード画面と同
じ画面は、この「左−１」では、図１５に示すように、
図５の場合と左右対称状にＴスイッチ１０１ａとＷスイ
ッチ１０１ｂからなるズームスイッチを画面左寄りに縦
並びで表示し、撮影時メニュースイッチ１０２を中央下
端寄りに、戻るスイッチ１０３を下端左寄りにそれぞれ
表示するようにしている。従って、各操作スイッチは左
手の指でタッチ操作し易いように配置されている。他の
画面においても同様に、「右−１」と左右対称状の配置
パターンで各種のスイッチを表示するようにしている。

【００５１】「左−２」は、同じく左利きユーザー用で
あるが、上記「左−１」とは異なる配置パターンで各種
スイッチをモニタ画面８に表示する。例えば、図１５に
示した撮影モード画面と同じ画面は、この「左−２」で
は、図１６に示すように、Ｔスイッチ１０１ａとＷスイ
ッチ１０１ｂからなるズームスイッチを、それぞれ画面
の左右両端寄りに配置させて表示し、撮影時メニュース
イッチ１０２及び戻るスイッチ１０３を図１５同様に表
示するようにしている。この場合、例えばＴスイッチ１
０１ａを右手の親指でタッチ操作し、Ｗスイッチ１０１
ｂを左手の親指でタッチ操作することができる。他の画
面においても同様に、「左−１」と異なる配置パターン
で各種操作スイッチを表示するようにしている。

【００５２】「登録」は、タッチパネル１５において割
り振られる各種操作スイッチの配置を、ユーザー自身で
任意に作成して登録しておいた配置パターンで表示させ
るものである。この配置パターンの作成、登録は、図４
においてレイアウト設定スイッチ４００の操作により行
われる。

【００５３】そこで、以下にレイアウト設定スイッチ４
００の機能について説明する。

【００５４】レイアウト設定スイッチ４００がタッチ操
作されると、モニタ画面８には図１７に示すレイアウト
設定メニュー画面が表示される。ここには撮影時スイッ
チ４０１、再生時スイッチ４０２及び戻るスイッチ４０
３がそれぞれ画面表示されている。本発明では、このレ
イアウト設定スイッチ４００によって選択される各設定
操作により、モニタ画面８上に表示される操作スイッチ
の配置をユーザーが任意に設定するための設定手段を構
成している。

【００５５】撮影時スイッチ４０１は、撮影モード画面
での各操作スイッチの配置パターンを設定するためのス
イッチであり、レイアウト設定メニュー画面においてこ
の撮影時スイッチ４０１がタッチ操作されると、画面表
示は撮影時レイアウト設定画面に切り替わる。

【００５６】図１８は、撮影時レイアウト設定画面の画
面表示の一例を示している。画面左側には、モニタ画面
８上において各操作スイッチが配置可能な領域を示す格
子状のエリア４０１ａが表示されており、各エリア４０
１ａにはそれぞれ数字が割り振られている。この例で
は、モニタ画面８を３５の格子領域に分割した状態を示
しており、ユーザーがこの数字を任意に選択することに
より、操作スイッチを配置したい数字に割り振られてい
る画面上のエリアを指定することができるようになって
いる。

【００５７】エリア４０１ａの右側には、撮影モード画
面においてモニタ画面８上に表示される各操作スイッ
チ、ここでは「Ｔスイッチ」、「Ｗスイッチ」、「撮影
時メニュースイッチ」及び「戻るスイッチ」の各選択項
目スイッチ４０１ｂ〜４０１ｅがそれぞれ表示されてお
り、更に各選択項目スイッチ４０１ｂ〜４０１ｅの右側
には、各操作スイッチが配置される領域を示す数字を表
示する表示部４０１ｂ’〜４０１ｅ’が表示されてい
る。なお、撮影時レイアウト設定画面が表示された段階
では、これら表示部４０１ｂ’〜４０１ｅ’には、各操
作スイッチが初期設定時に配置されている領域を示す数
字が表示されている。

