JP2004072688A - ヘッドエンド装置及びcatvシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】映像及び音声信号から伝送用のテレビ放送信号を生成するヘッドエンド装置において、テレビ放送信号の伝送CH(CH:チャンネル)設定時に、CATVで既に伝送されている放送信号と同じ伝送CHが設定されるのを防止する。
【解決手段】BSデジタル放送を各放送CH毎に選局・復調し、復調した映像及び音声信号をNTSC方式のアナログテレビ放送信号に変換して、伝送線上に送出する複数の復変調部を備えたヘッドエンド装置において、各復変調部で生成されるアナログテレビ放送信号の伝送CHを設定する際、伝送CHの変更指令に応じて、伝送CHを最大CH〜最小CHの範囲内でUP・DOWNし(220〜240、280〜300)、UP・DOWN後の伝送CHが他の放送信号の伝送CHと重複しない空きCHであれば、その伝送CHを新たな伝送CHとして設定し(S260)、そうでなければ再設定する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像及び音声信号から伝送用のテレビ放送信号を生成する複数の変調器を備え、各変調器で生成したテレビ放送信号をCATVシステムの伝送線上に送出するヘッドエンド装置、及び、このヘッドエンド装置を備えたCATVシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、テレビ放送としては、地上局を利用した地上波放送、放送衛星(BS)を利用したBS放送、通信衛星(CS)を利用したCS放送等が知られている。そして、これらのテレビ放送を再送信するCATVシステムにおいては、ヘッドエンド装置側で、各放送電波を受信し、その受信信号をそのまま周波数変換したり、或いは、受信信号に含まれるテレビ放送信号を個々に周波数変換することにより、複数のテレビ放送信号を、CATVシステムで伝送可能な周波数帯域内に納め、伝送線上に送出するようにしている。
【0003】
ところで、近年、BS放送では、従来より行われていたBSアナログ放送に加えて、BSデジタル放送が開始された。そして、CATVシステムにおいて、このBSデジタル放送の受信信号を、従来と同様にそのまま(若しくは周波数変換しただけで)伝送線に送出するようにすると、BSアナログ放送等の他の受信信号を伝送できなくなることがあった。また、BSデジタル放送を受信アンテナにて受信した信号形態でそのまま伝送すると、端末側でBSデジタル放送を視聴する際に、BSデジタル放送専用の受信機が必要になる。
【0004】
そこで、従来より、こうしたBSデジタル放送をCATVシステムで再送信する方法の一つとして、ヘッドエンド装置側で、BSデジタル放送専用の複数の受信機を用いて、各々異なる放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を選局・復調し、更に、その復調した映像及び音声信号を、夫々、変調器を用いて、所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号(日本国内の場合、NTSC方式のテレビ放送信号)に変換し、その変換後のテレビ放送信号を伝送線上に送出する方法が考えられている。
【0005】
つまり、このようにすれば、CATVシステムでは、BSデジタル放送で提供される各放送チャンネルの映像及び音声信号を、地上波放送と同じ周波数帯(VHF若しくはUHF帯)のアナログテレビ放送信号として伝送できることになり、しかも、端末側では、一般的なテレビ受像器を用いて、BSデジタル放送を視聴できることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように、ヘッドエンド装置に、映像及び音声信号を伝送用のテレビ放送信号に変換する複数の変調器を設けた場合、各変調器が生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルを、各変調器毎に異なるチャンネルに設定する必要があることから、各変調器には、生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルを外部操作によって設定するための操作部が設けられる。
【0007】
そして、CATVシステムの運用開始時やCATVシステムの放送番組の改変時、或いは、CATVシステムのメンテナンス時等には、この操作部を介して、各変調器が生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルが変更される。
