JP2004073831A - パチンコ機の遊技制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技領域の広域化と制御処理の簡素化との両立を図る。
【解決手段】始動入賞部品7への入賞により、抽選手段42が抽選処理を実行するとともに、表示手段43が図柄変動開始を図柄表示器15に指示した後に停止を指示し、図柄表示器15には抽選手段42による抽選結果を反映し停止した図柄が確定する一方、判定手段44が確定した図柄が第1開閉体22か否かを判定する。確定した図柄が第1開閉体22であると、第1駆動手段45が第1駆動源23を駆動し、第1駆動源23が第1開閉体22を開閉する。確定した図柄が第1開閉体22ではないと、振分駆動手段46が振分駆動源28を駆動し、振分駆動源28が回転体27を回転する。回転体27の凹部29に取り込まれた球が当たり通路25に取り込まれると、第2駆動手段47が第2駆動源34を駆動し、第2駆動源34が第2開閉体33を開閉する。
【選択図】 図1
【解決手段】始動入賞部品7への入賞により、抽選手段42が抽選処理を実行するとともに、表示手段43が図柄変動開始を図柄表示器15に指示した後に停止を指示し、図柄表示器15には抽選手段42による抽選結果を反映し停止した図柄が確定する一方、判定手段44が確定した図柄が第1開閉体22か否かを判定する。確定した図柄が第1開閉体22であると、第1駆動手段45が第1駆動源23を駆動し、第1駆動源23が第1開閉体22を開閉する。確定した図柄が第1開閉体22ではないと、振分駆動手段46が振分駆動源28を駆動し、振分駆動源28が回転体27を回転する。回転体27の凹部29に取り込まれた球が当たり通路25に取り込まれると、第2駆動手段47が第2駆動源34を駆動し、第2駆動源34が第2開閉体33を開閉する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機の始動入賞部品への球の入賞に伴い当たり外れの抽選を実行してその抽選結果を表示器に表示させるとともに抽選結果に応じて可変入賞部品における複数の球取入口を閉鎖する開閉体を開閉する遊技制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来のパチンコ機の遊技制御装置を示す。図12において、遊技盤2の遊技領域6に複数の始動入賞部品82、複数の図柄表示器83、複数の大入賞口部品84を備える。そして、球が遊技領域6から始動入賞部品82に入賞するのに伴い、1つまたは全部の図柄表示器83が図柄変動を開始した後に停止する。1つの図柄表示器83の停止で確定した図柄が当たり図柄になると、1つの大入賞口部品84の開閉体85が開閉し、全部の図柄表示器83の停止で確定した図柄が当たり図柄になると、全部の大入賞口部品84の開閉体85が開閉する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図13は上記とは異なる従来のパチンコ機の遊技制御装置を示す。図13において、遊技盤2の遊技領域6に1種図柄始動入賞部品91、1種図柄表示器92、1種大入賞口部品93、3種図柄始動入賞部品94、3種図柄表示器95、権利発生部品96、3種始動部品97、3種大入賞口部品98を備える。そして、球が遊技領域6から1種図柄始動入賞部品91に入賞するのに伴い、1種図柄表示器92が図柄変動を開始した後に停止する。1種図柄表示器92の停止で確定した図柄が当たり図柄になると、1種大入賞口部品93の1種開閉体99が開閉する。また、球が遊技領域6から3種図柄始動入賞部品94に入賞するのに伴い、3種図柄表示器95が図柄変動を開始した後に停止する。3種図柄表示器95の停止で確定した図柄が当たり図柄になると、権利発生部品96の権利開閉体101が開閉する。球が遊技領域6から権利発生部品96に入賞するのに伴い、3種始動部品97の回転体102が3種始動部品97に取り込まれた球を外れ通路または当たり通路のいずれかに誘導する。回転体102が球を当たり通路に誘導し、球が当たり通路に入賞するのに伴い、3種大入賞口部品98の3種開閉体103が開閉する。1種図柄表示器92および3種図柄表示器95は1つの図柄表示器104の表示画面を区分することによって構成される(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公平6−15611号公報(第2頁右欄第21−24行、図2)
【特許文献2】
特開2001−87501号公報(第6頁段落番号0034−0038、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1における前者の従来例および特許文献2における後者の従来例の何れも遊技領域6が狭くなるとともに制御が複雑になるという共通の問題点がある。すなわち、前者は遊技領域6に複数の図柄表示器83と複数の大入賞口部品84とを設けた構造であり、後者は遊技領域6に図柄表示器104、1種図柄始動入賞部品91、1種大入賞口部品93、3種図柄始動入賞部品94、権利発生部品96、3種始動部品97、3種大入賞口部品98を設けた構造であるので、両者は球の飛び交う遊技領域6が狭くなってしまう。しかも、前者ではパチンコ機に関する規則で球取入口の横幅を7cm以上に定めた大入賞口部品84が横方向に並べられた構造であるので、複数の大入賞口部品84が円形な遊技領域6の中央の方向に寄らざるを得ず、大入賞口部品84よりも上部の遊技領域6が狭くなる。なお、遊技領域6の直径は略37cmである。制御が複雑になる点について、前者は複数の始動入賞部品82と複数の図柄表示器83と複数の大入賞口部品84とを複雑に関連付けて制御する構造であり、後者は第1種の遊技と第3種の遊技とを1つの遊技領域6の中で別々に制御する構造であるので、両者は制御が複雑になってしまう。第1種の遊技は1種図柄始動入賞部品91と1種図柄表示器92および1種大入賞口部品93を使用する遊技であり、第3種の遊技は3種図柄始動入賞部品94と3種図柄表示器95と権利発生部品96と3種始動部品97および3種大入賞口部品98を使用する遊技である。
【0006】
そこで、本発明は抽選結果に基づき複数の球取入口に対応して設けられた開閉体の開閉を使い分けることによって、遊技領域の広域化と制御処理の簡素化とを図ることができるパチンコ機の遊技制御装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、遊技領域に始動入賞部品と可変入賞部品とを備える一方、制御装置が始動入賞部品への球の入賞に伴う当たり外れの抽選を実行し、実行された抽選結果を表示器に表示させ、実行された抽選結果の当たりの種類によって可変入賞部品における複数の球取入口を閉鎖する開閉体の一方を開閉するかまたは他方を開閉するように複数の開閉体の開閉を使い分けたことによって、複数の開閉体の開閉を使い分ける遊技において始動入賞部品と表示器および可変入賞部品の個数が少なくて済むので、遊技領域の広域化および制御処理の簡素化とを図ることができる。また、本発明にあっては、遊技領域に始動入賞部品と可変入賞部品と中継始動入賞部品とを備える一方、制御装置が始動入賞部品への球の入賞に伴う当たり外れの抽選を実行し、実行された抽選結果を表示器に表示させ、実行された抽選結果の当たりの種類によって可変入賞部品における複数の球取入口を閉鎖する開閉体のうちの一方を開閉するかまたは中継始動入賞部品の当たり通路に球を誘導する回転体を回転して中継始動入賞部品の当たり通路への球の入賞により上記開閉体のうちの他方を開閉したことによって、複数の開閉体と中継始動入賞部品とを使い分ける遊技において始動入賞部品と表示器と中継始動入賞部品および可変入賞部品の個数が少なくて済むので、遊技領域の広域化および制御処理の簡素化とを図ることができる。また、本発明にあっては、表示器が図柄表示器により形成されれば、抽選結果を図柄で遊技者に知らせることができる。また、本発明にあっては、表示器が表示灯またはスピーカにより形成されれば、図柄で表示する場合に比べ、データ量が少なくなり、制御処理を一層簡素にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1−図5は第1実施形態であって、図1はパチンコ機の遊技制御装置を模式的に示し、図2は抽選知識49を示し、図3は図柄の表示形態を示し、図4は制御装置8の処理手順を示し、図5はパチンコ機を模式的に示す。
【0009】
図5を参照し、パチンコ機について説明する。パチンコ機は方形状に形成された遊技機枠1の内部に遊技盤2を格納した状態において、遊技領域6は遊技機枠1の前面に設けられたガラスのような透過性パネル16とガイドレール17で囲まれた内側と遊技盤2の前面である意匠盤面とで囲まれて形成される。制御装置8は遊技盤2の裏面または遊技機枠1の裏側に取り付けられる。そして、遊技者が遊技機枠1の前面に設けられた皿3に球を入れた状態において、遊技者が遊技機枠1の前面に設けられた発射操作機構4を操作すると、遊技機枠1の内部に設けられた発射機構5が皿3から供給される球を1個ずつ上記発射操作機構4の操作量に応じた発射力で遊技領域6に発射する。
【0010】
発射された球が遊技領域6から始動入賞部品7に入賞すると、制御装置8は当たり外れの抽選を実行し、この抽選の結果を制御装置8が図柄表示器15で表示する。抽選の結果として当たりが抽選された場合、制御装置8は当たりの種類で第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13を使い分け、第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13への入賞のそれぞれに対応し払出機構14を駆動する。この駆動によって、払出機構14が賞球としての球を遊技機枠1の裏側から皿3に払い出す。
