JP4256765B2 - 衛星放送受信装置 - Google Patents

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本発明は、特にホテルや病院などのテレビ放送を共同受信する施設に好適な衛星放送受信装置に関する。
テレビ放送を共同受信するホテルや病院などの施設では、従来、施設館内で自主的に放送するチャンネルを、VHF帯及びUHF帯の各地上波放送の空きチャンネルに挿入して伝送し、テレビ受像機でそのまま復調して視聴する方法や、一旦有料放送の課金機能を備えた受信機で復調し、テレビ受像機に出力して視聴する方法をとっており、いずれも増幅器(アンプ)を始めとする共聴機材等の設備の多くがVHF帯及びUHF帯に対応した76[MHz]乃至770[MHz]の周波数範囲に制約されている。
一方、BS放送やCS放送等の衛星放送を受信して配信する場合は、1.032[GHz]乃至1.336[GHz]のBS中間周波信号や、1.595[GHz]乃至2.071[GHz]のCS中間周波信号など、GHz(ギガヘルツ)オーダーの信号を上述した既存の設備では直接に伝送することができない。
そのため、従来の設備とは別に新たな追加共聴設備を用意し、計2本の同軸ケーブルで伝送する共聴方式が採用されるようになっている。
一方、一般的なCATVシステムでは、BSデジタル放送を同軸ケーブルで伝送する方法として、CATV方式である6[MHz]64QAM(直交振幅変調)信号を使って伝送するトランスモジュレーション方式、再多重化で伝送するリマックス方式、及びBS中間周波数を地上波の再送信で使用していないケーブルテレビの周波数に変換して伝送するパススルー方式が考えられている。
また、それぞれ受信したBS信号、CS右旋円偏波信号、及びCS左旋円偏波信号を周波軸上で重ならないように配列して中間周波数に変換し、高域通過フィルタを介した後に、同じく中間周波数に変換した他の信号を低域通過フィルタを介したものと混合して1本の同軸ケーブルにより伝送するようにした技術も考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2001−186037号公報
しかしながら、新規に衛星放送の共聴システムを構築する場合を除き、既存設備において、同軸ケーブル2本を用いて伝送を行なわせるには新たな設備工事が必要となり、その手間と設備費用による負担が大きい。
また、CATVの規格に則ったトランスモジュレーション方式及びリマックス方式は、再送信する送出側の設備費用が大きくなるだけでなく、放送を受ける端末側にも新たなセットトップボックス(以下「STB」と称する)が必要となる。
さらに、周波数変換した信号を伝送する上記パススルー方式は、他の方式に比してより経済的、且つ容易に実施可能であるが、コンバータが広い範囲の周波数帯域をブロックして周波数変換するため、不要なチャンネル帯も占有し、希望するチャンネルを選択して伝送したい場合や、すでに空きチャンネルが部分的に使用されている場合などに不都合を生じることになる。
上記特許文献1の技術も、上記トランスモジュレーション方式及びリマックス方式と同様に、1本の同軸ケーブルで伝送するべく、受信した放送及びCS放送の周波数帯を変換して再送信しており、送出側の設備費用が大きくなるだけでなく、放送を受ける端末側にも新たなSTBが必要となる。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、既存の共同受信するテレビ放送設備を利用し、複数の希望する衛星放送のトランスポンダ番号の信号を1本の同軸ケーブルで伝送でき、端末機側では市販の衛星放送対応のテレビ受像機を用いてより簡易な構成で任意のチャンネルを受信することが可能な衛星放送受信装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、衛星放送受信可能なテレビ受像機に付設され、テレビ受像機に対する衛星放送の選局操作を受付ける選局受付手段と、衛星放送の任意複数のトランスポンダ番号に該当する中間周波信号がそれぞれ該中間周波信号より低い所定の任意周波数帯にダウンコンバートされてから混合された信号を入力する入力手段と、上記選局受付手段で受付けた選局内容に基づき、衛星放送の任意トランスポンダ番号に応じた周波数信号を発振し、上記入力手段で入力した信号に重畳してアップコンバートし、衛星放送のトランスポンダ番号に該当する中間周波信号に復元して上記テレビ受像機に出力する周波数変換手段と、上記周波数変換手段の発振する周波数信号を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記選局受付手段は、上記テレビ受像機に付属したリモートコントローラからの遠隔操作信号を受付けることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記選局受付手段は、複数のテレビ受像機メーカのリモートコントローラに対応した遠隔操作信号の中から予め対応するテレビ受像機メーカを選択設定しておくことにより、該リモートコントローラの遠隔操作信号を受付可能としたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、既存の共同受信するテレビ放送設備を利用して複数の希望する衛星放送のトランスポンダ番号の信号を1本の同軸ケーブルで伝送でき、端末機側では市販の衛星放送対応のテレビ受像機を用いてより簡易な構成で任意のチャンネルを受信することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、テレビ受像機に付属したリモートコントローラを用いての選局操作により、トランスポンダ番号の変更に伴う周波数変換手段での変換周波数の切換えを一括して制御することができる。
請求項3記載の発明によれば、複数のテレビ受像機のメーカに対応して付属しているリモートコントローラの操作信号を受付けるようにしたため、端末機側の設備として使用することが可能なテレビ受像機の選択の幅を広げることができる。
以下本発明をホテル館内に敷設する衛星放送受信システムの各客室に設置する受信機に適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、システム全体の構成を示すものであり、BS・CSアンテナ2で受信された信号がそれぞれ別々に中間周波帯に周波数変換された後に混合され、1本の同軸ケーブル3を介して衛星放送ダウンコンバータ1に入力される。
この衛星放送ダウンコンバータ1では、分配器4でこれを複数、例えば5つに分配してダウンコンバータモジュール5〜9へ出力する。
ダウンコンバータモジュール5(〜9)はそれぞれ、トランスポンダ番号設定部5a(〜9a)と変換周波数設定部5b(〜9b)を有している。トランスポンダ番号設定部5a(〜9a)は、入力された中間周波信号中のトランスポンダ番号を施設管理者が任意に設定可能であり、変換周波数設定部5b(〜9b)はトランスポンダ番号設定部5a(〜9a)で設定されたトランスポンダ番号を所定の任意周波数帯に変換設定可能である。
ここでは、例えば4つのダウンコンバータモジュール5〜8にてBS放送の4トランスポンダ番号を選択し、残る1つのダウンコンバータモジュール9がCS放送の1トランスポンダ番号を設定してそれぞれ受信するものとする。
具体的には、例えば図2に示すようにダウンコンバータモジュール5がトランスポンダ番号BS1(中間周波数1,049.48[MHz])を選択受信し、これをMID帯の139.48[MHz]に変換する。
同様に、ダウンコンバータモジュール6がトランスポンダ番号BS3(中間周波数1,087.84[MHz])を選択受信し、これをSHB帯の326.84[MHz]に変換する。
以下、ダウンコンバータモジュール7は、トランスポンダ番号BS13(中間周波数1,279.64[MHz])を選択受信し、これを同じくSHB帯の365.64[MHz]に変換する。
ダウンコンバータモジュール8は、トランスポンダ番号BS15(中間周波数1,318.00[MHz])を選択受信し、これを同じくSHB帯の404.00[MHz]に変換する。
ダウンコンバータモジュール9は、CS放送のトランスポンダ番号ND2(中間周波数1,613.00[MHz])を選択受信し、これをUHF帯の749.00[MHz]に変換する。
図3(A)に各種放送の周波数配列を示し、図3(B)に衛星放送ダウンコンバータ1が周波数変換した各トランスポンダ番号を地上波放送と共に周波数配列で示す。
これらダウンコンバータモジュール5〜9の出力するそれぞれ任意の周波数に変換された信号は、混合器10で混合され、1本の同軸ケーブル11を介して混合器14に入力される。
