JP2004076092A - 電解めっき装置及び電解めっき方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】素材面全体に均一にかつ光沢よく銅めっきを施すことができ、かつ省スペース的な電解めっき装置及び電解めっき方法の提供にある。
【解決手段】帯状素材Mを垂直状態で電解めっき槽6に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき装置において、電解めっき槽6の上部液中に、搬入される帯状素材Mの面に接触しつつ該素材面に通電するカソード電極板30,31を設けた。カソード電極板30,31の形状は、帯状素材Mの面と接触する面が凹凸状に形成され、断続的に接触するようにしている。
【選択図】 図1
【解決手段】帯状素材Mを垂直状態で電解めっき槽6に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき装置において、電解めっき槽6の上部液中に、搬入される帯状素材Mの面に接触しつつ該素材面に通電するカソード電極板30,31を設けた。カソード電極板30,31の形状は、帯状素材Mの面と接触する面が凹凸状に形成され、断続的に接触するようにしている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状素材を垂直状態で電解めっき槽に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき装置及び電解めっき方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
先ず、従来の帯状素材の面に連続めっきを施す電解めっき装置を図4、5に示す。なお、図4は平面図、図5は側面図である。
先ず、めっき前の帯状素材Mは素材リール1から繰り出されて、アキューム箇所3を通り、脱脂、水洗、酸洗い箇所4等の各処理を経てカソード電極ローラ5により素材面に通電される。この素材面には、もともとスパッタ等により銅が薄く付着していて、電解めっき槽6に搬入されると槽6内に設置されたアノード電極から素材面に電流が流れて銅めっきが施させる。
【0003】
この後、電解めっき槽6から搬出された素材Mは、カソード電極ローラ7に移動し、次のカソード電極ローラ8、電解めっき槽9、カソード電極ローラ10を経てターニングローラ11で折り返す。続いて、カソード電極ローラ12、電解めっき槽13、カソード電極ローラ14及びカソード電極ローラ15、電解めっき槽16、カソード電極ローラ17で示される2組の電解めっき処理箇所を通り、さらに防錆、水洗、乾燥箇所18等による各処理が行われて全めっき工程を終了し、アキューム箇所19を通って製品となって製品リール20に巻き取られる。
素材リール1から製品リール20まで連続的に接続して搬送され、この間に素材Mの当該面に所定のめっきが連続的に施される。
上記従来例では、素材Mはターニングローラ11で折り返すように構成されているが、4つのめっき槽を直線的に並べることができるならば、折り返しは不要となる。
【0004】
なお、図中の符号2は段取り用と呼ばれる素材リールで、一方の素材リール1の帯状素材Mが無くなると、素材リール2の帯状部材Mを素材リール1の帯状素材Mの最終部に接続し(この作業は通常手作業)、今度は素材リール2から素材Mが繰り出されることになる。この間、素材リール1及び2は一旦停止するが、アキューム箇所3からは素材Mが送り出し続けられ、めっき処理箇所では連続めっき処理が続けられている。
【0005】
また、図中の符号21は同様に段取り用と呼ばれる製品リールで、一方の製品リール20が満杯になると、めっき完了した帯状製品M′は製品リール21に巻き込まれるようにする(この作業は通常手作業)。この間、製品リール20及び21は一旦停止するが、アキューム箇所19からは製品M′が送り出し続けられ、製品の流れが停止することはない。素材リール1から2へ、または製品リール20から21へと切り替えが完了すると、再び定常通りの運転となる。
【0006】
上記の例では、カソード電極ローラ、電解めっき槽、カソード電極ローラからなるめっき処理箇所が、符号(5,6,7)、(8,9,10)、(12,13,14)、(15,16,17)の4組設けられているが、いずれも電解めっき処理を施すことに変わりがない。素材Mは常時流れていくので、一カ所で所定のめっき厚さ得ることが難しく、例えば8μmのめっき厚を得る場合、流れの最初のめっき処理箇所(5,6,7)では平均2μmのめっきを施し、順次めっき厚さを厚くし、最終の電解めっき箇所(15,16,17)を通過することにより8μmが得られるようになっている。
