JP2003018563A - 受信信号伝送システム、再送信装置、及び、受信装置 - Google Patents

受信信号伝送システム、再送信装置、及び、受信装置

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JP2003018563A
JP2003018563A JP2002095680A JP2002095680A JP2003018563A JP 2003018563 A JP2003018563 A JP 2003018563A JP 2002095680 A JP2002095680 A JP 2002095680A JP 2002095680 A JP2002095680 A JP 2002095680A JP 2003018563 A JP2003018563 A JP 2003018563A
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Masashige Hiramatsu
正成 平松
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Maspro Denkoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信信号の伝送経路の変更・追加が容易で、
受信信号の再生装置や記録装置を所望の場所に自由に設
置し得る受信信号伝送システムを提供する。 【解決手段】 各種放送受信アンテナ2〜8からの受信
信号を各加入者宅の受信端末9へ伝送する経路を、第1
再送信装置20と、第2再送信装置30と、受信装置4
0とを用いて構成する。そして、第1再送信装置20で
は、受信信号の全周波数帯域を60GHz帯の第1信号
にアップコンバートして第1送信アンテナ20tから再
送信させ、第2再送信装置30では、その送信電波(第
1信号)を受信して、第1信号に含まれる特定放送、特
定チャンネルの放送信号を選択的に2.4GHz帯の第
2信号にダウンコンバートして第2送信アンテナ30t
から再送信させ、受信装置40では、その送信電波(第
2信号)を受信し、第2信号から音声信号及び映像信号
を復調して、受信端末9に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ放送等の放
送電波を受信する受信アンテナからの受信信号をテレビ
受像機等の再生装置若しくはビデオレコーダ等の記録装
置まで伝送する受信信号伝送システム、及び、このシス
テムを構築するのに好適な再送信装置並びに受信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
例えば、アパート・マンション等の集合住宅や一戸建て
住宅等でテレビ放送を視聴する際には、テレビ放送を視
聴したい部屋に受信信号を取り出すためのテレビ端子を
設置し、このテレビ端子に、同軸ケーブル等の伝送線を
介して、建造物の屋上等に設置した受信アンテナからの
受信信号若しくは外部のCATVシステムから配信され
る受信信号を伝送するようにしていた。
【0003】しかし、こうした従来の伝送システムで
は、テレビ端子の位置が固定されてしまうので、テレビ
受像機等の受信端末を配置し得る場所が制限されてしま
うという問題があった。また、こうした問題は、テレビ
端子に中継用の長い伝送線を接続して、その伝送線を、
受信端末を設置した所望の場所まで配線するようにすれ
ば解決できるが、このような対策では、室内に伝送線を
引き回すことになるので、美観が損なわれるという問題
が生じる。
【0004】また、美観を損なうことなく所望の場所で
テレビ放送を視聴できるようにするには、テレビ放送を
視聴したい場所に新たにテレビ端子を増設すればよい
が、こうした増設工事では、壁の内側に伝送線を配線す
る必要があるので、極めて大掛かりな工事となり、費用
が嵩むという問題がある。また、場所によっては、増設
工事ができないこともある。
【0005】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、受信信号の伝送経路の変更・追加が容易で、
受信信号の再生装置や記録装置を所望の場所に自由に設
置し得る受信信号伝送システムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の受信信号伝送システムでは、ま
ず、第1再送信装置が、第1アンテナから伝送線を介し
て伝送されてくる受信信号の全周波数帯域を、その受信
信号よりも周波数の高い第1信号に周波数変換して第1
送信アンテナから再送信させ、次に、第2再送信装置
が、第1送信アンテナからの送信電波(つまり第1信
号)を第2受信アンテナにて受信し、その受信した第1
信号の内の所定周波数帯域の信号を、第1信号よりも周
波数が低い第2信号に周波数変換して、第2送信アンテ
ナから再送信させ、次に、受信装置が、第2送信アンテ
ナからの送信電波(つまり第2信号)を第3受信アンテ
ナにて受信し、その受信した第2信号に含まれる放送信
号を復調して、外部の再生装置若しくは記録装置に供給
する。
【0007】つまり、本発明の受信信号伝送システムで
は、放送電波を受信する第1受信アンテナから伝送線を
介して伝送されてくる受信信号を、第1再送信装置及び
第2再送信装置の2つの再送信装置を用いて、無線にて
受信装置まで伝送し、その受信装置にて放送信号を復調
して再生装置若しくは記録装置に供給するのである。
【0008】このため、本発明の受信信号伝送システム
によれば、受信装置を、テレビ受像機等の再生装置若し
くはビデオレコーダ等の記録装置の近傍に設置し、第1
再送信装置及び第2再送信装置を、受信信号を受信装置
まで無線にて中継可能な任意の場所に設置すれば、受信
装置による復調信号(具体的には音声信号や映像信号)
を、再生装置若しくは記録装置に供給できる。
【0009】よって、本発明の受信信号伝送システムに
よれば、受信信号の伝送経路を極めて容易に変更若しく
は追加することができ、受信信号の再生装置や記録装置
を所望の場所に自由に設置できることになる。ここで、
本発明において、一つの再送信装置を用いて受信信号を
再送信するのではなく、第1再送信装置と第2再送信装
置との2つの再送信装置を用いて、受信信号を2段階に
再送信しているのは、以下の理由からである。
【0010】即ち、本発明の受信信号伝送システムは、
テレビ放送を含む放送電波の受信信号を伝送ものであ
り、その受信信号の全帯域周波数は、地上波のテレビ放
送だけでも90MHz〜770MHzとなり、一般のC
ATVシステムのように、FM放送の受信信号や放送衛
星(BS)若しくは通信衛星(CS)を使った衛星放送
の受信信号(受信アンテナに設けられたダウンコンバー
タによるダウンコンバート後の受信信号)を含めれば、
76MHz〜数GHz(例えば2.6GHz)の広帯域
となる。
