JP2004077674A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誘導加熱方式による定着装置を備える複写機等の画像形成装置において、省エネルギーをはかることのできる電源装置を有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1の電源装置2は、商用電源を入力する側に力率改善回路9と、省エネ用DC/DCコンバータ16とを有し、力率改善回路9の出力より、誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、画像形成動作用のDC電源を取り出すとともに、商用電源の入力から省エネ用DC/DCコンバータ16用のDC電源を取り出し、省エネ用DC/DCコンバータ16の出力を画像形成装置1の本体制御部11の省エネ回路電源とし、画像形成装置1の本体制御部11の省エネ回路よりの省エネ信号に基づいて力率改善回路9の入力をオンオフ制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成装置1の電源装置2は、商用電源を入力する側に力率改善回路9と、省エネ用DC/DCコンバータ16とを有し、力率改善回路9の出力より、誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、画像形成動作用のDC電源を取り出すとともに、商用電源の入力から省エネ用DC/DCコンバータ16用のDC電源を取り出し、省エネ用DC/DCコンバータ16の出力を画像形成装置1の本体制御部11の省エネ回路電源とし、画像形成装置1の本体制御部11の省エネ回路よりの省エネ信号に基づいて力率改善回路9の入力をオンオフ制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導加熱方式による定着装置を備える複写機等の画像形成装置において、特に、省エネルギーをはかることのできる電源装置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機や、プリンタ、FAXなどの画像形成装置において、現像された画像を紙等の被画像形成材に定着させるために、その内部には定着装置が備えられている。この定着装置の主要部分は未定着のトナーが付着された用紙を加熱する定着ローラと、該用紙を押圧し、挟持搬送する加圧ローラとで構成される。
【0003】
従来このような定着装置は、定着ローラ内部に加熱ヒータとしてハロゲンヒータ等を備え、このヒータで定着ローラ内部を加熱し、ローラを所定の温度まで上昇させるものであった。しかしこのようなヒータによる加熱方式は定着ローラを必要な温度に加熱するまでの時間が長く、又ヒータ自体の損失も大きいため、現在のように、地球温暖化などの環境問題がクローズアップされるに至り、効率が良く、立ち上がり時間の早い定着装置が求められてきた。
【0004】
このような状況にあって、誘導加熱(以下、IHと称する)方式による定着装置は、定着ローラを電磁波による渦電流により、瞬時に加熱することができるため、加熱による時間を画期的に短くできる。そのために、従来ハロゲンヒータ方式では必要であった、画像形成装置を使用しない場合にも定着部の温度を再使用時に速く所定温度に立ちあげるために行っていた予熱の必要がなくなり、無駄な電力を不要とするもので、かつ加熱効率も良いため、環境問題に寄与できる方式として注目されている方式の一つである。
【0005】
図5は、従来の誘導加熱による定着方式を用いた複写機等の画像形成装置の構成図である。図5において、複写機等の画像形成装置1は破線で囲まれたIH定着部を含めた電源装置2を有して構成されている。商用電源3からの入力は、整流回路4でその入力を全波整流され、脈流出力として、フィルタ5を介し、IHインバータ6へ供給される。このIHインバータ6は、IH加熱コイル7を高周波駆動し、電磁誘導作用により、磁性材からなる定着ローラ8に渦電流を流し定着ローラ8が定着に最適な温度となるよう制御する。この場合、整流回路4の出力は脈流波形となっているため、入力電流は正弦波に近い波形となり、この部分での入力高調波電流は発生しない。このため、この部分での高調波法規制に対する力率改善は不要である。
【0006】
AC/DC変換回路15は商用電源3のAC入力をDCに変換し、DC/DCコンバータ10はAC/DC変換回路15の直流出力電圧を本体制御部11が必要な電圧である24Vや、5V等の直流電圧に変換する。AC/DC変換回路15は整流回路4と同様の整流回路と平滑回路とで構成しても良いが、完全なDCとなる平滑回路の場合には、前述の高調波法規制をクリアできなくなるため、アクティブフィルタなどの力率改善回路とする場合もある。このような従来の構成では、商用電源3の電圧系統として、日本や米国のような100V系と欧州のような200V系があるが、この両方の入力電圧に対応する場合、部品の統一化により、コストダウンや、設計上の負荷軽減をを行うため回路の共通化が行われる。