【0007】
上記のカソード電極ローラ、電解めっき槽、カソード電極ローラからなるめっき処理箇所(5,6,7)を抜き出したものを図6に示す。なお、他の各箇所も同様の構成からなる。
図6に示すように、素材リール1から送り出された帯状素材Mは、もともとこの素材表面にスパッタにより銅が薄く付着しているのでカソード電極ローラ5によりこの面にマイナス帯電され、入り口側のシールローラ6aを通って電解めっき槽6に入る。槽6に入ると、アノード電極6b、6c間を通過する間に銅めっきされ、出口側のシールローラ6dを通って出口側のカソード電極ローラ7を経て次の電解めっき箇所に移っていく。
【0008】
なお、素材Mの片面にのみ電解めっきを施す場合には、素材の片面にのみスパッタにより銅を薄く付着し、カソード電極ローラ5によりその面にのみマイナス帯電させ、アノード電極も当該面に対応するする方のみ(6bまたは6c)を配置すればよい。
このように、従来の電解めっき装置では、電解めっき槽の外側の出入り口部にそれぞれ一対のカソード電極ローラを設け、これがカソード電極となってこのローラに接触する素材面を帯電させていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような電解めっき装置の場合、電解めっき槽の外側の出入り口にそれぞれ一対のカソード電極ローラを配置しなければならず、そのスペース分だけ装置が長くなる。通常、所定のめっき厚は複数の電解めっき槽を通過させて得るものなので、各槽の前後に設置されたカソード電極ローラのスペースは装置全体の長手方向寸法を大きくさせる一因となっている。
また、カソード電極ローラから電解めっき槽までの距離があり、かつ素材が大気中(気中部)を通過するので、素材の銅スパッタ層の厚さが薄いゆえに抵抗値が高くなる。このため、その分だけ電圧を上げないと電流密度を上げることができず、エネルギーのロスが大きくなる。また、カソード電極ローラのところでバイポーラ現象が発生し、そのために素材表面にクレータ状の傷が発生することがある。
【0010】
本発明の課題は、素材面全体に均一にかつ光沢よく銅めっきを施すことができ、かつ省スペース的な電解めっき装置及び電解めっき方法の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような手段を採用した。
請求項1記載の発明は、帯状素材を垂直状態で電解めっき槽に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき装置において、前記電解めっき槽の上部液中に、搬入される帯状素材の面に接触しつつ該素材面に通電するカソード電極板を設けたことをとを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電解めっき装置において、前記カソード電極板の形状は、前記帯状素材の面と接触する面が凹凸状に形成され、断続的に接触するように構成されていることを特徴としている。
【0013】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の電解めっき装置において、前記凹凸状は、波形状、三角形状、球状、台形状、半円筒状のいずれか或いはこれらの2種以上を組合せたものであること特徴としている。
【0014】
請求項4記載の発明は、帯状素材を垂直状態で電解めっき槽に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき方法において、前記電解めっき槽の上部液中に、カソード電極板を設けて、搬入される帯状素材の面に接触しつつ該素材面に通電するようにしたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、従来の技術の項で示した部材と同一又は相当するものには同一符号を付す。
本発明に係る電解めっき装置の特徴は、従来の電解めっき装置におけるカソード電極ローラ、電解めっき槽、カソード電極ローラ等で構成されている電解めっき処理箇所の構造を変えたものである。
図1は、本発明に係る電解めっき装置の特徴部分である電解めっき槽の第1の実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A′線による端面図である。
