JPH11275550A - 番組送出方法 - Google Patents

番組送出方法

Info

Publication number
JPH11275550A
JPH11275550A JP10071021A JP7102198A JPH11275550A JP H11275550 A JPH11275550 A JP H11275550A JP 10071021 A JP10071021 A JP 10071021A JP 7102198 A JP7102198 A JP 7102198A JP H11275550 A JPH11275550 A JP H11275550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
transmission
request
value
transmitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10071021A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichiro Tsuda
洋一郎 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP10071021A priority Critical patent/JPH11275550A/ja
Publication of JPH11275550A publication Critical patent/JPH11275550A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者の要求に応じて番組を効率よく送出す
る。 【解決手段】 リクエスト頻度が低いときには、1回の
リクエストに応じて即座に前走映像(番組)を提供す
る。また、リクエスト頻度が非常に高いときには、リク
エストの受け取りタイミングに拘わらず、同一の前走映
像を繰り返し送出する。さらに、リクエスト頻度がある
程度高いときには、複数のリクエストの受け取りを待っ
てから、少なくとも各リクエスト元に一度に同一の前走
映像を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCATV
(Cable TelevisionまたはCommunity Antenna Televisi
on)システムまたは衛星放送システム等に用いられる番
組送出方法に関し、特に、視聴者からの要求に応じ、番
組を視聴者に個別的あるいは共通に送出する番組送出方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】CATVシステムまたは衛星放送システ
ム等を用いて多チャネル放送を行い、視聴者からの要求
に応じて、映画等の番組を視聴者に個別的あるいは共通
に提供するサービスは一般的に知られている。このよう
なCATVシステムまたは衛星放送システムは、番組を
提供する事業者側に設けられる番組送出装置と、各視聴
者側に設けられる端末とからなる。
【0003】番組送出装置は、多数の映画等の番組を記
録した記録媒体と、この記録媒体に記録された番組を、
視聴者からの要求に応じて再生する再生装置と、この再
生装置によって再生された番組を視聴者に送信する送信
装置とを備えている。一方、視聴者側に設けられる端末
は、事業者から提供された番組を受信するための受信装
置と、この受信装置によって受信された番組を出力する
ためのTVモニタ等を備えている。
【0004】さらに、番組送出装置と各端末は、CAT
Vシステムの場合にはケーブルで、衛星放送システムの
場合には通信衛星等を介した無線によって相互に接続さ
れており、番組は、事業者側の番組送出装置から視聴者
側の端末に向けて、ケーブルまたは無線を介して送出さ
れる。また、番組送出装置は、複数のチャネルを介して
複数の番組を複数の端末に同時に送出することができ
る。
【0005】このようなCATVシステムまたは衛星放
送システムを用いて、番組を視聴者に提供するサービス
の形態として、VOD(Video On Demand)またはNV
OD(Near Video On Demand)が知られている。VOD
は、視聴者が事業者に番組の視聴を要求したとき、即座
にその番組の提供を受け、その番組を視聴することがで
きるものである。VODを実現するためには、事業者
は、視聴者の要求を受けたときに、即座に番組を再生
し、その番組を視聴者に向けて送信する必要がある。
【0006】一方、NVODは、事業者が視聴者の要求
の有無に拘わらず、時間をずらしながら同一の番組を複
数のチャネルで繰り返し送出するものである。視聴者
は、複数のチャネルを介して繰り返し送出される番組の
中から、自分の都合がいい時間に送出される番組を選ん
で視聴することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VOD
により番組提供を行う場合には、チャネル効率が悪いと
いう問題がある。即ち、VODの場合、視聴者からの要
求があったときに、番組送出装置は、即座に番組を送出
するチャネルを確保し、そのチャネルを介して番組を視
聴者の端末に向けて送出する。そして、そのチャネル
は、番組の再生が開始されてから終了するまでの間、そ
の一つの番組に占有される。このため、番組送出装置か
ら視聴者の端末に向けて同時に送出することができる番
組数は、チャネルの数によって制限される。チャネルの
数を増やすことは実際上難しいため、番組送出装置から
端末に向けて同時に送出することができる番組数を増や
すことは難しい。この結果、VODでは、短時間内に多
数の視聴者から番組提供の要求があったとき、すぐにチ
ャネルが埋まってしまい、すべての視聴者に番組を送出
することができないという問題がある。
【0008】一方、NVODにより番組提供を行う場合
には、時間をずらしながら同一の番組を複数のチャネル
で繰り返し送出しているため、その番組に対して多数の
視聴者からの要求があっても、すべての視聴者にその番
組を送出することができる。しかしながら、NVODの
場合、視聴者からの要求の有無に拘わらず、番組を繰り
返し送出しているため、その番組に対する視聴者からの
要求が減少したときには、ニーズのない番組が繰り返し
送出され、無駄が生じるという問題がある。また、NV
ODの場合、一つの番組を複数チャネルで繰り返し送出
するため、送出する番組の種類が少数に制限される。こ
の結果、NVODでは、視聴者が要求する番組の種類が
広範囲に及ぶ場合、即ち、視聴者が要求する番組にばら
つきがある場合には、このような視聴者の要求に対応す
ることができないという問題がある。
【0009】本発明は、上述したような問題に鑑みなさ
れたものであり、視聴者の要求に応じて番組を効率よく
送出することができる番組送出方法を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、一の番組の送出を要求する
番組送出要求を受け取り、この番組送出要求によって要
求された一の番組を送出する番組送出方法であって、前
記番組送出要求の要求数を計数する計数手順と、計数手
順によって計数された要求数に基づいて、前記番組送出
要求の要求頻度を算出する頻度算出手順と、頻度算出手
順によって算出された要求頻度に基づいて値が変化する
しきい値を設定するしきい値設定手順と、前記番組送出
要求の要求数がしきい値設定手順により設定されたしき
い値に達したとき、前記一の番組を送出する送出手順と
を備えている。
【0011】即ち、所定の一の番組の送出を要求する番
組送出要求を受け取ったとき、計数手順では、この番組
送出要求の要求数を計数する。続いて、頻度算出手順で
は、所定の単位時間当たりの要求数を算出して番組送出
要求の要求頻度を求める。続いて、しきい値設定手順で
は、前記一の番組を送出するか否かを決定するのに用い
るしきい値の値を番組送出要求の要求頻度に基づいて設
定する。即ち、しきい値設定手順では、しきい値を、番
組送出要求の要求頻度に基づいて変化させる。続いて、
送出手順では、前記番組送出要求の要求数がしきい値設
定手順により設定されたしきい値に達したとき、一の番
組を送出する。
【0012】このように、一の番組の送出を要求する番
組送出要求の要求数がしきい値に達したときに、この要
求された一の番組を送出する。さらに、しきい値を、こ
の一の番組の送出を要求する番組送出要求の要求頻度に
基づいて変化させる。これにより、番組送出要求の要求
頻度が変化すると、番組送出要求の要求数と一の番組の
送出との関係が変化する。
【0013】例えば、番組送出要求の要求頻度が高いと
きには、しきい値の値を大きくする。これにより、多数
の要求者からの番組送出要求を受け取ってから、これら
各要求者に向けて一の番組を一度に送出することとな
る。このように、一の番組に対する番組送出要求が比較
的多いときには、多数の要求者毎にまとめて一の番組を
送出することができ、番組の送出に使用するチャネル数
を減少させることができる。なお、番組送出要求の要求
頻度が高いときは、短時間に多数の番組送出要求がある
ときである。従って、多数の要求者からの番組送出要求
を待ってから番組を送出しても、要求者を待たせる時間
は非常に短く、要求者に対して待ち時間が長いことによ
る不快感を与えることはない。
【0014】一方、例えば、番組送出要求の要求頻度が
低いときには、しきい値の値を小さくする。これによ
り、一人または少数の要求者からの番組送出要求を受け
取ったら即座に、各要求者に向けて一の番組を送出する
こととなる。このように、一の番組に対する番組送出要
求が比較的少ないときには、一人または少数の要求者毎
にまとめて一の番組を送出することができ、要求者の番
組送出要求に即座に応じて番組の送出を行うことができ
る。なお、番組送出要求の要求頻度が低いと、番組を送
出する頻度も低くなるため、番組の送出に使用するチャ
ネルには比較的空きが多くなる。従って、一人または少
数の要求者からの番組送出要求に即座に応じて番組を送
出しても、すべてのチャネルを使用してしまうおそれは
低い。
【0015】以上より、前記一の番組を送出するか否か
を決定するのに用いるしきい値を、番組送出要求の要求
頻度に基づいて変化させることにより、番組送出要求の
要求数および要求頻度に応じて、番組を効率よく送出す
ることができる。
【0016】請求項2の発明は、送出手順において、一
の番組を送出するときには、送出時刻および送出チャネ
ルを設定し、前記送出時刻になったときに前記送出チャ
ネルを介して一の番組を送出するようにしたものであ
る。
【0017】即ち、送出手順において、番組のスケジュ
ーリングをしてから、番組を送出する。これにより、番
組送出要求の要求数および要求頻度に応じて、番組を効
率よくスケジューリングすることができ、スケジュール
に従って番組を効率よく送出することができる。