【００５８】ここで、例えば拡大ズーム時に操作する
「Ｔスイッチ」の配置を変更したい場合、まず、「Ｔス
イッチ」の選択項目スイッチ４０１ｄをタッチ操作する
と、その「Ｔスイッチ」の配置の変更が可能な状態とな
る。ここで、画面下端左寄りに表示されている「▲」ス
イッチ４０１ｆ又は「▼」スイッチ４０１ｇをタッチ操
作することにより、表示部４０１ｂ’内の数字を上下に
変更させる。例えば、「Ｔスイッチ」をモニタ画面８上
において右上隅に配置させたい場合は、その右上隅に相
当するエリア４０１ａの格子状領域を示す数字「７」に
変更すればよい。従って、「▲」スイッチ４０１ｆ又は
「▼」スイッチ４０１ｇのタッチ操作により表示部４０
１ｂ’の数字を「７」に設定する。

【００５９】同様にして、「Ｗスイッチ」、「撮影時メ
ニュースイッチ」及び「戻るスイッチ」についても配置
の変更操作を行うことができる。

【００６０】各操作スイッチのレイアウトの設定操作が
終了したら、画面中央下端に表示されているメニュース
イッチ４０１ｈをタッチ操作することにより、図１７に
示すレイアウト設定メニュー画面に戻る。

【００６１】図１７において、再生時スイッチ４０２
は、再生モード画面での各操作スイッチの配置パターン
を設定するためのスイッチであり、レイアウト設定メニ
ュー画面においてこの再生時スイッチ４０２がタッチ操
作されると、画面表示は再生時レイアウト設定画面に切
り替わる。

【００６２】図１９は、再生時レイアウト設定画面の画
面表示の一例を示している。画面左側には、図１８同様
に、モニタ画面８上において各操作スイッチが配置可能
な領域を数字で示した格子状のエリア４０２ａが表示さ
れており、ユーザーがこの数字を任意に選択することに
より、操作スイッチを配置したい数字に割り振られてい
る画面上のエリアを指定することができるようになって
いる。

【００６３】エリア４０２ａの右側には、再生モード画
面においてモニタ画面８上に表示される各操作スイッ
チ、ここでは「Ｔスイッチ」、「Ｗスイッチ」、「コマ
送りＲスイッチ」、「コマ送りＬスイッチ」、「再生時
メニュースイッチ」及び「戻るスイッチ」の各選択項目
スイッチ４０２ｂ〜４０２ｇがそれぞれ表示されてお
り、更に各選択項目スイッチ４０２ｂ〜４０２ｇの右側
には、各操作スイッチが配置される領域を示す数字を表
示する表示部４０２ｂ’〜４０２ｇ’が表示されてい
る。なお、再生時レイアウト設定画面が表示された段階
では、これら表示部４０２ｂ’〜４０２ｇ’には、各操
作スイッチが初期設定時に配置されている領域を示す数
字が表示されている。

【００６４】ここで、これら各操作スイッチ「Ｔスイッ
チ」、「Ｗスイッチ」、「コマ送りＲスイッチ」、「コ
マ送りＬスイッチ」、「再生時メニュースイッチ」及び
「戻るスイッチ」の配置を変更する場合、上記同様に、
各選択項目スイッチ４０２ｂ〜４０２ｇ及び「▲」スイ
ッチ４０２ｈ又は「▼」スイッチ４０１ｉをタッチ操作
することにより、表示部４０２ｂ’〜４０２ｇ’内の数
字を任意に変更設定することにより行う。

【００６５】各操作スイッチのレイアウトの設定操作が
終了したら、画面中央下端に表示されているメニュース
イッチ４０２ｊをタッチ操作することにより、図１７に
示すレイアウト設定メニュー画面に戻る。