この混合器14にはまた、UHFアンテナ12とVHFアンテナ13で受信されたUHF帯及びVHF帯の信号がそのまま合わせて入力されており、これら入力された信号を混合して出力する。
この混合器14が出力する、衛星放送と地上波放送とが上記図3(B)に示すように周波数軸上で混合された信号が増幅器15で増幅された後、分岐/分配器16で分岐または分配され、それぞれ同軸ケーブル17によりホテル館内に配信されるもので、この同軸ケーブル17に接続された直列ユニット18によりホテル館内の各客室毎に配信された信号を引込む。
直列ユニット18には、分配器19が接続されており、この分配器19で2つに分配された信号の一方は同軸ケーブル20を介して直接テレビ受像機21へ、他方は同軸ケーブル22を介して受信装置23へ送られる。
この受信装置23にはまた、上記テレビ受像機21のリモコン受光部近傍に貼付された受光センサ24からの受光信号がケーブル25を介してスルー入力されるもので、受信装置23はこのケーブル25を介して入力された信号に基づいて、同軸ケーブル22から入力される信号に対する適切な周波数で選択された1つのトランスポンダ番号の信号に対するアップコンバートを実行し、実行した結果をテレビ受像機21へ出力する。
テレビ受像機21は、地上波放送のみならず、少なくともBS放送及びCS放送等の衛星放送に対応したチューナを予め有しており、付属のリモコン26からの信号に対応して選局動作その他を行なう。
図3(A)に示した既存の周波数配列ではSHB帯の一部が使用されていることから、本実施の形態では図3(B)に示すように、受信した衛星放送の各トランスポンダ番号をMID帯、SHB帯、及びUHF帯の空き周波数に分散して伝送するものとしている。
上記衛星放送ダウンコンバータ1は、5つのダウンコンバータモジュール5〜9を一体化したものであるとして説明したが、単体のダウンコンバータモジュールを複数用いて構成するものとしても良い。
また、BS放送のBS1〜BS15の範囲のトランスポンダ番号をブロックしてダウンコンバートする方式があるが、既存の1本の同軸ケーブルを用いた設備でVHF帯、UHF帯の信号を併せて、略300[MHz]に及ぶ上記トランスポンダ番号BS1〜BS15の信号を伝送する空きはなく、上記説明した如く所定数の任意のトランスポンダ番号の中間周波信号を任意の変換周波数で伝送することが有効だと考えられる。
続いて図4により受信側の構成について説明する。
直列ユニット18で同軸ケーブル17を伝送される信号を客室内に引込み、分配器19で2分配して一方を同軸ケーブル20を介してテレビ受像機21のUHF及びVHFのアンテナ端子に直接接続すると共に、他方を同軸ケーブル22により受信装置23の入力端子30に接続する。
入力端子30より入力される、ダウンコンバートされたBS放送及びCS放送の各トランスポンダ番号は、LPF31を通して高周波成分が除去された後にミキサー回路32に送られる。
一方で、このミキサー回路32は、制御部33からの制御信号を受けたローカル発振回路34が出力する局部発振信号も入力する。ローカル発振回路34は、PLL回路とVCO回路から構成され、制御部33から送られてくる制御信号に基づいた周波数の局部発振信号をミキサー回路32へ出力する。
しかして、ミキサー回路32では、ローカル発振回路34からの局部発振信号をLPF31を介して入力されるダウンコンバートしたトランスポンダ番号の信号と重畳して、元のBS放送またはCS放送のトランスポンダ番号の中間周波信号に戻すもので、戻されたBS放送またはCS放送のトランスポンダ番号の中間周波信号はHPF35を介して低周波成分が除去された後に出力端子36より同軸ケーブル37を介して上記テレビ受像機21のBS・CSアンテナ端子へ出力される。
上記制御部33は、テレビ受像機21のリモコン受光部38近傍に貼付された受光センサ24で受信した、リモコン26の選局操作信号をケーブル25と入力端子39を介してインターフェイス(I/F)40より受取り、上記ローカル発振回路34での局部発振信号を決定して制御するもので、他にROM41、EEPROM42を接続している。
ROM41は、制御部33の動作プログラムと図5に示す各テレビ受像機メーカのリモコンコードを固定的に記憶しており、制御部33はこのリモコンコードにより上記受光センサ24で受信された信号からどのチャンネルが選局操作されたかを操作する。