【0007】
この場合、回路の共通化をはかるには、100V系の場合に、整流回路4を倍圧整流とし、200V系の場合は全波整流として、整流回路4の出力を常に200Vとなるようにし、それ以降の回路を200V用回路に統一して共通化がはかられる。しかし、図5に示した、従来のようなIHインバータ6を含む電源装置2の構成において、IH定着部の整流回路4は脈流整流回路であるため、倍圧整流回路を構成することはできず、従来の方式での100V系と、200V系の回路の共通化をはかることはできなかった。このような場合、整流回路4の出力が直流出力となるように、整流回路4の出力側に大容量の平滑コンデンサを使用して完全平滑し、倍電圧整流を行うようにすれば、共通化が可能となる。
【0008】
しかし、この場合、整流回路4はコンデンサ平滑としなければならないため、入力電流は導通角の小さい波形となって、入力電流の高調波規制をクリアすることができないものとなってしまう欠点があった。また、図5の電源装置2の構成では、整流回路4は、AC/DC変換回路15と同様の機能を備えるため、部品点数が多くコストが高くなる欠点があった。
【0009】
また、その他の欠点として、整流回路4、フィルタ5、IHインバータ6、IH加熱コイル7、と定着ローラ8で構成されるIHインバータ部と、AC/DC変換回路15とDC/DCコンバータ10で構成される電源部とは、それぞれ独立に動作し、関連性がないため、電源装置2の全体の動作を考えた場合、画像形成装置1全体で消費される電力が無駄に消費される欠点もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、IH定着方式による画像形成装置における電源装置の欠点を解決し、回路の共通化がはかれる構成とするとともに、低コスト、かつ省エネルギー化がはかれる電源装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、誘導加熱方式定着装置を備えた画像形成装置において、電源装置が、商用電源を入力する側に力率改善手段と、省エネ用DC/DCコンバータとを有し、前記力率改善手段の出力より、誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、画像形成動作用のDC電源を取り出すとともに、商用電源の入力から前記省エネ用DC/DCコンバータ用のDC電源を取り出し、前記省エネ用DC/DCコンバータの出力を前記画像形成装置の本体制御部の省エネ回路電源とし、前記画像形成装置の前記本体制御部の前記省エネ回路よりの省エネ信号に基づいて前記力率改善手段の入力をオンオフすることを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源装置は、前記商用電源の電圧に基づき、前記商用電源の電圧がAC100V系の場合は、前記力率改善手段の出力を約DC200Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源装置は、前記商用電源の電圧に基づき、前記商用電源の電圧がAC200V系の場合は、前記力率改善手段の出力を約DC400Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴としている。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源装置は、前記商用電源の電圧がAC100V系およびAC200V系のどちらの場合でも、前記力率改善手段の出力を約DC400Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴としている。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記電源装置は、前記画像形成装置の主電源スイッチ投入後、前記力率改善手段より、まず前記誘導加熱定着装置の前記インバータ系統へ電源を供給し、前記誘導加熱定着装置が所定温度範囲に入った後に、前記画像形成動作用のDC電源系統へ前記力率改善手段より、電源を供給することを特徴としている。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源装置の前記省エネ用DC/DCコンバータを同期整流回路方式で構成したことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態において、図5に示した従来例とほぼ同一の機能については同一の番号を付し説明する。図1は本発明の画像形成装置の第一実施形態を示す構成図である。図1に示すように、本発明の画像形成装置の第一実施形態においては、商用電源3からの入力を力率改善回路9に通し、力率改善回路9の出力を直接、IHインバータ6の入力にすると共に、DC/DCコンバータ10へも力率改善回路9から電力を供給する構成としている。