【0018】請求項3の発明は、前記しきい値設定手順
において、前記要求頻度が第1の基準値以下のときに
は、前記しきい値を第1の値に設定し、前記要求頻度が
前記第1の基準値よりも大きいときには、前記しきい値
を、第1の値よりも大きい値を有する第2の値に設定す
るようにしたものである。
【0019】これにより、番組送出要求の要求頻度が比
較的小さく、第1の基準値以下のときには、番組を送出
するか否かを決定するのに用いるしきい値の値を第1の
値に設定する。この第1の値は、第2の値よりも小さい
値である。この結果、番組送出要求の要求頻度が比較的
小さいときには、しきい値の値を小さく設定することが
できる。これにより、一人または少数の要求者からの番
組送出要求を受け取ったら即座に、要求者に向けて一の
番組を送出することとなる。
【0020】一方、番組送出要求の要求頻度が比較的大
きく、第1の基準値よりも大きいときには、前記しきい
値の値を第2の値に設定する。この第2の値は、第1の
値よりも大きい値である。この結果、番組送出要求の要
求頻度が比較的大きいときには、しきい値の値を大きく
することができる。これにより、多数の要求者からの番
組送出要求を待ってから、これら各要求者に向けて一の
番組を一度に送出することとなる。
【0021】このように、番組送出要求の要求頻度の大
小に対応させて、大きさの異なる2つの値を選択的にし
きい値として設定することにより、効率のよい番組送出
を容易に実行することができる。
【0022】請求項4の発明は、しきい値設定手順にお
いて、番組送出要求の要求頻度が、第1の基準値よりも
大きい値を有する第2の基準値以上のときには、しきい
値を第3の値に設定し、送出手順において、しきい値が
第3の値のときには、番組送出要求の要求数に拘わらず
一の番組を繰り返し送出するようにしたものである。
【0023】例えば、番組送出要求が非常に多い場合に
は、番組送出要求の要求頻度が非常に大きくなり、前記
第1の基準値を越えて第2の基準値に達する。このよう
な場合には、しきい値設定手順において、しきい値を第
3の値に設定する。この第3の値は、第1の値および第
2の値と区別することができる値である。続いて、送出
手順において、しきい値が第3の値のときには、番組送
出要求の要求数に拘わらず一の番組を繰り返し送出す
る。
【0024】このように、番組送出要求が非常に多い場
合には、番組を繰り返し送出することにより、各要求者
は、繰り返して送出される番組の中から、所望の時間に
送出される番組を選択するだけで、その番組を受け取る
ことができる。従って、番組送出要求が非常に多くて
も、すべての要求者に番組を送出することができる。な
お、番組を繰り返して送出するとき、その番組の送出に
用いるチャネルは、例えば1本ないし数本または全チャ
ネル数の数%〜5割程度の本数とし、少なくとも他に空
きチャンネルを残しておくようにする。これにより、一
の番組を繰り返し送信している最中であっても、他の番
組に対する番組送信要求を受け取って他の番組を送出す
ることができる。
【0025】以上より、一の番組に対する番組送出要求
が非常に多いときでも、番組を効率よく送出することが
できる。
【0026】請求項5の発明は、しきい値設定手順にお
いて、番組送出要求の要求頻度が、第1の基準値よりも
大きい値を有する第2の基準値以上のときには、しきい
値を第3の値に設定し、送出手順において、しきい値が
第3の値のときには、番組送出要求の要求数に拘わらず
一の番組を複数のチャネルを介して同時にかつ繰り返し
送出し、かつ、一の番組の送出開始時刻を各チャネル毎
にずらすようにしたものである。
【0027】これにより、上述した請求項4の発明と同
様に、一の番組に対する番組送出要求が非常に多いとき
でも、番組を効率よく送出することができる。さらに、
一の番組を複数のチャネルを介して同時にかつ繰り返し
送出し、かつ、一の番組の送出開始時刻を各チャネル毎
にずらすようにしたから、一の番組に対して、さらに多
くの番組送出要求があっても、すべての要求者に対して
一の番組を送出することができ、かつ、要求者の待ち時
間を減少させることができる。
【0028】請求項6の発明は、番組送出要求を最初に
受け取ったときからの経過時間を計測する時間計測手順
を設け、送出手順において、番組送出要求の要求数がし
きい値設定手順により設定されたしきい値に達したと
き、または、時間計測手順により計測された経過時間が
制限時間に達したときに、一の番組を送出するようにし
たものである。
【0029】これにより、番組送出要求に時間的なばら
つきがあっても、一定時間が経過する毎に、番組を要求
者に効率よく送出することができる。例えば、番組送出
要求の要求頻度が比較的大きいときには、しきい値は比
較的大きい値に設定される。このような場合において、
短時間内に複数の番組送出要求が発せられたが、要求数
がしきい値に達しない状態で、次に番組送出要求が長時
間発せられない場合が考えられる。このような場合に
は、既に番組送出要求を発した要求者は、番組の送出を
長時間待たなければならない。そこで、一の番組に対す
る番組送出要求を最初に受け取ってからの経過時間が所
定の制限時間に達したときには、番組送出要求の要求数
がしきい値に達していなくても、一の番組の送出を行
う。
【0030】請求項7の発明は、送出手順において、前
記一の番組と、既に送出時刻および送出チャネルが設定
されて送出待ち状態となっている他の番組とを比較し、
両者の内容が異なるか否かを判定し、この判定の結果、
両者の内容が異なるときに、前記一の番組を送出するた
めの送出時刻および送出チャネルを設定し、これら設定
された送出時刻および送出チャネルに従って前記一の番
組を送出するようにしたものである。
【0031】即ち、新たな要求者から、一の番組の送出
を要求する旨の番組送出要求があったとき、この一の番
組の内容が、既に送出時刻および送出チャネルが設定さ
れて送出待ち状態となっている他の番組の内容と同一の
場合が考えられる。このような場合には、その一の番組
について、新たに送出時刻および送出チャネルの設定を
しないで、送出待ち状態となっている他の番組を、新た
な要求者にも送出するようにする。
【0032】これにより、同一の番組に対する番組送出
要求を発した要求者に向けて、番組を一度に送出するこ
とができ、番組送出に使用するチャネル数を減少させる
ことができる。
【0033】請求項8の発明は、送出手順において、所
定時間内に送出可能な送出チャネルが存在するか否かを
判定し、この判定の結果、所定時間内に送出可能な送出
チャネルが存在するときに、前記一の番組を送出するた
めの送出時刻および送出チャネルを設定し、これら設定
された送出時刻および送出チャネルに従って前記一の番
組を送出するようにしたものである。
【0034】即ち、現時点において、番組の送出のため
にすべての送出チャネルが使用されているが、現時点か
ら短時間が経過した後に、番組の送出が完了し、空き状
態となるチャネルがあるか否かを判定する。そして、こ
のようなチャネルがある場合には、そのチャネルを介し
て番組を送出すべきスケジューリングを行う。
【0035】これにより、現時点において全チャネルが
使用中でも、短時間経過後に空きチャネルができる場合
には、その空きチャネルを介して番組を効率よく送出す
ることができる。
【0036】請求項9の発明は、一の番組の送出を要求
する番組送出要求を受け取り、この番組送出要求によっ
て要求された一の番組を送出する番組送出方法であっ
て、番組送出要求の要求数を計数する計数手順と、計数
手順によって計数された要求数に基づいて、番組送出要
求の要求頻度Fを算出する頻度算出手順と、要求頻度F
が、第1の基準値B1に対して、F≦B1のときには、
番組送出要求を受け取った直後に前記一の番組を送出
し、要求頻度が、第1の基準値B1および第1の基準値
B1より大きな値を有する第2の基準値B2に対して、
B1<F<B2のときには、前記一の番組に対する番組
送出要求の要求数が所定数になったときに前記一の番組
を送出し、要求頻度が、第2の基準値B2に対して、B
2≦Fのときには、前記一の番組を繰り返して送出する
送出手順とを備えている。
【0037】これにより、番組送出要求の要求頻度Fが
低く、F≦B1のときには、番組送出要求を受けた直後
に即座に番組を送出することができる。また、番組送出
要求の要求頻度Fが高く、B1<F<B2ときには、複
数の番組送出要求を受けた後に即座に、複数の要求者に
対して番組を一度に送出することができる。さらに、番
組送出要求の要求頻度Fがさらに高く、B2≦Fのとき
には、番組を繰り返して送出するため、要求者は、繰り
返し送出される番組の中から所望の時間に送出される番
組を選択して受け取ることができる。これにより、すべ
ての要求者に番組を送出することができる。
【0038】このように、番組送出要求の要求数および
要求頻度に応じて、番組を効率よく送出することができ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図13に従って説明する。本発明の実施形態とし
て、視聴者の要求に応じて競馬の前走映像を放映するC
ATVシステムを例に挙げる。一般に、競馬では、馬の
順位を予想するときに、過去最近のレースにおいて馬が
どのように走ったかを示す前走情報を参考にする。例え
ば、馬券を購入しようとする者は、過去最近の4レース
分の前走情報を参考にして、馬の調子を把握し、その馬
の馬券を購入するか否かを判断する。このような事情か
ら、本実施形態におけるCATVシステムでは、馬が参
加している過去最近のレースの映像をレース毎に放映す
ることにより、競馬の前走情報を視聴者に提供するもの
である。このような競馬の前走映像は、およそ1分ない
し3分程度の映像である。例えば、視聴者はセンタ装置
に向けて番組送出要求(以下、これを「リクエスト」と
いう。)を行う。具体的には、視聴者は、センタ装置に
電話をかけ、所望の馬の前走映像の送出を要求する。こ
れに応じて、センタ装置は、視聴者によって要求された
馬の前走映像を、視聴者の手元にある端末に向けて送出
する。これにより、視聴者は、その前走映像を視聴し
て、競馬の予想を行う。
【0040】それでは、まず、本実施形態によるCAT
Vシステムの構成について説明する。
【0041】図1は、本実施形態によるCATVシステ
ムを示している。このCATVシステムは、本発明によ
る番組送出方法を適用したセンタ装置100と、複数の
端末200とを備えている。センタ装置100と各端末
200は、有線ケーブル等からなるCATV網5を介し
て相互に接続されており、センタ装置100から送出さ
れる番組(競馬の前走映像)は、このCATV網5を介
して各端末200に送出される。さらに、センタ装置1
00と各端末200は、電話回線6を介して相互に接続
されており、各端末200から送信されるリクエスト
(リクエスト信号)は、この電話回線6を介してセンタ