EEPROM42は、図6にBS放送用のテーブルを、図7にCS放送用のテーブルをそれぞれ例示するように、リモコン26の選局チャンネルとトランスポンダ番号の中間周波数及びダウンコンバートした周波数を関連付けたテーブル等を予め記憶させておくもので、制御部33はこれらのテーブルを参照することで上記ローカル発振回路34での局部発振信号を決定する。
上記のような構成にあって、BS放送及びCS放送では、実際にテレビ受像機21でテレビ放送を視聴するユーザには一切認識されないが、トランスポンダ番号と称する、複数のチャンネル分のデータが固有の中間周波信号でデジタルデータで多重化された信号を取扱うものとなっている。
したがって、このような複数チャンネル分の放送信号がデジタルデータで多重化されたものを上述した如くトランスポンダ番号と称するものとして、以下受信装置23で適正な周波数でアップコンバートされるまでの動作を説明する。
上記リモコン26は「BS(放送)」「CS1(放送)」「CS2(放送)」の選択ボタンと「1」〜「12」のチャンネル番号ボタン、及びチャンネルのアップ/ダウンボタンとを少なくとも備えている。
BS放送のチャンネルを選局するためには、上記「BS(放送)」を操作した後に「1」〜「12」のチャンネル番号ボタンを任意に操作する方法、または「1」〜「12」のチャンネル番号ボタンのみを操作して3桁のチャンネル番号を直接入力する方法、及び所望のチャンネルが表示されるまで上記アップ/ダウンボタンを連続操作する方法がある。
このテレビ受像機21及び受信装置23の設置時に、ホテル管理者により予めテレビ受像機21のメーカに対応したリモコン26の設定が受信装置23側に対してなされ、受信装置23内のEEPROM42に不揮発的に記憶されるもので、例えばテレビ受像機21のメーカが「A社」であれば、リモコン26からは各ボタン操作により上記図5で示した「A社」で示したリモコンコード「A1」〜「A17」が発信され、これが受信装置23側でも認識可能となる。
図8は、このときリモコン26の特に「1」〜「12」のチャンネル番号ボタン操作により発信されるリモコンコードを抽出して示すものであり、図9はリモコン26のチャンネル番号「1」〜「12」で3桁のチャンネル番号を操作した場合に発信されるリモコンコードを示すものである。
以下、BS放送でリモコン26のチャンネル番号「5」を選択し、その代表チャンネルである「151」チャンネルを選局する場合を例にとってその動作を説明する。
リモコン20の「BS」放送選択ボタンを操作した後に「5」のチャンネル番号ボタンを操作すると、リモコン26は「BS」放送選択ボタンに対応したリモコンコード「A15」と、チャンネル番号「5」に対応したリモコンコード「A5」の両コード信号を赤外変調信号として出力する。
このリモコン26からの信号を受光センサ24で受信し、ケーブル25、入力端子39、インターフェイス40を介して制御部33が受付ける。
制御部33では、受付けたコード信号を解析し、その解析結果からROM41及びEEPROM42を参照してチャンネル番号「5」を選局するものと判断し、そのチャンネル番号「5」が属するトランスポンダ番号「BS1」の中間周波信号の周波数が「1,049.48[MHz]」、ダウンコンバート周波数が「139.48[MHz]」であることから、ローカル発振回路34の局部発振周波数が「910[MHz]」となるPLL制御データを演算し、ローカル発振回路34に出力する。
これを受けたローカル発振回路34では、与えられたPLL制御データにより「910[MHz]」の局部発振信号をミキサー回路32に出力し、「139.48[MHz]」にダウンコンバートされている信号を元の「1,049.48[MHz]」までアップコンバートさせる。
こうしてアップコンバートされたトランスポンダ番号「BS1」の放送信号がテレビ受像機21のBS・CSアンテナ端子へ出力される。
このときテレビ受像機21内の図示しないBS・CSチューナでは、上記リモコン26によるユーザ操作をリモコン受光部38より受信し、これに対応してトランスポンダ番号「BS1」の「1,049.48[MHz]」の周波数を選局する状態となっており、同周波数の中間周波信号を選局し、そのトランスポートストリームの中からチャンネル「151」のデータを選択して出力することで、結果としてテレビ受像機21でチャンネル「151」の放送が視聴できるようになる。
図10(A),(B)は上記図3(A),(B)と同様に既存の周波数配列とその一部を衛星放送ダウンコンバータ1でダウンコンバートした結果を示す。