【0016】
この電解めっき槽6は、帯状素材M(厚さ約25μm)の両面にめっきを施すように構成されている。先ず、素材リール1から送り出される素材Mの両面には予め例えばスパッタ等によって銅の薄膜が付着形成されており、この素材Mはシールローラ6aを経て電解めっき槽6内に搬入される。
電解めっき槽6の中には、電解液6e中の上部に一対のカソード電極板30、31が設置されており、これらカソード電極30、31は薄い板状の例えば銅板からなり、表面が凹凸状(三角形状、波形状、球状、半円筒状、台形状のいずれか又はこれら2種以上の組合せ形状)に形成されていて、それぞれの頂点部が互いに対向し素材Mの両面上部(幅にして6mm程度)を挟み込むように接して配置されている。そして、それぞれのカソード電極板30、31には、マイナス電圧が印加されていて、素材Mがこれらの間を接触通過することにより、素材Mの両面がマイナス電圧に帯電されることになる。
【0017】
また、電解めっき槽6の電解液6e内には、前記カソード電極板30、31と対応した位置に、それぞれ内部に銅球が収納されたアノード電極6b、6cが設置されている。各アノード電極6b、6cは、帯状素材Mの垂直方向の幅以上の縦長さとカソード電極30、31とほぼ同じ長さの横幅を有しており、素材M面から所定の距離だけ離れた位置に配置されている。なお、各アノード電極6b、6cにはプラス電圧が印加されている。これにより、素材両面は電解めっき槽6に搬入されて出口側シールローラ6dを出るまでに所定の厚さの全面めっきが施されることになる。
【0018】
ところで、カソード電極板30、31の形状が凹凸状に形成され、その頂点が素材面に接するようにしている理由は、各接点の素材面への接触を確実にすることである。すなわち、各カソード電極板30、31の各頂点の位置を同一点で向き合わせず、互いにずらして(例えば、互いの頂点と谷とが向かい合うように)設置し、かつ各頂点の位置を素材Mの移動する中心線より少し相手側に出っ張るように設置することにより、素材面に確実に接触することになる。
【0019】
もし、素材の移動する方向に直線状に接触するカソード電極板を設置したとすれば、直線方向に均一に接触するように、その設置位置を微妙に調整しなければならず、素材Mの厚さによりいちいち調整しなければならなくなる。また、めっき厚さも最初の電解めっき槽から最後の電解めっき槽を出るまでに厚くなっており、各槽毎に素材面を挟むカソード電極の間隔を調整しなければならなくなる。そこで、カソード電極の形状を上記のようにしたのである。
【0020】
上記カソード電極板30(31)の詳細を図2に示す。
従来のようにカソード電極ローラが電解めっき槽6の外側に設置されるのに比べ、カソード電極板30(31)は電解めっき槽6の中に設置されるため、電解めっき槽6全体の長手方向の寸法が短くなるメリットがある反面、電解めっき槽6の中のカソード電極板30(31)にはめっきが付着する。このため、ある頻度でこのカソード電極板30(31)を電解めっき槽6の中から取り出し、付着しためっきを除去する必要がある。
そこで、L字状のはさみ板40aが形成されたプラスチックの台座40を設けて、波形状の薄板でできたカソード電極板30(31)をはさみ板40aの隙間部分40bに挟み込んでめっき処理作業を行わせ、カソード電極30板(31)から付着しためっきを除去する際に、簡単に取り外せるようにしている。なお、台座40や挟み板40aはプラスチックなので、この部分にはめっきが付着せず、簡単に取り外しができる。
なお、ここでは、カソード電極板30(31)として波形状を示したが、これに限らず、他の三角形状、球状、半円筒状、台形状のいずれか又はこれら2種以上の組合せ形状であってもよい。
【0021】
なお、図1において、符号35は電解めっき槽6の底面に設けられ、中央部に素材Mの下部を支持案内するための溝35aを備えた案内部材である。
【0022】
次に、本発明に係る電解めっき装置の第2の実施形態について説明する。
図3は、本発明に係る電解めっき装置の特徴部分である電解めっき槽の第2の実施形態をを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B′線による端面図である。
