JP2004074112A - 浄化槽の脱臭装置 - Google Patents

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JP2004074112A JP2002241692A JP2002241692A JP2004074112A JP 2004074112 A JP2004074112 A JP 2004074112A JP 2002241692 A JP2002241692 A JP 2002241692A JP 2002241692 A JP2002241692 A JP 2002241692A JP 2004074112 A JP2004074112 A JP 2004074112A
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Shinichi Watanabe
渡邊 伸一
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Abstract

【課題】従来の、浄化槽のマンホール内部に配設して用いる脱臭装置においては、該脱臭装置とマンホール内壁との間に隙間が生じ、該隙間より脱臭されていない臭気が流出するため、充分な脱臭効果が得られなかった。
【解決手段】浄化槽のマンホール蓋の下部に、脱臭剤の収納部を備えた蓋体を配設して構成される浄化槽の脱臭装置において、脱臭装置1の該蓋体4の端部に沿って、柔軟性を有する板状部材からなり、また半径方向に切り込みを設けることで該蓋体4の外側に突出する複数の舌状部7b・7b・・・を形成したスペーサ7を配設した。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄化槽に用いる脱臭装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、下水道設備の不充分な地域においては、一般家庭から排出される排水を浄化して放流するために浄化槽が用いられている。浄化槽は屎尿を浄化する単独浄化槽と、生活排水全般を浄化する合併浄化槽に区分でき、いずれも一般に地中に埋設して用いられている。また、該浄化槽には保守点検や水質検査を行うための開口部が設けられており、該開口部はマンホールによって地上と連通され、着脱可能なマンホール蓋で閉じられている。
そして、浄化槽は排水を集積して浄化処理を行うため、該排水によって内部に臭気が生じ、該臭気が前記マンホールから外部へと流出し悪臭公害の原因となるという問題があった。この問題を解決するための技術が従来から公開されている。
例えば、浄化槽の側壁に臭突口を設け、該臭突口を臭突管により外部と連通し、臭気を放出することが従来から行われている。さらに該臭突管に脱臭剤等による脱臭装置を配設する技術が存在する。例えば、実開平2−121186公報に記載の技術等である。
また、マンホール蓋の下部に脱臭装置を配設し、あるいはマンホール蓋そのものに脱臭装置を一体化して備えるなどして、前記マンホールから流出する臭気を脱臭する技術がある。例えば、特開平10−264991公報に記載の技術等である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、臭突管を設置するためには、浄化槽の埋設位置の付近に該臭突管埋設のためのスペースが必要となり、また臭突管の埋設及び浄化槽との接続のための工事も必要となっていた。そして、マンホールとマンホール蓋との間に隙間があれば、該マンホールからの臭気の流出を完全に防ぐことはできなかった。
マンホール蓋の下部に脱臭装置を配設し、あるいはマンホール蓋そのものに脱臭装置を内蔵する技術においては、該脱臭装置の配設のために工事が必要な場合があり、また従来のマンホール蓋と交換する必要がありコストアップとなる。さらに、マンホールと該脱臭装置あるいは該マンホール蓋との間に隙間が生じた場合、該隙間から脱臭されていない臭気が流出してしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0005】
即ち、請求項1においては、浄化槽のマンホール蓋の下部に、脱臭剤の収納部を備えた蓋体を配設して構成される浄化槽の脱臭装置であって、該蓋体の外周に、柔軟性を有し、外方から半径中心方向に複数の切り込みを設けたリング状のスペーサを取り付けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明による脱臭装置の構成を示す斜視図、図2は蓋体の構成を示す上面図、図3は同じく下面図、図4は脱臭装置のマンホールへの取り付けの構成を示す断面図、図5はスペーサの構成を示す斜視図である。
【0007】
まず、本発明における脱臭装置1の構成を説明する。図1に示す如く、本発明における脱臭装置1は、脱臭剤2(図4)を収納する容器3、及び該容器3を浄化槽のマンホール内に固定するための蓋体4からなる。
該脱臭剤2には、吸着剤及び脱臭触媒を粘結材によって結合させたものを用いる。吸着剤としては活性炭等、脱臭触媒としては酸化鉄、酸化マグネシウム、硫黄等が好適であるが、脱臭効果が得られるものであれば、脱臭剤2の組成は特に限定しない。また、吸着剤及び脱臭触媒に複数種の物質を混合して用いることも可能である。
該脱臭剤2を収納する容器3は、半球状に構成し、その下部が通気性を備え、例えば板体に多数の小孔を開口したり、あるいは、網や布等で構成したりして、開口部を有し、該開口部は用いる脱臭剤2が落下しない大きさとしている。また、該容器3の上端面は開放しているが、通気のための開口部を備える構成とすることもできる。また、該容器3の側面外周には蓋体4の中央に着脱可能に固定するための凸状の縁部3a(図4)が形成されている。なお、上記のように構成されていれば該容器3は直方体等としたり、合成樹脂で構成したりできるが、収納する脱臭剤2の交換を容易に行えるように、該容器3は上面に該脱臭剤2の交換作業を行うのに充分な大きさの開口部を備えた構成とすることが望ましい。なお、本実施例においては、金属線で構成した金網を笊状に成形したものを容器3として用いている。