装置100に受け取られる。
【0042】また、図2に示すように、センタ装置10
0は、制御部11、混合部13,モデム15、複数の映
像送出セクション20A,20B,20C,20D(2
0A,20Bのみ図示)およびガイド情報送出セクショ
ン30を備えている。
【0043】制御部11は、CPU、タイマ等を有する
マルチプロセッシングユニットであり、センタ装置10
0の全体的な制御、電話回線6およびモデム15を介し
て入力されるリクエストの受け取り、受け取ったリクエ
ストの管理、図9ないし図13に示す映像送出処理、ガ
イド情報画像の送出処理等を実行するものである。ま
た、制御部11には、記憶部12が設けられ、この記憶
部12には、後述するリクエスト管理テーブルおよびス
ケジュールテーブル等が記憶されている。
【0044】映像送出セクション20A〜20Dは、そ
れぞれ競馬の前走映像を送出するためのセクションであ
り、センタ装置100内に4組設けられている。
【0045】映像送出セクション20Aは、再生部2
1、多重変換部23および変調部24を備えている。再
生部21には複数の追記型光ディスク22が備えられて
おり、これら光ディスク22のそれぞれには、複数の前
走情報がデジタルデータとして記録されている。再生部
21は、制御部11の制御に基づいて、複数の光ディス
ク22にランダムにアクセスし、前走情報を個別的に再
生する。さらに、再生部21は、例えば4種類の前走映
像を同時に再生することができ、これら4種類の前走映
像を例えば4本の伝送線路を介して多重変換部23に出
力することができる。
【0046】多重変換部23は、再生部21によって再
生された4種類の前走映像を、例えばMPEG(Moving
Picture Experts Group)2等に基づく多重化圧縮方式
に従って多重化し、パケット形式の圧縮デジタルデータ
を生成して、変調部24に出力する。
【0047】変調部24は、多重化された複数の前走映
像を、例えば64QAM等のデジタル変調方式を用いて
変調することにより、図4に示すような周波数帯域幅6
MHzの送信信号Aを生成する。
【0048】また、映像送出セクション20B,20
C,20Dは、それぞれ、上述した映像送出セクション
20Aと同様に構成されているが、図4に示すように、
映像送出セクション20Bから最終的に出力される送信
信号Bは、映像送信セクション20Aから最終的に出力
される送信信号Aよりも6MHz高い周波数帯域を占有
する信号である。同様に、映像送出セクション20Cか
ら最終的に出力される送信信号Cは、送信信号Bよりも
6MHz高い周波数帯域を占有する信号であり、映像送
出セクション20Dから最終的に出力される送信信号D
は、送信信号Cよりも6MHz高い周波数帯域を占有す
る信号である。
【0049】このように、送信信号A〜Dのそれぞれの
送信周波数の占有幅をずらすことにより、送信信号A〜
Dを同時に送信することができる。ここで、上述したと
おり、各送信信号A〜Dはそれぞれ、4種類の前走映像
を多重したものであるから、これら送信信号A〜Dを同
時に送信することにより、合計16種類の前走映像を同
時に送出することができる。即ち、当該CATVシステ
ムにおける最大チャネル数は16である。そして、これ
らのチャネル割当またはチャネル解放等のチャネル制御
は、制御部11によって行われる。
【0050】ガイド情報送出セクション30は、前走映
像の送出に関するガイド情報画像を送出するものであ
る。ガイド情報画像とは、例えば、図8に示すように、
センタ装置100から送出可能な各前走映像を指定する
ためのコード番号の表示や、リクエスト受付時間の表
示、リクエストした視聴者に対するガイダンスの表示等
を含む画像である。
【0051】ガイド情報送出セクション30は、ガイド
画面作成部31と、変調部32を備えている。ガイド画
面作成部31は、制御部11による制御に基づいて上述
したガイド情報画像を作成し、作成したガイド情報画像
を変調部32に出力する。ガイド情報画像が、例えばサ
ービス名等の主となるガイド画面を形成するものである
場合には、変調部32は、ガイド情報画像をNTSC方
式に基づいたアナログ映像信号に変調する。一方、ガイ
ド情報画像が、図8に示すようなガイド画面を形成する
ものである場合には、変調部32は、ガイド情報画像を
周知のテレビ文字多重放送の方式に基づいて上記アナロ
グ映像信号のVBI(垂直帰線消去期間)にデジタルデ
ータとして重畳する。さらに、変調部32は、変調され
たガイド情報画像を周波数帯域6MHzの所定の放送チ
ャネルに変調し、送信信号Gとする。
【0052】混合部13は、映像送出セクション20A
〜20Dから出力された送信信号A〜D、ガイド情報送
出セクション30から出力された送信信号Gおよび制御
部11から出力された制御信号S1をそれぞれ混合して
CATV網5に出力するものである。ここで、制御信号
S1は、各端末200の受信チャネルを、送信信号の送
信に使用するチャネルに自動的に一致させるための信号
であり、例えば、従来より視聴制御に使用されているよ
うなFSK信号である。
【0053】モデム15は、各端末200から電話回線
6を介して入力されたリクエスト信号に対する入力制御
を行い、このリクエスト信号を制御部11に入力させ
る。
【0054】一方、各端末200は、図3に示すよう
に、映像受信セクション50とリクエスト発信セクショ
ン60とを備えている。
【0055】映像受信セクション50は、センタ装置1
00から送出された前走映像を受け取り、この前走映像
を表示するものである。映像受信セクション50は、制
御部51と、復調部52と、抽出部53と、入力部54
と、モニタ55と、スピーカ56とを備えている。
【0056】制御部51は、CPU等により構成され、
映像受信セクション50の全体的な制御を行うものであ
る。復調部52は、64QAM等のデジタル変調方式に
より変調されてセンタ装置100から送出された送信信
号を復調するものである。抽出部53は、復調部52に
よって復調された送信信号中に多重化されている前走情
報を抽出して制御部51に入力するものである。また、
復調部52および抽出部53は、センタ装置100から
送出されたガイド情報画像の復調等をも行い、そのガイ
ド情報画像を制御部51に入力する。さらに、モニタ5
5は、抽出部53から制御部51に入力された前走映像
またはガイド情報画像を出力するものである。また、ス
ピーカ56は、前走映像またはガイド情報画像に付随す
る音声を出力するものである。なお、上述した制御部5
1、復調部52および抽出部53等の各機能を実現する
ためのソフトウェアを、パーソナルコンピュータに読み
込ませることにより、映像受信セクション50をパーソ
ナルコンピュータにより実現することができる。
【0057】また、リクエスト発信セクション60は、
リクエスト発信部61と、モデム62を備えている。リ
クエスト発信部61は、所望の前走情報の送出をリクエ
ストするためのリクエスト信号を生成するものである。
ここで、リクエスト信号には、後述する前走情報を指定
するための馬コードHNおよび前走コードRNと、端末
200を特定するための端末番号等が含まれる。モデム
62は、リクエスト信号を電話回線6を介して出力する
ための出力制御を行うものである。なお、このリクエス
ト発信セクション60として、通常の電話機を用いるこ
とができる。なお、リクエスト発信セクション60をパ
ーソナルコンピュータによって実現してもよい。
【0058】次に、本実施形態によるCATVシステム
の基本的な動作を説明する。
【0059】視聴者は、手元にある端末200の入力部
54を操作して、モニタ55にガイド情報画像を表示さ
せる。このガイド情報画像は、必要に応じた複数の頁で
構成され、各頁を生成するためのデータは、センタ装置
100から各端末200に向けて、常時繰返送出されて
おり、制御部51の図示しないメモリに逐次更新、記録
されている。従って、視聴者は、入力部54を操作する
ことにより所望のガイド情報画像をいつでもモニタ55
に表示させることができる。
【0060】そして、視聴者は、ガイド情報画像を見
て、前走映像のリクエストを行う。即ち、ガイド情報画
像には、図8に示すように、馬を指定するための馬コー
ドHNと、過去最近の4回分の前走のうち、いずれかの
前走を指定するための前走コードRNが含まれている。
視聴者は、ガイド情報画像を見て、所望の前走映像を選
び、その所望の前走映像に対応する馬コードHNと前走
コードRNを、リクエスト発信部61に入力する。例え
ば、リクエスト発信部61を含むリクエスト発信セクシ
ョン60が電話機の場合には、視聴者は、その電話機に
よってセンタ装置100に接続する。センタ装置100
の制御部11は自動応答機能を有しており、視聴者は制
御部11が生成する音声ガイダンスに従って、所望の前
走映像に対応する馬コードHNと前走コードRNと端末
番号を、電話のプッシュボタン等によって入力する。
【0061】入力された馬コードHN、前走コードRN
および端末番号を含むリクエスト信号は、モデム62お
よび電話回線6を介してセンタ装置100に送信され
る。
【0062】センタ装置100に送信されたリクエスト
信号は、センタ装置100のモデム15を介して制御部
11に入力され、後述のリクエスト受付処理がなされる
まで一時的にバッファメモリ(図示せず)に記憶され
る。このとき、制御部11は、図9ないし図13に示す
ような映像送出処理を実行しており、この映像送出処理
により、前走映像を送出するためのスケジューリングを
行う。即ち、制御部11は、入力されたリクエスト信号
に含まれる馬コードHNと前走コードRNによって前走
映像を特定すると共に、このリクエスト信号に含まれる
端末番号によって前走映像を送出する送出先の端末20
0を特定する。さらに、制御部11は、前走映像を送出
する送出時刻と送出信号の送出に使用するチャネルを設
定する。
【0063】そして、設定した送出時刻になったとき、
センタ装置100の制御部11は、前走映像の送出を行
う。即ち、制御部11は、特定された前走映像が記録さ
れた光ディスクを備えた再生部21を選択する。そし
て、この選択した再生部21を含む映像送出セクション
を制御して、特定された前走映像が多重された送信信号
を、スケジューリング時に特定されたチャネルを介して
送信する。
【0064】センタ装置100から送信された送信信号
は、CATV網5を介して端末200に受信される。そ
して、端末200の復調部52および抽出部53は、受
信された送信信号中から前走映像を復元して制御部51
に入力する。制御部51は、入力された前走映像をモニ
タ55およびスピーカ56に出力する。これにより、視
聴者は、モニタ55およびスピーカ56から出力される
前走映像を視聴し、所望の馬に関する情報を得ることが
できる。
【0065】なお、センタ装置100から送信された送
信信号を端末200が受信するには、端末200の受信