この例は、帯状素材Mの片面にのみ電解めっきを施すようにした装置である。すなわち、素材リール1から送り出された素材Mの片面にのみ予めスパッタ等により銅の薄い膜が付着形成されており、電解めっき槽6に入ると、スパッタ銅の付着している面の側にのみカソード電極板30とアノード電極6bが配置されている。カソード電極板30は、両面めっきの時と同様にプラスチックの台座40の挟み板40aの隙間部分40bに挟み込まれて、マイナス電圧が印加されている。
このカソード電極板30と対向する位置には、両面めっきの時のカソード電極板31及び台座40と同じ形状でプラスチックからなるガイド板32が配置されており、素材Mの移動をスムースにすると同時にカソード電極板30の頂点が確実に素材面に接触するようにしている。これにより、素材Mの片面全面は出口シールローラ6dを出るまでに所定の厚さの全面めっきが施されることになる。
【0023】
【実施例】
従来の電解めっき処理箇所と本実施例における電解めっき処理箇所とを比較すると、従来の図6に示す場合、カソード電極ローラ5と電解めっき槽6との間が約400mmあり、電解めっき槽6とカソード電極ローラ7との間が約500mmあるのが、本実施例においては、この分が不要になり900mm短くできる。また、次のカソード電極ローラ8、電解めっき槽9、カソード電極ローラ10との場合も同じなので、電解めっき装置全体として都合1800mmほど長手方向の寸法を短くすることができる。すなわち、電解めっき装置全体の設置スペースを節減することができることになる。もちろん、4つある電解めっき槽が直線的に並んでいる電解めっき装置の場合には、3600mmほど短縮させることが可能となる。
【0024】
また、従来の装置と本実施形態に係る装置とを実際に電解めっきをした場合について比較すると、表1に示すような結果が得られた。
帯状素材:厚さ約25μmのポリイミドフィルム
スパッタ:厚さ約2μmの銅膜
めっき液:硫酸銅液(Ca−Brite−THR)
電解めっき装置:荏原ユージライト株式会社製
本実施例のカソード電極:図3に示す波形状
【0025】
【表1】
【0026】
従来の装置では、カソード電極ローラ5の通電部から電解めっき槽6までの距離が遠く、かつ電解めっき槽6に入るまで素材Mが大気中を通過するので、この間の素材の銅スパッタ層の厚さが薄いゆえに電気抵抗が大きい。したがって、その分、電圧を上げなければならず、電流密度も大きくとれずエネルギーのロスも多い。また、カソード電極ローラのところでバイポーラ現象が発生し、素材表面にクレータ状の傷も発生している。
これに対し、本実施例による場合、電解めっき槽の中の液中で通電させているので、電気抵抗が小さく、その分電流密度を上げることができたので、表面光沢が格段と向上した。これは、従来の装置では、めっき面の表面粗度が13〜14μmと大きいのに対し、本実施例による場合は2〜4μmと小さいことからも表面光沢が一段と向上していることが分かる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、素材面全体に均一の銅めっきを施すことができ、表面光沢を格段に向上させることができる。また、複数存在したカソード電極ローラを省略することができるので、電解めっき装置全体の設置スペースを節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解めっき装置の第1の実施形態における電解めっき槽の概略図を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A′線による端面図である。
【図2】カソード電極板及び台座の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る電解めっき装置の第2の実施形態における電解めっき槽の概略図を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B′線による端面図である。
【図4】従来から用いられている電解めっき装置の平面図である。
【図5】従来から用いられている電解めっき装置の側面図である。
【図6】従来の電解めっき装置における電解めっき処理箇所の平面図である。
【符号の説明】
1,2 素材リール
3,19 アキューム箇所
4 脱脂、水洗、酸洗い箇所
5,7,8,10,12,14,15,17 カソード電極ローラ
6,9,13,16 電解めっき槽
18 防錆、水洗、乾燥箇所
20,21 アキューム箇所
30,31 カソード電極板
35 案内部材
40 台座