【0011】そして、このような広帯域の受信信号を、
第1再送信装置と第2再送信装置との間で、一つの送・
受信アンテナ(第1送信アンテナと第2受信アンテナ)
を用いて効率よく送受信するには、第1再送信装置が再
送信する第1信号の周波数を数十GHzにする必要があ
る。尚、これは、アンテナを用いて効率よく電波を送受
信するには、送受信する信号の比帯域をできるだけ小さ
くすること(1に近づけること)が望ましく、例えば、
周波数帯域が76MHz〜2.6GHzで比帯域が約3
4.2となる受信信号を一つのアンテナで効率よく送受
信するには、受信信号をミリ波帯(EHF帯)の数十G
Hz帯に周波数変換する必要があるためである。
【0012】しかし、このように受信信号を周波数変換
(アップコンバート)した場合、今度は、アップコンバ
ート後の受信信号が建造物内を通過することができず
(通過したとしても減衰が極めて大きくなる)、建造物
内の各部屋に設置された受信端末(再生装置や記録装
置)まで伝送することができない。
【0013】そこで、本発明では、上記のように、第1
再送信装置にて受信信号を一旦第1信号にアップコンバ
ートして、第2再送信装置まで無線送信し、第2再送信
装置にて、その第1信号の内の所定周波数帯域の信号
を、第2信号に周波数変換(ダウンコンバート)するこ
とで、第2信号が建造物内を通過できるようにしている
のである。
【0014】尚、第2再送信装置にて、第1信号をその
ままダウンコンバートするのではなく、第1信号の内の
所定周波数帯域の信号をダウンコンバートするのは、上
述したように、第1信号をそのまま第2信号にダウンコ
ンバートすると、第2再送信装置と受信装置との間で、
一つの送・受信アンテナ(第2送信アンテナと第3受信
アンテナ)を用いて、第2信号を効率よく送受信するこ
とができないからである。
【0015】ところで、上記のように、本発明の受信信
号伝送システムでは、第1再送信装置にて受信信号の全
周波数帯域を第1信号にアップコンバートし、第2再送
信装置にて第1信号の一部を第2信号にダウンコンバー
トすることから、受信装置に伝送される受信信号は、第
1再送信装置に入力される全受信信号の内の一部に制限
されてしまい、受信装置側で復調し得る放送信号の数も
少なくなる。
【0016】そこで、このような問題を防止するには、
請求項2に記載のように、第2再送信装置を、周波数変
換の対象となる第1信号の周波数帯域を外部から設定可
能に構成することが望ましい。つまり、このようにすれ
ば、第2再送信装置から受信装置に伝送される第2信号
に含まれる放送信号を任意設定できることになり、使用
者は、所望の放送を視聴若しくは記録できる。
【0017】尚、第2再送信装置をこのように構成した
場合には、請求項3に記載のように、第2再送信装置が
周波数変換する第1信号の周波数帯域を外部から指定す
るためのリモートコントロール装置を設け、使用者が、
そのリモートコントロール装置を操作することによっ
て、第2再送信装置から受信装置に伝送される第2信号
に含まれる放送信号(延いては受信装置が復調する放送
信号)を簡単に設定できるようにするとよい。
【0018】一方、伝送線を介して第1再送信装置に入
力される受信信号が、例えば、テレビの地上波アナログ
放送、テレビの地上波デジタル放送、BS或いはCSを
使ったBSアナログ放送、BSデジタル放送、或いはC
Sデジタル放送、…といった、変調方式の異なる複数種
類の放送電波を受信した受信信号からなる場合は、これ
ら各放送毎に、受信信号に含まれる放送信号の周波数帯
域幅が異なる。
【0019】そこで、このような場合には、請求項4に
記載のように、第2再送信装置を、周波数変換の対象と
なる第1信号の周波数及び帯域幅を外部から設定可能に
構成し、受信装置には、変調方式の異なる複数種類の放
送信号を各々復調する複数の復調手段を設けて、放送信
号を復調するのに用いる復調手段を外部から指定された
放送信号の種類に応じて切り換えるように構成するとよ
い。
【0020】つまりこのようにすれば、第1再送信装置
に入力される受信信号が、変調方式の異なる複数種類の
放送電波を受信した受信信号からなる場合であっても、
使用者は、所望の放送を視聴若しくは記録することがで
きるようになる。尚、この場合には、請求項5に記載の
ように、第2再送信装置が周波数変換する第1信号の周
波数及び帯域幅と、受信装置が第2信号から復調する放
送信号の種類とを、夫々、指定するためのリモートコン
トロール装置を設けて、使用者が、視聴若しくは記録し
たい放送信号を簡単に設定できるようにすることが望ま
しい。
【0021】ところで、上述したように、第1再送信装
置に入力される受信信号に、地上局からの放送電波の受
信信号と、BS・CS等の人工衛星からの放送電波の受
信信号とが含まれている場合、その周波数帯域は、例え
ば、76MHz〜2.6GHzとなるが、このような広
帯域の受信信号を、第1送信アンテナ及び第2送信アン
テナを利用して受信装置まで効率よく伝送するには、例
えば、請求項6に記載のように、第1信号の周波数を6
0GHz帯に設定し、第2信号の周波数を2.4GHz
帯に設定するとよい。
【0022】つまり、これらの周波数帯は、日本国内で
利用可能な周波数帯であり、また、第1信号を60GH
z帯に設定すれば、第1送信アンテナとして、上記のよ
うな広帯域の受信信号を効率よく送信し得るアンテナを
利用できるし、第2信号を2.4GHz帯に設定すれ
ば、第2送信アンテナとして、非常に小型のアンテナを
利用することができる。
【0023】一方、第1再送信装置には、外部のCAT
Vシステムのヘッドエンドに設置された各種放送電波受
信用の受信アンテナ(第1受信アンテナ)からCATV
システムの伝送線を介して伝送されてくる受信信号をそ
のまま入力するようにしてもよく、或いは、放送電波受
信用の受信アンテナ(第1受信アンテナ)を当該受信信
号伝送システム用に設置し、その第1アンテナからの受
信信号を伝送線を介して直接入力するようにしてもよ
い。
【0024】そして、当該受信信号伝送システム用に設
置した第1受信アンテナからの受信信号を入力して、地
上波放送やBS・CS放送等の変調方式の異なる放送信
号を伝送できるようにするには、請求項7に記載のよう
に、第1受信アンテナとして、変調方式の異なる複数種
類の放送電波を各々受信する複数の受信アンテナを設置
し、この複数の受信アンテナからの受信信号を混合器に
て混合して、第1再送信装置に入力するようにすればよ
い。
【0025】また、本発明の受信信号伝送システムは、
請求項8に記載のように、第2再送信装置及び受信装置
を、各々異なる場所に複数設置し、第1再送信装置から
複数の第2再送信装置に第1信号を配信するようにすれ
ば、一つの第1再送信装置を使って、複数の建造物若し
くは建造物内の複数の部屋に設置された受信端末(詳し
くは再生装置若しくは記録装置)に、受信装置にて復調