また、容器3の内部に発泡樹脂の砕片等を敷き、該砕片上に脱臭剤2を配置することで、該脱臭剤2への通気を増加させ、脱臭能力を高めることも可能である。
【0008】
該容器3を固定するための蓋体4は、図2及び図3に示す如く、該容器3の固定部を備える基板5、該基板5をマンホール内で支持するフック6・6・・・、及び該基盤5とマンホール内壁9(図4)との間の隙間を塞ぐスペーサ7により構成される。
基板5はマンホールの形状に合わせた円板状部材により構成し、中央付近に前記容器3を嵌装、固定するための開口部5aを設けている。該開口部5aは、その端部に該容器3の縁部3a(図4)を接触させ支持できるように、該容器3に合わせた形状に構成している。該基板5に用いる材質は特に限定しないが、ステンレス等の腐食しない材質が好適である。
フック6は略長方形状の板状部材の一方の端部を鉤状に曲げて構成している。用いる該フック6の数は安定して支持できるならば特に限定しない。
また、スペーサ7は蓋体4の外周に取付られ、柔軟性を有するリング状の板状部材で構成され、該脱臭装置1を配設するマンホールの内径よりより若干大きい円形に成形し、中央付近には前記基板5の開口部5aと略同形状か、もしくはこれより大きい開口部を設けている。そして、該スペーサ7の外周から半径中心方向に、該スペーサ7と該基板5の半径の差に略等しい長さの切り込み7a・7a・・・を略等間隔に複数設け、該スペーサ7の外側に突出した略長方形状の舌状部7b・7b・・・を複数構成している。なお、切り込み7aの数は特に限定しない。
そして、基板5の下端面にフック7を、鉤状に成形した側の端部が該基板5の外側上方へ突出するように配置し、該フック7の下部にスペーサ6を、該基板5と該スペーサ7の外周をなす円の中心が略一致するように配置し、該基板5、該フック7及び該スペーサ6にピン8等を貫装することで固定し、蓋体4を構成している。
【0009】
次に、脱臭装置1の、浄化槽のマンホールへの配設の構成について、図4を用いて説明する。脱臭剤2を収めた容器3を蓋体4の開口部5aに嵌装し、脱臭装置1を構成する。該脱臭装置1のフック6の鉤状に成形した端部を、マンホール内壁9のマンホール蓋取り付け枠9a上に配置することで、該フック6により該マンホール蓋取り付け枠9a上から該脱臭装置1を懸架する。そして該脱臭装置1を配置した後に、該マンホール蓋取り付け枠9a及び該フック6の上にマンホール蓋10を装着することで、脱臭装置1のマンホールへの配設が完了する。
この際、図5に示す如く、スペーサ7の舌状部7b・7b・・・がマンホール内壁9と接触して折れ曲がり、該舌状部7b・7b・・・が切り込み7a・7a・・・による端部付近において互いに重なり合うように接触することで、舌状部7b・7b・・・がそれぞれマンホール内壁9及び隣り合う舌状部7b・7b・・・と隙間を生じさせずに接するので、該マンホール内壁9と脱臭装置1との間に隙間が生じない構成となっている。
【0010】
以上のように脱臭装置1を構成したことによって、マンホール内壁9と脱臭装置1との間に隙間が生じないので、該脱臭装置1より上方に、脱臭剤2と接触し脱臭されていない臭気が流出することがなくなり、より確実な脱臭効果が得られるものである。また、マンホール内壁9と脱臭装置1の基板5の大きさに若干の誤差があっても、該スペーサ7の舌状部7bにより、該内壁9と該基板5の間に生じる隙間を塞ぐことが可能となる。
また、該脱臭装置1の取り付けが容易で、工事等の手間を要しないとともに、該脱臭装置1の配設のために新たにスペースを確保する必要がないという利点がある。脱臭装置1内の脱臭剤2の交換もマンホール蓋2を取り外すのみで容易に行うことができる。さらに、該脱臭装置1はマンホール蓋10によって隠蔽され、脱臭装置1を取り付けることでマンホール付近の外観が変化することがないため、美観の点においても有利である。さらに、マンホールから他の作業を行う場合には脱臭装置1は上方に持ち上げて容易に取り外すことができるのである。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0012】
即ち、請求項1に示す如く、浄化槽のマンホール蓋の下部に、脱臭剤の収納部を備えた蓋体を配設して構成される浄化槽の脱臭装置であって、該蓋体の外周に、柔軟性を有し、外方から半径中心方向に複数の切り込みを設けたリング状のスペーサを取り付けたので、該脱臭装置の配設を容易としながら、該脱臭装置とマンホールとの間に隙間が生じることを防ぎ、脱臭されていない臭気をマンホールの外部へと流出させることなく、より確実に脱臭を行うことが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による脱臭装置の構成を示す斜視図。
【図2】蓋体の構成を示す上面図。
【図3】同じく下面図。
【図4】脱臭装置のマンホールへの取り付けの構成を示す断面図。
【図5】スペーサの構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 脱臭装置
4 蓋体
7 スペーサ
7b 舌状部

Claims (1)

  1. 浄化槽のマンホール蓋の下部に、脱臭剤の収納部を備えた蓋体を配設して構成される浄化槽の脱臭装置であって、該蓋体の外周に、柔軟性を有し、外方から半径中心方向に複数の切り込みを設けたリング状のスペーサを取り付けたことを特徴とする浄化槽の脱臭装置。
JP2002241692A 2002-08-22 2002-08-22 浄化槽の脱臭装置 Pending JP2004074112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007062A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Asahi Kasei Life & Living Corp 排水設備の消臭方法
JP2019103796A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 株式会社フジコー 浄化槽用脱臭装置及び浄化槽の脱臭方法

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