これに対し、図10(C)はトランスポンダ番号「BS1」の周波数帯の信号がリモコン26での操作により選択され、受信装置23でアップコンバートした際の周波数配列を示している。
ここでは、テレビ受像機21で「BS」放送の「5」チャンネルを指定することにより、自動的にその代表として「151」チャンネルの放送を視聴できるものとした。したがって、同じ「BS」放送の「5」チャンネルに対応する他のチャンネル、例えば「153」チャンネルの放送を視聴したい場合には、「151」チャンネルの放送を視聴している状態から、さらにリモコン26のチャンネルの「アップ」ボタンを2回操作することで、受信装置23とテレビ受像機21内の図示しないBS・CSチューナの動作周波数は変わらないものの、トランスポートストリーム中の抽出するデータを可変することにより、新たに「153」チャンネルの放送を視聴可能となる。
さらに、「BS」放送を視聴している状態で、リモコン26でチャンネル番号「4」を操作すると、そのリモコンコード信号「A4」を受光センサ24で受信し、ケーブル25、入力端子39、インターフェイス40を介して制御部33が受付ける。
制御部33は受付けたコード信号を解析し、その解析結果からROM41及びEEPROM42を参照して、チャンネル番号「4」を選局するものと判断し、そのチャンネル番号「4」が属するトランスポンダ番号「BS13」の中間周波信号の周波数が「1,279.64[MHz]」、ダウンコンバート周波数が「365.64[MHz]」であることから、ローカル発振回路34の局部発振周波数が「914[MHz]」となるPLL制御データを演算し、ローカル発振回路34に出力する。
これを受けたローカル発振回路34では、与えられたPLL制御データにより「914[MHz]」の局部発振信号をミキサー回路32に出力し、「365.64[MHz]」にダウンコンバートされている信号を元の「1,279.64[MHz]」までアップコンバートさせる。
こうしてアップコンバートされたトランスポンダ番号「BS13」の放送信号がテレビ受像機21のBS・CSアンテナ端子へ出力される。
このときテレビ受像機21内の図示しないBS・CSチューナでは、上記リモコン26によるユーザ操作をリモコン受光部38より受信し、これに対応してトランスポンダ番号「BS13」の「1,279.64[MHz]」の周波数を選局する状態となっており、同周波数の中間周波信号を選局し、そのトランスポートストリームの中から代表となるチャンネル「141」のデータを選択して出力することで、結果としてテレビ受像機21でチャンネル「141」の放送が視聴できるようになる。
図10(D)は、このときトランスポンダ番号「BS13」の周波数帯の信号がリモコン26での操作により選択され、受信装置23でアップコンバートした際の周波数配列を示している。
ここでは、テレビ受像機21で「BS」放送の「4」チャンネルを指定することにより、自動的にその代表として「141」チャンネルの放送を視聴できるものとした。したがって、同じ「BS」放送の「4」チャンネルに対応する他のチャンネル、例えば「143」チャンネルの放送を視聴したい場合には、「141」チャンネルの放送を視聴している状態から、さらにリモコン26のチャンネルの「アップ」ボタンを2回操作することで、受信装置23とテレビ受像機21内の図示しないBS・CSチューナの動作周波数は変わらないものの、トランスポートストリーム中の抽出するデータを可変することにより、新たに「143」チャンネルの放送を視聴可能となる。
このように、既存の共同受信するテレビ放送設備を利用して、複数の希望するBS放送、CS放送等の衛星放送のトランスポンダ番号の信号を1本の同軸ケーブルで伝送でき、これを受信する端末機側では、市販の衛星放送対応のテレビ受像機を用いてより簡易な受信装置23の構成で任意のチャンネルを受信することが可能となる。
上記実施の形態では、衛星放送対応のテレビ受像機21のリモコン受光部38近傍に受光センサ24を貼付し、リモコン26の操作信号をリモコン受光部38と同時に受信して受信装置23内の制御部33へ送出するものとして説明したが、近年のテレビ受像機では、ビデオテープレコーダやDVDプレーヤ、あるいはHD(ハードディスク)/DVDレコーダ等の外部機器の制御を目的として、リモコンからテレビ受像機のリモコン受光部で受信したリモコンコード信号をスルー出力する端子が設けられているものもある。