【0011】
抽選の結果として外れが抽選された場合、制御装置8は表示器としての図柄表示器15で外れの抽選結果を表示した後、第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13を使用することなく、上記1回の始動入賞に伴う一連の遊技制御を終了する。
【0012】
図1を参照し、始動入賞に伴う一連の遊技制御について、始動入賞部品7、第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13、ガイドレール17が遊技盤2の意匠盤面に取り付けられ、図柄表示器15の表示画面が遊技盤2の意匠盤面と裏面とに貫通された開口部を通して透過性パネル16の前側から視認し得るように、図柄表示器15が遊技盤2の裏側に設けられた場合を例として説明する。遊技盤2の左右方向中央部には図柄表示器15、始動入賞部品7、第1可変入賞部品11、アウト口18が上から下に順に配置される。遊技盤2の右側には中継始動入賞部品13、第2可変入賞部品12が図柄表示器15の右側と対応する位置で上から下に順に配置される。
【0013】
始動入賞球検出器19が始動入賞部品7に入賞した球を検出して始動入賞信号を制御装置8に出力する。第1可変入賞部品11は球取入口21を閉鎖する第1開閉体22を備える。第1開閉体22は第1可変入賞部品11の裏側に取り付けられた電磁ソレノイドのような第1駆動源23により前後方向に開閉される。球が開放された第1開閉体22から球取入口21を経由して第1可変入賞部品11の内部に取り込まれると、この取り込まれた球が第1可変入賞部品11の内部に設けられたVゾーンと呼ばれる図外の第1特定入賞口またはカウントゾーンと呼ばれる図外の第1普通入賞口の何れかに入賞する。第1特定球検出器が第1特定入賞口に入賞した球を検出して第1特定入賞信号を制御装置8に出力する。第1普通球検出器が第1普通入賞口に入賞した球を検出して第1普通入賞信号を制御装置8に出力する。
【0014】
中継始動入賞部品13は前方に開放された収納室を備える。収納室の周囲を取り囲む筒壁の上部には球を取り込むための切欠部24が形成される。収納室の後壁を形成する底壁には当たり通路25および外れ通路26が形成される。収納室には回転体27を備える。回転体27は底壁の裏面に取り付けられたステッピングモータのような振分駆動源28により遊技盤2の意匠盤面と平行な方向に回転する。回転体27の外周縁には凹部29を有する。凹部29は外周縁より内部に1個の球を収納する深さに窪む。そして、回転体27が振分駆動源28の正転駆動で一方向に回転するか、または、回転体27が振分駆動源28の逆転駆動で他方向に回転することによって、切欠部24と凹部29とが出会うのに伴い、球が遊技領域6から切欠部24を経由して凹部29に収納される。引き続き、上記回転体27の一方向への回転で凹部29が当たり通路25と出会うのに伴い、凹部29に収納されていた球が凹部29から自然流下で当たり通路25に排出される一方、上記回転体27の他方向への回転で凹部29が外れ通路26と出会うのに伴い、凹部29に収納されていた球が凹部29から自然流下で外れ通路26に排出される。中継球検出器31が当たり通路25に入賞した球を検出して中継入賞信号を制御装置8に出力する。
【0015】
第2可変入賞部品12は球取入口32を閉鎖する第2開閉体33を備える。第2開閉体33は第2可変入賞部品12の裏側に取り付けられた電磁ソレノイドのような第2駆動源34により前後方向に開閉される。球が開放された第2開閉体33から球取入口32を経由して第2可変入賞部品12の内部に取り込まれると、この取り込まれた球が第2可変入賞部品12の内部に設けられたVゾーンと呼ばれる図外の第2特定入賞口またはカウントゾーンと呼ばれる図外の第2普通入賞口の何れかに入賞する。第2特定球検出器が第2特定入賞口に入賞した球を検出して第2特定入賞信号を制御装置8に出力する。第2普通球検出器が第2普通入賞口に入賞した球を検出して第2普通入賞信号を制御装置8に出力する。
【0016】
制御装置8は入賞検出手段41、抽選手段42、表示手段43、判定手段44、第1駆動手段45、振分駆動手段46、第2駆動手段47、払出手段48、抽選知識49を備える。入賞検出手段41、抽選手段42、表示手段43、判定手段44、第1駆動手段45、振分駆動手段46、第2駆動手段47、払出手段48は制御装置8に格納されたマイクロコンピュータのCPUがROMに内蔵されたプログラムに従う処理をRAMを用いながら実行することによって具現化される。抽選知識49は上記ROMに格納される。抽選知識49は乱数値と当たり・外れと確定する図柄と駆動する部品との関係を規定したデータである。
【0017】
パチンコ機では始動入賞部品7、第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13および図外の一般入賞部品が設けられていることから、始動入賞信号、第1特定入賞信号、第1普通入賞信号、中継入賞信号、第2特定入賞信号、第2普通入賞信号、図外の一般入賞部品に入賞した球を検出した一般入賞球検出器からの一般入賞信号が制御装置8のマイクロコンピュータに入力された入力ポートの位置の違いで、入賞検出手段41がどの入賞部品に対応する入賞球検出器からの入賞信号であるかを特定(検出)する。特に、入賞検出手段41は検出した始動入賞信号を抽選手段42および表示手段43に出力し、検出した中継入賞信号を第2駆動手段47に出力する。
【0018】
抽選手段42は入賞検出手段41からの始動入賞信号の入力タイミングでカウンタからカウント値を乱数値として取得し、取得した乱数値を抽選知識49に照合し、抽選知識49より乱数値に対応する抽選結果を抽出し、抽出した抽選結果を上記RAMに記憶するとともに表示手段43および判定手段44に出力する。カウンタは「0」から「N(自然数)」まで数値を1個ずつカウントアップし、「N」の次に「0」をカウントアップする巡回形になっている。
【0019】
表示手段43は入賞検出手段41からの始動入賞信号の入力により図柄表示器15に図柄変動の開始を指示した後に抽選手段42による抽選結果を反映すべく上記図柄変動の停止を指示するとともに図柄確定を第1駆動手段45または振分駆動手段46に指示する。そして、抽選結果が当たりである場合は図柄表示器15で停止して確定した図柄が図2の抽選知識49における確定する図柄欄の当たり図柄となり、始動入賞に対する当たりが確定する。抽選結果が外れである場合は図柄表示器15で停止して確定した図柄が抽選知識49における確定する図柄欄の当たり図柄以外となり、始動入賞に対する外れが確定する。
【0020】
判定手段44は抽選手段42による抽選結果から駆動する部品を判定し、その判定結果をRAMに記憶する。判定手段44は判定結果として駆動する部品を「第1開閉体22」と決定した場合に第1駆動手段45に駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「回転体27を正転」と決定した場合に振分駆動手段46に正転駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「回転体27を逆転」と決定した場合に振分駆動手段46に逆転駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「なし」と決定した場合に何もしない。
【0021】
第1駆動手段45は判定手段44からの駆動指示と表示手段43からの図柄確定指示との入力で第1駆動源23を駆動する。第1駆動源23が第1開閉体22を開閉する。振分駆動手段46は判定手段44による正転駆動指示と表示手段43からの図柄確定指示との入力で振分駆動源28を正転駆動する。振分駆動源28は振分駆動手段46の正転駆動で回転体27を一方向に回転する。振分駆動手段46は判定手段44による逆転駆動指示と表示手段43からの図柄確定指示との入力で振分駆動源28を逆転駆動する。振分駆動源28は振分駆動手段46の逆転駆動で回転体27を他方向に回転する。
【0022】
回転体27の一方向への回転に伴い球が当たり通路25に入賞すると、中継球検出器31が中継入賞信号を制御装置8に出力し、入賞検出手段41が中継入賞信号の入力を検出して第2駆動手段47に出力する。第2駆動手段47は入賞検出手段41からの中継入賞信号の入力により第2駆動源34を駆動する。第2駆動源34が第2開閉体33を開閉する。回転体27の他方向への回転に伴い球が外れ通路26に排出されると、中継球検出器31が中継入賞信号を出力しないことから、第2開閉体33が閉じたままとなる。
【0023】
払出手段48は検出手段から始動入賞信号、第1特定入賞信号、第1普通入賞信号、中継入賞信号、第2特定入賞信号、第2普通入賞信号、一般入賞信号を検出したことを知らせる信号が入力される毎に各入賞信号に対応した数の賞球を払い出すべく払出機構14を駆動する。
【0024】
このパチンコ機によれば、制御装置8が電力供給で駆動した状態において、遊技者が発射操作機構4を操作することで、遊技領域6に発射された球が始動入賞部品7に入賞すると、始動入賞球検出器19が始動入賞信号を制御装置8に出力する。これによって、制御装置8ではステップ101に示すように、入賞検出手段41が始動入賞部品7からの始動入賞信号を検出し、この検出に伴い抽選手段42が抽選処理を実行し、上記始動入賞信号の検出に伴い表示手段43が図柄変動開始を図柄表示器15に指示した後に停止を指示する。この停止によって、図柄表示器15の表示画面には抽選手段42による抽選結果を反映し停止した図柄が確定される。
【0025】