【００６６】なお、図１７において、戻るスイッチ４０
３をタッチ操作することにより、図４に示すメニュー画
面に戻るようになっている。

【００６７】このようにして各操作スイッチのレイアウ
トを変更設定することにより、ユーザー個々人で好みの
レイアウトで各種操作スイッチを配置させることができ
るようになり、特にそのユーザー個人にとって最も操作
し易いオリジナルの配置パターンを持つ電子カメラを容
易に得ることができるようになる。このようにして設定
された各操作スイッチのレイアウトパターンは、図１３
のパターン選択画面における登録スイッチ３０１ｅをタ
ッチ操作して呼び出すことによりモニタ画面８上に表示
させる。

【００６８】以上のように、本発明に係る電子カメラに
よれば、タッチパネル１５において割り振られた各種操
作スイッチの配置パターンを、右利きユーザー用や左利
きユーザー用等のように複数の配置パターンの中から、
ユーザーが好みに応じて選択することができるため、全
てのユーザーにとって操作性が良好で使用勝手が良く、
しかも、多様なユーザーの好みにも対応し得るものとな
る。

【００６９】また、ユーザー自ら、好みのレイアウトで
各種スイッチを配列させることもできるため、特にその
ユーザー個人にとって最も操作し易いオリジナルの配置
パターンを持つ電子カメラとすることもできる。

【００７０】

【発明の効果】本発明によれば、全てのユーザーにとっ
て操作スイッチの操作性が良好で使用勝手が良く、多様
なユーザーの好みにも対応し得る電子カメラを提供する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電子カメラの斜視図

【図２】本発明に係る電子カメラの背面図

【図３】本発明に係る電子カメラの内部構成を示すブロ
ック図

【図４】メニュー画面の画面表示を示す図

【図５】撮影モード画面の画面表示を示す図

【図６】撮影時メニュー画面の画面表示を示す図

【図７】選択画面の画面表示を示す図

【図８】選択画面の画面表示を示す図

【図９】再生モード画面の画面表示を示す図

【図１０】再生時メニュー画面の画面表示を示す図

【図１１】削除メニュー画面の画面表示を示す図

【図１２】削除メニュー画面の画面表示を示す図

【図１３】パターン選択画面の画面表示を示す図

【図１４】異なるパターンの撮影モード画面の画面表示
を示す図

【図１５】更に異なるパターンの撮影モード画面の画面
表示を示す図

【図１６】更に異なるパターンの撮影モード画面の画面
表示を示す図

【図１７】レイアウト設定メニュー画面の画面表示を示
す図

【図１８】撮影時レイアウト設定画面の画面表示を示す
図

【図１９】再生時レイアウト設定画面の画面表示を示す
図

【図２０】従来の電子カメラの背面図

【符号の説明】

１：カメラ本体 ２：撮影レンズ ３：光学ファインダー ４：フラッシュ ５：レリーズスイッチ ６：記憶媒体 ７：光学ファインダー接眼部 ８：モニタ画面 ９：表示モード切替スイッチ １０：絞り及びシャッター部 １１：撮像素子 １２：画像処理ＣＰＵ １３：カメラ制御ＣＰＵ １４：モータドライバ １４ａ：レンズ用モータ １４ｂ：絞り用モータ １５：タッチパネル １６：電源部

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 3/033 ３６０ Ｇ０６Ｆ 3/033 ３６０Ｃ // Ｈ０４Ｎ 101:00 Ｈ０４Ｎ 101:00

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】画像情報を表示するモニタ画面をカメラ本
   体に設けてなる電子カメラにおいて、モニタ画面上にタ
   ッチパネルを設け、カメラの各種機能を操作するための
   操作スイッチを上記モニタ画面上に表示させることによ
   り、上記タッチパネルのタッチ操作によりモニタ画面上
   に表示された操作スイッチの入力操作を行うようにする
   と共に、モニタ画面上に表示される操作スイッチの配置
   を複数の配置パターンのうちから任意に選択する選択手
   段を設けてなることを特徴とする電子カメラ。
2. 【請求項２】モニタ画面上に表示される操作スイッチの
   配置を、ユーザーが任意に設定するための設定手段を設
   けてなることを特徴とする請求項１記載の電子カメラ。