チャネルを、その送信信号の送信に使用するチャネルに
一致させなければならない。本実施形態では、図4に示
すように、センタ装置100から端末200に向けて送
信信号A〜Dのいずれかを送信するときに、センタ装置
100から端末200に向けて制御信号S1を送信す
る。この制御信号S1は、端末200の受信チャネル
を、センタ装置100が送信信号の送信に使用するチャ
ネルに自動的に一致させるための信号である。これによ
り、端末200の受信チャネルと送信信号の送信に使用
されるチャネルは自動的に一致するため、センタ装置1
00から送信された送信信号は、端末200に確実に受
信される。
【0066】次に、センタ装置100による前走映像の
送出方法について説明する。図5に示すように、センタ
装置100による前走映像の送出方法には、3つの種類
(型)がある。
【0067】第1の送出方法は、即応型送出である。即
応型送出は、図5の上段に示すように、単一の端末20
0からの1回のリクエストを受け取ったとき、これに応
じて即座に前走映像をスケジューリングするものであ
る。これにより、実質的には、リクエストを受け取った
直後に前走映像が送出される。従って、VODとほぼ同
様の効果を得ることができる。この即応型送出は、リク
エスト数が少なく、リクエスト頻度が低いときに選択さ
れる。
【0068】第2の送出方法は、繰返型送出である。繰
返型送出は、図5の中段に示すように、リクエストの受
け取りタイミングに拘わらず同一の前走映像を繰り返し
送出するようにスケジューリングするものである。これ
により、前走映像は、リクエストの受け取りタイミング
に関わらず繰り返し送出される。従って、NVODとほ
ぼ同様の効果を得ることができる。この即応型送出は、
リクエスト数が非常に多く、リクエスト頻度が非常に高
いときに選択される。
【0069】第3の送出方法は、待機型送出である。待
機型送出は、図5の下段に示すように、複数のリクエス
トの受け取りを待ってから、各リクエストを送信した端
末に、同一の前走映像を一度に送出するようにスケジュ
ーリングするものである。これにより、同一の前走映像
が、各リクエストを送信した端末に向けて一度に送出さ
れる。この待機型送出は、効果的にみて、VODとNV
ODの中間に位置する送出方法であり、リクエストがあ
る程度多く、リクエスト頻度がある程度高いとき選択さ
れる。
【0070】これら送出方法の選択は、図9ないし図1
3に示す映像送出処理に基づいて実行される。それで
は、これより、図9ないし図13に示す映像送出処理に
ついて詳細に説明する。なお、本実施形態では、説明の
便宜上、具体的な処理については、複数の前走映像のう
ち、図7に示す映像番号1の前走映像(以下、これを
「前走映像1」という)の送出を要求するリクエストに
対して映像送出処理を行う場合を例に挙げて説明する。
【0071】まず、図9に示す映像送出処理のメインル
ーチンについて説明する。センタ装置100を起動させ
ると、図9に示す映像送出処理のメインルーチンがセン
タ装置100の制御部11によって実行される。まず、
図9中のステップ1では、映像送出処理で用いるパラメ
ータ等を初期化する。そして、ステップ2では、図10
に示すリクエスト受信処理を実行する。ステップ3で
は、図11に示す繰返型送出解除処理を実行する。ステ
ップ4では、図12に示す映像送出方法設定処理を実行
する。ステップ5では、図13に示すスケジュール処理
を実行する。ステップ6では、映像送出処理を実行す
る。そして、ステップ2〜ステップ6の一連の処理を、
例えば、1〜5秒程度の間隔で繰り返し実行する。
【0072】次に、図10に示すリクエスト受信処理に
ついて説明する。このリクエスト受信処理は、図9に示
すメインルーチンのステップ2で実行されるサブルーチ
ンである。
【0073】図10中のステップ11では、端末200
から電話回線6を介して送られ、その時点でバッファメ
モリに蓄積されているリクエスト(リクエスト信号)の
うちの1つを受け取る。そして、ステップ12では、受
け取ったリクエスト信号に含まれる馬コードHNと前走
コードRNを調べ、各コードが正しいコードか否かを判
定する。判定の結果、各コードが正しいときには、ステ
ップ13に移行し、ステップ13で、受け取ったリクエ
ストをリクエスト管理テーブルに登録する。
【0074】ここで、リクエスト管理テーブルとは、図
7に示すように、受け取ったリクエストを登録するテー
ブルである。このリクエスト管理テーブルには、各前走
映像の再生時間(映像長L[秒])、映像番号と映像指
定番号との関係、リクエストした端末を特定するための
端末番号、リクエスト数R、リクエスト頻度F等が、前
走映像毎にそれぞれ記録されている。
【0075】新たに受け取ったリクエストをリクエスト
管理テーブルに登録するときには、まず、リクエスト信
号に含まれる馬コードHNと前走コードRNとによって
映像指定番号を決定し、この映像指定番号によって指定
される前走映像を特定する。そして、特定された前走映
像に関連づけるようにして、前記リクエスト信号に含ま
れている端末番号をリクエスト管理テーブルに書き込
む。
【0076】例えば、本実施形態のように、図7中に示
す前走映像1をリクエストする場合には、視聴者は、リ
クエスト発信部61にリクエストを入力するときに、馬
コードHN「105」および前走コード「1」を入力す
る。これにより、映像指定番号が「105−1」と決定
され、前走映像1が指定される。そして、このリクエス
トを送信した端末の端末番号が「102」の場合には、
前走映像1に関連づけるようにして、端末番号「10
2」をリクエスト管理テーブルに書き込む。
【0077】なお、馬コードHNが「203」であり、
前走コードが「3」であり、よって映像指定番号が「2
03−3」の場合でも、前走映像1が指定される。この
ように、1つの前走映像に対して複数の映像指定番号が
存在する理由は、1つのレースには複数の馬が参加して
いるためである。即ち、前走映像1が、馬コード「10
5」の馬と、馬コード「203」の馬とが共に参加して
いるレースの映像の場合には、どちらの馬コードによっ
ても、前走映像1を指定することができる。
【0078】さて、リクエストをリクエスト管理テーブ
ルに登録した後、ステップ15に移行する。ステップ1
5では、リクエストが、前走映像1にとっての最初のリ
クエストか否かを判定する。判定の結果、受け取ったリ
クエストが、前走映像1にとっての最初のリクエストの
ときには、ステップ16で、タイマ値Tをリセットして
「0」にする。その後、処理は、メインルーチンのステ
ップ3に移行する。一方、受け取ったリクエストが前走
映像1にとっての最初のリクエストでないときには、タ
イマ値Tをリセットせずに、前走映像1に対する処理を
終了する。
【0079】ここで、タイマ値Tのリセットについて説
明を加える。後述するスケジュール処理において、前走
映像1の送出タイミングを決定するために、前走映像1
について、最初のリクエストを受け取ってからの経過時
間をタイマによって計数する必要がある。そのため、前
走映像1について最初のリクエストを受け取ったときに
は、このステップ15および16でタイマ値Tのリセッ
トを行う。なお、前走映像1の送出を開始した後には、
前走映像1についてのリクエストは、リクエスト管理テ
ーブルから削除される。このように、リクエストの登録
が削除された後に、前走映像1について最初に受け取っ
たリクエストは、ステップ15において、最初のリクエ
ストとして判定される。
【0080】一方、ステップ12の判定の結果、受け取
ったリクエスト信号に含まれる馬コードHNまたは前走
コードRNが正しいコードでないときには、「リクエス
トが正しくありません」といった音声ガイダンスを端末
200のリクエスト発信部61である電話機の受話器か
ら出力させるために、ガイダンス用の音声信号をモデム
15,電話回線6を介して端末200に送信する。以上
の手順を上記バッファメモリ中の未処理のリクエストの
各々について実行する。そして、処理は、メインルーチ
ンのステップ3に移行する。なお、当初から未処理のリ
クエストがバッファにない場合は、直ちにメインルーチ
ンのステップ3に移行する。
【0081】次に、図12に示す映像送出方法設定処理
について説明する。この映像送出設定処理は、図9に示
すメインルーチンのステップ4で実行されるサブルーチ
ンである。なお、説明の都合上、メインルーチンのステ
ップ3で実行される繰返型送出解除処理(図11)は、
映像送出方法設定処理、スケジュール処理、映像送出処
理等を説明した後に説明する。
【0082】図12の映像送出方法設定処理は、上記リ
クエスト受信処理において、新たにリクエストがあった
前走映像に対し、前走映像毎に実行するものである。こ
こで、前走映像の送出方法は、初期状態ではいずれにも
設定しておかないもの(未定の状態)とする。
【0083】図12中のステップ31では、リクエスト
を受け取った時点において、前走映像1の送出方法とし
て繰返型送出が既に設定されているか否かを判定する。
判定の結果、繰返型送出が設定されていないときには、
ステップ32に移行する。
【0084】ステップ32では、リクエスト頻度Fを算
出する。例えば、前走映像1のリクエスト頻度Fを算出
するには、まず、端末200からの各リクエストの受付
時にその到来時刻を記憶しておく。そして、前走映像1
の過去の所定時間Dに到来したリクエスト数Kを数え、
それに前走映像1の映像長Lを乗算し、それを所定時間
Dで除算しそれをリクエスト頻度Fとする。例えば、所
定時間Dを10分、前走映像1の映像長Lを2分、リク
エスト数Kを3とすると、
【数1】F=K×L/D=3×2/10=0.6 である。
【0085】つまり、このようにして求めたリクエスト
頻度Fは、その映像長L当たりのリクエスト数Kの所定
時間Dの間の時間平均値である。この所定時間Dは長す
ぎると急激なリクエストの変動に対処できなくなり、短
すぎると変動を受けやすいので、適宜設定する。これに
より、リクエスト頻度Fが1以下であれば、平均的にみ
て1回のリクエストで1回の送出ができ、1を越えてい
れば複数のリクエストに対して1回の送出しかできない
という指標となるのである。これをリクエスト頻度Fと
して用いる。
【0086】ステップ33では、前走映像1についての
リクエスト頻度Fが1以下か否かを判定し、判定の結
果、リクエスト頻度Fが1以下のときには、ステップ3
4に移行する。ステップ34では、前走映像1の送出方
法として即応型送出を設定する。具体的には、しきい値
Nに「1」を入力し、制限時間Mに「∞」(実際には、
無限大を意味する限りなく大きな値)を入力する。
【0087】一方、ステップ33の判定の結果、前走映
像1についてのリクエスト頻度Fが1以下でないときに
は、ステップ35に移行する。ステップ35では、前走
映像1についてのリクエスト頻度Fが10以上か否かを