この図柄の確定と並行し、ステップ102において判定手段44が確定した図柄が第1開閉体22か否かを判定する。この判定の結果、確定した図柄が第1開閉体22であることから、ステップ102がYESの場合、ステップ103において第1駆動手段45が第1駆動源23を駆動する。この駆動によって、第1駆動源23が第1開閉体22を所定回数または所定時間開閉する。上記判定の結果、確定した図柄が第1開閉体22でないことから、ステップ102がNOの場合、ステップ104において振分駆動手段46が振分駆動源28を駆動する。この駆動によって、振分駆動源28が回転体27を回転する。この回転によって、遊技領域6から球が回転体27の凹部29に取り込まれ、当該球が回転体27の回転に伴って当たり通路25に取り込まれると、中継球検出器31が中継入賞信号を制御装置8に出力する。
【0026】
この中継入賞信号を入賞検出手段41が検出して第2駆動手段47に出力すると、ステップ105において第2駆動手段47が第2駆動源34を駆動する。この駆動によって、第2駆動源34が第2開閉体33を所定回数または所定時間開閉する。凹部29に取り込まれた球が当たり通路25に取り込まれた後に停止するように、上記回転体27の回転範囲は振分駆動手段46に設定されている。第1開閉体22の開放中における第1可変入賞部品11への入賞、当たり通路25への入賞、第2開閉体33の開放中における第2可変入賞部品12への入賞に伴い制御装置8が払出機構14を賞球払出動作すべく駆動する。この駆動によって、払出機構14が賞球としての球を遊技機枠1の裏側から皿3に払い出す。
【0027】
図2を参照し、抽選知識49における乱数値と抽選結果との関係について説明する。例えば、乱数値の「0」に対する抽選結果は当たり・外れが「外れ」、確定する図柄が「131」、駆動する部品が「なし」に設定されている。乱数値の「1」に対する抽選結果は当たり・外れが「当たり」、確定する図柄が「000」、駆動する部品が「回転体27を正転」に設定されている。乱数値の「13」に対する抽選結果は当たり・外れが「当たり」、確定する図柄が「111」、駆動する部品が「第1開閉体22」に設定されている。乱数値の「47」に対する抽選結果は当たり・外れが「外れ」、確定する図柄が「665」、駆動する部品が「回転体27を逆転」に設定されている。
【0028】
抽選知識49では、確定する図柄が奇数の当たり図柄の場合に駆動する部品が「第1開閉体22」に設定され、確定する図柄が「0」および偶数の当たり図柄の場合に駆動する部品が「回転体27を正転」に設定されている。よって、図柄表示器15で停止して確定した図柄が奇数の当たり図柄となると、第1開閉体22が開閉する。図柄表示器15で停止して確定した図柄が偶数の当たり図柄となると、回転体27が一方向に回転し、その回転に伴い球が当たり通路25に取り込まれると、第2開閉体33が開閉する。
【0029】
図3を参照し、図柄表示器15に表示される図柄の動き方について説明する。図柄表示器15の表示画面には図柄として例えば「0」から「9」までの10個の整数値が一列となるような形態で順次1個または上下方向に複数個縦列された格好で図3のa図における矢印Xで示すように上から下へと可変表示される。この10個の整数値が一列となるような形態は図柄表示器15で表示される遊技の過程においてリーチを表示する場合には少なくとも左右方向に3列となるような格好で表示される。係る説明では図柄を画像表示器で表示することを想定したが、図柄表示器15はドラムタイプまたはリールタイプと呼ばれるような回胴式表示器、モータで回転駆動される円板の上にフィギュアを周方向に複数個有する形態の回動式表示器であってもよい。図柄表示器15での可変表示は図柄変動と認識される。この図柄表示器15での表示画面に複数個の図柄が上下方向に縦列形態で図柄変動した後に図柄が確定する場合、第1実施形態では上下方向の中央部に停止した図柄を確定した図柄として扱う。
【0030】
図3のa図に示すように図柄が「107」で確定した場合は外れである。図3のb図における仮想線Yで囲まれた図柄が「111」で確定した場合は当たりである。図3のa図およびb図では左列の整数値が「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」の順番で配置され、中列の整数値が「2、4、6、8、0、9、1、3、5、7」の順番で配置され、右列の整数値が「1、2、4、5、3、7、8、6、0、9」の順番で配置された形態を例示したが、整数値の配列はこれに限定されない。図柄表示器15で表示される図柄が整数値である場合に1桁以外の複数桁であってもよい。係る図柄は整数値以外の人、動物、構造物などの何れかからなるキャラクタ(コンピュータの分野で文字を表わすキャラクタとは異なり、登場人物のような意味合いを持つアニメーションに相当する)でもよい。
【0031】
図4を参照し、1回の始動入賞に対する一連の遊技制御処理について説明する。始動入賞が発生し、ステップ401がYESになると、ステップ402およびステップ403の処理が進行する。ステップ403は図1のステップ102と同じ、ステップ404は図1のステップ103と同じ、ステップ408は図1のステップ105と同じである。ステップ405、ステップ406、ステップ407、ステップ409は図1のステップ104を詳細に示したものである。第1実施形態では、始動入賞に伴う抽選の結果により第1可変入賞部品11と第2可変入賞部品12とを使い分けることを特徴とするものであることから、係る特徴事項に関係する処理を中心に説明する。
【0032】
図2に示すように抽選知識49は奇数の当たり図柄で第1開閉体22を開閉し、偶数の当たり図柄で回転体27を正転し、外れ図柄で回転体27を逆転するかまたは何も駆動しないように規定されている。このようなことから、ステップ403がYESである場合、確定した図柄が奇数の当たり図柄で図柄表示器15に停止した状態で表示された後、ステップ404において第1駆動手段45が第1駆動源23を駆動する。ステップ403がNOであって、ステップ405がYESである場合、確定した図柄が偶数の当たり図柄で図柄表示器15に停止した状態で表示された後、ステップ406において振分駆動手段46が振分駆動源28を正転駆動する。
【0033】
この正転に伴い回転体27が凹部29に取り込まれた球を当たり通路25に排出し、中継球検出器31が中継入賞信号を制御装置8に出力すると、ステップ407がYESとなり、ステップ408において第2駆動手段47が第2駆動源34を駆動する。ステップ403およびステップ405がNOである場合、確定した図柄が外れ図柄(当たり図柄以外)で図柄表示器15に停止した状態で表示される。この外れ図柄による図柄の確定に対しては、図2の抽選知識49に示すように、回転体27を回転しない場合と逆転する場合とがある。例えば、「665」の外れの図柄で確定した場合、ステップ409において振分駆動手段46が振分駆動源28を逆転駆動する。
【0034】
第1実施形態では、抽選に伴い奇数の当たり図柄が確定すると、図1に示す遊技盤2の左右方向中央に位置する第1開閉体22が開閉する。抽選に伴い偶数の当たり図柄が確定すると、図1に示す遊技盤2の右部に位置する回転体27が正転する。よって、奇数の当たり図柄が図柄表示器15に確定した場合と偶数の当たり図柄が図柄表示器15に確定した場合とでは、遊技者が発射操作機構4の操作量を変える。具体的には、奇数の当たり図柄が確定すると、球が第1可変入賞部品11に入るように、遊技者が発射操作機構4を操作する。偶数の当たり図柄が確定すると、球が中継始動入賞部品13に入るように、遊技者が発射操作機構4を操作する。そして、中継始動入賞部品13に取り込まれた球が当たり通路25に取り込まれると、制御装置8が図1に示す中継始動入賞部品13の真下に位置する第2開閉体33を開閉する。これにより、球が第2可変入賞部品12に入るように、遊技者が上記発射操作機構4への操作量を維持する。このように、図柄表示器15に確定した図柄に応じて、遊技者が発射操作機構4への操作量を変える。このように、第1可変入賞部品11と中継始動入賞部品13とが互いに左右に離れて配置されたことによって、遊技者は第1可変入賞部品11を狙う場合と中継始動入賞部品13を狙う場合とにおいて発射操作機構4の操作を変えるという技術を使うことができる。
【0035】
また、第1実施形態では抽選手段42が始動入賞部品7への球の入賞に伴う抽選で第1開閉体22かまたは回転体27を正転かあるいは回転体27を逆転かを抽選するので、制御装置8が第1開閉体22の開閉に係る抽選と回転体27の正転・逆転に係る抽選とを個別に並行して行う場合に比べ、制御装置8の制御処理を簡素にすることができる。また、上記抽選で回転体27の正転を決めるので、遊技領域6から回転体27を正転させる契機を作るための権利発生部品と呼ばれるような部品を省くことができ、遊技領域6を広くすることができる。対比例として第1・第2可変入賞部品11;12を横方向に並べた場合を考えると、第1・第2可変入賞部品11;12が円形な遊技領域6の中央の方向に寄ってしまうことに対し、第1実施形態では第1可変入賞部品11を対比例の位置よりも下方に配置することができるので、第1・第2可変入賞部品11;12の間を遊技領域6として使用することができ、遊技領域6を広くすることができる。奇数の図柄で中継始動入賞部品13を駆動し、偶数の図柄で第1可変入賞部品11を駆動しても、同様に適用できる。
【0036】
図6および図7は第2実施形態であって、図6はパチンコ機の遊技制御装置を模式的に示し、図7は抽選知識54を模式的に示す。第2実施形態は、図柄表示器15の図柄が奇数の当たり図柄で確定するのに伴い第1開閉体22が開閉する点で第1実施形態と類似し、図柄表示器15の図柄が偶数の当たり図柄で確定するのに伴い第2開閉体33が開閉する点で第1実施形態と異なる。具体的には、図6に示すように、表示手段51、判定手段52、第2駆動手段53、抽選知識54が異なる。表示手段51は入賞検出手段41からの始動入賞信号の入力により図柄表示器15に図柄変動の開始を指示した後にRAMの抽選結果を反映すべく上記図柄変動の停止を指示するとともに図柄確定を第1駆動手段45または第2駆動手段53に指示する。