【0018】
また、商用電源3からの電力をAC/DC変換回路15へ供給しDC変換し、この変換された電力が省エネ用DC/DCコンバータ16の入力となる。IHインバータ6は力率改善回路9の直流出力によって動作するよう構成される。力率改善回路9は高調波規制をクリアーできる回路であればディザー方式、リアクタンス方式などどのような回路方式でも良いが、一般的な回路方式の一例としてはアクティブフィルターによるものが挙げられる。AC/DC変換回路15の入力部に高調波対応が必要な場合、低容量であるので最も簡易的なリアクタンス方式を採用しても良い。
【0019】
この力率改善回路9の入力部にはスイッチ18が設けられ、画像形成装置1の本体制御部11の省エネ回路よりの画像形成動作終了後の省エネ信号に基づき、力率改善回路入力オンオフ制御信号17を動作させてスイッチ18をオープンとし、力率改善回路9の入力をオフさせるようにした。また省エネからの復帰は画像形成装置1の操作キー(図示せず)等の操作により、省エネ解除信号が出力され、力率改善回路入力オンオフ制御信号17を動作させてスイッチ18をクローズとし、力率改善回路9、IHインバータ6が動作し、画像形成動作が可能となるよう復帰の為の制御回路、定着回路が動作して定着ローラ8が定着可能な温度になるとコピー可能な状態に復帰する。
【0020】
以上の回路構成で、IHインバータ6および、DC/DCコンバータ10の回路は、商用電源3の電圧系統に応じ、100V系の場合は100V用の回路および回路素子、200V系の場合は200V用の回路および回路素子を使用し構成している。すなわち、商用電源3がAC100V系の場合は、力率改善回路9の出力を約DC200Vとし、商用電源3がAC200V系の場合は、力率改善回路9の出力を約DC400Vとし、IHインバータ6およびDC/DCコンバータ10の回路を力率改善回路9の出力電圧に応じてそれぞれ構成する。
【0021】
画像形成装置1において必要な電源出力のうち、画像形成動作中から省エネモードに入るまでに必要な、駆動回路用24Vと制御回路用5VはDC/DCコンバータ10で作られ本体制御部11に供給される。また本体制御部11内の省エネ回路用の5VEは省エネ用DC/DCコンバータ16で作られ本体制御部11に供給される。
【0022】
次に、図面を参照し、本発明の画像形成装置の第二実施形態について説明する。図2は本発明の画像形成装置の第二実施形態を示す構成図である。図2に示すように、本発明の画像形成装置の第二実施形態においては、力率改善回路9の出力をほぼDC400Vとし、IHインバータ6、DC/DCコンバータ10を200V用の回路構成とした。従って、商用電源3の入力がAC100〜240Vの範囲でも同一の回路で動作するような回路構成とすることができる。
【0023】
次に、図面を参照し、本発明の画像形成装置の第三実施形態について説明する。図3は本発明の画像形成装置の第三実施形態を示す構成図である。図3に示すように、主スイッチ12が投入された後、定着ローラ8の温度を温度センサにより検出し、本体制御部11で温度センサで検出された温度検出信号13を監視する。この間、定着ローラ8の温度が所定の温度になるまでは電源装置2では許容される電力をIHインバータ6に投入し、DC/DCコンバータ10への電力は必要最小限の電力となるよう(IHインバータ6およびDC/DCコンバータ10)出力制御信号14で制御する。定着ローラ8の温度が所定の温度になった後は、逆にIHインバータ6の電力を必要最小限の電力に制限し、DC/DCコンバータ10へ画像形成装置1が正常動作となる電力を供給するよう動作する。
【0024】
次に、本発明の実施形態における省エネ用DC/DCコンバータ16の回路構成について説明する。図4は本発明の実施形態における省エネ用DC/DCコンバータ16の回路図である。図4においては、省エネ用DC/DCコンバータ16の回路方式を同期整流方式で構成した例である。同期整流方式はDC/DCコンバータの2次整流回路に配置していたダイオードをFETに置き換えたもので、トランス駆動用FET1と同期を取って二次整流回路のFET2、FET3を動作させることにより、整流効率を上げてDC/DCコンバータの効率向上をはかることが可能となるものである。同期整流方式DC/DCコンバータを採用することにより、省エネ用DC/DCコンバータ16の出力(省エネ回路用出力)を複数に設定することもあり、この場合、特定の出力のFETのみを動作させるよう制御することにより最も電力を必要としない省エネモード(たとえば国際エネルギースタープログラムでいうオフモード、スリープモード)時の電力をさらに小さくすることが可能となるものである。
【0025】
以上、本発明の実施形態の説明においては、省エネルギーをはっかた電源装置を有する画像形成装置を説明したが、この電源装置は画像形成装置への使用に限るものではなく、省エネルギーをはかる電子機器に使用することができる。