判定し、判定の結果、リクエスト頻度が10以上のとき
には、ステップ36に移行する。ステップ36では、前
走映像1の送出方法として繰返型送出を設定する。具体
的には、しきい値Nに「0」を入力し、制限時間Mにそ
の前走映像の映像長L(映像の再生時間[秒])を設定
する。
【0088】一方、ステップ35の判定の結果、前走映
像1についてのリクエスト頻度Fが10以上でないと
き、即ち、リクエスト頻度Fが、1<F<10のときに
は、ステップ37に移行する。ステップ37では、前走
映像1の送出方法として待機型送出を設定する。具体的
には、しきい値Nに「5」を入力し、制限時間Mに
「5」[分]を入力する。
【0089】一方、ステップ31の判定の結果、リクエ
ストを受け取った時点において、前走映像1の送出方法
として繰返型送出が設定されているときには、番組送出
方法の新たな設定を行わない。以上の手順を、上記リク
エスト受信処理で新たにリクエストがあった前走映像の
すべてについて実行した後、処理はメインルーチンのス
テップ5に移行する。
【0090】次に、図13に示すスケジュール処理につ
いて説明する。このスケジュール処理は、図9に示すメ
インルーチンのステップ5で実行されるサブルーチンで
あり、既に送出方法が決定されている前走映像のそれぞ
れについて実行するものである。かつ、その前走映像が
上記リクエスト処理で新たにリクエスト管理テーブルに
登録したものである場合(後述のステップ41でYES
の場合)にはそのリクエストのそれぞれについて実行す
る。この場合は、同一の前走映像に対して複数のリクエ
ストがある場合はそれぞれに実行することになる。一
方、その前走映像が上記リクエスト処理で新たにリクエ
スト管理テーブルに登録したものでない場合(後述のス
テップ41でNOの場合)にはその前走映像のそれぞれ
について実行するものである。
【0091】図13中のステップ41では、前走映像1
がリクエストを新たに受け取ったものか否かを再度判定
し、リクエストを受け取ったものであるときには、ステ
ップ42で、前走映像1が既に予約(スケジューリン
グ)済みか否かを判定する。即ち、前走映像1について
の送出時刻および送出チャネルが既に設定され、送出待
ちの状態であるか否かを判定する。ステップ42の判定
の結果、前走映像1が既に予約済みのときには、ステッ
プ43に移行する。ステップ43では、受け取ったリク
エストによって指定される端末番号、即ち、このリクエ
スト元の端末番号を、送出待ち状態となっている前走映
像1についてのスケジュールに追加する。そして、ステ
ップ44では、前走映像1の送出時刻と送出チャネルを
端末200のリクエスト発信部61である電話機の受話
器から出力させるために、ガイダンス用の音声信号をモ
デム15、電話回線6を介して端末200に送信し、電
話回線の接続を切る。なお、センタ装置100からの制
御信号S1によって端末200の受信チャネルが自動的
に設定される場合は、視聴者はその受信チャネルを知る
必要がないので、送出チャネルは知らせなくてもよい。
【0092】一方、ステップ42の判定の結果、前走映
像1が予約済みでないときには、ステップ45に移行す
る。ステップ45では、リクエストを受け取った時点に
おいて、チャネルに空きがあるか否か、または、リクエ
ストを受け取った時点から所定時間内において、チャネ
ルに空きができるか否かを判定する。例えば、所定時間
を10分とすると、リクエストを受け取った時点から1
0分経過した後に、既にスケジュールに組み込まれた前
走映像の送出が完了し、チャネルに空きができるか否か
を、後述するスケジュールテーブル等を参照にして判定
する。この判定の結果、チャネルに空きがないまたは所
定時間以内に空きができないときには、ステップ52に
移行する。そして、ステップ52では、「混雑していま
す。しばらくしてからもう一度リクエストしてくださ
い。」といったガイダンスを端末200のリクエスト発
信部61である電話機の受話器から出力させるために、
ガイダンス用の音声信号をモデム15、電話回線6を介
して端末200に送信し、電話回線の接続を切る。そし
て、ステップ53で、管理テーブルから、当該リクエス
トの登録を削除する。このとき、端末番号のみを削除
し、リクエスト数Rとリクエスト頻度Fは、それ以後の
計算に使用するために保持しておく。
【0093】一方、ステップ45の判定の結果、チャネ
ルに空きがあるときには、送出チャネルとしていずれか
一つを選択し、ステップ46に移行する。ステップ46
では、前走映像1に対するリクエスト数Rを、リクエス
ト管理テーブルを参照して求める。
【0094】ステップ47では、リクエスト数Rがしき
い値Nに達したか否かを判定する。判定の結果、リクエ
スト数Rがしきい値Nに達していないときには、ステッ
プ48に移行する。
【0095】ステップ48では、タイマ値Tが制限時間
Mに達したか否かを判定する。判定の結果、タイマ値T
が制限時間Mに達していないときには、ステップ54に
移行する。ステップ54では、送信チャネルと、「リク
エストを受け付けました。しばらくお待ちください」と
いったガイダンスを端末200のリクエスト発信部61
である電話機の受話器から出力させるために、ガイダン
ス用の音声信号をモデム15、電話回線6を介して端末
200に送信し、電話回線の接続を切る。なお、センタ
装置100からの制御信号S1によって端末200の受
信チャネルが自動的に設定される場合は、視聴者はその
受信チャネルを知る必要がないので、送出チャネルは知
らせなくてもよい。
【0096】一方、ステップ47の判定の結果、前走映
像1に対するリクエスト数Rがしきい値Nに達している
とき、または、ステップ48の判定の結果、タイマ値T
が制限時間Mに達しているときには、ステップ49に移
行する。
【0097】ステップ49では、前走映像1をスケジュ
ールに組み込む。即ち、前走映像1を送出する端末を特
定すると共に、その前走映像を送出するための送出時刻
と送出チャネルを設定する。さらに具体的には、その前
走映像を送出する端末番号、送出時刻およびチャネル等
を、制御部11の記憶部12に設けられたスケジュール
テーブル(図示せず)に記録する。スケジュールに組み
込まれた前走映像は、予約済み(送出待ち状態)として
取り扱われる。
【0098】ステップ50では、前走映像1の送出時刻
および送出チャネルを端末200のモニタ55に表示さ
せるために、ガイダンス用の送信信号を端末200に送
信する。ここで表示される画面は、放送スケジュールが
決定した前走映像のいわゆる番組表であり、例えば全1
6チャネル分の番組表を送信信号G(ガイドチャネル)
の映像もしくは映像信号に多重された文字放送形式の所
定の番組・頁で送信され、視聴者は適宜、これを参照で
きる。
【0099】一方、ステップ41で、前走映像1がリク
エストを新たに受け取ったか否かを確認した結果、前走
映像1に対するリクエストを新たに受け取っていないと
きには、ステップ55に移行する。ステップ55では、
タイマ値Tが制限時間Mに達したか否かを判定する。判
定の結果、タイマ値Tが制限時間Mに達した場合には、
ステップ49に移行し、ステップ49および50におい
て、前走映像1をスケジュールに組み込み、ガイダンス
用の送信信号の送信を行う。
【0100】また、ステップ55の判定の結果、タイマ
値Tが制限時間Mに達していないときには、前走映像1
に対する処理は終了となる。
【0101】ここで、上述した映像送出方法設定処理
(図12)によって、前走映像1の送出方法として即応
型送出が設定された場合におけるスケジュール処理の流
れについて説明する。なお、ここでは、前走映像1は予
約済みでなく、空きチャネルは十分に存在するものとす
る。
【0102】前走映像1の送出方法として即応型送出が
設定されると、上述した映像送出方法設定処理(図1
2)によって、しきい値Nには「1」が入力され、制限
時間Mには「∞」が入力される。このような場合、図1
3中のステップ41でリクエストがあると判定され、ス
テップ42,45,46を経て、ステップ47に移行し
たとき、しきい値Nに「1」が入力されているため、ス
テップ47では常に「YES」と判定される。従って、
ステップ49に移行し、ステップ49で前走映像1がス
ケジュールに組み込まれることになる。これは、図5の
上段に示すように、1回のリクエストがあれば、即座に
前走映像がスケジュールに組み込まれることを意味して
いる。なお、ステップ41でリクエストがないと判定さ
れ、ステップ55に移行したときには、制限時間Mには
「∞」が入力されているため、ステップ55では常に
「NO」と判定され、即座にメインルーチンに戻る。
【0103】次に、上述した映像送出方法設定処理によ
って、前走映像1の送出方法として繰返型送出が設定さ
れた場合におけるスケジュール処理の流れについて説明
する。なお、ここでは、前走映像1は予約済みでなく、
空きチャネルは十分に存在するものとする。
【0104】前走映像1の送出方法として繰返型送出が
設定されると、上述した映像送出方法設定処理によっ
て、しきい値Nには「0」が入力され、制限時間Mには
「映像長L」が入力される。このような場合、図13中
のステップ41でリクエストがあると判定され、ステッ
プ42,45,46を経て、ステップ47に移行したと
き、しきい値Nに「0」が入力されているため、ステッ
プ47では常に「NO」と判定され、ステップ48に移
行する。そして、ステップ48では、制限時間Mに「映
像長L」が入力されているため、タイマ値Tが映像長L
と等しくなったときに限り、前走映像1がスケジュール
に組み込まれる。一方、ステップ41でリクエストがな
いと判定され、ステップ55に移行したときでも、制限
時間Mに「映像長L」が入力されているため、ステップ
48と同様に、タイマ値Tが映像長Lと等しくなったと
きに限り、前走映像1がスケジュールに組み込まれる。
なお、実際には次回の1回分を組み込む。これは、図5
の中段に示すように、リクエストの受け取りタイミング
に拘わらず、繰返型送出が解除されない限り、前走映像
1が繰り返し送出されるように、スケジュールされるこ
とを意味している。
【0105】次に、上述した映像送出方法設定処理によ
って、前走映像1の送出方法として待機型送出が設定さ
れた場合におけるスケジュール処理の流れについて説明
する。なお、ここでは、前走映像1は予約済みでなく、
空きチャネルは十分に存在するものとする。
【0106】前走映像1の送出方法として待機型送出が
設定されると、上述した映像送出方法設定処理によっ
て、しきい値Nには「5」が入力され、制限時間Mには
「5」[分]が入力される。このような場合、図13中
のステップ41でリクエストがあると判定され、ステッ
プ42,45,46を経て、ステップ47に移行したと
する。すると、しきい値Nに「5」が入力されているた
め、ステップ47では、リクエスト数Rが5に達したと
きに初めて「YES」と判定され、ステップ49で、前