【0037】
判定手段52は抽選手段42から入力された抽選結果から駆動する部品を判定し、その判定結果をRAMに記憶する。判定手段52は判定結果として駆動する部品を「第1開閉体22」と決定した場合に第1駆動手段45に駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「第2開閉体33」と決定した場合に第2駆動手段53に駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「なし」と決定した場合に何もしない。第2駆動手段53は判定手段52からの駆動指示と表示手段51からの図柄確定指示との入力で第2駆動源34を駆動する。図7に示すように、抽選知識54では確定する図柄が奇数の当たり図柄の場合に駆動する部品が「第1開閉体22」に設定され、確定する図柄が偶数の当たり図柄の場合に駆動する部品が「第2開閉体33」に設定されている。
【0038】
図6を参照し、第2実施形態の動作について説明する。ステップ601は図1のステップ101と同じ、ステップ602は図1のステップ102と同じ、ステップ603は図1のステップ103と同じ、ステップ604は図1のステップ105と同じである。ステップ601が始動入賞の発生により進行し、ステップ602がYESである場合、確定した図柄が奇数の当たり図柄で図柄表示器15に停止した状態で表示された後、ステップ603において第1駆動手段45が第1駆動源23を駆動する。ステップ602がNOである場合、確定した図柄が偶数の当たり図柄で図柄表示器15に停止した状態で表示された後、ステップ604において第2駆動手段53が第2駆動源34を駆動する。
【0039】
第2実施形態では、遊技領域6から中継始動入賞部品13を省略することができるので、遊技領域6を一層広くすることができるとともに、制御装置8から振分駆動手段46およびステップ104に相当する処理を省略することができるので、制御処理を一層簡素にすることができる。奇数の図柄で第2可変入賞部品12を駆動し、偶数の図柄で第1可変入賞部品11を駆動しても、同様に適用できる。第1・第2実施形態において、奇数の図柄または偶数の図柄のうちの例えば「333」、「777」のような特定の図柄で確定する場合、次回の始動入賞に対する当たり外れの抽選で当たりの発生する確率を高くしてもよい。
【0040】
図8は第3実施形態に係る遊技盤2を示す。第3実施形態では、遊技領域6に1つの可変入賞部品56が配置され、第1・第2開閉体22;33が可変入賞部品56に設けられ、第1・第2・外れ表示器57;58;59が可変入賞部品56に設けられている。第1・第2・外れ表示器57−59は抽選結果を表示する表示器を構成する。第1・第2・外れ表示器57−59それぞれはLEDやフィラメント球のような表示灯66;67;68により形成される。第2実施形態では図柄表示器15の確定図柄に応じて第1・第2開閉体22;33の開閉を使い分けたが、第3実施形態では第1・第2・外れ表示器57−59の点灯形態に応じて第1・第2開閉体22;33の開閉を使い分けている。具体的には、第1表示器57が点灯するのに伴い第1開閉体22が開閉し、第2表示器58が点灯するのに伴い第2開閉体33が開閉し、外れ表示器59が点灯した場合は第1・第2開閉体22;33が閉じたままとなる。
【0041】
第2実施形態と比べて表示手段61と第1駆動手段62と第2駆動手段63および抽選知識64が異なる。表示手段61は入賞検出手段41からの始動入賞信号の入力によりRAMの抽選結果を反映すべく第1・第2・外れ表示器57−59の何れかを点灯するとともに点灯確定を第1駆動手段62または第2駆動手段63に指示する。第1駆動手段62は判定手段52からの駆動指示と表示手段61からの点灯確定指示との入力で第1駆動源23を駆動する。第2駆動手段63は判定手段52からの駆動指示と表示手段61からの点灯確定指示との入力で第2駆動源34を駆動する。抽選知識64では点灯する表示器が「第1表示器57」の場合に駆動する部品が「第1開閉体22」に設定され、点灯する表示器が「第2表示器58」の場合に駆動する部品が「第2開閉体33」に設定され、点灯する表示器が「外れ表示器59」の場合に駆動する部品が「なし」に設定されている。
【0042】
第3実施形態では、第1開閉体22および第1表示器57が可変入賞部品56の上部左側に配置され、第2開閉体33および第2表示器58が可変入賞部品56の上部右側に配置されている。これにより、遊技者が第1・第2表示器57;58の点灯形態から第1・第2開閉体22;33のどちらが開閉するかを適切に認識することができる。また、1つの可変入賞部品56が複数の開閉体22;33を備えたので、遊技領域6をより一層広くすることができる。外れ表示器59が可変入賞部品56の上部中央に第1・第2表示器57;58の間で配置されたことから、遊技者が抽選結果を把握し易い。表示手段61が第1・第2・外れ表示器57−59の点灯・消灯を司るので、表示手段61が図柄表示器15を制御するよりもデータ量が少なくて済み、制御処理を一層簡素にすることができる。図8において、符号69は可変入賞部品56の特定入賞口を示し、符号70は可変入賞部品56の普通入賞口を示し、符号71は特定入賞口69に入賞した球を検出して特定入賞信号を制御装置8に出力する特定球検出器を示し、符号72は普通入賞口70に入賞した球を検出して普通入賞信号を制御装置8に出力する普通球検出器を示す。
【0043】
図9は第4実施形態に係る遊技盤2を示す。第4実施形態は複数の開閉体75が左右に並べられた格好で1つの可変入賞部品76に設けられている。比較例として別体に形成された第1・第2可変入賞部品11;12が個別に第1・第2開閉体22;33を備えた形態では、第1・第2可変入賞部品11;12が互いに干渉しない位置で取り付けられることから、左右の第1・第2開閉体22;33の間隔が広くなることに対し、第4実施形態では、左右の開閉体75の間隔を狭くすることができ、遊技領域6を一層広くすることができる。
【0044】
図10は第5実施形態に係る可変入賞部品77を示す。第5実施形態は複数の開閉体78が上下に並べられた格好で1つの可変入賞部品77に設けられている。複数の開閉体が左右に並べられた形態の可変入賞部品に比べ、可変入賞部品77の横幅を短くすることができる。よって、横幅の短い可変入賞部品77を円形な遊技領域6の下方に配置すれば、可変入賞部品77よりも上方の空間を遊技領域6として使用することができ、遊技領域6を広くすることができる。図10において符号79は可変入賞部品77のフランジを遊技盤2に取り付けるためにフランジに形成されたねじ孔である。
【0045】
図11は第6実施形態に係る可変入賞部品80を示す。第6実施形態は一方の開閉体81Aが前後方向に開閉し、他方の開閉体81Bが左右方向に開閉する。一方の開閉体81Aは扉と呼ばれ、他方の開閉体81Bは電動チューリップと呼ばれる。他方の開閉体81Bは横幅を一方の開閉体81Bよりも短くすることができ、遊技領域6を一層広くすることができる。
【0046】
各実施形態において、制御装置8に複数の抽選知識を格納し、一方の抽選知識が奇数の図柄と第1可変入賞部品11とを対応付けるとともに偶数の図柄と中継始動入賞部品13または第2可変入賞部品12とを対応付けており、他方の抽選知識が奇数の図柄と中継始動入賞部品13または第2可変入賞部品12とを対応付けるとともに偶数の図柄と第1可変入賞部品11とを対応付けておく。そして、例えば、パチンコ機の電源を投入してからの経過時間によって一方の抽選知識と他方の抽選知識とを制御装置が使い分けるようにしてもよい。
【0047】
第3実施形態では抽選結果を表示する表示器をLEDやフィラメント球のような表示灯66−68で形成したが、この表示器としてパチンコ機に設けられたスピーカを使用し、スピーカで抽選結果を音声またはメロディーの違いあるいは音階の違いで遊技者に報知してもよく、図柄表示器15で抽選結果を知らせる場合に比べ、表示手段43の制御処理を簡素にすることができる。このスピーカと表示灯66−68とを併用すれば抽選結果を適切に遊技者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【図2】同実施形態の抽選知識を示す図表。
【図3】同実施形態の図柄表示器の表示形態を示す模式図。
【図4】同実施形態の制御装置の動作を示すフローチャート。
【図5】同実施形態のパチンコ機を示す模式図。
【図6】第2実施形態のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【図7】同実施形態の抽選知識を示す図表。
【図8】第3実施形態のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【図9】第4実施形態の遊技盤を示す正面図。
【図10】第5実施形態の可変入賞部品を示す正面図。
【図11】第6実施形態の可変入賞部品を示す正面図。
【図12】従来のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【図13】従来のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【符号の説明】
6 遊技領域
7 始動入賞部品
8 制御装置
11 第1可変入賞部品(可変入賞部品)
12 第2可変入賞部品(可変入賞部品)
13 中継始動入賞部品
15 図柄表示器(表示器)
21;32 球取入口