【0026】
本発明の実施形態について、上記のように詳細に説明したが、上記の実施形態は本発明の好適な実施の例であり、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の第一実施形態によれば、商用電源入力側に力率改善回路を設け、この出力より、誘導加熱定着装置のインバータ系統、および、画像形成動作用のDC電源系統を取り出すとともに、商用電源入力から省エネ回路用のDC電源系統を取り出すようにし、画像形成装置の本体制御部よりの省エネ信号に基づいて力率改善回路の入力をオンオフする手段を設けるようにしたので、省エネモード時に大容量の力率改善回路、IHインバータ、DC/DCコンバータを完全に切り離すことが可能となり大幅なる省エネルギーがはかられることとなる。また、商用入力AC100V系/200V系に対して同等な回路構成にでき、部品を共通化できるため低コストの電源装置を実現できる。さらに、力率改善回路をIHインバータ、およびDC/DCコンバータの前段に設けたので、従来例におけるようなIHインバータ部の整流回路、および、フィルタが不要になり、簡単な回路構成となるばかりでなく、IHインバータおよびDC/DCコンバータでの高調波を一括して減らすことができ、高調波法規制をクリアーすることができる。
【0028】
また、本発明の第二実施形態によれば、力率改善回路の出力を約DC400Vとなるよう設定し、後段のIHインバータとDC/DCコンバータをこの入力に合わせた回路構成としたため、AC100V系、200V系入力に対して完全な共通化をはかることが可能となり、さらに低コストの画像形成装置を実現できる。また、第一実施形態では、回路が100V系と200V系とで違う構成となっているため、インバータの回路も違うことからIH加熱用コイルのインダクタンスも変える必要があった。しかし、IH加熱用のコイルは、定着ローラ素材や、寸法によって変える必要があるが、その都度、巻数等の再設定が必要になり、コイルが違うということは設計上の大きな負担になるものであったが、100V系用と200V系用が共通なインダクタンスにできることは、設計上の大きな特長となる。さらに、それだけではなく、定着ローラは寿命があり、このため、定着ローラは交換が必要とされるユニットであるが、アフターサービスの点でも100V系と200V系のユニットが違うことは問題が大きく、これを共通化できるようにすることは製品として大きな効果のあるものとなる。
【0029】
また、本発明の第三実施形態によれば、力率改善回路の後にIHインバータ、とDC/DCコンバータを設けた構成にしたので、力率改善回路のオンオフを制御することにより、画像形成装置の制御に必要な電力を必要なタイミングで供給することが容易にできるようになる。従って、これまでの構成のような無駄な電力を消費することがなくなり、省エネをはかった画像形成装置とすることができる。
【0030】
また、本発明によれば、省エネ用DC/DCコンバータの回路方式を同期整流方式で構成したので、省エネ用DC/DCコンバータの効率向上がはかれ、省エネルギーに寄与できる。さらに省エネ用DC/DCコンバータの出力(省エネ回路用出力)を複数に設定した場合でも、特定の出力のFETのみを動作させるよう制御することことが可能となるので、省エネモード時の大幅な電力低減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第一実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置の第二実施形態を示す構成図である。
【図3】本発明の画像形成装置の第三実施形態を示す構成図である。
【図4】本発明の実施形態における省エネ用DC/DCコンバータの回路図である。
【図5】従来の誘導加熱による定着方式を用いた複写機等の画像形成装置の構成図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 電源装置
3 商用電源
6 IHインバータ
7 IH加熱コイル
8 定着ローラ
9 力率改善回路
10 DC/DCコンバータ
11 本体制御部
12 主スイッチ
13 温度検出信号
14 出力制御信号
15 AC/DC変換回路
16 省エネ用DC/DCコンバータ
17 オンオフ制御信号
18 スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘導加熱方式による定着装置を備える複写機等の画像形成装置において、特に、省エネルギーをはかることのできる電源装置を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機や、プリンタ、FAXなどの画像形成装置において、現像された画像を紙等の被画像形成材に定着させるために、その内部には定着装置が備えられている。この定着装置の主要部分は未定着のトナーが付着された用紙を加熱する定着ローラと、該用紙を押圧し、挟持搬送する加圧ローラとで構成される。