走映像1がスケジュールに組み込まれることになる。こ
れは、図5の下段に示すように、5人のリクエストを待
ってから、前走映像をスケジュールに組み込むことを意
味している。一方、ステップ41でリクエストがないと
判定され、ステップ55に移行したとき、または、ステ
ップ47でリクエスト数が5に達しないと判定されてス
テップ48に移行したとき、制限時間Mには「5」が入
力されているため、ステップ48およびステップ55で
は、タイマ値Tが5分に達しているときに「YES」と
判定され、ステップ49に移行する。そして、ステップ
49で、前走映像1がスケジュールに組み込まれること
になる。これは、前走映像1に対する最初のリクエスト
受けてから、5分経過したときには、リクエスト数が5
に達しなくても前走映像をスケジュールに組み込むこと
を意味している。
【0107】以上の手順を、既に送出方法が決定されて
いるすべての前走映像のについて実行すると、処理は、
メインルーチンのステップ6に移行する。
【0108】次に、図9に示すメインルーチンのステッ
プ6では、スケジュールに組み込まれた前走映像を、そ
れぞれの送出時刻が到来したときに送出する。具体的に
説明すると、スケジューリングされた前走映像のうち、
送出時刻が到来した前走映像があるか否かを判定し、送
出時刻が到来した前走映像があるときには、その前走映
像を送出する。さらに、送出したが完了した前走映像に
対応するリクエストをリクエスト管理テーブルから削除
する。なお、リクエスト頻度Fの計算に必要な各リクエ
ストの到来時刻は、必要な期間、保持しておく。その
後、処理は、メインルーチンのステップ2に戻る。
【0109】次に、図11に示す繰返型送出解除処理に
ついて説明する。この繰返型送出解除処理は、図9に示
すメインルーチンのステップ3で実行されるサブルーチ
ンであり、既に送出方法が決定されている前走映像のそ
れぞれについて実行するものである。
【0110】図11中のステップ21では、前走映像1
の送出方法として繰返型送出が設定されているか否かを
判定する。判定の結果、繰返型送出が設定されていると
きには、ステップ22で、リクエスト頻度Fを上述した
ステップ32と同様の方法で算出する。そして、ステッ
プ23では、リクエスト頻度Fが「5」以下か否かを判
定し。「5」以下のときには、前走映像1に設定された
繰返型送出を解除し、送出方法を一旦、未定にする。こ
の場合は、ステップ4に移行し、ステップ4で実行され
る映像送出方法設定処理において、前走映像1の送出方
法が再設定されることになる。
【0111】一方、ステップ21の判定の結果、繰返型
送出が設定されていないとき、または、ステップ23の
判定の結果、リクエスト頻度Fが「5」以下でないとき
には、繰返型送出の解除を行わない。
【0112】以上の手順を、既に送出方法が決定されて
いるすべての前走映像について実行し、メインルーチン
のステップ4に移行する。
【0113】かくして、本実施形態によるセンタ装置1
00によれば、リクエスト頻度に基づいてしきい値Nを
変化させ、リクエスト数がこのしきい値Nに達したと
き、前走映像をスケジューリングする構成としたから
(ステップ47および49)、リクエスト数およびリク
エスト頻度に応じて前走映像を効率よく送出することが
できる。
【0114】即ち、リクエスト頻度Fが低く、F≦1の
ときには、Nに「1」を入力することにより、1回のリ
クエストに応じて即座に前走映像をスケジューリングし
て送出することができる(即応型送出)。また、リクエ
スト頻度Fが非常に高く、F≧10のときには、Nに
「0」を入力することにより、リクエストの受け取りタ
イミングに拘わらず、同一の前走映像を繰り返し送出す
ることができる(繰返型送出)。一方、リクエスト頻度
がある程度高く、1<F<10のときには、Nに「5」
を入力することにより、5つのリクエストの受け取りを
待ってから前走映像をスケジューリングして送出するこ
とができる(待機型送出)。
【0115】従って、前走映像の送出に使用するチャネ
ルの使用効率を高めることができ、使用可能なチャネル
数に限りがある場合でも、前走映像の送出を確実に行う
ことができる。
【0116】また、前走映像の送出方法として待機型送
出を設定したときには、前走映像に対して最初にリクエ
ストがあってから、例えば5分経過したときに、リクエ
スト数が5に達しなくても、前走映像をスケジューリン
グして送出することができる(ステップ55および4
9)。これにより、リクエストの送信に時間的なばらつ
きがあっても、一定時間が経過する毎に、前走映像をリ
クエスト元に効率よく送出することができる。
【0117】また、前走映像の送出方法として繰返型送
出が設定されているときには、リクエスト頻度Fが5以
下に減少したときに、繰返型送出を解除する構成とした
から(ステップ23および24)、リクエスト頻度Fの
変動に応じて、繰返型送出を行うか否かを効率よく決定
することができる。また、本実施形態では、繰返型送出
を設定するときのリクエスト頻度Fの基準値を10と
し、繰返型送出の設定を解除するときのリクエスト頻度
の基準値を5とした。このように、設定の基準値と解除
の基準値との差は5である。このような差を設けること
により、リクエスト頻度Fのわずかに減少する度に、繰
返型送出の設定が解除されるのを防止することができ
る。
【0118】また、前走映像が既に予約済みのときに
は、予約済みの前走映像1についてのスケジュールに、
リクエスト元の端末番号を追加する構成としたから、同
一の前走映像に対してリクエストを行った視聴者に対し
て、前走映像を一度に送出することができ、映像送出に
使用するチャネル数を減少させるこができる。
【0119】また、リクエストを受け取った時点から所
定時間内において、チャネルに空きができるか否かを判
定し、チャネルに空きがあるときに、前走映像のスケジ
ューリングを行う構成としたから、ある時点において全
チャネルが使用中でも、その時点から短時間経過後に空
きチャネルができる場合には、その空きチャネルを介し
て前走映像を効率よく送出することができる。
【0120】なお、前記実施形態では、繰返型送出とし
て、1つのチャネルに同一の前走映像を繰り返し送出す
る場合を例に挙げたが、本発明はこれに限らない。例え
ば、図6に示すように、前走映像を、複数のチャネルを
介して同時にかつ繰り返し送出し、かつ、番組の送出開
始時刻を各チャネル毎にずらすようにしてもよい。これ
により、同一の前走映像に対して、非常に多くのリクエ
ストがあっても、すべての視聴者に対して同一の前走映
像を送出することができ、かつ、視聴者の待ち時間を減
少させることができる。
【0121】また、前記実施形態では、電話回線6を介
して端末200からセンタ装置100に番組送出要求
(リクエスト)をする場合を例に挙げたが、本発明はこ
れに限らず、CATV網5を介して番組送出要求をする
構成としてもよい。例えば、図4に示すように、端末2
00に送信部(図3に破線で示す)を設け、センタ装置
100に向けて要求信号S2を送信し、この要求信号S
2によって番組送出要求を行ってもよい。この要求信号
S2は、センタ装置100の混合部13で分離され、制
御部11に供給される(図2に破線で示す)。
【0122】なお、この場合のリクエスト受付時のガイ
ダンスは、例えば文字データを制御信号S1によってそ
の端末200に送信することにより、それによって制御
部51でガイダンス画像を生成し、モニタ55に表示す
るようにする。
【0123】また、前記実施形態では、待機型送出を設
定するとき、しきい値Nに「5」を入力し、制限時間M
に「5分」を入力する場合を例に挙げたが、本発明はこ
れに限らない。しきい値Nおよび制限時間Mにそれぞれ
入力する値は、番組の再生時間や番組送出要求の傾向や
ばらつき等によって適宜に設定することができる。
【0124】また、前記実施形態では、番組送出要求の
要求頻度が10以上のときに、番組送出方法として繰返
型送出を設定する場合を例に挙げたが、本発明はこれに
限定されず、番組送出方法として繰返型送出を設定する
か否かを決定する基準値は、実際の番組送出要求の要求
頻度に応じて適宜に設定することができる。
【0125】また、前記実施形態では、繰返型送出解除
処理において、リクエスト頻度Fが5以下になったとき
に、繰返型送出を解除する場合を例に挙げたが、本発明
はこれに限らず、繰返型送出によって番組を繰り返す回
数によって、繰返型送出を解除するようにしてもよい。
【0126】さらに、前記実施形態では、番組送出方法
を、競馬の前走映像を送出するシステムに適用した場合
を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、映画、音楽番
組、教育番組、情報提供番組等を送出するCATVシス
テムまたは衛星放送システムに適用してもよい。
【0127】また、図書館や博物館などの施設における
各種の情報提供など、伝送媒体や番組内容に拘わらず、
リクエスト型の情報提供サービスに広く利用できる。
【0128】また、前記実施形態では、センタ装置10
0からの制御信号S1によってリクエスト者の端末20
0がリクエストした番組の放送時に自動的に設定される
例を挙げたが、このような制御信号S1を設けず、リク
エスト者ばかりでなく任意の視聴者がガイドチャネルで
送信される番組表を見て手動で選択するようにし、不特
定多数の視聴者がリクエストの多い番組を任意に楽しめ
るようにしてもよい。しかし、前記実施形態のようにし
た場合は、制御信号S1に視聴許可の機能を付加し、リ
クエストした視聴者のみが視聴できるようにすることに
よって、視聴した分のみ課金するいわゆるPPV(ペイ
パービュー)による有料情報サービスが容易に行えると
いう利点がある。
【0129】また、前記実施形態では、視聴者が電話を
手動でかけてリクエストし、リクエスト受付時のガイダ
ンスが音声で提供される例を挙げたが、例えば図3に破
線で示したように制御部51とリクエスト発信部61と
を結び、入力部54からリクエスト入力すると自動的に
電話を発信するようにしてもよい。なお、この場合には
リクエスト受付時のガイダンスは音声をスピーカ56か
ら出力するようにしてもよいし、文字データ等によって
生成したガイダンスの画像をモニタ55に表示するよう
にしてもよい。
【0130】なお、この場合のリクエスト入力は、例え
ば図8のようなガイド情報画像の提供がガイドチャネル
の文字多重データによってなされている場合には、テレ
ビ文字多重放送の番組選択で行われているようなボタン
コマンドの手法を使用し、画像上の所望の前走映像のボ
タン表示をカーソルを移動して選択表示し、決定キーの
操作によってそのボタン表示を選択すると、それに関連
づけられたコマンドが実行されて、リクエストが自動的
に送信されるようにしてもよい。
【0131】また、前記実施形態では、リクエスト頻度
Fを過去の所定時間のリクエスト数から求める例を挙げ