22 第1開閉体
25 当たり通路
27 回転体
33 第2開閉体
56;76;77;80 可変入賞部品
66−68 表示灯(表示器)
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機の始動入賞部品への球の入賞に伴い当たり外れの抽選を実行してその抽選結果を表示器に表示させるとともに抽選結果に応じて可変入賞部品における複数の球取入口を閉鎖する開閉体を開閉する遊技制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は従来のパチンコ機の遊技制御装置を示す。図12において、遊技盤2の遊技領域6に複数の始動入賞部品82、複数の図柄表示器83、複数の大入賞口部品84を備える。そして、球が遊技領域6から始動入賞部品82に入賞するのに伴い、1つまたは全部の図柄表示器83が図柄変動を開始した後に停止する。1つの図柄表示器83の停止で確定した図柄が当たり図柄になると、1つの大入賞口部品84の開閉体85が開閉し、全部の図柄表示器83の停止で確定した図柄が当たり図柄になると、全部の大入賞口部品84の開閉体85が開閉する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図13は上記とは異なる従来のパチンコ機の遊技制御装置を示す。図13において、遊技盤2の遊技領域6に1種図柄始動入賞部品91、1種図柄表示器92、1種大入賞口部品93、3種図柄始動入賞部品94、3種図柄表示器95、権利発生部品96、3種始動部品97、3種大入賞口部品98を備える。そして、球が遊技領域6から1種図柄始動入賞部品91に入賞するのに伴い、1種図柄表示器92が図柄変動を開始した後に停止する。1種図柄表示器92の停止で確定した図柄が当たり図柄になると、1種大入賞口部品93の1種開閉体99が開閉する。また、球が遊技領域6から3種図柄始動入賞部品94に入賞するのに伴い、3種図柄表示器95が図柄変動を開始した後に停止する。3種図柄表示器95の停止で確定した図柄が当たり図柄になると、権利発生部品96の権利開閉体101が開閉する。球が遊技領域6から権利発生部品96に入賞するのに伴い、3種始動部品97の回転体102が3種始動部品97に取り込まれた球を外れ通路または当たり通路のいずれかに誘導する。回転体102が球を当たり通路に誘導し、球が当たり通路に入賞するのに伴い、3種大入賞口部品98の3種開閉体103が開閉する。1種図柄表示器92および3種図柄表示器95は1つの図柄表示器104の表示画面を区分することによって構成される(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
実公平6−15611号公報(第2頁右欄第21−24行、図2)
【特許文献2】
特開2001−87501号公報(第6頁段落番号0034−0038、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1における前者の従来例および特許文献2における後者の従来例の何れも遊技領域6が狭くなるとともに制御が複雑になるという共通の問題点がある。すなわち、前者は遊技領域6に複数の図柄表示器83と複数の大入賞口部品84とを設けた構造であり、後者は遊技領域6に図柄表示器104、1種図柄始動入賞部品91、1種大入賞口部品93、3種図柄始動入賞部品94、権利発生部品96、3種始動部品97、3種大入賞口部品98を設けた構造であるので、両者は球の飛び交う遊技領域6が狭くなってしまう。しかも、前者ではパチンコ機に関する規則で球取入口の横幅を7cm以上に定めた大入賞口部品84が横方向に並べられた構造であるので、複数の大入賞口部品84が円形な遊技領域6の中央の方向に寄らざるを得ず、大入賞口部品84よりも上部の遊技領域6が狭くなる。なお、遊技領域6の直径は略37cmである。制御が複雑になる点について、前者は複数の始動入賞部品82と複数の図柄表示器83と複数の大入賞口部品84とを複雑に関連付けて制御する構造であり、後者は第1種の遊技と第3種の遊技とを1つの遊技領域6の中で別々に制御する構造であるので、両者は制御が複雑になってしまう。第1種の遊技は1種図柄始動入賞部品91と1種図柄表示器92および1種大入賞口部品93を使用する遊技であり、第3種の遊技は3種図柄始動入賞部品94と3種図柄表示器95と権利発生部品96と3種始動部品97および3種大入賞口部品98を使用する遊技である。
【0006】
そこで、本発明は抽選結果に基づき複数の球取入口に対応して設けられた開閉体の開閉を使い分けることによって、遊技領域の広域化と制御処理の簡素化とを図ることができるパチンコ機の遊技制御装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、遊技領域に始動入賞部品と可変入賞部品とを備える一方、制御装置が始動入賞部品への球の入賞に伴う当たり外れの抽選を実行し、実行された抽選結果を表示器に表示させ、実行された抽選結果の当たりの種類によって可変入賞部品における複数の球取入口を閉鎖する開閉体の一方を開閉するかまたは他方を開閉するように複数の開閉体の開閉を使い分けたことによって、複数の開閉体の開閉を使い分ける遊技において始動入賞部品と表示器および可変入賞部品の個数が少なくて済むので、遊技領域の広域化および制御処理の簡素化とを図ることができる。また、本発明にあっては、遊技領域に始動入賞部品と可変入賞部品と中継始動入賞部品とを備える一方、制御装置が始動入賞部品への球の入賞に伴う当たり外れの抽選を実行し、実行された抽選結果を表示器に表示させ、実行された抽選結果の当たりの種類によって可変入賞部品における複数の球取入口を閉鎖する開閉体のうちの一方を開閉するかまたは中継始動入賞部品の当たり通路に球を誘導する回転体を回転して中継始動入賞部品の当たり通路への球の入賞により上記開閉体のうちの他方を開閉したことによって、複数の開閉体と中継始動入賞部品とを使い分ける遊技において始動入賞部品と表示器と中継始動入賞部品および可変入賞部品の個数が少なくて済むので、遊技領域の広域化および制御処理の簡素化とを図ることができる。また、本発明にあっては、表示器が図柄表示器により形成されれば、抽選結果を図柄で遊技者に知らせることができる。また、本発明にあっては、表示器が表示灯またはスピーカにより形成されれば、図柄で表示する場合に比べ、データ量が少なくなり、制御処理を一層簡素にすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1−図5は第1実施形態であって、図1はパチンコ機の遊技制御装置を模式的に示し、図2は抽選知識49を示し、図3は図柄の表示形態を示し、図4は制御装置8の処理手順を示し、図5はパチンコ機を模式的に示す。
【0009】
図5を参照し、パチンコ機について説明する。パチンコ機は方形状に形成された遊技機枠1の内部に遊技盤2を格納した状態において、遊技領域6は遊技機枠1の前面に設けられたガラスのような透過性パネル16とガイドレール17で囲まれた内側と遊技盤2の前面である意匠盤面とで囲まれて形成される。制御装置8は遊技盤2の裏面または遊技機枠1の裏側に取り付けられる。そして、遊技者が遊技機枠1の前面に設けられた皿3に球を入れた状態において、遊技者が遊技機枠1の前面に設けられた発射操作機構4を操作すると、遊技機枠1の内部に設けられた発射機構5が皿3から供給される球を1個ずつ上記発射操作機構4の操作量に応じた発射力で遊技領域6に発射する。
【0010】
発射された球が遊技領域6から始動入賞部品7に入賞すると、制御装置8は当たり外れの抽選を実行し、この抽選の結果を制御装置8が図柄表示器15で表示する。抽選の結果として当たりが抽選された場合、制御装置8は当たりの種類で第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13を使い分け、第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13への入賞のそれぞれに対応し払出機構14を駆動する。この駆動によって、払出機構14が賞球としての球を遊技機枠1の裏側から皿3に払い出す。
【0011】
抽選の結果として外れが抽選された場合、制御装置8は表示器としての図柄表示器15で外れの抽選結果を表示した後、第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13を使用することなく、上記1回の始動入賞に伴う一連の遊技制御を終了する。
【0012】
図1を参照し、始動入賞に伴う一連の遊技制御について、始動入賞部品7、第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13、ガイドレール17が遊技盤2の意匠盤面に取り付けられ、図柄表示器15の表示画面が遊技盤2の意匠盤面と裏面とに貫通された開口部を通して透過性パネル16の前側から視認し得るように、図柄表示器15が遊技盤2の裏側に設けられた場合を例として説明する。遊技盤2の左右方向中央部には図柄表示器15、始動入賞部品7、第1可変入賞部品11、アウト口18が上から下に順に配置される。遊技盤2の右側には中継始動入賞部品13、第2可変入賞部品12が図柄表示器15の右側と対応する位置で上から下に順に配置される。
【0013】
始動入賞球検出器19が始動入賞部品7に入賞した球を検出して始動入賞信号を制御装置8に出力する。第1可変入賞部品11は球取入口21を閉鎖する第1開閉体22を備える。第1開閉体22は第1可変入賞部品11の裏側に取り付けられた電磁ソレノイドのような第1駆動源23により前後方向に開閉される。球が開放された第1開閉体22から球取入口21を経由して第1可変入賞部品11の内部に取り込まれると、この取り込まれた球が第1可変入賞部品11の内部に設けられたVゾーンと呼ばれる図外の第1特定入賞口またはカウントゾーンと呼ばれる図外の第1普通入賞口の何れかに入賞する。第1特定球検出器が第1特定入賞口に入賞した球を検出して第1特定入賞信号を制御装置8に出力する。第1普通球検出器が第1普通入賞口に入賞した球を検出して第1普通入賞信号を制御装置8に出力する。