【0003】
従来このような定着装置は、定着ローラ内部に加熱ヒータとしてハロゲンヒータ等を備え、このヒータで定着ローラ内部を加熱し、ローラを所定の温度まで上昇させるものであった。しかしこのようなヒータによる加熱方式は定着ローラを必要な温度に加熱するまでの時間が長く、又ヒータ自体の損失も大きいため、現在のように、地球温暖化などの環境問題がクローズアップされるに至り、効率が良く、立ち上がり時間の早い定着装置が求められてきた。
【0004】
このような状況にあって、誘導加熱(以下、IHと称する)方式による定着装置は、定着ローラを電磁波による渦電流により、瞬時に加熱することができるため、加熱による時間を画期的に短くできる。そのために、従来ハロゲンヒータ方式では必要であった、画像形成装置を使用しない場合にも定着部の温度を再使用時に速く所定温度に立ちあげるために行っていた予熱の必要がなくなり、無駄な電力を不要とするもので、かつ加熱効率も良いため、環境問題に寄与できる方式として注目されている方式の一つである。
【0005】
図5は、従来の誘導加熱による定着方式を用いた複写機等の画像形成装置の構成図である。図5において、複写機等の画像形成装置1は破線で囲まれたIH定着部を含めた電源装置2を有して構成されている。商用電源3からの入力は、整流回路4でその入力を全波整流され、脈流出力として、フィルタ5を介し、IHインバータ6へ供給される。このIHインバータ6は、IH加熱コイル7を高周波駆動し、電磁誘導作用により、磁性材からなる定着ローラ8に渦電流を流し定着ローラ8が定着に最適な温度となるよう制御する。この場合、整流回路4の出力は脈流波形となっているため、入力電流は正弦波に近い波形となり、この部分での入力高調波電流は発生しない。このため、この部分での高調波法規制に対する力率改善は不要である。
【0006】
AC/DC変換回路15は商用電源3のAC入力をDCに変換し、DC/DCコンバータ10はAC/DC変換回路15の直流出力電圧を本体制御部11が必要な電圧である24Vや、5V等の直流電圧に変換する。AC/DC変換回路15は整流回路4と同様の整流回路と平滑回路とで構成しても良いが、完全なDCとなる平滑回路の場合には、前述の高調波法規制をクリアできなくなるため、アクティブフィルタなどの力率改善回路とする場合もある。このような従来の構成では、商用電源3の電圧系統として、日本や米国のような100V系と欧州のような200V系があるが、この両方の入力電圧に対応する場合、部品の統一化により、コストダウンや、設計上の負荷軽減をを行うため回路の共通化が行われる。
【0007】
この場合、回路の共通化をはかるには、100V系の場合に、整流回路4を倍圧整流とし、200V系の場合は全波整流として、整流回路4の出力を常に200Vとなるようにし、それ以降の回路を200V用回路に統一して共通化がはかられる。しかし、図5に示した、従来のようなIHインバータ6を含む電源装置2の構成において、IH定着部の整流回路4は脈流整流回路であるため、倍圧整流回路を構成することはできず、従来の方式での100V系と、200V系の回路の共通化をはかることはできなかった。このような場合、整流回路4の出力が直流出力となるように、整流回路4の出力側に大容量の平滑コンデンサを使用して完全平滑し、倍電圧整流を行うようにすれば、共通化が可能となる。
【0008】
しかし、この場合、整流回路4はコンデンサ平滑としなければならないため、入力電流は導通角の小さい波形となって、入力電流の高調波規制をクリアすることができないものとなってしまう欠点があった。また、図5の電源装置2の構成では、整流回路4は、AC/DC変換回路15と同様の機能を備えるため、部品点数が多くコストが高くなる欠点があった。
【0009】
また、その他の欠点として、整流回路4、フィルタ5、IHインバータ6、IH加熱コイル7、と定着ローラ8で構成されるIHインバータ部と、AC/DC変換回路15とDC/DCコンバータ10で構成される電源部とは、それぞれ独立に動作し、関連性がないため、電源装置2の全体の動作を考えた場合、画像形成装置1全体で消費される電力が無駄に消費される欠点もあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、IH定着方式による画像形成装置における電源装置の欠点を解決し、回路の共通化がはかれる構成とするとともに、低コスト、かつ省エネルギー化がはかれる電源装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、誘導加熱方式定着装置を備えた画像形成装置において、電源装置が、商用電源を入力する側に力率改善手段と、省エネ用DC/DCコンバータとを有し、前記力率改善手段の出力より、誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、画像形成動作