しかしながら、こうした変調器のチャンネル設定は、通常、各変調器毎に個々に独立して行われることから、システム運用時に放送番組の改変或いはメンテナンスのために特定の変調器の伝送チャンネルを設定する際、その変調器の伝送チャンネルが、一時的に、CATVシステムで既に伝送されているテレビ放送信号(例えば、他の変調器が生成しているテレビ放送信号の伝送チャンネル)と同じ伝送チャンネルに設定されてしまい、端末側では、伝送チャンネルを設定中のテレビ放送だけでなく、その設定中の伝送チャンネルと同じテレビ放送についても視聴できなくなってしまう、という問題があった。
【0008】
つまり、内容の異なる2つのテレビ放送信号が同一の伝送チャンネルに設定されると、その2つのテレビ放送信号同士が干渉して、端末側では、そのチャンネルのテレビ放送信号を正常に復調することができなくなってしまうのである。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、映像及び音声信号から伝送用のテレビ放送信号を生成する複数の変調器を備えたヘッドエンド装置において、各変調器の伝送チャンネル設定時に、一時的にせよ、CATVシステムで既に伝送されているテレビ放送信号と同じ伝送チャンネルのテレビ放送信号が生成されるのを防止することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1記載のヘッドエンド装置においては、映像及び音声信号を予め設定された伝送チャンネルのテレビ放送信号に変換して出力する複数の変換手段を備え、これら各変換手段から出力されるテレビ放送信号を含む多数のテレビ放送信号を混合してCATVシステムの伝送線上に送出する。また、各変換手段には、各変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルを外部操作によって指令するための操作部が備えられ、この操作部からテレビ放送信号の伝送チャンネルの変更指令が入力されると、伝送チャンネル設定手段が、その変更指令に従い、その変更指令に対応した変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルを設定する。
【0010】
また、本発明のヘッドエンド装置には、ヘッドエンド装置が伝送線上に送出している各テレビ放送信号の伝送チャンネルを記憶する記憶手段が設けられ、伝送チャンネル設定手段が、操作部からの変更指令に従い伝送チャンネルを設定する際には、その記憶手段に記憶された伝送チャンネルに基づき、ヘッドエンド装置から伝送線上に送出されているテレビ放送信号の伝送チャンネルと重複することのない伝送チャンネルを、変更指令に対応した変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルとして設定し、更に、その設定した伝送チャンネルに対応して記憶手段の記憶内容を更新する。
【0011】
従って、本発明のヘッドエンド装置によれば、操作部を操作して、各変換手段が映像及び音声信号から生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルを設定する際、伝送チャンネルの設定対象となる変換手段の伝送チャンネルが、一時的にせよ、当該ヘッドエンド装置が伝送線上に送出している多数のテレビ放送信号の伝送チャンネルと重複するようなことはなく、端末側では、伝送チャンネルの設定対象となっている変換手段が生成するテレビ放送信号を除き、全てのテレビ放送信号を問題なく視聴できることになる。
【0012】
また、各変換手段の伝送チャンネルの設定時、その設定作業を行う作業者は、設定対象となる変換手段の伝送チャンネルが、他のテレビ放送信号の伝送チャンネルと重複することのないように、操作部を操作する必要がないため、伝送チャンネルの設定作業を容易に行うことができる。
【0013】
次に、請求項2に記載のヘッドエンド装置には、デジタルテレビ放送を受信する受信アンテナからの受信信号の中から、予め設定された放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を選局して、映像及び音声信号を復調する複数の受信手段が備えられ、各変換手段は、各受信手段にて復調された映像及び音声信号をアナログテレビ放送信号に変換する。
【0014】
従って、このヘッドエンド装置を用いれば、BSデジタル放送等のデジタルテレビ放送を、地上波放送と同様のアナログテレビ放送信号として、端末側に伝送できることになり、従来技術の項にて説明したCATVシステムを容易に構築できる。そして、このヘッドエンド装置においても、変調手段が生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルを設定する際に、その伝送チャンネルが、一時的にせよ、ヘッドエンド装置が伝送線上に送出しているテレビ放送信号と同じ伝送チャンネルに設定されることはないので、請求項1に記載のヘッドエンド装置と同様の効果を得ることができる。