【0014】
中継始動入賞部品13は前方に開放された収納室を備える。収納室の周囲を取り囲む筒壁の上部には球を取り込むための切欠部24が形成される。収納室の後壁を形成する底壁には当たり通路25および外れ通路26が形成される。収納室には回転体27を備える。回転体27は底壁の裏面に取り付けられたステッピングモータのような振分駆動源28により遊技盤2の意匠盤面と平行な方向に回転する。回転体27の外周縁には凹部29を有する。凹部29は外周縁より内部に1個の球を収納する深さに窪む。そして、回転体27が振分駆動源28の正転駆動で一方向に回転するか、または、回転体27が振分駆動源28の逆転駆動で他方向に回転することによって、切欠部24と凹部29とが出会うのに伴い、球が遊技領域6から切欠部24を経由して凹部29に収納される。引き続き、上記回転体27の一方向への回転で凹部29が当たり通路25と出会うのに伴い、凹部29に収納されていた球が凹部29から自然流下で当たり通路25に排出される一方、上記回転体27の他方向への回転で凹部29が外れ通路26と出会うのに伴い、凹部29に収納されていた球が凹部29から自然流下で外れ通路26に排出される。中継球検出器31が当たり通路25に入賞した球を検出して中継入賞信号を制御装置8に出力する。
【0015】
第2可変入賞部品12は球取入口32を閉鎖する第2開閉体33を備える。第2開閉体33は第2可変入賞部品12の裏側に取り付けられた電磁ソレノイドのような第2駆動源34により前後方向に開閉される。球が開放された第2開閉体33から球取入口32を経由して第2可変入賞部品12の内部に取り込まれると、この取り込まれた球が第2可変入賞部品12の内部に設けられたVゾーンと呼ばれる図外の第2特定入賞口またはカウントゾーンと呼ばれる図外の第2普通入賞口の何れかに入賞する。第2特定球検出器が第2特定入賞口に入賞した球を検出して第2特定入賞信号を制御装置8に出力する。第2普通球検出器が第2普通入賞口に入賞した球を検出して第2普通入賞信号を制御装置8に出力する。
【0016】
制御装置8は入賞検出手段41、抽選手段42、表示手段43、判定手段44、第1駆動手段45、振分駆動手段46、第2駆動手段47、払出手段48、抽選知識49を備える。入賞検出手段41、抽選手段42、表示手段43、判定手段44、第1駆動手段45、振分駆動手段46、第2駆動手段47、払出手段48は制御装置8に格納されたマイクロコンピュータのCPUがROMに内蔵されたプログラムに従う処理をRAMを用いながら実行することによって具現化される。抽選知識49は上記ROMに格納される。抽選知識49は乱数値と当たり・外れと確定する図柄と駆動する部品との関係を規定したデータである。
【0017】
パチンコ機では始動入賞部品7、第1可変入賞部品11、第2可変入賞部品12、中継始動入賞部品13および図外の一般入賞部品が設けられていることから、始動入賞信号、第1特定入賞信号、第1普通入賞信号、中継入賞信号、第2特定入賞信号、第2普通入賞信号、図外の一般入賞部品に入賞した球を検出した一般入賞球検出器からの一般入賞信号が制御装置8のマイクロコンピュータに入力された入力ポートの位置の違いで、入賞検出手段41がどの入賞部品に対応する入賞球検出器からの入賞信号であるかを特定(検出)する。特に、入賞検出手段41は検出した始動入賞信号を抽選手段42および表示手段43に出力し、検出した中継入賞信号を第2駆動手段47に出力する。
【0018】
抽選手段42は入賞検出手段41からの始動入賞信号の入力タイミングでカウンタからカウント値を乱数値として取得し、取得した乱数値を抽選知識49に照合し、抽選知識49より乱数値に対応する抽選結果を抽出し、抽出した抽選結果を上記RAMに記憶するとともに表示手段43および判定手段44に出力する。カウンタは「0」から「N(自然数)」まで数値を1個ずつカウントアップし、「N」の次に「0」をカウントアップする巡回形になっている。
【0019】
表示手段43は入賞検出手段41からの始動入賞信号の入力により図柄表示器15に図柄変動の開始を指示した後に抽選手段42による抽選結果を反映すべく上記図柄変動の停止を指示するとともに図柄確定を第1駆動手段45または振分駆動手段46に指示する。そして、抽選結果が当たりである場合は図柄表示器15で停止して確定した図柄が図2の抽選知識49における確定する図柄欄の当たり図柄となり、始動入賞に対する当たりが確定する。抽選結果が外れである場合は図柄表示器15で停止して確定した図柄が抽選知識49における確定する図柄欄の当たり図柄以外となり、始動入賞に対する外れが確定する。
【0020】
判定手段44は抽選手段42による抽選結果から駆動する部品を判定し、その判定結果をRAMに記憶する。判定手段44は判定結果として駆動する部品を「第1開閉体22」と決定した場合に第1駆動手段45に駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「回転体27を正転」と決定した場合に振分駆動手段46に正転駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「回転体27を逆転」と決定した場合に振分駆動手段46に逆転駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「なし」と決定した場合に何もしない。
【0021】
第1駆動手段45は判定手段44からの駆動指示と表示手段43からの図柄確定指示との入力で第1駆動源23を駆動する。第1駆動源23が第1開閉体22を開閉する。振分駆動手段46は判定手段44による正転駆動指示と表示手段43からの図柄確定指示との入力で振分駆動源28を正転駆動する。振分駆動源28は振分駆動手段46の正転駆動で回転体27を一方向に回転する。振分駆動手段46は判定手段44による逆転駆動指示と表示手段43からの図柄確定指示との入力で振分駆動源28を逆転駆動する。振分駆動源28は振分駆動手段46の逆転駆動で回転体27を他方向に回転する。
【0022】
回転体27の一方向への回転に伴い球が当たり通路25に入賞すると、中継球検出器31が中継入賞信号を制御装置8に出力し、入賞検出手段41が中継入賞信号の入力を検出して第2駆動手段47に出力する。第2駆動手段47は入賞検出手段41からの中継入賞信号の入力により第2駆動源34を駆動する。第2駆動源34が第2開閉体33を開閉する。回転体27の他方向への回転に伴い球が外れ通路26に排出されると、中継球検出器31が中継入賞信号を出力しないことから、第2開閉体33が閉じたままとなる。
【0023】
払出手段48は検出手段から始動入賞信号、第1特定入賞信号、第1普通入賞信号、中継入賞信号、第2特定入賞信号、第2普通入賞信号、一般入賞信号を検出したことを知らせる信号が入力される毎に各入賞信号に対応した数の賞球を払い出すべく払出機構14を駆動する。
【0024】
このパチンコ機によれば、制御装置8が電力供給で駆動した状態において、遊技者が発射操作機構4を操作することで、遊技領域6に発射された球が始動入賞部品7に入賞すると、始動入賞球検出器19が始動入賞信号を制御装置8に出力する。これによって、制御装置8ではステップ101に示すように、入賞検出手段41が始動入賞部品7からの始動入賞信号を検出し、この検出に伴い抽選手段42が抽選処理を実行し、上記始動入賞信号の検出に伴い表示手段43が図柄変動開始を図柄表示器15に指示した後に停止を指示する。この停止によって、図柄表示器15の表示画面には抽選手段42による抽選結果を反映し停止した図柄が確定される。
【0025】
この図柄の確定と並行し、ステップ102において判定手段44が確定した図柄が第1開閉体22か否かを判定する。この判定の結果、確定した図柄が第1開閉体22であることから、ステップ102がYESの場合、ステップ103において第1駆動手段45が第1駆動源23を駆動する。この駆動によって、第1駆動源23が第1開閉体22を所定回数または所定時間開閉する。上記判定の結果、確定した図柄が第1開閉体22でないことから、ステップ102がNOの場合、ステップ104において振分駆動手段46が振分駆動源28を駆動する。この駆動によって、振分駆動源28が回転体27を回転する。この回転によって、遊技領域6から球が回転体27の凹部29に取り込まれ、当該球が回転体27の回転に伴って当たり通路25に取り込まれると、中継球検出器31が中継入賞信号を制御装置8に出力する。
【0026】
この中継入賞信号を入賞検出手段41が検出して第2駆動手段47に出力すると、ステップ105において第2駆動手段47が第2駆動源34を駆動する。この駆動によって、第2駆動源34が第2開閉体33を所定回数または所定時間開閉する。凹部29に取り込まれた球が当たり通路25に取り込まれた後に停止するように、上記回転体27の回転範囲は振分駆動手段46に設定されている。第1開閉体22の開放中における第1可変入賞部品11への入賞、当たり通路25への入賞、第2開閉体33の開放中における第2可変入賞部品12への入賞に伴い制御装置8が払出機構14を賞球払出動作すべく駆動する。この駆動によって、払出機構14が賞球としての球を遊技機枠1の裏側から皿3に払い出す。
【0027】