したがって、このスルー出力端子に専用の外部機器コントロールケーブルを接続し、そのケーブル先端に設けられる発光素子が受信装置23のパネル前面近傍となるように敷設して、受信装置23のパネル前面に配置した受光センサで受信することも考えられる。
こうすることで、受信装置23の設置位置をより自由に設定することができ、ホテル客室内のより目立たない場所に設置するなど、本来お客様にとってはその存在を意識する必要がない受信装置23の設置位置に関する制約をより低減できる。
また、上記実施の形態では受信装置23とテレビ受像機21とを分離設置した場合について説明したが、受信装置23とテレビ受像機21とを一体化し、あるいはテレビ受像機21内にテレビ受像機21を収納してしまう構成としても良い。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施の一形態に係るシステム全体の構成を示すブロック図。 同実施の形態に係るトランスポンダ番号とダウンコンバート周波数の対応を例示する図。 同実施の形態に係る既存の周波数配列とダウンコンバート後の周波数配列とを示す図。 同実施の形態に係る図1の主として受信装置内の回路構成を示すブロック図。 同実施の形態に係る分配器4のROMに記憶されるテレビ受像機メーカ毎のリモコンコードを例示する図。 BS放送のリモコンのチャンネル番号に割り当てられた3桁のチャンネル番号と中間周波(IF)信号の周波数、及びダウンコンバートする周波数の対応を例示する図。 同実施の形態に係るCS放送のリモコンのチャンネル番号に割り当てられた3桁のチャンネル番号と中間周波(IF)信号の周波数、及びダウンコンバートする周波数の対応を例示する図。 同実施の形態に係るリモコンのチャンネル番号と出力されるリモコンコード信号との対応を例示する図。 同実施の形態に係る3桁のリモコンのチャンネル番号と出力されるリモコンコード信号との対応を例示する図。 同実施の形態に係る既存の周波数配列とダウンコンバート後の周波数配列、及びアップコンバータによる選択的なアップコンバート後の周波数配列を例示する図。
符号の説明
1…衛星放送ダウンコンバータ、2…BS・CSアンテナ、3…同軸ケーブル、4…分配器、5〜9…ダウンコンバータモジュール、5a〜9a…トランスポンダ番号設定部、5b〜9b…変換周波数設定部、10…混合器、11…同軸ケーブル、12…UHFアンテナ、13…VHFアンテナ、14…混合器、15…増幅器、16…分岐/分配器、17…同軸ケーブル、18…直列ユニット、19…分配器、20…同軸ケーブル、21…テレビ受像機、22…同軸ケーブル、23…受信装置、24…受光センサ、25…ケーブル、26…リモコン、30…入力端子、31…LPF、32…ミキサー回路、33…制御部、34…ローカル発振回路、35…HPF、36…出力端子、37…同軸ケーブル、38…リモコン受光部、39…入力端子、40…インターフェイス(I/F)、41…ROM、42…EEPROM。

Claims (3)

  1. 衛星放送受信可能なテレビ受像機に付設され、テレビ受像機に対する衛星放送の選局操作を受付ける選局受付手段と、
    衛星放送の任意複数のトランスポンダ番号に該当する中間周波信号がそれぞれ該中間周波信号より低い所定の任意周波数帯にダウンコンバートされてから混合された信号を入力する入力手段と、
    上記選局受付手段で受付けた選局内容に基づき、衛星放送の任意トランスポンダ番号に応じた周波数信号を発振し、上記入力手段で入力した信号に重畳してアップコンバートし、衛星放送のトランスポンダ番号に該当する中間周波信号に復元して上記テレビ受像機に出力する周波数変換手段と、
    上記周波数変換手段の発振する周波数信号を制御する制御手段と
    を具備したことを特徴とする衛星放送受信装置。
  2. 上記選局受付手段は、上記テレビ受像機に付属したリモートコントローラからの遠隔操作信号を受付けることを特徴とする請求項1記載の衛星放送受信装置。
  3. 上記選局受付手段は、複数のテレビ受像機メーカのリモートコントローラに対応した遠隔操作信号の中から予め対応するテレビ受像機メーカを選択設定しておくことにより、該リモートコントローラの遠隔操作信号を受付可能としたことを特徴とする請求項2記載の衛星放送受信装置。
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