した復調信号(音声信号や映像信号)を供給できる。
【0026】尚、この場合、請求項9に記載のように、
複数の第2再送信装置の内、例えば、一つの建造物若し
くは一つの家庭に配置される複数の第2再送信装置に
は、第2受信アンテナを共有化させ、第2受信アンテナ
を共有した第2再送信装置には、分配器により第1信号
を分配して入力するようにすれば、システム全体で第2
受信アンテナの数を減らし、当該システムのコストダウ
ンを図ることができる。
【0027】次に、請求項10及び請求項11に記載の
発明は、本発明(請求項1〜請求項9)の受信信号伝送
システムにおいて第1再送信装置として使用するのに好
適な再送信装置を提供するものである。そして、請求項
10に記載の再送信装置においては、第1周波数変換手
段が、受信手段から伝送線を介して入力される受信信号
の全周波数帯域を第1信号に周波数変換(アップコンバ
ート)し、その周波数変換後の第1信号を、第1送信ア
ンテナから再送信させる。従って、この再送信装置を上
述した第1再送信装置として利用すれば、本発明(請求
項1〜請求項9)の受信信号伝送システムを容易に構築
できる。
【0028】また、請求項11に記載の再送信装置にお
いては、第1周波数変換手段が、受信信号を60GHz
帯の第1信号に周波数変換する。従って、この再送信装
置を上述した第1再送信装置として利用すれば、特に請
求項6に記載の受信信号伝送システムを構築できる。
【0029】次に、請求項12〜請求項16に記載の発
明は、本発明(請求項1〜請求項9)の受信信号伝送シ
ステムにおいて第2再送信装置として使用するのに好適
な再送信装置を提供するものである。そして、請求項1
2に記載の再送信装置においては、第2周波数変換手段
が、第2受信アンテナから入力される第1信号の内、所
定周波数帯域の信号を、第2信号に周波数変換(ダウン
コンバート)し、その周波数変換後の第2信号を、第2
送信アンテナから再送信させる。従って、この再送信装
置を上述した第2再送信装置として利用すれば、本発明
(請求項1〜請求項9)の受信信号伝送システムを容易
に構築できる。
【0030】また、請求項13に記載の再送信装置にお
いては、変換対象周波数設定手段が、第2周波数変換手
段が周波数変換する第1信号の周波数帯域若しくは周波
数と帯域幅を、外部からの指令に従い設定する。従っ
て、この再送信装置を上述した第2再送信装置として利
用すれば、特に請求項2又は請求項4に記載の受信信号
伝送システムを構築できる。
【0031】また次に、請求項14に記載の再送信装置
においては、上記請求項13に記載の変換対象周波数設
定手段が、外部のリモートコントロール装置から送信さ
れてくる指令信号を受信する指令信号受信手段を備え、
その指令信号に従い、第2周波数変換手段が周波数変換
する第1信号の周波数帯域若しくは周波数と帯域幅を設
定する。従って、この再送信装置を上述した第2再送信
装置として利用すれば、特に請求項3又は請求項5に記
載の受信信号伝送システムを構築できる。
【0032】一方、請求項15に記載の再送信装置は、
請求項13又は請求項14記載の再送信装置において、
第2周波数変換手段が、第2受信アンテナから入力され
る第1信号の内の所定周波数帯域の信号を、第1信号よ
りも周波数が低く第2信号よりも周波数が高い中間周波
信号に周波数変換し、その中間周波信号を更に周波数変
換することで、第1信号の内の所定周波数帯域の信号を
第2信号に変換するように構成したものである。
【0033】これは、請求項13又は請求項14に記載
の再送信装置のように変換対象周波数設定手段を設けた
場合、第2周波数変換手段自体を、周波数変換する第1
信号の周波数帯域若しくは周波数と帯域幅を可変できる
ように構成する必要があり、このためには、周波数変換
後の信号を選択的に通過させるために用いるフィルタ
(詳しくはバンドパスフィルタ)に、通過周波数帯域幅
を変更可能な、所謂チューナブルフィルタを用いる必要
があるためである。
【0034】即ち、通過周波数帯域を変更可能なチュー
ナブルフィルタは、コイル(L)やコンデンサ(C)を
用いた一般的なLCフィルタに比べて、通過周波数帯域
外での減衰特性が充分得られないため、通過周波数帯域
外で不要な信号が充分減衰されることなく通過してしま
うことが考えられる。
【0035】そこで、この請求項15に記載の再送信装
置では、第2周波数変換手段にて、第1信号の所定周波
数帯域の信号を2段階に分けて周波数変換することで、
不要な信号成分を除去した第2信号を確実に生成できる
ようにしているのである。次に、請求項16に記載の再
送信装置においては、第2周波数変換手段が、第1信号
の内の所定周波数帯域の信号を、2.4GHz帯の第2
信号に周波数変換する。従って、この再送信装置を上述
した第2再送信装置として利用すれば、特に請求項6に
記載の受信信号伝送システムを構築できる。
【0036】また次に、請求項17〜請求項19に記載
の発明は、請求項1〜請求項9何れか記載の受信信号伝
送システムにおいて使用するのに好適な受信装置を提供
するものである。そして、請求項17に記載の受信装置
においては、まず、第3受信アンテナから入力される第
2信号に含まれる所定の放送信号を、第3周波数変換手
段にてベースバンドに周波数変換し、その後、復調手段
にて、ベースバンドに変換された放送信号から、その放
送信号に含まれる音声信号若しくは音声信号と映像信号
を復調して、外部の再生装置若しくは記録装置に供給す
るようにされている。従って、この受信装置を利用すれ
ば、本発明(請求項1〜請求項9)の受信信号伝送シス
テムを容易に構築できる。
【0037】また、請求項18に記載の受信装置におい
ては、復調すべき放送信号の種類に対応して復調手段を
複数備え、切換手段が、外部から指定された放送信号の
種類に応じて、放送信号を復調するのに用いる復調手段
を切り換える。従って、この受信装置を利用すれば、特
に、請求項4に記載の受信信号伝送システムを構築でき
る。
【0038】次に、請求項19に記載の受信装置におい
ては、請求項18記載の受信装置において、切換手段
が、外部のリモートコントロール装置から無線送信され
てくる指令信号を受信する指令信号受信手段を備え、そ
の指令信号に従って放送信号を復調するのに用いる復調
手段を切り換える。従って、この受信装置を利用すれ
ば、特に、請求項5に記載の受信信号伝送システムを構
築できる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面と
共に説明する。図1は、本発明が適用された実施例の受
信信号伝送システムの概略構成を表す説明図である。
【0040】本実施例の受信信号伝送システムは、アパ
ート・マンション等の集合住宅の屋上に設置された第1
アンテナとしての各種放送受信アンテナからの受信信号
を、集合住宅内の家庭や周囲の一戸建て住宅等の加入者
宅に無線にて配信するものであり、各種放送受信アンテ