用のDC電源を取り出すとともに、商用電源の入力から前記省エネ用DC/DCコンバータ用のDC電源を取り出し、前記省エネ用DC/DCコンバータの出力を前記画像形成装置の本体制御部の省エネ回路電源とし、前記画像形成装置の前記本体制御部の前記省エネ回路よりの省エネ信号に基づいて前記力率改善手段の入力をオンオフすることを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源装置は、前記商用電源の電圧に基づき、前記商用電源の電圧がAC100V系の場合は、前記力率改善手段の出力を約DC200Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源装置は、前記商用電源の電圧に基づき、前記商用電源の電圧がAC200V系の場合は、前記力率改善手段の出力を約DC400Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴としている。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源装置は、前記商用電源の電圧がAC100V系およびAC200V系のどちらの場合でも、前記力率改善手段の出力を約DC400Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴としている。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記電源装置は、前記画像形成装置の主電源スイッチ投入後、前記力率改善手段より、まず前記誘導加熱定着装置の前記インバータ系統へ電源を供給し、前記誘導加熱定着装置が所定温度範囲に入った後に、前記画像形成動作用のDC電源系統へ前記力率改善手段より、電源を供給することを特徴としている。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記電源装置の前記省エネ用DC/DCコンバータを同期整流回路方式で構成したことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態において、図5に示した従来例とほぼ同一の機能については同一の番号を付し説明する。図1は本発明の画像形成装置の第一実施形態を示す構成図である。図1に示すように、本発明の画像形成装置の第一実施形態においては、商用電源3からの入力を力率改善回路9に通し、力率改善回路9の出力を直接、IHインバータ6の入力にすると共に、DC/DCコンバータ10へも力率改善回路9から電力を供給する構成としている。
【0018】
また、商用電源3からの電力をAC/DC変換回路15へ供給しDC変換し、この変換された電力が省エネ用DC/DCコンバータ16の入力となる。IHインバータ6は力率改善回路9の直流出力によって動作するよう構成される。力率改善回路9は高調波規制をクリアーできる回路であればディザー方式、リアクタンス方式などどのような回路方式でも良いが、一般的な回路方式の一例としてはアクティブフィルターによるものが挙げられる。AC/DC変換回路15の入力部に高調波対応が必要な場合、低容量であるので最も簡易的なリアクタンス方式を採用しても良い。
【0019】
この力率改善回路9の入力部にはスイッチ18が設けられ、画像形成装置1の本体制御部11の省エネ回路よりの画像形成動作終了後の省エネ信号に基づき、力率改善回路入力オンオフ制御信号17を動作させてスイッチ18をオープンとし、力率改善回路9の入力をオフさせるようにした。また省エネからの復帰は画像形成装置1の操作キー(図示せず)等の操作により、省エネ解除信号が出力され、力率改善回路入力オンオフ制御信号17を動作させてスイッチ18をクローズとし、力率改善回路9、IHインバータ6が動作し、画像形成動作が可能となるよう復帰の為の制御回路、定着回路が動作して定着ローラ8が定着可能な温度になるとコピー可能な状態に復帰する。
【0020】
以上の回路構成で、IHインバータ6および、DC/DCコンバータ10の回路は、商用電源3の電圧系統に応じ、100V系の場合は100V用の回路および回路素子、200V系の場合は200V用の回路および回路素子を使用し構成している。すなわち、商用電源3がAC100V系の場合は、力率改善回路9の出力を約DC200Vとし、商用電源3がAC200V系の場合は、力率改善回路9の出力を約DC400Vとし、IHインバータ6およびDC/DCコンバータ10の回路を力率改善回路9の出力電圧に応じてそれぞれ構成する。
【0021】
画像形成装置1において必要な電源出力のうち、画像形成動作中から省エネモードに入るまでに必要な、駆動回路用24Vと制御回路用5VはDC/DCコンバータ10で作られ本体制御部11に供給される。また本体制御部11内の省エネ回路用の5VEは省エネ用DC/DCコンバータ16で作られ本体制御部11に供給される。
【0022】