たが、リクエスト頻度の過去の推移を勘案したり、それ
に基づいて将来の予測を加味するなど、周知の統計的手
法が適用できる。
【0132】なお、ステップ33でリクエスト頻度Fと
比較する値が第1の基準値の具体例に相当し、ステップ
35でリクエスト頻度Fと比較する値が第2の基準値の
具体例に相当する。また、ステップ34でしきい値Nに
入力する値が第1の値の具体例に相当し、ステップ36
でしきい値Nに入力する値が第3の値の具体例に相当
し、ステップ37でしきい値Nに入力する値が第2の値
の具体例に相当する。
【0133】
【発明の効果】以上詳述したとおり、請求項1の発明に
よれば、番組送出要求の要求頻度に基づいてしきい値を
変化させ、番組送出要求の要求数がこのしきい値に達し
たとき、番組を送出する構成としたから、番組送出要求
の要求数および要求頻度に応じて、番組を効率よく送出
することができる。従って、番組の送出に使用するチャ
ネルの使用効率を高めることができ、使用可能なチャネ
ル数に限りがある場合でも、番組の送出を確実に行うこ
とができる。
【0134】請求項2の発明によれば、番組を送出する
ときに、送出時刻および送出チャネルを設定し、この送
出時刻になったときに設定した送出チャネルを介して一
の番組を送出するようにしたから、番組送出要求の要求
数および要求頻度に応じて、番組を効率よくスケジュー
リングすることができ、スケジュールに従って番組を効
率よく送出することができる。
【0135】請求項3の発明によれば、番組送出要求の
要求頻度が第1の基準値以下のときには、しきい値を第
1の値に設定し、要求頻度が第1の基準値よりも大きい
ときには、しきい値を、第1の値よりも大きい値を有す
る第2の値に設定するようにしたから、番組送出要求の
要求頻度の大小に対応させて、大きさの異なる2つの値
を選択的にしきい値として設定することができ、効率の
よい番組送出を容易に実行することができる。
【0136】請求項4の発明によれば、番組送出要求の
要求頻度が、第1の基準値よりも大きい値を有する第2
の基準値以上のときには、しきい値を第3の値に設定
し、送出手順において、しきい値が第3の値のときに
は、番組送出要求の要求数に拘わらず番組を繰り返し送
出するようにしたから、番組に対する番組送出要求が非
常に多いときでも、番組を効率よく送出することができ
る。
【0137】請求項5の発明によれば、番組送出要求の
要求頻度が、第1の基準値よりも大きい値を有する第2
の基準値以上のときには、しきい値を第3の値に設定
し、送出手順において、しきい値が第3の値のときに
は、番組送出要求の要求数に拘わらず番組を複数のチャ
ネルを介して同時にかつ繰り返し送出し、かつ、番組の
送出開始時刻を各チャネル毎にずらすようにしたから、
一の番組に対して、非常に多くの番組送出要求があって
も、すべての要求者に対して一の番組を送出することが
でき、かつ、要求者の待ち時間を減少させることができ
る。
【0138】請求項6の発明によれば、番組送出要求を
最初に受け取ったときからの経過時間を計測する時間計
測手順を設け、番組送出要求の要求数がしきい値に達し
たとき、または、時間計測手順により計測された経過時
間が制限時間に達したときに、番組を送出するようにし
たから、番組送出要求に時間的なばらつきがあっても、
一定時間が経過する毎に、番組を要求者に効率よく送出
することができる。
【0139】請求項7の発明によれば、番組送出要求が
あった一の番組と、既に送出時刻および送出チャネルが
設定されて送出待ち状態となっている他の番組とを比較
し、両者の内容が異なるか否かを判定し、この判定の結
果、両者の内容が異なるときに、前記一の番組を送出す
るための送出時刻および送出チャネルを設定し、これら
設定された送出時刻および送出チャネルに従って前記一
の番組を送出するようにしたから、同一の番組に対する
番組送出要求を発した要求者に対して、番組を一度に送
出することができ、番組送出に使用するチャネル数を減
少させることができる。
【0140】請求項8の発明によれば、所定時間内に送
出可能な送出チャネルが存在するか否かを判定し、この
判定の結果、所定時間内に送出可能な送出チャネルが存
在するときに、一の番組を送出するための送出時刻およ
び送出チャネルを設定し、これら設定された送出時刻お
よび送出チャネルに従って一の番組を送出するようにし
たから、ある時点において全チャネルが使用中でも、そ
の時点から短時間経過後に空きチャネルができる場合に
は、その空きチャネルを介して番組を効率よく送出する
ことができる。
【0141】請求項9の発明によれば、番組送出要求の
要求頻度Fが、第1の基準値B1に対して、F≦B1の
ときには、番組送出要求を受け取った直後に一の番組を
送出し、要求頻度が、第1の基準値B1および第1の基
準値B1より大きな値を有する第2の基準値B2に対し
て、B1<F<B2のときには、前記一の番組に対する
番組送出要求の要求数が所定数になったときに前記一の
番組を送出し、要求頻度が、第2の基準値B2に対し
て、B2≦Fのときには、前記一の番組を繰り返して送
出する構成としたから、番組送出要求の要求数および要
求頻度に応じて、番組を効率よく送出することができ
る。従って、番組の送出に使用するチャネルの使用効率
を高めることができ、使用可能なチャネル数に限りがあ
る場合でも、番組の送出を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるCATVシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態によるセンタ装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態による端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の実施の形態においてセンタ装置から端
末に送信される送信信号等の周波数帯域を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態において前走映像の送出方
法を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態において前走映像の他の送
出方法を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態によるリクエスト管理テー
ブルを示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態による端末のモニタに表示
されるガイド情報画像を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態による映像送出処理のメイ
ンルーチンを示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態によるリクエスト受付処
理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態による繰返型送出解除処
理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態による映像送出方法設定
処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態によるスケジュール処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 CATV網 6 電話回線 11 制御部 12 記憶部 21 再生部 23 多重変換部 24 変調部 20A,20B,20C,20D 映像送出セクション 100 センタ装置 F リクエスト頻度(要求頻度) M 制限時間 N しきい値 R リクエスト数(要求数)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一の番組の送出を要求する番組送出要求
    を受け取り、この番組送出要求によって要求された一の
    番組を送出する番組送出方法であって、 前記番組送出要求の要求数を計数する計数手順と、 前記計数手順によって計数された要求数に基づいて、前
    記番組送出要求の要求頻度を算出する頻度算出手順と、 前記頻度算出手順によって算出された要求頻度に基づい
    て値が変化するしきい値を設定するしきい値設定手順
    と、 前記番組送出要求の要求数が前記しきい値設定手順によ
    り設定されたしきい値に達したとき、前記一の番組を送
    出する送出手順とを備えてなる番組送出方法。
  2. 【請求項2】 前記送出手順において、前記一の番組を
    送出するときには、送出時刻および送出チャネルを設定
    し、前記送出時刻になったときに前記送出チャネルを介
    して前記一の番組を送出する請求項1に記載の番組送出
    方法。
  3. 【請求項3】 前記しきい値設定手順において、前記要
    求頻度が第1の基準値以下のときには、前記しきい値を
    第1の値に設定し、前記要求頻度が前記第1の基準値よ
    りも大きいときには、前記しきい値を、第1の値よりも
    大きい値を有する第2の値に設定する請求項1または2
    に記載の番組送出方法。
  4. 【請求項4】 前記しきい値設定手順において、前記要
    求頻度が、前記第1の基準値よりも大きい値を有する第
    2の基準値以上のときには、前記しきい値を第3の値に
    設定し、 前記送出手順において、前記しきい値が前記第3の値の
    ときには、前記要求数に拘わらず前記一の番組を繰り返
    し送出する請求項3に記載の番組送出方法。
  5. 【請求項5】 前記しきい値設定手順において、前記要
    求頻度が、前記第1の基準値よりも大きい値を有する第
    2の基準値以上のときには、前記しきい値を第3の値に
    設定し、 前記送出手順において、前記しきい値が前記第3の値の
    ときには、前記要求数に拘わらず前記一の番組を複数の
    チャネルを介して同時にかつ繰り返し送出し、かつ、前
    記一の番組の送出開始時刻を各チャネル毎にずらす請求
    項3に記載の番組送出方法。
  6. 【請求項6】 前記番組送出要求を最初に受け取ったと
    きからの経過時間を計測する時間計測手順を設け、 前記送出手順において、前記番組送出要求の要求数が前
    記しきい値設定手順により設定されたしきい値に達した
    とき、または、前記時間計測手順により計測された経過
    時間が制限時間に達したときに、前記一の番組を送出す
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の番組送出方法。
  7. 【請求項7】 前記送出手順において、前記一の番組
    と、既に送出時刻および送出チャネルが設定されて送出
    待ち状態となっている他の番組とを比較し、両者の内容