ナと一緒に所謂ヘッドエンド装置10として屋上に設置
された第1再送信装置20と、各加入者宅毎に1又は複
数台設置された第2再送信装置30及び受信装置40と
から構成されている。
【0041】ここでまず、第1アンテナとしての放送受
信アンテナは、FM放送からテレビのVHF放送までを
受信可能なVHFアンテナ2と、テレビのUHF放送を
受信可能な設けられたUHFアンテナ4と、BS放送を
受信可能なBSアンテナ6と、CS放送を受信可能なC
Sアンテナ8とからなり、これら各アンテナ2〜8から
の受信信号は、混合器12で混合された後、伝送線とし
ての同軸ケーブルを介して、第1再送信装置20に入力
される。このため、第1再送信装置20に入力される受
信信号は、例えば76MHz〜2.6GHzの極めて広
帯域な受信信号となる。
【0042】次に、第1再送信装置20では、この受信
信号の全周波数帯域を、一本のアンテナ(第1送信アン
テナ)20tを使って効率よく送信するために、受信信
号を元の周波数よりも高い60GHz帯の第1信号に周
波数変換(アップコンバート)し、第1送信アンテナ2
0tから周囲に送信(放射)させる。
【0043】即ち、第1再送信装置20は、図2に例示
するように、周波数変換用の高周波信号を発生する局部
発振器22と、混合器12を介して入力される受信信号
と局部発振器22からの出力とを混合することにより受
信信号を周波数変換するミキサ24と、ミキサ24から
の出力の内、60GHz帯に周波数変換された受信信号
のみを選択的に通過させるハイパスフィルタ(以下、H
PFという)26と、このHPF26を通過した周波数
変換後の受信信号を増幅する増幅回路28とからなり、
この増幅回路28にて増幅された受信信号を、第1信号
として、第1送信アンテナ20tから送信させる。
【0044】一方、加入者宅に設置される第2再送信装
置30及び受信装置40は、夫々、対になっており、テ
レビ受像機等の受信端末(再生装置や録画装置)9が1
台の加入者宅には一対、受信端末9が2台の加入者宅に
は二対、というように、受信端末9の数に応じて設置さ
れる。そして、受信装置40は、受信端末9近傍に配置
され、第2再送信装置30は、加入者宅の天井や天井裏
等、邪魔にならない位置に配置される。
【0045】また、第2再送信装置30は、第1再送信
装置20の第1送信アンテナ20tからの送信電波(第
1信号)を受けて、第1信号の一部を受信装置40に再
送信するためのものであり、第1送信アンテナ20tか
らの送信電波(第1信号)を直接受信可能な位置(換言
すれば第1送信アンテナ20tを見渡せる位置)に配置
された第2受信アンテナ30rを介して、第1再送信装
置20から再送信されたミリ波帯(60GHz帯)の第
1信号を取り込むことから、第2受信アンテナ30rの
設置場所近く(集合住宅では窓際、一戸建て住宅では天
井裏)に設置される。
【0046】尚、加入者宅に複数台の第2再送信装置3
0が設置される場合、これら各第2再送信装置30に
は、一つの第2受信アンテナ30rから分配器30sを
介して、受信信号である第1信号が入力される。但し、
この場合、1つの第2再送信装置30に対して一つの第
2受信アンテナ30rを設けるようにしても、何ら問題
はない。
【0047】そして、第2再送信装置30では、第2受
信アンテナ30rから入力される第1信号の内、図3又
は図5に示すリモートコントロール装置(以下、リモコ
ン装置という)60により指定された特定放送、特定チ
ャンネルの放送信号を選択的に2.4GHz帯の第2信
号に周波数変換(ダウンコンバート)し、第2送信アン
テナ30tから周囲に送信(放射)させる。
【0048】これに対し、受信装置40では、この第2
送信アンテナ30tから送信された第2信号を第3受信
アンテナ40rにて受信し、その受信した第2信号を構
成している特定チャンネルの放送信号から音声信号及び
映像信号(FM放送の場合音声信号のみ)を復調して、
受信端末9に供給する。
【0049】尚、第2再送信装置30に設けられた第2
送信アンテナ30t、及び、受信装置に設けられた第3
受信アンテナ40rには、小型で無指向性で低利得のア
ンテナが使用される。これは、これらのアンテナが大き
いと、各加入者宅で邪魔になり、また、指向性がある
と、設置の際にアンテナ方向を調整しなければならず、
取り扱いが面倒であり、また、高利得であると、周囲の
加入者宅に信号が漏れるとか、電波の干渉によって良好
な復調ができなくなる、といった問題が生じるためであ
る。
【0050】次に、上記のように各加入者宅で一対とな
って使用される第2再送信装置30及び受信装置40の
構成及び動作を図3〜図6を用いて説明する。まず、第
2再送信装置30は、図3に例示するように、第2受信
アンテナ30rにて受信された第1信号の中から特定放
送、特定チャンネルの放送信号を2.4GHz帯の第2
信号に周波数変換(ダウンコンバート)するための2つ
の周波数変換回路32、34と、これら周波数変換回路
32、34を用いて周波数変換された第2信号を増幅し
て第2送信アンテナ30tから送信させる増幅回路36
と、周波数変換用の基準となる一定周波数の基準信号を
発生する局部発振器37と、リモコン装置60から送信
された指令信号を受信するためのリモコン受信部39
と、リモコン受信部39にて受信された指令信号に従
い、周波数変換回路32、34を制御する制御回路38
とから構成されている。
【0051】尚、リモコン装置60は、使用者が指定し
た放送信号の種別及び放送チャンネルを所定のコードに
符号化に変換して、そのコードに自己の識別コードを付
与した指令コードを、第2再送信装置30と受信装置4
0との両方に同時に送信するためのものであり、本実施
例では、例えば、指令コードにて400MHz帯の搬送
波を変調して無線送信する電波式のリモコン装置が使用
されている。
【0052】そして、リモコン受信部39では、このリ
モコン装置60からの電波を受信し、その受信信号から
指令コードを復号して、制御回路38に入力する。次
に、周波数変換回路32は、周波数変換用の高周波信号
を発生する可変周波数発振器32aと、第2受信アンテ
ナ30rから入力される第1信号と可変周波数発振器3
2aからの出力とを混合することにより、第1信号を1
0GHz帯の中間周波信号に周波数変換するミキサ32
bと、ミキサ32bからの出力の内、制御回路38から
指定された所定周波数帯域幅の信号を第2信号として選
択的に通過させるチューナブル型のバンドパスフィルタ
(以下、BPFという)32cと、局部発振器37から
の基準信号と可変周波数発振器32aからの出力とを、
夫々、制御回路38から指定された分周比で分周して取
り込み、その取り込んだ信号が位相同期するように可変
周波数発振器32aの発振周波数を制御するPLL回路
32dとから構成されている。
【0053】また、周波数変換回路34は、周波数変換