図2を参照し、抽選知識49における乱数値と抽選結果との関係について説明する。例えば、乱数値の「0」に対する抽選結果は当たり・外れが「外れ」、確定する図柄が「131」、駆動する部品が「なし」に設定されている。乱数値の「1」に対する抽選結果は当たり・外れが「当たり」、確定する図柄が「000」、駆動する部品が「回転体27を正転」に設定されている。乱数値の「13」に対する抽選結果は当たり・外れが「当たり」、確定する図柄が「111」、駆動する部品が「第1開閉体22」に設定されている。乱数値の「47」に対する抽選結果は当たり・外れが「外れ」、確定する図柄が「665」、駆動する部品が「回転体27を逆転」に設定されている。
【0028】
抽選知識49では、確定する図柄が奇数の当たり図柄の場合に駆動する部品が「第1開閉体22」に設定され、確定する図柄が「0」および偶数の当たり図柄の場合に駆動する部品が「回転体27を正転」に設定されている。よって、図柄表示器15で停止して確定した図柄が奇数の当たり図柄となると、第1開閉体22が開閉する。図柄表示器15で停止して確定した図柄が偶数の当たり図柄となると、回転体27が一方向に回転し、その回転に伴い球が当たり通路25に取り込まれると、第2開閉体33が開閉する。
【0029】
図3を参照し、図柄表示器15に表示される図柄の動き方について説明する。図柄表示器15の表示画面には図柄として例えば「0」から「9」までの10個の整数値が一列となるような形態で順次1個または上下方向に複数個縦列された格好で図3のa図における矢印Xで示すように上から下へと可変表示される。この10個の整数値が一列となるような形態は図柄表示器15で表示される遊技の過程においてリーチを表示する場合には少なくとも左右方向に3列となるような格好で表示される。係る説明では図柄を画像表示器で表示することを想定したが、図柄表示器15はドラムタイプまたはリールタイプと呼ばれるような回胴式表示器、モータで回転駆動される円板の上にフィギュアを周方向に複数個有する形態の回動式表示器であってもよい。図柄表示器15での可変表示は図柄変動と認識される。この図柄表示器15での表示画面に複数個の図柄が上下方向に縦列形態で図柄変動した後に図柄が確定する場合、第1実施形態では上下方向の中央部に停止した図柄を確定した図柄として扱う。
【0030】
図3のa図に示すように図柄が「107」で確定した場合は外れである。図3のb図における仮想線Yで囲まれた図柄が「111」で確定した場合は当たりである。図3のa図およびb図では左列の整数値が「0、1、2、3、4、5、6、7、8、9」の順番で配置され、中列の整数値が「2、4、6、8、0、9、1、3、5、7」の順番で配置され、右列の整数値が「1、2、4、5、3、7、8、6、0、9」の順番で配置された形態を例示したが、整数値の配列はこれに限定されない。図柄表示器15で表示される図柄が整数値である場合に1桁以外の複数桁であってもよい。係る図柄は整数値以外の人、動物、構造物などの何れかからなるキャラクタ(コンピュータの分野で文字を表わすキャラクタとは異なり、登場人物のような意味合いを持つアニメーションに相当する)でもよい。
【0031】
図4を参照し、1回の始動入賞に対する一連の遊技制御処理について説明する。始動入賞が発生し、ステップ401がYESになると、ステップ402およびステップ403の処理が進行する。ステップ403は図1のステップ102と同じ、ステップ404は図1のステップ103と同じ、ステップ408は図1のステップ105と同じである。ステップ405、ステップ406、ステップ407、ステップ409は図1のステップ104を詳細に示したものである。第1実施形態では、始動入賞に伴う抽選の結果により第1可変入賞部品11と第2可変入賞部品12とを使い分けることを特徴とするものであることから、係る特徴事項に関係する処理を中心に説明する。
【0032】
図2に示すように抽選知識49は奇数の当たり図柄で第1開閉体22を開閉し、偶数の当たり図柄で回転体27を正転し、外れ図柄で回転体27を逆転するかまたは何も駆動しないように規定されている。このようなことから、ステップ403がYESである場合、確定した図柄が奇数の当たり図柄で図柄表示器15に停止した状態で表示された後、ステップ404において第1駆動手段45が第1駆動源23を駆動する。ステップ403がNOであって、ステップ405がYESである場合、確定した図柄が偶数の当たり図柄で図柄表示器15に停止した状態で表示された後、ステップ406において振分駆動手段46が振分駆動源28を正転駆動する。
【0033】
この正転に伴い回転体27が凹部29に取り込まれた球を当たり通路25に排出し、中継球検出器31が中継入賞信号を制御装置8に出力すると、ステップ407がYESとなり、ステップ408において第2駆動手段47が第2駆動源34を駆動する。ステップ403およびステップ405がNOである場合、確定した図柄が外れ図柄(当たり図柄以外)で図柄表示器15に停止した状態で表示される。この外れ図柄による図柄の確定に対しては、図2の抽選知識49に示すように、回転体27を回転しない場合と逆転する場合とがある。例えば、「665」の外れの図柄で確定した場合、ステップ409において振分駆動手段46が振分駆動源28を逆転駆動する。
【0034】
第1実施形態では、抽選に伴い奇数の当たり図柄が確定すると、図1に示す遊技盤2の左右方向中央に位置する第1開閉体22が開閉する。抽選に伴い偶数の当たり図柄が確定すると、図1に示す遊技盤2の右部に位置する回転体27が正転する。よって、奇数の当たり図柄が図柄表示器15に確定した場合と偶数の当たり図柄が図柄表示器15に確定した場合とでは、遊技者が発射操作機構4の操作量を変える。具体的には、奇数の当たり図柄が確定すると、球が第1可変入賞部品11に入るように、遊技者が発射操作機構4を操作する。偶数の当たり図柄が確定すると、球が中継始動入賞部品13に入るように、遊技者が発射操作機構4を操作する。そして、中継始動入賞部品13に取り込まれた球が当たり通路25に取り込まれると、制御装置8が図1に示す中継始動入賞部品13の真下に位置する第2開閉体33を開閉する。これにより、球が第2可変入賞部品12に入るように、遊技者が上記発射操作機構4への操作量を維持する。このように、図柄表示器15に確定した図柄に応じて、遊技者が発射操作機構4への操作量を変える。このように、第1可変入賞部品11と中継始動入賞部品13とが互いに左右に離れて配置されたことによって、遊技者は第1可変入賞部品11を狙う場合と中継始動入賞部品13を狙う場合とにおいて発射操作機構4の操作を変えるという技術を使うことができる。
【0035】
また、第1実施形態では抽選手段42が始動入賞部品7への球の入賞に伴う抽選で第1開閉体22かまたは回転体27を正転かあるいは回転体27を逆転かを抽選するので、制御装置8が第1開閉体22の開閉に係る抽選と回転体27の正転・逆転に係る抽選とを個別に並行して行う場合に比べ、制御装置8の制御処理を簡素にすることができる。また、上記抽選で回転体27の正転を決めるので、遊技領域6から回転体27を正転させる契機を作るための権利発生部品と呼ばれるような部品を省くことができ、遊技領域6を広くすることができる。対比例として第1・第2可変入賞部品11;12を横方向に並べた場合を考えると、第1・第2可変入賞部品11;12が円形な遊技領域6の中央の方向に寄ってしまうことに対し、第1実施形態では第1可変入賞部品11を対比例の位置よりも下方に配置することができるので、第1・第2可変入賞部品11;12の間を遊技領域6として使用することができ、遊技領域6を広くすることができる。奇数の図柄で中継始動入賞部品13を駆動し、偶数の図柄で第1可変入賞部品11を駆動しても、同様に適用できる。
【0036】
図6および図7は第2実施形態であって、図6はパチンコ機の遊技制御装置を模式的に示し、図7は抽選知識54を模式的に示す。第2実施形態は、図柄表示器15の図柄が奇数の当たり図柄で確定するのに伴い第1開閉体22が開閉する点で第1実施形態と類似し、図柄表示器15の図柄が偶数の当たり図柄で確定するのに伴い第2開閉体33が開閉する点で第1実施形態と異なる。具体的には、図6に示すように、表示手段51、判定手段52、第2駆動手段53、抽選知識54が異なる。表示手段51は入賞検出手段41からの始動入賞信号の入力により図柄表示器15に図柄変動の開始を指示した後にRAMの抽選結果を反映すべく上記図柄変動の停止を指示するとともに図柄確定を第1駆動手段45または第2駆動手段53に指示する。
【0037】
判定手段52は抽選手段42から入力された抽選結果から駆動する部品を判定し、その判定結果をRAMに記憶する。判定手段52は判定結果として駆動する部品を「第1開閉体22」と決定した場合に第1駆動手段45に駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「第2開閉体33」と決定した場合に第2駆動手段53に駆動を指示し、判定結果として駆動する部品を「なし」と決定した場合に何もしない。第2駆動手段53は判定手段52からの駆動指示と表示手段51からの図柄確定指示との入力で第2駆動源34を駆動する。図7に示すように、抽選知識54では確定する図柄が奇数の当たり図柄の場合に駆動する部品が「第1開閉体22」に設定され、確定する図柄が偶数の当たり図柄の場合に駆動する部品が「第2開閉体33」に設定されている。
【0038】
図6を参照し、第2実施形態の動作について説明する。ステップ601は図1のステップ101と同じ、ステップ602は図1のステップ102と同じ、ステップ603は図1のステップ103と同じ、ステップ604は図1のステップ105と同じである。ステップ601が始動入賞の発生により進行し、ステップ602がYESである場合、確定した図柄が奇数の当たり図柄で図柄表示器15に停止した状態で表示された後、ステップ603において第1駆動手段45が第1駆動源23を駆動する。ステップ602がNOである場合、確定した図柄が偶数の当たり図柄で図柄表示器15に停止した状態で表示された後、ステップ604において第2駆動手段53が第2駆動源34を駆動する。