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状素材を垂直状態で電解めっき槽に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき装置及び電解めっき方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
先ず、従来の帯状素材の面に連続めっきを施す電解めっき装置を図4、5に示す。なお、図4は平面図、図5は側面図である。
先ず、めっき前の帯状素材Mは素材リール1から繰り出されて、アキューム箇所3を通り、脱脂、水洗、酸洗い箇所4等の各処理を経てカソード電極ローラ5により素材面に通電される。この素材面には、もともとスパッタ等により銅が薄く付着していて、電解めっき槽6に搬入されると槽6内に設置されたアノード電極から素材面に電流が流れて銅めっきが施させる。
【0003】
この後、電解めっき槽6から搬出された素材Mは、カソード電極ローラ7に移動し、次のカソード電極ローラ8、電解めっき槽9、カソード電極ローラ10を経てターニングローラ11で折り返す。続いて、カソード電極ローラ12、電解めっき槽13、カソード電極ローラ14及びカソード電極ローラ15、電解めっき槽16、カソード電極ローラ17で示される2組の電解めっき処理箇所を通り、さらに防錆、水洗、乾燥箇所18等による各処理が行われて全めっき工程を終了し、アキューム箇所19を通って製品となって製品リール20に巻き取られる。
素材リール1から製品リール20まで連続的に接続して搬送され、この間に素材Mの当該面に所定のめっきが連続的に施される。
上記従来例では、素材Mはターニングローラ11で折り返すように構成されているが、4つのめっき槽を直線的に並べることができるならば、折り返しは不要となる。
【0004】
なお、図中の符号2は段取り用と呼ばれる素材リールで、一方の素材リール1の帯状素材Mが無くなると、素材リール2の帯状部材Mを素材リール1の帯状素材Mの最終部に接続し(この作業は通常手作業)、今度は素材リール2から素材Mが繰り出されることになる。この間、素材リール1及び2は一旦停止するが、アキューム箇所3からは素材Mが送り出し続けられ、めっき処理箇所では連続めっき処理が続けられている。
【0005】
また、図中の符号21は同様に段取り用と呼ばれる製品リールで、一方の製品リール20が満杯になると、めっき完了した帯状製品M′は製品リール21に巻き込まれるようにする(この作業は通常手作業)。この間、製品リール20及び21は一旦停止するが、アキューム箇所19からは製品M′が送り出し続けられ、製品の流れが停止することはない。素材リール1から2へ、または製品リール20から21へと切り替えが完了すると、再び定常通りの運転となる。
【0006】
上記の例では、カソード電極ローラ、電解めっき槽、カソード電極ローラからなるめっき処理箇所が、符号(5,6,7)、(8,9,10)、(12,13,14)、(15,16,17)の4組設けられているが、いずれも電解めっき処理を施すことに変わりがない。素材Mは常時流れていくので、一カ所で所定のめっき厚さ得ることが難しく、例えば8μmのめっき厚を得る場合、流れの最初のめっき処理箇所(5,6,7)では平均2μmのめっきを施し、順次めっき厚さを厚くし、最終の電解めっき箇所(15,16,17)を通過することにより8μmが得られるようになっている。
【0007】
上記のカソード電極ローラ、電解めっき槽、カソード電極ローラからなるめっき処理箇所(5,6,7)を抜き出したものを図6に示す。なお、他の各箇所も同様の構成からなる。
図6に示すように、素材リール1から送り出された帯状素材Mは、もともとこの素材表面にスパッタにより銅が薄く付着しているのでカソード電極ローラ5によりこの面にマイナス帯電され、入り口側のシールローラ6aを通って電解めっき槽6に入る。槽6に入ると、アノード電極6b、6c間を通過する間に銅めっきされ、出口側のシールローラ6dを通って出口側のカソード電極ローラ7を経て次の電解めっき箇所に移っていく。
【0008】
なお、素材Mの片面にのみ電解めっきを施す場合には、素材の片面にのみスパッタにより銅を薄く付着し、カソード電極ローラ5によりその面にのみマイナス帯電させ、アノード電極も当該面に対応するする方のみ(6bまたは6c)を配置すればよい。