用の高周波信号を発生する可変周波数発振器34aと、
周波数変換回路32から入力される中間周波信号と可変
周波数発振器34aからの出力とを混合することによ
り、中間周波数を2.4GHz帯の中間周波信号に周波
数変換するミキサ34bと、ミキサ34bからの出力の
内、制御回路38から指定された周波数帯域幅の信号を
第2信号として選択的に通過させるチューナブル型のバ
ンドパスフィルタ(以下、BPFという)34cと、局
部発振器37からの基準信号と可変周波数発振器34a
からの出力とを、夫々、制御回路38から指定された分
周比で分周して取り込み、その取り込んだ信号が位相同
期するように可変周波数発振器34aの発振周波数を制
御するPLL回路34dとから構成されている。
【0054】一方、制御回路38は、マイクロコンピュ
ータ(マイコン)にて構成されており、リモコン受信部
39から指令コードが入力されると、その指令コードに
従い、図4に示す処理を実行し、上記PLL回路32
d、34dの分周比及びBPF32c、34cでの信号
の通過周波数帯域幅を設定する。
【0055】即ち、制御回路38は、図4に示すよう
に、リモコン受信部39がリモコン装置60からの電波
(指令コード)を受信することにより起動し、まず、リ
モコン受信部39が受信した指令コード(受信コード)
を読み込む(S100)。そして、続くS110にて、
その受信コードに付与されている識別コードが、予め記
憶された識別コードと一致するか否かを判断することに
より、今回リモコン受信部39が受信した指令コード
は、当該第2再送信装置30用のリモコン装置60から
のものであるか否かを判断し、識別コードが一致しなけ
れば、そのまま処理を終了する。
【0056】一方、識別コードが一致する場合には、リ
モコン受信部39が受信した指令コードは、当該第2再
送信装置30用のリモコン装置60からのものであるの
で、続くS120にて、リモコン受信部39が受信した
指令コードから、当該第2再送信装置30にて第2信号
に周波数変換すべき放送信号の放送種別及び放送チャン
ネル(選局CH)を読み込む。
【0057】そして、続くS130では、その読み込ん
だ放送種別及び放送チャンネル(選局CH)に基づき、
メモリ(ROM)から、この放送チャンネルの放送信号
を周波数変換回路32、34にて夫々10GHz帯及び
2.4GHz帯の信号に正確に周波数変換させるのに必
要なPLL回路32d、34dの分周比を読み出し、P
LL回路32d、34dの分周比をその値に設定する。
【0058】また、続くS140では、S120で読み
込んだ放送種別に基づき、第2信号に周波数変換すべき
放送信号の帯域幅をメモリから読み出し、BPF32
c、34cでの信号の通過周波数帯域幅(BPF帯域)
を設定し、当該処理を終了する。
【0059】つまり、例えば、地上波を使ったアナログ
のテレビ放送では、1チャンネル当たりの周波数帯域幅
が6MHzに設定され、BSアナログ放送では、1チャ
ンネル当たりの周波数帯域幅が27MHzに設定され、
BSデジタル放送では、1チャンネル当たりの周波数帯
域幅が34.5MHzに設定され、CSデジタル放送で
は、1チャンネル当たりの周波数帯域幅がCSの種類に
応じて27MHz、36MHz等に設定される、という
ように、放送種別毎に、1チャンネル当たりの周波数帯
域幅が異なることから、S140では、指定された放送
種別に応じた1チャンネル当たりの周波数帯域幅をメモ
りから読み出し、各BPF32c、34cでの信号の通
過周波数帯域幅をその読み出した帯域幅に設定すること
により、指定された放送チャンネルの信号のみを2.4
GHz帯に正確に周波数変換できるようにしているので
ある。
【0060】従って、第2再送信装置30では、リモコ
ン装置60を介して指定された特定放送、特定チャンネ
ルの放送信号のみが正確に2.4GHz帯の第2信号に
周波数変換され、その第2信号が第2送信アンテナ30
tから送信されることになる。
【0061】次に、受信装置40は、図5に例示するよ
うに、第3受信アンテナ40rにて受信された特定放
送、特定チャンネルの放送信号からなる2.4GHzの
第2信号を、例えば、その放送信号が地上波アナログテ
レビ放送信号であれば0〜6MHz、BSアナログ放送
信号であれば0〜27MHz、というように、ベースバ
ンドに周波数変換する周波数変換回路42を備える。
【0062】この周波数変換回路42は、第2再送信装
置30の周波数変換回路32、34と同様、周波数変換
用の高周波信号を発生する可変周波数発振器42aと、
第3受信アンテナ40rから入力された第2信号と可変
周波数発振器42aからの出力とを混合することによ
り、第2信号をベースバンドに周波数変換するミキサ4
2bと、ミキサ42bからの出力の内、ベースバンドの
放送信号のみを選択的に通過させるLPF42cと、受
信装置40に内蔵された局部発振器43からの基準信号
と可変周波数発振器42aからの出力とを、夫々、後述
の制御回路58から指定された分周比で分周して取り込
み、その取り込んだ信号が位相同期するように可変周波
数発振器42aの発振周波数を制御するPLL回路42
dとから構成されている。
【0063】また、受信装置40には、この周波数変換
回路42で周波数変換されたベースバンドの放送信号を
増幅する増幅回路44と、増幅回路44にて増幅された
放送信号を3系統に分配する分配回路46と、分配回路
46にて分配された放送信号の一つを取り込み、その放
送信号が地上波放送(FM放送、VHFのテレビ放送、
UHF)である場合に、その放送信号から音声信号及び
映像信号(FM放送の場合は音声信号のみ)を復調する
地上波放送復調回路48と、同じく、分配回路46にて
分配された放送信号の一つを取り込み、その放送信号が
BS放送である場合に、その放送信号から音声信号及び
映像信号を復調するBS放送復調回路49と、同じく、
分配回路46にて分配された放送信号の一つを取り込
み、その放送信号がCS放送である場合に、その放送信
号から音声信号及び映像信号を復調するCS放送復調回
路50と、これら各復調回路48〜50で復調された音
声信号及び映像信号を取り込み、そのとき動作している
復調回路からの信号を外部の受信端末9に選択的に出力
する出力選択回路52と、この出力選択回路52が外部
の受信端末9に出力する音声信号及び映像信号の一部を
取り込み、これを地上波アナログ放送のチャンネル1又
は2(CH1/2)の放送信号に再変調して、RF信号
として出力する再変調回路56と、この再変調回路56
が出力する放送信号のチャンネルを外部操作によって設
定するためのCH設定スイッチ54と、リモコン装置6
0から送信された指令信号を受信するためのリモコン受
信部59と、リモコン受信部59にて受信された指令信
号に従い、周波数変換回路42を制御すると共に、上記
3つの復調回路48〜50の中から動作させる復調回路
を選択的に切り換え、更に、出力選択回路52が音声信