【0015】
一方、請求項3に記載のCATVシステムは、請求項1又は請求項2に記載のヘッドエンド装置を備え、このヘッドエンド装置から伝送線上に送出された多数のテレビ放送信号を、伝送線を介して複数の端末まで伝送する。よって、このCATVシステムによれば、放送番組の改変、保守・点検等のために、ヘッドエンド装置側で各変調手段の伝送チャンネルの設定作業が行われているときに、複数のテレビ放送信号を同一の伝送チャンネルで伝送してしまうのを防止し、各種テレビ放送信号の伝送品質を確保することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施例のCATVシステム全体の構成を表す構成図である。
【0017】
図1に示すように、本実施例のCATVシステムは、VHFテレビ放送(アナログ)を行う地上局からの放送電波を受信するVHFアンテナ2、UHFテレビ放送(アナログ放送)を行う地上局からの放送電波を受信するUHFアンテナ4、CS放送用の通信衛星(CS)からの放送電波を受信し、その受信信号を所定の中間周波数帯のCS受信信号に周波数変換して出力するCSアンテナ6、及び、BSデジタル放送を行う放送衛星(BS)からの放送電波を受信し、その受信信号を所定の中間周波数帯のBS受信信号に周波数変換して出力するBSアンテナ8を備えたヘッドエンド装置10と、ヘッドエンド装置10から送出される多数のテレビ放送信号を端末側に伝送する伝送線(同軸ケーブル)Lと、伝送線L上に設けられて伝送線Lを流れる伝送信号(ヘッドエンド装置10から送出されたテレビ放送信号等)を増幅する増幅器14,16と、分岐或いは分配用の各種伝送機器(図示せず)とから構成されている。
【0018】
ここで、ヘッドエンド装置10においては、VHFアンテナ2、UHFアンテナ4、及びCSアンテナ6からの受信信号については、そのまま、若しくは、伝送用の周波数帯に周波数変換した後、送出装置12から伝送線L上に送出し、BSアンテナ8からのBS受信信号については、ユニット1〜ユニットnからなるn個の復変調部20において、各放送チャンネル毎に選局・復調することにより一旦映像及び音声信号に戻し、更に、その映像及び音声信号を再度変調することにより、VHF・UHFの地上波放送と同じNTSC方式で所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号を生成し、その生成したテレビ放送信号を、他のテレビ放送信号と一緒に、送出装置12から伝送線L上に送出するようにされている。
【0019】
即ち、ヘッドエンド装置10には、BSアンテナ8からのBS受信信号をn個に分配する分配器11が設けられており、この分配器11にて分配されたn個のBS受信信号を、夫々、ユニット1〜ユニットnからなるn個の復変調部20に入力するようにされている。
【0020】
また、各復変調部20には、分配器11を介して入力されるBS受信信号の中から、予め設定された放送チャンネルのテレビ放送信号(デジタルテレビ放送信号)を選局し、そのテレビ放送信号に含まれる映像及び音声信号を復調する、受信手段としてのBSデジタル受信機22と、BSデジタル受信機22で復調された映像及び音声信号を、所定伝送チャンネルのテレビ放送信号(NTSC方式のアナログテレビ放送)に変換する、変換手段としての変調器24とが設けられている。
【0021】
そして、この変調器24にて生成されたテレビ放送信号は、送出装置12に出力され、送出装置12にて他のテレビ放送信号と混合されて、伝送線L上に送出される。
一方、各復変調部20に設けられたBSデジタル受信機22には、ヘッドエンド装置10のコストを抑えるために、システム専用(所謂業務用)の受信機ではなく、市販(所謂民生用)の受信機(所謂BSデジタルチューナ)が用いられている。そして、各BSデジタル受信機22は、その受信機に付属している遠隔操作用のリモートコントロール装置(以下、リモコン装置という)32を用いて、選局チャンネルを設定できるようにされている。
【0022】
即ち、ヘッドエンド装置10には、リモコン装置32を操作することによりリモコン装置32から無線送信される各種指令信号(本実施例では赤外線信号)を受信する受光部33と、この受光部33が受信したリモコン装置32からの指令信号を、ユニット1〜ユニットnからなるn個の復変調部20の何れかに設けられた一つのBSデジタル受信機22に選択的に出力する信号経路切換スイッチ37と、この信号経路切換スイッチ37を介して指令信号を選択的に出力するBSデジタル受信機22(換言すれば復変調部20)を指定するための入力パネル50と、入力パネル50を介して指定されたBSデジタル受信機22に応じて、信号経路切換スイッチ37からの指令信号の出力先を自動で切り換えるマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)30とが設けられている。