このように、従来の電解めっき装置では、電解めっき槽の外側の出入り口部にそれぞれ一対のカソード電極ローラを設け、これがカソード電極となってこのローラに接触する素材面を帯電させていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような電解めっき装置の場合、電解めっき槽の外側の出入り口にそれぞれ一対のカソード電極ローラを配置しなければならず、そのスペース分だけ装置が長くなる。通常、所定のめっき厚は複数の電解めっき槽を通過させて得るものなので、各槽の前後に設置されたカソード電極ローラのスペースは装置全体の長手方向寸法を大きくさせる一因となっている。
また、カソード電極ローラから電解めっき槽までの距離があり、かつ素材が大気中(気中部)を通過するので、素材の銅スパッタ層の厚さが薄いゆえに抵抗値が高くなる。このため、その分だけ電圧を上げないと電流密度を上げることができず、エネルギーのロスが大きくなる。また、カソード電極ローラのところでバイポーラ現象が発生し、そのために素材表面にクレータ状の傷が発生することがある。
【0010】
本発明の課題は、素材面全体に均一にかつ光沢よく銅めっきを施すことができ、かつ省スペース的な電解めっき装置及び電解めっき方法の提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような手段を採用した。
請求項1記載の発明は、帯状素材を垂直状態で電解めっき槽に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき装置において、前記電解めっき槽の上部液中に、搬入される帯状素材の面に接触しつつ該素材面に通電するカソード電極板を設けたことをとを備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電解めっき装置において、前記カソード電極板の形状は、前記帯状素材の面と接触する面が凹凸状に形成され、断続的に接触するように構成されていることを特徴としている。
【0013】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の電解めっき装置において、前記凹凸状は、波形状、三角形状、球状、台形状、半円筒状のいずれか或いはこれらの2種以上を組合せたものであること特徴としている。
【0014】
請求項4記載の発明は、帯状素材を垂直状態で電解めっき槽に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき方法において、前記電解めっき槽の上部液中に、カソード電極板を設けて、搬入される帯状素材の面に接触しつつ該素材面に通電するようにしたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、従来の技術の項で示した部材と同一又は相当するものには同一符号を付す。
本発明に係る電解めっき装置の特徴は、従来の電解めっき装置におけるカソード電極ローラ、電解めっき槽、カソード電極ローラ等で構成されている電解めっき処理箇所の構造を変えたものである。
図1は、本発明に係る電解めっき装置の特徴部分である電解めっき槽の第1の実施形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A′線による端面図である。
【0016】
この電解めっき槽6は、帯状素材M(厚さ約25μm)の両面にめっきを施すように構成されている。先ず、素材リール1から送り出される素材Mの両面には予め例えばスパッタ等によって銅の薄膜が付着形成されており、この素材Mはシールローラ6aを経て電解めっき槽6内に搬入される。
電解めっき槽6の中には、電解液6e中の上部に一対のカソード電極板30、31が設置されており、これらカソード電極30、31は薄い板状の例えば銅板からなり、表面が凹凸状(三角形状、波形状、球状、半円筒状、台形状のいずれか又はこれら2種以上の組合せ形状)に形成されていて、それぞれの頂点部が互いに対向し素材Mの両面上部(幅にして6mm程度)を挟み込むように接して配置されている。そして、それぞれのカソード電極板30、31には、マイナス電圧が印加されていて、素材Mがこれらの間を接触通過することにより、素材Mの両面がマイナス電圧に帯電されることになる。
【0017】
また、電解めっき槽6の電解液6e内には、前記カソード電極板30、31と対応した位置に、それぞれ内部に銅球が収納されたアノード電極6b、6cが設置されている。各アノード電極6b、6cは、帯状素材Mの垂直方向の幅以上の縦長さとカソード電極30、31とほぼ同じ長さの横幅を有しており、素材M面から所定の距離だけ離れた位置に配置されている。なお、各アノード電極6b、6cにはプラス電圧が印加されている。これにより、素材両面は電解めっき槽6に搬入されて出口側シールローラ6dを出るまでに所定の厚さの全面めっきが施されることになる。