号及び映像信号を選択する復調回路を切り換える制御回
路58とが備えられている。
【0064】尚、リモコン受信部59は、第2再送信装
置30のリモコン受信部59と全く同様に構成されてお
り、リモコン装置60からの電波を受信し、その受信信
号から指令コードを復号して、制御回路58に入力す
る。また、制御回路58も、第2再送信装置30の制御
回路38と同様、マイクロコンピュータ(マイコン)に
て構成されており、リモコン受信部59から指令コード
が入力されると、その指令コードに従い、図6に示す処
理を実行し、周波数変換回路42内の分周比を設定する
と共に、復調回路48〜50の切り換え、及び出力選択
回路52が選択する音声信号及び映像信号の切り換えを
行う。
【0065】即ち、制御回路58は、図6に示すよう
に、リモコン受信部59がリモコン装置60からの電波
(指令コード)を受信することにより起動し、まず、リ
モコン受信部59が受信した指令コード(受信コード)
を読み込む(S200)。そして、続くS210にて、
その受信コードに付与されている識別コードが、予め記
憶された識別コードと一致するか否かを判断することに
より、今回リモコン受信部59が受信した指令コード
は、当該受信装置40用のリモコン装置60からのもの
であるか否かを判断し、識別コードが一致しなければ、
そのまま処理を終了する。
【0066】一方、識別コードが一致する場合には、リ
モコン受信部59が受信した指令コードは、当該受信装
置40用のリモコン装置60からのものであるので、続
くS220にて、リモコン受信部59が受信した指令コ
ードから、当該受信装置40にてベースバンドに周波数
変換すべき放送信号の放送種別及び放送チャンネル(選
局CH)を読み込む。
【0067】そして、続くS230では、その読み込ん
だ放送種別及び放送チャンネル(選局CH)に基づき、
メモリ(ROM)から、この放送チャンネルの放送信号
を周波数変換回路42にてベースバンドの信号に正確に
周波数変換させるのに必要なPLL回路42dの分周比
を読み出し、PLL回路42dの分周比をその値に設定
する。
【0068】また、続くS240では、上記3つの復調
回路48〜50の内、S220で読み込んだ放送種別に
対応する復調回路(換言すればベースバンドに変換され
た放送信号を復調可能な復調回路)を選択して、その復
調回路のみを動作させる。そして、最後に、S250に
て、出力選択回路52が、S240にて選択的に動作さ
せた復調回路からの音声信号及び映像信号を選択するよ
うに、出力選択回路52に対して選択指令を出力し、当
該処理を終了する。
【0069】従って、受信装置40では、第2再送信装
置30から2.4GHz帯の第2信号として送信された
特定放送、特定チャンネルの放送信号が、正確にベース
バンドに変換され、そのベースバンドに変換された放送
信号が、3つの復調回路48〜50の何れかで復調され
て、その放送信号に含まれる音声信号及び映像信号が外
部の受信端末9に出力されることになる。
【0070】以上説明したように、本実施例の受信信号
伝送システムにおいては、各加入者の受信端末9への受
信信号の伝送系が、第1再送信装置20と、第2再送信
装置30と、受信装置40とから構成され、第1再送信
装置20では、各種放送受信アンテナ2〜8から混合器
12を介して入力される受信信号の全周波数帯域を60
GHz帯の第1信号にアップコンバートして第1送信ア
ンテナ20tから再送信させ、第2再送信装置30で
は、第1送信アンテナ20tからの送信電波(第1信
号)を第2受信アンテナ30rを用いて受信し、その第
1信号に含まれる特定放送、特定チャンネルの放送信号
のみを選択的に2.4GHz帯の第2信号にダウンコン
バートして第2送信アンテナ30tから再送信させ、更
に、受信装置40では、第2送信アンテナ30tからの
送信電波(第2信号)を第3受信アンテナ40rにて受
信し、その第2信号から音声信号及び映像信号を復調し
て、受信端末9に供給するようにされている。
【0071】このため、本実施例の受信信号伝送システ
ムによれば、受信装置40を、受信端末9の近傍に設置
し、第1再送信装置20と第2再送信装置30とを、受
信信号を無線にて中継可能な任意の場所に設置すれば、
受信装置40が復調した特定放送、特定チャンネルの音
声信号及び映像信号を、受信端末9に供給できる。よっ
て、本実施例の受信信号伝送システムによれば、受信端
末9への受信信号の伝送経路を極めて容易に変更若しく
は追加することができ、各加入者宅では、受信端末9の
移動、追加等を極めて容易に行うことができる。
【0072】また、本実施例では、第2再送信装置30
が第2周波数に周波数変換する放送信号を1チャンネル
とし、その放送種別や放送チャンネルを表す指令コード
を、リモコン装置60から第2再送信装置30及び受信
装置40に送信すれば、第2再送信装置30が、第1信
号の中から、指令コードによって特定される所定周波数
及び所定帯域幅の放送信号のみを選択的に第2信号に周
波数変換し、受信装置40が、その第2信号の放送種別
に対応した復調回路を用いて、音声信号及び映像信号を
自動で復調するようにされている。このため、使用者
は、リモコン操作を行うだけで、極めて簡単に所望の放
送信号を視聴若しくは記録することができる。
【0073】また更に、本実施例では、第2再送信装置
30において、第1信号に含まれる各種放送信号の内、
リモコン装置60から指定された特定放送、特定チャン
ネルの放送信号のみを第2信号に周波数変換するため
に、周波数変換後の信号を通過させるBPFに、通過周
波数帯域外で不要な信号を充分減衰させることのできな
いチューナブルフィルタを使用しているが、周波数変換
は、2つの周波数変換回路32、34を用いて、段階的
に行うようにしているので、周波数変換後の第2信号に
不要な信号が重畳されるのを防止し、受信装置40側で
の復調動作に影響を与えることはない。
【0074】尚、本実施例においては、第1再送信装置
20内の局部発振器22、ミキサ24、HPF26が本
発明の第1周波数変換手段に相当し、第2再送信装置3
0内の2つの周波数変換回路32、34が本発明の第2
周波数変換手段に相当し、第2再送信装置30内の制御
回路38が本発明の変換対象周波数設定手段に相当し、
受信装置40内の周波数変換回路42が、本発明の第3
周波数変換手段に相当し、受信装置40内の3つの復調
回路48〜50が、本発明の復調手段に相当し、受信装
置40内の制御回路58が本発明の切換手段に相当す
る。
【0075】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を採ることができる。例えば、上記実施例で
は、第2再送信装置30において、第1信号に含まれる
放送信号の1チャンネル分のみを第2信号に周波数変換
するものとして説明したが、第2再送信装置30が周波