次に、図面を参照し、本発明の画像形成装置の第二実施形態について説明する。図2は本発明の画像形成装置の第二実施形態を示す構成図である。図2に示すように、本発明の画像形成装置の第二実施形態においては、力率改善回路9の出力をほぼDC400Vとし、IHインバータ6、DC/DCコンバータ10を200V用の回路構成とした。従って、商用電源3の入力がAC100〜240Vの範囲でも同一の回路で動作するような回路構成とすることができる。
【0023】
次に、図面を参照し、本発明の画像形成装置の第三実施形態について説明する。図3は本発明の画像形成装置の第三実施形態を示す構成図である。図3に示すように、主スイッチ12が投入された後、定着ローラ8の温度を温度センサにより検出し、本体制御部11で温度センサで検出された温度検出信号13を監視する。この間、定着ローラ8の温度が所定の温度になるまでは電源装置2では許容される電力をIHインバータ6に投入し、DC/DCコンバータ10への電力は必要最小限の電力となるよう(IHインバータ6およびDC/DCコンバータ10)出力制御信号14で制御する。定着ローラ8の温度が所定の温度になった後は、逆にIHインバータ6の電力を必要最小限の電力に制限し、DC/DCコンバータ10へ画像形成装置1が正常動作となる電力を供給するよう動作する。
【0024】
次に、本発明の実施形態における省エネ用DC/DCコンバータ16の回路構成について説明する。図4は本発明の実施形態における省エネ用DC/DCコンバータ16の回路図である。図4においては、省エネ用DC/DCコンバータ16の回路方式を同期整流方式で構成した例である。同期整流方式はDC/DCコンバータの2次整流回路に配置していたダイオードをFETに置き換えたもので、トランス駆動用FET1と同期を取って二次整流回路のFET2、FET3を動作させることにより、整流効率を上げてDC/DCコンバータの効率向上をはかることが可能となるものである。同期整流方式DC/DCコンバータを採用することにより、省エネ用DC/DCコンバータ16の出力(省エネ回路用出力)を複数に設定することもあり、この場合、特定の出力のFETのみを動作させるよう制御することにより最も電力を必要としない省エネモード(たとえば国際エネルギースタープログラムでいうオフモード、スリープモード)時の電力をさらに小さくすることが可能となるものである。
【0025】
以上、本発明の実施形態の説明においては、省エネルギーをはっかた電源装置を有する画像形成装置を説明したが、この電源装置は画像形成装置への使用に限るものではなく、省エネルギーをはかる電子機器に使用することができる。
【0026】
本発明の実施形態について、上記のように詳細に説明したが、上記の実施形態は本発明の好適な実施の例であり、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の第一実施形態によれば、商用電源入力側に力率改善回路を設け、この出力より、誘導加熱定着装置のインバータ系統、および、画像形成動作用のDC電源系統を取り出すとともに、商用電源入力から省エネ回路用のDC電源系統を取り出すようにし、画像形成装置の本体制御部よりの省エネ信号に基づいて力率改善回路の入力をオンオフする手段を設けるようにしたので、省エネモード時に大容量の力率改善回路、IHインバータ、DC/DCコンバータを完全に切り離すことが可能となり大幅なる省エネルギーがはかられることとなる。また、商用入力AC100V系/200V系に対して同等な回路構成にでき、部品を共通化できるため低コストの電源装置を実現できる。さらに、力率改善回路をIHインバータ、およびDC/DCコンバータの前段に設けたので、従来例におけるようなIHインバータ部の整流回路、および、フィルタが不要になり、簡単な回路構成となるばかりでなく、IHインバータおよびDC/DCコンバータでの高調波を一括して減らすことができ、高調波法規制をクリアーすることができる。
【0028】
また、本発明の第二実施形態によれば、力率改善回路の出力を約DC400Vとなるよう設定し、後段のIHインバータとDC/DCコンバータをこの入力に合わせた回路構成としたため、AC100V系、200V系入力に対して完全な共通化をはかることが可能となり、さらに低コストの画像形成装置を実現できる。また、第一実施形態では、回路が100V系と200V系とで違う構成となっているため、インバータの回路も違うことからIH加熱用コイルのインダクタンスも変える必要があった。しかし、IH加熱用のコイルは、定着ローラ素材や、寸法によって変える必要があるが、その都度、巻数等の再設定が必要になり、コイルが違うということは設計上の大きな負担になるものであったが、100V系用と200V系用が共通なインダクタンスにできることは、設計上の大きな特長となる。さらに、それだけではなく、定着ローラは寿命があり、このため、定着ローラは交換が必要とされるユニットであるが、アフターサービスの点でも100V系と200V系のユニットが違うことは問題が大きく、これを共通化できるようにすることは製品として大きな効果のあるものとなる。