【0023】
このため、本実施例のヘッドエンド装置10においては、作業者が入力パネル50を操作して選局チャンネルを設定したいBSデジタル受信機22を指定すれば、マイコン30が、その指定されたBSデジタル受信機22に受光部33からの指令信号が入力されるように、信号経路切換スイッチ37を駆動し、更に、作業者がリモコン装置32を操作してBSデジタル受信機22の選局チャンネルを指定すれば、信号経路切換スイッチ37を介して、使用者が指定した特定のBSデジタル受信機22に選局チャンネル設定用の指令信号が入力されることになる。
【0024】
よって、本実施例のヘッドエンド装置10によれば、ユニット1〜ユニットnの各復変調部20に設けられたBSデジタル受信機22が選局・復調するBSデジタル放送の選局チャンネルを、リモコン操作によって極めて簡単に設定できるようになるのである。
【0025】
また、入力パネル50は、選局チャンネルの設定対象となるBSデジタル受信機22(換言すれば復変調部20)を指定できるだけでなく、各復変調部20に設けられた変調器24が生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルも指定できるようにされている。
【0026】
つまり、入力パネル50には、図2に示すように、各復変調部20を表すユニット番号(ユニット1〜ユニットn)が記載されており、その記載された各ユニット番号毎に、ユニット番号に対応した復変調部20を操作対象として選択するための選択ボタン51、その復変調部20が操作対象として選択されているか否かを表示するための選択ランプ52、その復変調部20(詳しくは変調器24)から出力されるテレビ放送信号の伝送チャンネルを表示する伝送チャンネル表示部53、その伝送チャンネルの上側への変更指令を入力するためのUPボタン54、同じく伝送チャンネルの下側への変更指令を入力するためのDOWNボタン55、その復変調部20のBSデジタル受信機22が選局中の放送チャンネル(BSデジタル放送のチャンネル)を表示する選局チャンネル表示部56が配置されている。
【0027】
そして、マイコン30は、選択ボタン51の操作によってユニット1〜ユニットnの何れかが選択されると、その選択されたユニット番号に対応する復変調部20を、CH設定対象ユニット(CHはチャンネルを表す)として、そのCH設定対象ユニットの選択ランプ52を点灯(他のユニットの選択ランプ52は消灯)すると共に、そのCH設定対象ユニットのBSデジタル受信機22に受光部33からの指令信号が入力されるように信号経路切換スイッチ37を駆動し、更に、この状態で、CH設定対象ユニットのUPボタン54又はDOWNボタン55が操作されると、図3に示す伝送チャンネル変更処理を実行することにより、CH設定対象ユニットの変調器24が生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルを切り換える。
【0028】
尚、マイコン30は、各ユニット(換言すれば各復変調部20)毎に、BSデジタル受信機22が選局するテレビ放送信号(BSデジタル放送)のチャンネル、及び、各ユニット内の変調器24が生成するテレビ放送信号(アナログテレビ放送)のチャンネルをメモリ31に記憶しており、その記憶した各チャンネルを、入力パネル50の選局チャンネル表示部56及び伝送チャンネル表示部53に表示する。
【0029】
また、メモリ31には、各ユニット内の変調器24が生成するテレビ放送信号(アナログテレビ放送)の伝送チャンネルに加えて、VHFアンテナ2及びUHFアンテナ4にて受信された地上波のアナログテレビ放送信号が送出装置12から伝送線L上に送出される際の伝送チャンネルが、伝送チャンネルテーブルとして記憶されている。
【0030】
そして、マイコン30は、各ユニット内の変調器24の伝送チャンネルを変更する際に、その伝送チャンネルテーブルを読み出し、伝送チャンネルテーブルに記憶された伝送チャンネルと重複することのない空きチャンネルを、変調器24の新たな伝送チャンネルとして設定する。
【0031】
尚、本実施例では、メモリ31が本発明の記憶手段として機能し、入力パネル50が本発明の操作部として機能し、マイコン30にて実行される伝送チャンネル変更処理によって、本発明の伝送チャンネル設定手段としての機能が実現される。
【0032】
以下、このようにマイコン30が、CH設定対象ユニット(復変調部20)の変調器24の伝送チャンネルを設定する際の処理手順(伝送チャンネル変更処理)を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