数変換する第1信号の周波数及びその帯域幅は、必ずし
も放送信号1チャンネル分に制限する必要はなく、放送
信号複数チャンネル分を周波数変換するようにしてもよ
い。
【0076】また、上記実施例では、第1再送信装置2
0には、各種放送受信アンテナ2〜8からの受信信号が
混合器12を介して直接入力されるものとして説明した
が、例えば、その地域のCATVシステムで伝送されて
いる下り信号(つまりCATVシステム側の各種放送受
信アンテナからの受信信号)を、第1再送信装置20に
入力するようにしても、上記実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0077】そして、この場合、CATVシステムの伝
送線から分岐器等を介して適宜伝送線を分岐させ、その
末端に、夫々、第1再送信装置20を接続して、第1再
送新装置20周囲の加入者宅に第2再送信装置30及び
受信装置40を設置するようにすれば、CATVシステ
ム加入者への受信信号の配信を極めて簡単に行うことが
できるようになる。
【0078】また、上記実施例では、第1再送信装置2
0から再送信する第1信号の周波数は60GHz帯、第
2再送信装置30から再送信する第2信号の周波数は
2.4GHz帯としたが、これら各信号の周波数は適宜
変更して実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の受信信号伝送システムの概略構成を
表す説明図である。
【図2】 第1再送信装置の構成を表すブロック図であ
る。
【図3】 第2再送信装置の構成を表すブロック図であ
る。
【図4】 第2再送信装置の制御回路にて実行される制
御処理を表すフローチャートである。
【図5】 受信装置の構成を表すブロック図である。
【図6】 受信装置の制御回路にて実行される制御処理
を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…VHFアンテナ、4…UHFアンテナ、6…BSア
ンテナ、8…CSアンテナ、9…受信端末、10…ヘッ
ドエンド装置、12…混合器、20…第1再送信装置、
20t…第1送信アンテナ、22…局部発振器、24…
ミキサ、26…HPF、28…増幅回路、30…第2再
送信装置、30r…第2受信アンテナ、30s…分配
器、30t…第2送信アンテナ、32…周波数変換回
路、32a…可変周波数発振器、32b…ミキサ、32
d…PLL回路、32c…BPF、34…周波数変換回
路、34a…可変周波数発振器、34b…ミキサ、34
c…BPF、34d…PLL回路、36…増幅回路、3
7…局部発振器、38…制御回路、39…リモコン受信
部、40…受信装置、40r…第3受信アンテナ、42
…周波数変換回路、42a…可変周波数発振器、42b
…ミキサ、42c…LPF、42d…PLL回路、43
…局部発振器、44…増幅回路、46…分配回路、48
…地上波放送復調回路、49…BS放送復調回路、50
…CS放送復調回路、52…出力選択回路、58…制御
回路、59…リモコン受信部、60…リモコン装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C064 BA01 BB05 BC11 BC16 BC20 BD08 5K067 AA34 DD51 EE06 EE12 EE34 FF02 FF23 FF25 5K072 AA30 BB04 BB14 BB27 CC32 DD16 DD17 GG01 GG14

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビ放送を含む放送電波を受信する第
    1受信アンテナから伝送線を介して入力される受信信号
    の全周波数帯域を、該受信信号よりも周波数の高い第1
    信号に周波数変換し、該周波数変換後の第1信号を第1
    送信アンテナから再送信させる第1再送信装置と、 前記第1送信アンテナからの送信電波を受信する第2受
    信アンテナを備え、該第2受信アンテナが受信した前記
    第1信号の内、所定周波数帯域の信号を、前記第1信号
    よりも周波数が低い第2信号に周波数変換し、該周波数
    変換後の第2信号を第2送信アンテナから再送信させる
    第2再送信装置と、 前記第2送信アンテナからの送信電波を受信する第3受
    信アンテナを備え、該第3受信アンテナが受信した前記
    第2信号に含まれる放送信号を復調し、外部の再生装置
    若しくは記録装置に供給する受信装置と、 を備えたことを特徴とする受信信号伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記第2再送信装置は、周波数変換の対
    象となる前記第1信号の周波数帯域を外部から設定可能
    に構成されたことを特徴とする請求項1記載の受信信号
    伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記第2再送信装置が周波数変換する前
    記第1信号の周波数帯域を外部から指定するためのリモ
    ートコントロール装置を備えたことを特徴とする請求項
    2記載の受信信号伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記伝送線を介して前記第1再送信装置
    に入力される受信信号は、変調方式の異なる複数種類の
    放送電波を受信した受信信号からなり、 前記第2再送信装置は、周波数変換の対象となる前記第
    1信号の周波数及び帯域幅を外部から設定可能に構成さ
    れ、 前記受信装置は、変調方式の異なる複数種類の放送信号
    を各々復調する複数の復調手段を備え、前記放送信号を
    復調するのに用いる復調手段を外部から指定された放送
    信号の種類に応じて切り換えることを特徴とする請求項
    1記載の受信信号伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記第2再送信装置が周波数変換する前
    記第1信号の周波数及び帯域幅と、前記受信装置が前記
    第2信号から復調する放送信号の種類とを、夫々、指定
    するためのリモートコントロール装置を備えたことを請
    求項4記載の受信信号伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記伝送線を介して前記第1再送信装置
    に入力される受信信号は、地上局からの放送電波の受信
    信号及び人工衛星からの放送電波の受信信号を含み、 前記第1再送信装置にて周波数変換され、前記第1送信
    アンテナから再送信される前記第1信号の周波数は60
    GHz帯であり、 前記第2再送信装置にて周波数変換され、前記第2送信
    アンテナから再送信される前記第2信号の周波数は2.