【0039】
第2実施形態では、遊技領域6から中継始動入賞部品13を省略することができるので、遊技領域6を一層広くすることができるとともに、制御装置8から振分駆動手段46およびステップ104に相当する処理を省略することができるので、制御処理を一層簡素にすることができる。奇数の図柄で第2可変入賞部品12を駆動し、偶数の図柄で第1可変入賞部品11を駆動しても、同様に適用できる。第1・第2実施形態において、奇数の図柄または偶数の図柄のうちの例えば「333」、「777」のような特定の図柄で確定する場合、次回の始動入賞に対する当たり外れの抽選で当たりの発生する確率を高くしてもよい。
【0040】
図8は第3実施形態に係る遊技盤2を示す。第3実施形態では、遊技領域6に1つの可変入賞部品56が配置され、第1・第2開閉体22;33が可変入賞部品56に設けられ、第1・第2・外れ表示器57;58;59が可変入賞部品56に設けられている。第1・第2・外れ表示器57−59は抽選結果を表示する表示器を構成する。第1・第2・外れ表示器57−59それぞれはLEDやフィラメント球のような表示灯66;67;68により形成される。第2実施形態では図柄表示器15の確定図柄に応じて第1・第2開閉体22;33の開閉を使い分けたが、第3実施形態では第1・第2・外れ表示器57−59の点灯形態に応じて第1・第2開閉体22;33の開閉を使い分けている。具体的には、第1表示器57が点灯するのに伴い第1開閉体22が開閉し、第2表示器58が点灯するのに伴い第2開閉体33が開閉し、外れ表示器59が点灯した場合は第1・第2開閉体22;33が閉じたままとなる。
【0041】
第2実施形態と比べて表示手段61と第1駆動手段62と第2駆動手段63および抽選知識64が異なる。表示手段61は入賞検出手段41からの始動入賞信号の入力によりRAMの抽選結果を反映すべく第1・第2・外れ表示器57−59の何れかを点灯するとともに点灯確定を第1駆動手段62または第2駆動手段63に指示する。第1駆動手段62は判定手段52からの駆動指示と表示手段61からの点灯確定指示との入力で第1駆動源23を駆動する。第2駆動手段63は判定手段52からの駆動指示と表示手段61からの点灯確定指示との入力で第2駆動源34を駆動する。抽選知識64では点灯する表示器が「第1表示器57」の場合に駆動する部品が「第1開閉体22」に設定され、点灯する表示器が「第2表示器58」の場合に駆動する部品が「第2開閉体33」に設定され、点灯する表示器が「外れ表示器59」の場合に駆動する部品が「なし」に設定されている。
【0042】
第3実施形態では、第1開閉体22および第1表示器57が可変入賞部品56の上部左側に配置され、第2開閉体33および第2表示器58が可変入賞部品56の上部右側に配置されている。これにより、遊技者が第1・第2表示器57;58の点灯形態から第1・第2開閉体22;33のどちらが開閉するかを適切に認識することができる。また、1つの可変入賞部品56が複数の開閉体22;33を備えたので、遊技領域6をより一層広くすることができる。外れ表示器59が可変入賞部品56の上部中央に第1・第2表示器57;58の間で配置されたことから、遊技者が抽選結果を把握し易い。表示手段61が第1・第2・外れ表示器57−59の点灯・消灯を司るので、表示手段61が図柄表示器15を制御するよりもデータ量が少なくて済み、制御処理を一層簡素にすることができる。図8において、符号69は可変入賞部品56の特定入賞口を示し、符号70は可変入賞部品56の普通入賞口を示し、符号71は特定入賞口69に入賞した球を検出して特定入賞信号を制御装置8に出力する特定球検出器を示し、符号72は普通入賞口70に入賞した球を検出して普通入賞信号を制御装置8に出力する普通球検出器を示す。
【0043】
図9は第4実施形態に係る遊技盤2を示す。第4実施形態は複数の開閉体75が左右に並べられた格好で1つの可変入賞部品76に設けられている。比較例として別体に形成された第1・第2可変入賞部品11;12が個別に第1・第2開閉体22;33を備えた形態では、第1・第2可変入賞部品11;12が互いに干渉しない位置で取り付けられることから、左右の第1・第2開閉体22;33の間隔が広くなることに対し、第4実施形態では、左右の開閉体75の間隔を狭くすることができ、遊技領域6を一層広くすることができる。
【0044】
図10は第5実施形態に係る可変入賞部品77を示す。第5実施形態は複数の開閉体78が上下に並べられた格好で1つの可変入賞部品77に設けられている。複数の開閉体が左右に並べられた形態の可変入賞部品に比べ、可変入賞部品77の横幅を短くすることができる。よって、横幅の短い可変入賞部品77を円形な遊技領域6の下方に配置すれば、可変入賞部品77よりも上方の空間を遊技領域6として使用することができ、遊技領域6を広くすることができる。図10において符号79は可変入賞部品77のフランジを遊技盤2に取り付けるためにフランジに形成されたねじ孔である。
【0045】
図11は第6実施形態に係る可変入賞部品80を示す。第6実施形態は一方の開閉体81Aが前後方向に開閉し、他方の開閉体81Bが左右方向に開閉する。一方の開閉体81Aは扉と呼ばれ、他方の開閉体81Bは電動チューリップと呼ばれる。他方の開閉体81Bは横幅を一方の開閉体81Bよりも短くすることができ、遊技領域6を一層広くすることができる。
【0046】
各実施形態において、制御装置8に複数の抽選知識を格納し、一方の抽選知識が奇数の図柄と第1可変入賞部品11とを対応付けるとともに偶数の図柄と中継始動入賞部品13または第2可変入賞部品12とを対応付けており、他方の抽選知識が奇数の図柄と中継始動入賞部品13または第2可変入賞部品12とを対応付けるとともに偶数の図柄と第1可変入賞部品11とを対応付けておく。そして、例えば、パチンコ機の電源を投入してからの経過時間によって一方の抽選知識と他方の抽選知識とを制御装置が使い分けるようにしてもよい。
【0047】
第3実施形態では抽選結果を表示する表示器をLEDやフィラメント球のような表示灯66−68で形成したが、この表示器としてパチンコ機に設けられたスピーカを使用し、スピーカで抽選結果を音声またはメロディーの違いあるいは音階の違いで遊技者に報知してもよく、図柄表示器15で抽選結果を知らせる場合に比べ、表示手段43の制御処理を簡素にすることができる。このスピーカと表示灯66−68とを併用すれば抽選結果を適切に遊技者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【図2】同実施形態の抽選知識を示す図表。
【図3】同実施形態の図柄表示器の表示形態を示す模式図。
【図4】同実施形態の制御装置の動作を示すフローチャート。
【図5】同実施形態のパチンコ機を示す模式図。
【図6】第2実施形態のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【図7】同実施形態の抽選知識を示す図表。
【図8】第3実施形態のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【図9】第4実施形態の遊技盤を示す正面図。
【図10】第5実施形態の可変入賞部品を示す正面図。
【図11】第6実施形態の可変入賞部品を示す正面図。
【図12】従来のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【図13】従来のパチンコ機の遊技制御装置を示す模式図。
【符号の説明】
6 遊技領域
7 始動入賞部品
8 制御装置
11 第1可変入賞部品(可変入賞部品)
12 第2可変入賞部品(可変入賞部品)
13 中継始動入賞部品
15 図柄表示器(表示器)
21;32 球取入口
22 第1開閉体
25 当たり通路
27 回転体
33 第2開閉体
56;76;77;80 可変入賞部品
66−68 表示灯(表示器)
Claims (4)
- 遊技領域に始動入賞部品と可変入賞部品とを備える一方、制御装置が始動入賞部品への球の入賞に伴う当たり外れの抽選を実行し、実行された抽選結果を表示器に表示させ、実行された抽選結果の当たりの種類によって可変入賞部品における複数の球取入口を閉鎖する開閉体の一方を開閉するかまたは他方を開閉するように複数の開閉体の開閉を使い分けたことを特徴とするパチンコ機の遊技制御装置。
- 遊技領域に始動入賞部品と可変入賞部品と中継始動入賞部品とを備える一方、制御装置が始動入賞部品への球の入賞に伴う当たり外れの抽選を実行し、実行された抽選結果を表示器に表示させ、実行された抽選結果の当たりの種類によって可変入賞部品における複数の球取入口を閉鎖する開閉体のうちの一方を開閉するかまたは中継始動入賞部品の当たり通路に球を誘導する回転体を回転して中継始動入賞部品の当たり通路への球の入賞により上記開閉体のうちの他方を開閉したことを特徴とするパチンコ機の遊技制御装置。
- 表示器が図柄表示器により形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のパチンコ機の遊技制御装置。
- 表示器が表示灯またはスピーカにより形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のパチンコ機の遊技制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003133610A JP2004073831A (ja) | 2002-06-21 | 2003-05-12 | パチンコ機の遊技制御装置 |
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