この伝送チャンネル変更処理は、上述したように、選択ボタン51の操作によってn個の復変調部20の内の一つがCH設定対象ユニットとして選択されている状態で、そのCH設定対象ユニットのUPボタン54又はDOWNボタン55が操作された際に実行される処理である。
【0033】
図3に示すように、この伝送チャンネル変更処理が開始されると、まず、S210にて、今回のCH更新指令は、UPボタン54の操作によるものであるか否かを判断し、UPボタン54の操作によってCH更新指令が入力された場合(S210−YES)には、続くS220に移行して、CH設定対象ユニットの変調器24が生成するアナログテレビ放送信号の伝送チャンネル(以下、伝送CHと記載する)を、現在の伝送CHに「1」を加えたチャンネルに変更する。
【0034】
そして、続くS230では、その変更後の伝送CHは、アナログテレビ放送信号の伝送CHとして設定可能な最大CHを越えているか否かを判断し、変更後の伝送CHが最大CHを越えていなければ、そのままS250に移行し、変更後の伝送CHが最大CHを越えていれば、続くS240にて、伝送CHを、アナログテレビ放送信号の伝送CHとして設定可能な最小CHに変更した後、S250に移行する。
【0035】
S250では、メモリ31から伝送CHテーブルを読み出し、S220若しくはS240にて変更された伝送CHが、地上波放送及びBSデジタル放送用として既に割り当てられた伝送CHに重複することのない空きCHであるか否かを判断する。
【0036】
そして、変更後の伝送CHが既に割り当てらた伝送CHと重複していれば、再度S220に移行して、S220以降の処理を実行し、逆に、変更後の伝送CHが空きCHであれば、S260に移行して、CH設定対象ユニットの変調器24が生成するテレビ放送信号の伝送CHを、変更後の伝送CHに設定し、続くS270にて、メモリ31内の伝送CHテーブルを更新した後、当該処理を終了する。
【0037】
一方、S210にて、今回のCH更新指令は、DOWNボタン55の操作によるものであると判断された場合(S210−NO)には、S280に移行して、CH設定対象ユニットの変調器24の伝送CHを、現在の伝送CHから「1」を減じたチャンネルに変更する。
【0038】
そして、続くS290では、その変更後の伝送CHは、アナログテレビ放送信号の伝送CHとして設定可能な最小CHよりも小さいか否かを判断し、変更後の伝送CHが最小CH以上であれば、そのままS310に移行し、変更後の伝送CHが最小CHよりも小さければ、S300にて、伝送CHを、アナログテレビ放送信号の伝送CHとして設定可能な最大CHに変更した後、S310に移行する。
【0039】
S310では、メモリ31から伝送CHテーブルを読み出し、S280若しくはS300にて変更された伝送CHが、地上波放送及びBSデジタル放送用として既に割り当てられた伝送CHに重複することのない空きCHであるか否かを判断する。
【0040】
そして、変更後の伝送CHが既に割り当てられた伝送CHと重複していれば、再度S280に移行して、S280以降の処理を実行し、逆に、変更後の伝送CHが空きCHであれば、上述したS260及びS270の処理を実行した後、当該処理を終了する。
【0041】
以上説明したように、本実施例のCATVシステムにおいては、ヘッドエンド装置10に設けられたユニット1〜ユニットnからなるn個の復変調部20にて、BSデジタル放送で提供される各放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を一旦復調し、その復調により得られた映像及び音声信号を、地上波のテレビ放送信号と同じNTSC方式で所定伝送チャンネルのアナログテレビ放送信号に変換して、伝送線L上に送出するようにされている。このため、CATVシステムの加入者は、地上波のテレビ放送を受信可能なテレビ受像機を用い手、BSデジタル放送を視聴できる。
【0042】
また、BSデジタル放送を地上波放送と同じアナログテレビ放送として伝送する際の伝送チャンネルは、入力パネル50を操作することにより、簡単に設定できるようにされており、しかも、その設定時には、上述したマイコン30の動作によって、設定対象となる変調器24から出力されるアナログテレビ放送信号の伝送チャンネルが、地上波放送及びBSデジタル放送用として既に割り当てられた伝送チャンネルと重複することのないように変更される。
【0043】
このため、本実施例のCATVシステムによれば、ヘッドエンド装置10から伝送線L上に、同一伝送チャンネルに設定された複数のアナログテレビ放送信号が同時に送出されることはない。