    4GHz帯であることを特徴とする請求項1〜請求項5
    何れか記載の受信信号伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記第1受信アンテナとして、変調方式
    の異なる複数種類の放送電波を各々受信する複数の受信
    アンテナを備えると共に、 該複数の受信アンテナからの受信信号を混合して前記第
    1再送信装置に入力する混合器を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜請求項6何れか記載の受信信号伝送システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記第2再送信装置及び前記受信装置
    は、各々異なる場所に複数設置され、前記第1再送信装
    置は、前記複数の第2再送信装置に前記第1信号を配信
    することを特徴とする請求項1〜請求項7何れか記載の
    受信信号伝送システム。
  9. 【請求項9】 前記複数の第2再送信装置の一部は、共
    通の第2受信アンテナを備え、該第2受信アンテナから
    各第2再送信装置には前記第1信号が分配器を介して入
    力されることを特徴とする請求項8記載の受信信号伝送
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項9何れか記載の受信
    信号伝送システムにおいて前記第1再送信装置として使
    用される再送信装置であって、 前記受信手段から伝送線を介して入力される受信信号の
    全周波数帯域を、該受信信号よりも周波数の高い第1信
    号に周波数変換する第1周波数変換手段を備え、該第1
    周波数変換手段にて周波数変換された前記第1信号を、
    第1送信アンテナから再送信させることを特徴とする再
    送信装置。
  11. 【請求項11】 前記第1周波数変換手段は、前記受信
    信号を60GHz帯の第1信号に周波数変換することを
    特徴とする請求項10記載の再送信装置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜請求項9何れか記載の受信
    信号伝送システムにおいて前記第2再送信装置として使
    用される再送信装置であって、 前記第2受信アンテナから入力される第1信号の内、所
    定周波数帯域の信号を、該第1信号よりも周波数が低い
    第2信号に周波数変換する第2周波数変換手段を備え、
    該第2周波数変換手段にて周波数変換された第2信号
    を、第2送信アンテナから再送信させることを特徴とす
    る再送信装置。
  13. 【請求項13】 前記第2周波数変換手段が周波数変換
    する前記第1信号の周波数帯域若しくは周波数と帯域幅
    を、外部からの指令に従い設定する変換対象周波数設定
    手段を備えたことを特徴とする請求項12記載の再送信
    装置。
  14. 【請求項14】 前記変換対象周波数設定手段は、外部
    のリモートコントロール装置から送信されてくる指令信
    号を受信する指令信号受信手段を備え、該指令信号に従
    い、前記第2周波数変換手段が周波数変換する前記第1
    信号の周波数帯域若しくは周波数と帯域幅を設定するこ
    と、 を特徴とする請求項13記載の再送信装置。
  15. 【請求項15】 前記第2周波数変換手段は、前記第2
    受信アンテナから入力される第1信号の内、所定周波数
    帯域の信号を、該第1信号よりも周波数が低く前記第2
    信号よりも周波数が高い中間周波信号に周波数変換し、
    該中間周波信号を更に周波数変換することで、前記所定
    周波数帯域の信号を前記第2信号に変換することを特徴
    とする請求項13又は請求項14記載の再送信装置。
  16. 【請求項16】 前記第2周波数変換手段は、前記所定
    周波数帯域の信号を2.4GHz帯の第2信号に周波数
    変換することを特徴とする請求項12〜請求項15何れ
    か記載の再送信装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜請求項9何れか記載の受信
    信号伝送システムにおいて使用される受信装置であっ
    て、 前記第3受信アンテナから入力される第2信号に含まれ
    る所定の放送信号をベースバンドに周波数変換する第3
    周波数変換手段と、 該第3周波数変換手段にてベースバンドに変換された放
    送信号から該放送信号に含まれる音声信号若しくは音声
    信号と映像信号を復調する復調手段と、 を備え、該復調手段にて復調された信号を外部の再生装
    置若しくは記録装置に供給することを特徴とする受信装
    置。
  18. 【請求項18】 復調すべき放送信号の種類に対応して
    前記復調手段を複数備えると共に、 前記放送信号を復調するのに用いる復調手段を、外部か
    ら指定された放送信号の種類に応じて切り換える切換手
    段を備えたことを特徴とする請求項17記載の受信装
    置。
  19. 【請求項19】 前記切換手段は、外部のリモートコン
    トロール装置から無線送信されてくる指令信号を受信す
    る指令信号受信手段を備え、該指令信号に従い、前記放
    送信号を復調するのに用いる復調手段を切り換えること
    を特徴とする請求項18記載の受信装置。
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