【0018】
ところで、カソード電極板30、31の形状が凹凸状に形成され、その頂点が素材面に接するようにしている理由は、各接点の素材面への接触を確実にすることである。すなわち、各カソード電極板30、31の各頂点の位置を同一点で向き合わせず、互いにずらして(例えば、互いの頂点と谷とが向かい合うように)設置し、かつ各頂点の位置を素材Mの移動する中心線より少し相手側に出っ張るように設置することにより、素材面に確実に接触することになる。
【0019】
もし、素材の移動する方向に直線状に接触するカソード電極板を設置したとすれば、直線方向に均一に接触するように、その設置位置を微妙に調整しなければならず、素材Mの厚さによりいちいち調整しなければならなくなる。また、めっき厚さも最初の電解めっき槽から最後の電解めっき槽を出るまでに厚くなっており、各槽毎に素材面を挟むカソード電極の間隔を調整しなければならなくなる。そこで、カソード電極の形状を上記のようにしたのである。
【0020】
上記カソード電極板30(31)の詳細を図2に示す。
従来のようにカソード電極ローラが電解めっき槽6の外側に設置されるのに比べ、カソード電極板30(31)は電解めっき槽6の中に設置されるため、電解めっき槽6全体の長手方向の寸法が短くなるメリットがある反面、電解めっき槽6の中のカソード電極板30(31)にはめっきが付着する。このため、ある頻度でこのカソード電極板30(31)を電解めっき槽6の中から取り出し、付着しためっきを除去する必要がある。
そこで、L字状のはさみ板40aが形成されたプラスチックの台座40を設けて、波形状の薄板でできたカソード電極板30(31)をはさみ板40aの隙間部分40bに挟み込んでめっき処理作業を行わせ、カソード電極30板(31)から付着しためっきを除去する際に、簡単に取り外せるようにしている。なお、台座40や挟み板40aはプラスチックなので、この部分にはめっきが付着せず、簡単に取り外しができる。
なお、ここでは、カソード電極板30(31)として波形状を示したが、これに限らず、他の三角形状、球状、半円筒状、台形状のいずれか又はこれら2種以上の組合せ形状であってもよい。
【0021】
なお、図1において、符号35は電解めっき槽6の底面に設けられ、中央部に素材Mの下部を支持案内するための溝35aを備えた案内部材である。
【0022】
次に、本発明に係る電解めっき装置の第2の実施形態について説明する。
図3は、本発明に係る電解めっき装置の特徴部分である電解めっき槽の第2の実施形態をを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B′線による端面図である。
この例は、帯状素材Mの片面にのみ電解めっきを施すようにした装置である。すなわち、素材リール1から送り出された素材Mの片面にのみ予めスパッタ等により銅の薄い膜が付着形成されており、電解めっき槽6に入ると、スパッタ銅の付着している面の側にのみカソード電極板30とアノード電極6bが配置されている。カソード電極板30は、両面めっきの時と同様にプラスチックの台座40の挟み板40aの隙間部分40bに挟み込まれて、マイナス電圧が印加されている。
このカソード電極板30と対向する位置には、両面めっきの時のカソード電極板31及び台座40と同じ形状でプラスチックからなるガイド板32が配置されており、素材Mの移動をスムースにすると同時にカソード電極板30の頂点が確実に素材面に接触するようにしている。これにより、素材Mの片面全面は出口シールローラ6dを出るまでに所定の厚さの全面めっきが施されることになる。
【0023】
【実施例】
従来の電解めっき処理箇所と本実施例における電解めっき処理箇所とを比較すると、従来の図6に示す場合、カソード電極ローラ5と電解めっき槽6との間が約400mmあり、電解めっき槽6とカソード電極ローラ7との間が約500mmあるのが、本実施例においては、この分が不要になり900mm短くできる。また、次のカソード電極ローラ8、電解めっき槽9、カソード電極ローラ10との場合も同じなので、電解めっき装置全体として都合1800mmほど長手方向の寸法を短くすることができる。すなわち、電解めっき装置全体の設置スペースを節減することができることになる。もちろん、4つある電解めっき槽が直線的に並んでいる電解めっき装置の場合には、3600mmほど短縮させることが可能となる。