    が異なるか否かを判定し、この判定の結果、両者の内容
    が異なるときに、前記一の番組を送出するための送出時
    刻および送出チャネルを設定し、これら設定された送出
    時刻および送出チャネルに従って前記一の番組を送出す
    る請求項2ないし6のいずれかに記載の番組送出方法。
  8. 【請求項8】 前記送出手順において、所定時間内に送
    出可能な送出チャネルが存在するか否かを判定し、この
    判定の結果、所定時間内に送出可能な送出チャネルが存
    在するときに、前記一の番組を送出するための送出時刻
    および送出チャネルを設定し、これら設定された送出時
    刻および送出チャネルに従って前記一の番組を送出する
    請求項2ないし7のいずれかに記載の番組送出方法。
  9. 【請求項9】 一の番組の送出を要求する番組送出要求
    を受け取り、この番組送出要求によって要求された一の
    番組を送出する番組送出方法であって、 前記番組送出要求の要求数を計数する計数手順と、 前記計数手順によって計数された要求数に基づいて、前
    記番組送出要求の要求頻度Fを算出する頻度算出手順
    と、 前記要求頻度Fが、第1の基準値B1に対して、F≦B
    1のときには、前記番組送出要求を受け取った直後に前
    記一の番組を送出し、前記要求頻度が、前記第1の基準
    値B1および第1の基準値B1より大きな値を有する第
    2の基準値B2に対して、B1<F<B2のときには、
    前記一の番組に対する番組送出要求の要求数が所定数に
    なったときに前記一の番組を送出し、前記要求頻度が、
    前記第2の基準値B2に対して、B2≦Fのときには、
    前記一の番組を繰り返して送出する送出手順とを備えて
    なる番組送出方法。
JP10071021A 1998-03-19 1998-03-19 番組送出方法 Pending JPH11275550A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10071021A JPH11275550A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 番組送出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10071021A JPH11275550A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 番組送出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11275550A true JPH11275550A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13448464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10071021A Pending JPH11275550A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 番組送出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11275550A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002123447A (ja) * 2000-10-17 2002-04-26 Fujitsu Ltd コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム
JP2002158989A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Brando:Kk コンテンツ再生装置および方法
JP2004072688A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Maspro Denkoh Corp ヘッドエンド装置及びcatvシステム
JP2005020235A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nec Access Technica Ltd コンテンツ録画予約サービスシステム及びその方法及びそのプログラム
JP2006085442A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Fujitsu Ltd 予想情報提供者の解説情報中継/情報表示システム及び情報表示装置
JP2018160788A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 富士通株式会社 通信制御プログラム、通信制御方法、および通信制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002123447A (ja) * 2000-10-17 2002-04-26 Fujitsu Ltd コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム
JP4497696B2 (ja) * 2000-10-17 2010-07-07 富士通株式会社 コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム
JP2002158989A (ja) * 2000-11-20 2002-05-31 Brando:Kk コンテンツ再生装置および方法
JP2004072688A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Maspro Denkoh Corp ヘッドエンド装置及びcatvシステム
JP2005020235A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nec Access Technica Ltd コンテンツ録画予約サービスシステム及びその方法及びそのプログラム
JP2006085442A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Fujitsu Ltd 予想情報提供者の解説情報中継/情報表示システム及び情報表示装置
JP2018160788A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 富士通株式会社 通信制御プログラム、通信制御方法、および通信制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3629186B2 (ja) 放送システム
US5949476A (en) Television system distributing a dynamically varying number of concurrent video presentations over a single television channel
US7941817B2 (en) System and method for directed television and radio advertising
JP3288199B2 (ja) ビデオデータ配信装置
US7937734B2 (en) Interactive audiovisual distribution system
US7170546B1 (en) Television system distributing a dynamically varying number of concurrent video presentations over a single television channel
US20030038893A1 (en) Digital video receiver that generates background pictures and sounds for games
EP0924927A2 (en) Method and apparatus for producing program information and receiving apparatus for processing the program information
US20080313682A1 (en) Near Video-on-Demand System, Near Video-on-Demand System Control Method, and Program and Recording Medium for the Same
US7614072B2 (en) Method for serving multimedia data on demand using dynamic channel and apparatus thereof
JPH11177962A (ja) 情報再生サーバ装置、情報再生装置および情報再生方法
CN102638709A (zh) 用于增强特殊播放功能的系统和方法
CN101273628A (zh) 结合视频点播处理而通过机顶盒提供广告的系统和方法
US7545439B2 (en) Value added digital video receiver
US20070192803A1 (en) Broadcast receiving device, viewing management server, viewing determination method, broadcasting system, viewing determination program, and storage medium
JPH11341371A (ja) 番組送受信システム及び番組受信設備
JPH11275550A (ja) 番組送出方法
JP3957131B2 (ja) 番組出力方法および番組配信システム
KR101541540B1 (ko) 컨텐츠 다운로드 서비스 제공 방법 및 장치
US20010042252A1 (en) Digital broadcast receiving device
JP2002290878A (ja) コンテンツ符号化方法及びコンテンツ配信方法及びコンテンツ受信端末装置
JP2002158991A (ja) 映像配信方法、映像配信システムおよび映像配信装置
JP2003032653A (ja) 双方向テレビシステムおよび双方向テレビ受信装置
KR100886577B1 (ko) 프로그램을 클라이언트 단말기에 전송하기 위한 시스템
KR100533139B1 (ko) 네트워크를 이용한 방송 프로그램의 시청 시스템과 시청 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061017