よって、システム運用中に、BSデジタル放送の伝送チャンネルを変更しても、端末側では、その伝送チャンネル変更中のテレビ放送を除く全てのテレビ放送を安定して視聴することが可能となる。また、この場合、作業者は、伝送チャンネルの設定対象となる変調器24から出力されるアナログテレビ放送信号が、他のアナログテレビ放送信号の伝送チャンネルと重複することのないように、入力パネル50を操作する必要がないため、伝送チャンネルの設定作業を容易に行うことができる。
【0044】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施例では、復変調部20はBSデジタル放送の受信を行うものとして説明したが、復変調部20は、必ずしも、BSデジタル放送用として構成する必要はなく、CSデジタル放送等の他の衛星放送、或いは、将来運用される地上波デジタル放送等を受信し、その受信信号から所定放送チャンネルの映像及び音声信号を復調して、再度、所定伝送チャンネルのテレビ放送信号に変換するものであっても、本発明を適用して上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0045】
また、上記実施例では、入力パネル50に設けられたUP・DOWNボタンを利用して伝送チャンネルの変更指令を入力し、マイコン30が、その変更指令に従い変調器24が生成するテレビ放送信号の伝送チャンネルを変更するものとして説明したが、例えば、操作性を向上するために、入力パネル50のUPボタン54及びDOWNボタン55をリモコン装置32に設け、リモコン装置32からマイコン30に対して伝送チャンネルの変更指令を入力できるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のCATVシステムの全体構成を表す構成図である。
【図2】実施例の入力パネル50の構成を表す説明図である。
【図3】実施例のマイコンにて実行される伝送チャンネル変更処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…VHFアンテナ、4…UHFアンテナ、6…CSアンテナ、8…BSアンテナ、10…ヘッドエンド装置、11…分配器、12…送出装置、14、16…増幅器、20…復変調部、22…BSデジタル受信機、24…変調器、30…マイコン(マイクロコンピュータ)、31…メモリ、32…リモコン装置、33…受光部、37…信号経路切換スイッチ、50…入力パネル、51…選択ボタン、52…選択ランプ、53…伝送チャンネル表示部、54…UPボタン、55…DOWNボタン、56…選局チャンネル表示部、L…伝送線。

Claims (3)

  1. 映像及び音声信号を、予め設定された伝送チャンネルのテレビ放送信号に変換して出力する複数の変換手段と、
    該各変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルを外部操作によって指令するための操作部と、
    該操作部からの指令に従い前記各変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルを各々設定する伝送チャンネル設定手段と、
    を備え、前記各変換手段から出力されるテレビ放送信号を含む多数のテレビ放送信号を混合してCATVシステムの伝送線上に送出するヘッドエンド装置であって、
    当該ヘッドエンド装置が伝送線上に送出している各テレビ放送信号の伝送チャンネルを記憶する記憶手段を備え、
    前記伝送チャンネル設定手段は、前記操作部を介して特定の変換手段に対する伝送チャンネルの変更指令が入力されると、前記記憶手段に記憶された伝送チャンネルに基づき、当該ヘッドエンド装置が伝送線上に送出しているテレビ放送信号の伝送チャンネルと重複することのない伝送チャンネルを、前記変更指令に対応した特定の変換手段が出力するテレビ放送信号の伝送チャンネルとして設定すると共に、該設定した伝送チャンネルに対応して前記記憶手段の記憶内容を更新することを特徴とするヘッドエンド装置。
  2. デジタルテレビ放送を受信する受信アンテナからの受信信号の中から、予め設定された放送チャンネルのデジタルテレビ放送信号を選局して、映像及び音声信号を復調する複数の受信手段を備え、
    前記各変換手段は、各受信手段にて復調された映像及び音声信号をアナログテレビ放送信号に変換することを特徴とする請求項1記載のヘッドエンド装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のヘッドエンド装置を備え、該ヘッドエンド装置から伝送線上に送出された多数のテレビ放送信号を、該伝送線を介して複数の端末まで伝送することを特徴とするCATVシステム。
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