【0024】
また、従来の装置と本実施形態に係る装置とを実際に電解めっきをした場合について比較すると、表1に示すような結果が得られた。
帯状素材:厚さ約25μmのポリイミドフィルム
スパッタ:厚さ約2μmの銅膜
めっき液:硫酸銅液(Ca−Brite−THR)
電解めっき装置:荏原ユージライト株式会社製
本実施例のカソード電極:図3に示す波形状
【0025】
【表1】
【0026】
従来の装置では、カソード電極ローラ5の通電部から電解めっき槽6までの距離が遠く、かつ電解めっき槽6に入るまで素材Mが大気中を通過するので、この間の素材の銅スパッタ層の厚さが薄いゆえに電気抵抗が大きい。したがって、その分、電圧を上げなければならず、電流密度も大きくとれずエネルギーのロスも多い。また、カソード電極ローラのところでバイポーラ現象が発生し、素材表面にクレータ状の傷も発生している。
これに対し、本実施例による場合、電解めっき槽の中の液中で通電させているので、電気抵抗が小さく、その分電流密度を上げることができたので、表面光沢が格段と向上した。これは、従来の装置では、めっき面の表面粗度が13〜14μmと大きいのに対し、本実施例による場合は2〜4μmと小さいことからも表面光沢が一段と向上していることが分かる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、素材面全体に均一の銅めっきを施すことができ、表面光沢を格段に向上させることができる。また、複数存在したカソード電極ローラを省略することができるので、電解めっき装置全体の設置スペースを節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電解めっき装置の第1の実施形態における電解めっき槽の概略図を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A′線による端面図である。
【図2】カソード電極板及び台座の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る電解めっき装置の第2の実施形態における電解めっき槽の概略図を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B′線による端面図である。
【図4】従来から用いられている電解めっき装置の平面図である。
【図5】従来から用いられている電解めっき装置の側面図である。
【図6】従来の電解めっき装置における電解めっき処理箇所の平面図である。
【符号の説明】
1,2 素材リール
3,19 アキューム箇所
4 脱脂、水洗、酸洗い箇所
5,7,8,10,12,14,15,17 カソード電極ローラ
6,9,13,16 電解めっき槽
18 防錆、水洗、乾燥箇所
20,21 アキューム箇所
30,31 カソード電極板
35 案内部材
40 台座
Claims (4)
- 帯状素材を垂直状態で電解めっき槽に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき装置において、
前記電解めっき槽の上部液中に、搬入される帯状素材の面に接触しつつ該素材面に通電するカソード電極板を設けたことを特徴とする電解めっき装置。 - 前記カソード電極板の形状は、前記帯状素材の面と接触する面が凹凸状に形成され、断続的に接触するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電解めっき装置。
- 前記凹凸状は、波形状、三角形状、球状、半円筒状、台形状のいずれか或いはこれらの2種以上を組合わせたものであることを特徴とする請求項2記載の電解めっき装置。
- 帯状素材を垂直状態で電解めっき槽に搬入して連続的に電解めっきを行う電解めっき方法において、
前記電解めっき槽の上部液中に、カソード電極板を設けて、搬入される帯状素材の面に断続的に接触しつつ該素材面に通電するようにしたことを特徴とする電解めっき方法。
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- 2002-08-16 JP JP2002237480A patent/JP2004076092A/ja active Pending
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