【0029】
また、本発明の第三実施形態によれば、力率改善回路の後にIHインバータ、とDC/DCコンバータを設けた構成にしたので、力率改善回路のオンオフを制御することにより、画像形成装置の制御に必要な電力を必要なタイミングで供給することが容易にできるようになる。従って、これまでの構成のような無駄な電力を消費することがなくなり、省エネをはかった画像形成装置とすることができる。
【0030】
また、本発明によれば、省エネ用DC/DCコンバータの回路方式を同期整流方式で構成したので、省エネ用DC/DCコンバータの効率向上がはかれ、省エネルギーに寄与できる。さらに省エネ用DC/DCコンバータの出力(省エネ回路用出力)を複数に設定した場合でも、特定の出力のFETのみを動作させるよう制御することことが可能となるので、省エネモード時の大幅な電力低減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第一実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の画像形成装置の第二実施形態を示す構成図である。
【図3】本発明の画像形成装置の第三実施形態を示す構成図である。
【図4】本発明の実施形態における省エネ用DC/DCコンバータの回路図である。
【図5】従来の誘導加熱による定着方式を用いた複写機等の画像形成装置の構成図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 電源装置
3 商用電源
6 IHインバータ
7 IH加熱コイル
8 定着ローラ
9 力率改善回路
10 DC/DCコンバータ
11 本体制御部
12 主スイッチ
13 温度検出信号
14 出力制御信号
15 AC/DC変換回路
16 省エネ用DC/DCコンバータ
17 オンオフ制御信号
18 スイッチ
Claims (6)
- 誘導加熱方式定着装置を備えた画像形成装置において、
商用電源を入力する側に力率改善手段と、
省エネ用DC/DCコンバータとを有し、
前記力率改善手段の出力より、誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、画像形成動作用のDC電源を取り出すとともに、
商用電源の入力から前記省エネ用DC/DCコンバータ用のDC電源を取り出し、前記省エネ用DC/DCコンバータの出力を前記画像形成装置の本体制御部の省エネ回路電源とし、
前記画像形成装置の前記本体制御部の前記省エネ回路よりの省エネ信号に基づいて前記力率改善手段の入力をオンオフする電源装置を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記電源装置は、前記商用電源の電圧に基づき、前記商用電源の電圧がAC100V系の場合は、前記力率改善手段の出力を約DC200Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記電源装置は、前記商用電源の電圧に基づき、前記商用電源の電圧がAC200V系の場合は、前記力率改善手段の出力を約DC400Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記電源装置は、前記商用電源の電圧がAC100V系およびAC200V系のどちらの場合でも、前記力率改善手段の出力を約DC400Vとし、前記誘導加熱定着装置のインバータ系統用電源、および、前記画像形成動作用の電源とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記電源装置は、前記画像形成装置の主電源スイッチ投入後、前記力率改善手段より、まず前記誘導加熱定着装置の前記インバータ系統へ電源を供給し、前記誘導加熱定着装置が所定温度範囲に入った後に、前記画像形成動作用のDC電源系統へ前記力率改善手段より、電源を供給することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記電源装置の前記省エネ用DC/DCコンバータを同期整流回路方式で構成したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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JP2016012121A (ja) * | 2014-06-04 | 2016-01-21 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-08-13 JP JP2002236133A patent/JP2004077674A/ja not_active Withdrawn
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